和歌山市(2)

平成21年 12月 定例会

◆ 1番(南畑幸代君)

 次に、環境問題についてです。
 私は、昨年9月議会の質問で生ごみの減量について幾つか提案をいたしました。生ごみを堆肥化するための施策では、生ごみそのものの減量とあわせて堆肥化のアドバイザーの要請も提案いたしました。ごみの約50%を占める水分を減らす水切りの施策では、広報の次の手法が必要、財政などの情報を共有すること、モデル地域等を募り取り組むことなどの内容でした。
 市は、生ごみの減量施策について、他都市の状況をみずから出向いて調査研究し、今後の施策に生かす、堆肥アドバイザーを養成し、その指導のもとでコンポストやEM容器の普及の提案には、市民の中からアドバイザーとして対応できる人材を養成できるよう、生ごみの堆肥化の講習会の開催など他都市の状況を調査研究していく等、答弁をいただきました。
 そして、ことし3月の議会で、市長は、ごみ有料化の方針を撤回し、ごみ減量化施策に取り組むことを表明されました。その方針に基づき、ことし4月から、ごみ減量に向けての施策が前進していると思います。私としても、和歌山市が市長のごみ減量化の表明をきっかけに、市民を巻き込んでごみ減量化に成功した町と胸を張れるように取り組んでいきたいと思っています。
 そこでお聞きをいたします。
 1、昨年9月議会で、私はごみ減量において、生ごみの減量と水切り、堆肥化について提案をいたしました。ごみの減量における独自策や改善策はどうなっていますか。また、他都市への調査研究をしていくとのことでしたが、結果はどうなっていますか。
 2、生ごみ処理機を購入した方の状況をどのように把握していますか。

◎市民環境局長(岩橋秀幸君)

 1番南畑議員の御質問にお答えします。
 2点目、環境問題について、生ごみの減量における独自策や改善策はどうなっていますか、また、他都市への調査研究をしていくとのことでしたが、結果はどうなっていますかとの御質問です。
 生ごみの減量と水切りについては、出前講座やパンフレットを通じて市民に呼びかけを行っております。また、堆肥化につきましては、今年度、生ごみ処理機の補助基数を50基から150基にふやし、推進しています。
 生ごみ減量の独自施策につきましては、今年度から、家庭系収集ごみ、事業系収集ごみのごみ質分析を行っており、その結果を踏まえた上で施策に生かしたいと考えております。
 他都市の状況の調査研究についてですが、ことし8月に、ごみ減量の先進都市である長野市に担当職員が視察に行ってきました。そのほか中核市等にも電話等で調査を行い、有効な施策については、和歌山市の現状に応じた施策として検討してまいります。
 3点目、生ごみ処理機を購入した人の状況をどのように把握していますかとの御質問です。
 平成14年度から平成18年度に購入した357人に対し、平成19年度にアンケートを送付し、248人から回答をいただいております。まずまず期待どおりが87%、購入してよかったが84%、現在も生ごみ処理機を使っているが83%、堆肥として処理物を使用しているが66%でありました。
 生ごみ処理機のごみ減量効果及び意識が高まっていると考えております。
 以上でございます。

◆1番(南畑幸代君)

 次に、環境問題についてです。
 生ごみ処理機の補助数を50基から150基にふやした。アンケートでは、現在も生ごみ処理機を使っているが83%、堆肥として処理物を使用しているというのが66%とのことでした。市民を巻き込んで堆肥化に取り組み、また、活用することを実現していける種というんですか、そういうものがこのアンケートの中からも読み取れるのではないかと私は思います。市は、このアンケートの結果をどのように考えていますか、お答えください。

◎市民環境局長(岩橋秀幸君)

 1番南畑議員の再質問にお答えします。
 2点目、環境問題について、市は、このアンケート結果をどのように考えていますかとの御質問です。
 アンケートでは、約8割の市民の方が生ごみ処理機を使用されていますので、ごみ減量が実践できているものと考えております。また、実際に堆肥として使用している方は約7割いらっしゃいますので、ごみを減量した後、さらに堆肥として生ごみをリサイクルしていただいております。これは、3Rに則した利用が促進されていると考えられます。
 このことを踏まえつつ、今後、生ごみの減量がより一層進むよう検討してまいります。


  • 最終更新:2014-11-03 05:31:55

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