宮崎県

宮崎県議会とEM
平成15年 6月定例会
◆ (河野哲也議員)
 続いて、環境教育についてお尋ねをいたします。

 新聞記事に「日向市EM活用に本腰 県内自治体で初 2施設に委託」とありました。EMとは、有用微生物群の英語名であるエフェクティブ・マイクロオーガニズムスの頭文字からとってつけられた造語で、人間にとってよい働きをする乳酸菌群や酵母菌群、光合成細菌群など80ぐらいの微生物を複合培養したもので、琉球大学の農学部の比嘉照夫教授によって開発されたものでございます。EMの活用範囲は、農業や畜産を初め、ごみの堆肥化、水質浄化、ダイオキシン対策、悪臭対策など、世界でも100カ国以上、国内でも500を超える自治体でその技術が活用されております。EMを米のとぎ汁とまぜて発酵液に変えて、それを食器洗いに使用したり、発酵液に河川を浄化する能力があることから、そのまま河川に流したりもしていますし、EMぼかしだんごを川や海に散布するなどの取り組みも実践されています。

 例えば沖縄の具志川市は、有用微生物群に最も早い時期から関心を持ち、EMに関する活動の盛んな地域で、実践的にも先駆的なものがあります。市内の小学校では全面的なEM技術を導入したプールが98年3月に完成しておりますが、その効果として、プールにつきものの塩素のにおいがないこと、アトピーなどのアレルギーの子供も入れること、目の粘膜の炎症が起こらないことが指摘され、その効果を上げております。

 有用微生物群が国内外に普及し始めていると言われております。その中で自治体初という日向の取り組みは、本県環境学習にとって大事な位置づけになると思ったのです。本年度、県内の学校に宮崎環境学習プログラムがCDとして配布されました。「教育ネットひむか」よりダウンロードできるようにもなっています。内容は、環境問題の細部にわたって学ぶことのできる非常に質の高い教材だと思います。例えば学校での子供版ミニISO、子供版環境マネジメントシステムです。教室のむだな明かりを消す、ごみを分けて出すといった環境に優しい取り組み項目を作成し、各学校で実践的な取り組みを行うようになっています。しかし、ほとんどが環境問題の根本解決にはならないことが、残念ながら多いのです。そこで、救世主的な存在がEMだと考えます。子供たちの生きる力を身につけさせることのできる教材だと考えます。地球環境が危機的状況にあると考えますが、総合的な学習の時間では環境教育をどのように進められているか、教育長にお伺いいたします。


◎教育長(岩切正憲君)
 次に、環境教育についてであります。環境教育は、教育における重要な課題の一つでございます。学校教育全体の中で取り組んでいるところでございます。特に総合的な学習の時間におきましては、体験的な学習を通して環境問題を具体的に理解し、自分にできることは何なのかを考え、環境を大切にする心と実践的な態度を育成しております。例えば小中学校では、牛乳パックを再利用したはがきづくりなどを通してリサイクルの仕組みを学ぶなど、環境問題に関心を持たせております。また、高等学校では、地球温暖化による環境破壊の実態などをインターネット等で調べて自分の生活を見直し、節電などの実践につながる態度の育成に努めておるところであります。今後とも、「地球規模から考え、足元から行動する」を基本に、環境教育を進めてまいりたいと存じます。


  • 最終更新:2013-11-22 04:58:38

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