土浦市

土浦市議会とEM

平成18年 第2回 定例会

◆16番(宮本孝男君)

 2回目の質問に入ります。
 今,ごみ処理基本計画の達成は,されたものもあればされなかったものもある,というようなことが部長の方から答弁がありましたが,これからの見直しの中で,新治と土浦市のごみの収集の仕方の違いがあるようでございますが,その辺を調整していかなければならないのかとは思います。この点につきまして,ごみの回収袋が土浦市の指定袋以外は土浦市では回収しないというようですが,市民からこの回収袋が使いにくいという声が聞かれます。ごみを多く入れると口が結べない,持つところがないなどの声が聞かれます。ここに私は持ってきましたので,皆さんに見ていただきたいと思います。これが土浦市の袋ですね。全く結ぶところがありません。ごみをいっぱい入れると結ぼうと思うと出てしまいます。これが新治地区で使っておりますごみ袋です。結ぶところもあります。ごみはこぼれないです。以上のように百聞は一見にしかずで,どちらが使い良いかは一目瞭然だと思います。議員の皆様方はごみを持ち歩くようなことはないのかなとは思います。したがって,こういうものに余り関心がないのかなとも思いますが,主婦や回収する人たちにとっては,手をかけるところがあるのとないのとでは大変不便を来します。今回の見直しの中で,使いやすいこのレジ袋型にかえることはできないのかと思いますのでお伺いいたします。
 6月の広報つちうらに掲載された「EMぼかし容器を配布します。先着順で400個。1世帯につき2個まで」の記事がありました。平成17年度の配布結果は申し込み希望者を満たした数であったのかどうか,それとまた,補助対象の電気式ごみ処理機やコンポスト容器の希望者等はどのようになっておりますか,お伺いいたします。

◎市民生活部長(石神進一君)

 宮本孝男議員から何点か質問がございましたので,順次お答えを申し上げたいと思います。
 まず,指定袋の件で再質問がございました。指定袋につきましては,レジ袋タイプのものは値段が高いというようなことがございまして,現在の指定の袋は既存の袋と全く変わりはないというものでございますので,ごみを入れる場合は特に支障はないと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。
 それから,EMぼかし容器等の質問がございました。平成17年度は全部で400基を上回りまして,最終的には530基の申し込みがございました。予算を流用して対応した状況でございます。さらに電気式が71基,コンポストが56基というような状況でございます。

平成20年 第3回 定例会

◎ 市民生活部長(石神進一君)

 次に,(6)生ゴミの回収と有機農業推進への堆肥還元政策について,お答えをいたします。
 可燃ごみの約3割は,台所から発生する家庭系の生ごみが占めておりますことから,この生ごみの発生を抑制し,堆肥等にリサイクルすることは,ごみの減量化と循環型社会を構築していく上で,大変重要な取り組みであると認識をしております。
 こうしたことから本市でも,家庭から発生する生ごみを抑制する方法といたしまして,コンポスト等の使用が有効でありますことから,平成4年度よりコンポスト容器購入者に対する補助を開始しまして,これまでにEMぼかし容器5,378基,2,961世帯への無料配布を行い,また,生ごみ処理容器につきましても6,948基,4,821世帯への補助を行うなど,全体で1万2,326基,7,782世帯において,生ごみ処理器が普及している状況にございます。また,市役所本庁舎や消防本部,神立保育所他2カ所の計5カ所において,生ごみを乾燥し堆肥化する電気式生ごみ処理機を導入し,花壇などの肥料として有効活用を図っております。
 今後とも,生ごみの減量化につきましては,生ごみ処理容器並びに電気式生ごみ処理機の普及拡大に努めますとともに,土浦市ごみ処理基本計画に位置付けられた家庭系ごみのリサイクルとして,生ごみの堆肥化について調査・研究を行ってまいります。

◆ 19番(柏村忠志君)

 それから,ごみ問題の堆肥化なんですけれども,先ほど試算したように,決してマイナスな費用便益ではなく,大いにプラスになっていくんだと。これも,やる構えで,例えば,今,EMぼかし容器とか,それは市として大いに結構な話なんですよ。しかし,土浦市における生ごみの戦略がないと,個別的にやりましたというのは,それでは駄目なんですよ。ごみ出して,堆肥化して,農業に使って,そこから安全な食材ができて,そういう循環の中にちゃんと位置付けてやる。そこまでしなければ,検討研究しますと言ったって,何を研究するのかいつまでやるのか何もわかりませんからね。
 要するに,一朝一夕にできっこないわけですから,例えば新興団地とか,桜町とか,そこに住む生活単位が違う所を分けて,そこでモデルを作ってみる。分別から堆肥化までの全体の流れというのを戦略化しなければモデルもできないわけですね。そこまでちゃんとやってこのモデルを作ることです。農協にもいろいろな提供を求めるとか,あるいは今学校給食だって残食をかなり燃やしているわけですから,これらのモデルを作ってみる。この件いかがでしょうか。

平成21年 第2回 定例会

◎ 市民生活部長(羽成祐一君)

 続きまして,2番目の家庭用ごみの堆肥化をについてでございます。
 御案内のように,家庭から排出されます可燃ごみの約3割が,台所から発生する生ごみと言われております。この生ごみの発生を抑制し堆肥等にリサイクルすることは,ごみの減量化と循環型社会を作っていく上で大変重要な取り組みであると認識しております。こうしたことから,本市でも家庭用のごみの堆肥化を推進するために,平成4年度からコンポスト等の生ごみ処理機購入者に対する補助制度を開始しております。
 補助制度の概要でございますが,コンポスト及びEMぼかし容器につきましては,1基当たり4,000円を限度に1世帯2基まで,それから電気式の生ごみ処理機につきましては,1世帯1基まで2万円を限度に補助を行い,これまでに1万2,927基,8,170世帯に生ごみ処理機が普及している状況でございます。
 また,市役所本庁や消防本部,神立保育所など,5カ所の公共施設におきまして,既に生ごみを乾燥し堆肥化する電気式生ごみ処理機を導入いたしまして,花壇などの肥料として有効活用を図っており,今年度は新たに桜川保育所と荒川沖保育所の2カ所で導入を予定しております。
 次に,雑草の堆肥化についてであります。
 昨年度,一般家庭でも簡単に堆肥化できる方法はないかということで,幾つかの方法を試してみました。雑草を土の中に埋めてEMぼかし菌を散布して,再度雑草に覆土すると,簡単なやり方ですけれども,これですと約3カ月で堆肥化できるという結果が得られました。今後は広報紙等において市民の皆様に周知してまいりたいと考えております。
 今後とも生ごみ等の減量化につきましては,生ごみ処理容器の普及拡大に努めるとともに,本年度本市において策定を予定しております「バイオマスタウン構想」の中で,事業系及び家庭系から発生する食品廃棄物,生ごみですけれども,それの利活用や草とか剪定枝等の堆肥化等,事業化に向けて調査検討を行い,資源循環型社会にふさわしい「ごみ処理システム」の構築を図ってまいりたいと考えておりますので,御理解のほどよろしくお願いいたします。

平成23年 第4回 定例会

◆12番(藤川富雄君)

 部長,答弁ありがとうございました。なかなか厳しいところもございます。昔は,子どもの頃は,ドラム缶に落ち葉や枯れ枝を燃やし,「たき火だ,たき火だ」と,サツマイモを焼いたのを思い起こしております。近年では,ダイオキシンやCO2 など,環境に対する規制があり,市街地ではそうはいかないと思います。しかし,今も答弁の中にもありましたが,数町歩ある農地では必要ではないかと思いました。レンコン農家でも,自分の土地で収穫し,発送の準備が終わり,残った皮を肥料にするため,そのまま自分の畑,レンコン畑に戻したら不法投棄として訴えられましたとの話も聞きました。レンコンの皮は,燃えるごみでも燃えないごみでもなく,次に向けての肥料であります。簡易ごみ焼却炉やEMぼかし容器の周知を徹底していただきたいと思います。

◎市民生活部長(羽成祐一君)

 藤川議員の再質問にお答えいたします。
 それから,簡易ごみの焼却炉,この法的な基準,後は先ほどお話の中にありました堆肥化に寄与するEMぼかし容器,生ごみ処理の容器,そういったものの周知については,ホームページとか,それから広報とか,それ以外にも様々な媒体を活用して,可能な限り周知を図ってまいりたいと考えております。

平成24年 第3回 定例会

◎ 市民生活部長(塙佳樹君)

 次に,ご質問の2点目,生ごみ処理容器補助事業の利用状況についてでございます。
 市では,ごみの減量施策として,生ごみの自家処理を推奨しております。平成4年度からコンポストなどの生ごみ処理容器の購入費に対する補助と,平成7年度からEMぼかし容器の無料配布の制度を実施しております。購入費に対する補助につきましては,それぞれコンポスト,EMぼかし容器につきましては,1器あたりの上限額を4,000円といたしまして1世帯2器まで,電気式生ごみ処理機については1機あたりの上限額を2万円といたしまして1世帯1機までを交付しているところでございます。
 その利用状況につきましてでございますが,平成23年度におきましては,コンポストが101器,EMぼかし容器が426器,電気式生ごみ処理機が31機となってございます。なお,平成23年度までのこれまでの累計を参考までに申し上げますと,市内世帯のうち9,130世帯,総数で1万4,543器のご利用をいただいております。このように自家処理に積極的に取り組んでいただいているところでございます。


  • 最終更新:2014-05-09 12:21:56

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