小金井市(1)


小金井市議会とEM(その1:H12~21)

2000.03.07 : 平成12年第1回定例会(第5号) 本文
◯6番(遠藤百合子議員)
 提言3、生ゴミ堆肥化のより一層の推進。イ、有用微生物の利用を市民に広く呼びかけるために、配付場所の拡大を図る。ロ、市民農園などで生ごみの堆肥の利用を要請する。ハ、学校給食残飯の堆肥化推進。
◯生活環境部長(指田勝己)
 提言3の、生ごみの堆肥化の一層の推進についてでございます。現在、堆肥化容器の貸出しや、ぼかしの配付をしているところでございますが、平成11年度におきましては、第二庁舎の生ごみや、市立小中学校の各校の給食残渣を、試験的に堆肥化、機械化による処理を実施しているところでございます。その結果、極めて良好でありますので、平成12年度においても、学校給食残渣の堆肥化、機械化による処理を考えているところでございます。

2000.09.07 : 平成12年第3回定例会(第4号) 本文
◯8番(漢人明子議員)
 3点目、生ごみ堆肥化についてです。通告は堆肥化と書きましたが、内容としては必ずしも堆肥化ではなく、脱焼却処理化と言った方が適切だったと思います。今回は家庭用電動処理器に絞って伺いたいと思います。可燃ごみの中の40%を占める生ごみをなくしていくということは、また単に40%だけではなく、ほぼ水の固まりと言っても過言ではないこの生ごみをなくしていくということは、ごみ対策の最重要課題とも言えます。学校や店舗、集合住宅などでの大規模な堆肥化と各家庭でのコンポスターやEM菌等による密閉プラスチック容器による堆肥化は、市としても方針化されているようですけれども、家庭用の電動処理器については明確な方針が出されていません。私自身もこの電動処理器については、これまで新たな電化製品の家庭への持ち込みを奨励することであって、省エネの観点からも若干抵抗がありました。けれども、実際に密閉プラスチック容器での堆肥化を試みてみましたが、共用庭もないマンションでの継続的な取組というのは非常に難しいものがあります。生ごみの脱焼却処理を進めるには、この家庭用電動処理器は必需品だという考えに至っております。
◯生活環境部長(指田勝己)
 それから、生ごみ堆肥化の関係でございます。生ごみ堆肥化の容器の購入補助金でございますけれども、これは昭和62年9月から補助金が3,000 円から始まりまして、その後平成7年、要綱の改正を行いまして1世帯2基まで、1基につき購入金額の2分の1といたしまして、5,000 円を限度として補助することに今日なっているところでございます。また、補助金の総額につきましては、平成12年度予算は前年度から5万円増やしていただきまして、15万円ということでやっているところでございます。それで、公共施設につきましては、生ごみ堆肥化の機械を教育委員会や学校の協力を得まして……。
(「それはいいです。家庭用電動処理器だけ聞いております」と呼ぶ者あり)
 そうですか。はい、わかりました。それでは家庭用につきましては、昨年の全体の補助を見ますと、11年度では21件で9万7,000 円ほど支出をしております。このうちで18件ぐらいが5,000 円を限度としているということでございまして、このうちの大部分が機械化のものかなというふうに思っているところでございます。したがって、機械の値段も2万円以上するということでございますので、今後これにつきましては補助金の増額、総額の増額はちょっと難しいかもしれませんけれども、今の範囲の中でどうできるか、検討はしていきたいと思っております。

2001.06.05 : 平成13年第2回定例会(第4号) 本文
◯8番(漢人明子議員)
 それで、各戸型の方なんですが、今、部長は各家庭での減量については各戸に配っていく、集合住宅型で増やしていくよりは各戸に配っていく方が有効だというような見解を述べられたように私は聞こえたんですけれども、それはどちらでも有効な地区なり、地域なり、おうちによって取り組めればいいと思うんですが、それを伸ばしていくということが必要です。
 実績については、今、電動処理機と思われるものが 564世帯、そして、非電動型のボカシというEM菌などをやるプラスチック容器で各家庭でやるもの、それから、庭があるおうちにはコンポスターという緑の大きなものを置く、そういったものなどで 661世帯が、今、市からの補助を受けているということでした。
 あわせて 1,235世帯になるわけですけれども、この方たちがどのぐらい実際に今も継続してやられているのかといったことの把握がされているでしょうか。仮に、ただそれを 1,235台の方がどのぐらいやられているのかというのを鎌倉市などのアンケートに準じて7割の方が続けているというふうに考えると、先ほどの鎌倉市の資料のところの真ん中よりちょっと下あたり、小金井市ということで仮に計算をしてみました。これは、99年度の清掃事業の概要の中から1人当たりの今小金井市の可燃ごみの排出量のおよそ半分が排出時点で、水分も含んだ状態での排出時点での生ごみだというふうに考えて 285グラム、平均世帯数が2.19人ですので、同じように計算をしていくと、昨年度では 197トン、 1,235台というか、世帯に普及させてきたことで減量ができているということになると思うんです。
◯環境部長(指田勝己) まず集合住宅への対応でございます。ここにつきましてもいろいろ考えているわけでございますけれども、そこに住んでおられる方の理解がないと一番いけないのかなと。それから、その場所だとか立地条件ですね。そういうことも必要かなと思っております。
 それで、どちらにしても、うちの方としても集合住宅については設置をしていきたいというふうに考えているところでございます。したがって、今年度中にできれば、そういう住宅のできるようなところを見まして試行的に考えてみたいと思っております。
 それから、堆肥化容器の実績でございますけれども、確かに今、漢人議員の資料からいきますと 197トンという形の数字が出てございます。ここにつきましては一定1人当たりの1日の量をどう見るかという形でございます。11年度の清掃事業の概要からいきますと、うちの方で計算しますと、これが 285グラムではなくて 146グラムになる。そうしますと、大体 100トンぐらいという形になろうかと思います。この辺のところはどうやって数字を見るかという形でございますので、どれが正しいとか、結果的に一番いい、正しい数字ができれば一番いいわけですので、そういう形で答えておきたいと思います。
 それから、購入補助の関係でございますけれども、先ほども申しましたけれども、他市の状況には大分増えております。小金井市も検討しなくちゃいけないのかなというふうに思っておりますけれども、そういう中では、今の財政状況からいきますと、ごみの全体の経費からそちらの方に回せるのは一番よろしいんだろうというふうに思っております。ただ、先ほど申しました。12年度のごみの量におきましてもはるかに 690何トンも増えている状況でございます。したがって、経費そのもの自体が、全体の経費がなかなか減らないという状況でございまして、できる限りこの補助金の額は上げていきたいとは思いますけれども、そういう状況も考慮しながら、今後、財政当局とも詰めていきたいというふうにも思っております。
◯市長(稲葉孝彦) ごみの問題は環境問題と絡めて市政の大きな問題だなと思っております。
 先ほど部長からも答弁がありましたように、二枚橋で燃やせる量は年間約9万トンであります。そして、小金井市から行っているのが2万 3,000トンぐらいで、小金井市は9万トンを人口割でいくとオーバーしない形にはなっているだろうと思っております。ただ、年間9万数千トン来ておりまして、その部分は別途処理しなければならないというふうな状況になっております。9万トンを、調布市の20万、府中の10万、小金井市の11万という形で割り振って総量の規制をさせていただきたいなと思っております。というのは、9万トンを超えた部分は別途処理しなきゃならないわけで、他市に大変ご迷惑をおかけするということ、それから、費用がすごくかかるということがあります。そういう意味で、総量を規制させていただいて、この範囲内でおさめていただきたいというふうに3市の方には、二枚橋の管理者とすればお願いしていきたいと思っていますし、これは平成14年からそういう形をとらせていただこうと思っております。
 さらに、小金井市議会の決議が昔ありまして、二枚橋の建替えに関しては第2工場を計画せよ、つくれというような……。(「補助金をアップできないかという件を。時間が限られているので」と呼ぶ者あり)申しわけありません。私もちょっとごみのことについて言いたいことがたくさんあるものですから、すみません。外れてしまって申しわけありません。
 補助金のアップに関しては考えていかきなゃいけないだろうと思っております。ただ、市民の方々に、まずこういう電動の堆肥化の容器がありますというのをお知らせさせていただきたいなと思っていまして、それで購入の希望がどういうふうにあるのか。そして、補助金も小金井市の補助率は非常に低いというふうに私も考えておりますので、補助金に関しては考えていかなきゃいけないと思っております。すみません。

2001.06.13 : 平成13年度予算特別委員会(第2日目) 本文
◯稲葉市長
 それから、市民に対する啓蒙なんですけど、非常に難しいなと思っていて、ここのところ市報などでもかなり書かせていただいておりますし、また、二枚橋の特集なども出させていただいたりしていますけど、なかなかごみが減らなくて非常に残念に思っております。
 それで、具体的な例を挙げて、6月20日号の市報、この間ちょっと私も書かせてもらったんですけど、生ごみの電動処理機を入れてほしいとか、それから、コンポストを入れてほしい、さらにEM菌の方も使ってもらいたいというような具体的なものを挙げてごみの減量をお願いしております。これから生ごみなんかに関しても、前に書いた市報の中では、例えば葉書なども個人のプライバシーが確保できるようなものに関してはリサイクルしてもらいたい。結果的に雑紙にならんのは、カーボン紙だとか感熱紙、コーティングした紙だとか、特殊な紙以外は雑紙としてリサイクルできるのでそうしてほしいという呼びかけをしているんですけど、なかなか前年度を下回れない。5月はちょっと減ったようですけれども、例えば4月は、前年の4月の方が多かったんですけど、ことしの4月は去年よりも増えてしまった。5月は去年の5月と比べると多少減っているんですけど、なかなか市民に啓蒙するのが難しいなと思っていますけど、何とか努力して、ちょっと気を遣っていただくと、雑紙を別にするだけでごみの量が減りますので、それは呼びかけて今後も継続して頑張ってまいりたいと思います。

平成14年建設環境委員会(6/14)  本文
◯稲垣委員 二枚橋の搬入に非常に関係あると思うのが生ごみなんですけれども、今、市では生ごみのEM菌、ぼかしを配布したり、今度は電動の方の補助が出たと思うんですが、そちらの方の利用状況について教えていただきたいと思います。
 それと、もう一つ別件ですけれども、今、古紙の方が増えていてということであったものですから、議会の中でも減らすということに対しての取組みというのはどうなんでしょうか。やる気はないのでしょうか。私は議員になって思ったのは、すごく紙が配られるんです。それを整理するのだけでも大変だし、半分重なってるので古紙として出しますけれども、その辺の何か改革というのは考えていないんでしょうか。
◯古屋ごみ対策課長 先ほどの堆肥化容器の関係でございます。堆肥化容器を購入している補助の世帯につきましては、昨年までのところで 596世帯、平成13年度までで 596世帯ですね。堆肥化容器貸与数につきましては、平成8年から13年度まで 1,325基貸与している、こういう状況でございます。

2004.09.03 : 平成16年第3回定例会(第2号) 本文
◯6番(稲垣庸子議員)
 ただ、その中で少し、特にこのごみ減量化について幾つか疑問に思ったことと、現状等を知らせていただきたいんですが、まず1番目が、ごみ減量にするとき、特に可燃ごみのときには、堆肥化というのがセットではないかと思っています。それで、今でも堆肥装置、EM菌とか、電動についての補助があると思いますが、その現状がどうなっているのかということと、今後、さらにどういうふうな展開をしていくつもりなのかということについて、意見をお聞かせください。
◯ごみ対策課長(三井純男) それでは、初めに1点目ですが、堆肥化の補助の状況ということですが、平成14年度からは、今まで上限が5,000円だったものを1万円に上げました。それで14年、15年、16年というふうになっております。集計が出ていますのは、例えば平成15年ですと、32個の申請がありました。予算上は55万円ぐらい予算をとっておったわけですが、その中で23万7,000円という形の数字になっております。
 また、無料の貸与もしております。そのケースでいきますと、83世帯の方から応募がありまして、1世帯2個お渡ししていますので、合計150個なんですが、こういうものを配布しております。
 このように、まだまだ余裕があるんですが、この辺もどんどん進めていきたいと思います。また、有料化によりましては、今申し上げました1万円をさらにアップした考え方を持っています。

2006.12.07 : 平成18年第4回定例会(第5号) 本文
◯3番(遠藤百合子議員) おはようございます。自由民主クラブ、遠藤百合子が、1、「ごみ非常事態宣言」を受け、燃やすごみの減量を、2、子どもを守り、地域の人と人とが対話の多くとれる街づくりを、という項目で一般質問をさせていただきます。
 小金井市は今、二枚橋焼却場の炉が平成19年3月停止に伴い、燃やすごみの10%、一人1日50グラム、卵1個分の減量を市民に呼びかけています。(1)燃やすごみの半数、約56%を占める生ごみの処理に関し、肥料や堆肥にするめどでの減量施策と平行し、酵素を使用した分解消滅型の方法を取り入れ、その利用を率先して市民にアピールしていかないか。この消滅型のタイプを2通り、バケツ型の商品名「くうたくん」と、電動式角型でペットのふんもオーケーの商品名「環境生活館」を紹介させていただきます。
 今現在、ごみ対策課窓口では、ボカシ専用の生ごみ処理容器、EMサポートR15の貸与をボカシとともに行っており、液肥と堆肥は畑、庭、プランターなどでぼかしあえとして利用することができます。今回ご提案させていただく「くうたくん」は、最大直径が32センチの底に穴のあいたポリバケツで、この中に豚の腸内から抽出した消化酵素をしみ込ませたおがくずと、米のとぎ汁などの水分をまぜ合わせます。これででき上がりで、あとは生ごみを投入できます。1日に1回、底まで丁寧にまぜ、よく空気に触れさせます。生ごみと空気とがよく触れ合うように、しっかりとかきまぜると元気に発酵します。空気を好む好気性の分解なので、におわないし、1日300グラムまでの生ごみでしたら、ほぼ毎日投入した分ぐらいは水と二酸化炭素に分解され、ほとんど量は増えません。マンションなど、堆肥ができても使い切れない家事情の方が多いことを考えると、消滅型の生ごみ処理機は優れているのではないでしょうか。一般家庭の生ごみなら平均2、3日で分解され、煮物や焼き魚などの骨などは丸1日で消滅することが実証されています。液肥のにおいもなく、また揚げ物をした後のフライパンについている油は投入する生ごみでふき取り、それから洗うようにします。温度計を差し込んでおくと、大体30度ぐらいから40度ぐらいになります。利用者の声として、嫌にならないのは、一番はにおいがしないことで、調理済みのもの、塩分や味を気にしなくていいことと、あと増えないことだと述べています。
◯環境部長(天野達彦) ご質問について順次お答えをしていきたいと思います。
 まず最初に、小金井市はぼかしのバケツについては、毎年150個のバケツを1軒当たり2個ずつ貸出しをしているということでございまして、2個とした場合、75軒の方にお貸ししているというような状況でございます。今、遠藤議員から分解消滅型というようなことのご提案がございました。現在、小金井市で生ごみ減量化処理の機器購入については、家庭用の電動生ごみ処理機と、いわゆる堆肥化バケツ、そういう電動以外のバケツタイプというものを補助しているというようなことでございます。電動の生ごみ機については上限3万円ということで、2分の1の補助をしていると。電動以外のコンポスト関係については、2台までを限度として2分の1の補助で上限5,000円というような形で出しているところでございます。
 これまで電動式等については、家庭量販店等で売られているものが多いと、それには乾燥タイプというようなことが多いのかなというふうに思っております。今回は分解消滅型ということで、すべて分解をしてしまうというようなことで、これらも私どもは補助の対象にしているということでございます。

2007.03.02 : 平成19年第1回定例会(第8号) 本文
◯24番(森戸洋子議員)
 提案する第1は、生ごみの分別、これは何度繰り返し言ってもいいと思うんですが、分別の計画を策定することが必要なのではないかというふうに思います。私たちは先日、ごみの徹底した分別収集の先進市である香川県の善通寺市に、ちょっと日程がなかなか調整できなくて1日で行って帰ってきました。ここは人口3万人のまちなんですが、善通寺方式というやり方を広めていて、静岡県の沼津市が沼津方式という形をとっているんですが、善通寺市も徹底した分別収集に取り組んで、ここは24分別収集を行っています。沼津市と同じように、一つの拠点のところにみんなが分別して持ってくると。沼津市もそうでしたけれども、市長も多分行かれてわかっていらっしゃると思うんですが、ああいうやり方をとっていて、地区環境推進会というのがまちごとにあって、80%が加盟しています。生ごみの堆肥化でいえば、あちらは畑がありますから、畑に木枠をつくって、どなたでもいいですからそこに生ごみを持ってきてくださいというやり方、それからコンポスト、EM菌による堆肥化、また電動式の処理機など、幾つかの種類を市民が選択する。これは小金井市も同じだと思うんです。
 重要だと思ったのは、生ごみのリーダー養成を行っているということです。つまり小金井市の使っている人からも、こういう意見が出るんです。EM菌をやってみたけれども、うまくいかないと。どうしたらいいんだろうかということについて、市役所に連絡してどうしたらいいですかというわけにもいかないだろうという、そういう意見があったわけですけれども、善通寺市ではどうすればEM菌がうまくいくのか、コンポストはこういうふうにすればうまくいくというのを、講師を呼んでリーダーづくりをやっているんです。ここでは200人がこの生ごみリーダーとなって、そして相談活動、世話役活動に応じているということでした。こうした生ごみの分別で、平成6年には6,091トンだったごみ量が4,920トン、1,100トン、約20%ごみが減っていると。ちょっとお話を聞いたら、若いご夫婦は何で善通寺市に移るのかと、隣でいいではないかと、こんな分別収集をやっている市には移りたくないという方もいらっしゃるようなんですけれども、しかし市民の方はその分別を本当に誇りに思ってやっていらっしゃるわけです。
 それから、以前紹介させていただいたごみ非常事態宣言を発した名古屋市、ここは政令指定都市としては大変大きな市ではありますけれども、ここはごみの処理量をこの間、102万トンから72万トンに30%の減量を実現しています。埋立ごみは平成10年が28万トンだったのが、平成17年だというふうに記憶しているんですが、平成17年で28万トンだったのが11万トンまで埋立ごみを減らしているんです。これはすごいなと思いました。現在、第3次ごみ処理基本計画を策定中で、この中ではさらにごみ量20%削減を目標にして、現在市民に意見を求めているということであります。読んで見ますと、計画では、循環型社会への挑戦ということで、鉱物資源や化石燃料の消費をできるだけ少なくすることと、生物資源(バイオマス)や自然エネルギーの利用を高めていくことが大切です。そうすれば、ごみの減量だけではなく、二酸化炭素の排出量も減らすことができると位置付けている点では、私たちは大変学ぶべき点があるのではないか。そしてこの名古屋市でも生ごみの分別については、都市部に適した生ごみの資源化システムづくりを進めることを目標にしています。名古屋市では現在、3年間で4,085世帯が生ごみの堆肥化に取り組むモデル地区を決めて、この事業を進めています。そしてこのモデル地域では、27%可燃ごみが減量になったというんです。したがって、全体として見ても、生ごみとして排出された分を加えた総排出量で見ても、5.3%の削減となったというんです。この努力というのはすごいものがあるなというふうに思います。
 ここの名古屋を見ると、さらに3Rということで、リデュース、リユース、リサイクルということでやっているわけですが、例えばリデュースで、レジ袋、これを削減する努力を行ったと。これで名古屋では3,200万枚のレジ袋が断られましたと。断ったというのは、買物するときに断った。これは約550世帯の年間電力消費量に匹敵し、CO2換算では1,300トンの削減効果となりますということが、このごみの処理計画の中に単にごみ問題ということだけでなく、地球温暖化問題とも絡めて提案されている。リユースという点ではどうかというと、使い捨て文化からリユース文化へということで、例えば市のいろいろな行事があります。あそこで食べたりするとすごい廃棄物が出ますよね。それを名古屋市では「洗う君」というトラック、食器洗浄車を導入して、そういう行事があったときにはその洗浄車が出動して、ごみを出さない。「洗う君」は一日借りると利用料は1,000円でいいという、そういうことをやっているわけです。私たち、こういうことも含めた努力が必要なのではないかというふうに思います。
 名古屋市では一般堆肥化以外の資源化方法として、平成14年、平成15年度、2年間かけて中部電力、日本ガイシ、東邦ガス、サークルKジャパンとともにメタン発酵のガス化の実験を実施して、都市部に適した生ごみ資源化システムづくりに向けて検討を進めていると。先ほど申し上げたモデル地域を決めて行っている生ごみの分別収集は、堆肥化ではないんですよ。メタンガス化で、民間会社にお願いをして引き取ってもらうというか、そういうことを行っているわけです。
◯市長(稲葉孝彦) 燃やすごみの中に占める生ごみの量というのは非常に多いわけです。これは燃やすというより、土に返すなりした方がいいというのは当然だろうと思っています。それで、これをどう処理するかということなんですけれども、生ごみを燃やす処理の仕方から脱皮しなければいけないだろうと思っています。
 ただ、生ごみというのは食材利用の買い過ぎなのか、料理のつくり過ぎなのか、とにかく出ること自体がまず問題なのかなと私は思っているんです。例えば学校給食なんかでも、残飯を堆肥化するというのは必要だろうと思うんですけれども、これ自体を少なくしていかなければならないと思うんです。ですから景気の問題だとかいろいろあるだろうと思うんですけれども、つくり過ぎとか買い過ぎというのにまず第一義的には注意していただきたい。
 そしてその次は、出てしまったものは自然に戻すというのが理想なのかなと思っております。私が住んでいるマンションなんですけれども、今、森戸議員が言われたよりはずっと数は多いだろうとは思っているんですけれども、ただあそこに入っている処理機は30キロだと思うんです。ですからマンション全体が使えるということにならないし、それから堆肥をとらなければならないという作業があるから、それが煩わしいといって入らない人もいるのかなと思っているんですけれども、ちょっと協力をいただいて、30キロに近いような処理ができるようにしていく必要があるだろうと思っています。担当の方から答弁するだろうと思っていますけれども、生ごみにしろ、紙ごみにしろ、燃やさない方法をとっていくという必要はあるだろうと思っていますので、今後も積極的に取り組んでいく必要があるだろうと思っています。
◯環境部長(天野達彦) 何点かご質問いただきました。今、市長からもお答えがございましたけれども、生ごみの中に、これは平成17年10月の組成分析の結果でございますけれども、可燃ごみの約56%が生ごみという結果が出てございます。生ごみの分別は可燃ごみの減量に大きな効果があるというふうに認識してございます。可燃ごみの中に古紙あるいは繊維類等、資源性のあるものが17.6%ぐらい含まれていると。そうした中では、分別の徹底が必要であるということは認識してございます。
 それで、同時に実施した家庭ごみのアンケート調査では、7割以上の回答者が生ごみの分別収集に協力したいという結果が出てございます。小金井市におきましては、生ごみ処理機の補助を現在行っておりまして、これはこれから予算特別委員会でご審議いただきますけれども、来年度さらに額を増やしていくということで予算化されてございます。ごみ減量においては、この生ごみ処理機等については、私個人的なことになりますけれども、私のところでも生ごみ処理機を導入して、現在、生ごみが12月中旬から出ていないという実態がございます。そういうことで、適正な使い方をすると効果があるのかなというふうに思います。
 それからまた、生ごみ処理機のリーダーというお話でございますけれども、市長がお住まいのマンションに生ごみ処理機が導入されて、今年度3月中に二つの団地で導入を予定して、今、その設置作業に入っております。そういった中では、地域の自治会の方とも協力をいただきながら、適正な維持管理をしていく必要があるかなというふうに考えてございます。
 それから、現在肥料化ということで、中町に設置をして市内のJAの約18件の農家の方にご協力をいただいて、生成した肥料を循環している、使用していただいていると。それで肥料化の事業を促進することによって、生成した肥料についての地域の農業者が使用し、できた農産物を市民が消費していくと。永続性のある循環的な利用が可能になるのかなということで、これは今、実験の段階ではございますけれども、さらにこれを拡大していくことによって効果が望まれるのかなというふうに思います。
 そういうようなこととあわせて、ご質問者の中ではメタンガス化とか、そういうものの検討をすべきではないかというお話でございますけれども、この点につきましては小金井市のみならず、広域的にやっていく必要があるのかなというふうに思います。場所の問題とか、消費する等の問題等もございまして、それは広域的に考えていく必要があるかなというふうに考えます。
◯24番(森戸洋子議員) ちょっと全然答えになっていないんです。今の部長の答弁で、私はごみ処理基本計画の目標設定を前倒ししていくべきではないかと、そういう修正見直しをしていくべきではないかと、そのことを廃棄物減量等推進審議会に諮らなければいけないんですが、そういう方向を持たないかということと、リーダーの養成はどうするんですかと、やってみたらどうですかと。それから、実態調査を行って、生ごみのメタンガス化については調査研究をやるべきだと。さらなるごみの減量の方針を持つべき。10年後までに100%の生ごみの分別回収をやるんだという、そういう意気込みが必要なのではないですかと言っているんですよ。ちょっと的確に答弁をしていただきたいと思います。
◯環境部長(天野達彦) 私、精いっぱい答弁しているつもりでいるんですけれども、大きく3点ご質問があったかなというふうに思います。生ごみの分別の計画等については、現在平成18年に作成しましたごみ処理基本計画、これにつきましては10年の計画ということで、5年ごとの見直しという予定がございます。そうしたことも踏まえながら、この10年計画等については現状の関係とかを踏まえて、生ごみ等については総合的に検討する必要があるかなということで、これについてはここで計画を見直すというか、それについては一定の時期に考えていきたいというふうに考えます。
 リーダー研修等の関係については、一定の予算措置とかそういう問題も出てくるのかなというふうに思います。それについては今後研究してみたいと思います。
 それからメタンガスの関係、バイオガスの関係については、先ほども申し上げましたけれども、1市ということではなくて総合的に考える必要があるということで、研究、検討してみたい。どういう形ができるか、そういう機会等を踏まえて対応をどういうふうにしていくか、考えていきたいと思います。
◯24番(森戸洋子議員) 非常事態宣言を出している市とは思えない答弁だと言わざるを得ません。本当に循環型社会をつくっていく、しかも生ごみはもう本当に早急に手をつけなければ、手をつければ10年後のごみ処理施設は100トンや200トンという炉ではなくて十分に済むわけです。実際にやって、大都市である名古屋市では、実現のために一歩一歩前進している市もあるんです。同じ非常事態宣言を出していて、こんな環境部長の答弁では到底私はやれないと思いますよ。
 メタンガスの生ごみの発酵だって、他市とやらなければいけないなんて、他市待ちになっているような状況ではないということは、環境部長が一番おわかりでしょう。それなら小金井市が率先して生ごみの研究をする、メタンガス化に向けたらこういうふうなことができる、そういうものをもって他市ときちんと対応していくことが、広域支援を本当に快く受入れてくれる第一歩になるのではないかというふうに思いますので、余り時間がありませんので、私はそういうことを申し上げたいと思うんです。
(後略)
◯ごみ処理施設担当部長(三上順本) 大変申し訳ございません。私も4月以降、恐らくつぶれなければ残るだろうという前提に、冒頭森戸議員のご質問をざっとおさらいさせていただきたいと思います。
 生ごみ分別の10年計画ということなんですけれども、生ごみに限らず、今のごみの中にまだ相当資源が入っているということで、その辺の分別の徹底含めて減量の抜本的な方策を組んでいくという、今、そういう体制をうちの課の中につくっていく必要があるのかなと思っていまして、新年度に入ってその体制をきちんととっていく、そういう体制づくりからまず考えてございます。ただ、この目標計画、数値がどれまで計画を出せるかということは、ちょっとひとつまだ置いておいていただきたいというふうに思います。
 生ごみのリーダーの関係ですけれども、今、ごみゼロ化推進会議を立ち上げています。三つの部会がありまして、その部会の一つが生ごみの分別にかかわっているということで、私は当初、立ち上げの前段で若干かかわってございまして、私の発想としてはその中にリーダー的な方をどんどんつくっていただいて、この方に聞けばすべてわかるというような方を養成していく必要があるのかなと。予算措置の関係では、今、年に1回やっていますけれども、生ごみリサイクル教室みたいなものは回数を増やすとか、そういうことも考えられるのかなというふうに思っております。
 メタンガスの関係ですけれども、私どもも従前、見学に行ったことがあります。私どももいろいろ考えていました。例えば中間施設とメタンガスのシステムをセットで建築するという方法もございます。そうなると中間施設の敷地面積に影響がしてきますけれども、1ヘクタールで足りるかどうかというのは非常に疑問になってくるかなという部分もございます。いずれにしてもメタンガス、都市部に見合ったリサイクルの方法となると、堆肥化・肥料化というのは一定程度の限界があるんだろうなと。もう一つはLCA、LIFE CYCLE ASSESSMENT、その辺を考えていくと、逆にその方がCO2の排出量が多くなるという危険も考えられるのかなと思っていまして、そういう面で一番合理的なのはメタンガスではないかなと思います。ただ、これは用途がどうなのかなとか、その辺のところもありまして、これは相当に難しいですけれども、10年後の将来図を描くのであれば、一定検討課題として載せる必要があるのかなというふうに思ってございます。
(後略)

2007.03.12 : 平成19年度予算特別委員会(第4日目) 本文
◯斎藤委員 市長からご答弁いただいたんですけども、私にとってはまだちょっと納得できないですね。どう補正するか、その補正を考えるということで、補正するとは言っていただけてないんですよね。多少考える時間も必要だと思いますので、もし委員長がよければ、総括のときにもう一度質問させていただいて、それまでにお考えを決めていただくということもあるのかなと思っておりまして、現段階はその程度のご答弁で、納得はしていませんけど、お聞きしましたというところだと思います。
 それで、今、これで資料を出していただいたのは電動型という形なんですけども、そのほかに通常庭に置くコンポストとか、EM菌とか、方法はいろいろあると思うんですね。そういった処理の仕方も市が音頭をとってやっていただきたいと。そう言うと多分市報に載せるとか、そういう答弁が大体返ってくるんですけども、それじゃやっぱり弱いんですよ。今、市民の声で言えば、ごみ非常事態宣言ということで市民に協力を求めながら、ふたをあけてみたら市がやっていたことはこんな状態じゃないかということが一番私の耳に入ってくるところで、ご協力をお願いするのであれば、ご協力していただくその方法も含めてもっともっと強いメッセージでお願いしなくてはいけない。例えばコンポストとかEM菌とか、まだご存じでない方は多分たくさんいると思うんですよ。担当課で言えば、市報に載せたんだからもう皆さん知っているはずだというような考え方はもう捨ててください。もっともっと強力な形で進めないと、それは市民の皆さんになかなか周知できないというところで、さらなるその努力についてご答弁いただければと思います。市長の答弁はとりあえずお聞きしました、納得はできていませんというところです。
◯天野環境部長 生ごみの関係につきまして、今現在、3月末までの間で、市内でもってごみ非常事態宣言の説明会等も行っております。その中でも生ごみ処理機、あるいは自分でこういう具体的にやっているよというようなお話も数々お聞かせいただいております。そういうデータベース等も積み重ねというか、そういうものをまとめた上で、市民にわかりやすく啓発できるような方法等積極的に考えていきたいと思っております。

2007.09.11 : 平成19年第3回定例会(第7号) 本文
◯7番(小山美香議員) そういうご答弁でした。
 自発的な対応ができれば一番いいとは思いますけれども、やはり雨どいの落ち葉払いとなりますと、やはり危険を伴う作業などもありますので、この雨どい全部をカバーしなくても、先ほど言いましたような、下に落ちるようなところの、入口のところにふたをするようなものであれば、5個セットで5,000円からというような、余り個別のものについて宣伝するつもりはないんですけれども、そういった安価なものがありますし、それでもし大きな効果が得られるようなものであれば、逆に、これは私の個人的な考えなんであれなんですけれども、今、生ごみは何とかしなければいけないということで、市の方でもずっと昔から生ごみのEMバケツなどを貸与しておりますよね。あれと同じような考え方で、こういうものももし使えるものであれば使ってくださいというような貸与をするようなことも、安いものであれば逆に私はそれぐらいの市の施策があってもいいのかなと、逆にこちらの方が私は市の緑を守るという点では、市の施策としてぴったりなものだというふうに思っております。

2008.01.21 : 平成20年ごみ処理施設建設等調査特別委員会(1/21)  本文
◯森戸委員 市の方針の在り方について、減量が基本で、その上で分別をし、残ったものを焼却なんだというお話でした。今、その過程の中でそれ以外の方法があれば取り入れたいというお話も市長は答弁でされているわけです。今、それ以外の方法についても市民からも提案されているし、議会の中でもそういうことを研究したらどうかという提案があるわけですよ。したがって、新しい技術はわからないという方もいらっしゃいますけれども、私たちだって例えば20年前に議員をやっていたときに、生ごみ堆肥化だということで相当堆肥化問題を言ってきて、まさか今の堆肥化も、20年ぐらい前はEM菌だったんです。それが今はどうなったかというと、消滅ができるんだという話になって、これはすごい技術、消滅型の生ごみ機があるというので、これは本当にすごいものだなというふうに思っている。また今、新たに亜臨界水による加水分解ができて、そういうことになってきている。だから技術というのはごみ分野ではとりわけ常に発展しているわけですよね。
◯三上ごみ処理施設担当部長 実験的な施設をというお話でございますけれども、先ほどから申しますように、ある一定の種類の、例えば亜臨界処理ということを考えますと、生ごみの処理についてはいろいろな民間で既に稼動して実際に運転している施設もございますし、もう既にそういうのが何か所かできているというところで、これについて将来の小金井市が大きな施設をつくるために実証実験がこれについて必要なのかどうかというところは、これは必要ないということになるのかなというふうに思っています。私が先ほどから申しますのは、家庭から出る一般廃棄物、これについては果たして可能なのかどうか。全国的に見てもそういう施設はまだ現在ないわけでございまして、小金井市の一般家庭から出るごみを処理する、将来一定規模の施設をつくるための10分の1規模だということになりますと、これは一般家庭ごみの処理を前提にした場合にそういうものは必要になってくるのかなというふうに思ってございまして、それは是非民間施設でやっていただきたいという意味で申し上げたところでございます。

2008.03.18 : 平成20年ごみ処理施設建設等調査特別委員会(3/18)  本文
◯遠藤委員 2点あります。まずコンポストのバケツ型のもので、窓口で貸与しているものがありますね。今まで電動式の処理機、それからバケツ型のそれぞれの処理機の補助をしていると思うんですけれども、バケツ型の貸与している方のタイプについてちょっとお伺いしたいと思います。これは平成19年度に何個用意して、何個はけたか。また今まで全部の数、合わせて何個を市民に貸与しているか。また平成19年度に個別にEMボカシを取りに来た人数が何人ぐらい、またその人数というよりも何個それがはけているかということについてお伺いしたいと思います。
◯鈴木ごみ対策課長 まず遠藤委員の1問目、コンポスト、バケツ型の貸与状況のご質問でございます。平成19年度につきましては85件、170個になってございます。平成18年度につきましては75世帯、150個、平成17年度につきましては同じく75世帯の150個、平成16年度につきましては83世帯の150個となってございます。それから、水切りの関係(「ボカシ」と呼ぶ者あり)ボカシの数ですか。ボカシの数は平成19年4月から20年2月までの間に800件で1,600個となってございます。平成18年以前の数字は今は持ち合わせておりませんので、ちょっとここではお答えできません。
◯遠藤委員 かなりの数が市民の皆様に貸与されているというバケツに関してだと思います。それで、もう過去何年間か継続した事業として貸与していると思うんですね。途中で使われなくなってしまった例なんかもあると思うので、使われなくなった場合に窓口に返却といったことがあったのかどうかということも確認したいんです。ともかく続けて使っていただくということが重要なポイントであると思っていますので、これに関して説明会等々やっていらっしゃると思うんですが、今後バケツ型貸与をしているEMボカシを使ったこれは堆肥をつくっていくということだと思うんですけれども、各家庭で庭に使うという目的がほとんどではないかなというふうに思っているんです。各家庭の中で消化できるぐらいの量をつくっていただくことに関してはかなり有効な手段であると私も思っています。今後とも継続していただくと同時に、家の中にあって使われなくなってしまうことが非常にもったいないなというふうに思いますので、使っているかどうかというそのアンケート調査等々も電動ごみ処理機に関してのアンケート調査、250件に対してなさっていらっしゃいますけれども、こちらのバケツ型貸与をしているという方々に対しましてもちょっとアンケート調査をしたりとか、あるいは説明会をどうでしょうかということでこんな事業もやっていますというPRを含めて、各家庭の中での循環型という形になると思うんですけれど、そこら辺、その説明会等々の何かご意見がありましたらお聞かせいただきたいと思います。
◯鈴木ごみ対策課長 堆肥化バケツの関係のご質問でございます。ちょっと質問ともしかすると順番が狂ってしまうかもしれないんですけれど、まず説明会につきましては、平成20年度に予定しております。平成19年度にも回数を増やす予定でございます。
 それから、使わなくなって返却されるものがあるかということでございますが、当然こちらにつきましては貸与ですので返却をしていただく対応をとってございます。
 それから、アンケートの実施ということでございますけれども、現時点では予定していなかったところでございますが、こちら使っている方についてはボカシを取りに来る状況がございます。そのときにいろいろお話を伺うことはできるかと思うんですけれども、使わなくなってしまった方は取りに来ないので、ちょっとなかなかそこについては難しいのかなと思ってございます。意見の聴取、状況の確認につきましては、何らかの方法で実施していきたいというふうに考えてございます。
◯遠藤委員 説明会の回数を増やしていただけるということでしたので、それは1か所でということではなく、地域に分散して開いていただけるといいのではないかなというふうに思いました。
 またアンケートについてなんですけれども、これもEMボカシを取りに来た際に、アンケートをお配りするなり何なり、意見を伺うということも含めてやっていただけるということなので、ごみの減量といったところでの一助になると思いますので、是非実行していただきたいと思います。

2009.12.15 : 平成21年ごみ処理施設建設等調査特別委員会(12/15)  本文
◯片山委員
 それから、こちらの久喜宮代の資料については多分森戸委員が請求されていることで、これは(4)に当たるかなと思いまして、ちょっとここではあれなんですけれども、こちらの8月の様子について、これは真夏の見学だったかと思いますので、もしどんな様子だったかということだけでもちょっとわかれば教えていただければと思うんですが、いかがでしょうか。
◯藤本ごみ処理施設担当課長補佐 片山委員からの久喜宮代衛生組合の更に詳しい意見というか、感想ということだと思います。ここに主な感想ということで記載させていただいたんですけれども、そのほかには、簡単な施設で驚いた、小金井市も見習うべきだ。見学に来てますます減量に取り組んでいきたい。生ごみ処理の仕方がすごく新しくて、環境もよく、みんなHDMを導入したらいいと思います。次回、なるべく新しい施設を見学したい。小金井市もHDMシステムを考えたらどうか。小金井市も取り組めるところは取り組むべき。久喜のごみ処理施設は悪臭がなく、経費も今までの8分の1とのこと、市でもよく考えていただきたい。このようなほかの意見がございました。
◯三浦ごみ処理施設担当課長
 それから、久喜宮代の部局が行った感想ということでご質問を頂いたかと思います。大変申し訳ございませんが、私もちょっと夏場の方には行ってございませんで、その代わり、ちょっと日を改めて11月中旬に現地の方に見学に行かせていただきました。その中で、私なりの感想ということでご理解いただきたいと思いますが、今はHDMシステムですね。従前の方式に比べるとかなり臭気も抑えられているかなという感想は持ちました。ただし、施設の特徴といたしまして、敷地面積が3ヘクタール以上あるというところの中で、その真ん中辺というんですかね、少し余裕があるところでつくられているので、臭気対策的には若干、こちらの写真をご覧いただくとわかるんですけれども、普通の施設という形で、特に活性炭で臭気を吸い出しているとかそういうこともないので、もし小金井市でこれを導入するとなれば、当然住宅地の中につくるということになりますので、臭気対策というのはこの施設以上に配慮する必要があるのではないかなという感想を持ってございます。
◯片山委員 関連。野見山委員のこちらの実証施設についてなんですけれども、中町のリサイクルセンターで、例えば久喜宮代衛生組合で行っているようなHDMシステムの実証実験をするとしたら、宮代町の議員さんに聞いたところでも、このシステムというのは生成物がほとんど出ないと、90%以上空気というか、蒸発していくという中で、生成物として多少堆肥になるだろうと言われるものが出るとはいえ、工場ということには当たらないのではないかということで、その辺の詳しいことをご存じであれば教えていただきたいと思っています。その場合に実証施設はどのぐらいの規模ができるのだろうかということが、何か検討できるような材料にならないかというふうに思っているんですが、いかがでしょうか。こちらは1トン50平米ぐらいが目安ではないかというふうに、こちらのHDMシステムの資料には書いてあるんですけれども、その場合に今ある生ごみの堆肥化の施設をどかしてやるのか、あるいはあの中の別の場所のところにつくるのかということについては、検討していかなくてはいけないと思うんですけれども、ただ、そういった実証施設をつくっていく際の検討材料についての情報があれば教えていただければと思います。
◯鈴木ごみ対策課長
 それから、片山委員の、中町でHDMシステムなどなど新しい処理方式を検討できないかということでございますが、ご存じのとおり、あそこは周りに大きな集合住宅がございまして、そういう新たに生ごみを持っていくというのは非常にハードルが高いのかなというふうに考えます。パッカー車が来るだけでも嫌だという意識がある中で、例えばパッカー車の後ろのふたが開いて走っているだけで電話がかかってきて、臭いぞというようなことで我々はよく言われることがございます。非常に生ごみを持っていくということは難しい、生ごみを直接集めて、生のままどこか市内で処理するというのは難しいのかなというのが、まだそれほど詳細に検討しているわけではないんですけど、私が第一にまず考えるのはその点があると思います。現在、市の方で、先ほどご説明しましたような乾燥物の処理につきましては、家庭で一次処理をして、においがほとんど出ないようなものを集めているので、中町の施設でもやっていけるのかなというのがあります。ということで、野見山委員の外に持っていってしまえばというようなお話もあるんですけれども、生ごみを扱うのはなかなか難しい部分がございますので、どういう処理方式が適当なのかというのは、いろいろな情報を集めながら今後検討していく課題なのかなというふうに思います。
◯片山委員 議事進行。すみません、私が聞いたのは、HDMシステムを市民見学会でも見に行っていらっしゃるわけですから資料もあるとは思うんですけれども、そういった中でそういった情報があるということで私はお聞きしているんですが、このシステムについての工場でないと、工場というか、その用地の制限があるのかどうか、生成物がそのぐらいのものだということについてのつくる上での制限とか、そういったことについてお聞きしたい。
◯野見山委員 議事進行。今の質問というのは、要するに、消滅型の生ごみのHDMシステムというのは、従来、生ごみ処理というか、肥料工場という側面から用途地域の制限があるわけですよね。日量たしか5トン以上できないから、それで蛇の目はあれ以上できないんですという話だったわけですよね。しかも、用途地域を上げようとすると、工業地域に用途を変えなければいけないという答弁だったわけですよね。ただ、久喜宮代の今度の消滅型というのは、いわゆる肥料をつくるという性格ではないから、私も細かいことは知りませんけど、多分用途地域には関係がないのではないかと、つまり工業地域に上げなくてもいいようなシステムになっているのではないかというような情報が多分片山委員の方にはあるということを聞いているので、その辺が確認できないかという話だと思うんですよね。
◯片山委員 久喜宮代衛生組合で行われている生ごみの処理なんですけれども、こちらのHDMシステムについてもう少しできれば調べていただければなと思うんですね。私は特にこれを5トン以上で廃棄物処理でメーンにしろと言っているわけではなくて、今、実際、減量していく段階で非常に有効な手段ではないかということで、何か実証実験ができないだろうかということは考えられないだろうかと思っています。というのは、もちろん堆肥化ということも、循環ということでは先日見に行った甲賀市などの方法も参考にしながら、あそこも堆肥を、ただ種堆肥として各家庭でまた使用するということで、堆肥をそれ以上、土に返していくということではないと思うんですけれども、それが多少また増えていった段階ではそういった農業に使うということもあるということではありましたけれども、小金井市でそういった循環システムを今すぐきちんとつくっていくということは、今、農家の方のご協力もということはありましたけれども、なかなかまだ全体的には難しいと思うんですね。そういった方向を目指していくということは非常にいいかとは思うんですけれども、ただ、緊急に減らしていくということについては、この消滅型という形は本当に簡便な施設、非常に簡単なシステムで、経費がほとんどかからないようなそういったものでしたので、ただ、それもやはりどういったものかというのは、目の前で見ないとわからないというのがあると思うんですね。やはりここにいらっしゃる議員何人か見に行って、びっくりしたというような感想を持っているかと思います。ですので、市民の方に見えるところにそういったものをつくっていくことが必要なのではないかというふうに思います。ですので、リサイクルセンターであるとか、本当は市内にもう少し何か所かあった方がいいと私は思っているんですが、そういったことに取り組むに当たって、その前段階である用途というか、そういった条件について調べてもらいたいというふうなことを申し上げているところなんです。ですので、是非とも次のときまでに、私はそういったもう少し詳しい資料について調査して出していただければなと思っているんですが、いかがでしょうか、お願いします。
◯鈴木ごみ対策課長 まず、野見山委員の方から、社会的なシステムづくりの検討を進めないかというようなご質問だと思います。確かにおっしゃるように、生ごみの乾燥物の収集についても一定意識のある方の取組の拡大ということになっているんですけれども、現在、先ほど森戸委員の質問の中にもありましたように、東町に今、町会等々と協議をしながら生ごみ処理機を設置して、地域の方が投入できるような取組を始めるための準備をしてございます。そういったことも含めて、今後、そういうものについては拡大を検討していきたいというふうに考えてございます。
 それから、森戸委員からの資料要求、小・中学校の取組、対応等、また茨城県に持っていっている分の量、あと片山委員からの、HDMシステムについてちょっと詳細な調査をして情報を出せというような部分につきましては、次回、質問者と調整をして提出できるものについては提出したいと思います。

  • 最終更新:2013-11-25 14:49:51

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