北本市(6)

北本市議会とEM(その6)

平成13年 第2回定例会
No.88 黒澤健一議員
 それから、第二次一般廃棄物処理計画、確かに今回いただきました。それで、その処理基本計画の中で4つの柱があって、目標を達成すると4番目に書いてあります。答弁がありました。
 そうすると、こういう平成13年度から平成17年度までの一般廃棄物処理基本計画で目標を達成すると言っているんですから、さっき言ったごみの発生量の問題、あるいはコンポストの問題、これは達成しなきゃならないんですよ。これを達成するためにどういう方策を部長考えているのか、ご答弁をいただきたいと思います。
 さらに、昨年の7月ですか、容器包装にかかわる分別収集及び再商品化の促進等に関する法律、部長よくご存じだと思いますが、その第8条に定める計画、これを国の方に要望しておりますが、このことについてはどういう結果になっているのか、ご答弁をいただきたいというふうに思います。
 さらに、環境基本計画の第4章、重点的取り組み3、ごみ処理問題の克服の中で「EMボカシによる生ごみの堆肥化を引き続き推進します」と、こういうふうになっているんですね、基本計画。
 ところが、生ごみの関係で予算措置を今回しなかったと。前回の総括質疑の中で「所期の目的を達成したから予算措置しない」、こんな答弁があるんですけれども、「所期の目的」というのはどういう目的なんですか。もう達成しちゃったんですか。
 ここに1つ資料があるんです。生ごみを堆肥化して家庭菜園をやっているグループの資料がございまして、生ごみの減量による効果ということでデータがあります。192世帯で生ごみを堆肥化して処理している人たち、この人たちが堆肥化することによって、192世帯ですよ、年間34トン、3万4,000キログラムの減量をやったと。こういうデータが北本市にあるんですよ。
 それなのに、一方では、生ごみのEMボカシによる堆肥化は、所期の目的を達成したから予算措置をしません。これはおかしいじゃないですか。
 私はね、あっ、予算措置できなかった。だめならだめでいいじゃないですか。だけれども、これは例えば9月とか6月、今回もう無理ですけれども、補正予算で対応してまでも引き続きやりますとか、そういう形をやはり私は考えるべきだと思うんです。そういうお答えをいただきたいと思うんです。いかがお考えか、ご判断をいただきたいと思います。

No.92 遠藤義泰市民生活部長
 件名2の環境に関する問題につきましてお答え申し上げます。
 このたび、環境基本計画を受けまして一般廃棄物処理基本計画、これはごみ処理の基本的な計画でございます。その中で、今回課題事項といたしまして2点ほどございまして、当面は減量化とそれから推進に関する事項、さらには循環型社会へ向けての取り組みということでの推進でございます。
 それらにつきましては、達成期限というような形で、この中に例えば先ほどの容器包装リサイクル法の関係ですか、これにつきましても販売業者、包装資材につきまして適正な資源回収を指導していくという内容がございます。
 さらには、燃やせるごみの発生量、これは平成10年に、90%に平成17年度までに持っていくというような内容でございます。
 一応これらを基本目標といたしまして、今後それらの減量等リサイクルの推進、またごみ処理の問題につきまして、これを目標にして取り組んでまいりたいと考えております。
 あくまでも、これは基本的な実施目標でございますので、これを一つの指針として取り組んでまいります。
 先ほどのEMボカシの関係でございますけれども、所期の目的は達成されたかというような内容でございましたけれども、これにつきましては、平成6年度から実施いたしまして7年間、現在まで来ております。
 これは、当初ごみ減量市民会議等のご協力をいただきまして、今まで市としても無償配布という形で対応してきたんですけれども、これも所期の目的が達成されたというようなことから、今回平成13年度で廃止したというような内容でございます。

平成13年 第3回定例会
No.4 高橋節子議員
 まず、1件目、ごみと環境対策について伺います。
 (1)、ごみの減量策から。
 ア、事業系ごみの増加に伴う料金設定と受け入れ方についてですが、事業系ごみについては昨年6円から12円にキロですがアップになりまして、近隣と同一歩調という形になりましたが、それまで大分安かったんですが、この料金設定をもうちょっと見直した方がいいのかなという観点から質問をしますが、事業系ごみとそれから産業廃棄物とリンクする部分があるんですが、環境省はこのほど国のごみの減量化と適正処理に関する基本方針というのをまとめました。基本方針の正式名称は、「廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針」という名称ですが、ここで環境省は今産業廃棄物の民間の処理がなかなかできにくいと、産廃の焼却炉が設置しにくいという状況を受けて、一部自治体の役割ということも明記してまいりました。市町村の一般ごみの連続型の焼却炉で可能な産廃を受け入れることも位置づけております。まだ市町村やその団体には通知が来ていないと思いますが、こういうふうな方針を環境省は出し始めました。
 ごみ減量という立場に立っているときに、産廃までというのは本当にできないなというふうに思うわけですが、そこでそれなりのちゃんとした方針とか、それから事業系のごみとリンクする部分がありますので、事業系ごみの料金設定の方もきちっと考えていかなければならないだろうと、何か12円になったけれども、なかなか量は減らないということも聞いておりますので、その辺についてお答えをいただきたいと思います。
 これは決定するのは埼玉中部環境保全組合なんですが、管理者会議とか担当者会議とかそれぞれあると思いますので、提言をしていただきたいというふうに思います。
 イ、EMボカシの活用と積極的な対応について伺います。
 昨年度まで無料配布をしていただいてまいりました。今年度から廃止になったわけですが、しかし私は有料でもいいと思うんです、1袋100円ということで。自分の家のごみを処理するのですから100円で妥当だというふうに思いますが、その移行する段階のやり方がちょっとまずかったのではないかなというふうに思います。いきなり停止しますということでは、なかなか市民の納得も得られませんし、この間、ごみ減量等推進市民会議の方で補助を出して続けてまいりましたけれども、市民の皆さんへの有料の徹底とか、それからごみ減量等推進市民会議への説明、農園管理運営委員会の方でかなり頑張ってEMボカシの普及活動をしてまいりましたので、その辺についての理解の得方もちょっと年度変わりにまずかったなというふうに思いますので、これからでも遅くありませんので、農園管理運営委員会の皆さんのご理解とか、それから今ふれあいの家でEMボカシをつくって販売に当たっておりますが、これもごみ減量等推進市民会議の方でずっと永久に50円補助ということにはならないのかもわかりませんので、その辺についての手立てもどうしていくのかとか、それからあすなろ学園で製造しておりましたが、市で買い上げるのをストップしましたと同時に、あすなろ学園の方では製造もストップしてしまいました。ですから、この辺のかかわりについてもきちっとしたルールづくりとか対応をしてほしかったというふうに思いますが、これからでも結構ですので、その辺の積極的な対応をお願いしたいと思います。ご答弁をお願いいたします。
 (2)、合併浄化槽へのEM活用の指導について伺います。
 EMについては皆さんもご存じだと思いますが、EMとは有用微生物群の略語ですが、その中身は、自然界の蘇生型と崩壊型の2つの方向のうち蘇生型の方向性を持つ微生物をたくさん集めたものです。例えば、光合成菌、酵母菌、乳酸菌、こうじ菌などで、もっと何十種類かあるんですが、これらを集めたEMが増殖してきますと抗酸化物質のレベルが高くなるため、エネルギーの立体的な集約化、すなわち蘇生型の構造となり、空気や水も浄化されてまいります。
 私たちが一番身近なのは、ただいま申し上げましたEMボカシ、生ごみを堆肥化して処理をするためにEMボカシを使ってまいりました。それから、今農業や畜産の分野にもかなり広く使われておりますし、医療の分野にも使われております。また環境の分野では水の浄化、悪臭対策、これに効果を上げております。瀬戸内海のノリ、瀬戸内海は割と閉鎖性水域に近い状況のところですので、一時赤潮の発生、魚ににおいがついてどうとかということが話題になりました。その後、広島県の内海町というところで、EMのノリ、ノリの養殖なんですが、EMを使ってノリの養殖に成功して、それがきっかけで瀬戸内海が自然にきれいになっていったというふうな兼田さんという方なんですが、この方の報告があります。このノリがEMで成功したのをきっかけに、瀬戸内海で何か潮の流れでEMが出ていったところからずっと海流に乗ってEMが流れていって、今ヘドロが消えつつあると、この中心に、ここから。トリガイがたくさんとれるようになったし、カタクチイワシが大発生していると。こういうふうな現象を受けて、この近隣の行政にも今飛び火していまして、尾道市、因島市、それから秋津町、川尻町とか、この近辺の官民一体でEMを使うようになって広がっております。これを見まして、今度は有明海のノリが大変ダメージを受けましたけれども、ここで今使い始めました。効果が上がればいいと思っておりますが、瀬戸内海の方に視察にまいりまして有明海のノリもどうにかしたいということで、ここは有明海で今始まったEM浄化のプロジェクトの状況を書いてありますけれども、こういうふうな広がりを見せております。
 私たち平成7年10月ですけれども、建設常任委員会でも沖縄県の具志川市の市立図書館の合併浄化槽を見てまいりました。そのときにトイレから出てくるトイレの排水とか、それから洗剤まで全部混入しております合併浄化槽にEMを入れまして、そして24時間で飲み水に近い水になるほどきれいになってしまうと、そういう状況をこの目で見てまいりました。循環型にしているらしいのですが、年間120万円かかっていた水道代が6万円で済むと、そういうふうな実績も報告いただきまして、これは山崎光典さんが委員長のときでしたので、議会で報告をしております。こういうふうな状況もありますので、ぜひ合併浄化槽に公的な部分でも、それから家庭が購入するときも補助を出しておりますので、このEM活用の指導についてはいかがでしょうか、お尋ねをいたします。


No.6 遠藤義泰市民生活部長
 件名1のごみと環境対策の要旨1、ごみ減量策からについてお答え申し上げます。
 まず、アの事業系ごみ増加に伴う料金設定と受け入れ方についてでございますが、ご案内のとおり、平成12年度埼玉中部環境センターに搬入されました事業系のごみの量は5,363トンで、平成11年3,368トンに比べ約2,000トン、前年度と比較しまして59.2%大幅に増加し、燃やせるごみ全体の1万8,297トンの約29.3%の割合を占め、事業系ごみの占める割合は年々増加する傾向にございます。
 事業系ごみの増加の要因として、周辺の処理場より料金が安価であることが指摘され、埼玉中部環境センターでの処理料金につきましては、ご案内のとおり、平成12年9月に、6円から12円の2倍に値上げし、ほぼ県内数値に達したものの、以前にもまして事業系のごみの増加傾向が続いております。
 このような状況から、実際の処理にはキログラム当たり22円--これは県内の最高処理単価、4市ございますけれども、朝霞市、和光市、志木市、新座市の単価と同様でございます、廃棄物処理法の原則は事業系ごみは事業者みずから処理費を負担するということから申し上げますと、現在料金体系は十分と言えない状況にございます。
 また、区域外分の搬入も懸念されており、今後何らかのごみ減量化や排出抑制策が必要でございますので、埼玉中部環境保全組合及び構成市町で組織しております管内連絡協議会において料金の見直しや圏域外からの持ち込み排除対策、ごみの分別の徹底、減量化対策につきまして提案してまいりたいと思います。
 また、小規模への対応策としましては、平成13年3月に改定いたしました北本市廃棄物処理基本計画にもありますとおり、事業系のごみ袋等の導入などを検討してまいりたいと考えております。
 また、産業廃棄物の焼却場への受け入れにつきましては、処理料金の設定や住民の理解、また処理場の延命の関係などがあり、多くの課題がございます。導入につきましては、中部環境保全組合また管内連絡協議会で慎重に検討してまいりたいと考えております。
 次に、EMボカシの活用と積極的な対応についてお答え申し上げます。
 北本市では平成7年度から12年度まで、生ごみの減量化とリサイクルの推進を図るため、毎月約400個ずつEMボカシの無償配布を行い、EMボカシの利用、活用の普及を促進してまいりました。しかしながら、所期の目的を一定量達成したこと、受益者負担の公平性などから、平成12年度をもって無償配布を廃止し、平成13年度から北本市ごみ減量等推進市民会議の活動の一環として4月から7月の間無償配布をご協力いただきまして、8月から半額補助を取り入れ、毎月上旬販売元であります北本市心身障害者福祉作業所「ふれあいの家」が市役所第1庁舎前で販売しているところでございます。受益者負担の公平性のため、無償配布から有償配布に切りかえたところでございますが、この内容につきまして周知が徹底されず大変ご迷惑をかけておりましたけれども、ご指摘の点につきましては、今後ごみ減量等推進市民会議や関係者に対しまして、市広報紙を通じまして周知してまいりたいと考えております。
 現在のところ、購入者数が平成13年3月と比較してほとんど減少していない状況でございまして、4月から7月各月400個、8月が460個でございました。なお、市といたしましては、EMボカシを利用しての生ごみの減量化は有効な手段でございますので、今後ともごみ減量とリサイクル推進につきまして市民の皆さんのご協力とご理解をいただくとともに、北本市ごみ減量等推進市民会議を指名いたしまして、あわせてEMボカシの活用について積極的にPRしていきたいと考えております。
 続きまして、要旨の2、合併処理浄化槽へのEM活用の指導についてお答えを申し上げます。
 合併処理浄化槽につきましては、管理者の義務として浄化槽法に基づき、毎年1回浄化槽の保守点検のほかに清掃を行うこととなっており、現在管理者に委託された浄化槽管理業者は清掃の際に活性汚泥を種菌として使用しているところでございます。
 ご提案のEM菌の合併処理浄化槽への活用につきましては、合併処理浄化槽にEM菌を投入しますと数か月で汚泥の引き抜きが必要でなくなり、汚水処理効果も高いという沖縄県具志川市立図書館等の事例もございまして、EM菌は合併処理浄化槽の中でも有効に作用しているようでございます。また家庭におきましても、生活排水の浄化に効果があったとの事例も報告されております。そこでEM菌の合併処理浄化槽への活用について、国の関係機関また埼玉県環境科学国際センターに問い合わせましたところ、活性汚泥とEM菌の相性に関する研究が現在十分行われていない現状から、浄化槽のメーカーの実用化の方向性を確認いたしまして、今後は合併処理浄化槽へのEM菌の応用も一つの方法として市民に広く紹介していきたいと考えております。

No.12 高橋節子議員
 それでは、一通りご答弁をいただきましたので、再質問をさせていただきます。
 件名1の事業系ごみの増加についてですが、やはり6円から12円にしたけれども、かなりの量が増えていると。圏外から搬入されているのではないかなということも何となく危惧されるんですが、飲食店なんか、例えばチェーン店化しているような飲食店の事業系ごみの搬入の仕方というのはどんなふうになっているのでしょうか。例えば、埼玉中部環境保全組合が今まで6円で安かったから、こちらの方にどどどっと持ってきていたのが、そのまま継続して来ているのかなという危惧もするんですが、その辺で事業系ごみの増加の内容を、どんなものが増加しているのかわかればお聞かせをいただきたいと思います。
 それから、イでEMボカシの件ですが、これはこれからきちっとごみ減量等推進市民会議の農園管理運営委員会の皆さんともお話し合いをしていただきたいと思います。農園管理運営委員会の皆さんがきくまつりのときなどは積極的に出て、一テント確保しましてEMボカシを販売したり、それからバケツを半額で販売したり、一生懸命に力を入れていたわけなんですが、それで何の話もなくてぱたっと3月でもう終わりですと言われたときに、あの委員会の皆さん大変ショックだったんですね。ですから、やはりその辺で一緒にごみの問題を考えてきた皆さんに対して、こんなふうにしたいと、こんなふうに我々したいんだけれどもというような話し合いが必要だったのではないかと思うのですが、今からでも遅くはないので、ぜひコンタクトをとっていただきたいというふうに思います。
 それから、販売方法ですが、今ふれあいの家の皆さんがあそこに出て、月に5日間販売しておりますけれども、それも何だか全然来ない時間もボーッと--ボーッとと言ったら失礼なんですが、ずっとあそこで1日じゅういなくてはならないと、そんなふうなことも気の毒ですので、何かどこかに無人のものを置くとか、何か方法がないのかなというふうに思いますが、その辺も一緒に検討に加わっていただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。
 それから、あすなろ学園の問題は福祉部の問題になるのかなと思いますが、あすなろ学園の方でもうやめてしまいました、ボカシをつくるのを。丸抱えで市で買ってもらえるからつくっていたと、私はちょっとその辺が納得できないんですね。やはりつくってみて、自分たちで販売方法を考えると、そういうふうな意気込みもないとだめではないかなという気がするのですが、あすなろ学園の問題でボカシのことで福祉部長の見解をお尋ねしておきたいと思います。
 それから、(2)で合併浄化槽のEM活用ですが、これから広く市民に紹介していきたいと、広報紙で紹介していただくのでしょうか。補助金を出していますよね、市民の方に。今まで延べ何人ぐらいに出しているのか、わかればお尋ねしたいんですが。それで広報で出すのもいいのですが、その方たちにこういう方法がありますからと、そういうことでていねいにご指導いただければと思うんです。それはいかがでしょうか。
 それから、公共施設で、学校とか、あとどこだろう、合併浄化槽が入っているようなところは。そういう公共施設で合併浄化槽が入っている部分で、そういうものを活用するのはどうなんだろうか。学校のところでもまだ調整区域のところもかなりあると思いますし、その辺の活用はいかがでしょうか。
 それから、委員会で私たち行ってきまして、ちゃんと委員長報告をしているんですよね、議会で。その委員長報告というのは議会では見てきただけ、それで終わっちゃっているんでしょうかね。そうかそんないいことがあるのか、やってみようということにはならないのでしょうかね、これ。詳細に山崎光典さんが委員長のときに報告しているんです。水道料金も今申し上げましたが、120万円だったのが6万円になったと、それから電気料金も年間を通じて50万円節約がされたと、それとEMの購入料はそのほかかかっていますが、年間3万円程度だと。そういうのを差し引いたとしても、かなりの行政効果も上げておりますし、それから何よりも環境浄化ということからBSがどのぐらい、BODはどのぐらい、SSがどのぐらいというのもちゃんと表に出して報告してあります。こういうものを、では公共施設で合併浄化槽をつけている部分にやってみようとか、そういうふうなことは考えないのでしょうかね。我々の行政視察との関係で、どんなふうに考えているのか、その件についてもコメントをどなたかお聞かせいただきたいと思います。

No.14 遠藤義泰市民生活部長
 件名1の事業系のごみの関係のご質問の中で、圏外からの搬入ごみはどのような把握をしているかという内容でございますけれども、これにつきましては中部環境の処理場の方におきまして、事業系の搬入ごみの状況調査ということで7月17日に調査しております。その中では、関係職員が立ち会いまして、その中に投入されたごみにつきましては、いろいろ食品ごみであるとか、また紙類、容器・包装ですか、そういったたぐいが混入が確認されております。これも小規模事業所、ご承知かと思いますけれども、焼却炉がダイオキシン問題等におきまして、事業所で燃やせなくなったというようなことで、かなりそういった要因もありまして事業系のごみも増加しておりまして、さらにはまた本支店の関係がありまして、例えば事業コストの関係でもって、どうしてもごみの処理単価の安いところへ流れてくるというような、また圏域外流入もあるかと思います。そのような状況で、かなりそういった事業系のごみも昨年に比べまして約59%、平成12年度実績で増加しておりますので、今後もこの保全組合の協議会の管内でまたさらにどのような対策が講じられるか、検討してまいりたいと考えています。
 それから、合併浄化槽の補助の設置基数でございますけれども、平成10年から12年の実績でございますけれども、全体で92基でございます。これも先ほどもEM菌の効用につきましては幸い優れていて、合併浄化槽につきましても実用になるのではないかということで考えていますけれども、これはまだ実際に実用化されたという内容がないものですから、それらを今後動向を見まして、例えばいろいろな公共施設で合併浄化槽を設置しているところにつきまして今後検討してみたいと思います。

No.16 加藤栄二保健福祉部長
 2回目のご質問にお答え申し上げますが、初めに私の方の関係に入る前に、先ほどのあすなろ学園の関係でお答え申し上げますが、現在あるなろ学園につきましては、経過等はご案内と存じますけれども、現在ふれあいの家でこれらのEMボカシを販売をいたしております。8月から市役所の方におきまして、ふれあいの家の方につきましては販売を行っているわけでございますが、問題は、要するにあすなろ学園とふれあいの家とのいわゆる競合といいましょうか、販売計画つまり販売経路等の問題もあるわけでございまして、今後この辺の状況も調整をとりながら、話し合いを進めて検討してまいりたいというふうに考えております。

No.20 高橋節子議員
 合併浄化槽のEMの活用ですが、ぜひ公共施設でやってみたいということですので、具志川市の例などもちゃんと研究していただいてやっていただきたいと思います。
 どこで答弁するのか、答弁がなかったのですが、やはり我々議会で行ってきた行政視察というのは、それなりに勉強してやってきておりますので、ちゃんとやってみようという態勢をとっていただきたいと思います。これは既に平成7年のことですから、お願いいたします。
 それから、EMの活用ですが、きのう加藤勝明議員が排水口の側溝の汚泥のことで言っておりましたが、どうもいろいろ読んで見ますと、その辺に活用できるかなというふうな気がいたします。後でまた部長に見せますので、何か手立てができればEMの効果が上がればいいかなというふうに思っておりますので、いろいろと研究をしていただきたいと思います。時間がありませんので、前向きにやっていただきたいということを要望いたしまして、終わります。

No.48 加藤栄二保健福祉部長
 件名4、障害者グループが運営する店の計画について、1)職場として、作品常設販売路としての設置計画についてお答えを申し上げます。
 既にご承知のとおり、現在市内には公立のあすなろ学園を始めとし、民間団体で運営している心身障害者地域デイケア施設ふれあいの家及び本年度から開所いたしました精神障害者小規模作業所かばざくらの3施設がありますが、それぞれ作業活動を通じまして自立訓練、対人関係の改善、生活意欲の向上等を図ることを目的に運営しております。そして、これらの作業活動を通じまして、いろいろな作品等を販売し、その売り上げを運営資金の一部に充てたり、あるいは通所されている利用者に賃金として支払うことにより、その施設に通うという意欲あるいは作業するという意欲の向上につながっているものと考えております。
 そこで、販売路の件でありますが、ふれあいの家におきましてはEMボカシ菌の販売のみに限りまして、本年の8月からでございますが、月初めに固定して市役所で一般市民へ販売を始めたところでありまして、これらの販売も大分好評のようでございます。その他の販売路といたしまては、市のイベント等に参加をして販売している状況にあります。また一方、かばざくら作業所にありましては、本年度の開所ということもあり、9月9日の福祉まつりでのバザーに初参加をしたところですが、今後一層かばざくら作業所の存在感を市民へ啓発していきたいと存じます。
 いずれにいたしましても、これらの障害者グループが運営する常設の販売施設計画にありましては、冒頭申し上げましたように、障害者の自立訓練あるいは生活指導面からも作業活動の一環として必要不可欠の事業でありまして、固定した販売路の施設は望むところですが、先ほどまちづくり推進部長の方からも、「農」のあるまちづくり構想の中でも検討していく方向性も出ております。したがいまして、今後これらの計画を進めていく中で、十分協議をしながら対応してまいりたいと考えております。

No.50 金子眞理子議員
 それから、障害者グループが運営するお店ですが、具体的にはEMボカシの無料配布がなくなったことから、ふれあいの家の方が市役所で販路をつくったという、そこらあたりがきっかけとなって直売できる場所が欲しいという気運が高まってきていると思います。それで、上尾の市役所に売店がございます。それから桶川の市民ホールにも売店があります。ああいった形が望ましいかなとは思うのですが、熊谷の市役所では北本市のように市役所の中で直売をさせていただいているのですが、1階のロビーの一番人が来るところを貸してくださっているということなので、もう少しご理解をいただけるとありがたいなと思います。

No.90 遠藤義泰市民生活部長
 続きまして、要旨2の各種施策の問題点についてお答え申し上げます。
 環境基本計画に掲げる施策の体系といたしまして、第3章、施策の展開に合わせる中で、4つの質問事項のうち、市民生活部で所掌する循環型ごみ処理方法の推進の関連につきましてお答え申し上げます。
 特に、埼玉中部環境保全組合と北本市の目指している方向との違いについてでございますが、本市ではごみの減量とリサイクルの推進に向けて、現在市内から発生するごみの適正かつ安全な処理を目指すとともに、環境の保全や住民の生活環境の向上を図るため、循環型社会の構築を目指し、種々の施策に取り組んでいるところでございます。
 その取り組みといたしましては、現在7分類に分けてのごみの分別収集を始め、14品目による資源回収事業、家庭用生ごみ処理機に対する設置助成制度、本年10月から実施いたしますミックスペーパーモデル事業、また市の協力団体である北本市ごみ減量等推進市民会議が実施しております市民意識の改革を図る市民大会、機関紙の発行、研修会や講習会の開催、市民農園の開設、EMボカシの普及、買い物袋持参運動の推進、フリーマーケット等の開催について取り組んでおり、ごみの排出抑制、再資源化の推進を図っているところでございます。
 一方、埼玉中部環境センターでは、現有焼却施設は稼働から17年が経過したため老朽化し、継続的な操業は困難という状況から、その耐用年数は今後10年から15年程度と推測されております。そのような状況から、埼玉中部環境保全組合の保全組合管内協議会の方向性として、焼却しないで済む廃棄物の処理、循環型社会の実現を基本理念としまして、廃棄物を効率的に処理し、リサイクルを確実に促進するためにリサイクルプラザを管内に設置することを決定しております。

平成13年 第4回定例会
No.42 大澤薫総務部長
 本市におきましては平成8年に行政改革大綱を策定いたしまして、事務事業の簡素効率化、情報化の推進等による行政サービスの向上、公共施設の一部委託など、行政運営の合理化と簡素効率化に努力してきたところでございます。
 こうした中、平成9年11月にはさらに厳しい状況が続く行財政環境に対応するため、地方自治体に対しまして新たに地方自治新時代に対応した地方公共団体の行政改革推進のための指針が示されました。この指針に基づきまして行政改革大綱について見直しを行い、平成11年に行政改革推進計画を策定いたしまして事務事業の見直しに当たりまして、まず一つとしまして市行政の役割の妥当性、二つとしまして事務事業の必要性、三つとしまして事務事業の効果、効率性、四つとしまして事務事業の公平性の4つの視点を持ちまして見直しを進め、事務事業の整理合理化では、寝たきり老人手当支給事業、楽しい子どものアートワークショップ事業、EMボカシ無料配布事業、荒川荘利用負担金事業など12事業を廃止または縮小し、補助金等の整理合理化では、老人、小・中学校交通災害共済補助金、中丸塵芥処分場事業推進協議会補助金など9補助金の廃止や、まちづくり観光協会補助金、青少年育成市民会議補助金の減額、印鑑登録証明事務の電算化による事務処理時間の短縮、市独自のホームページの開設による市政情報提供の充実、広報紙配布業務のシルバー人材センターへの委託、公平委員会の共同設置等に取り組んできたところでございます。

No.66 金子眞理子議員
 要旨2、作品発表・販売の定期的な場の支援についてお尋ねいたします。
 さきの9月議会で、「農」のあるまちづくりの直売所に障害者グループの販売品を置けるようお願いいたしましたが、その後産業振興課と福祉課の担当が連絡をとりながら進めてくださっているようで、農協でも好意的に受け止めている様子です。これにつきましては、引き続き実現に向けまして、努力をしていただきたいと思います。
 今回の質問は、8月から障害者作業所のふれあいの家が、月の初め5日間、庁舎の外でEMボカシを中心に許可を得て販売をしていますが、もう既に5か月が過ぎ、少しずつですが力をつけてきています。販売の中心となっておりますEMボカシは、ごみ減量に役立ち、市民の皆様にもっともっと広めていきたい品です。また、市民の側からも、月初めだけでなく、販売日を増やし、手に入れやすくしてほしいという声も上がっています。
 上尾市などでは、市庁舎の売店を障害者グループが運営していまして、これについては、大変理想的な形なんですが、熊谷市の方では、定期的に、市の庁舎のロビーに販売の場所を提供しています。こうした不況の社会の中にあって、障害者の方々のお仕事はもちろん、販売の拡大もなかなか難しい状況ですが、熊谷市のテーブル1台というスペースでも、社会参加につながる大切な場所になっていると聞いています。
 市内には、あすなろ学園、かばざくら作業所、そしてふれあいの家、さらには第二のふれあいの家の要望も出されています。そうした中で、障害者の社会参加の場所の提供を公共の中で検討いただきたいと願うものですが、いかがでしょうか。

No.68 加藤栄二保健福祉部長

 次に、要旨2の作品発表・販売の定期的な場の支援についてお答え申し上げます。
 障害者の作品発表や販売を通して社会参加することは、自立の上からも大切なことと考えております。
 そこで、障害者団体の作品発表につきましては、市のいろいろな行事を通じまして、発表が行われておるところでございますが、中でも市の授産施設でありますあすなろ学園につきましては、積極的に福祉バザー等に参加し、手づくり品などを販売しているところでございます。
 さきの第3回定例市議会におきましても、同様のご質問にお答えしておりますが、身心障害者施設ふれあいの家におきましては、本年度から各種の作品を販売し、その売り上げを運営資金の一部に充てたり、あるいは通所している利用者に資金として支払うことによりまして、社会に参加するという意欲、あるいは作業するという意欲の向上が図られております。
 そこで、ふれあいの家では、定期的な販売の場といたしまして、お尋ねありましたように、市役所の第3庁舎の下で、EMボカシ菌を中心として、この8月から販売実施をいたしておりますが、先ほど申し上げましたあすなろ学園やかばざくら作業所、これらの障害者グループを含めた常設の販売路につきましては、今後これらのグループのネットワーク化を図りながら進めていく必要があるものと考えております。
 したがいまして、これらのグループが定期的な場所を固定して販売するという現在の庁舎構造からは難しいものと考えております。
 いずれにしましても、現在ふれあいの家が販売しております場所等を当分の間利用していただければありがたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。


平成14年 第1回定例会
No.68 高橋節子議員
 (3)EM活用を効率的に、また効果ある施策として、どのように行っていくのかということですが、EMに関しては、昨年の9月議会に取り上げまして、かつて平成7年10月に建設常任委員会で沖縄市を視察したときのことを申し上げました。その後、ちっとも当市ではそのEM活用はしていないということを去年の9月議会に申し上げまして、それからいろいろと研究もしていただきまして、今教育委員会なんかでも使っていただいておりますし、その方向性が見えてまいりました。
 EMとは、昨年申し上げましたので皆さんわかっているかと思いますが、EMというのは有用微生物群という言葉の略語ですが、その中身は、自然界の蘇生型と崩壊型の2つの微生物があります。蘇生型の方向性を持つ微生物をたくさん集めたものがEMということになります。80種類ぐらいあるというふうに聞いておりますが、例えば光合成菌とか、酵母菌とか、乳酸菌とか、こうじ菌とか、そういう菌を80種類だったと思います。それらを集めたものがEMという略語であらわしていますが、このEMが増殖すると抗酸化物質のレベルが高くなってまいりまして、エネルギーの立体的な集約化と、そしてこのすなわち蘇生の構造になってまいりまして、空気や水も浄化されてきます。
 北本市で今まで、EMぼかしを無料配布して、ごみの減量に努めていただいてまいりました。それから今、畜産の分野や農業の分野で広く使われておりますし、環境の分野ではかなり広く水の浄化や悪臭対策、使われております。
 1月30日、31日と、私どもごみ減量等推進市民会議でも17名、市の職員も3名ほど一緒に参りましたが、幕張メッセでEMシンポジウムが開催されました。そこへ行きまして、私も一緒にごみ減量等推進市民会議の会員として参加させていただいてまいりました。ここの中で、500自治体が既に活用しているというふうな発表もありまして、その中に何人かの首長さん自身も、うちのまちではこう使っていますということを発表していただきました。本当にすばらしい効果があるんだということを感動をして聞いてまいりました。
 その中に、私ども建設常任委員会で平成7年に伺いました沖縄の具志川市の市長さんも、知念市長さんも見えておりまして、そのときにお伺いした図書館の館長さんも見えておりました。やはり同じ名前で知念さんとおっしゃるんですが、具志川市の図書館の館長で、合併浄化槽に使っておりましたというふうなこと、私たち見てきたことをそのまま発表してくださいまして、ああそうだ、そうだと思いながら聞いてまいりました。そういうシンポジウムが先日幕張でありまして、行ってまいりました。
 今回は、さらに来年度予算の中であすなろ学園に設置していただくということになりましたが、EMの活性液をつくる製造機械を設置していただくという運びになりました。
 もう既に北本市の中で、教育委員会の方でも各学校に配られておりまして、トイレの悪臭とか、それから鶏の小屋とか、合併浄化槽に入れたとか、何か北小の方とか、それから栄小の教頭先生、この間お電話でお話ししましたら、においがなくなりまして大変効果がありますというふうなお話もされておりましたし、既にもう内部で使われているという状況があります。
 せっかく拡大液を製造する機械を買い入れるわけですから、全庁的な共通認識を持っていただきたいというふうに思います。教育委員会と環境リサイクル課だけがわかっているということではなくて、いろんなところに使っていけますので、環境浄化を進める上から、ぜひ全庁的に理解していただければと思いますが、その辺の今後の平成14年度どんなふうに効果を上げるために行っていくのか、お伺いをするものです。
 (4)既存の単独浄化槽を合併浄化槽に転換する費用の一部を補助していくことになりましたが、北本市としては予測数はどの程度なのか。そしてまた公共施設、これは学校も含みますが、この浄化槽、単独浄化槽ですね、これはどういうふうになっているのか、また、どういうふうに対処していくのかもあわせてお伺いをいたします。
 (5)生ごみ処理機の活用と子どもたちへの環境教育。また、これが普及拡大、例えば病院とか、老人施設とか、飲食店などになるのかどうなのか。
 食品リサイクル法というのがありますが、これなかなか市内のそういうふうなところに言いにくかったという状況もあると思いますが、市として、生ごみ処理機を活用してこういうふうな方向付けを持っていくんですということができれば、病院とかそういう施設などにも、おたくも使っていただきたいということをお願いしていくということはできると思いますので、その辺の平成14年度どういうふうに行っていくのか、お伺いいたします。

No.76 大島公一市民生活部次長
 次に、要旨3、EMの活用についてお答え申し上げます。
 EMとは、人間にとってよい働きをする微生物を集めた有効な微生物群のことですが、本市におきましては、EMぼかしの無料配布及びEM容器の購入費補助などを行い、ごみの減量に努めたところでございます。
 また、北本市ごみ減量等推進市民会議では、EMによる減量・肥料化した生ごみを利用しての市民農園の開設や、EMぼかしづくり講習会の実施、EMを入れたグリーン石けんづくりを開くなど活躍しております。
 最近では、生ごみの減量だけでなく、河川等の汚泥の品質向上による水質透明度の向上等の河川浄化、土壌の改良、害虫抑制や、トイレ、鳥などの飼育小屋の悪臭防止、ダイオキシン類の発生抑制、さらに米のとぎ汁EM発酵液は、掃除、洗濯やお風呂といった一般家庭の活用にも効果があると言われております。
 市といたしましても、このようなEMの効用を踏まえ、平成14年度予算にも計上してございますが、あすなろ学園にEM活性液--これはEM菌を糖蜜等により培養した液でございますが--を作ることのできる活性装置の設置を予定してございます。

No.90 高橋節子議員
 これは要望にしておきますが、市民生活の3番目のEM活用を効果的にということですが、これ、あすなろ学園の方で拡大液を製造ということになりますので、市民生活の方だけがかかわるというものでもないので、あすなろ学園担当の福祉部長の方からもお答えがあるかなと思っておりましたが、時間もないし、ぜひ今後全庁的に、いろんないい方向に向かうように研究をしていただきたいと思うんです。
 それに当たって、あすなろ学園で製造しますので、その辺で使用はどうするのかとか、例えば、あすなろでつくったものを教育委員会で使うときに、内部でお金のやりとりをするのかとか、環境リサイクル課で使うときにどうするのかとか、そんないろんな細かいこともありますし、また、私たちごみ減量等推進市民会議のメンバーで、いっぱいお米のとぎ汁発酵液とかつくって、環境浄化に努めているというふうな者がたくさんいるんですが、その人たちが使うときはどうするのかとか、いろんなことがあると思いますので、ぜひ、要望にしておきますので、全庁的に福祉部も交えて検討をしていただきたいというふうに思います。

No.8 遠藤義泰市民生活部長
 件名2の要旨1、電気式生ごみ処理機の効果と今後の計画的な普及促進についてお答え申し上げます。
 ご承知のとおり、本市では生ごみ処理機購入補助制度ということで、生ごみの自家処理を促進し、生ごみの減量化、堆肥化による資源の有効活用を図っているところでございます。平成11年4月から、一般家庭で容易に利用でき、その場で生ごみ処理ができることから、電気式生ごみ処理機を追加いたしまして、購入に要した費用2分の1の額として2万円を限度に交付しております。平成13年度までの交付実績を参考に申し上げてみますと、平成11年度、123基、平成12年度につきましては68基、平成13年度、64基、総合計で255基が導入され、3年間で補助金が510万円ほど交付しております。
 電気式生ごみ処理機の利用者の多くは、ごみ減量等推進市民会議で活動されている市民農園、また家庭菜園、家庭農園等に堆肥として有効活用するなど、家庭用生ごみ減量と再利用が図られ、燃やせるごみの生ごみが年々減少し、効果が出てきております。
 その効果について数値であらわしてみますと、生ごみ処理機等利用世帯、これはコンポスト、EMボカシ等を加えまして、そのコンポスト類が625基、電気式生ごみ処理機が255基ということで、合計で880基でございますけれども、それによりどの程度生ごみが減ったかというような状況でございますけれども、年間で約180トン、金額にいたしますと約420万円ほど減となっております。市民がごみ減量やリサイクルについて認識いただくとともに、数値以上に効果があると考えております。

平成14年 第3回定例会
No.27 佐藤二朗議員
(3)生ごみ、紙ごみ、もやせないごみ、そして大型ごみの減量対策の効果についてお伺いします。

No.31 遠藤義泰市民生活部長
 平成12年度より減少した主な理由と効果でございますが、これまでごみの処理量及び処理経費も年々増加傾向にありましたが、生ごみ処理容器の普及を促進させるため補助制度の拡充、これは平成13年度までの実績数でございますけれども、コンポストにつきましては625基、EMボカシ容器1,658基、生ごみ処理機255基の補助金で687万2,000円を交付したことによりまして、生ごみの減量化、堆肥化による資源の有効利用が図れたところであります。

No.35 佐藤二朗議員
 それから、要旨の3で、生ごみ、紙ごみ、もやせないごみ、これらは容器リサイクル法も施行されますし、それから平成13年度は平成12年度から見ますと2,600万円も費用を減少することができたということで、これも生ごみの処理機、あるいはEM容器ですか、それらの補助、投資対効果で効果が上がってきたのかなと、このように思います。昨年、平成13年度に調査しました雑紙のことでございますが、それが花咲きまして、大概の紙はリサイクルできるんだと。一般の回収で間に合うということで、このたび平成14年になってから、各自治会にそういう通達といいますか、このようにして回収してほしいという印刷物が回ったようでございますが、まだまだ小さな紙をどうやって回収するんだろうかと。まだまだ、こういう袋に入れてくださいとか、細かい指導、協力要請が必要かなと思いますが、それらの、大きな紙ならば、雑誌だとかそれらのものを一緒にくくって出せますけれども、小さい紙なんかに関しては、どのようにするのか。そういう指導はどうするのかも、これは13年度の雑紙の調査をした結果で、14年度、これからどうするかを、また教えていただけないだろうかと、このように思います。

  • 最終更新:2013-12-06 05:41:00

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