三鷹市

2001.12.18 : 平成13年 第4回定例会

◯2番(緒方一郎君)

 それから、ごみの方でございますが、本庁舎の中では地域温暖化防止のモデル事業等もされまして、特に電気については、これはほかの市に誇れる改善をされたと思うんですが、例えば燃料、ガスといったいわゆる省エネルギー関係、それから、ペーパーレスが今出ましたが、水道といった省資源といいますか、それから、グリーン購入そのものも、府中市なんかでは、府中市の職員エコ・アクションプランというのをおつくりになって、部とか局でやるだけではなくて、個人個人が、電気だけじゃなくて、燃料とか、水だとか、紙だとか、一番特徴的なことを目標を持ってやって、非常に効果が出ているというお話を伺っております。市役所内部の、もうちょっと電気以外のところでの省エネ、省資源化の克服についてあれば、お聞かせいただきたいと思います。
 それから、平成12年度に国勢調査が出たわけですが、先ほど新ごみ処理施設に対する三鷹市や調布市の人口動態を含めて、何かこれまでの取り組み、予測値と変更が出たかどうか、平成12年度の国勢調査を見て変化が出たかどうか、あればお聞かせいただきたいと思います。
 それから、微生物についてなんですが、EM菌であるとか、昨今報道されておりました長崎市の中央卸売市場等で、微生物によって腐った青果等の生ごみを分解して、最終的に水にしてしまうというようなことが実践されているということがございました。何か微生物のことについて具体的に視察をしたとか、調査をしたとか、資料を取り寄せたとか、何かあれば、ちょっとそこは詳しくお聞かせいただきたいと思います。

2005.12.01 : 平成17年 第4回定例会

◯14番(嶋崎英治君)

 次に、生ごみ処理について伺います。
 質問の1、生ごみは年間何トンで、可燃ごみ処理の何%を占めるのでしょうか。
 質問の2、収集・運搬・焼却・最終処分まで、費用はトン当たり幾らになるのでしょうか。
 質問の3、事業系ごみは、トン当たり幾らで引き受けているのでしょうか。
 質問の4、コンポスト(生ごみ処理機)は何世帯に普及しているのでしょうか。その世帯は、ある意味では税を使わない協力者でありますが、その世帯が家庭で生ごみを堆肥化することが楽しくなる政策、例えばEM菌、マイバックがもらえるエコポイント制とかが考えられないでしょうか。
 質問の5、自治体が事業系ごみを割安で請け負っていることにより、全国的には生ごみ堆肥業者が経営困難に陥っていると聞きます。生ごみの堆肥化で困難な課題は何でしょうか。

◯生活環境部長(木村晴美君)

  ごみ政策の市長の答弁に補足をさせていただきます。
 生ごみのトン数についてでございますが、三鷹市におきましては、生ごみのトン数について、実質的には把握をされてございません。これは、「燃やせるごみ」の区分で収集をしている関係でございます。
 そこで、生ごみの正確なトン数につきましては、わかりませんが、一般的な可燃ごみの中に含まれている生ごみが40%程度というふうに言われているわけでございます。これを仮にですね、採用したとしまして、収集時の生ごみ量につきましては、約1万5,400トンというふうに推定されております。
 それから、処理費用でございます。御案内のとおり処理費用につきましても、生ごみの数値が把握できておりませんものですから、可燃ごみの数値においてお答えをさせていただきたいと思います。可燃ごみのトン当たりの処理費用につきましては、合計で6万2,117円──6万2,117円/トン当たりということになります。
 次に、事業系の生ごみについてでございます。事業系の生ごみにつきましては、現在、事業者は事業系ごみの収集許可業者に収集運搬を委託するほかですね、少量の場合につきましては、事業系の有料袋を利用して排出をしていただいているという状況がございます。
 この有料ごみのごみ袋を使っている場合でございますが、これにつきましては、キログラム当たりでございますけれども、35円を基準としてございます。また、許可業者におきます収集運搬を委託する場合におきましても、このキロ当たり35円を超えない範囲で契約をしております。
 さらに、コンポスト、生ごみ処理機についてでございます。三鷹市では、昭和62年から平成13年にかけまして、コンポストの容器あっせん事業を実施しておりまして、延べ5,185個のコンポスト容器をあっせんいたしました。さらに、平成6年から生ごみの抑制に向けまして、家庭用の生ごみ処理機の購入費助成事業を取り組んでございますが、これにつきましては、平成17年度の上半期までの実績でございますが、トータルで709件の助成実績がございます。
 なお、コンポストで使用できるEM菌などの発酵促進剤、いわゆる「ぼかし」と言われているわけでございますが、これにつきましては、各種イベント会場におきまして、安価で提供をいたさせていただいておりまして、フォローアップとPRに努めているところでございます。また、御提案の生ごみ堆肥化することが楽しくなるような施策についても、検討していきたいというふうに考えているところでございます。
 次に、生ごみの堆肥化の問題についてという御質問がございます。これにつきましては、御案内のとおり、三鷹市ではエコ野菜地域の循環モデル事業というものを今まで実施してきてございまして、これにつきましては、JA東京むさしの青壮年部の協働で行っているところでございます。
 三鷹市における問題点を申し上げますと、都市化された地域でございますので、臭気対策にかなり課題があるというふうに考えております。他方、全国的なレベルということでございますので──生産した堆肥の使用先がですね──使用先の確保が難しいというようなことが挙げられるかと思います。
 さらに、農業用の肥料に使える良質の肥料をつくるためにはですね、この中に含まれております塩分ですとか油分、これらのものをですね、一定のレベル以下に抑えることが必要になってまいりますが、これにかかる手間とかですね、コストがかかってきてしまうということが挙げられるかというふうに思っております。

◯14番(嶋崎英治君)

 それから、コンポストですね。本当に間接的にそれだけの数の人が協力してくれているわけですから、やがてコンポストもかえなければならないといったときにね、いろんなエコ活動を通じて、レジ袋をやめてマイバックだというときに、商店にいろいろしてもらえる。そのエコポイントをいただきながら、コンポストが無償でもらえるとか、マイバックもすり切れますから、またそれをもらえるとか、EM菌がもらえるとかとやると、これ、やってる方、楽しくなるんですよね。そういうようなこともぜひ工夫していただきながら、本当に生ごみを自分のところの処理している人が楽しくなると、これは持続可能だと思いますのでね。そんなことも消費者活動をしている人たちで、これはやっぱり市民、事業者、行政と協働の作業に、具体のものとしてなると思いますから、より積極的に進めていただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。

◯生活環境部長(木村晴美君)

  生ごみの処理についてでございます。
 先ほどもお答え申し上げましたけれども、16年度におきます家庭用のですね、生ごみ処理機につきましては、これは助成事業を行っているわけでございますけれども、前年度の倍増ぐらいの件数で助成を行うことになってございます。さらに、今年度におきましては、既に上半期でですね、100件を達成したというような状況がございまして、機運が高まっている状況にございますので、議員御指摘のようなですね、例も含めながら検討を進めていきたいというふうに考えております。

2006.09.19 : 平成17年度 決算特別委員会

◯委員(半田伸明君)

 3点目、これも清掃費になろうかと思いますけれども、EM菌のことで伺いたいと思います。過去の議事録等を見ていますと、EM菌についてはごみの分解というイメージが強いんです。私もそういう意識でずっと見ていたんですが、EM菌自体について、例えばプールの清掃に使って、当然清掃がしやすくなります。その清掃しやすくなったことについて、一定の経済効果があるという記事が最近ちらほら見えるようになってきました。ある市では、ある図書館にEM菌の活用を図ったところ、当該図書館の下水等にかかる水道の費用が減ったという話もあります。環境衛生面の政策全般で、市内の各施設に対してEM菌の活用を図るといった議論は過去にあったのでしょうか。それをお聞かせいただきたいと思います。

◯ごみ対策課長(浜 三昭君)

 EM菌につきましては、御承知のとおり、生ごみ処理機のコンポストのところで非常に効果がございます。ただ、私どもごみ対策課としては、今のところコンポストの現状の資料しかございませんので、委員がおっしゃられた下水等の関係も含めた他の施設というのは、今後勉強させていただければと思います。

◯委員(半田伸明君)

 EM菌についてはわかりました。各学校のプールとか、図書館とか、要するに公共施設の清掃の費用を幾ら抑えられるかという視点なんです。ぜひ御研究いただければと思います。


  • 最終更新:2015-03-24 07:51:05

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード