千葉市(4)

おことわり

千葉市議会に関してはEMだけでなく波動MRAならびに船井幸雄氏について言及している点がありました。EM同様にニセ科学として問題の大きいものですので,併せて取り上げさせていただきます。

1994.09.26 平成5年度決算審査特別委員会

◯委員(藤井武徳君)

 まずEMについて質問いたします。
 この問題については今回で3回目です。私がたびたびこの問題を取り上げますのは,地球環境の破壊が予想以上のスヒードで悪化しているからであります。今の地球がいかに危機的な状況か,地球白書1988年から89年の抜粋を少し紹介させていただきます。
 いまだかってないスピードで地球規模の破壊が進んでいる。基本的な生命維持システムの中心をなす樹木が酸性雨で次々と破壊されている。その理由は工業災害だ。1986年時点で,西ドイツの森林の54%,スイスの52%,ヨーロッパ全体の22%,合計3,070万ヘクタールが破壊された。チェコ,旧東ドイツ,ポーランド3国の国境沿いの、広大な森林は100%破壊され,朽木ばかりという感じになっている。だから,ヨーロッパの人々は樹木の破壊を大変だと心配しています。こういう被害が日本ではまだ少ないのですが,日本人はのほほんとしていますが,早く対策を講じないと,やがて日本も同じ目に遇うことになるでしょう。また熱帯雨林が年間1,100万ヘクタールの割合で減少していて,このままのスピードで減少すると,2000年から2010年にはゼロになります。熱帯雨林減少の理由は,商業的伐採と農耕,放牧用の開墾などすべて人間の行為によるものです。
 インドでも年間130万ヘクタールの熱帯雨林が失われ,今世紀末には3,100万ヘクタールのほとんどがなくなりそうであります。
 樹木がなくなると酸素が不足してきますから,これは,人類の生存にかかわる重大問題です。
 次に,食糧不足です。食糧不足の到来が近いと思われるのは,世界じゅうで耕地が減り続けているからです。今,世界では毎年260億トンの土壌が流出しています。毎年農地の84%に当たる31億ヘクタールが農薬で汚染されつつあります。また,海洋汚染のために海産物の生態系が狂っていることも大きな問題です。さらに大きな問題は,化石燃料の使用です。毎年60億トンのカーボンを排出し,その結果,炭酸ガスがふえ,異常気象を引き起こす原因になっています。1900年代になってから,気温が一番高かったのは1991年です。異常気象は80年代以降激しくなっていて,これは,化石燃料の使用量と完全に一致するものです。
 以上のように,地球環境の激変から食糧難が近いと言われているわけですが,我々にとって憂慮すべき問題点はまだあります。過去20年間で動植物の全種類中の5分の1が絶滅しています。これは人間が滅ぼしたのであります。世界じゅうでがんが多発していますが,その原因として,放射線も大きく関与しています。核開発はもとより,原子力発電などにしても,赤信号がともっています。地球白書が,かつてないスピードで地球の環境破壊が進んでいるというのは,決してこけおどしではなくて,地球の環境が我々の生存を脅かす危険ラインに達しつつあるという緊急警報なのであります。
 また,船井幸雄さんの著「これからの10年生き方の発見」の中で,オゾンについて少し述べさせていだたきます。
 日本でもオゾンの状況が隠しおけないので,近いうちに環境問題を含めて政府が正式に事態を発表するのではないかと言われていますが,オゾン層は御承知のように,上空20キロから25キロ付近を中心に地球を取り巻いているもので,1気圧の地上ではわずか3ミリほどの厚さになっています。オゾン層は太陽光線の中の紫外線,特に動植物の細胞や遺伝子を破壊する有害な紫外線Bを遮蔽してくれます。そのオゾン層をフロンが破壊し始め,既に南極上空においては御承知のように大きな穴をあけてしまったのです。そのために,南米,オーストラリアの南,ニュージーランド,南アフリ力などでは,目の見えない昆虫が出てきたり,人間も視力の低下した人がふえているとのことです。それらの地域では,毎朝天気予報とともに1日の直射日光に当たってもよい時間,バーンタイムを発表しています。それが30分以上ある場所はもうなくなって,平均10分だそうであります。特に,晴れた日には10分以上も太陽に当たっていると,皮膚がんができたり,視力が悪くなったりするから,帽子やサングラスを使うのが常識になっているというのであります。
 南極の次が実は問題でありまして,オゾン層が薄くなっているのが大体北緯35度から60度ぐらいの間の上空らしいのであります。恐らく日本でも海水浴に行って1時間も直射日光に当たるとおかしくなるような状況になっています。
 先日,議会事務局の人と話たら,北海道の空が危ない,薄くなってきているということをテレビで報道したそうです。
 そこで,先進国の多くがそれらのことを発表し始めているのに,全くしてないのは,先進国は日本だけだと,こういうことであります。日本では,1996年からフロンを廃止することになっていますが,フロンを出す商品を各社がいまだにつくっているということであります。フロンは重いので,オゾン層のある上空に達するまで15年もかかります。ですから,今,オゾン層を破壊しているフロンは,今から15年前に我々が放置したものであり,その後15年間で私たちが出したフロンは,約10倍もあるというのであります。それを回収する技術は今のところほとんどないために,そのフロンが次々に上空に到達し,向こう50年くらいにわたって連続的にオゾン層を破壊するということであります。ですから,非常にうまく回収が進んだとしても,あと10年たつとオゾン層のうち何割かが,恐らく6割強は破壊されると考えられる。もうそのときは多分陸上では動植物が住めないだろうと予測されるとまで言っております。
 1999年ブラジルでの環境サミットや国連での討論でも,今地球環境がかなり深刻な状況であることが言われていますが,そういう事態に人々が気づき始めております。
 その一方で,それに対応するように,安全で本物の技術,商品が次から次へと開発され,さらに宇宙エネルギーを使っての常温超電導材料がついに日本において開発された。これはノーベル賞ものだと言われていますが,そういう超ビッグな情報も伝えられておりますし,それらの商品ももう数年経ないうちに出るだろうと言われています。あるいは宇宙エネルギーを取り出して電気にする発電機の開発,アルコールの燃焼装置RBTの開発,廃プラスチックを数秒後に灯油にかえる倉田式廃プラスチック油化還元装置など,いずれも日本で開発されたすばらしい技術でありまして,エネルギー問題と環境問題を一挙に解決するものだと期待されております。この点については,機会を改めて紹介させてもらいたいと思いますが,その本物の技術,時代を代表する例がEMと言われています。改めて地方自治体の役割と任務が今問われています。
 そういう視点から,まず農業の問題から質問いたします。
 今日の日本の土壌は,農薬や化学肥料のやり過ぎで,9割以上は腐敗型で,崩壊の方向に進んでおることはこの間お話しましたように,最悪の今状況になっていると言われています。土壌汚染はただ単に土壌だけではなく,地下水や河川の汚染の要因の一つになります。また,酸性雨に対しても,有効な対応にはならず,逆に被害を拡大するのであります。また,何よりも毎日食べる食品の本来の役割を果たさず,逆に健康に被害を与えるような要因にもなります。まさに,今の農業のあり方を続けることは,環境汚染,健康被害をますますふやすことになるのであります。
 今,やたらにわけのわからない病気がふえています。しかも,抵抗力の弱い子供に多いと言われています。かつて,企業の公害に対して,マスコミを初め,政党,議員,住民,市民団体など,あらゆる層の人たちが批判し,厳しくその対応策を迫ってまいりましたし,やってまいりました。
 しかし,なぜ農業汚染に何の対応もしないのでしょうか。あれだけ米価の問題や米の自由化反対で,大動員をかける農協が,なぜみずからつくり出す公害に目をつぶっているのか。つぶっているどころか,農家に農薬や化学肥料を売って利ざやを稼ぐ,その先兵になっているのではないかと思います。
 農水省も,国民の貴重な税金を大量に使って,そんな農業を推進しています。考えてもほしいと思います。メロン栽培では,病害虫がつきやすく,ビニールハウスで3日に1回農薬を散布し,土壌消毒をしないと育たないと言われ,農家で体調を崩した人が非常に多うございます。そんなものを食べて健康にいいわけはない。国民の多くはしかもそれを知らない。それが堂々とまかり通る世界,ところが,高松市のメロン農家では,EM発酵資材ボカシを始めたら,品質,収穫ともよく,糖度も10%ふえ,マスクメロンのできぐあいを示す表皮のネットも緊密に仕上がっています。
 これは見えないでしょうけれど,高松市がこういうメロンが非常に育って,糖度がふえているということです。
 久保隆彦産業次長は,講演会で,そのメロンの農家の収穫状況や夫婦がにこにこしている姿をスライドで見せ,EM農家はこのようにみんな家庭円満なんですというジョークに,会場は温かい笑い声が広がりました。そのどちらがいいかは子供でもわかる理屈ではないでしょうか。農業の「の」の字も知らなかった,関心のなかったが私が,昨年の11月23日,富里の越川さんを初めとする8軒の農家を訪ね,EM農法の実践を見て以来,今まで私は8度通いました。訪ねてみるたびに越川さんから確信に満ちた実践の成果のすばらしさを聞かされ,その収獲物を少しいただいて近所の人たちなどに賞味してもらっています。みんなおいしいと言っています。越川さんのところでは,栽培の7割ができる前から行き先が決まっている,しかも付加価値も高くて,値段がいいのであります。あるジュースメーカーでは,ニンジンの種をまく前から全部いただきたいという話まであったということです。東京の大手の卸会社の紹介で,需要家で,刺身のツマを大量に使うところで,大根を無農薬ということで指定してきて,毎月10トンの出荷が最近まとまったということであります。需要家や無農薬を看板に消費者に直接販売する業者など,十分に対応できない状況だと言っておりました。しかも,世界各国の農業関係者や国内の関心ある消費者や農政関係者などの視察の対応にも大変時間をとられるといううれしい悲鳴を上げているということであります。
 その越川さんは,実践を始めてまだ3年足らずであります。片や優秀な大学を出て,土壌専門家を含め50名の職員を抱える千葉市の農政センター,こういう激しい変化の時期に一体何をやっているのでしょうか。私は,議場で2回にわたってこの問題を取り上げました。そして実践している農家も紹介しました。しかし,いまだかつて一度も農政センターや農政担当者からその後の報告も聞かない状況であります。議会で答弁された担当局長や担当部長は,こういう事態をどういうふうに受けとめているんでしょうか。
 そこでお尋ねいたします。
 1点目は,地球環境の汚染の実態について,先ほど述べましたが,農政部としてはそういう状況をどう考えられているのか,御見解をお尋ねいたします。
 2点目は,その中で,農業が果たした役割と,また今後の農政のとるべき課題について,御見解をお尋ねします。
 3点目は,千葉市の農政センターの役割と私が提起してきました課題について,どう取り組んできたかをお尋ねいたします。
 4点目に,ちょっと委員長さんの御了解をいただいておりますので,EMで採れたゴホウとサトイモを皆さんに見ていただきたいと思うんです。
 これが普通の化学肥料や農薬です。これがEMで採れたやつ。ごらんのよう非常に真っすぐで,白くて,農薬を使うとアクがものすごく出ます。これをぜひ,専門家の丸島さんはその分野で三十数年の経験がありますので,──これがサトイモです。見るからに本当においしそうでありますし,食べても本当においしいものであります。文字どおり農薬と化学肥料を使ったのと使わないとでは違うということをぜひ知っていただきたいと思いますし,これを丸島さんに見ていただきます。専門家ですから。
 私は,これの御見解をお尋ねしたい。というのは,私はなぜ議場まで持ち込んでやるかといいますと,これぐらいに事態は,現場でははっきり差がついて,需要家も消費者もそういうことを望んでいる時代になっている。ところが,どうも農政担当者は,農政センターで実験して実験してということであります。今問われているのは,まさに実践している農家の,そういう人たちのところを検証し,そして訪ねていく,そして専門的な知識で確認していくことが問われていると思うんですが,その辺の率直な御感想を農政部長にお尋ねしたいと思います。
 続いて,学校給食であります。
 まず,教育長にお尋ねしますが,先ほど地球白書の一端を述べましたが,教育長としての御見解とともに,その中で教育委員会として,地球環境を守るために何ができるのか,御所見をお伺いしたいと思います。
 2点目に,子供たちに農薬や化学肥料を使わないで,安全でおいしい野菜,果物ということで,当面,中学校の学校給食の現場で対応することを求めてまいりましたが,その後の取り組み状況について,またいつごろから対応するのか,お尋ねいたします。
 続いて,環境対策についてであります。
 環境衛生局長を初め環境部の皆さん,比嘉照夫さん書の「地球を救う大変革2」を読まれたでしょうか。そこで,比嘉照夫さんのが,環境庁の外郭団体である財団法人地球環境財団の理事長を引き受け,その目標を日本一汚染されている千葉県の手賀沼をきれいにすることを掲げました。汚染日本一の手賀沼をEMできれいにする。目標を,実施に入ってから3年をめどに考え,1年目で臭いを全部消す。2年目で目に見えるような浄化の実績を上げる。3年目でワースト1の汚名を返上する。1994年を調査年として,その後3カ年計画で目に見える実績を上げるつもりだと述べでいます。その具体的な手法まで述べています。理事長就任を祝う会の発起人代表には,元総理大臣の福田赳夫さん以下河合良一,渡辺昇一,船井幸雄初めとするそうそうたるメンバーです。高松市の久保産業次長から案内を私いただきましたが,遅くて出席できませんでしたが,地球環境を守ろうとする動き,運動が新たな段階に入ったことを象徴するような出来事だと私は思いました。とりわけ,EMセラミックスの開発は,水汚染の大きな決め手になりそうでありまして,比嘉先生自身が,将来の大変革につながると述べています。
 そこでお尋ねいたします。
 第1点目に,環境部として,さきの地球白書,オゾンの破壊などについての御見解をお聞かせください。
 2点目に,環境問題の取り組みが全国的に展開され始めています。手賀沼をきれいにするなどの具体化などは,全国的な環境問題ヘの運動の高まりと新たな段階に入ったものを感じさせますが,環境部の御見解をお聞きします。
 3点目は,EMセラミックス技術や宇宙エネルギーを使った新たな技術開発について,環境部として調査,研究していただきたいと思いますが,御見解をお聞かせください。
 4点目は,千葉市の河川の汚染について,モデル的に一つの河川を3年なり5年で具体的に浄化する実践に入っていく段階だと考えますが,御見解をお聞かせください。
 続いて,医療面での展開です。
 地球を変える大変革2では,比嘉先生はこう述べています。「医療へのEM利用も一歩踏み込んだものと考えて準備を進めており,幾つかの大学病院や大きな病院の医師団がEMに積極的に取り組んでくれています。その中には,難病やがん治療の権威の先生もおられます。1994年4月27日,東京日航会館で,EM-X医学研究会がスタートし,60人程度の医療関係者の出席がありました。この会議は,現在,200名近い医師が加入しております。近い将来,EM学界に発展させるのが目標だといっています。医療の場合は,いろいろな面倒な手続がありますから,医師の方々の指導を仰ぎつつ,時間をかけて着実な手順で進めるつもりです。医師団の協力を得て,試験のためのコンピューターソフトをつくって,各病院からの情報を全部集約するプログラムを組んでいく予定です」と述べています。ぜひ次に述べるMRAとともども調査,研究を市立病院を含めて進めていただきたいと考えておりますが,御見解をお聞かせください。
 続いて,波動MRAについて質問いたします。
 時間の関係で今回は概略を述べて質問いたします。
 江本勝さんの書いた「波動時代への序幕」,この本ですが,読んだときの感動は今でも忘れることができません。船井幸雄さんは,発刊に寄せてMRAは今世紀で最大の発明品の一つだと,私は江本さんやウェインストックさんの研究を応援し,MRAを期待しているのは,21世紀は心の時代であり,波動の時代であると考えられるからです。また,北里大学の医学部分子生物学研究室の中村国衛先生は,「共鳴磁場分析器MRAという軽量,簡便,比較的安価な病態解析装置が開発された。MRAの有用性が確認された暁には,現在の医学的知識,常識などにも多大な影響を及ぼすことが予想される。MRAの出現は21世紀をにらんだ量子医学の創設に向けて到来を告げるものと大きな期待を寄せている」と言っています。
 そこで,具体的な何件かを話し,質問します。
 ある日,知人が友人の娘さんだが,この毛髪を分析してほしい,1時間ほどMRAでチェックした,その結果,一番目に,脳全体に共鳴値が異常に低い。2番目に,身体全体にわたって異常共鳴値が見られた。それらの原因と思われるものとして,鉛毒素が脳及び身体全体に見受けられる。その娘さんは,10年近くにわたってある大学病院の精神科に通院,入退院を繰り返していたが,病院側では何度も精密検査をしたけれど,その原因がわからなかった。一向に病状が好転しない。鉛毒素のことを告げたら,思い当たることがある。実は自分の家の水道管はいまだに鉛管を使用している。その家の水道水と直接娘さんを診ることになった。心に病があるとは見えない清楚で美しい娘さんで,普段は何でもないんですが,頭痛と幻覚的な症状がよく起こるらしい。本人の直接の分析の結果,身体には鉛毒素が21分の12あり,両親の身体も21分の9も見受けられた。水道水を分析した結果,何と21分の19という率で鉛毒素が反応した。このMRAのすごいところは,毒水をお嬢さんが飲んでいたということであります。MRAのすごいところは,鉛毒素の全く逆の波動の磁場水,特殊処理した水ですが,これを必要なレベルまで薄めて今まで飲んでいた水のかわりにこの水を飲んだら,2カ月半にわたってその水を飲んだ結果,脳の異常値が21分の2にまで減少して,それにつれて症状もどんどん改善されたという,非常に画期的な技術のやつです。
 問題は,この個人的な悲しい経験よりも,MRAによって21分の19の鉛毒素が確認された彼女の家の水道水を念のために公的機関で検査を受けた。その結果適マークであった。あの毒水が適マークを確認したとき,背筋をぞっと走り抜けるものがあった。同時に強烈な使命感が頭の先から爪先まで電流のように走った。これではいけない,これでは子供たちはおかしくなってしまう。最新の技術設備を有している機関でそれがゼロと認められたことは,実際にその水道水の中には,金属としての鉛は入っていないんです。長年にわたって鉛管を通り抜ける水と相互反応によって,その毒素が波動という形で水に刻み込まれたと推理することができる。
 それで,鉛管,とっくの昔に使用していない一般家庭の水道水の実態はどうかということで首都圏の水道水を全部調べたそうです。1カ月にわたって。その結果は,予測した以上にひどいものであった。無用な混乱を与えることが考えられるので,横浜の江本さんの実家で行ったケースだけを発表されています。それによりますと,昔最高の品質を誇った横浜の水も,鉛毒素が21分の8,水銀毒素が21分の3,アルミニウム毒素が21分の2も予測された。問題はことし二十歳になる私の甥のケースである。彼の要請により脳を測定したが,何と21分の8の共鳴異常値が測定され,それは同時に検出された鉛毒素,水銀毒素によるものと推定された。
 同時に,免疫機能を測定したところ,プラス21分の8を示した。おじさん,実は子供のころから風邪を引いたときや体の調子の悪い,体調を崩したとき,自分は精神異常ではないかと思っていたりしていたと。彼の思考,あるいは自律神経は,鉛毒素によって重大な影響を受けていることが,幸い免疫力がプラス8あるので,体の調子いいときは鉛毒素とちょうど同じバランスをしているが,風邪や体調を崩すと当然免疫力が落ちるので,落ちた分だけ毒素が上回り,その分症状となってあらわれるのではないか,こういう例を話していました。それほど今水の問題が深刻な時点にきていることを言ったわけです。
 もう1件だけ紹介させていただきますと,あるタフガイな青年が,実は今から2年半前に,急に体調を崩し,極端な疲労感と倦怠感を覚えるようになりました。それまで健康には全く自信があり,仕事も遊びも人一倍こなしてきたのですが,あの日以来別人のようになり,特に電車に乗ると身体が打ちのめされたようになり,気を失って倒れるようなこともあり,今では電車や地下鉄恐怖症となっています。そしてホルモンの分泌異常となり,甲状腺に異常が出てしまい,極端に過食になり,一時20キロもふえました。彼の体が発する異常波動は,脳全体が発する異常波動マイナス21分の15,水銀毒素波動マイナス21分の12,免疫機能波動プラス21分の10,超短波放射線波動がマイナス21分の15,つまり波動的には超短波放射波動の影響を脳に強く受けて,彼の言う症状を呈するようになった。彼の仕事はパチスロ屋だそうです。パチスロは立派なコンピューター超短波放射線です。それがひどく疲れていたときに,免疫機能が落ちていたときにその波動を受けて以来,脳に悪い影響を与えて,その反対波動の,そういう状況で2年間病院に行っても原因がわからなかった。その反対の波動の共鳴磁場水を飲んだら,10日後に体調が驚くほど回復したとお礼の電話があったそうであります。
 以上,三つの例を私はお話しました。このMRAは,アメリカのウェンストックさんが技術を開発し,江本さんがそのパテントを買ったのであります。ウェンストックさんは,あらゆる物質,人間の内臓器官はみな波動を持っている。その波動を固有振動探索検知化し,コード化する,それを4けたの記号及び数値によってやると。
 2点目は,人間の身体を増幅機として利用するため,その人間の持っている固有の振動がテストに影響しないようブロックする。3番目に,テストしたい物質を機器の上に置き,調査したいコードを鉄器に入力する。4番目に,人間の身体を通じてテスト物質に対し,そのコードの持っている固有振動を送り込む。そして5番目に,その物質が送り込まれた固有振動と同じ,もしくはそれに近い固有振動を持っている場合,それは共鳴現象を起こして,再び人間の身体を通じて,さらに本来人間という最高のコンピューターが持つ増幅機能によって共鳴音というサウンド及びその近似の程度を示す数字が自動的に出てくるのであります。先ほど言った鉛毒素21分の12というふうに。
 以上の仕組みによってこの機器は成り立っており,それによってどんな分析ができるかといいますと,一つは,人間の臓器や組織のチェック。2番目に,バクテリア毒素,真菌毒素,ウイルス毒素のチェック。3番目に,各疾病ごとのチェック。4番目に,そのほかの毒素のチェック。5番目には,毒素や病原菌が存在する部位のチェック。6番目に,水質検査。7番目に食品チェック。8番目に,物質と物質の共鳴度チェック。9番目に,これが先ほど言いましたように,固有波動の転写機能。そして10番目に,固有振動のコピー機能。
 これらの10の機能を持って,このMRA機能によって実に多様な目に見えない波動の世界がどんどん解明されてきています。特に精神,心との関係です。この点については時間がございませんので,次回に譲りまして,そこで,MRAの概略を述べてきましたが,質問いたします。
 保健衛生部長には,この本を事前に読んでいただくように言っておきました。御感想をお伺いしますとともに,ぜひこのMRAの調査,研究を,市立病院の関係者,環境部とも調査,研究をしていただきたいと思いますが,お考えをお聞かせください。

◯農政部長(丸島義弘君)

 EMについてのうち,所管の4点について御答弁申し上げます。
 まず,1点目の地球環境汚染の実態について,農政部としての考えはどうかと,また2点目の,その中で農業の果たした役割と今後の農政のとるべき課題については,関連がございますので,一括して御答弁いたします。
 昭和30年来以降の経済の著しい発展に伴い,国民生活の豊かさが追求されるなど,経済,社会構造が大きく変化する中で,農業生産の増大を農政政策の主眼として,選択的拡大を図りつつ生産性の向上を図り,食糧の安定供給を初め国土の保全,経済の発展と国民生活の安定に大きく寄与してきたところであります。
 一方,農業と他産業の所得格差の是正を図るため,都市生産性,労働生産性が強調されてきたところから,高性能の大型機械による硬盤化,化学肥料や農薬使用による土壌障害等の問題が生じてきました。
 そこで,新政策においては,効率性一辺倒に集中していた反省から,農業,農村の持つ公共性,公益的機能を重視しつつ,安全な食糧の供給,心の豊かさをも充足できる環境と調和した環境保全型農業が提起されたところであります。
 今後は,この新政策関連法の一つであります農業経営基盤強化促進法に基づきまして,現在市が策定しております基本構想の中に,環境にやさしい農業の育成にかかわる支援策を掲げ,土づくりを中心とする各種の施策を推進してまいりたいと考えております。
 次に,3点目の農政センターの役割と私が提起した課題にどう取り組んでいるのかというお尋ねについてお答えいたします。
 農政センターは,農業経営,技術指導等を通じて,農業経営の安定を図るための農業普及の拠点施設として,本市農業の発展に大きな役割を果たしているところであります。
 藤井議員から提起されましたEM農法につきましては,自然のメカニズムを利用した新しい農法であり,安全な食糧を安定的に供給するという観点から見ますと,非常に注目すべき農法でありますことから,農政センター内の有機農法実証試験ほ場において,有機農法とあわせEMを含めた徴生物資材の試験に取り組んでいるところであります。
 また,畜産農家の臭気,ふん尿等の環境対策といたしましての実証試験にも取り組んでおります。
 そこで,今後は,新技術を普及するためには,十分な実証データが必要となりますことから,現在取り組んでおります実証試験,さらには先進農家の成績等を見ながら,有機農法にかかわる農家の意向等を踏まえて推進してまいりたいと考えております。
 4点目の,EMで採れたゴボウとサトイモを見せていただきまして,その感想についてでございますけれども,一般的には,有機質を十分含んだ柔らかい土壌で成育させた作物は,緻維質が少なく,肉質が柔らかく,なおかつ甘味があると聞いております。
 そこで,今後とも土づくりを重点施策の一つとして推進してまいりたいと考えております。
 以上で終わります。

◯環境部長(加藤秀平君)

 EMにつきまして,所管の4点の御質問に順次お答えを申し上げます。
 まず,地球規模の環境問題についてでございますが,咋年11月に環境基本法が制定され,国際的協調による地球環境保全の積極的推進を図ることが示され,地方公共団体による活動を促進するための措置についても規定されたところでございます。
 本市といたしましては,先般,環境保全審議会から,千葉市環境保全基本条例のあり方について御答申をいただき,その中にも,地球環境保全と国際協力について推進すべきとの御提言をいただいたところでございます。
 地球環境問題の対応につきましては,今後,議員御指摘のとおり大きな問題と認識いたしており,審議会答申の御趣旨に沿って,基本条例や環境基本計画の中に盛り込んでまりたいと考えております。
 次に,環境問題が変化しており,新たな段階に入っているとのことでございますが,新たな環境保全技術が次々と開発され,かつ民間の団体が環境問題に活発に取り組んできていることは議員御指摘のとおりでございます。
 本市といたしましても,このような状況に対処するため,今後とも情報収集に努め,適切に対処してまいりたいと考えております。
 次に,3点目のEMセラミックスと,4点目の市内河川でのモデル実践に関する御質問につきましては,関連がございますので,一括して御答弁させていただきます。
 EMを含めた微生物による環境保全技術につきましては,環境部と環境保健研究所の職員で構成する調査検討チームにより調査,研究をいたしております。
 EMセラミックスの水質浄化への適用については,まだ明確となっていない点が残されておりますので,今後,その実績,効果,さらには環境に与える影響などの情報収集に努め,引き続き検討してまいりたいと存じます。
 なお,比嘉教授の著書の中で,環境分野で使っていきたいと述べられておりますので,本市といたしましても注目しているところでございます。
 以上でございます。

◯保健衛生部長(小川 清君)

 質問1のEMについてのうち,医療への対応についてと,質問2,波動MRAについて,新たな医療技術の医療への対応に関して2点の御質問をいただきましたので,お答えいたします。
 近年,医療技術の進歩やすぐれた医薬品の開発等により,多くの疾患が克服されてきたところであり,今回御提案のEM及び波勤MRAについても,今後,品質,有効性,及び安全性が確認された上で医療分野での応用が図られるとすれば望ましいことであると考えております。
 しかしながら,EM及び波動MRAについては,いずれも研究段階とのことでございますので,今後とも専門の医療関係学会や国等の動向を見守ってまいりたいと存じます。
 終わります。

◯学校教育部長(秋葉四郎君)

 質問の1,有効微生物群EMについてのうち,学校給食への対応についてお答えをいたします。
 初めに,地球白書の見解についてでございますが,議員御指摘の地球環境悪化の数々の要因につきましては,日常生活にも関係する極めて深刻で重大な問題であるというように受けとめています。
 その地球環境を守るために,教育委員会として何ができるのかとの御質問でございましたが,現在,学校教育を中心といたしまして,環境に関する指導を教科等に位置づけ,地球環境の現状やその悪化の原因,あるいは食糧事情等々について,発達段階に応じた指導をしているところであります。
 教育委員会といたしましては,今後さらに学校教育活動全体を通しまして,環境教育の強化を図るとともに,家庭や地域とも十分な連携を深め,地球環境保全への実践と態度の育成に努めてまいりたいと存じます。
 次に,無農薬野菜等の中学校給食への取り組み状況についてでございますが,先般,2月議会で,我孫子市及び沖縄県具志川市の視察についてお答えいたしましたが,その後,本年4月には,富里町のEM農法による野菜栽培農家の視察,中央卸売市場での市場の機能のほか,大田市場等の有機野菜の入荷状況,及び都市近郊生産者の動向について事情を聞くなど,導入に向けて研究をしてまいりました。
 今後,いつごろから対応するのかということにつきましては,給食センターにおける野菜等の購入につきましては,一度に大量の調理をいたしますので,調理場内に雑菌等を持ち込まないため下処理がなされたものであること,大量のものを限られた時間の中で機械処理をするため形や大きさがそろっていることの条件がございます。また,一食の給食費が定められておりますので,市場価格に比べ極端に高くないこと等を念頭に置きまして,購入しているところでございます。
 したがいまして,今後,EM農法を含めた有機野菜につきましては,これらの条件を踏まえ,市場関係者とも十分に連絡を取り合い,使用できるものから取り入れてまいりたいと考えております。

◯委員(藤井武徳君)

 2回目はなるべく要望にかえたいと思います。
 EMの農業の問題ですが,昭和41年4月7日に,衆議院科学技術振興対策特別委員会で,対がん科学に関する学術参考人として,森下敬一さんという人が出席したんです。この委員会には,当時の我が国一流の3人のがん学者,吉田さん,東さん,久留さんという方がいらっしゃったときに,このがん学界の大御所の立ち並ぶ前でこう言っているわけです。現代医学のがんに対する考え方は完全に間違っている。がんは今の医学が言っているように,突然変異によって生ずるものではなく,血液からできるものである。そしてその血液は腸において食物からつくられるものである。したがって,この事実を認め,食事改善によるがん対策を進めない限り,日本のがん対策は早晩行き詰まるであろうと。要するに食は血となり,血は肉となる。これはある意味では大変な問題提起なんですが,その詳しいことは別にして,改めて食物が持つ大事さを訴えているわけです。その後,がんは何ぼいろんな技術が出ても一向に直らないどころかますますふえているわけです。
 そういう意味で,私は,農政部の,化学肥料や農薬を使った農業は健康に被害を与えている。特に子供たちに与えているわけです。そればかりではありません。先ほど言ったように,土壌を崩壊型にしているために,公害の責任者なんです。公害は元から絶たなきゃだめなんです。企業に対してあれだけ厳しく言ったにもかかわらず,農業に対してはこれが全然されていない。しかも,農水省が膨大な補助金をつぎ込んでいる。この視点が,もう時代は変わっているわけですから,やっていただきたいと私は思います。
 私は,この問題を本で知って,財団の自然農法国際研究開発センターに電話しました。そして天野さんという方で,11月23日朝10時から夜8時まで,休みのとき,情熱で,私を連れ回したわけですよ。そして私はそのことが理解できた。この自然農法国際研究開発センターに100名の職員がいるそうです。世界41カ国と全国各地に不眠不休のような活動で民間はこれだけ努力しているわけです。そしてそういう実践者がふえているわけです。根元では。私は,そういう努力を見たならば,やっている,実践している農家のところへ農政センターの職員が足しげく通って,自分の目で確かめて,実践を見て進めていく段階にきていると思います。
 例えば,私はこの間,農業委員のある人と話ましたら,全然こういうことを知らないんです。大きな歴史の流れになっているときだけに,農政センターを初めとする農政担当者の一段の御努力を要望しておきます。
 学校給食センターについては,これだけ地球環境破壊で教育委員会で何ができるかと聞いたのは,学校現場でできることはあるんですよ。子供たちの健康のために,化学肥料や農薬を使わない野菜や果物や肉を提供することなんです。大人が提供して初めて子供たちにも立派に,そういう地球環境を守る分野の一線を実践しているんだと,そりすると,校内の食事だとか何かについても,そういう問題提起はしていけるんじゃないでしょうか。ぜひ一日も早く実践されるようお願いしておきます。
 環境部については,本来ならば,そういう情報は環境部が一番知っておかなければいけない。今物すごい大きな流れになっています。特に宇宙エネルギーを使った技術の製品がこの二,三年後にどんどん出てくると言っているんです。だから,船井幸雄さんなど,経営コンサルタントでありながら,これだけ地球環境が悪化しながらも,必ず時代が行き詰まるとより上位の意思が働くということで,本物の技術がどんどん出てくるということを言っているわけです。そういうことに対してぜひ環境部は敏感であってほしい。具体的には,河川の浄化に具体的に取り組んでもらいたい。そのために,各関係の所管と整合性を持って,足を踏み出す段階にきていると思いますので,一段の御努力をお願いしたいと思います。
 それから,医療にかかわる問題なんですが,我が国の直接医療費は平成3年度で20兆円を突破している。その規模は国家予算の約30%に近い額だと。一口に20兆といいますが,200国に近い世界国々で,年間1兆円以上の予算を組める国は30カ国もない。また世界最大の援助国となった日本の援助額はやっと1兆円を超えたばかりです。それなのに,医療費が毎年1兆円ずつふえていくというのは,まさに異常であります。私は,この問題について,市立病院も,ただ対症療法をするのではなくて,本当に今の医療費をなくしていくために,今,心の問題が,精神的な問題が非常に強調されています。MRAで私はそれを強調したかったんですが,今回は時間がありませんが,これは次回に質問したいと思います。
 だから,むしろ私どもよりは,医者がそういう分野に積極的にかかわっていくという,市立病院の医療職員であってほしいということで,この問題についても,特段の調査,研究を進めていただきたいと思います。

(→千葉市(5)に続く)

  • 最終更新:2014-05-31 07:23:07

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