ひたちなか市

ひたちなか市議会とEM

平成 6年第 2回12月定例会

◆1番(二平基代枝君)

 それから、3番目の問題としては、生ごみの処理の問題についてお伺いをいたします。生ごみの処理については現在コンポスト補助が実施されておりますが、この間、EM菌の活用を活発化する自治体や、あるいは電動の生ごみ処理機に補助を出す自治体も全国的に出ております。EM菌の活用についての検討はどうなっていますでしょうか。さらに、電動の生ごみ処理機はこの間東海村の保育所で一部モデル的な導入がなされておりますが、市内の公共施設にも試験的に導入してみてはどうかというふうに思いますが、考え方についてお伺いをいたします。

◎環境生活部長(岡野金蔵君)

 次に、生ごみ処理についてのお尋ねでございますが、家庭での生ごみを資源化するためには、自家処理ができるよう、引き続きまして生ごみ処理容器購入費の助成をするとともに、新たに住居状況に合わせた堆肥化容器の普及と助成を検討してまいりたいというふうに思います。

平成 7年第 2回 3月定例会

◆1番(二平基代枝君)

 4点目は、ごみの有料化についてお伺いをいたします。
 ふえ続けるごみを減らすためとし、全国各地でごみ袋の指定、有料化が進められております。ごみの発生源を規制する国の抜本的対策抜きのそのツケをすべて自治体の責任に押しつけてきたその結果がこのごみの有料化であり、今度はその責任を自治体から末端の消費者への転嫁であります。93年の6月に全国市長会の有料化政策提言が、7月には環境庁の有料化の有効性を示した中間報告が、そして9月には厚生省の有料化導入の報告書が出され、それに呼応するように勝田市でも、10月ごみ袋指定有料化の審議会への諮問、そして11月には審議会の答申を受けて有料化の方向を打ち出したのであります。そして、いよいよ市はこの4月から旧勝田市域においてごみ袋の指定、従量制による有料化の試行と実施をするということであります。
 ごみ袋の有料化の目的としては、減量、資源ごみ再利用の促進、危険物混入の防止、分別の徹底というふうになっております。透明化の目的とする危険物の混入防止や、あるいは作業上の安全性確保などにつきましては十分理解をするものですが、しかし有料化の目的とする減量化については異を唱えるものであります。私は、この間、ごみ袋の有料化だけではごみは減らない、生産者つまり商品をつくり売る側の責任を明確化し、徹底した分別回収、収集体制を確立しなければ減量は成功しないと言い続けてまいりました。なぜなら、有料化でごみを減らしたとして全国に名をはせた自治体が、その後数年を経て再びごみ増量へ転じているからであります。ごみ袋の有料化は一時的ショック療法にすぎないということであります。私は、せめて売り手である大型店などへの指導や要請、また自治体のごみ分別収集体制の確立を進め、そのほかEM菌の活用やペットボトルの回収、フロンの回収など、さまざまな提言をこの間行ってまいっております。
 そこで、まず、発生源対策について再度伺わせていただきたいと思います。これだけごみ問題が言われ、各自治体が苦慮しているにもかかわらず、相も変わらず大量生産、大量消費の悪循環は断ち切れず、生産側の責任も明確になっておりません。ごみはつくられ続け、売られ続けております。ごみを減らすには、この生産、販売のところでまず手を打つことがどうしても必要です。市内でいえば、特に大型店が次々市内に進出している状況の中で、販売者としての責任が十分果たされているのかどうか、行政の指導や要請が十分行われているのかどうか、そのことが点検されなければならないと思います。しかし、トレーや缶のデポジット実施さえも依然一部のみの実施であります。12月議会では、このことについて市は、クリーン条例や減量化計画をつくって対応すると言っておりました。しかし、条例ができなければできないという内容のものではないというふうに思います。売り手側に対しこの間どのように働きかけを行っているのか、具体的にお伺いをいたします。

◎環境生活部長(岡野金蔵君)

 次に、ごみ減量化推進基金の運用についてでございますが、有料分を全額基金に積み立て、資源回収事業の助成、ごみ処理容器等購入助成、集積所管理費助成などにつきましては一般財源と合わせこれら事業の充実資金としてより積極的に活用してまいりたいと考えております。

平成 7年第 3回 6月定例会

◆1番(二平基代枝君)

 次に、減量化対策についてお伺いをいたします。この間私は、ごみ袋の指定、有料化では決してごみは減らない、徹底した資源回収の実施とリサイクルの推進、発生源対策こそ必要であると主張し、ごみ減量化のための提案をしてまいっております。これらの点について再度お伺いをしたいと思います。
(中略)
 3番目は、EM菌の活用の問題です。この生ごみの処理については、日立市は既にモニター制度をつくりまして取り組んでおります。当市は具体的な検討がその後されたのかどうか、お伺いをいたします。

◎市民生活部長(安次男君)

 次に、EM菌の活用、ペットボトル回収、子供会等への補助の見直しはどうなっているかとのお尋ねでございますが、生ごみの処理につきましては、ごみ減量及び堆肥としての利用などを目的に、生ごみ処理容器購入に対して助成をしております。
 EM菌の活用につきましては、先進都市においてモニターにより試行している市がありますが、有機肥料の取引先などの問題もあり、今後他市の状況を調査するとともに、本市において取り組みが可能かどうか十分検討してまいりたいと考えております。

平成 7年第 7回12月定例会

◆17番(綱川正君)

 ただいまごみ袋指定によるごみの有料化が実施されまして2カ月間のデータが出たわけですが、市の目標どおりの成果を上げているというふうにお伺いしまして、執行部の努力に敬意を表する次第であります。ただ、全国的に見ますと、北海道の伊達市、それから島根県の出雲市、滋賀県守山市、県内でも常陸太田市、古河市、水海道市などが実施しているわけですが、この有料化に関しましては実施してから約3年ぐらいは減少に向かうという傾向にあると、しかしその後ふえるということも言われております。他市の点をよく事例を調べながら、改善すべき点は改善して、さらに減量化が推進されますよう努力をお願いしたいわけですが、どういうことに着目しながら今後さらに減量化を進めていくか、その点をもう一度お伺いしておきたいと思います。

◎市民生活部長(安次男君)

 3点目のごみ行政についての再度のご質問でございますが、特に有料化実施後のごみ増加防止対策についてのお尋ねでございますけれども、本市の今後の対策といたしましては、引き続き資源回収の充実、さらにごみの分別、EM菌を含めた生ごみ等の自家処理の推進、さらに事業者に対する減量化指導など、総合的なごみ減量化対策事業を市民と一体となって展開してまいりたいと考えております。

◆10番(二平基代枝君)

 最後の、ごみ問題についてです。
(中略)
 5点目は、来年度の予算編成に当たり、担当課として新しく導入しようと考えておられる減量対策は何かについてお伺いをいたします。私はこの間、一貫してごみ問題を取り上げておりますが、私はこの間に大型店による空き缶等の回収の促進、包装容器の回収の促進、それから取手市で現在実施しておりますペットボトルの回収、あるいはEM菌の活用や子供会の補助金の増額などを求めてまいりました。また環境保全の見地からダイオキシン調査の実施も求めております。来年度の予算編成で具体的にどういう予算を要求しておられるのか、お伺いをしたいと思います。

◎市民生活部長(安次男君)

 5点目の、来年度のごみ減量化対策事業等についてでありますが、まずEM菌による生ごみ堆肥化容器の補助につきましては、早期に実施を考えております。さらに、シルバー人材センターの自主事業としてEMぼかしの製造販売等について現在検討をしていただいているところであります。

平成 8年第 1回 3月定例会

◎市長(清水曻君) 平成8年第1回ひたちなか市議会3月定例会の開会に当たり、ご提案申し上げました議案等の説明に先立ち、市政運営に関する所信の一端を申し上げ、市民並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。


(中略)

 ごみの減量化については、ごみ袋の指定有料化を実施いたしたところであり、ごみ袋の売払手数料を再生資源回収事業における回収補助金の引き上げや子供会資源回収事業補助金の限度額の廃止、ごみ減量化基金の積み立てなど、減量化推進のために活用してまいります。また、牛乳パック回収事業や小中学校における資源回収事業等を引き続き行うとともに、市民のごみ減量化の意識の高揚を図ってまいります。さらに、生ごみ処理容器の購入と新たにEM菌処理容器の購入に対して助成するほか、粗大ごみのより効果的な収集方法、ペットボトルの回収、ごみ減量化行動計画の策定についても検討してまいります。なお、廃棄物不法投棄の未然防止を図るため、パトロールによる監視を引き続き実施してまいります。

◎市長(清水曻君)

 ただいま議題となりました平成8年第1回ひたちなか市議会3月定例会提出議案につきまして、提案の理由をご説明申し上げます。

(中略)

 衛生費につきましては、各種検診、予防接種など市民の健康推進事業費、生活雑排水処理施設整備補助金、自治会及び子供会への再生資源回収補助金、生ごみ処理容器やEM菌処理容器購入費助成、各清掃施設及び衛生施設管理運営経費、ダイオキシン類分析調査委託事業費等を措置しようとするものであります。

◆9番(大和田喜市君)

 それと、同じく款4の衛生費、項5清掃費5目のじんかい処理費の中のごみ減量化推進基金元金積立金1,621万8,000円、これを計上しておりますけど、当初予算の652万9,000円を加えると2,274万7,000円になりますが、この積立金はごみ袋販売の差金だけの計上なのかどうか、それが1点です。
 それで、そのときのごみ袋の販売総数は幾らなのか、これもお願いします。それが2点目です。


◎市民生活部長(安次男君)

 衛生費の中でじんかい処理費のごみ減量化推進基金の積み立てについてのお尋ねでございますけれども、当初計画しておりました枚数よりも123%ほど伸びがございまして、そういった関係の中で、当初4,896万3,000円ほどの見込みをしておりましたけれども、売上金額にいたしまして7,418万円ほどになる見込みになります。したがいまして基金を今回1,621万8,000円ほど増額しようとするものでございまして、枚数にいたしますと、当初の計画見込みは326万4,000枚ほどでございましたけれども、400万6,700枚ほどの売上枚数になったと、そういうことで基金を1,600万円ほど今回増額をしてございます。
 さらにまた8年度のこの基金を活用しての事業の取り組みのことでございますけれども、資源回収にかかわります今現在キロ6円ほどの補助を出しておりますけれども、今回の予算の中でお認めがいただければ、さらにまた若干の金額を上積みをして出していきたいと、さらには先ほど施政方針の中にもございましたように、EM菌の容器の2分の1補助、そういったものに活用していきたいと、このように考えております。

◆9番(大和田喜市君)

 住宅公社の件ですけど、その中で、そうするともう補助金は出ることはないということですか、そこを確認してください。
 それと衛生費の問題は、衛生費のじんかい処理費ですか、それのリサイクルですか、そのやつの6円を上乗せする。事業としては今まであったやつに若干上乗せするということですね。
 それとEM菌、これをいずれにしても当然市としてやるべきところの事業、それをこの2,000万円ですか、こちらの方からお金を出すということですか。

◎市民生活部長(安次男君)

 先ほどお答えしておりますけれども、再度のご質問でございますが、この基金等につきましてはごみ減量化対策の事業といたしまして基金を積み立てているわけでございまして、先ほど申し上げましたように例えば自治会の資源回収の事業だとか、あるいはまたEM菌、いわゆる生ごみの自己処理をしていただいてごみ搬出を少なくしていただくと、そういったものに事業の中で基金を活用して、もちろんこの基金だけでもってその利用ができるわけではございませんので、もちろん一般財源の方も活用しながらあわせてごみ減量化事業に取り組んでいきたいと、そういうことでご説明をしたわけでございます。

◆27番(倉持均尚君)

 次に、ごみ対策についてお伺いをいたします。昨年から進めてまいりましたごみの有料化の問題であります。大変関係者のご協力と市民の方々のご協力によりまして成果を上げているというふうに伺っております。この効果のほどを伺いたかったわけですけれども、先ほど、これは95会の方で質問をし、ご答弁が出ておりますので、理解をいたしました。結構でございます。
 第2点目でありますけれども、この有料化に伴いまして、いわゆる料金の一部をごみ減量化に役立たせるということで、基金の創設をしておりますけれども、この基金、どのように使っていかれる予定であるのか、考え方等についてお伺いしておきたいと存じます。

◎市長(清水曻君)

 次に、生活環境整備につきましては、一般会計の予算規模が縮小した中でも、市民のニーズにこたえるべく生活排水処理施設整備補助金、生活関連道路の整備、低地帯における排水の整備等を引き続き実施するほか、新たにEM菌処理容器等の購入に補助するなど、市民生活に密着した整備に配慮したところでございます。

◎市民生活部長(安次男君)

 第3点目の主要施策についての中から、ごみ対策につきましてお答え申し上げます。
 有料化に伴う料金の一部をどのようなごみ減量化事業に役立たせるのかとのお尋ねでございますけれども、ごみ袋の指定による手数料につきましては、一部をごみ減量化推進基金に積み立て、資源回収事業、生ごみ処理容器購入事業、牛乳パック回収事業、空き缶回収事業、集積所の管理などの助成やその他ごみ減量化対策事業に活用してまいりたいと考えております。
 平成8年度のごみ減量化対策事業につきましては、議会でお認めをいただきました上で、自治会の資源回収事業補助金の引き上げ、子供会の資源回収事業補助金の限度額の廃止、新たにEM菌処理容器の助成、EM菌ぼかし製造用ミキサーの購入、カラス・犬などによるごみ散乱防止のための集積所用ネットや爆発事故防止のための資源回収用スプレー缶穴開け器の購入、那珂湊地域の資源回収事業推進など、ごみ減量化対策推進のために活用してまいりたいと考えております。また牛乳パック回収事業や生ごみ容器の購入に対する助成も引き続き実施をしてまいりたいと考えております。

平成 8年第 4回 9月定例会

◆7番(山中輝夫君)

 次に、生活環境整備についての中で、ごみ行政についてお伺いをいたします。6月の定例会においても同僚議員が質問をいたしましたが、環境問題や施設の能力などから引き続きごみの減量状況についてお伺いをいたします。
 前回の回答では、勝田地域ではごみ有料化を平成7年10月より実施して、8カ月で前年同期比13.6%の減となっており、また那珂湊地域では同じく平成8年1月から実施されており、5カ月で15%の減となっておるということです。当局の取り組みについて高く評価するものでございます。引き続きまして現在までのごみ減量状況についてお伺いをいたします。
 次に、ごみ有料化はごみ減量化の絶対条件ではなく、市民意識の高揚のための1つの必要条件であると考えます。総合的な施策でごみの減量化を図っていく必要があると考えます。そういう意味において資源回収量が前年同期比で206%と増加をしていることは意義高いものであり、また回収ステーションについても、総論賛成各論反対という状況の中で、少しずつではありますが、増加をしてきております。執行部のご努力に感謝をするものです。そこで資源回収ステーションについてお伺いをいたします。旧勝田地域においては現在のところ目標500カ所に対し301カ所、旧那珂湊地域においては今年度の目標50カ所に対して現在のところ43カ所とのことですが、那珂湊地区の目標値と両地区の今後の取り組みについてお伺いをいたします。
 また、ごみの減量化対策として、ごみ袋の有料化や資源回収の充実とともに、ごみの分別、EM菌を含めた生ごみなどの自家処理の推進、事業者に対する減量化指導などがありますが、特にEM菌を含めた生ごみなどの自家処理がどのような状況になっているのか、お伺いをいたします。
 また、シルバー人材センターの自主事業として廉価なEMぼかしの製造販売などについて検討中とのことですが、その後の状況はどうなっているでしょうか。そして今後さらなるごみ減量に向けての施策をごみ減量化行動計画の策定とあわせお伺いをいたします。

◎市民生活部長(安次男君)

 次に、生ごみ処理容器による自家処理につきましては、単に生ごみの減量化だけではなく、堆肥として家庭菜園などにも利用できることから、ごみの減量化と資源化を促進する施策の1つとして従来より助成を行っております。助成数は現在までに約2,300世帯に上り、さらに今年度からはEMぼかしによる密閉型発酵容器についても助成を開始いたしまして、8月現在で160世帯に助成したところであります。今後も引き続きごみの減量化と資源化を図るため、可燃ごみの約3割を占め一世帯当たりの年間排出量が約300キログラムにもなる生ごみの自家処理をなお一層推進してまいりたいと考えております。
 次に、EMぼかしの製造販売についての取り扱いでありますが、現在シルバー人材センターにおきまして、手法及び人員の調整など、その体制づくりについて検討していただいているところでございます。

平成 9年第 2回 3月定例会

◎市長(清水曻君)

 ごみの減量化については、ごみ袋の指定有料化を実施したところ13%の減量を達成いたしました。このごみ袋の収集等手数料については、再生資源回収事業における回収補助金の引き上げや子ども会資源回収事業への補助金、ごみ減量化基金の積立など、減量化推進のために活用してまいります。さらに、ごみの減量化を推進するために、市民意識の高揚を図るとともに、牛乳パック回収事業や小中学校における資源回収事業等を引き続き行ってまいります。また、生ごみ処理容器、EM菌処理容器の購入に対して助成するほか、新たに粗大ごみのリクエスト収集、ペットボトルの分別回収に取り組んでまいります。なお、廃棄物不法投棄の未然防止を図るため、パトロール体制を強化し、監視を引き続き実施してまいります。

◎市長(清水曻君)

平成9年第2回ひたちなか市議会3月定例会に当たり、提出議案につきまして、概要をご説明申し上げます。

(中略)

 衛生費につきましては、各種検診、予防接種など市民の健康推進事業費、在宅精神障害者共同作業訓練所の運営及び整備助成、生活雑排水処理施設整備補助金、ペットボトル回収業務経費、粗大ごみリクエスト戸別収集業務経費、自治会及び子ども会への再生資源回収補助金、生ごみ処理容器やEM菌処理容器購入費助成、各清掃施設及び衛生施設管理運営経費等を措置しようとするものであります。

平成 9年第 4回 9月定例会

◆19番(山口慎吾君)

 2つとして、本市において生ごみの回収はごみ全体量の二、三十%に相当するであろうと聞いております。ただいま野木資源センターの堆肥化施設の例をお示ししましたが、このような事例は全国各地でも多く採用されております。本市においてもこのようなシステムをとれないものかどうか、お尋ねいたします。

◎市民生活部長(黒澤幸夫君)

 次に、2点目の、生ごみの回収及び処理方法についてのお尋ねでございますが、生ごみの堆肥化につきましては、生ごみの減量化と家庭菜園などの堆肥の活用を目的に、平成4年から今年8月末現在でコンポスト容器は2,331基、EM密閉発酵容器は8年度から開始し440基を助成しているところでございます。生ごみの収集処理につきましては、排出、処理、利用、先進都市の状況など、さまざまな視点から検討しなければならないと考えております。ひたちなか市のごみの減量・資源化を踏まえた中で調査研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

平成10年第 1回 3月定例会

◎市長(清水曻君)

 ただいま議題となりました提出議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。

(中略)

 衛生費につきましては、各種検診、予防接種など市民の健康推進事業費、県立医療大学と生涯保健センターをテレビ会議システムネットワークで結び機能回復訓練等を行うための器具購入経費等、在宅精神障害者共同作業訓練所の運営助成、社会福祉法人が建設する精神障害者社会復帰施設建設補助金、生活雑排水処理施設整備補助金、粗大ごみリクエスト戸別収集業務経費、自治会及び子ども会への再生資源回収補助金、生ごみ処理容器、EM菌処理容器及び電動処理容器購入費助成、各清掃施設及び衛生施設管理運営経費等を措置しようとするものであります。

◆19番(山口慎吾君)

 次に、循環型社会づくりについて質問いたします。
 私はダイオキシン対策の大きな方策としてごみの減量化、ダイオキシン対策の促進、あるいは土壌環境の改善を目指す意味からも生ゴミの堆肥化を進めるべきと思います。その観点に立ちまして次の質問を行います。
 可燃ごみ量は、平成8年度で5万5,137トン、その費用として13億4,440万円がかかっております。その中の生ごみの量はおおよそどの程度入っていると見られるのかお示しいただきたいと思います。かなりの量が入っていると思われますが、その減量化対策の一つとしてコンポスト容器、EM菌処理容器に加えて、10年度から電動処理器の購入に際しても2分の1を補助するとされたことに対しましては心から敬意を表するものであります。それらの容器、あるは処理器により処理される生ごみの量と可燃ごみとして混入している生ごみの量を比較して見たときに、遠く及ばないことも現実ではないでしょうか。私は栃木県茂木町の生ごみ分別収集による堆肥化事業の例を昨年9月の定例会でも申し上げましたが、その他山形県長井市を初め全国各地でこのような事業は進められております。そこで次の点についての調査も必要ではないかと思いまして質問をさせていただきます。
 農家のリサイクル堆肥の必要度を調査されたらいかがかと思いますが、いかがでしょうか。また、有機農産物を生産している農家は、ひたちなか市の中において何軒程度あるのかお示しいただきたいと思います。また、学校給食等公共施設における生ごみの処理方法は現在どのようにされているのかお聞きいたします。

平成18年第 4回12月定例会

◆4番(高崎修一議員)

 次に、2点目は、大島池の浄化及び周辺の整備についてであります。大島公園の中にある大島池・ため池の浄化についてでありますが、子供たちの遊び場や市民の憩いの場として親しまれているため池も、さまざまな課題を投げかけています。大島池は、雨水の調整的役割や、市にとって唯一のハクチョウが毎年数十羽飛来している貴重な池でもありますし、景観や自然環境を保ちながら市民との共存共栄のため池であると考えます。しかしながら、ここ数年来、鳥やペットなどのふんの混入やごみの廃棄等でアオコが発生するなど、そのまま放っておいてはだめ池になってしまいます。そのためにはこの池の抜本的改善が必要であり、地域の方のご協力をいただき周辺整備をすることや排水計画などをしっかりしていく必要があります。市では、周辺整備としてフェンスや護岸整備などこれまで取り組んでこられたことには感謝を申し上げますが、市民と協働で取り組んでいくことが大事であり、市長の目指すところでもあると思います。
 そこでお伺いしますが、循環型になれば自然と浄化されきれいなため池になっていくと思います。そのための池の浄化計画及び周辺の整備についてどのように考えているのか、お伺いします。

◎澤畠雄也 都市整備部長

 2点目の、大島公園内の大島池の浄化計画及び周辺の整備についてのお尋ねですが、浄化手法につきましては、汚泥のしゅんせつや循環ろ過による水質浄化、EM菌や水生植物による水質浄化等の方法が考えられます。循環ろ過方式は、施設整備と浮遊物の除去にかかわるメンテナンスが継続的に生じますし、EM菌については、確実な水質浄化の効果が明確に示されてなく、水生植物については、浄化能力がすぐれているものの、大量の余剰植物体を発生しますので、その処分をどのようにするかなどの問題を抱えております。このほかにも希釈、水の入れかえが考えられますが、恒久的方策ではなく一時的なものでありますので、水質浄化の先進事例を調査するとともに、広く市民の皆様からアイデアを募るなどして協働により水質改善に取り組んでいきたいと考えております。


  • 最終更新:2014-05-11 05:46:40

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