名取市

名取市議会とEM

1996.09.24:平成8年決算審査特別委員会第3分科会 本文
◯産業部長(熊谷貞男君)
 それから、十七番目の有機栽培事業の関係でありますが、最近、非常に「有機」という言葉があらゆる角度で出てまいります。私たちもこの有機栽培等については、今まで化学肥料だとかあるいは農薬だとかで大分土壌も悪化をしておりますし、作物自体も疲れているというか、大変消費者指向からしても今後考えていかなくちゃならない問題ということで対応しているものであります。一応これらの事業については、有機小農業生産研究事業だとか、あるいは自給野菜の生産加工事業とか有機栽培販売PR事業、あるいは最近非常に普及というか注目を浴びてきているEM菌ですね、EM菌による堆肥化の促進あるいは糖みつを酸として甘味を出すと。いわゆる化学肥料等を使わないで糖みつでそういったものを対応するとか、そういったもろもろの事業に今取り組んで推進しているわけであります。特に販売事業関係においても、生産者団体の御婦人の団体でトマト会という会がございまして、このトマト会にもこの事業に参画をしていただいておりまして、毎月、市役所にもおいでをいただいておりますし、それから三団地の方にも出向いてそういうPR、そういったものを含めてPRをしながら消費者との交流をし、進めているというような状況でございます。

1997.03.13:平成9年予算特別委員会(第5日目) 本文
◯農政課長(足利勝雄君)
 増田農協におきましては、EM菌、土壌を改良する菌でございますけれども、それから糖みつを農薬にまぜて使ったりして、まず野菜につきましてはホウレンソウ、ナス、白菜、キュウリ等に使っておるわけでございます。

1997.09.19:平成9年決算審査特別委員会第3分科会 本文
◯農政課長(足利勝雄君)
 それから、増田農協管内におきましては、ホウレンソウ、ナス、白菜、キュウリ等にEM菌を使いまして、糖みつを使いまして有機物を分解させましてこれを混入いたしまして、病害虫それから有機栽培というようなことの二点の研究に実施しておるわけでございます。事業利用につきましては、名取農業協同組合が一ヘクタール、それから増田については五・四ヘクタールになっておるわけでございます。

1998.09.21:平成10年決算審査特別委員会第3分科会 本文
◯農政課長(足利勝雄君)
 それから、増田農協管内につきましては、ホウレンソウ、ナス、白菜、セリ、これはEM菌を使いまして、また糖蜜を使い、実施しておるわけでございます。土壌改良剤と、このEM菌は有機物を分解する作用を持っておりますので、そういう栽培と。糖蜜については農薬に混入し散布することによりまして、耐病性を高める効果があると、害虫に対しても効果があるということで、現在進めていただいておるわけでございます。

1998.12.14:平成10年第5回定例会(第4日目) 本文
◯七番(星居敬子君)
 生ごみについてですが、今、私の方では電気による生ごみ処理器とかEM菌とかいろいろありますけれども、その生ごみに関しては、六百ぐらいの自治体でもう既に補助金を出しております。補助金のどれぐらの限度額かというのはそれぞれの自治体によって違いますけれども、かなり多くの、値段も大体五万円から六万円ぐらいで買えるような状況で、それの二分の一とか三分の二とか補助金を出しております。五百から六百ということは、かなりごみに対しての減量意識が皆さん強くなってきておりますので、そういったことを検討していただければ、市民に対する電化によるコンポストも早く実施するべきではないかと思うんです。

1999.09.22:平成11年決算審査特別委員会第3分科会 本文
◯農政課長(芦名稔之君) 確かに畜産を取り巻く環境問題、非常に今どこでも頭を痛めている問題でございまして、特に都市近郊においては大変厳しいものがあると年々そういう感じを受けております。やはり苦情としては、十年度もあったのかというお話でございますが、特に豚のにおいの問題が一つ出ておるわけでございまして、一番の問題はにおいの問題というふうに思っております。いろいろ畜産の方もEM菌を使ったりしてそういう悪臭防止のために努力はされております。やはり努力はしておりますけれども、頭数の問題もあると思いますけれども、規模的な問題ですね。そういうことからいたしますと、やはり余り設備投資に金をかけたのでは赤字、畜産の価格の低迷もありますし、そういう問題もあって、特に今外国からの畜産物の輸入が非常に多くなっておる中で、何としても国産の自給率を高め、そして安心して消費者の皆さんに供給できるというようなことになれば、やっぱり一番国産のものを皆さんは求められるという点もありますので、私どもそういう生産振興の立場からすれば、やはりその辺も非常に考慮しながら振興しなくてはならないということで、今対応に苦慮はしておりますけれども、そういう面での努力は生産者の方にもお願いをしながら進めてきておるということの実態でございます。

2000.03.13:平成12年予算特別委員会(第5日目) 本文
◯クリーン対策課長(島  正君)
 三点目を先に、養豚農家の悪臭対策というような形での御質疑がございました。これも過去に一般質問なり、あと付近の住民からの苦情も入っております。これも保健所と関係する行政機関、あと農政サイドの方とあわせて現地の方を調査しまして、悪臭の濃度測定をしております。悪臭関係は境界のところでの測定をするんですけれども、環境基準は設定されていますが、基準値はクリアするんですけれども、かなりにおい的には敏感に周りの方は感じておりますので、養豚農家、特にふん尿といいますか、その関係の取り扱いにつきましては、できるだけ悪臭を出さないように、ふん尿を抑えるためには飼料の中にEM菌といいますか、腸内の腐敗菌を分解させる菌がありまして、そういうものを配合しながら、できるだけふん尿のにおいを抑えるように行政指導をしております。今後もそういう形で養豚農家に対しては指導を続けていきたいと思います。

2002.09.20:平成14年決算審査特別委員会第3分科会 本文
◯農政課長(芦名稔之君) 有機栽培の件でございますけれども、今本当に注目されている取り組みということになるわけでございますが、平成十三年度の取り組みといたしましては、JA名取市、農協でございますけれども、農協の中で、展示圃なども設けながら取り組みをして、トマトやキュウリの肥料なり農薬の研究・PR的なものを展示圃十カ所ほど市内に設けて実施したという実績でございます。
 それから、増田農協につきましても、今ホウレンソウやセリ、ナス、これはここにも成果にありますけれども、EM菌を使ったり糖蜜利用をしたり、そういう中身で、面積的にも六町歩くらい実施していると。

2003.09.17:平成15年決算審査特別委員会第3分科会 本文
◯委員(伊藤好基君) 先ほどの衛生費中のコンポストの問題で、農協が独占していると。それは有機農法、有機肥料としての使い道を考えてもらうというのが理由でしたよね。それで、実際は一件もないと。
 七十七ページに、補助金で有機栽培事業というものをやっているわけです。これはクリーン対策課長、御存じでしたか。これに使うために独占させているわけではないんですか。何でここで有機栽培農業をやっているのに、コンポストを使った有機肥料というやつが出てこないんですか。独占させている意味がないでしょう。何でほかに広げないんですか。これくらいも知らない中で、なぜ農協が独占しているんだというふうな疑問が出てくるんでお伺いします。
 有機栽培実践事業、EM菌を用いたぼかし肥料の施用、これとの連携はなぜ図れないんですか、クリーン対策課と農政課では。なぜ農協が独占化しているのかということの理由になっているんで、お願いいたします。
◯クリーン対策課長(島  正君) お答えいたします。
 農政課で有機農法でそういう費用を使っているというのは、余り十分には承知はしていないんですが、農協で指定取扱店、販売店になっているのは、それぞれの家庭で家庭菜園とかいろいろ樹木とか、それでお使いになって、どうしても余って困っているという実態があれば農協の方でもそれに対してこういう農家があるんでお世話してあげますよというようなフォローが、体制がとれるというようなことで、農協の方に指定販売店をしていますので、それぞれの家庭である程度、自分なりの菜園なり家庭の樹木なり花なりにお使いになって余っている実態が余りないために、こちらとして農協の方に譲っていただきたいという具体的な事例がないと思いますが、今後コンポストなり各家庭にふえていけばそういうケースがありますし、具体的にお庭とかなんかを持っていない、それぞれのマンションとかアパートでやっている方はその使い道なり困るケースがあると思いますので、こういう有機農法を実際にやっている農家との連携をとりながら生かしていきたいという道を検討していきたいと思います。以上であります。
◯委員(伊藤好基君) いや、検討するも何も……、農政課長にも聞きたかったんですが、農政課長、手を挙げないんで、二つの課に聞いているんですよ。
(中略)
 農協で販売しているなら、なぜ有機農法の有機肥料を使うから持ってきてくださいと、こういうものに使うような提案はされていないんですか。EM菌を用いたぼかし肥料の何とかというの、よく私はわからないんだけれども。なぜこういうふうなものがとれないんですか。二つの点について。
◯農政課長(芦名稔之君) クリーン対策課の課長が申し上げましたように、当然使い道が、家庭菜園等がない方でどうしても処分に困るという方については農協で引き取りますよというようなことで進めてきているものというふうに私は受けとめておったわけでございます。それが、現実に一件もないということなものですから、皆さんそれぞれ何らかの方法で有効利用されているものというふうに解釈をしているところでございます。

2006.09.25:平成18年決算審査特別委員会第3分科会 本文
◯クリーン対策課長(犬飼吉彦君)
 二つ目については、私どもの方で堆肥化容器の交付について、使いやすいような、基本的にごみの減量を最終目的とさせていただいています。ごみの生ごみを少なくすれば資源の循環ということにもつながりますが、私どもの方のごみの総量に対する負担自体も軽減されるということがありますので、そういうことをもとに今窓口業務だとか実質量販店さんとかの施設も多くはしておりましたが、実質17年度は16年度よりも補助の台数自体はふえていることは事実です。例えば16年度に対して17年度は、約1割くらいアップしています。そんな中で、機械自体もコンポストだとか、それから電動のEM菌、電気式だとかいろいろございますが、今は電気式の方に比較的施設の内容が変わっているような状態です。ただ、微増になりますが、平成5年からこの事業を進めさせていただいて、17年度末では 1,433の設置がされているということ。パーセンテージに、世帯数割にしますと約6%強の設置がされているということは、16世帯に1件は今ごみの循環だとか、ごみの縮減に御協力をいただいているのかなと考えております。以上です。

2009.12.08:平成21年第7回定例会(第3日目) 本文
◯市長(佐々木一十郎) 生ごみは、生活ごみの中で40%ほどを占めると言われ、ごみの減量・リサイクル化することは大きな課題となっております。
 ごみの減量・リサイクルの取り組みとして、生ごみ堆肥化容器購入費補助金交付事業を実施しておるところであります。平成21年度の市内登録販売店は15店舗です。
 生ごみ堆肥化容器は、コンポスト型、EMボカシ菌式、電気式の3種類があり、平成21年4月1日号の広報なとりに掲載して、応募しているところであります。
 なお、平成22年1月1日号にも掲載の予定であります。
 また、ごみ減量等推進協議会においても生ごみ堆肥化に取り組みをいただき、ふるさと名取秋まつり等でPR、啓発をしていただいております。
 平成20年度は、コンポスト型23基、EMボカシ菌式2基、電気式51基、計76基で、133万5,000円の補助金を交付しているところであります。
 生ごみ堆肥化容器の普及率は、平成20年度末で全世帯の6.31%となります。住宅事情等により購入できない世帯等もあることと思いますが、ごみの減量・リサイクル化のためにもさらなる普及に努めてまいりたいと考えているところであります。

2010.03.15:平成22年予算特別委員会(第4日目) 本文
◯農政課長(水沼和義) カキ殻肥料を散布したことによって松くい虫にかかった松が治るのはほとんど難しいだろうとは思っています。そうではなくて、松自体の木を元気にして、松くい虫にかからないような松をつくるというのに効果があるかどうかを確認したいということでございます。それから、畑の方とかも話が出ましたけれども、既に畑の方は畑地土壌病害虫防除事業とかEM菌を使ったぼかし肥料の対策とかで別途対策をしているということで、一言だけ申し上げておきます。



  • 最終更新:2014-01-17 10:06:35

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