奥州市

平成19年  3月 定例会

◆ 6番(中西秀俊君)

 3点目は、地球における環境問題に取り組む組織への支援策について伺います。
 市内には、環境問題に関心を寄せながら、さまざまな活動をしておられる団体が多数見受けられます。これらの市民活動は、まさに底辺からの環境問題をとらえ、解決する上でも大変重要なことであると考えます。また、市としても、これらの団体と協力しながら、環境を守る取り組みを広げる必要があろうかと考えます。
 そこで、質問ですが、これらの団体と協働しての取り組みと支援策については今後どのように考えておられるのか、伺います。
 また、具体の問題といたしましてお伺いしますが、清流化対策についてであります。
 山村にとって、緑、空気、水はかえがたい天から恵まれた資源であります。地球温暖化や砂漠化などの諸問題解決は21世紀の人類に課せられた大きなテーマであると考えます。中でも水の問題は、上流に住む人々だけでなく、下流域の方々との連携により、清流を守ることが大事です。このようなことから、私の住む江刺区梁川地区では振興会の生活環境部の事業として、米のとぎ汁EM発酵液による河川の清流化に向けて取り組んでおります。市内にはこのような取り組みをしておられる地区も多々あろうかと思います。しかしながら、結果を分析し、より適正な取り組みを継続するためには、科学的な分析を専門家に依頼するなどの費用がかさむこともありますので、大きな観点に立ち、行政支援をお願いしたいとの声があります。このような問題についてどのようにお考えになるか、お伺いをいたします。
 最後に、質問の3つ目ですが、環境学習の推進策として、総合計画に位置づけられている以下3点についてお伺いをいたします。
 1点目は、学習の教材となる情報の提供を挙げられておりますが、具体的にはどのようなことを考えておられるのか、伺います。
 2点目は、環境学習を支援する人材活用の検討とありますが、どのようなことを考えておられるのか、お伺いいたします。
 3点目として、ごみ減量化及びリサイクルに関する研修会、座談会の開催とありますが、具体についてどのような検討がなされているのか、お伺いをいたします。


◎市長(相原正明君)

 次に、環境学習につきましてお答えをいたします。
 現在、水沢区におきまして、エコキッズなどの活動や小学生による電気使用量調査、中学生による環境学習などを行っておりますし、その他の区におきましても、水生生物の調査などを行っております。こういった活動をさらに進めていくため、20年度に策定されます環境基本計画におきまして、市民の皆さんとともに、環境教育についての位置づけを検討してまいります。

 3点目に、地域における環境問題に取り組む組織への支援でございます。
 本市におきまして、川の周辺環境、水質などに取り組む団体や森林愛護の団体、子供たちの環境教育に取り組む団体などが多く設立されておりまして、環境保全学習の推進に大いに貢献をされております。こうした団体への支援ということにつきましては、1つは生き生きまちづくり支援事業、もう1つには地域づくり推進事業によりまして補助金の交付を行っております。公募の形をとっておりますので、積極的なご応募をいただきたいと思っております。
 また、水質の分析につきましては、市で何カ所かの定点観測を行っております。分析箇所については見直しも可能でございますので、いろいろなご意見、要望をいただきたいというふうに考えているところでございます。
 大きな3点目の環境学習の推進のお尋ねでございます。
 1点目の、学習の教材となる情報の提供でございます。市役所におきまして、文書、電子データを問わず、多くの情報が集まり、庁内のネットークを通じて相互に情報交換ができる仕組みとなってございます。したがいまして、それぞれの地区におきまして環境学習を行う場合には、各総合支所の担当者へご連絡をいただければ、速やかに必要な情報をそろえて差し上げることができるというふうに考えております。
 2点目の、地元人材の活用でありますが、市内には岩手県環境アドバイザーが5人、岩手県地球温暖化防止活動推進員が3人おられるわけでございます。こうした方々は非常に高い見識を持ち、積極的に環境保全活動にかかわっておられますので、市におきましては今後、環境基本計画策定や講演学習会の講師としてお願いをするということを考えております。
 このほかにも、県内からさまざまな知識をお持ちの講師をお招きをすることが可能でございますので、各総合支所の生活環境課への相談をお願いしたいと考えております。
 3点目の研修会、座談会の開催でございます。環境学習を進めるに当たって大変効果的なものでございますが、講師といたしましては、先ほどお話し申し上げました環境アドバイザー等の方々をお願いすることができますので、積極的な活用をお願い申し上げたい。



◆6番(中西秀俊君) 

 2つ目は、環境問題へ取り組む組織への支援策について、関連して伺います。
 先ほど水質、川の清流化という部分のお話をいたしましたが、私の地区で振興会の中で生活環境部、旧保健衛生組合と言いましたが、さまざまな活動を行っています。その中で環境部が中心になって、これまで粗大ごみを2年に1度の間隔、自発的に集めておりました。高齢者世帯や婦女子中心の世帯から大変喜ばれておりましたし、粗大ごみの処理により益金があり、組織の活動資金にもなっていたと伺いました。
 しかし、18年度は奥州市が粗大ごみ収集の計画を実施しましたので、振興会、環境部としてはこれから活動の必要性は一部なくなったと話も承っております。よいことなのかもしれませんが、反面これでよいのかと考える面もございます。地域では住民の参加意識の醸成のためにも、行政と住民の協働事業としてのごみ処理対策を構築すべきだとの声もあります。このような市民からの積極面を大いに歓迎すべきではないかと考えるわけですが、市長の見解をお伺いいたします。

平成20年 12月 定例会

◆ 27番(遠藤敏君)

 2番目の、環境保護と省エネルギー対策についてお伺いいたします。
 宇宙から地球を眺め、「地球は青かった」と言ったのは旧ソ連の宇宙飛行士、ユーリイ・アレクセーエヴィチ・ガガーリンでありました。今から47年前のことであります。以来人類は月面に人を送り、地球を一つの星としてリアルタイムで目にすることができるようになり、その美しさにほとんどの人は感動を覚えたことと思います。この星に恐竜が1億5,000万年生き、次の世代となった人類は、今400万年にしてこの星を汚染しております。次の世代どころか今の世代が命を失い、異常気象に戦々恐々としているありさまであります。ことし11月、世界気象機関(WMO)が二酸化炭素など地球温暖化の原因となる温室効果ガスの世界平均濃度が2007年に過去最高値を記録したことが報道されておりました。岩手県の綾里を含む気象庁の定点観測値は、いずれも世界平均を上回っていることも示されております。
 経済不況も大きな問題であり、また少子高齢化も非常に大きな問題でありますが、同様にこの地球環境の問題は、余りに懐が広くしかも深い問題ではありますが、すべての人類が真剣に、しかも具体的に、しかも大急ぎで取り組まなければならない問題だと思います。今その危機に本気で取り組み大きな成果を上げている国がある一方、京都議定書の舞台となった日本の取り組みは余りにお粗末であり、他人事というか、2012年までに1990年比6%削減しなければならないものが、昨年の2007年度はむしろ8.7%も上回り、この4月から始まった5年間の約束期間に達成しなければならない排出量が14.7%にまでなっていることが環境庁から発表されております。
 しかし、実は私たちの周りにいる多くの人々は危機感を持ち、実際に取り組んでいる人も多くいるのであります。小さいことではありますけれども、テレビの主電源を切り、部屋の暖房を減らし、車の余分な荷物をおろし、資源ごみ回収やEM菌を使った環境浄化に積極的に取り組む市民もふえております。それが今、ある程度生活の一部となっている人々の誠実さを見るとき、市民の力強さを感じるものであります。
 政府は昨年、京都議定書の期間内達成に向けて温暖化対策推進法を改正し、その中で地方自治体の温室効果ガスの排出削減対策の充実ということで、地域推進計画の策定を義務化し、同時に自主的な削減目標を設定し、達成に向けた進行状況を評価することを求めているが、1点目として市全体での温室効果ガスの排出削減計画がどのように組まれ、また具体的にどう取り組まれようとしているかお伺いをいたします。
 2点目として、市内にはそういった問題に積極的に取り組み、知識を積み上げ成果を上げている方々もおられるわけだが、環境アドバイザー制度を立ち上げ、身近なリーダーとして活躍してもらうことも必要と思うが、考えはないかお伺いいたします。
 3点目として、市が実施した環境基本計画策定に係る環境意識調査の中の、あなたの身近な環境の中で気になっていることの悪いほうの3位に入っている、近くを流れる川のきれいさに大きな影響を及ぼしている廃食用油の回収についてお伺いをいたします。
 この問題については、平成19年12月議会において25番議員が一般質問で取り上げ、当局が収集方法について積極的に考えていくと答えているが、その後どのように取り組まれているかをお伺いいたします。
 以上、壇上からの質問とさせていただきます。


◎市長(相原正明君)

 2点目の市版の環境アドバイザー制度でございますが、ご承知のとおり岩手県におきましては、岩手県環境アドバイザー運営要領を定めて、環境美化、省資源、省エネルギー、リサイクル等に関する講演会、研修会等に環境アドバイザーを派遣する事業を実施しております。
 当市におきましては、環境市民会議を来年度に立ち上げる予定となっておりますし、また市内では地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく地球温暖化対策地域協議会を組織して具体的に活動を始めている団体が2団体あります。さらに、去る11月16日におうしゅう環境フォーラム2008が胆沢文化創造センターで開催され、その活動発表でも、市内で多くの方々が環境に関する活動をされていることが紹介されたところであります。これらの方々に、奥州市版の環境アドバイザーとしての役割を担っていただき、より身近な環境教育や環境配慮行動の指導、啓発等をしていただきたいと考えております。


平成21年  9月 定例会

***◆ 26番(千田美津子君)

 まず、ごみの減量化に伴ってお答えをいただきましたけれども、家庭系ごみの焼却の現状については、市長の所感が聞けなかったわけですけれども、その他プラの出し方、分け方が統一されたことによって、軽いものではありますけれども、それらが広まっているということは非常によろしいかなと思います。ただ答弁にもあったように、生ごみの割合が結局多くなっているというのはそのとおりだと思います。先ほど生ごみの排出量が計測されていないということでしたが、重量的にはどうかわかりませんが、組成とすれば約2割が厨芥類だというふうに資料もいただいております。ですからこの2割の厨芥類を何とか減らすという取り組みが、結局厨房から出る生ごみのことですけれども、これを減らすという取り組みを広げていくことが非常に大事かなというふうに思いました。
 そういった点で、先ほど紹介した水切りについては、ぜひ促進に努めるというお話もありましたので、ぜひそういったことでPRをしていただきながら水切りを促進するということで、重量的にも減らす取り組みを進めていただきたいなと思うんですが、ただ堆肥化の促進については、公衆衛生組合さんを窓口に補助するという答弁はあったわけですが、これの拡大について、私はもう少し何らかの手だてが必要かなというふうに思います。有用性は認識をしておられるようでありますので、この堆肥化を促進して、とにかく水切りしても最終的には燃やしてしまうわけですので、当市として環境問題で一番大事なのは、燃やすごみを減らすということですよね。これをやらなければ環境的にも一番問題があるわけなので、本当に燃やすごみを減らすにはどうしたらいいか、そして有効な堆肥化を、農家ではもうほとんど出していないんですけれども、町場の部分でこれをもっと広める手だてを私は衛生組合さん等に協力をいただきながらやっていく必要があるなというふうに思います。
 それで、一つはモデル地域をつくるなり手挙げ方式でもいいと思うんですが、そういったことでぜひEMの容器とかコンポストとか、電動生ごみ処理機はどうなのかわかりませんが、それらを地域単位で購入をしてもらって、そしてそこには一定の補助もすると、その処理機だけではない補助をするということも考えてみたらいいんじゃないかなと思います。
 1つご紹介したいのは、和歌山県の橋本市、人口が7万人くらいのとこでは、この堆肥化を促進していて、区ごとに実施しているようなんですが、108の多分行政区だと思うんですが、その3分の1で実施をして、年間まず約1,000万円削減できたというデータを出しております。そこは要するに家庭ごみを週2回収集していたのを、堆肥化を推進するものですから2回から1回にすると、そういう約束のもとに、年間1世帯当たり1,200円の奨励金を出して、地域丸ごと堆肥化を進めているという、そういう取り組みが橋本市では進められています。ですから一定程度の先進の行政区なり地域をつくっていってやってもらうことが私は非常に大事かなと、全体の中でだれかやりませんかということだと、やっぱり前に進みませんので、今、環境問題は本当にみんなで取り組む課題ですので、ぜひモデルの地域をつくっていただきたいなと思います。
 それからもう一つ、燃やすごみを減らすという点で、衛生センターの焼却量と、それから運転の日数を調べてみました。そうしますと例えば去年の4月は3,600トン出ていて、運転は30日運転しています。これが20年度で一番多い月だったんですが、一番少なかったのがことしの2月で2,500トン、1,100トンの差があります。それで運転日数は23日、そこには1週間の差があります、運転の日時ですが。2月は日にちも少ないからですけれども、ごみの量が炉の稼働日数を減らしていることになります。これが私は収集に係る経費もさることながら、この炉を回す、収集をするかしないかで大きく経費削減につながりますので、こういう目に見える形での目標設定を私はしたほうがいいのではないかなと思います。登壇して申し上げましたけれども、何年までに1人当たりのごみを幾らずつ減らすというような環境基本計画での目標はあります。
 ただトータルで、ただ全体でこのくらい減らしましたよというだけでは、経費の節減にも環境的にも余り影響がない。ちょっと計算してみましたら、平成23年度まで441グラム以下にするという計画があるんですが、それだけだと年間で1,000トンしか削減になりません。これですと月単位で見ますと100トン以下ですよね。そうすると炉の稼働日数もそんなに減らせないということになりますので、ぜひ炉の運転日数を1日くらいずつ削減をするという視点で私は目標設定をして、そして市民の皆さんにお知らせすることによって、このごみ減量化、それから燃やすごみの量を減らすという点では大きな効果があるのではないかなと思います。そういった点で、ぜひそういう市民の皆さんにわかりやすい目標設定、それから単価的にもこうなるという、そういうお知らせをぜひ職員の皆さんの中の検討の中で示していただきたいなと思っております。


平成22年  6月 定例会

◆20番(今野裕文君)

 それから、小学校費で121ページの胆沢第一小学校にかかわってお尋ねをいたします。
 この間、大分大きな問題になりましたシックスクールの問題で、今回の事件をどのように総括をして、その前に現状がどうなっているかお尋ねします。その上で、今回の事件をどのように受けとめて今後対応されるのか、関係者ではありませんけれども、マニュアルの策定を望む声がありますし、私個人は工事中についても一定の科学的根拠を持てるような体制をとるべきだというふうに考えておりますが、それら全員協議会で要望はしておりましたが、どういう方向で考えておられるかをお尋ねをいたします。

◎教育長(佐藤孝守君)

 シックスクールについて、現状とそれからどのように事件を受けとめているかということと、これからの対応というお話でございました。
 現状については、該当する子供、実は工事がされている間についてはやはりどうも体調思わしくないと、改善されないということがございまして、一時的な避難ということでほかの学校に予定では3月末まで移るというふうなことで今進んでおります。それで、転校する学校についても下見などをしながら、そこがいいだろうということで実際学校のほうにはもう行っております。やはり、どうしても工事がずっと続いておりますと、化学物質について、私たちは余り感じない状況でございますけれども、やっぱりその子にとっては通学後はやはり体に感じるというふうな状況がございます。これ、非常に申しわけないんですけれども、そのようなことで今進んでいるということでございます。このことについて、やはり学校、子供たちの安心・安全な場である学校にあってそのようなことがあってはならないというふうなことは基本認識としてとらえているところでございます。したがいまして、そのようにならないようにできる限りの対応はしていきたいと。
 それで、お話がございましたように、マニュアルの作成等は今手をつけてございます。他県、他市等であったそのような状況も踏まえながら、そしてやはり奥州市としてのマニュアルをつくっていく必要があるだろうなということで、現在検討を加えているところでございます。
 そのほかに換気、それから薬物の、全員協議会でご指摘ありました再検査等についても実施していきたいということで今進めているところでございます。換気、それからEM菌等の効果があると思われることについてはやはり今後引き続き実施しながら、子供の様子を見ながら対応していきたいというふうに考えているところでございます。

平成25年  3月 定例会

◆23番(内田和良君)

 私は、社会福祉法人の経理についてと市と市民協働の有用微生物EM菌による環境保全活動についての2件について、それぞれお尋ねします。

(中略)

 では2点目に、有用微生物EM菌の活用による市と市民との協働による環境保全活動について、市長と教育長に伺います。沖縄大学教授の比嘉教授により発見された有用微生物EM菌については、水沢時代に市がその培養液を購入設備して、公園や小中学校の樹木、害虫駆除、樹木の活性化や池、プールなどの水質浄化管理に活用してきたところであります。また、担当する公園管理係では、余った分を希望する市民に分配供与し、供与を受けた市民や地域団体がヘドロで汚れ悪臭を放っていた近隣の水路にまいて、きれいな水の流れる水路に戻すなどの地域美化活動を行ってまいりました。このように、EM菌の効能を知る市民に大変喜ばれた経緯がありました。しかし、残念なことに、市では平成23年度、2年ほど前に突然この事業を中止しました。市供与のEM菌利用をしてきた市民の方々から、この事業の再開を望む熱い声を複数いただいております。
 そこで、市長に伺います。その1点目に市のEM菌の活用実績について伺います。2点目に市内のどぶ側溝の実態認識について伺います。3点目にEM菌の培養及び散布事業の中止理由とその後についてを伺います。4点目に市民協働による培養再開と地域環境の美化保全活動の可能性についてを伺います。最後に、教育委員長にお伺いします。EM菌による学校プールの水質管理などが行われてきた経緯がありますが、教育現場におけるEM菌活用についての実績と教育上の効果、あるいは感想がありましたらお知らせください。
 以上をもって、2件目の質問といたします。

◎市長(小沢昌記君)

 内田和良議員の2件目のご質問にお答えをいたします。
 議員ご紹介のとおり、EM菌は琉球大学農学部の比嘉照夫教授が乳酸菌や酵母菌など80種類もの微生物を培養して、もともとは農業の効果を上げるために開発されました。市でのEM菌の培養は、旧水沢市において平成15年5月から培養を始めましたが、平成22年度で終了しております。この間の活用といたしましては、市内、水沢区内の公園の池や小中学校のプールのほか、利用を希望された団体を通じて地域の水路への投入などで活用してまいりました。実態といたしましては、下水道や浄化槽も普及し、以前に比べ雑排水の改善も図られてきていますが、震災後、放射能問題で側溝の泥上げができない状況であります。EM菌活用の効果としては、汚れが落ちやすく清掃がしやすくなったとか、悪臭が減少したといったものがあり、市内の水路や側溝の悪臭対策やハエなどの害虫の減少にもつながり、環境美化に効果があるものと考えております。
 しかし、人的な問題や培養場所の確保が困難になり、また、合併により水沢区以外からの要望も受けて検討した結果、EM菌の使用時期が同じであり一度に必要とされる量と製造に無理があるため、培養を断念したところであります。EM菌の活用につきましては、平成21年3月に策定いたしました奥州市環境基本計画において、資源の循環を育む暮らしというエコアクションの中で、生ごみの堆肥化を1つの例として市民団体によるEMぼかしづくりを盛り込んでおります。市といたしましては、ごみの減量化や清流保全などを図っていく1つの方法として市民や市民団体によるEM菌の活用につきまして、今後必要な情報提供などの協力支援を行ってまいります。EM培養菌の活用につきましては、環境や農業の関係部署と協議しながら活用に向けて取り組んでいくよう調整してまいります。教育現場における実績と教育効果につきましては教育委員長がご答弁申し上げます。


◎教育委員長(三田信一君)

 内田和良議員の2件目の協働の環境保全活動についてのご質問にお答えいたします。
 教育現場における実績と教育効果についてありますが、平成22年度までは水沢区の小中学校を中心に、市のEM菌培養施設からの提供があったことから総合的な学習の時間や理科、家庭科の学習などでEM菌を利用した学習活動が行われる例がありました。また、教室やトイレ清掃、プールの汚れ落としなどに利用してまいりました。これらEM菌を活用した環境保全に向けた学習活動を通じて、児童・生徒が環境問題について理解を深め、環境を守ろうとする意識を高めることができたと認識しております。現在、市から学校へのEM菌の提供はなくなっておりますが、EM菌の観察やEM発酵液の精製、家庭との連携による環境美化活動に取り組んでいる学校もあり、児童・生徒の環境保全への意識の高揚を図っております。教育委員会としましては、この2月に作成されました奥州市環境教育推進方針の学校への通知に努め、児童・生徒が体験的な学習を通して身近な生活や地域の環境に関心を深めたり、国際的な視野から環境問題について考えたりする態度や能力が培われるよう環境教育の一層の充実に努めてまいります。


◆23番(内田和良君)

 ありがとうございました。大変に前向きなご答弁をいただいたなという印象を持ちました。
 EMぼかしをつくると、平成25年度からとおっしゃいましたか。ということは、今、倉庫で寝ている培養器、これを再活用するという、してつくるという意味なのでしょうかということを確認で1点お聞きをします。
 それから教育委員長からご答弁をいただきました。とても子供たちのそういう環境美化ということに対する教育効果を上げることができたという思いの答弁だったなというふうに思っております。これ、とっても大切なことだと思うんです。一般質問で3人の同僚議員さんが、子供の地域活動ということでおっしゃられました。このEM菌活用による地域での環境美化というようなことも、その具体例の一つとして取り上げたらよいだろうなと。その子供たちが成長し、社会人や大人になり、そして家庭を持つという状況になったときに、その子供のころのそういう形での地域貢献であり環境美化の大切さということを根づかせていったなら、これは大変すばらしい将来の奥州市が出現するであろうなと感じているものであります。ということも考えるにつけ、奥州市にあっては、今寝てしまっているものを生かすのであれば、とてもすばらしいことでありますし、場合によってはもっとふやしてもこの設備機器をふやして、全奥州市でこのことに取り組むことを考えてもよいのではないか。これ別な形で市内浄化をやろうと思ったらとんでもないお金がかかると思うんですよ、この効果を得るためには。そういう長い目で考えたときのことは、どのようにお考えになるかということを、市長に改めてお尋ねいたします。


◎市長(小沢昌記君)

 まず、さまざまな問題があってそういうことでありますけれども、問題は、経費もさることながら人的問題や培養場所の問題。それから、組織機構が合併して大きくなったということで、一体誰が担当するのという部分のところで、今回この内田議員からご質問をいただいた際にも、結果的に関係する部というのは都市整備、それから市民環境、それから農林というような3部にまたがる内容であって、その責任の取り合いというか、なかなか明確化にできなかったというのが1つ。それからもう一つは、恐らく議員はご承知だと思いますけれども、原液のEM菌を2リッターを原料に、それから糖蜜を原料に200リッタータンクで2リッターを100倍に培養して、そして200リッターに培養されたものをさらに50リッターを基本として500リッター、10倍培養すると。よってぼかしということなんですけれども。今、持っている機種は200リッターの1次培養と500リッターの2次培養タンクを持っているということであります。機械の状況等を改めて確認をしなければなりませんけれども、それほど難しい装置ではないということなので、利活用はすぐできるだろうというふうに思っております。最大の問題は、誰が担当するのだというような部分についての発想を少し新しいものとして取り組めば、これは、試験的にというか、また再開することはそれほど難しいことではなかろうと思っております。特にも、今回、非常に危惧しておりますのは、放射能の側溝汚泥等の部分について何とかしなければならないということ、これからも力を尽くしてまいりますが、現実的には2年も側溝での泥上げをしていないというふうな状況からすると、市内の場所によっては悪臭対策をしていかなければならないという現実なものが、夏ごろには見えてくるのかなというふうな部分もありますので、まずは私どもで持っている機器を活用しながら、担当部署を決定して試運転を始めたいというふうに考えているということであります。そして、その状況がさらに進んで大量のものが生産できるためのコストが幾らかかるのか、人的な協力体制がどのぐらい必要なのかというのは、その後において検討されるべきことというふうには思っておりますけれども、喫緊の課題とすれば効果は間違いなくありましたので、特にプールに投入した際には、それぞれ多少の差異あったようですが、特別な洗剤を使わずにもプール清掃ができるということで、洗剤を使わない分のコストカットができたほかに洗剤を流出させないというか、洗い水を流出させないということで環境保全にもつながったという実績があります。特に、プールでは大きな効果を発揮したということと、あわせて市民団体の皆さんがお使いになっていただいた際には、蛍がまた戻ってきたというような具体的な実例もありますし、これは因果関係はわかりませんが、乙女川にサケが遡上するようになったのはEMをまいたからではないかという、因果関係はわかりませんけれども、そういうふうなお話をなさる方も一部いらっしゃるというふうな状況からすれば、害なく悪臭対策、環境浄化に非常に有効なものであるということでございますので、議員からいただいたこの質問を契機に、できれば4月、新年度明けから組織体制を少し検討して実施できるように、ちょっと努力を重ねてみたいというふうに私自身は今考えているところであります。


◆23番(内田和良君)

 前向きな答弁をいただきました。人的体制というお話でした。実は、もう1年あるいは1年以上前から市民の方からご相談をいただいております。ぜひ、あのこと、先ほどの質問の中でも述べたとおりなんでありますが、その方々とお話ししている中から出てきたことでありますが、場合によっては、私たちがお金はありませんが労働力を提供することは可能かもしれませんというお話をありがたいことに頂戴をしたところであります。その場所の問題についても、やっぱり機械自体は1メートル20センチ掛け1メートルぐらい、高さで20センチぐらいでしたでしょうか、のものでありますが、でき上がったものやら種やらぼかしですか、何かを置くスペースも考えると6畳くらいの広さは必要だろうということで、その場所をどこにしたらいいのかと。市の倉庫に置いてもらって、その場所で民間有志の方々がそこに出かけていって、そういう培養作業をするということでお願いできないかと担当課に相談したこともありましたが、管理的な面でそれはできないということで、やるんであれば貸せるか貸せないかは別問題として、もしやるとしても全く別な場所に設けてもらって、やってもらうことしか考えられないような気がしますというそのころのお話でした。どこかの空き校舎といいますか、一室を借りてでもできないかという話もしましたが、それは担当が違うということで話は進まなかったんですけれども、そんな中でその有志の方々は、大変熱心にできる方策を考えておいででした。お話を伺うと、場所は何とか自分のところの小屋をじゃあけてとも考えていますが、必要なのは水道と電気が必要だと。これは、新たに引かなければならないし、ランニングコストもかかると。そこまではとてもできないと、そのメンバーで交代で人的部分は何とかしたいと思うけれども、そういったランニングコストの分まではとても私たちの力では難しいですというお話でした。このところを、ぜひ協働のまちづくりでありますので、先ほど申し上げましたように有効に生かせば、ほっといて1年、2年で臭い汚い泥側溝になるものを、改めて市民の予算をかけてきれいにすることを云々考えた場合に、とても私は安く上がることだなと感じましたので、これはぜひその方向で市民の皆様のお力に甘えさせていただいてというとあれかもしれませんが、まさに協働の働きをもってそのことを進めるべきだなと強く思っておりますので、先ほどの市長の前向きな答弁を頂戴したと思っておりますので、普通、検討しますというときには難しいのかなと思いますが、今の市長の答弁の勢いからは、これは真剣に形にするために検討するという勢いだなというふうに感じました。今のことについて、改めて市長の覚悟をお尋ねしたいとこう思います。


◎市長(小沢昌記君)

 覚悟というよりも、現実的には側溝での悪臭対策は喫緊の課題であるという認識が何よりもあります。そのときに、コストをかけずに環境に害することなくこういった際には効果が確実に見込まれるEMを使うということは、しごく当然な考え方であろうと思います。ですから、繰り返しになりますが、問題は誰がどういうふうに担当するかというスキームです、枠組みと言えばいいんでしょうか。それを、まずは実施に向け検討していきたいと。その際に、課題が当然出てきます。経費であったり、人的な部分であったりというふうなことでありますけれども、その際にお力を求めるということもありましょうし、私とすれば、まずはこの200リッタータンクと500リッターの2次培養のタンクをまずは試運転させてみて、それで対応ができるかどうかというあたりを急ぐ必要があると。まずは、ものとして間違いなくEMの培養の性能がある1次培養、2次培養ができるのかというあたりを、まずは確認をさせていただき、そしてその後においてさらにこれを市内に広く普及させるためには、どういうふうなアイデアが必要かというような部分について、さまざまな形で応援あるいはお力を求めるというふうな状況になっていくべきであろうと思います。場所あるいはそれにかかわる経費です。これを、ものをそのまま貸すからやってくれという話ではないだろうと思いますので。ですから、必要が間違いなくあるというふうに私としては認識をしているところでありますので、そこら辺の、まず根っこを決めて、次のステージとして議員がご提案の協働によるさらなる拡販と。広く資金的な部分も市が出すというよりもご協力をいただきながら、この200、500のタンクを掛ける何倍というような形にしていけば、当然、教育現場にも普及もできますし、市内における利活用も当然図っていけるというようなところが、3番目のステージになっていくのかなというふうに思っておりますので、その辺のところを受益者の方々に仕組みに乗れば、仕組みに乗るということを前提にすれば非常に低廉な価格でお求めをいただくと。それを、最低限の必要経費に充てていくと。人的な労賃は求めないというような形になると、新しい運動の展開になっていきますし、そのことによって再生産が可能な仕組みが担保されるというようなあたりが、市が打ち切ったからそれで事業がとまるというようなものではなく、運動としてそれが再生産されて継続がなされていくというような形の仕組みを考えるべきだろうというふうに思っておりますので、これが第4段階のステージということになろうと思いますけれども。まず、ファーストステップである部分について、しっかりまず検討して実施に当たる課題を精査したいというふうに考えているところでございます

◆23番(内田和良君)

 私も漠然とではありますがイメージしていたことを言っていただきました。全くおっしゃるとおりです。ただで配るというと値打ちが落ちるといっては言い過ぎかもしれません。やはり、廉価ではあっても値を払いながら活用するということは、これは当然のことでありますので、システムに乗った暁にはそのように、そういう仕組みにまず乗るように行政にあっては力を注いでいただきたい。まずそういう組織をつくることをというお話でした。大きく期待して見守っておりますので、よろしくお願いをしたいとこう思います。


平成25年  9月 定例会

◆ 18番(千葉悟郎君)

 それで、もう一点だけお聞きしたいんですが、これはちょっときのう聞いた話でどうなのかなと思いながら、実を言うと、EM菌というのを奥州市でつくっておられるんですか。ああ、そうなんですか。これは生ごみの処理のためでやっておられるんですか。ちょっとその辺、あとで市民課長からお話しいただいても結構なんですが、実を言うと、これについて何か講演会があって、その場に奥州市の方々が研修会に行って参加して聞いてきたんだそうですが、これが放射能というんでしょうか、これを薄める効果が非常に大きいということを話されているんだそうです。そういうことを市長さんでもいいですが、ご存じなのかどうなのか、その辺ちょっとお聞きしたいと思っているんですが。

◎市長(小沢昌記君)

 EMの話は福島県で、やはり側溝汚泥の処理がなかなか難しいと、基本的に悪臭対策ということでEMをまいたところ、何かどうも放射能の低減にも効果があるのではないかと言われているものですが、私どもでそれも察知して調べましたが、直接的な因果関係は認められない。要するに有機バクテリアが放射能を食べるという状況はなかなかないのではないかと、ただし、清流化とか悪臭対策とか、さまざまな部分には非常に大きな効果があるということは間違いありません。
 それで、このようになかなか進まないというふうな部分もございましたので、市で保有しておりますEM培養器がございます。これを4月から稼働させてEM培養液をつくっているということでございます。それで、担当課に命じながら、地区センターにも少しお声がけをしていますけれども、悪臭対策であるとか水の汚れの箇所については、直接市職員が行くなり地区センターを通じて、そういうふうな側溝にEMを散布して、悪臭対策あるいは泥水対策の一助にしているということでございます。

  • 最終更新:2015-02-23 08:30:27

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