仙台市


仙台市議会とEM

2006.04.21 : 市民教育委員会 本文
11 : ◯教育指導課長
 三つ目として、環境保全の意識向上を目的に、子ども環境実践フォーラムを平成12年度から5カ年にわたって開催いたしましたが、平成17年度からはより積極的な参加形態の拡大を図り、子ども環境実践発表会を開催いたしました。その一端を御紹介しますと、平成18年1月18日に仙台市教育センターを会場に開催した子ども環境実践発表会では、午前中に六つの小学校が発表を行い、200名余りの児童生徒が参加し、意見や情報の交換を行いました。参加児童からは、「自分の学校の近くにも梅田川が流れているので発表校と交流しながら水質調査などを行ってみたい」、「自然を守るためにもっと自分達にできることがあるとわかった」などの感想が聞かれました。午後からは五つの中学校が発表を行い、200名余りの生徒が参加しました。学校での省エネルギー活動を家庭に普及させた取り組みやEM菌を利用した堆肥や腐葉土づくりなど、循環型社会について学んだ成果が発表されました。全体会では愛知万博に参加した岩切中学校が愛知万博での発表の報告を行うとともに、フードマイレージと題して、食から見た環境問題について学んだことを寸劇と踊りなどを使って表現しました。さらに全体会では、子ども実行委員の進行によってそれぞれの学校での取り組みの様子や課題について情報交換、意見交換が活発に行われました。子ども環境実践発表会では宮城教育大学教授、環境局職員、科学館の指導主事、そして保護者代表など、外部講師から学ぶ機会も設けました。子どもの目線に合わせた講話や指導助言によって環境保全への視野が広がり、子どもたちの知識を豊かにすることができました。小学校の部、中学校の部、それぞれの全体会では子ども実行委員によって子ども環境宣言が行われました。17年度の環境宣言は「高めよう!一人一人の意識。続けよう!だれにでもできる杜の都のリサイクル。」でした。こうした発表の様子はすべての小中学校にもビデオ配信され、自分たちの取り組みについて見詰め直す機会となりました。各学校での視聴学習には延べ9,600名余りの児童生徒が参加しました。


2011.10.07 : 震災復興推進特別委員会 本文
◯岡部恒司委員  どんどん予定よりもぜひ早く、また同じことを申し上げますけれども、ぜひ進めていただくように、予定より早くなるようにぜひ頑張っていただきたいと思います。
 それから、浸水の被害のあった東部地区の水田での除塩の新たな取り組みについて若干お伺いしたいんですが、例えばの例でございますけれども、地元紙に夕刊に出ておりました。前段の文章だけ申し上げますと、「東日本大震災による塩害を乗り越えて今期の稲作をほぼ終えた。津波で沿岸部の排水場が壊れ、地区全体が作付を見送った中、みずから井戸を掘って水源を確保し、長年実践する有機農法でヘドロを分解し稲を実らせた。収量も例年と遜色なく来期への自信を深めている」とか、それから「夏青々とした稲穂が育ち順調だったと、収量、品質にも手ごたえを感じている」と。
 いわゆる有機農法、EM菌の事例もあるようでございます。これはほんの一例だと思いますけれども、ほかにもいろいろこういったような例たくさんあると思うんですけれども、把握している事例などあればぜひ御紹介していただきたいと思います。
◯農林部長  ただいま御指摘いただきましたEM菌を利用しました水稲作付に加えまして、本市も連携、協力してございます東北大の支援による菜の花プロジェクト、それから国の農業・食品産業技術総合研究機構によります耐塩性稲の品種比較の試験、そのほか民間企業支援によりますコットンプロジェクトなどがございます。
◯農林部長  ただいま提案いただきましたEM菌のほか、今申し上げました新たな取り組み等々につきましては、これから本市といたしましてもその辺の成果、技術面も含めてきちんと検証しまして、被災地域にとって有効だというふうな場合につきましては、関係機関、農協さん、普及センターさんとも連携しながら農家への普及啓発を図って、再生の一助として活用してまいりたいというふうなことで考えております。


  • 最終更新:2013-11-23 10:19:51

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