三重県(1)

三重県議会とEM(その1)


平成 6年第1回 3月定例会

◆ 47番(岩名秀樹君)
 次に、ごみ発電についてお尋ねをいたします。
(中略)
 最後に申し上げたいことは、今日、生ごみは貴重な農業肥料として活用される時代を迎えており、四日市でも、有効微生物群EM菌による発酵分解によって、生ごみが立派な肥料となり、花づくりや自家菜園の野菜づくりに生かされています。岐阜県の可児市でもこの手法をごみ行政に取り入れ、減量化が進み、生ごみが15%も減量されたということが報告をされており、今後、生ごみの減量化も、さまざまな方法で市町村が工夫をしていくものと思われるのであります。こうした状況の中で、ごみ発電は一考を要することを申し上げ、再考を促すものであります。企業庁長の御所見をお伺いしたいと思います。


◎ 企業庁長(水原恒士君)
 それから、EMボカシについてありましたが、確かに、これも一つのごみ減量化の一環でありまして、非常に私ども評価しておりますが、こういうものと並行しながら、RDF発電をやりたいという発想でございますので、御理解を賜りたいと思います。

◆ 30番(乙部一巳君)
 ある食堂に、この輸入米を使ってくださいということがあって試食をしたところが、臭くて食べられなかったと言ったら、この薬をちょっと落として炊いてください、そしたらにおいが消えますと、こういうことでありますし、今、日本の米には、そういうことは余りやっておりませんけれども、外国産の米には、何か味のいいものを入れて、わからないようにして販売をしているという、食品添加物の問題も今大きくクローズアップをされてきているようでございます。

 そんなことを考えますと、私たちは本当にこれでいいんだろうかな、そして今、別の最近出た本でございますけれども、今EMの話が岩名先生からもきょう壇上で出ましたけれども、その本の著者も言っておりますが、最近、医学がこれだけ発展をして、そして、どんどん研究がされていけば病気はなくなるはずなんだと。それが病気がなくならないというのはなぜなんだろう。それは人間が、環境が悪くなって、いろいろのものが人間の体に入っていくからだ、そんなようなことが書いてありました。医療産業というのは衰退して普通なんだけれども、それが衰退しない原因というのは何だろうということが、率直にその本にも書かれておりました。私も1行読んで、ああ、本当にそうだなというふうに実は思ったわけでございますけれども、そういうふうに食品添加物なり残留農薬の問題等々をもっと消費者に公表をして、そして、これでどうでしょうかということをはっきり言ってもらわないと、私たちは、半信半疑の中で主食である米を食べなければならない。


◆ 2番(藤田正美君)
 次は、ちょっと違った角度から、目に見えない、または見えにくいものについて質問に入らせていただきたいと思います。
 昨年は冷夏、長雨により、また一部台風の影響もあって、特に農業分野においては大打撃を受け、稲作国家の日本も米の緊急輸入をせざるを得ない事態に陥ったことは、皆様の記憶にも新しいところでございます。事が日本の農業と国民生活の基盤とも言える米の問題であったために、ただ農業分野の話だけにとどまらず、ほとんど毎日ニュースの材料として各家庭に流されておりました。
 その一方では、あるニュース番組の中で、東北のある農家が、付近の壊滅的な田んぼをしり目に、特殊な農業技術で例年どおりの収穫をおさめたという報道もありました。

 これは微生物を有効的に利用する方法で、この微生物の有効利用法の中には、筑波大学応用生物化学の橘先生が農林水産技術会議で発表されました電子農法や、島本微生物農法や、4日の一般質問の際に、岩名先生と乙部先生が紹介された、琉球大学の比嘉先生が開発されたEM技術や、また、京都大学の小林達治先生の光合成細菌、また、帯広畜産大学の中野益男先生の有用古代微生物群の研究を初め、民間の商品化されたものも含め、数多くの微生物法がありまして、それらの組み合わせによって、さまざまな問題を解決する方法が試みられているようです。
 それでは、なぜこの微生物が大切なのかといいますと、大体1さじ1杯の土に、目に見えない微生物が地球上の総人口に匹敵する50億ほどもすんでいて、それが相互に関係しながら作物へもさまざまな影響を与えていることがわかってきたからでございます。
 考えてみますと、古くから蘇生型の微生物は、皆様よく御承知の乳酸菌、酵母菌、こうじ菌、ビフイダス菌など、実際に利用されてきたものですし、これまでも食糧や医療や環境などで有用されてまいりました。何より人間の腸内には、1列に並べると地球の周囲を2周以上するほど微生物がすみついているようです。ただ、余りにも小さ過ぎて、ふだん気にすることが少なかったために、利用機会が著しく少なかったのだと思われます。

 ただし、これら有用微生物は、現在の技術が完璧なものとは言い切れないかもしれませんが、こういうものはあくまでも実証を交えながら、よりよい技術を開発すべきもので、最高の技術が完成するまでは、その万が一あり得ないとは言えない危険度も加味しながら実地で試していかないと、なかなかこういう目に見えない分野だけに、証明しにくいものだと思います。
 さて、これら現実に発表された効果においても、収量を上げながらも、人体に非常に有害とされる農薬などを大幅に減らした農林業の実現や、川や海のヘドロの浄化、また、畜産業の悪臭対策や生ごみの減量化、また、ある本によりますと、湾岸戦争の際の流出原油さえも分解できるということでございます。さらに、実証されたものかどうかは私は確認しておりませんが、医療や環境においても飛躍的に革新できる可能性があるとのことです。本当に近い将来が楽しみでございます。
 さて、この微生物というのとは別で、今何かと話題になるものの一つに、フィトンチッドという物質がございます。森林浴の有効成分というとわかりやすいかと思われますが、簡単に言いますと、病害虫の攻撃から走って逃げることのできない大地に根を張った植物が、自分の身を守るためにみずから発散する物質だそうです。聞くところによりますと、トドマツやヒノキを筆頭として、針葉樹に特にその力が強いとのことです。
 これが逆に、人間に対しては、有害菌の殺菌やリラックス効果などとして有用であるということで、昔あったヒノキを初めとする木のふろなどは、日本人が昔からおふろで一日の汗や汚れを落としていただけではなく、木の温かみや優しい香りで疲れをとって、リラックスするすべを本当に知っていたのかもしれません。
 また最近では、ほとんど目立たなくなったお香も、さまざまな病気の効果的な治療法であったと言われ、現在でもアロマテラピーとして見直されています。
 また今でも、特に私たちの身近なものには、さまざまなフィトンチッドが利用されております。皆さんが刺身を食べるときに必ず横について出てくる、また、すしのネタと御飯の間にさりげなく隠されているワサビの殺菌力や、風邪を引いたときの民間療法の一つである、ショウガの持つ、体を温めて体の抵抗力をつけてくれる効果など、それはワサビやショウガの持つフィトンチッドの効果なのだそうです。つまり、私たちはそれが何か知ることはなくとも、それらの持つフィトンチッドの恩恵を、日常生活の中において常に受けていたということになります。
 さて、三、四年ほど前から林野庁においても、その研究を本格的に始めておりまして、つい先日も三重大学で特別講演をお聞きしたばかりですが、このフィトンチッドは、主に樹木の葉や枝から発散され、制がん、整腸など、今まで以上にさまざまな効果を持つことがわかってまいりましたし、安定供給体制を整備し、薬品や食品などの分野で利用範囲を広げるのをねらいとし、同時に、林業の振興へ寄与することを期待しておりまして、この人体の活動を活性化する効果があるフィトンチッドは、これまでにも数百種類も発見されているそうです。
 現在、複数の企業とのタイアップも図りながら、一部ではその応用がこのように――(資料を示す)――もう既に販売されております。森林資源の豊富な我が県といたしましても、非常にそれらの研究に興味と期待を持っているところでございます。
 これまで、森林の存在価値といたしましては、目に見える経済効果以外にも、大雨の中でも、その保水力をもって都市部を水害から守ってくれましたし、森の中に入ると強い風を防いだり、外からの騒音を無数の木の葉が和らげてくれたり、また、その静けさと穏やかな緑が人間に安らぎを与えてくれました。排気ガスやほこりから空気の浄化をしてくれたり、さまざまなよい環境を人間に与えてくれていることがわかっておりました。しかしここへ来て、人間の健康にもっともっと有用であることが実証されつつあります。
 こうして見てまいりますと、現在は目の前に形として認識しやすいものから、目に見えずとも、その大きな有用性を日常の生活の中に最大限に生かすことを前提とした着目も、非常に大事なことになってきたような気がいたします。私も、各地の実践地を多少見てまいりましたが、今後もますます応用範囲が広がりますものと思いました。
 ただし、微生物にしろフィトンチッドにしろ、またそれらに類似するものも含めまして、私が確認してきたものはそのほんの一部でございます。場合によっては、その効果がはっきりわからなかったような実験もあるようでございます。しかし、未知のものも含めまして、目に見えない、また、目に見えにくいものは、非常にその有用性を広く活用することが難しいことですし、まず、先端の情報がたくさん集まる行政側が、その情報の分析と研究を早急に行い、よい結果が出れば住民に広く知らしめ、また、悪い結果が出たらその危険度も早く教えてやる、それが行政の信頼ではないかと思う次第でございます。
 そこで、時間の関係もありまして、四、五点に限りまして、とりあえずお聞きしたいと思います。
 今、環境保全型農業という言葉が一種のブームとなってきておりますが、これなど環境だけでなく、できた作物も、人の健康にも基本的によいものができる可能性があると期待が持てますし、フィールドテストはいろいろやっていただきたいと思いますが、例えば、今県下にある休耕田などを利用して行えば、本当に意義あることだと思いますが、農林水産部長の御所見をお伺いしたいと思います。
 次に、畜産農家とその周辺の住民の方々は、特にその悪臭に悩まされているところが多いとお聞きしております。これ等は件数も多いことですし、いろんな種類のものを各畜産家にテストしてもらいながら、臭気物質の測定値などのデータを出すとともに、その分析と各畜産農家へアドバイスを的確にしていただきたいと思いますが、これについても農林水産部長の御所見をお伺いしたいと思います。
 また、県がこれから推進していく「一村一森林(もり)運動」に関してでございますが、中山間地域の森づくりや森林資源は、これまでを見ていてもわかりますように、都市部の住民の参加や応援なしには、なかなかうまくいくものではないと思います。こういうものにフィトンチッドの有用性を広くアピールすることにより、森の持つ価値を認識してもらい、本当に森の存在が重要なのだとわかっていただければ、おのずとそこに足が向きますし、それが森の価値と地域活性化の第一歩となり得ますし、そういうことで林業技術センターでの取り組みも、ぜひ積極的にやっていただきたいと思いますが、農林水産部長の御所見をお伺いいたします。
 沖縄でも、具志川市の図書館で私は実際にそこの排水を飲んでみましたが、まあ飲めるというよりも、節水と節電などの経費の節減として実績を上げておられましたが、三重県も、川の浄化や下水道で応用できる可能性があるような気がいたしますが、土木部長の御所見もお伺いしたいと思います。
 五つ目に、これまでのいろいろな予算というのは、経済効果や人口割などに重点を置いたつけ方が多かったように思いますが、確かに高度成長を支えるためには、その時点においてある程度正しかったでしょうし、それが戦後の復興に大いに力を発揮したものと思います。しかし、一極集中化や公害問題を加速させてしまったのも事実ではないかと思います。
 今後は、経済効果一つとりましても、環境効果なども考慮したヘドニック算出法などの考え方もありますし、まず何よりも三重県の現状に即した評価体制を独自に創造することによって、三重県にもっと有用な活性化施策を取り入れていただきたいと思いますが、知事職務代理者の御所見をお伺いしたいと思います。
 最後に、私といたしましては、今ほど世の中が急激に変わってくることもまれなことだと思っております。そして世の中も、また県民のニーズも、今までとは大きく変わってきております。これらに対応していくには、行政側といたしましても、それらを先取りして研究し、実証し、大いに活用していただきたいと思うわけです。
 それには農林や環境や土木、また、福祉や商工、教育などでも、いろんな利用法が出てくるものと思いますが、まず、それらの部署で情報集めをし、一堂に会して勉強などを行えるようなシステムをつくり、そこで出てきた有力な案を、次には工業技術センターや農業技術センター、また畜産試験場、外郭の環境保全事業団などでテストへ結びつけるようなことを考えていくことをしていってほしいと考えますが、こういう勉強会などのシステムづくりをしていただくことを強く提言したいと思いますが、これについても知事職務代理者の御所見をお伺いしたいと思います。
 今回、私は冒頭に申しましたように、見えないものをテーマに取り組んでまいりましたが、スポーツの問題でも、目に見える大きなものも大事ではありますが、いろいろと調べていくうちに、実は目に見えにくいところにも非常に大事なポイントが隠されているということに気がつきました。それは見えにくかったために、どちらかというとおざなりになってしまいがちであったということだと思います。それらを解決してやることによって、目に見えるものも、今以上に価値あるものとなってくるものであると確信いたしております。
 また、同じく見えないものでも、それらとは別の意味から、目に見えない微生物とか、フィトンチッドなど、これまでの観点を変えて、政治も行政も、まずともに認識をし、今まで以上に人にも地球にも害を与えず、なおかつ経済のパイを変えない。すなわち、活性化につながり得る新事業開発を目指すことを政策に積極的に取り入れることにより、三重県の大きな未来がかかってくると思うからであります。
 もちろん、いきなりそこにいくとは思っているわけではありませんが、90年代を通して確実に、環境問題にしても農業問題にしても、また財政のあり方など、そちらの方向に進んでいくものだと確信いたしております。それには、今から着実な準備をしておかなければならないと思うからでございます。
 目に見える成果も、目に見えないことを無視しては成り立たないということがだんだんとわかってまいりました。今回の質問は、私なりにそれほど重要であると確信を持つに至ったからでございます。
 県執行部の方々が新たに認識を持っていただき、前向きな御答弁をいただけますことをお願いいたしまして、壇上からの質問をひとまず終わらせていただきたいと思います。


◎農林水産部長(岩崎渉君)
 畜産農家の関係に対しましての微生物の有用利用でございますけれども、悪臭防止にかかわります微生物の活用につきましては、本県の農業技術センターにおきまして、広島大学から種菌の分譲を受けまして、無臭化微生物による家畜排せつ物の処理に関する研究というのを、平成元年から3年まで行っております。実験レベルでは効果を確認をしておりますけれども、排せつ物の水分むら等もございまして、まだ実用レベルには至っておりません。
 そのほか微生物の農業に対する利用につきましては、いろいろとあるわけでございますけれども、この微生物資材の利用につきまして、いろんな評価の方法があるわけでございますけれども、これらの確立あるいは検討がなされておりますので、本県といたしましては、実用化の見通しを見きわめました上で試験研究なり、あるいは実証に着手をしてまいりたいというふうに考えております。
 次に、フィトンチッドについて御答弁申し上げます。
 植物から発散し、あるいは分泌し、ほかの生物にさまざまな影響を与える物質を、先生おっしゃられたのは、フィトンチッドというふうに名づけられておるわけでございます。このフィトンチッドの中で、ある種の揮発性物質に殺虫や殺菌の効果、雑草の成長を阻む作用、脱臭効果、人に対する薬理作用といたしまして、気力向上効果とか精神安定効果などの効果があるわけでございまして、森林浴など森林に入ったときに気分が安らぐなどの精神、あるいは身体面によい働きをすることが最近知られてまいりました。
 そこで、利用の現状でございますけれども、一つは、森林内での利用でございます。近年、森林の持つ人間への精神的、薬理的効果を享受するために、森林浴が盛んに行われるようになってまいりました。このために県といたしましても、県民の森林への入り込みを助長するために、県民の森など森林空間の総合利用施設の整備を推進いたしますとともに、森林(もり)の講座の開催等、森との触れ合いの場を積極的に設けております。
 もう一つは、抽出成分の利用でございますけれども、本県では民間企業が、製炭時に出る木酢液を利用いたしましたムカデとかダニとかゴキブリに対する忌避剤、それから土壌殺菌活性剤やヒノキの精油を利用いたしました香料、ヒノキのまくら、あるいは床下の環境調整剤等を製品化しております。
 今後の取り組みといたしましては、森林内での利用につきましては、森林の持つフィトンチッドなどの森林浴の効果を県民に幅広くPRいたしますとともに、県民が手軽に森林を利用できるよう、森林の整備や、あるいは一村一森林(もり)運動の推進、森林インストラクター養成などの諸施策を推進いたしまして、都市と山村の交流促進など山村地域の活性化に努めてまいりたいというふうに考えております。
 もう一つは、抽出成分利用への取り組みでございます。抽出成分の試験研究につきましては、現在、国で林野庁の施策によります樹木抽出成分利用技術研究組合が平成元年9月に設立をされまして、低利用樹種あるいは林地残材などから抽出、利用する技術の開発を進めておりました。この研究結果を見守ってまいりますとともに、情報の収集に努めまして、勉強会の開催等、検討してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◎土木部長(原田讓二君) 河川や下水道において、微生物の活用と申しますか、それの研究を進めたらいかがかという御提言でございます。
 まず、下水道の方から申しますと、下水道の処理場におきましては、主として微生物を利用した汚水の処理が行われておるわけでございます。こういう汚水処理のための微生物の研究は、建設省の土木研究所や下水道事業団等で、調査研究実証実験等が行われているわけでございます。本県において実証実験を行っているわけではございませんが、この研究成果を踏まえて下水道事業を推進しております。
 昨年の10月に二見町におきまして、バイオフォーカスによる好気性ろ床法という、最新の研究成果を取り入れた茶屋クリーンセンターの供用を開始しております。
 また県民に対しまして、毎年の下水道フェスティバルや、小学生を対象とした浄化センターの見学会等におきまして、顕微鏡等を利用して、微生物の偉大な働きの説明をPRしているというようなことも行っております。
 河川についてでございますが、河川区域内でのこういう微生物の応用というのは、そもそも河川が自然現象の中においても微生物が活躍して浄化を行っているということにかんがみまして、その積極的な活用を図るということで、礫間の接触浄化方式等が日本でも行われております。好気性微生物の活用による浄化ということで、浄化機能の増進ということでございますが、御案内のとおり、河川内というのは非常に自然現象が厳しいところでございまして、洪水もあります。それから、いろいろなものが沈殿したりします。そういう条件の中で行いますので、なかなか管理がしづらいということでございます。直接微生物を河川の中に浮かべたり、いろいろな実験結果というのを、私も一、二例しか知りませんけれども、そういう条件下の中で余り成功した例がないというふうに思っております。
 県におきましても一部の河川で、木炭につく微生物というふうなのを活用できないかということでやってみたわけでございますが、原水の汚染濃度が高いというようなことで、うまくいかなかった例もございます。
 いずれにいたしましても、今後いろいろ試行錯誤を行いながら、適用できるところはやっていきたいと思っておりますので、今後の研究課題としたいと思っております。
 以上です。


平成 7年第1回 3月定例会
◎ 農林水産部長(永野仁施君)
◎農林水産部長(永野仁施君) 農林水産関係の技術開発の取り組みにつきまして、知事答弁を補足させていただきます。
 農林水産業の振興に向けて、農林漁業経営の安定、産地の育成、消費者の多様なニーズの対応等、技術の開発に大きな期待が寄せられているところでございます。このため、県におきましては、農業、林業、水産業の各分野の振興を基本計画に置きまして、将来を見通した技術開発の方向を明確にしているところでございます。
 その内容といたしましては、バイオテクノロジーを活用いたしました新品種の育成、優良種苗の量産の技術の開発でございまして、米とかナバナ、サツキ、キノコの品種の育成、マバク、クエ等新魚種の種百生産、高能力家畜の量産技術開発等でございます。また、メカトロニクス、コンピューター等を活用いたしました超省力・低コスト技術の開発、これは水稲の大規模機械化体系でございますとか、植栽、収穫機の開発、温室環境制御技術、あるいは高性能林業機械化システム等の開発でございます。

 また、環境保全技術の開発につきましては、有用微生物、天敵昆虫、性フェロモン活用防除技術、あるいは抵抗性樹木の選抜、風力、太陽光等自然エネルギーを活用いたしました漁場浄化システム等でございます。
 また、農林水産物の高付加価値化技術の開発につきましては、食味測定技術でございますとか、あるいは高鮮度保持技術、あるいは加工等新用途の開発等でございます。人工衛星ノアを活用いたしました海洋環境の変動予測技術の開発等を進めることといたしております。
 いずれにいたしましても、市場の国際化や産地間競争の激化が進みます農林水産業にありまして、技術開発の取り組みと技術の蓄積が農林水産業浮沈のかぎを握っていると言っても過言ではございませんでして、本県におきましても、このような認識に立ちまして、産・学・官の協力を進めながら技術開発を推進してまいりたいと存じます。
 以上でございます。


◆ 44番(森川義久君)
 次に、EMについてでありますが、EMとは有用微生物群と呼ばれるものであります。これを発見をいたしましたのは琉球大学の比嘉先生でありますが、自然界から有用な微生物を多種類集めて共存状態にした液状のものが、このEMであります。

 有用微生物群は、自然の蘇生と、もう一つは崩壊の二つの方向を持っておりますが、このEMは蘇生の方向を持つ徴生物群でありますので、土の中で増殖をいたしますと、土の中の空気や水が非常に浄化され、植物は生き生きとするわけでございます。このような理由から、現在問題になっておりますところの環境汚染のほとんども、これまでにないスピードと低コストで解決されるものと思っております。

 この議場におきまして、以前にもこのEMのことについてお話がありましたが、県といたしましては、このEMについての、まず、試験をされましたのか、あるいはその試験データがあればお教えいただきたい。まだでございましたら、これからぜひともそういうような有効な使用について、あるいは研究について、研究をしていただきたいと思いますし、もう一つは、EMそのものが県がどういうような認識をされているかをお伺いをいたします。


◎ 知事(田川亮三君)
 次に、大きく三つ目の問題で、食品の安全性の対応でございます。これにつきましては担当部長の方からお答えを申し上げますけれども、それぞれ対応をいたしておりますが、最近の情勢からさらに整備をしていく必要があるということでございます。

 そういう中で、とりわけEMの方の、あるいは試験研究等についてのお尋ねがございました。これらについては、まだ直接的に本県ではやってないように聞いておりますけれども、最近の情勢、あるいは関係県の情勢等について、担当部長からお答えをいたしたいと思っております。

◎農林水産部長(永野仁施君)
 EMの効用につきまして、農作物関係についてお答えをいたします。
 環境に対します関心、殊に健康に対します意識の高まる中にありまして、安全で、安心感のある食糧の確保を図ります上で、特に環境保全に留意した農業生産が強く求められてきております。
 このような動きの中、既に有機農業の実践や減農薬農業への取り組みも各地で試みられているところであります。県では、これらの動向をとらえながら、環境保全型農業を推進をいたしますために、三重県環境保全型農業の基本方向を咋年度末に策定をしたところでございまして、この方向に沿って諸対策を講じているところでございます。

 御所見のとおり、EMにつきましては、琉球大学農学部比嘉教授の考案によります有効微生物群――エフェクティブ・マイクロ・オーガニズムと承知をしておりまして、その用途につきましては、生ごみの堆肥化、あるいは作物への施用、これは土壌施用、あるいはまた葉面施用がございますし、家畜ふん尿の悪臭防止などであるとされておりますけれども、農業環境技術研究所及び農業研究センターなどの国の試験研究機関におきましては、特定の微生物資材に絞っての研究を行う予定はないとしております。また、沖縄県農業試験場、神奈川県園芸試験場、北海道中央農業試験場で取り組まれておりますけれども、いまだ公的試験研究データに乏しい現状にございます。
 今後は、国及び他県の取り組み状況やデータに関します情報の集積を行いながら、微生物の特定等試験研究の条件が整うか否か検討してまいりたいと存じます。
 以上でございます。


◆ 44番(森川義久君)
 EMについてでございますが、これは議員の一部の中では、EMの議員同盟をつくろうと、こういう話もでけておって、会長はだれで、おれきょう質問するからおれを会長にしてくれと言ったら、いや、会長はあかぬのやと、おまえは副会長やと、こう言われてますけれども、何にしても、一度我々が沖縄の琉球大学へ行って比嘉先生にお会いして、そういうような立派な、有用な微生物群が、今後の環境なりあるいは農業の、いわゆる生き生きするところの蘇生の材料にEMが非常に有効だと、こういうように聞かせてもらっておりますので、ひとつ永野部長、よその県でまだやっておらないし、いろいろの大学でもデータが出ておらないと言うけども、ひとつ三重県でこれをぴゅっと取り上げてもろて、EMが果たして本当に比嘉先生の言われるような有効微生物群で、そうした環境にも優しい、あるいは作物は農薬なり、そういうようなことで、農薬あるいは肥料をやらなくても蘇生すると、こういうことになれば、ぜひひとつ三重県でやってもらいたい。やる能力はあると思うんですよ。やる試験の器具もあると思うんですよ。
 これは、再度ちょっとお答えをいただきたいと思います。


◎農林水産部長(永野仁施君)
 EMにつきましては、大変な関心が持たれているところでありまして、去る2月11日にも、EMの技術交流大会が開催を津市でされておりますし、比嘉先生もお越しをいただいておるわけでございますが、その節にも、2000種に上る種類から125種を選定をしたというようなお話も伺っておるところではありますけれども、既に地元でございます沖縄県の農業試験場では試験を終えておるというような状況でございますし、あと先ほど御答弁申し上げましたように、神奈川県あるいは北海道では試験場で取り組んでおるという状況でございますので、そこら辺の経緯なり、それからまた成果なり等を取り寄せ、情報収集しながら、果たしてEMそのものの微生物を特定できるのかどうかというような試験研究上の問題点等もございますし、実証をするのかどうか、そこら辺も踏まえて、一応私どもとしては検討をさせていただきたい。その上で取り組みの方向をはっきりさせていただきたいと、このように存じております。


平成 7年第2回 6月定例会
◆ 6番(辻本進君)
 3番目といたしまして、廃棄物のリサイクルについてお伺いいたします。
 本県は、RDF発電など、かなりこのことについては関心を寄せられておるわけでございますが、私は厚生常任委員をいたします関係上、また環境対策特別委員等をいたします以上、このことについて関心を持ちたいと思っております。

 つまり、EMの利用についてでございます。EM、いわゆる有効微生物群につきましては、平成6年の第2回定例会におきまして児玉議員が質問されております。さらに本年2月の定例会におきましては、森川議員が質問されております。また、波動21のメンバーの方々も、EMについてはかなりうんちくがございますので、私はこれを踏まえまして質問をさせていただきたいと思います。

 まず、児玉議員の質問は、生ごみの処理についてであります。当時の環境局長の御答弁によりますと、EMの有効活用について促進を図るということ、そしてまた、岐阜県の可児市の例などを挙げて、前向きのことを話しされております。したがいまして、その後はかなり本県でも具体化したのではないかと思います。現在、どの程度その利用が進んでいるか。また、今後、どのように取り組まれるかについてお伺いいたしたいと存じます。

 また、森川議員の御質問は、農業及び畜産方面についてでございます。農林水産部長の御答弁では、公的な試験結果やデータがないので、しばらく様子を見たいということでございますけれども、現実にこのEMを使いました作物は、非常に品質がよく、また収穫も多くなっております。また、これを使った土壌は非常にかたい土壌でもやわらかくなりまして、通気性とかいうのは非常によくなっております。本県におきましても、農事試験場あたりでこれを試みていただいてはどうかと思うわけでございます。

 次に、EMによる汚水処理についてでございます。これは私は、沖縄県の具志川市に参りまして現物を見てきました。これにつきましては、担当の課にこのときの資料をお渡ししてございますので、御承知かと思いますが、これのEMで処理しました汚水の分析結果を見ますと、まず、普通浄化槽で、あるいは処理場で処理した水ですと、アンモニアとか燐が多いんですけれども、それが全くないということでございます。また、大腸菌なんかもおりまして、放流するときは塩素殺菌をしなければならないんですが、全く大腸菌もいないということでございました。
 しかもまた、汚濁度を示すBODという数値がございますが、これは法律の基準では20ppmでございますが、この図書館の排水では2ppmか3ppmでございまして、非常に純度の高い、飲める水でございます。私はこれを飲んでみましたけれども、水道の水よりは抵抗がない。水道の水はカルキのにおいがいたしまして、抵抗があるんですけども、ウイスキーにでも割って飲めるぐらいの水質でございます。

 私は、職業柄、この排水についてはかなり頭を悩ましております。例えば、排水を流すについては、水利権者の同意とか、あるいは自治会長の同意を県は求めております。法律上は求めておりませんが、現実は求めております。事実また、この排水の中にアンモニアとかいうものがありまして、稲ができ過ぎたり、あるいはまた燐が、いわゆる赤潮の原因になりまして、ダムなんかにたまりますと、富栄養化現象を起こすわけでございます。したがって、EMを使うことによりまして水質がきれいになり、大変よいのではないかと私は思うわけでございます。


◆ 37番(児玉好広君)
 知事から答弁をいただきました。これで終わりますが、返答はいただきませんので。知事から今いただいたごみ問題は、幾らごみを焼却して、幾ら立派な施設をつくっても、県民1人1人が無責任で、やっぱりたばこの吸い殻をほったりすること自体が大きなモラルに反しておることであって、お互いがやっぱりそういった生ごみでも、やはり自分のしたごみでも、お互いが、マナーといいますかね、それを心して守っていく。こんなPRが、私はまず先決であって、それによって、やはりできないものはそういった施設の中で、十分、EM問題も含めて、検討してやっていくことは大事ですが、我々の住民のニーズを度外視して、施設をつくれ施設をつくれということは、僕もちょっとどうかなという認識に立っております。
 どうかそういった面で、先ほど知事が1年に1回とおっしゃいました、クリーン作戦。これ、本当に1回でもよろしいんですけども、やっぱり忘れてはならないという認識のもとに、私は月に1回、1日なら1日で、自主的に町村でやってくれる人たくさんおるんですよ。僕も本当に二、三回出て、ガンガン拾い、306号でしたんですよ。すばらしいなという感覚のもとに、子供たちも集まって、町民が挙げて、そういったごみ掃除することは、何もすばらしい行事ではございませんけれども、そういったやっぱり意識啓蒙がない限り、幾ら立派な絵にかいたものを並べていただいて、ああせいこうせいでは、私はちょっと鈍ではないかなという認識を持っておりますので、どうか県民挙げて、やはりこういったものに取り組んでいきたいなと、そんなPRに努めていただければ最高だと思っております。
 5分ほど時間残しましたけれども、お昼も過ぎておりますので、終わらしていただきます。どうも。

平成 8年第2回 6月定例会

◆ 6番(辻本進君)
 次に、ごみ資源リサイクルについてであります。
 三重県は、RDF構想、つまり、ごみ固形燃料につきましては、かなりの先進県でございます。しかし、事業化がややおくれておるのではないかと私は思っておるわけでございます。その原因はいろいろあろうかと思いますが、その進め方も工夫してみる必要があるのではなかろうかと思います。私は民間サイドにおりまして、そのようなことは何となくわかるわけでございます。
 まず、RDFという名前でございますが、これはやはり難しいわけでございます。何のことかわからないわけでございます。こういう難しい名前を使うよりも、例えば、町の石炭とかいう名前を使う方が、もっともっと一般に理解されやすいわけでございます。それから、RDF発電という名前もございますが、これもある国会の先生に言わせますと、ああいう難しい名前よりも、リサイクル発電にした方がもっと市民に理解されるのではなかろうかと言われておりました。私もそのとおりだと思います。
 また、次に、こういうもののプロジェクトを進めようと思いますと、やはり専従の担当者を何年も置かなければいけないと思います。時々定期異動で異動するようではどうかと思うんです。一生懸命に頑張ってもらって、成功したら抜てきすると、そういう発想でお願いいたしたいわけでございます。

 例えば岐阜県の可児市、これはEMの生ごみ処理で有名でございますが、ここではやはりそのような課長もおられます。また、プラスチックごみを石油にしております島根県安来市、ここにおきましても、そのような、いわゆるごみ課長というか、私はごみ気違いと言われておりますというような方がおられるわけでございます。やはりそのような発想が必要ではなかろうか。背広を着てRDFと言うておるよりも、菜っぱ服を着て長靴履いて一生懸命に関係者と折衝する、こういうのがこういう事業の推進には必要ではなかろうかと思うわけであります。
 それから、このつくっている現場を見てもらうことが大事ではなかろうかと思います。私も、議会の厚生とか環境の委員会におりまして、いろんな資料をたくさんもらいました。こんな分厚い資料をもらったんですけども、それよりも、百聞は一見にしかず、一遍見にいったら一遍でわかったんです。「波動21の会」の皆さんと御一緒に富山県の南砺リサイクルセンターを訪問して、初めてわかったんです。こんないいものはないなあと。それからまた、こんな煙も出ない、においも出ない、もちろん灰も出ない、排水も出ないと。こんなコンパクトな形でやっていると。だから焼却場ではなくて、そこは加工工場なんですね。ただ、福光町では、そのものを、今のところ老人ホーム等の熱源に利用しておるわけでございますが、三重県はこれを発電に使うわけでございますから、大変進歩したものでございます。福光町にもありますが、奈良県の榛原町でもやっております。これも同じように、煙もにおいも出ないわけでございますので、関係市町村の方をぜひ御案内して見ていただく、そしてまた市民運動家にも見ていただくことが大切ではなかろうか。
 ごみ問題は大変微妙でございます。この市民運動の方を味方につけると、強い、すばらしいエネルギーになるわけでございますが、対応が非常に難しいわけでございます。この点について御提案を申し上げたいと思います。
 なお、これは通告には載ってなかったんですけども、今、プラスチックを石油に変える技術がございます。これは厚生常任委員会でも見学してまいりまして、余りにも鮮やかでございましたので、あれは手品と違うかという御意見が出たほどでございますが、ちょうど三重県下におきましても、鈴鹿市におきましては、プラスチックごみを種分けして、それを圧縮して地下に埋めているわけなんですけども、これを何とか石油にできないか。このことを知事の方から市長に直接言っていただいたらどうかなと思うんです。これを県の職員を通じて、また市の職員を通じて話を持っていったんでは、なかなか進まない。そのように思います。

 次に、有効微生物群EMについて申し上げたいと思います。

 このEMにつきましては、議会の方は大変熱心でございますが、執行部の方は、もうひとつ熱心でないようでございます。議会におきましては、岩名議員のように、自宅においていろいろ栽培に使ったりしてテストをしておられる方もあるわけでございますが、農林水産部にお願いいたしますと、やはり東京農大の実験の結果しか返ってこないんです。私は実験をしてもらおうと思って、EMの肥料を1本、1俵寄附しようと思うて農事試験場へ持っていったんですけども、先に農大の実験結果を見せていただいたんで、あきらめたんです。
 それで、ただいまは農業高校へ持っていきました。農業高校は農林水産部の所管ではございませんので、あるいはどうかなと思うんです。農業高校では既に家畜の飼料に入れております。そのために牛ふん、豚のふん、それから鶏ふんににおいがしないんです。したがって、これを天日で干して砕いておきますと、たくさんのもらい手があるそうでございます。こういうふうに進めておりますので、栽培にも使ってくださいと言うて、お願いをしたわけでございます。これについては答弁は要りませんので、ただ御報告だけをしておくわけでございます。

◎環境安全部長(秋田一民君) 辻本議員からの廃棄物のリサイクル問題につきまして、知事の御答弁を補足させていただきます。
 先生からの御所見にもございましたように、私どもも廃棄物のリサイクルについて、その一つの方法であるRDF、いわゆるごみの固形燃料化の方策が大変有効なものであるというふうに考えております。
 このため、平成7年度から専任職員を配置いたしまして、それまでに進めておりましたごみ固形燃料化システムの導入調査とか、さらにはRDFの試作、燃焼試験調査、さらにはRDFの利用可能性調査等々を実施いたしまして、市町村に対しましても、RDF化に関する情報提供に努めてまいったところでございます。
 また、御所見にもございましたが、市町村の職員を対象にいたしましたRDF化の施設が本格稼働しております――先生もごらんになられたというお話でございますが――富山県の南砺リサイクルセンターの視察をいたしまして、ここでの研修をいたしました。
 またこれに加えまして、循環型の廃棄物のあり方等をテーマといたします講演会とか、それから固形燃料化にかかわる諸問題についてのセミナー等も実施いたしまして、より一層御理解を深めていただくよう、その普及に努めているところでございます。
 こうした結果、県が提唱いたしますRDF化の推進につきまして、市町村の方からも理解を深めていただきまして、これについての検討を進めていただいておる市町村があらわれてきているところでございます。
 さらに、本年度から新規事業といたしまして、RDF化の施設を初めといたしまして、資源循環型の一般廃棄物処理施設の設置を促進するために、県単による資源循環型処理施設の整備に対する補助制度を創設いたしますとともに、RDF化を初めとする資源循環型のいわゆるリサイクル社会を構築するための、いろいろな情報交換を行うためのネットワーク会議を市町村ともども開催いたしますなど、その一層の推進を図ってまいりたいというふうに考えております。
 いずれにいたしましても、御所見にもございましたように、私どもは市町村とともによく連携を図りながら、真剣に取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、御理解を賜りたいと思います。


平成11年第1回 2月定例会

◆ 6番(辻本進君)
 次は、生ごみのリサイクル、これに関連いたしましてEMの使用ということでございます。

 EMというのは、御存じの方もあるかと思うんですけども、有効微生物群といいまして、人類にとって物を腐らすバクテリアもあれば、物を、例えば醸造に使うような、物を発酵させるバクテリアもあるんです。それで、EMというのは、そういう人類にとって有益なバクテリアばっかり集めて、有機質を分解するんです。だから、私の家では生ごみはEMの菌にまぶして置いとくんです。そうすると、夏場でも1週間たっても腐らないんです。腐らなくて、発酵してくるんです。それを畑へ埋めますと、1週間ぐらいで土になってしまいます。このようなことを各家庭でやれば、生ごみ問題は解消するわけです。

 現実に、岐阜県の可児市ではこれを盛んにやっております。そして、生ごみをEMで処理して、そしてそれを乾燥して、肥料として売っているんです。三重県もそのことについて全く知らないわけではないでありましょうけれども、関心がない。このことについては、何遍か私は議会で申し上げたんですけども、全く進展がない。そのようなことでございますので、こういうことについても関係部局で考えていただきたい、そのように思うわけであります。


◎環境部理事(辻川照之君) 生ごみのリサイクルとEMの利用促進について御答弁申し上げます。

 EM菌を米ぬかなどに混合した、いわゆるボカシを使って生ごみを堆肥化し、家庭菜園やプランターなどの堆肥や土壌改良材として活用することは、ごみ分別・減量化やリサイクルの推進のみならず、ごみを資源として活用するという環境意識の高揚の観点からも、極めて有効な方法であると考えております。
 このため、県では昨年6月の「県政だよりみえ」におきまして「ごみ問題を考える」との特集を組み、その中で私たちにできることとして、生ごみの堆肥化の促進を広く県民に呼びかけたところでございます。また、昨年10月のリサイクル推進月間中に、ボカシを使って活動している自治会をごみゼロ・リサイクル推進功労者として表彰するとともに、その活動内容を地元のラジオ局を通じて紹介したところでございます。
 また、10月25日に開催いたしましたごみゼロ・リサイクル・環境美化フェアでは、来場者約8000人に対しましてコンポスト化の啓発コーナーを設け、家庭用の生ごみ処理機の展示、有機肥料で生産した農作物の販売、啓発資材の展示等により、その取り組みを促進するための啓発を実施してまいりました。
 また、県では今年度から実施しております廃棄物総合対策実験事業の中で、コンポスト化の推進についても、市町村ともども検討しておるところでございまして、さらに平成10年度に創設いたしました資源ごみリサイクル促進補助制度の中で、市町村が学校や保育所等に設置するコンポスト施設への補助も行っておるところでございます。
 一方、県内50の市町村においては、家庭内、家庭用のコンポスト化施設の設置に対しまして、現在何らかの補助を行うなど、その普及を図っておるところでございます。
 今後とも市町村と連携を図りながら、生ごみのコンポスト化への取り組みを促進してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。


◆6番(辻本進君) 
 それから、EMについてでございますけども、前よりは前向いた答弁をいただきましたんで、今後ともよろしくお願いいたしたいと思います。

 なお、農林部長さんにお願いしたいんですけども、私が平成8年の議会で、EMについて、農業高校で実験を頼んでると。農林部には頼まないと、相手にしてくれないからと言うと、議会が終わったらすぐ、当時の次長、前の部長なんですけども、飛んでこられて、ぜひ農業センターで実験させてくれと。あ、してくださいと。で、そのかわり先生、これは公費でできませんので、先生、肥料買ってくださいというから、私はEMの入った肥料を買ってきまして、農業センターへ持っていったんですよね。ところが、いまだに何の報告もないんです。だから、効果があったのかないかも、全くそういうことなんですよね。だから、農林部の場合は頭から、あれは学会の関係か知りませんけど、頭からもう相手にしてないんです。けども、渋々、自分らが進んでやってくれと。私も、大した金額やないけど、自腹切って提供したのに、何の報告もないんです。これについて、今すぐ回答は結構ですから、一遍調べてみてください。お願いいたします。
 以上でございます。以上で質問終結します。



  • 最終更新:2013-11-20 12:44:38

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