いわき市


いわき市議会とEM


平成14年  2月 定例会 [ 03月07日-05号 ]
◆ 11番(古市三久君)
 質問の第5は四倉町の河川浄化についてです。
 公共下水道のない地区の家庭から出る排水による河川の水質汚染は境川、蜆川に限らず、市全体の大きな問題になっています。蛭田川の汚染も深刻のようです。四倉町では、2つの川の水質浄化に市民が立ち上がり、大きな成果を上げています。河川をきれいにする運動は、平成11年度の遊泳期間中、水質調査結果が四倉海水浴場のみが水質Bであったことから取り組み始めたとのことです。この運動のキーポイントはEM、有効微生物群の活用です。平成12年からEMを境川、蜆川両河川に投入、水切り袋の全戸配布、米のとぎ汁にEMを入れた発酵液の作成と処理を計画的に実施してきました。
 その結果、糞便性大腸菌群数は平成10年度 100ミリリットル中 250個、平成11年度 200個あったものが平成12年度は51個と飛躍的に減少しました。BOD、CODの数値はそれほど改善が見られなかったものの、透明度、ウナギ、ボラの稚魚の遡上が確認されるなどの成果が上がっています。
 そこでお尋ねをいたします。
 1点目、四倉町の活動は全国的にも注目され、1月末、幕張メッセで開催された自治体活力フェアにおいても報告されました。さらに、2月9日には河川をきれいにする運動実行委員会が比嘉教授を迎えて文化センターにおいて成果発表会、講演会を開催しました。市はEMを使用した河川浄化の効果についてどのように把握をしているのでしょうか。
 2点目、蛭田川を初め、河川は水質汚染が著しい現状にあります。四倉町の効果を評価するなら、他の河川にも実施をしてはいかがでしょうか。
 3点目、EMは全国の自治体でそれぞれのテーマで使用され、成果が上がっています。環境を改善するコストも他に比較して極めて安価です。福井県宮崎村では下水処理や生ごみ処理を行っています。山口県大島郡環境衛生組合は悪臭の改善、盛岡市下水道部は汚泥の堆肥化に大きな成果を上げています。しかし、本市はEMに対して極めて排他的です。その理由は宗教関係と裁判を挙げています。この宗教名は何というものなのでしょうか。教義の内容と問題点はどのようなものなのでしょうか、お伺いをいたします。

◎環境部長(志賀哲也君) 〔登壇〕お答えいたします。
 初めに、四倉町河川浄化についてのうち、EMによる河川浄化の効果及び他河川への拡大についてのおただしでありますが、一括して答弁申し上げます。
 四倉町の河川をきれいにする運動実行委員会では、境川の水質改善のため、平成12年2月からEM菌の投入を行っております。また、本市では、境川の水質調査を平成7年度から年4回実施しておりますが、水質汚濁の指標でありますBODの濃度は、平成9年度以降、現在までおおむね横ばいの状況にあります。
 さらに、国や県などの公的機関においてもEM菌による水質浄化の効果を立証するような報告が示されていないことから、本市といたしましては、現段階で市内他河川へのEM菌投入を検討する状況にはないものと考えております。
 次に、EMと関係する宗教名及びその教義の内容と問題点についてのおただしでありますが、一括して答弁申し上げます。
 EM菌に係る宗教団体の名称や教義の内容につきましては、マスコミ等で種々報道されておりますが、宗教に関する問題につきましては、憲法に規定されている信教の自由に抵触するおそれもあり、行政に携わる者として論ずる立場にはないと考えておりますので御理解を願います。

  • 最終更新:2013-11-22 05:41:36

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