北本市(4)

北本市議会とEM(その4)

平成 8年 第3回定例会
No.70 阪井栄見子議員
 まず、ごみの問題についてですが、ごみの問題は、今、国を挙げて国民的緊急課題と言われております。
 先月、6月の厚生省が発表した93年度の全国の家庭、事務所から出た一般ごみと産業廃棄物の排出・処理状況を公表いたしましたが、93年度ごみの処理費は2兆2,833億円、前年度比23.6%の増となっております。国民1人当たりに計算いたしますと、1人1万8,300円と過去最高で、5年で約2倍に増えたことになります。このごみの排出量は、東京ドームの約135杯分にも当たり、全体の7割強が焼却処分、残りのほとんどは埋め立て処分というのが実態で、全国の各地のごみの最終処分場ではほとんど満杯状態になっております。
 そこで、要旨1、昨年度の北本市のごみの減量の成果はということでお伺いいたします。
 2として、ごみ減量等推進市民会議について、10月27日に第2回目のごみ減量推進市民大会が行われますが、その市民大会について2点お伺いいたします。
 まず、①として、第1回目にプラスしてどんな改善、新しい活動が加えられたか。
 ②として、ごみの減量を地域に定着するための市の展望ですが、これはごみ減量を地域に定着するのに市の展望を市民会議にどう反映させていくのかという点で質問をさせていただきました。

No.72 加藤栄二市民生活部長
 件名1、ごみ問題について。要旨1から要旨3まで順次お答えを申し上げさせていただきます。
 はじめに、要旨1、昨年度の北本市のごみ減量の成果についてでありますが、当市のごみの収集方法につきましては既にご案内のとおりでありますが、燃やせるごみをはじめ、燃やせないごみ、さらに大型ごみ等7種類に分別して回収を行っておりますが、昨年度のごみの総排出量につきまして申し上げてみますと、総排出量が2万810トンと平成6年度と比較して約35トン、0.2%の増となっておりますが、平成4年度から平成6年度までに2,749トン、率にいたしまして15.3%と大幅な増加傾向にあったものがほぼ横ばい状態となり、増加傾向を抑えられたものと評価をいたしております。
 特に、可燃物のごみにつきましては前年に比較して227トン、1.8%の減となっておりまして、また不燃物ごみにつきましても134トンと、率にいたしまして5.9%の減量となったところであります。反面、可燃物の事業系のごみと大型ごみの排出量につきましては著しい増加を示しております。
 いずれにいたしましても、一般家庭から排出される可燃物ごみあるいは不燃物ごみの量はいずれも減量となったという要因といたまして、自治会やごみ減量等推進市民会議の多くの皆さん方の活動等が大変大きな実を結び、成果につながったものと考えております。御礼を申し上げたいと思います。今後、一層これらの推進に努めていきたいと考えます。
 次に、要旨2の第2回ごみ減量等推進市民大会についての①第1回にプラスしてどんな改善、新しい活動が加えられたかについてでありますが、既にご承知のとおり、第1回ごみ減量等推進市民大会が本年2月、中丸公民館で開催されたところでありますが、当日は悪天候にもかかわらず多くの市民の方々に参加をいただき、終えることができました。初めての大会の内容でもあり、小・中学生を対象にごみ問題について考えてもらおうという趣旨のもと、ポスター、標語の展示をはじめとし、ごみの分別排出のルールを傘下に強く認識していただくための事業や、リサイクル面でのごみの仕分けゲームを行い、さらにはごみの処理やリサイクルへの流れの展示、またごみに対する意識の改革を図るため、コンポスト、EMボカシ実践者、さらには自治会及びごみを収集する立場からの体験発表等々行ったところでございます。
 そして、本年度は、現在準備の段階ではありますが、既に各委員会ごとに熱心に会議を重ねられておりますが、今月9月1日号の広報に掲載しましたように、10月27日、コミュニティセンター及びその周辺を会場に大会を実施する計画でおります。
 基本的には第1回の催し物をベースとしておりますが、新たに取り入れたものといたしましては、家庭に隠れている不用品、このリサイクルを目的としたリサイクル・フリーマーケットや体験発表者を広報等で呼びかけまして、市民全体の運動となるよう取り組んでいくことや、また、既に市民会議では本年3月に生ごみリサイクル農園を開設しておりますので、この活動状況についての体験発表や展示などを行うなど、画期的な計画をしているところでございます。
 したがいまして、昨年に増して本年の市民大会も多くの市民に理解をしていただけるものと期待をいたすものであります。
 次に、②のごみ減量を地域に定着するための市の展望についてということでありますが、何と申しましても、ごみ減量の基本は、一般家庭等から排出される生ごみに対する認識を持ってもらうことに尽きると思いますが、燃やせるごみの約4割が生ごみとなっておりまして、これらの減量を目的とした取組として、まず毎月無償交付しておりますEMボカシの普及であります。この交付につきましては月を追うごとに増え、大変好評を得ております。さらには、コンポスト購入補助や、また、ごみ減量等推進市民会議で本年度新たに生ごみリサイクル農園の増設を予定しております。
 これらの活動を通じまして、より一層ごみ減量化に対する理解・認識を持っていただくべき施策を積極的に、しかも長期的に展開していきたいと考えております。そして、燃やせないごみについても、分別排出の徹底を自治会や市民、そして事業所に呼びかけ、資源としてリサイクルに対する理解を高め、減量化に努めていきたいと考えております。

No.187 高橋節子議員
 11ページ、民生費の中の身体障害者福祉費で委託料、ケアガイドラインのこれは国の方の指定を受けましてガイドラインをつくるというふうなご説明があったわけなんですが、身体障害者の方のケアプランということで、国の方の指定ということで、どういうふうな基準で国で指定してくださったんでしょうか。こちらが手を挙げて、強力にその辺をアプローチしたとか、いろんな形があったと思うんですが、経緯についてお聞かせいただきたいというふうに思います。
 それと、このガイドラインをつくるにいたしまして、内部で自前ですべてやるのか、よく一部委託などというふうな形もありますが、どんなふうな形でこれをつくっていくのかどうなのか、その辺の状況をご説明していただきたいと思います。
 その下の負担金補助及び交付金のところの心身障害者の地域デイケア事業運営費補助金、これは上尾の「雑草」という施設の方へ措置されるということなんですが、これは半額県よりお金が出ておりますけれども、この方の身体の状況、これまではどんなふうな形で、自宅にいらしたのかどうなのか、それともほかの施設にいたんだけれどもかわったというふうな状況があったのかどうなのか、ちょっとその辺の状況、1名だけというふうに聞いておりますが、それもあわせて説明いただきたいと思います。
 それと、そのページの授産施設費の中で、備品購入費、先ほどもありましたが、雑品類の中でスチール物置を買うんだということで12万3,000円計上されておりますが、議案調査の中ではこれはEMを入れておくために買うんだということなんですが、そうしますとあすなろの方でいよいよ恒常的にEMボカシを生産してくださるんだなというふうに受け取りましたが、この物置を買う、EMを入れておくというふうな説明があったんですけれども、どの程度の大きさの物置を買うのかなというふうに思うんですが。
 EMだけでしたら、ほんの小さいものでいいんですが、そのほか準備のために何かあるのかなというふうに思いますが、ご説明をいただきたいというふうに思います。

No.189 小河徹子保健福祉部長
 それから、次の授産施設費の物置に関してですが、ちょっと大きさ等は私の方も確認はしていないんですけれども、あすなろの方で先ほどのご質疑の中にありましたように、EMボカシを作成するに必要なもみ殻をストックする物置を購入したいということで補正させていただいたものでございます。

No.193 高橋節子議員
 それから、物置なんですが、まだ確認をしていない、これから補正が通ってから買うので、確認の仕様がないと思うんですが、ぜひこれは市民生活部長の方にご要望しておきます。ぜひ、いいボカシをつくっていただけるように、EM菌を入れたりいろんな物を入れておく物置だそうですので、コンスタントにこれから事業を展開していただけるんだなと思いますので、ぜひ力を入れていただきたいと思います。

平成 8年 第4回定例会
No.14 加藤栄二市民生活部長
 件名4、ごみ減量施策と資源化再利用の現況についての要旨1、北本市ごみ減量市民会議専門委員会委員の選出先職域と同業各社等の連携についてお答えをいたします。
 ごみ減量等推進市民会議にありましては、既にご案内のとおり、市民参加によるごみの減量化及び再資源化の促進を図る運動を推進し、市民のごみに対する意識の改革を図り、快適なまちづくりに寄与することをねらいに昨年7月に設立された自主的な団体でございます。
 そして、これら組織の中には、委員会といたしまして4つの専門委員会が設置されておりまして、それぞれ市民会議の活動に賛同した市民、自治会から推薦された者、あるいは商工業等の事業を営んでいる者で組合から推薦された者、さらには廃棄物の収集に携わっている事業者等が各委員会に所属をしておりまして、総勢300名を超える委員で構成され、互いに連携をとりながら画期的な活動をしております。
 そこで、平成8年度における各委員会の活動内容を申し上げてみますと、総務企画委員会につきましてはごみ減量市民大会等企画運営、また意識の改革委員会におきましては広報紙等の作成・発行、ごみ減量委員会につきましては市民農園、EMボカシの実習、農園講習会、さらにはリサイクル委員会につきましてはフリーマーケット等、それぞれ各委員会におきまして自主的事業の展開を行っております。

平成 9年 第1回定例会
No.477 加藤栄二市民生活部長
20ページの関係でございます。
 廃棄物減量化再利用等促進対策事業補助金500万円の関係でございますが、これらにつきましては、ごみの減量とリサイクルの推進事業を対象にした補助事業でありまして、これらの内容をちょっと申し上げてみますと、対象事業といたしましては資源回収委託料、それからEMぼかし、あるいは分別収集、更に市民会議、こういった事業に対する事業が対象になっております。
 そして、これらの申請といいますか、県に要望しておりましたのは5月から6月にかけて県の方に要望をしてきておりました。しかし、予算化の関係につきましては、あくまでも県の枠といたしましては県の予算の範囲内ということでありまして、2分の1が補助になるわけでございますが、この辺の状況につきましては、ある程度年度末に来ないとはっきりしたことはわからないということでありました。したがいまして、これは要望は早くはしておったんですが、こういう形で幸いにもこれらの実績が認められまして、北本市の分につきましては500万円認められた状況でございます。
 そして、また他の状況につきましては、その辺の発表は県の方からの状況は得ておりません。したがいまして、今後につきましても引き続いて来年度におきましてもこれらの要望をしてまいりたいというふうに考えております。

平成 9年 第2回定例会
No.143 加藤高助役
平成9年度第1、4半期における市政概要報告を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様方のご理解ご協力を賜りたいと存じます。

 次に、北本市ごみ減量等推進市民会議では、去る4月20日に市役所庁舎裏庭におきまして、リサイクルフリーマーケットを開催いたしました。
 当日は、66店が出店し家庭で不用になった衣類、食器などの日用品や家庭で不用になった家具などの大型ごみの抽選会を実施したほか、生ごみの減量とリサイクルのためのEMボカシ容器の頒布を行うなど、約5,000人の参加者とともに、ごみのリサイクルの促進を図りました。
 今後も、ごみの減量とリサイクルを推進していくため、北本市ごみ減量等市民会議を支援してまいります。

No.117 高橋節子議員
 まず、ごみは徹底分別、そして再利用できるものは再利用、生ごみなど自然に返せるものは返してごみにはしないなど、私たちの努力は当然ですが、行政の立場としてももう1つ強力に指導と対策を立ててほしいと思います。
 そこで3点質問いたします。
 ①各地で学校の焼却炉が使用廃止の方向にありますが、北本市での対応はどうするのでしょうか。
 ここでちょっとつけ加えておきたいと思います。先ほど市民生活部長に申し上げましたので、市役所とか文化センターの焼却炉、先ほど1時過ぎから2時半近くまで大変悪臭がいたしました。今も燃えているそうですが、先ほどお昼休みでしたか、お掃除をしている方たちが、印刷機の原紙、マスターペーパーというふうにおっしゃるんだそうですが、そのマスターペーパーにインキのべったりついたものをこんなに束にして、「これどうするんですか」と言いましたら、「あそこで燃やすんです」というふうなことを言っておりまして、これはお掃除の方に文句言ってもしようがない、市の体制だなということを思いまして、今回学校の焼却炉と含めまして小型焼却炉のやっぱり安全性というものが行政からきちんと姿勢を示していかなければ、市民の皆さんにそういうことを言えないのではないかということを含めまして、この学校の焼却炉と、それから公共施設の焼却炉あわせて今後はどういう方向性を持っていくのか、お尋ねをしたいと思います。
 それから、②市民の皆さんがごみの50グラム減量を努力する余り、化学物質、ビニールとか、発泡スチロールなど、そのほかいろいろあると思いますが、そのものまで家庭で焼却しているという現状があります。分別の徹底と市民への啓発強化が必要と思いますが、対策を伺います。

No.123 加藤栄二市民生活部長
 次に、②のビニールや発泡スチロールなどを焼却せずに分別徹底することの市民への啓発強化についてでございますが、ごみの減量につきましては、廃棄物減量等推進審議会の答申を受けまして、1人1日50グラムのごみ減量を合い言葉に、生ごみの減量を進めるためEMぼかしの無償配布や、コンポストの購入費の助成制度、さらには市民を主体としたごみ減量等推進市民会議の運動の展開の中で推進したところでございます。

No.127 高橋節子議員
 合併浄化槽の件ですが、より浄化度を高めることは高い金額になるんだというふうなお話でしたけれども、そうばかりではないと思います。
 東大の研究所に中西準子さんという、水の問題を研究していらっしゃる先生がいらっしゃるんですが、その方が出している合併浄化槽の一覧、いろいろとありましたけれども、高いからいいというものではないんですね。構造の面でいろいろとあるんですけれども、よく研究をしていただきたいと思います。
 それから、一昨年建設常任委員会で沖縄の具志川市の市立図書館の合併浄化槽を見てまいりましたけれども、ここにEM菌を投入して、それで中水も使用できるような合併浄化槽の使い方をしていたんですけれども、委員会の委員長報告にも一昨年は載せてありますが、そういう問題は全く議会の委員会での勉強、それから報告、そういうものは検討はされているんでしょうか、どうなんでしょうか、その点についてお答えください。


No.129 福島靖祐建設経済部長
 合併浄化槽の関係で、構造等の研究をということでございますが、これにつきましては設置に当たり、またよく請負業者と協議してまいります。
 また、EM菌を使った関係でございますが、議会の報告を検討したのかということでございますが、これらにつきましては、まず設計する段階ではある程度職員同士の話はございましたが、予算等の関係でこういう結果になったということでございます。
   〔「違う」と言う人あり〕

No.131 高橋節子議員
 ちょっと4回目になって申しわけありませんが、経費的にどうとかというのは、よく研究していただくといいんですけれども、具志川市の市立図書館でEM菌を使って合併浄化槽の浄化をしているんですが、経費は設置ももちろんなんですが、設置後の電気料とか、いろんな経費を勘案したものも委員長報告に出しているはずです。それで、EM菌を投入した方がはるかに安く上がっているというふうな、そういう報告も出しておりますので、一昨年の建設常任委員会の報告を読んでいただきまして、やはりもう一度検討をしていただきたいと思いますので、お願いいたします。答弁はいいです。検討してください。

平成 9年 第3回定例会
No.75 高橋節子議員
 件名2に移ります。環境とごみ問題について。
 要旨1、これは教育委員会の方でもお答えください。
 小型焼却炉が撤廃されます。それなりに学校内でも混乱しているというふうな状況も多少あると思います。これまでは全部投入して燃やせたということが、リサイクルして、分別して、それで燃やせないことになったということで多少混乱していると思うんですが、どの程度リサイクルが進むのか、進んでいるのか。牛乳パックということをさっき市民生活部長からありましたが、そのほかの、さっき三宮議員がシュレッダーをというふうなことを出しているんですが、私はあんまり賛成しないんですね。
 というのは、今、秘密文書もリサイクルをしますよというふうな業者もいるわけです。これ新聞に出ていますが、秘密文書もそれなりのルートでリサイクルが可能なんですね。学校がいっぱいある、公共施設がいっぱいある、そうすると秘密文書がたくさんあると思います、おのずから。あるとします。そうすると、それはきちんと先生が付き添って、その業者と契約を交わしてというふうなルートがあるようですから、それをちゃんと調べてもらえばそれもリサイクルができるんじゃないかと。シュレッダーで全部砕いて、ごみとして燃やしてしまうというのが、私は全部それっていうのはちょっと反対なんですけれども、その辺の校内でのリサイクル、そういうルートも考えられないかということをお尋ねしたおきたいというふうに思います。
 それから、病院とか商店、それは公文書を持って医師会、それから商工会にお願いしたということでしたが、お願いしてその後の反応はどうだったのか、お願いしっ放しだったのか。と言いますのは、住民の方から、病院の小型焼却炉で燃やしている、とにかく臭いと。ひどいにおいだというふうな苦情があるんですが、病院で燃やすということになりますと、かなり医療廃棄物に近いようなものも燃やしているんじゃないかと、そういうふうな危惧もされますのでね。それはちゃんと医療廃棄物専門の業者もいらっしゃいますし、その辺でちょっとルーズな状況になっているのかなというふうにも思いますが、その辺で公文書で依頼して、その後のフォローはどうだったんでしょうか。
 それから、もっと幼稚園もというふうなことも私言いましたが、小型焼却炉を設置しているところもかなりあると思うんですが、その辺まで配慮をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
 要旨2の全市民的に取り組んでいただきたいということですが、これはやはり宮崎議員の方だったでしょうか、広報に小さく掲載してもなかなか目に入らないのではないかというふうな発言もありましたが、やはり本当に回覧板で回すとか、ちょっとキャンペーンを組んで市民にアピールするとか、何かもうちょっとインパクトのあるやり方をしないと。ダイオキシンというのは新聞で読んでいるだけで、うちのまちには余り関係ないんだって、それで自分では燃やしている住民が多いんですから、ダイオキシンは自分でも出しているんだということをわかっていただけるような、そういうふうな取り組みをしていただきたいんですが、そのことについてお答えいただきたいと思います。
 1日50グラム減量と、減量というのが、どうも使っていいのかな、これからこれを使っていいのかなというふうに私もちょっとジレンマを感じているんですが、減量というと、何でも燃やして減らしてごみを出せばいいというふうな感覚でいるんで、緑のごみとか、堆肥になる生ごみとか、リサイクルできる新聞紙とか、そういうものをきちんとしての減量ならいいんですが、何でもお魚やお肉の乗ったトレーなんかも全部、ラップなんかも燃やしちゃって、それで減量というふうに勘違いしている市民が圧倒的に多いんで、それはもうちょっと減量というふうな意味をどういうふうに、それで1日50グラム減量の意味についてというふうに明確に出したわけなんで、これをもうちょっと強力にやる方向でお答いただきたいというふうに思います。
 要旨3、プラスチックごみの別途回収ですが、久喜宮代衛生組合で実施している、プラスチックを別途回収というのは、あそこはそんなに大きな焼却場じゃないんですけれども、プラスチックを混ぜなかったというだけでダイオキシンの濃度が物すごく減っているんですね、これはね。久喜宮代衛生組合の実態です。3回ぐらい濃度を測定しているんですが、一番最初のプラスチックを混ぜていたときの3分の1ぐらいにダイオキシンの量がずっと減っています。
 これ資料がありますので、後から差し上げますが、プラスチックを外しただけで、それでダイオキシンが物すごく減るんです。ですから、何かこの久喜宮代衛生組合では福島県のクリーニング工場と契約しまして、固形化した燃料にしたプラスチックをそちらで燃やしてもらう。ダイオキシンはほとんど出ないと、そういうふうなデータがあるんで、こちらでも何とかそういうものを探してもらえないかなと思うんですが、久喜宮代衛生組合の方でどういうふうなルートでクリーニング屋さんとコンタクトをとったのか、そういうものも調べてもらって、何らかの形でこのプラスチックを外していくというふうな措置がとられないかどうか、もう一度お答えください。
 それから、農業用プラスチックなんですが、これは農政の担当部長の方でお答えいただきたいと思うんですけれども。これは回収はされていると思います。ですけれども、多分半分ぐらいかなというふうに思うんですが、徹底されてはいないと思います。回収されたものは、割とこの園芸用廃ビニールというのはリサイクル可能なんですね。ビニール製品の中で農業用プラスチックが一番リサイクルをされているんです、回収されたものは。ですから、ぜひそちらのルートに乗せていただきたいんですが、たまたま畑で燃やしている人とか、何回か使ってぼろほろになっちゃったから出すまでもないというふうに思っているのかどうかわかりませんが、ちょっと徹底をされておりませんので、徹底する方法をもう一度お答えいただきたいというふうに思います。

No.77 小川壽雄教育部長
 件名2の要旨1の中で校内でのリサイクルということでございますが、先ほどの三宮議員へのお答えの中にもありましたように、例えば、緑のごみ等につきましては、堆肥化や腐葉土化というものを今後一層推奨して学校の中で土壌還元をしていくような方法。
 また、生ごみと申しますと当たらないかと思いますが、野菜等につきましては、当然飼育小屋等へのまず還元がございまして、そちらへの処理、それとコンポストやら、EMボカシ菌等との関連も各学校で実験等で今現在やっておりますので、こういったものの拡大も今後考えられるかと思います。

No.4 佐藤二朗議員
 件名5、焼却炉廃止PR後のごみ量の変化についてお伺いいたします。
 要旨1、ダイオキシン問題に関連しての公共施設及び市内の焼却炉廃止後のごみ量変化とその後のごみ減量法についてお伺いいたします。
 私は統計もとっておりません。ただ、カンピューターでございまして、肌で感じる方なんでございますが、私どもの近所隣もかなりのごみ量が増えているように感じております。
 特に、北本市指定のごみ袋の大きなビニール袋が石灰入りだと思いますが、ごみ袋が燃えるごみというので出ておりまして、この中にはプラスチック、発砲スチロール、弁当殻、いろいろ入っております。
 それが、ご近所の私どもばかりじゃなくて、西側のごみの日にずっと歩いてみますと、前よりもかなり多くなっているんじゃなかろうかと、このように肌で感じております。どのくらい増えているか、わかりましたら教えていただきたいし、それからそのごみ減量をどうやったらこれは増やさないで、今新聞、テレビでかまびすしいように、とにかく燃やしちゃいかんのだと、ごみを燃やすなと。
 北本市の市内の方でも、紙は燃えるごみに出さないんだと、どうしているんだと聞いたら、私のところはEM菌かけているんだと。畑に持っていって、紙は肥やしにしていますという人が1人おりますけれども、何かごみ減量について執行部で何を研究しておられるか、教えていただきたい、このように思います。

No.10 加藤栄二市民生活部長
 件名5の要旨1、ダイオキシン問題に関連しての公共施設及び市内の焼却炉廃止後のごみ量変化とその後のごみ減量法についてお答え申し上げます。
 公共施設焼却炉の中止については、さきの何名かの議員さんからもご質問にお答え申し上げてまいりましたが、去る8月1日から使用しない旨の徹底を図り、その実施に努めてきたところでございます。
 まず焼却炉使用中止後のごみ量変化ということでございますが、中止後の期間が1カ月と短く、また8月は小・中学校におきましては、夏休みの期間中ということもありまして、数字的データを比較し申し上げるのは大変難しいものと考えますが、中部環境保全組合のデータをもとに、北本市のごみ量を申し上げてみますと、まず今年の4月から8月までの5カ月間と昨年の同月を比較してみますと、可燃ごみで57.4トンと月平均約11.5トンと増加傾向になっております。
 また、今後のごみ減量方法ということでございますが、これらごみ減量につきましては、日ごろより市といたしましても、いろいろな施策を通じまして、市民ぐるみでその対応等、減量に努めておりますが、このたびの焼却炉の廃止に伴いまして、ごみ量も減量されるのではという感覚を持たれますが、傾向といたしましては、逆に増えることが今後予想されます。
 したがいまして、公共施設における焼却施設の廃止及び焼却に対する市民意識の高揚等に努め、さらに一層の啓発活動や北本市ごみ減量等推進市民会議、自治会等の協力をいただきながら、分別回収の徹底と同時に、いかにごみを買わない、ごみをつくらない、ごみにしないの「3ない運動」に取り組み、市民意識を一層高めてまいりたいと考えております。

No.10 斎藤孝民生常任委員会委員長
 ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、民生常任委員会委員長報告をさせていただきます。

 (2)塵芥処理費の中のEMボカシ普及事業について、「EMボカシ普及のためどのような事業を実施してきたか」と質疑したところ、「平成8年度は、EMボカシ普及のためEMボカシを4,828個、月平均402個を配布しました。現在、ごみ減量等推進市民会議で市民農園を5カ所開園し、さらに9年度は2、3カ所開園する予定です。この市民農園を利用する方には必ずEMボカシまたはコンポストを使用していただき、ごみ減量に努めていただくことになっています。このように市民農園とタイアップしながらEMボカシ普及事業を行っていきます。また、配布は先着400名となっていますが、これにとらわれることなく、弾力的に対応していきます。今後とも生ごみのリサイクルを認識していただくことが大切であると考え、引き続きEMボカシ普及事業に力を入れていきたいと考えています」との答弁がありました。

平成10年 第1回定例会
No.88 宮崎いずみ議員
 件名3、ごみ減量のためにということでお聞きします。
 今、ごみの問題はただ減量というだけでなく、環境問題も含めて考えていかなければなりません。リサイクルというのも環境問題と絡めますと非常に難しい問題で、例えばアルミ缶、牛乳パック、ペットボトルなどのリサイクルには膨大なエネルギーが必要になります。それに伴い、二酸化炭素が排出されるなどの問題も付随してまいります。ですから、ごみを減らしていくには根本的にはごみをつくらないということだと思います。
 しかし、北本市の段階で今それを求めても仕方がありませんので、北本市でできることは何かといった観点から今回のごみ減量の質問をさせていただきます。
 要旨の1、公民館等の敷地内にコンポストは置けないかということです。
 これは実は公団の住民から相談されたことです。ごみの減量には大変関心があると、しかし庭もなく、家も公団ですからそんなに広いわけではありません。ご近所とまさに隣接する形の団地ではEMもにおいの関係でやりづらい、ましてコンポストは使えない。コンポストそのものがどういうような形でごみの減量に役立つのかという部分がいまいちよくわからない、こういう話だったんです。
 今、北本市でも集合住宅に住む方は増えてきていると思いますが、その中で同じように感じている方が案外多いんじゃないでしょうか。
 この質問の趣旨は、せっかく8圏域に拠点施設があるんですから、そしてまた8圏域それぞれにごみ減量の推進委員さんもいらっしゃいます。啓発活動の一環として、その拠点施設に実際にコンポストを置いたらどうかということです。わずかな量ではあると思いますが、施設そのものからも生ごみは出ると思いますし、まず公のところで実践をし、市民にその姿を見せていく中でごみ減量についての啓発も図られると思うのですが、いかがでしょうか。

No.94 加藤栄二市民生活部長
 件名3の、ごみの減量のための要旨1についてお答えを申し上げます。
 まず、公民館等の敷地内にコンポストは置けないかについてでありますが、近年コンポストの利用はご案内のように、生ごみの自家処理を促進するために各家庭で簡単に堆肥化できる容器として広く普及しております。
 現在市でもこれらに対する補助金を交付し、その普及に努めておりますが、毎年度多くの市民から活用いただき、大変好評を得ております。
 そこで、これらのコンポスト容器を8圏域の公民館等において活用できないかというようなお尋ねでありますが、これらにつきましては、敷地、あるいは設置場所の件もありますが、現在これらコンポストを活用した中で、ごみ減量等推進市民会議事業の一つといたしましてリサイクル農園を積極的に進めている関係からいたしまして、平成10年度も引き続きこれらの事業に取り組んでいきたいと考えております。
 そして、現在市役所におきましてはコンポストを設置し、活用しておりますので、他の公共施設にありましても教育部局との調整をとった中で場所等を考慮し、活用できるように配慮していきたいと考えております。

平成10年 第2回定例会
No.85 加藤高助役
 平成10年度第1、4半期における市政概要報告を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。

 次に、市民生活部関係について申し上げます。
 北本市ごみ減量等推進市民会議では、去る平成10年3月22日に北本市学習センターにおきまして、市民及び会員を対象に研修会を開催いたしました。午前中は「ダイオキシンとごみ減量」についての講演会を、また、午後から「ごみの分別基準について」「スーパーレジ袋について」「リサイクルについて」の3分科会を開催したところ、多数の市民の参加をいただき、ごみ減量について熱心な話し合いが行われました。
 また、4月19日に市役所庁舎前庭及び裏庭におきまして、リサイクルフリーマーケットを開催いたしました。当日は、110区画が出店し、家庭で不用となった衣類、食器などの日用品や家具の販売を行ったほか、生ごみを減量するためのEMボカシ容器の頒布を行うなど、約5,000人の参加者とともに、ごみのリサイクル促進を図りました。

No.62 黒澤健一議員
 件名3、環境問題について。
 環境基本法の条例がこの議会で提出され審議されております。すべての物質が影響を与えることなく循環して活用され、自然の摂理のなされるままに起承転結していけば、人間の生きざまとしてはよいのでしょうが、なかなかうまくいかないのが人間であり、動物であります。
 生活の向上、科学の発展、経済活動等、人が行動するすべての係わりが結果としてこの地球を住みにくくしているのかもしれません。
 自然の摂理の中で、あらゆる条件と共生していくことは、子どもたちのためにも大事なことであります。
 要旨1は、牛乳パック回収の教育効果についてであります。平成9年度モデル実施、今年度全面的に実施された小・中学校における牛乳パックの回収事業とその教育効果についてであります。このことについて教育委員会の見解をいただくものであります。
 要旨2は、市の職員に対して実施したダイオキシン研修はあるのかという課題であります。
 高橋節子議員は、環境ホルモン対策と市の対応の質疑の中で、行政に係わる市の職員としても環境問題についてはわからないことが多い。職員の環境教育に力を入れていくよう要望すると提案されたので、現在の行政の体質は理解するところでありますが、今回は、他市に先鞭をつけて環境条例を審議しており、かつては野外活動センター建設に当たっての委員会審議の中で、廃棄物等の環境汚染が問題となり、ダイオキシン問題は、ごみ減量等市民会議でさえも市民の関心事として勉強、研修をしています。
 本市としても、職員の環境に対する正確な認識をいただくために、研修は必要とするものであり、市の環境問題に対する研修の積極的な取組を求めるための質問であります。
 要旨3は、資源の有効利用と循環型社会と市民啓発について見解をいただくものであります。

No.70 加藤栄二市民生活部長
 件名3の環境問題の要旨2、並びに3についてお答え申し上げますが、要旨2につきましては、総論的な考え方についてまず申し上げたいと思います。
 ダイオキシン問題は、今や環境ホルモンの最重要課題として一躍脚光を浴びるようになったわけでございますが、これらの根源はもともとごみ問題にありまして、市民一人ひとりが環境問題に対して主体的に行動することが大切かと思います。
 そのためには、ご指摘のありましたように、まず足元の職員一人ひとりの自覚と認識を持つことが大事だろうというふうに考えております。
 そこで、市民向けの研修といたしましては、ごみ減量等推進市民会議で行われてましたダイオキシン問題とこれからのごみ減量についての講演や国学院大学教授の菅井先生によるダイオキシン問題についてセミナーを実施しておりますが、また、北本市の職員組合におかれましても、主体的にダイオキシン問題研修会も実施されたところでございます。
 今後、職員に対する研修といたしまして、所管部との調整を図りながら働きかけをしてまいりたいというふうに考えております。
 次に、要旨3の循環型社会への啓発の関係についてでございますが、資源の有効利用や循環型社会の構築につきましては、今議会に上程しております環境基本条例の中でもまちづくりの目標として位置付けでおりますが、現在、資源の有効利用を図るといった面からも自治会のご協力をいただき、空き缶や新聞紙などの資源回収、並びに牛乳パック等の回収を実施し、リサイクルの推進も徐々に向上してきている傾向にあります。
 また、ごみ減量等推進市民会議におきましてもEMボカシやコンポストによるごみの堆肥化、またその堆肥を利用した市民農園の開設やリサイクル、フリーマーケットの実施等を通じて資源の有効利用を図っておりますが、これらに対する市民啓発につきましては、広報の掲載はもとより市民会議の資料等でお知らせしておりますが、引き続き広報等の活用を図っていきたいと考えております。
 さらに、今後におきましては、環境基本条例に基づく環境基本計画の作成や具体的な実践の事例を示した行動指針、いわゆるマニュアル的な作成を通じまして、一層の啓発に努めていきたいと考えております。

平成10年 第3回定例会
No.97 高橋節子議員
 要旨3、不況の中であすなろ学園の受託作業と園生の自立状況について伺います。
 あすなろ学園のこの受託作業の状況がずっと出ているわけですけれども、不況でも何とか職員の皆さんのご努力によって受託作業が受け入れられているというふうなことを聞きますが、ここで以前、EMボカシの作業をしておりまして、これは市の方で確実に買ってくれるものなのですが、それが見当たりませんが、落としているのかどうなのか、それともなくなってしまったのか、受託作業の内容についてお尋ねします。それから、園生の自立状況はどうだったのか。

No.105 大澤薫保健福祉部長
 続きまして、要旨の3の不況の中であすなろ学園の受託作業と園生の自立状況につきましてお答え申し上げます。
 非常に長引く不況の中で、あすなろ学園におきましても受託作業の量が減っております。平成9年度におきましては、職員一丸となりまして鋭意努力をし、7社から受託事業の確保を図ってまいりました。また、あわせまして自主生産品の販売、とりわけご質疑のありましたEMボカシ菌につきましても自主生産をし、北本市の方に納入をしているわけでございます。あわせまして、生活指導並びに作業指導に力を入れまして、平成9年度は1人の園生の就職が決定しまして、社会の一員として自立したわけでございます。
 受託作業収入につきましては、全体でとらえた場合には前年対比で11%の減、金額にしまして39万1,000円の減となっておりまして、景気の低迷する中で非常に厳しい状況となっております。とりわけ、その要因としましては、自動車関連の受託作業が減っているというふうに確認をいたしました。一方、自主生産品につきましては前年対比で5.3%の減、金額で5万5,000円の減となっておりますけれども、EMボカシ菌の販売収入につきましては、北本市の理解をいただく中で前年対比で7.7%の増、金額で1万1,405円の増額を見たところでございます。受託作業収入また自主生産品の販売収入全体では9.7%減となっておりますけれども、景気の低迷する中、今後につきましても受託作業の確保また自主生産品の製造販売ということで、鋭意努力をしていきたいと思っております。なお、行政報告書にEM菌のボカシにつきましての売り上げ収入は上がっておりませんけれども、これらにつきましては他のきゅうり等の販売と合わせましてお示ししたところでございます。

No.4 高橋節子議員
 それから要旨2、家庭用生ごみ処理機の補助制度について伺います。
 今、北本市ではぼかしを配っていただきまして生ごみの処理に力を入れていただいてまりいました。しかし公団住宅とか、それからマンション、アパートにお住まいの方たちが話をするところによりますと、なかなか作っても庭がないし、家庭菜園も借りてないと。それを使う機会がないのでぼかしをもらっても、どうも自分は使えないんだというふうな話を聞きますが、そこで家庭用生ごみ処理機の補助、これを県内各地で随分行うようになりました。一番高いところでは、たしか松伏町と川口市が5万円の補助を出しております。お隣の桶川市では2万円の補助を出しております。この処理機はバイオ式とか、乾燥式とかいろいろあるそうですが、生ごみの減量にということで、この補助制度を設置する自治体が増えておりますが、北本市でもぜひこの補助制度を設置してほしいと思いますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。

No.8 加藤栄二市民生活部長
 次に、要旨2でございますが、家庭用ごみ処理機の補助の関係でございますが、この件につきましては、いわゆる生ごみの減量あるいはリサイクルにつきましては、これまでのいわゆるコンポスト及びEM菌による減量、リサイクルを実施してきたところでございますけれども、平成5年度より1世帯1回限りといたしまして、5,000円上限として購入代金の2分の1の補助を行っておるところでございますけれども、お尋ねの家庭用生ごみ処理機でございますが、おがくずやもみがら、あるいは微生物など利用した堆肥型と熱を利用した減容型などがございまして、代金も1台5万円から、さらには10万円ぐらいまでいろいろと市販をされておます。
 県内でも、幾つかの自治体でもこれらの補助制度をしておるようでございますけれども、お尋ねありました隣の桶川市におきましても、既に6月からこれらの2分の1を最高限度にいたしまして補助をいたしておるわけでございます。
 このようなことからいたしましても、ごみ減量等推進市民会議におきましても、生ごみ処理機につきましてモニターを募りまして、現在検討をいたしております。
 また、廃棄物減量等推進審議会におきましても、現在審議をしておるわけでございますけれども、9月の下旬ごろまでには答申がされるだろうというふうに考えておりますが、ごみの発生を押さえることが大前提でありますので、排出されたものはできるだけ少なくいたしまして、かつ有効利用を図ることが必要であります。
 市民会議の検討結果、あるいは審議会の答申を踏まえまして、今後補助制度の実施に向けまして、前向きに検討をしてまいりたいと、このように考えております。

No.4 阪井栄見子議員
 それでは3点目、件名3ごみ問題について。
 市民、業者、行政が一体になった運動とはということですが、北本市では行政が一歩リードしながら市民の意識改革を図り、市民みずからがごみの減量に取り組んでいこうという思いで、ごみ減量等推進市民会議ができました。これはもう行政と市民とが一体となった理想的な現状ではないでしょうか。しかし、減量は市民、業者、行政がともに自分たちの足元から減量に取り組まなくてはいけないと思いますが、北本市では業者への取組についていかがでしょうか。

No.8 加藤栄二市民生活部長
 次に、件名3でございますが、ごみ問題の特に市民、業者、行政が一体となった運動についてのお答えでございます。
 近年ごみの量の増加やダイオキシン等の公害問題のため、ごみの排出や収集及び処分に至るまで、ごみ問題については複雑、多様化してきておるところでございますが、このようなことから平成7年から市民参加によるごみの減量化及び再資源化の促進を図る運動を推進しまして、市民のごみに対する意識の改革を図り、もって快適なまちづくりに寄与することを目的として、ごみ減量等推進市民会議が発足したところでありますが、これらの団体につきましては、まさにこの団体はご承知のようにごみを排出する側の市民が主体となりまして、事業者、一般会員及び行政ぐるみで減量とリサイクルの推進を図るためのごみ減量等推進市民会議であると考えております。そして、この団体も本年で4年目を迎えるわけでございますが、県内はもちろんのこと全国的にも活発的な任意団体であると言っても過言ではないというふうに私は考えております。9月末現在までですけれども、会員数も534名ということで、年々微増ではありますけれども、増えてきている状況にあります。
 また、平成9年度の主な事業につきましては、ごみ減量推進市民大会の開催、ごみ処理施設見学会の実施、またEMボカシやコンポストを使用して、休耕地を利用した市民農園の開設、リサイクル、フリーマーケットの開催、環境問題研修会の開催、機関紙の発行等々の活動を行いまして、ごみの減量とリサイクルについて、市民の意識の改革に努めたところでございます。今後、これらにつきましても一層これらについての支援をしてまいりたいというふうに考えております。


  • 最終更新:2013-12-06 05:37:01

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