小樽市
おことわり
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平成9年9月19日 予算特別委員会
○武井委員
現在、市ではゴミの減量化対策としてコンポストによるたい肥化を推進しているが、EM菌を活用したたい肥化はコンポストに係る経費の2分の1以下で済み、早急に実施すべきと思うがどうか。
○環境部主幹
EM菌のたい肥化について、市としては有効であるという認識を持っている。実際に市内の販売店や取扱店の調査を行い、市が支出する助成金の支払方法について話し合いを進めていきながら、現在のコンポスト助成要綱を見直し、できるだけ早い時期にEM菌についても検討していきたい。
○武井委員
今年度に実施すると考えてよいか。
○環境部長
今年度は無理かと思う。早くても10年度からかと考えている。
平成10年3月16日 予算特別委員会
○斉藤委員
生ゴミ対策について
酵母・バクテリアによる堆肥化の現状について示せ
○環境部主幹
特に添加剤を加えなくても野菜に付着している菌を活用したり、あるいは強制的に成分解を図るために菌を混入する方式等、様々な手法がある。その中で従来はコンポストによる野外での堆肥化に取り組んできた。近年、各種の微生物を使った処理方式が出てきていることから、今年度これに係る予算要求をしたところである。
○斉藤委員
EM菌による生ゴミの堆肥化が行われているが、一つの菌に限定するのではなく、広く検討していく考えはないか。
○環境部主幹
EM菌については全国的に賛否両論があり、やり方・手法にもよるが、どうもうまくいかないという人もいる。ただ、昨年小樽市においては市民グループが自発的に取り組み、堆肥をつくった経過がある。必ずしもEM菌という特定のものにこだわっているのではなく、籾がらや大鋸屑あるいはEM菌以外の分解微生物を使った処理方式もあると思う。従前はコンポストの利用者だけが対象であったが、今回は庭のないマンション等室内でも取り組める人に対する助成ということで考えている。
○斉藤委員
EM菌とある一定の微生物によって土壌分解をさせた場合に大腸菌の問題があるが、これについて調査したことはあるか。
○環境部主幹
大腸菌を含めた調査はしたことはない。実際に処理している家庭の中でどのようになっているかを追跡調査してみたい。
○斉藤委員
家庭や公的施設から排出される生ゴミを微生物分解させても、現状は堆肥と肥料にしかならない。この有効利用についはどのように考えているか。
○環境部主幹
確かに家庭でつくられた堆肥を自分で利用している分については問題はないが、出来上がったものをどうするかという問題は生ゴミばかりではなく、ゴミの有効利用全般についていえる。公共施設から排出される生ゴミについては、後志における広域処理ということで、専業農家を含めたゴミ処理を話し合っていくことになっている。具体的に出来上がったものが安心して使えるということが前提にならなければならないと思うが、後志管内で有効利用が図っていけるのかどうかも含めて、話し合いをしていきたい。
○斉藤委員
各地でいろいろな取り組みが行われており、市としても情報収集していく必要があるのではないか。実証試験を進めているところは最先端の研究を行っており、市として良いと思った時には次のものが出てきている状況である。その辺を見極めながら、情報収集をしてもらいたい。
○(環境)管理課長
市のゴミ処理計画も今後資源化施設あるいは中間処理施設ということで、必ずしも焼却場施設に限定している訳ではない。資源化施設、焼却場以外の処理施設としての中間施設について、今後とも十分研究していかなければならないと考えている。
- 最終更新:2015-03-13 09:14:48