墨田区

平成18年  決算特別委員会

◆委員(西原文隆君) 

 水質基準に合っているという課長の話で、それはそれで当然だろうと思うが、ただ見た感じでは余りきれいではない。ところどころ水が流れていないところがある。そういうところも含めて見ているから、そう思う。できた当時は子供が上からスライダーでおりてきて、流れる場所もあった。今は使ってない。滑り込むような水は、もうなくなってしまったのではないか。もう少し、しっかりした対策を全体的にとっていただきたいと思う。

 最近、いろいろとNPOとかで、民間で水質をきれいにしようという、そういう団体が随分出てきた。この間、私ども執行部に見えたのは、足立区を中心としている自然素材浄化凝縮凝集剤といったものを開発している団体で、何か汚い水に薬をまくと、汚いものが下に沈む、そうすると水自体はきれいになる、そういうのを開発をしている人。それから、もう一つ、EM菌というのを知っている人がいるか。

◎道路公園課長(渡辺茂男君) 

 確か、中央区の日本橋川等で地元が中心となってEM団子という、EM菌を活用した団子を河川に投げて、それが河川の浄化に一定の効果があるというような話かとは思うが。

◆委員(西原文隆君) 

 このEM菌というのは、沖縄の大学の比嘉先生という方が、これを開発したものだが、農作物の自然農法だとか、浄化だとか、いろいろなものに使われているらしい。特に、ホームページで引いたが、安来節の安来市は市を挙げて、これに取り組んでいるらしい。いろいろな成果を上げている。ほかにも、いろいろなEM菌を使った浄化方法とか、自然農法だとか取り組んでいるが、私は埼玉県の吹上小学校を見学に行った。プールを使えないときには水を張っておく。プールのシーズンになると、水を抜いて掃除する。吹上小学校はEM菌を使ったことによって、まずにおいがなくなった。それから、汚れが簡単に水洗いでできてしまう。簡単に水洗いでできてしまうから、かかる時間というのが今までの半分で済んでしまった、そういう成果が出ている。私が行ったときには、明日水を抜くという日だった。上だけちょっと拭いたら真っ白になる。そこに張ってある水は、ポリに入れたら、この水だったら飲めるのではないかと思うくらいきれいだった。

 それから、EM菌をトイレに使ったらにおいが少なくなった。いろいろな使い方があるらしい。だから、今、二つの例を挙げたが、いろいろな民間団体でもこのものについて取り組んでいるわけだ。このやり方、予算に幾ら入っているか分からないが、生徒で半日あればできてしまう。いろいろな面で、私は使え、使えと言っているわけではなしに、いろいろ取り組んでいる人がいるので、いい面は是非取り組んでいただきたい。


  • 最終更新:2015-03-17 15:47:01

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