佐渡市

おことわり

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平成17年第4回佐渡市議会定例会会議録

〇3番(本間勘太郎君)

本間勘太郎です。よろしくお願いいたします。通告に従いまして、一般質問いたします。
21世紀は環境に配慮することは当たり前になり 社会では優良な会社ほど環境対策に力を注いでいます 、 。佐渡市においても、環境基本条例の制定や環境に関する学習会などを通し普及活動が精力的に行われ、またNPOを始め地域自らが佐渡の自然環境を取り戻そうとする動きが見られるようになりました。私どもの漁協も次世代に魚のすめる環境づくりをし、豊かな海を残すことが使命という思いから、海の浄化のための有用微生物群、EM菌を用いた土だんごの投与やEM活性液の使用を始めています。海は漁業者だけでなく、すべての人にとって大切な財産であります。海が元気かどうかは、人とお金をかけた科学的実験で測定できますが、そうでなくても海の生き物が顕著に答えてくれています。現状で言えば、稚魚の生育の悪さや漁獲量の減少が環境悪化を示しているわけであります。佐渡市が取り組む河川や海の浄化対策については、以前森林の整備、河川における周辺環境の整備、下水道事業等についてお聞きしましたが、今回は下水道事業についてさらにお伺いします。
質問は、次の三つであります。①、環境の島佐渡において、島内の下水処理施設(浄化センター)は最も環境に配慮した処理方式で運転されているのか ② 下水処理場から出る下水汚泥の最終処理について 。、 、資源リサイクルやコスト縮減に向けた取り組みの進展が必要と思うが、その現状について。③、下水道の加入促進を阻害する要因に、高額な使用料による家庭経済への負担が挙げられるが、その具体的改善策についてであります。

〇水道課長(田畑孝雄君)

補足答弁を申し上げます。
下水道施設ですけれども 環境に配慮した処理方法で運転されているかということでありますけれども 、 、先ほど市長の答弁にありましたように、市内には現在8処理区で浄化センターが供用開始していますし、来年4月1日からは1カ所追加になります。それで、国府川浄化センターですけれども、標準活性汚泥法という方法でありますし、それから両津、相川、小木、赤泊、それから農業集落の相川の姫津・達者、この5処理区がオキシデーションデッチ法という方法であります。それから、畑野の多田地区でありますけれども 回転生物接触法であります これが今現在供用開始というのでありまして それからもう一カ所 、 。 、、亀脇地区ですけれども、これは土壌れっ間接触酸化法ということであります。それで、来年4月1日から供用開始します羽茂の浄化センターでありますけれども、これにつきましても土壌れっ間接触酸化法という方法を採用しています。これらいろいろと方法がありますけれども、この方法を選んだというのは処理人口、汚水量並びに汚泥の負荷量等を考慮しまして、それぞれ選定したわけですけれども、これらの方式につきましてはいずれも自然界に存在する好気性微生物、もしくは嫌気性微生物を用いて生物処理をする環境負荷の少ない放流水であります。そして、基準としましてはすべて20ミリグラムパーリッター以下で流しなさいよといいますけれども、現在運転されています各処理場ではBOD10ミリグラムパーリッター以下で放流、良好な状態で運転されているところであります。
次に、下水道の汚泥最終処分について再利用しているかということでありますけれども、今現在佐渡市は二つの方法でやっています。一つは、生汚泥を濃縮脱水しまして、その後島外に搬出する、これが国府川浄化センターと相川の浄化センターであります。そして、島外へ搬出しましてセメントの材料として再利用していますし、もう一つは両津浄化センターでございますけれども、両津の浄化センターの汚泥につきましては脱水しまして、その後両津のごみの焼却場へ持っていきまして生ごみと一緒に混燃しながら、そしてその後両津地区のその灰を大川のメルティングセンターに持っていきまして、灰溶融して溶融スラグにしています。そのスラグにつきましては、全面下水道の管渠の面整備の埋め戻しに全部再利用しています。
それから、もう一カ所小木地区がありますけれども、それについては量も少ないということで、小木のごみの焼却場で同時にごみと一緒に燃やして、それで最終処分場に捨てているところです。先ほど言いました赤泊については、昨年に供用開始したばかりなものですから、今現在汚泥は出ていません。こういうふうにしまして、すべての汚泥につきまして再利用しているのが今現状であります。

〇3番(本間勘太郎君)

1番目の質問については、環境の悪化は天災ではなく人災であり、そのツケは自らの努力で返さなければならない。河川や海の汚染について原因の特定には至っておりませんが、今後とも時間を費やすことと思っております。また、下水処理の塩素処理が今問題の一つとして挙げられております カキ養殖で知られる広島県東広島市の安芸津地区では処理施設建設反対の声まで出ておりましたが 。 、合併前に町の条例で&color(#FF0000){EM}の使用により海水の水質汚濁の防止に努めることを明記し、&color(#FF0000){EM}活性液の製造、無料配布による家庭活用を通し官民一体となった環境浄化活動に取り組んでおるところもあります。そして、河川や港湾がそのおかげで目に見える効果を上げているという官民共同の道を歩んでいるとも報じられております。そんなことから、&color(#FF0000){EM}を活用した浄化の取り組みは全国的な広がりを見せており、佐渡市においても一部の農家の方が&color(#FF0000){EM}の安全性と効果から&color(#FF0000){EM}活性液による野菜や米づくり、海では&color(#FF0000){EM}だんごの投入により水質の浄化活動が始まっております。このような地域活動に佐渡市でも引き続き応援をしていただきたい、こう思うのですが、また河川や海などの環境保護を目的とした下水道事業については、事業主体が市であるということで、そこで提案としてこれらの施設について&color(#FF0000){EM}の活用を始め、より一層環境に配慮した施設運営について、水道課や水産課を中心に全国各地の取り組みや成功事例を調査研究するプロジェクトチームを立ち上げ、そこに漁協や外部団体も加わり、佐渡にとって最良の形をつくっていただきたい。環境の始まりはこのような知識の共有から始まると思いますが、市長の考えをお聞かせください。

〇市長(髙野宏一郎君)

ただいま議員から有効微生物の利用ということについて提案がありました。これにつきましては いずれにしても今までの処理にも微生物の処理を経て浄化しているわけでございますし 、 、特定の有効微生物の能力や、あるいは仕様みたいなものについては検討しなければいけません。そういう意味で 議員は内部で検討会開いたらどうかということでございますので 担当ともちょっとよく話して 、 、、それらの研究の仕組みをつくった方がいいとは思います。ぜひそういう形で研究を進めていきたいというふうに思います。

〇3番(本間勘太郎君)

最終処理したものを明星セメントと佐渡クリーンセンターという2通りに処理方法が分かれておるのですが、なぜ2通りに分かれておるのか、そしてコストの方はどのようになっておるのか、お聞かせいただきたい。
また、国府川浄化センターは県流域下水道事務所が運営しているのですが、佐渡市として経営的負担は全くないのか、お聞かせいただきたい。
また、コスト縮減には人件費の抑制や効率的な業務の見直しが求められておりますが、既にでき上がった設備の見直しは補助金が入ったりすれば難しい点はあると思う。しかし、トータル経営での節減が見込まれ、かつ環境保全の効果が今以上に期待できる場合は見直しの検討もしていいのではと思うのですが、その点について水道課はどのように考えているか、お願いいたします。

〇水道課長(田畑孝雄君)

お答えします。
まず、1点目の汚水処理が2通りあるということでありますけれども、これは合併前にそれぞれの市町村で決めた方法でありまして、実はこれについても佐渡市になってから一本化したいのでありますけれども、実を言いますと国府川浄化センターの中には焼却して処理する施設が1日6トン処理できる能力の施設があります。しかし、それが今現在使われていません。たしか私の記憶ですと平成十二、三年ごろ2年間ぐらいちょっと運転したのですけれども、汚泥の量が少な過ぎるということで経費がかかると、それで今国府川と相川については処理する場所がなかったものですから、明星セメントの方に持っていって処理させるのが一番安いという方法であります。

それから、両津浄化センターでございますけれども、それはたまたま同じ市の中に、旧両津市でありますけれども、そこにごみの焼却場で混焼できるということで、そしてまたそれを灰溶融してスラグできるということで、それの方が一番安いということであります。ちなみに、単価は明星セメントが持っていくと約3万5,000円から5万ぐらいトン当たりかかっています。それから、両津処理区の生ごみの処理場へ持っていきますとトン約2万ぐらいということが現状であります。
それから、国府川は確かに県が運転してその負担金が要るかどうかでありますけれども、それは今現在は国府川は一応今の話し合いで合併後10年間、ですから平成26年までは県が運営しますよということで、それについて今旧5カ町村につきましては流した汚水量について1立米当たり170円を支払っているのが現状であります。
それから、計画の見直しでございますけれども、これはことしも実を言いますと国府川処理区と相川処理区、それから赤泊処理区につきましても、より経済的な方法で集合処理がいいか合併処理がいいかということで見直しています。それから、来年以降につきましても両津処理区とか羽茂処理区につきまして見直しながら事業を進めていきたいなと思っています。

〇3番(本間勘太郎君)

ありがとうございました。また、ここにある私の資料ではEMを活用した処理汚泥量を縮減し、最終処理のコストダウンを実現している自治体が掲載されています。その中で、汚泥量が減ることで施設規模や消費エネルギーの低減によるサイクルコストの縮減が可能になったということであります。市民の健康と環境を守る観点から、ぜひ真剣にご検討いただきたい。

平成18年第2回佐渡市議会定例会会議録

〇28番(村川四郎君)

どこの施設も大変苦労しているのです。本当は利用者1人頭月1万円ぐらいの売り上げがあれば、かなり彼らは助かるのです。それが現実は、私が調べましたところ、知的障害のクローバー、精神障害のサウスクラブ、あいかわ希望の家、相川いわゆり、それから愛らんど畑野等々、1人当たりの月の売り上げ金額といいますか、つくったものの金額は2,000円から3,000円です。一番うまくいっているのは愛らんど畑野で、ここで月1万円ぐらいになるということで、きのうも実は八幡館で地域振興局主催の食の会というのがありまして、ここで行かれた方も、県が主催なのですけれども、そこにいろんな施設の人たちがつくったものを売りに行っていました ちなみに きのう聞きましたら小木のクローバー 。、 、知的障害者の人たちは、プランターとか巣箱持っていって1,800円売れたということで、よそでもっと売れたところもあるし、もっと売れなかったところもあったのかなと思うのですけれども、クローバーは多分月1,500円から2,000円ですね、1人頭。サウスクラブは、打豆がメーンでやっていて、これが一部小木とか羽茂のコープにおろさせてもらっている。ただ、やはりみんな仕事がなくて非常に大変だということを嘆いています。あいかわ希望の家は裂織、これは保護者の方がつくる部分も多いので、外注したりしてやって売っているので、そちらの支払いもあると。相川のいわゆりでは、まんじゅうとかEM菌の生産等で月2,000円から3,000円の売り上げを上げています。
彼らは、働いたという証拠に月2,000円とか3,000円の報酬をもらうということが、小遣いになるので、非常に喜びとして次のまた励みになっているわけなのです。ですから、今指定管理者に出した社協の施設とか、いろいろ温泉とかありますけれども、そういうところでおふろの掃除とか、室内の掃除、庭の手入れ等とか、そういうものを何とか市の方でも率先して紹介してほしいのです。そのためにも小木の支所では、彼らがつくった巣箱を40個、ことしの3月に小学校の子供会に声をかけて、小学生の子供さんと障害者の方々全員で五、六十人がふるさとの森へ行って巣箱をかけました。支所の計らいで40個巣箱買ってもらいました。1個500円ですので、2万円になって、大変喜んでもらいました。先日部長と一部羽茂とか赤泊の支所長にもお願いに行きましたので、トキだけではなくて、自然を大事にするという観点からは、いろんな植樹をした森が各支所にございます。お宮さんとか、公園とかもあるわけですから、そういうところに巣箱なんかをかけてあげれば、これはどこの施設でもつくれる簡単な、廃材でできますし、くぎが少々出ていても、曲がっていても小鳥は入ってくれますので、そういう配慮もぜひお願いしたいということで、各部署の方々が横の連携をとっていただければ、小木の支所はちなみに産業建設課がその巣箱を買っていただいて、教育委員会から子供会に声をかけて、小学生たちが春休みに集まって、父兄の人と一緒にかけるというような、そういう連携作業になっていますし、ぜひそういうような形での支援をお願いします。

平成20年第7回佐渡市議会定例会会議録

〇22番(本間千佳子君)

公明党、本間千佳子です。よろしくお願いいたします。

「イエス・ウイ・キャン」を合い言葉にチェンジを求める国民に熱望されたアメリカ大統領選は、初のアフリカ系アメリカ人のバラク・オバマ氏が次期大統領に選ばれました。勝利宣言スピーチでは 「これ 、はあなたたちの勝利だ」と文化レベルの差を乗り越え、アメリカ国民に希望と勇気を与えました。メディアを通して全世界にも変革の大感動を与えてくれました。新ファーストレディーは、夫に影響力を与えるタイプであり、選挙戦でも家庭でも常に話し合いをし、行動をするパワフルな女性であるとして、高い人気を得ていました。トップは、今の時代に住民は何を求めているかを見きわめ、たくましい行動力でこたえていく訴求力こそ活気を生み出す源であることを学びました。
それでは、通告に従い、1、地域力の構築に向けての考え方について、2、道の駅、海の駅の取り組みについて、3、河川清掃、河川堤の改修についての3項目にわたり、具体的に一般質問をさせていただきますので、市民にわかりやすいご答弁をよろしくお願いいたします。

地域力は、1995年、阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた言葉であります。行政のみによる活動の限界が明らかになる一方、市民やボランティアを含めた総合的な地域力の必要性が改めて確認をされたものであります 総務省は 11月4日に学識経験者らでつくる地域力創造に関する有識者会議の初会合を開き 。 、 、景気の低迷や人口減少社会、コミュニティーの脆弱化など疲弊をする地方をどう立て直し、魅力ある地域社会を創造していくかの内容で意見交換を行いました。鳩山総務大臣は地域活性化の力とは何か、今後力を入れる分野は何かなど、幅広く議論してほしいと述べられ、地域力のあり方を探る取り組みがスタートしました 佐渡市における地域力とは何かを探ってみたいと思うことから 市長のご所見をお尋ねします 。 、。女性力を伸ばし、生かすために、どの政党よりも奮闘をしているのは公明党であります。次に、女性の力を発揮できる社会づくりについて、市長の政策をお伺いします。そのことが地域力の構築につながると考えるからであります。
また、佐渡市女性団体連絡協議会主催の女性のつどいに参加した感想と、来年6月に佐渡で開催される新潟県婦人連盟大会の行政側の取り組みと支援についてお尋ねします。昨年五泉市で開かれた大会では、佐渡市連合婦人会の代表者が「EMと出会って18年」を実践発表をしています。せめても市所有の車を佐渡汽船ターミナルから会場のアミューズメント佐渡まで、送迎のおもてなしくらいはと考えるところであります。この機会が女性力を通して佐渡を発信できるものと期待いたします。行政からのお力添えを得まして、大成功をさせていただきたいと願うところであります。

〇市長(髙野宏一郎君)

それでは、本間千佳子議員の質問にお答えします。最初に、地域の持つ力、地域力について質問がありました。地域力につきましては、行政や住民などが連携して地域の活性化を図る考え方でありまして、佐渡市では自主防災組織、佐渡おこしチャレンジ事業等の取り組みがもう既に実績としてございます。地域の総合的な力というのが問われる時代、行政だけではこの複雑な、多様な社会はなかなか運営しづらくなっているというご認識での質問だというふうに思います。
また、女性の共同参画に言及されましたが、非常に重要で男女相互の意識改革や委員会等への女性登用率を高める取り組みをさらに続けさせていただきたいというふうに思います。
女性のつどいについての感想を質問されました。いつも呼ばれて、お話を伺っています。講演や事例の発表等の内容は非常に充実しておりまして、具体的に自分たちの地域を方向づけたい、そういう意図が非常によく見えて、私も政策に非常に利用というのはおかしいのですが、採用させていただきました。特に環境問題については、きわめて何度も何度も言及され、その一つ一つの提案、例えばレジ袋の有料化の問題、あるいは道路のごみ、清掃の問題等々取り上げさせていただいて、いろんな形で全国の注目を浴び、環境の佐渡ということを訴える象徴的な出来事になったというのはご存じだというふうに思います。ぜひその方向をさらに強め、磨き上げて、佐渡ブランドを高めてそれによって佐渡の産業を活発化させる、それによって佐渡の商品、産物を価値あるものにするという作業を進めていきたいというふうに考えております。
また、来年6月に開催予定の新潟県婦人連盟研究大会開催していただけるということになり、市が共催し、ご支援申し上げたいと考えております。


  • 最終更新:2015-03-20 16:16:16

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