大阪府

平成7年度企業会計決算特別委員会

◆(大友康亘君)

 今の御説明によりますと、場内美化を阻害していた発泡スチロールを溶かしてリサイクルに使うということでやっておられるわけですけれども、そのほかの特に生ごみですね、これが大量に発生をしますので、これについてはどのようになっておるのか。
 最近私もちょっと聞いたんですが、EM菌というのを生ごみにかけると、これが家庭では全部生ごみを溶かして、そしてそれを畑に持っていけば、十分な堆肥というんですか、使えるということで、たまたまうちの近所でもやって、高槻市さんなんかそれをずっとPR、配って、家庭で生ごみを全部処理して堆肥に使うというふうな形でやってるようにも聞いておるんですけど、なかなか大量に処理するというのは困難だとは思いますけれども、そういった生ごみを含めたその他のごみの減量あるいは資源のリサイクルについての対策をどのように講じておられるのか、あわせてお聞かせいただきたいと思います。

◎中央卸売市場管理部長兼総務課長(廣澤文彦君)

 現在、開設者として直接実施しておりますものは、先ほども御説明申し上げました発泡スチロールについてのみでございますが、そのほかに段ボールの古紙原料のリサイクル、あるいはマグロのあらの飼料、肥料原料のリサイクルが、場内業者独自の取り組みとして実施されております。
 市場といたしましては、環境保護、ごみ関連経費の削減のため、ごみの減量につきましてはかねてから種々検討してまいったところでございますが、ところで当市場から排出されるごみの特徴といたしましては、その大部分が野菜くず、魚あら等の生ごみでありますので、そこでこれを効果的に減量する処理方法が望ましいと考慮されたため、その方法の一つであります生ごみ高速発酵処理について現在検討しているところでございます。
 生ごみ高速発酵処理と申しますのは、今先生が言われましたように、自然界に存在します発酵菌を用いまして、発酵菌が活発に活動できる環境を機械装置を用いまして調整することにより、生ごみを自然界に比べ高速で発酵分解し、その結果減量、堆肥化する処理方法を言いまして、焼却処理する方法に比べますと、建設コスト、ランニングコスト等が低廉で、環境に優しく、さらに生成物が堆肥としてリサイクルが可能であるなど、大幅な減量効果とあわせてメリットが多く、市街地に存在します当市場にとりましては、理想的な処理方法ではないかと考えております。
 平成七年度におきましては、先進事例調査といたしまして、生ごみ高速発酵処理を既に導入しております三市町に赴きまして、実態調査を実施いたしました。また、当市場から発生するごみが生ごみ高速発酵処理に適しているかどうかを調査するために、民間団体が主催する小規模な実験にも参画いたしました。そこにおきまして、いずれも六〇ないし九〇%の大幅な減量効果が確認されまして、生ごみ高速発酵処理がかなり有望な処理方法であると考えましたことから、引き続き検証を深めることといたしました。
 そこで、本年平成八年度におきましては、農林水産省の食品流通局の所管であります飲食店等動植物性残渣リサイクルモデル推進事業の補助金を活用いたしまして、日量百キログラムの処理能力を持つ実証プラントを用いてのごみ減量堆肥生成実験を実施するとともに、生ごみ高速発酵処理プラントの適正施設整備規模及びプラント導入に伴う経済的効果並びに資源リサイクルの観点から、生成される堆肥のリサイクルに関しまして、堆肥の流通状況調査、施肥実験等を行いまして、検証を深める方向で検討を行っておるところでございます。

◆(大友康亘君)

 今御説明いただきましたように、市場におきましては、環境保護あるいは資源のリサイクル、さらにごみの関連経費の削減のために、生ごみ高速発酵処理について今調査検証を深められるという御説明をお聞きをいたしました。経費の削減についてはもちろんのこと、府民の生活環境を保護するためにも、より一層の検証と施設の具体化について一層努力されるようお願いをしておきたいと思います。

平成10年度企業会計決算特別委員会

◆(大友康亘君)

 生ごみは、この市場から出るごみの約八〇%近くを占めてるというふうにお聞きをしております。皆さんも行かれたらわかるんですけども、最近は物すごいカラスが集まって、もう真っ黒になるぐらいカラスが生ごみをつついてるという状況を目の当たりにして、先ほど申し上げました市場のイメージ、市場の美化、景観を損ねているという状況でございます。今度の解決策としての高速の発酵処理、堆肥にしますと恐らく九割以上が堆肥になるということで、既に小さなやつは家庭でも今やっておられて、EM菌というんですか、菌を入れて堆肥にするという方法なんですけど、これは十何億というお金を科学技術振興事業団からの資金の活用によりやられるわけですけど、科学技術振興事業団ということで、大阪府の一切金を使わないで開発されて建設中だというふうにお聞きをしているんですが、このスケールの大きさでうまくいくのかどうか、この点はいかがですか。

◎中央卸売市場管理部長兼総務課長(粟倉禎一君)

 お答え申し上げます。
 生ごみの減量化につきましては、平成七年度から、お尋ねのありましたように市場で必要となります大量の処理を前提といたしまして、実際に当市場から出るごみを実験材料として技術開発を進め、実証的な検討を進めてきたものであります。さらに、開場当時に整備を見た現行のごみ中間処理施設は既に二十年以上を経過、老朽化により機能の低下が進み、今では期待されるようなごみ総量の抑制、減量化に支障を来しておりまして、早急にその更新が迫られておりました。
 これにつきまして、今までの中間処理施設の単なる更新ではこれ以上の減量効果は期待することはできませんし、またそれでは将来の資源リサイクルの考え方にも寄与できないこと等を考慮いたしましたものでございます。加えて、中間処理施設の更新経費として、約十七億円という大きな金額が見込まれるといういささか追い込まれた状況の中で経営的な判断を下したものでありますが、この処理プラントは技術的には完成度の高いものと評価をいただいております。

平成21年  9月 定例会本会議

◆(上の和明君)

 きょうは、傍聴席に神崎川の水質の浄化にボランティアで頑張っておられるお方が来ておられます。しっかりと答弁をよろしくお願い申し上げます。
 私が若いころには、神崎川にボートを浮かべたり、泳いだり、魚釣りをしたものでしたが、川の水質が悪くなってからは、そのようなこともできなくなりました。
 神崎川の水質浄化については、大阪市の漁業協同組合が、大阪湾の水質資源の回復のため、有用な微生物の集まりであるEM菌を使ったEMだんごを使って水質浄化に取り組もうとしております。このEM菌というのは、堆積したヘドロなどの有機的な発酵、分解をさせることで、水環境本来の自浄作用により水をきれいにすると言われています。
 写真に切りかえていただけますか。
 この写真は、私の地元吹田市の吹田まつりの前夜祭において、EM菌と土をまぜてつくったEMだんごを市長が率先して投げ込み、神崎川の水質浄化の取り組みをアピールしているものでございます。吹田市では、こうした取り組みのほか、地元のボランティア団体も水質保全の活動に頑張っています。
 また、東京では、NPO団体が日本橋川をきれいにする活動を行った結果、水質が改善され、さまざまな生き物が戻ってきており、ハゼ釣りもされていると聞いております。
 神崎川についても、生き物にやさしい川、泳ぎたくなるようなきれいな水を取り戻したい。そのために、地域住民や関係団体などが進めている水質浄化の運動を結集し、その機運を一層盛り上げていくような取り組みをぜひとも進めていただきたいと考えますが、環境農林水産部長に見解をお尋ねいたします。

◎環境農林水産部長(島田尚弥君)

 神崎川の水質浄化運動についてお答えを申し上げます。
 まず、府域の河川の水質につきましては、昭和四十年代から、工場や事業場に対する厳しい排水規制などを行ってきた結果、着実に改善されてまいりましたが、人々が真に親しみを持てるような川にしていくためには、なお一層の水質改善を進める必要がございます。
 現在では、府域の河川に流れ込む汚れの約八割が家庭からの生活排水によるものであることから、平成十八年度より、水質が悪くなる冬場の二月を生活排水対策推進月間と定めまして、この時期を中心に、市町村や消費者団体などの協力も得て、家庭でできる取り組みについて広く府民への啓発を進めているところでございます。
 さらに、流域の市民団体や学校、市町村などが一緒になって協議し、川の観察会や清掃活動など地域で取り組める自発的な活動を進めている事例もございます。
 議員が御指摘の神崎川につきましても、都市整備部と連携いたしまして、流域で積極的に活動されている市民団体の意見交換の場を設定するなど、地域一体となった水質改善の活動に協力してまいります。

◆(上の和明君)

 自分たちの川をきれいにしていこうと取り組むボランティア団体、企業が連携プレーできるよう、大阪府がそれらをつなぐ接着剤となっていただきたい。神崎川については、まさにその機運が高まってきており、その火を消さないよう、ぜひ支援をお願いいたします。


  • 最終更新:2015-03-12 09:33:55

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