小林市

旧小林市 平成14年  9月 定例会

◆小川利廣議員

 生ごみの処理計画についてでありますが、ごみの減量化、リサイクル、生ごみの資源化、たい肥化は今後も推し進めて行かなければなりません。一般廃棄物の量の三分の一は生ごみだと言われておりますが、生ごみの処理計画はどうなっているのか、お尋ねをいたします。

◎ 堀泰一郎市長

 生ごみの処理方法ですけれども先程も申し上げましたけれども、できる限り生ごみは焼却をしなくてたい肥化する方向で処理をしてまいりたいと。そのためには完熟堆肥センターを拡充整備してそこでできるだけのことをしたいということを申し上げました。家畜のふん尿と同時に生ごみの処理もそこでやる方向で進めてまいりたいと思います。百パーセントそこまで行くか分かりませんけれどもできるだけたくさんのごみがそういうたい肥化できるような方法で進めてまいりたいと思います。又、家庭においてもできるだけごみを外に出さないというようなことから生ごみ等についてはEM菌と言うんですか、そういうものを利用しながら家庭でたい肥あるいは肥料に近い、水液ですが私のところはやっておりますけれども、それを取り組んでおる家庭も段々増えてきておるようでありますのでごみの量を減らす、そして出たごみはできる限り分別収集をし、リサイクルという形のものに回すということで小林市を循環型社会にもって行くべきだと私は思っておるところであります。

旧小林市 平成16年  3月 定例会

◆ 久保茂俊議員

 最後に、環境行政(EM菌による排水の浄化)についてをお尋ねをいたします。地球環境を保全するため企業、自治体、又、各種団体をはじめ各家庭においても様々な取り組みがなされているのが御案内のとおりであります。取り上げましたEM菌による河川の浄化についてでありますが、河川の汚濁の約七割が家庭から出る生活排水だと言われておるところであります。近年自治体においてもEM活用による排水の浄化に力を入れている自治体も多数あるやに聞いているところでありますが、本市におきましても研究検討がなされたことはないのか、本市の状況についてお知らせをいただきたいと思います。以上で壇上からの質問を終わります。

◎堀泰一郎市長

 次に、環境行政のEM菌の利用でありますが、EM菌で河川浄化を目的とした開発あるいは発酵液による浄化のために小林市内の多くのグループの方々が研究をされております。感謝いたしておるんですが、実は私ごとで恐縮ですが、私の家内もEM菌を利用して生ごみを処理し堆肥化をしております。どの程度の堆肥ができるか分かりませんけども、家庭で花の肥料とかそういうものに使っておるようでありますが、臭気がなくなって大変いいと。においがしなくなったというようなことを言っておりますので、このような研究グループがますます広がってこれが定着すればもう少し実績が出てくるのではないかというふうに私は思っております。しかしまだ市全体、市民の隅々までこの運動が入り込んでいるということは感じませんけれども、しかし一つの河川浄化の方法ではないかというふうには思っておるところであります。一応私の方からの答弁は以上です。

旧小林市 平成16年  6月 定例会

◆ 大山敬子議員

 生ごみと廃プラスチックの取り組みについてお伺いいたしましたが、私は収集の状況を見てみないと分からないと思いましたので、五月連休明けに二週にわたって収集時間に合わせて収集の状況を見させていただきました。その中で感じたことは先程市長も言われたんですが、生ごみについてはさほど問題はなかったように思いました。ただおがくずの取扱いについて説明会での聞き取りの違いがあったので、あれをEM菌ですかね菌と間違ってまけばいいんだと思って入れてらっしゃる方もいらっしゃいましたので、やはり説明会での受け取り方ですが説明会では十分これは気を付けていただければと思いました。その中でやはり廃プラのことなんですが、間違いが多かったようでした。一回目見た時に係の方達はシールをはられてこれとこれについては間違ってますよとか丁寧に知らせてくださっていたので次に行った時にですね、次の週に行った時にはですねその中のものだけを抜き取って置いてありました。多分そこに置いてあったのは私は抜き取りましたのでもう入ってませんので持って行ってくださいということだったと思うんですね。そこにそれがなかったら多分係の方はまたそのルール違反のまま置いて行かれたんじゃないかなと思いましたので、やはりその中でやっぱりみんながみんなそのままにしているんじゃなくて意識のある方はちゃんと自分がやった所にもう一回行ってみて自分のものを持って行ってくださったかというのは確認されているんだなということを感じました。それと北西地区ではですねごみ推進委員ですか腕章をつけた方が集積場を一生懸命整理されているとこもありました。それと中には常会から代表、代表と言うか立ち番みたいにして立って色々来られた方達に指導をされていらっしゃったので聞いてみると、やはり自分達の使う道路だから道だからやっぱりきれいにしたいと。自分達の集積場をきれいにしたいという意識からされてましたのでそこから出た廃プラのルール違反にして、ほんの一握りしかございませんでした。そこでやはりうまくいっている所はそういうふうに管理等もちゃんとされているところかなというのに気付きました。モデル地区をあげてされているんですが、最初からうまくいくはずはなくて問題があって私は当然だと思います。これが最初からうまくいくんであれば全市一同にやれると思いました。やはり少しずつ少しずつだし、そのモデル地区から色々意見をいただいてそれを全市でやるときの意見としてやっていくべきだと思いましたので問題はあって当然。ただそのとき問題が出てきたことをどう取り扱うか、どう対処するかということなんですが、問題が出てきた分についての対処、バケツの問題とか集積場が立地条件が悪いんだけどとかいう意見もありました。なぜこういう意見が出るかというのは私はちょうど収集の時に行ったので分かったんですが、その収集してない時間に行くと分からないわけですよね。だからそういう行った時に出た意見はどういうふうに対処されているのかを聞かせてください。

◎温水澄生生活環境課長

 収集の現場につきましては収集業務の職員が帰ってからですね報告があります。それと同時に毎朝朝礼も行っておりますのでその中でも逐次報告がなされます。それと私も週に一回月曜日に朝礼がありますが必ず行ってそういう状況は把握しております。その対処につきましては即できるものについてはですね住民に対して注意あるいは又、確認事項ということで伝達はいたしております。

旧小林市 平成16年  9月 定例会

◆ 赤下健次議員

 次に、ごみの分別についてであります。生ごみについては今年の四月一日より堆肥センターに搬入されているわけですが、収集業務については今後どのようにされるおつもりなのかお聞かせ願います。
 次に、廃プラ・ごみについてであります。来年度に四回に分けて全面実施とのことですが、詳しくお示し願いたいと思います。又、廃プラ分別についてのアンケート調査をされたと思いますが、どのような結果になっているのかまとめてあればお示し願いたいと思います。さらに、廃プラ分別についての基準はどのようになっていくのか詳しくお示し願います。
 次に、堆肥センターについてでありますが、四月から始まった生ごみの堆肥化の実績状況を詳しくお聞かせ願います。又、指定管理者を決め運用をされているわけですが、コスモス堆肥の売行き状況はどうなのか、さらに土づくり事業としてコスモス堆肥に六百万円の補助がありますが、市民のために活用されてないとの苦情も聞くわけですが実情をお聞かせ願いたいと思います。
 次に、廃油せっけんづくりについてです。今EM菌の有効利用により、えびの市においてもEMせっけん作りが盛んになっておりますが、小林市もEMせっけんが人気があり、今毎月せっけん製造機を使ってEMせっけんを作っているところであります。そこで現在シルバー人材センターの隣にせっけん製造機が設置されているわけですが、その隣にあります西諸地域活動センター「菜の花」の仕事場が手狭なためにせっけん製造室まで使われている状況であります。せっけん作りをするたびに部屋の整理が必要であり、大変苦慮しているところであります。そこでどこかに場所の確保はできないものかお尋ねいたします。

◎ 堀泰一郎市長

 次に、ごみの分別についてでありますけど、生ごみにつきましては今年の四月一日から部分的ではありますけど堆肥センターに搬入をされておるわけでありますが、収集業務あるいは廃プラの処理、それとほかにつきましては課長から答弁をさしていただきたいと思います。
 それとコスモス堆肥の六百万円の補助をしております。一袋につき百円ずつの六万袋の補助をしておるわけですが、これが有効に使われているかどうかということで市民の間に苦情があるというようなことですが、その現況等については畜産課長の方から答弁をいたしたいと思います。
 次に、廃油せっけん作りでありますけども、これは今あります機械は何年前でありましたか赤下議員の熱心な提案により設置をしたものでありまして、それが活用されておるということについては大変私ども嬉しく思っておるわけでありますが、ただその場所が狭いということであります。このことにつきましてはですね今どのようにすればいいかということをちょっと思い付きません。十分検討さしていただきたいと思います。

◎温水澄生生活環境課長

 お答えいたします。まず、生ごみの収集体制の現状ということでございますが、生ごみにつきましては御承知のとおり、今年の四月からモデル地区として西町全区と北西二区を実施さしていただいているわけでございますが、その収集につきましては一台の収集車で職員が一名それと臨時職員が一名の合計二名の収集体制でございます。それから廃プラスチックと生ごみ関係の段階的な実施ということでございますが、平成十七年度におきましては第一期を六月一日から、第二期を八月一日から、第三期を十月一日から、そして第四期が十二月一日ということで四段階に分けて実施をさしていただきたいということで計画をいたしております。それからモデル地区へのアンケートを実施したということでありますが、その結果はどうであったかということでありますが、アンケートは実施いたしました。今、回答が返ってきておりますのでそれによって集計を今上げていると、集計中でございます。これは千五百世帯該当がありましたけども、そのうちの二百世帯を無作為抽出によりましてアンケートをいたしております。それから廃プラスチックの分別の方法でございますが、これは二市二町一村が共に共同でやる事業でございまして飽くまでも統一した考え方を持つ必要があると考えますが、基本的には容器を包装してあるプラスチック類、これにプラマークがついているのが基本でございまして、そのほかに商品そのものを包んである包装してあるプラスチックにつきましても該当するものがありますので大きく分けてこの二つが大別されるということでございます。
 それから廃油せっけんの製造所についてでございますが、議員御指摘のように非常に環境の悪い場所でございまして、私どももこの製造設備につきましての諸問題点につきまして今何件か挙げておりますが、現時点では現在のところをいかに改善していくかということになろうかと思いまして今後は一つ一つ改善をしていくということにしたいというふうに考えております。以上でございます。

旧小林市 平成16年 12月 定例会

◆首藤美也子議員

 色々されてらっしゃると思うんですけれど、ちょっとEM活性液のことで綾町が三年前に綾の水の浄化と合成洗剤をなくそうというのを目標に掲げて綾町の全女性二万四千人の女性の集いという会を立ち上げています。そこで町がひむか事業で補助をもらって廃油から作る粉せっけんとEM活性菌の施設を造ってます。それを毎週一回ボランティアの方々が排水を浄化するっていうEM活性液を作って昨年と今年度EM活性液を全家庭二千四百戸に配って水の浄化に努めていました。綾町の下流、国富、又、えびの市もEM菌の浄化を行っているようですけれど、このことに関して担当課は御存じでしたか。又どう思われますか。

◎温水澄生生活環境課長

 EM活性化の利用につきましては私も承知をしておりますが、EM活性菌につきましては例えば生ごみのぼかし方、あるいは又ごみの減量に多く使われているようでございます。先程議員おっしゃいましたように家庭の配水管等の浄化にも使用されているということで私も利用さしてもらっておりますが、今後もそういうことでピーアールの方に努めたいというふうに考えております。

◆首藤美也子議員

 ここに遅くなりましたけれど持ってきましたけど、米の磨ぎ汁が一番水を汚しますのでその米の磨ぎ汁とその活性菌をこう糖蜜を混ぜてだれでも簡単にできるんですけれど、この綾町はこういうのを使うことによってどういうことが改善されたのかと言いますと、公共施設でこの活性液を使用しているそうなんですけど、パイプの中をへどろで下の方へ水が流れない場合、工事をしていたのが工事をやり替えなくてよくなったとか、町のプールに活性液を入れてのりが付かない、EM菌が食べてくれるそうなんですけど、婦人会では長年使用しているけれど、ぬめりをきれいに取って、家庭雑排水をきれいにして流すことができるということで私もまだ一箇月しか使ってないんですけれど、お風呂に終わった後に入れてふたや何ですか、おけなんかを入れているときれいになります。一度モデルで使用してみたらいかがかなと思います。
 それと、現在菜の花作業所に粉せっけんを作る機械が隣に設置されているんですけれど、前回の質問でも手狭という話が出てきましたけれど、その後どうなりましたでしょうか。

◎温水澄生生活環境課長

 せっけん作りは年々増加をいたしております。そういうところで利用される方々に少しでも環境をよくするために今生活環境課では不備な点を列記しましてそれの今見積り等を行っておりまして、可能な限り来年度の予算要求という形で実施ができればいいがなというふうに考えております。

旧野尻町 平成17年  6月 定例会

◆楠元千恵子議員 

 「野菜いかだ」はもとより、イケチョウ貝・シジミ・カラス貝など広い野尻湖で成果を上げていくには大変な量が必要と考えますが、現在野尻湖の浄化にはどのような方法が1番効果的と思われますかお聞かせ下さい。

◎長瀬道大町長 

 1番私浄化に良いですね効果があるのは、おそらく相当量のヘドロが湖底に沈んでいると思っております。これを一旦全て流すと、これが1番効果がある事だろうと思うんですが、これをしかし流すという事になりますと下流の方々それを水道水として利用している訳ですので、これも簡単にいかないのかなと思っております。ただ、上流に住む我々からするとあの湖面、水のきれいさを取り戻す為にはこのヘドロを一旦全て除去するその方策、これが1番浄化の早道ではなかろうかとこのように思っております。

◆楠元千恵子議員 

 湖底のヘドロを除去するという事が1番効果的と思われるという事でしたが、1番水が少ない時期を利用して最初から100%は出来ないと思われますけれども、そういう事業を企業局とかの援助をいただきながらするということは可能なんでしょうかお聞かせ下さい。

◎長瀬道大町長 

 大雨前にですねダムの推移をずっと下げます。そうしますとほとんど湖底が見えてくる訳でございますが、相当量の土砂が堆積を致しております。これをその例えば野尻湖近辺だけでも町単独事業で除去するという事になりますと、これはもう莫大な費用が掛かるんじゃないかなと思っております。企業局なり県あたりが九電あたりがダムを建設致しますけれども、大体50年長くて100年位を利用出来る期間と思っているようです。
 それは何故かというとそういう土石流・ヘドロが堆積して水を貯める容積がどんどん狭くなってくる、発電量が落ちてくる訳です。であるならば、そのヘドロを土砂を除去したら良いじゃないかと、私共単純に考えるんですけれども、それは膨大な新しくダムを造るよりも何倍もの経費が必要なんだそうです。だからこそ古いダムは放置して、新しいダムを造っていくという話を聞いた事がございます。ですから、そういった時期に町単独でヘドロなり土砂を除去するという事は、これは非常に難しい事ではなかろうかと思っております。

◆楠元千恵子議員 

 色々経費がかかるという事で大変な事業になるという事でした。私達女性団体で「地域婦人会」とか「生活学校」という小さな団体がありますけれども、本当に効果があるのか分かりませんけれども米のとぎ汁にEM菌を混ぜたのを作りまして、台所とか水回りのところから川に流すとぬめりが取れた上に川の浄化にもなるという事で地道な活動をしております。今はそういう事をやっていくしかないのかなという事で続けているんですけれども、また、この「野菜いかだ」などの問題が片付いて早く野尻湖の水が浄化されたり、それから大塚原公園が花でいっぱいになる事を願いまして、私の質問を終らせていただきます。

平成18年  6月 定例会

◆ 久保茂俊議員

 最後に、「EM菌」の活用について御質問いたします。
 御案内のとおり、EM技術の開発は沖縄県琉球大学教授の研究グループが開発したEM菌は、食品加工に使われる有用菌を中心に乳酸菌、酵母菌、光合成細菌など、安全な微生物のみで構成されており、世界各国でつくられているアルコール、あるいはヨーグルト、チーズ等さまざまな発酵食品は微生物の働きを活用したもので、古来より人類と微生物は密接なかかわりを持ってきました。これらの微生物は悪玉菌と呼ばれる有害物質を抑制し、EMを核にして善玉菌の物質を集め、活性させる力を持っていると言われております。さらに、物質の劣化や腐敗の原因となる酸化を防ぐ抗酸化物質を生成し、生態系のバランスを取り戻す力があるそうであります。
 したがって、このEMは人間の体質改善、農業あるいは畜産業、環境行政に広く使用されております。市長はこのEMについて、どのような知識、認識をお持ちなのか、持っておられればお聞かせをいただきたいと思います。また、農林課、畜産課、生活環境課はこのことについて、どのように受け取られているのか、所感があればお聞かせをいただきたいと思います。

◎ 堀泰一郎市長

 次に、「EM菌」の活用でありますが、エフェクティブ・マイクロ・オーガニゼーションというんですか、その頭文字をとってEM菌というように名づけておられるようですけれども、このような微生物を利用した自然循環型の農業、そういうものが今、取りざたをされております。このEM菌が非常に各家庭にも大分活用されている人がおられるようですが、実は私の家内もこれを使って花づくりをしたりしておるようですけれども、ただ、同じようなものがほかにもあるということで、必ずしもEM菌だけがこういう効力があるものではないというふうにそれぞれの担当課では考えておるようでありまして、後ほどこれに関係する農林課、畜産課、生活環境課等よりこのことについては答弁をしたいと思います。
 ただ、小林市に熱心な指導をされる方がおられまして、各家庭を回りながら、EM菌の効能等についていろいろ宣伝をなさっていることは承知をいたしております。そしてまた、確かに効能はあるんではないかというふうに私も感じておるんですが、それを大々的にやるということにつきましては、いろいろほかにも同じような菌があると思いますので、そのことについては一本化するというような考えは今持っていないところでございます。

◎岡本直一郎農林課長

 お答えいたします。
 EM菌の活用について、担当、所管の課長はどういうふうに考えているかということでございますけれども、EM菌についてはもう以前から全国、ひいては世界各地で農業面、生活環境面に活用されていくということはお聞きしております。これらの有用微生物群の利用については、まず第一に土壌の健全化、活性化、環境保全に役立っているというふうに聞いております。
 小林につきましても、EM菌、また、そのほか、いろんなこういう微生物群の活用がされているわけですけれども、ほかの微生物資材についてはBMW、BM小清水等、今使っていられるようなことも大々的にされているとも聞いております。
 これらの主な効果につきましては、原則として農薬、化学肥料を使わないでそういう方向で土壌をきれいにして、また、環境汚染を防ぐようなことで環境保全に役立っているということでございまして、また、食の安全・安心を考えた場合、そういう面についても消費者の方々の需要というのは大きいんじゃないかというふうに聞いております。
 EM菌のいろんな内容等も見ますと、生産コストの低減、また、収量等も増大して、品質もよくなる。また、栄養的にもすぐれているということで、本来持っている植物の味を引き出してくれるんじゃないかというふうに言われております。
 当市につきましては、こういう有用微生物群の特定の資材の推進というのは行っておりません。しかし、環境保全型農業の推進につきましては、これらの資材を有効に活用していくというのは一つの方法だと思っております。
 しかし、これらの微生物資材につきましては、生物生態系、生理等、また、周りの環境等も十分考えて取り組んでいく必要がありますし、技術的にも難しい面があると思われます。国を初め、県等のいろんな指導機関もはっきりとした方向づけを示しておりませんので、農家への指導は慎重に行っているところでございます。

◎山縣正次畜産課長

 お答えをいたします。
 EM菌につきましては、確かにその効能はいろいろあるというようなことで承知はいたしておりますけれども、以前、今バイオマスセンターでございますが、旧堆肥センターで5つの有用菌体を使って実験をした経緯がございます。その結果については、まずまずの結果だったと思うんですが、使用方法が適切でなければ、その効能は引き出せないということがわかったわけであります。
 現在使用されている畜産農家の話を聞きますと、ハエがわかない、あるいは悪臭が抑制されたというようなことをお聞きいたしておるところでございます。
 以上でございます。

◎久米勝彦生活環境課長

 EM菌の活用についてお答え申し上げます。
 EM菌は生ごみの堆肥化に大変有益であるということで、市では生ごみの堆肥化を推進するに当たり、EMボカシ専用密閉容器の購入者に対しては、1基当たり2,500円の補助を1世帯2基まで行っております。平成17年度までに252台を補助いたしております。
 また、昨年度から実施いたしました生ごみの堆肥化事業で各家庭に配布しました水切りバケツ、これもEM菌を使って生ごみの堆肥化ができるようになっております。
 広報こばやしの中でも「EM菌の活用」と題して、堆肥のつくり方を紹介いたしてEM菌の活用を図っておるところでございます。

◆ 久保茂俊議員

 最後にこのEMについてちょっと御質問してみたいと思います。
 EM菌については市長の奥さんも使っていらっしゃると、十分認識をされているようでございます。
 なぜ私がここで言うかというと、島岡さんという方ですね、私のちょうど隣近所なんですが、この方は市報の「人」という欄に載られた方でございます。地域環境保全功労者を表彰された方でございます。この方が一生懸命環境保全に取り組まれた結果、こういった賞をいただいて、この広報こばやしに掲載をされたということであろうと思います。
 そこで、農林課、あるいは畜産課、生活環境課、それぞれ市長にもパンフレットをお渡しをいたしておりますが、農林課の方でもいろいろとこのEMについては認識があられるようであります。後ほどサンプルをお見せしますが、この環境保全型米、あるいは別名この方々は健康米と言われております。そういったことからして、農林課としても、展示圃の設置とか、そういったことも環境保全型農業ですから、一つの方策として取り組むお考えはないのかどうか、今後、このEMについては恐らく相当ないわゆる広がりを見せていくんではないかなと私は想像するんですが、そのあたりの見解はどうでしょうか、お尋ねします。

◎岡本直一郎農林課長

 展示圃の設置等についての御質問ですけれども、先ほども答弁いたしましたように、小林の農林課といたしましても、こういうエコファーマー、いわゆる持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律というのがありまして、これに基づいて宮崎県の方も推進をしております。
 そして、市といたしましても、現在、畜産農家から出る畜産排せつ物を耕種農家が堆肥化いたしまして、農地に還元するというように、資源循環をさせて市内の畜産農家がつくった堆肥を耕種農家の方が利用して、それによって、利用する手段として議員がおっしゃいましたように、展示圃を設置したりして今実施しているところでございます。
 そういう環境保全型農業の推進ということで、事あるごとに土づくりや堆肥等の情報を載せたパンフレットも作成いたしまして、生産者への普及・啓発を行っているわけですけれども、具体的なそういう展示圃につきましては、現在、EM菌を利用している部分はありませんけれども、いわゆる減農薬、減化学肥料の特別栽培米の推進ということで、今、市谷地区での展示も行っておりまして、そのほか、地域に普及しておりますように、坂元地区、また窪田地区でも取り組んでいらっしゃいます。
 そういういろんなこういう環境保全型の支援ということでございますけれども、エコファーマー認定支援事業というのを18年度の新規事業で宮崎県が立ち上げましたので、そういう部分を利用させていただきまして、今後そういういろんな微生物資材の展示圃を設けて市民の方々にPRをしていきたいというふうに考えております。
 以上です。

◆久保茂俊議員

 今、農林課長の方からいろいろとお話があったわけなんですが、実はこれは農林課長も見られたと思います。これは白米でございます。これはEMボカシを使ったお米でございます。これを平成11年7月10日に水に浸したものでございます。こちらがいわゆる慣行米ですね、通常のお米、白米です。これが平成11年6月5日に水に浸して、いわゆる何もされてないんですが、このように変化があるということでございます。
 私もこの健康米なるものも食べたこともありますし、自分自身もEM菌を使った洗剤、あるいはふろ場で使う石けん、これも使っておるわけなんですが、大変喜ばれていると。また、私の近所の常会でも、ことしから5人ないし10人程度がこのEMボカシを使ったお米をつくるというようなことで先般勉強会があったようであります。
 そういったことを踏まえて、やはり農林課としても実際展示圃をつくって実証されるということは、私は大事な一つのいわゆる安心・安全、健康米ということで、いわゆる実績として持っておられるのもいいんではないかなというふうに思うんですが、再度、そのあたりのお考えをお聞かせください。

◎岡本直一郎農林課長

 先ほども申しましたように、そういう事業がことしからできるようになりましたので、そういうのを取り入れまして、いろんな技術の開発、また、そういう資材の利用方法等について今後研究していきたいというふうに思っております。

◆久保茂俊議員

 わかりました。
 ぜひ、一つの手段としてひとつ展示圃なるものをつくりながら、行政としても把握をしていただきたいということもお願いしておきたいと思います。
 次に、生活環境課なんですが、このEMを使った日本の事例ということで、課長にもこのパンフレットをお渡ししております。これは三重県の四日市市、あるいは岩手県の盛岡市、それから広島県の神石町ですか、こういった非常に濁った堀が非常に透き通った川に変身したと、写真入りで載っておりますから間違いないだろうと私は思うんですが、もう既にこれは合併前ですから、3,200の自治体のうち600余りの自治体がこのEMを利用したいわゆる浄化、環境行政に取り組んでいるというのが実績のようでございます。
 ちなみに、出の山の水環境整備事業をやりました。機械あるいは電気工事が大体4,000万円かかったそうでございます。そして、年間の電気代が、いわゆるモーターを動かす電気代が年間約300万円というような膨大な経費もかかるわけなんですが、生活環境課としてこういった事例もございます。ぜひこういったところを自分の目で、足で運んで、検証されるということも一つの大きな環境行政の一つではないかなと私は思うんですが、課長、どうですか。

◎久米勝彦生活環境課長

 お答えいたします。
 議員さんのおっしゃるとおり、事例等もたくさんあるようでございます。それで、県内では西都市とかえびの市なんかが一生懸命やっておられるようでございますので、河川とか池なんかの浄化に対してはやっぱりある程度の継続的な作業と時間が大分かかるようでございますので、議員さんのおっしゃるとおり、先進地を勉強いたしまして研究いたしたいと思っております。

◆久保茂俊議員

 そういうことで、こういったパンフもありますので、ぜひ参考にしていただきたいなと思うところであります。
 畜産課にお尋ねいたします。これも私の近所なんですが、大変たくさんの和牛生産農家でございます。ここもEMボカシを飼料としてまぜて牛にやっているという事例でございます。確かに悪臭とか、あるいはハエ、こういったものが極端に少ない。そして、また、そのわきに小さな、西小林小学校に流れる川があるんですが、そこに蛍もわいてきております。
 私はこういった事例を見ますと、確かに環境にはいいんではないかなと、そういった畜産業にも活用できるものではないかなと私は思うんですよ。このパンフレットにも書いてあります。これは北海道千歳の寺岡牧場、このあたりを参考にしながら、畜産課長、何かお考えがございますでしょうか。

◎山縣正次畜産課長

 お答えいたします。
 EM菌の畜産に活用につきましては、現在、和牛生産農家で二、三戸、それから養豚農家がたしか5戸だったと思いますけれども、使用をいたしております。
 そのほかに、このような有用菌体、微生物につきましては、種類がたくさんございまして、それぞれの農家がそれぞれの菌体を使用いたしております。そこで、それぞれの菌体を使っている農家さんに話を聞きますとそれぞれの効能が得られておるというようなことでございまして、もちろん、バイオマスセンター、旧堆肥センターですが、ここもいろいろ使用してみたんですが、現在、ビオブリンという菌体を使っております。
 それから、新聞紙上等でよく出ておりますけれども、鹿児島では特に肝属郡の方でございますけれども、全く金のかからない方法、土着菌でございますけれども、自分の裏山で土着菌は生成ができます。そういったものが普及してきておりますし、農業高校あたりでもそのようなことが研究をされております。
 そこで、畜産にこのEM菌を使おうとすれば、非常に時間がかかろうかと思いますけれども、できるならばそういった効能、使い方、そういったものを我々ももう1回勉強させていただいて、そして、あと検討していきたいというふうに思います。

◆久保茂俊議員

 それぞれ、各課、お考えもお聞きをいたしました。
 いずれにしてもこれは何回も申し上げますが、先ほど土着菌の件も出ました。これも新聞に載っておりました。一つの手段として、やはり環境行政の一環としてやはりデータとしてはそれぞれがお持ちでないと説明もつかないということになろうかと思います。ぜひ、そのあたりは十分今後の課題としてお取り組みをお願いしたいというふうに思います。
 いろいろとお話し申し上げましたが、重複する点が多々ありましたけど、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

旧野尻町 平成19年  9月 定例会

◆楠元千恵子議員 

 先日、担当課でちょっとお話を伺いましたが、穴見議員が言っておられます土着菌だけでなく、のこくず利用とか水の利用、それから脱臭剤など色々臭いを消す方法はあるようでございますが、いずれも即効性とか持続性とか、何よりもまた金額が伴うということで、なかなか難しいということはお聞きしました。そしてまた、牛糞、豚糞、鶏糞それぞれの臭いとかで対処も違うという事で、難しいものだなというのを感じたところですが、担当課では色々土着菌だけでなく、他に考えられる方法といいますか、そういうのが分かっておりましたら、今までに試されたものでも良いんですけれども教えて頂きたいと思います。

◎ 田畑明郎畜産林務課長

 お答えしたいと思いますが、試験的にはまだ取組んでないところなんですが、他にその消臭剤脱臭剤という事で専門の業者から取り寄せております。色々そのそういった消臭剤等については色々EM菌とかですね、それからアグリセンターの方で使っている小清水ですね、それから他にも色々ビタコーゲンとか色々ございます。種類的にはですね。どういったその、何を使ったら1番効果があるのかという点でですね、モデル的に取組んでみたいという考え方を持っているわけです。土着菌について議会の委員会報告でも素晴らしい結果がでていると、鹿児島の方でですね。ですからそれはそれで評価して、この土着菌については早速取り掛かりたいというような考えを持ってるとこなんです。以上です。

平成20年  6月 定例会

◆ 牟田昭三議員

 須木の小野湖ですか、須木のほうのダム、小野湖を去年7月、経済建設委員会の現場の視察、研究に行ったとき寄ったんですが、アオコですか、緑色に湖面がなっていて、これが大分ひどいわけですね。そこを見たことがありますか。

◎四位達生須木庁舎住民福祉課長

 お答えしたいと思いますが、須木といえば本庄川ということで、河川の水質についてはランキング1位ということでありましたが、若干、今ランクが下がっているようでございます。
 去年の10月19日、綾南ダムの貯水池内にアオコが異常発生をしているということで、管理者である小林土木事務所のほうから須木庁舎のほうに報告がありました。これについては報告のとおり、緊急にこの水質調査を土木事務所のほうでしたところでございますが、毒素の有無についてはないということで、分析結果が出ております。
 県のほうで以前から、このダムについては水質調査を行っているところでございますが、特に去年8月ごろから2年連続でアオコが発生をして、貯水池内が一面に緑色になっているということで、私のほうはちょっと写真で見せてもらって、現地は確認をしていないところでございますが、これについては植物性プランクトンであるということが確認をされたということで、土木事務所のほうから報告を受けているところでございます。

◆牟田昭三議員

 これもやはりそういう家庭の雑排水、汚染された家庭の雑排水が側溝とか川を流れて、そしてたどり着いたのが、そういう湖あるいは池ということで、その汚染されたものの影響ではないかというふうに思っているんですね。
 西都市でも平成14年ですか、西都の稚児ヶ池というのがあって、やはり悪臭がぷんぷんすると。水質が濁って水草が生えて汚い状況だったそうです。それで、平成16年4月に天皇陛下を迎えるということで、植樹祭があるということで、そこを通られるわけですね。それだから困ったなと思っていたところに、今よく皆さんも御承知のとおり、EM菌ですね。有用微生物群、このEM菌をまぜて水質浄化につなげたということを聞いております。そしてまた、そういう今現在つくっておられる業者の方もおるし、家庭で使用されている人もおりますが、このEM菌での浄化ということでは何か考えておられますか。

◎宮窪久男生活環境課長

 今、議員の言われました稚児ヶ池ですかね、これもそうなんですが、先日、宮日でしたか、綾町のほうで同じように水を大切にして、水を守る会という形で活躍されているところが、環境大臣表彰を受けたというような報道がなされているようでございます。
 EM菌活用ということで、この場合も上がっているんですけれども、ただこのEM菌自体が非常に管理が難しいというようなこともありまして、これを継続して利用しないと効果もないというようなことのようですね。これに詳しい琉球大学の比嘉教授がいろいろなことを書いておられるんですけれども、これを効果がきくまで続けないといけないと。途中でやめたら、それでまたもとに戻ってしまうとか、ずっと使い続けないと、半年、1年でまたもとに戻ってしまうとかいうようなことで、EM菌を常時つくって、それを使用しないといけないような状況のようでございます。
 そうしますと、やはりこのEM菌をつくるにも、いい菌をつくらないと効果がないということで、例えばpHですか、これ等が3.5以下でないといい菌ができないとか、いろいろな条件があるようでございます。そういう意味で、行政として、西都市も取り組んでいるのかどうか確認をしたんですが、行政としては今のところはやっておりませんというようなことで、いろいろな団体の方が率先してやっていただいているような状況で、行政側でEM菌をつくって配布するというのも一つの手なんでしょうけれども、なかなかそこまでは手が回らないのが現状でございます。
 以上です。

◆牟田昭三議員

 西都市のほうは、行政がEM菌は提供しているという話であったんですけれども、それ私の聞き間違いかわかりませんが。

◎宮窪久男生活環境課長

 一応、先日、役場のほうに連絡をいたしまして、確認をした結果として、行政としてはやっておりませんということで、団体のほうでやっておられる方はおられますということでした。

◆牟田昭三議員

 何らかの策をですね。私はEM菌だけに別にこだわっているわけではないんですが、ほかにも原石、これは特殊な石があるんですが、それを何らかの方法で加工して、そしてきれいな水をつくると、そういうことをしておられる人も民間でおられます。いろいろと取り組んでおられるんですね、民間の方が。また、先ほど話がありましたように、台所の排水浄化ということで、廃油石けんをそういう公民館なんかでつくられて販売もされていると、そういうグループもたくさんあります。道の駅なんかにも売っております。
 だから、一応そういうところがあるのを見たり、確認してもらって、そしてできるだけそういう浄化できるような方法を考えてもらう、取り入れてもらうと。やはり名水百選の町と言われております。その名に恥じないような対策をとってほしいなと思うんですが、どうでしょうか。

◎宮窪久男生活環境課長

 御指摘のとおり、河川を見ますと見た目はきれいといいますか、上から見て、きれいだなというふうな、大分よくなったなというふうに、よく通るときに眺めながら思ったりするんですが、実際に近場に行って手でさわってみると、やはり汚れているとか、そういう状況もあるようです。昔のように本当にきれいな川といいますか、そういうのが取り戻せたら非常に小林も名水百選の町だと、さすがだなと言われるようになりたいんですけれども、現状で特にこういうふうにしたら浄化が進むとか、そういういい手だてを持っておりませんので、今後ともいろいろと勉強なり研究をさせていただいて、できることは取り組んでいければというように思っております。
 以上です。

旧野尻町 平成20年  6月 定例会

◆楠元千恵子議員

 次に、ごみ対策について質問いたします。
 最近、宮日新聞等になかなか野尻の話題が載らずに寂しい気持ちになっていましたが、うれしいことに、メロンフェアで長蛇の列ができたことが写真入りで出ました。やはり自分のまちが新聞に載ったり、テレビ等で放送されるというのはとてもうれしいものだなというのを久々に感じました。その4日後に、環境省が2006年度の家庭ごみなど一般廃棄物の総排出量が前年度比1.3%減であったということに関連して、人口10万人未満の市町村で野尻町は全国8番目にごみの排出量が少ないと報じられていました。もちろん、全国で8番目ですが、県内では第1位でございます。私も、ごみを出さない努力をしていますので、これは大変うれしい出来事でした。国民1人1日当たりのごみの排出量は1,115グラムだそうで、野尻町は370.6グラムということで、本当にすばらしい数字ではないかなと思います。第1位の奈良県の野迫川村の138.8グラムには及びませんけれども、すばらしい結果と誇りに思っております。この記事を読まれた町長の感想はいかがでしょうか。

◎ 長瀬道大町長

 さて、これまたご指摘がございましたように、ごみ問題でございますが、排出量が全国約1,800自治体の中で、野尻町が8位であったと、少ないほうからですね。少ないほどいいわけでございますので、これは非常にありがたいニュースであったと、このように思っております。
 さて、この全国8位をどう見るかというご質問でございました。当町、これ100%同じ条件で全くそういった条件で精査、調査されているのか、ちょっと疑問の残るところもあるわけでございますが、それでも8位ということですので、これは喜んでいいと思っております。
 野尻町が、なぜ少ないのかなという、一つの、私もいろいろと考えてみますと、当町は畜産のまちであり、しかもどちらかというと畑作地帯であるわけでございますが、家庭内の特に生ごみにつきましては、昔から家畜等のえさにする、これもやっぱり習慣として若干残っているんじゃないかなと思っております。また、畑への還元など、自家処理、これもされているんじゃなかろうか。さらには生ごみ削減ということで、以前やっておりましたコンポストの購入、これに対する補助、あるいは水切りネットの配布、あるいはあっせん、電動生ごみ処理機購入補助、EM菌によります堆肥化に取り組んで、こういったことをいろいろとやってきた経緯がございます。そういったことが起因しているのかなと思っているところでございます。
 今後につきましても、いろいろとまだ減らす方法があろうかと思っておりますので、進めていきたいと、このように思っている次第でございます。

◆楠元千恵子議員 

 ごみが少ないということは、とってもいいことなんですけれども、なかなか現代では減らすというのは難しいようです。その中の、いい意味での野尻町の存在がアピールできたんではないかなと思います。ごみの分別というのは、年々難しくなりまして、土に還元したり、それから中には焼却したり、そして町内の産廃施設に依頼する人もいるやに聞いております。ごみの排出を減らすということは、環境の向上だけでなく、ごみ処理に関する経費節減にもつながることになりますが、この報道の結果を生かして、生ごみ、その他のごみの減量作戦というか、減量をもっと町民に訴えて、来年度はもっとごみを少なくしていこうじゃありませんかというような呼びかけをしたら、また少しでも違うのではないかなと思うのですが、そのあたりの計画とかはないものでしょうか、お伺いします。

◎山元政信町民福祉課長 

 ただいまの質問にお答えさせていただきたいと思いますが、ごみを減らす運動としまして、いろいろな方法があるかと思います。例えば、店に行く場合、自分のバッグを持っていくとか、そういう方法なり、また家庭でよりごみを減らすのに、うちは可燃ごみというのは非常に少なくなっているわけですが、先ほど町長が説明しましたとおり、畑への還元とかいろいろありますが、さらに削減するために、家庭で乾燥といいますか、ごみを出すときそのまま袋に入れた状態で見ますと、たまに水が半分、ごみが半分という状態のものが収集されているようです。その中で、そういうごみをもう少し、生ごみ等を乾燥させる工夫とか、そういうのをしていくと、まだごみ等も少なくなっていくんじゃないか、それにあわせて野尻町のごみの焼却費、そういう経費もまた少なくなっていくんじゃないかというふうに考えております。
 そのようにもちまして、今後とも週報なり、町報なりで、今、議員さんが言われましたとおり、そういうような方法等の呼びかけはしていきたいというふうに思っているところです。

平成20年  9月 定例会

◎宮窪久男生活環境課長

 お答えをいたします。
 生ごみ処理場におけるにおいということでございますが、まずこの生ごみ処理を導入するに当たって、いろいろ先進地等研修をして、どういう方法がいいだろうということで検討したわけでございますが、その中で、今ポリバケツを使っていますけれども、成分解性の袋ですね。これを使ってみてはどうかということもあったわけなんですが、これについては価格が高い。それから、出されたものを犬、猫、カラス等が食い荒らす。あるいは、一緒に入れられたごみの中の異物の仕分けができないと、いろいろ欠点等もありまして、結果的に今のポリバケツ方式ということで実施をさせていただいているわけなんですが、議員さんの言われるそのおがくずが置いてあったというのは、恐らく当初導入時にモデル地区として西町を始めたんだと思いますけれども、その折に各集積所に別途ポリバケツにおがくずを入れて置いていた経緯があるようです。
 ただ、そのおがくずがどういうわけなんでしょうか、いろんな効果があるということで、置いてあるのがすぐになくなってしまうというような状況もございまして、各集積所から撤去した経緯があるようでございます。
 昨年の議会でも大浦議員からもありましたように、におい対策には非常に苦慮しているわけで、現在は収集するときにはけやへら等できれいにこすり取って、その後布できれいにふくと。時間・手間はかかりますけれども、そういう処理をした後におがくずを入れて置いておくというふうなことで、最初に入れられる方は大丈夫なんですけれども、後から持ってこられてあけられたときにはにおいがするということで、このにおいをどのように消していったらいいのかなということで、例えばEM菌ですね、これも試させてもらいました。それと、市内で出てくる里芋の不良品ですね。これを乳酸菌等で加工したいい消臭剤ができたんで、使ってみてはどうですかということで話がありましたけれども、これも試してみたんですが、なかなか効果が見られないということで、現状では対応に非常に苦慮しているところでございます。
 一番いいのは、各家庭で出されるときに、水切り等をしっかりしていただくというのが、今のところは一番いいのではないかと思いますし、おがくずの再配置ということについては、現在、単価が立米当たり2,000円から2,200円ぐらいかかっているようです。これを、年間、職員が回ったときに入れる量が大体100立米ぐらいで20万円ぐらいかかっているのかなと思いますが、これを各集積所に置いて、大体1集積所30から40世帯ぐらいあると思うんですけれども、その中で仮に使われる方が20世帯ぐらいとしますと、そのたびに入れるということになりますので、これを全集積所で計算していきますと、やはり年間400万円以上といいますか、大きな経費等も必要になってまいります。
 そういう意味では、さっき言いましたように、これで完全とは言えませんけれども、やはり出される方がしっかり水切りをしていただくのが大事かなというふうに思っております。
 今後、何かいい方法があれば、また工夫をしてまいりたいというふうに思っております。
 以上です。


  • 最終更新:2015-06-08 07:17:29

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