小金井市(15)


小金井市議会とEM(その15:H25.01~25.03)

2013.01.24 : 平成25年ごみ処理施設建設等調査特別委員会(1/24)  本文
◯今井ごみ対策課長補佐 では続きまして、ごみ対策課から、調査項目に係る経過及びこれに伴い提出いたしました資料について、順次ご説明させていただきます。
 調査項目(4)ごみ減量及び資源循環等について、及び報告事項(4)HDMシステムの検討状況について、ご報告いたします。資料、第19回HDM導入検討会会議結果(要旨)をご覧ください。去る平成24年12月21日に開催いたしました第19回HDM導入検討会における会議録となってございます。この第19回では、ここまで協議を重ねてまいりましたHDM実証実験に係る経費について、ごみ対策課内で実証実験の成否並びに実験結果から得られる成果とその費用対効果等を照らし合わせ、慎重に検討を行った結果、課といたしましては予算要求を見送ることとした旨を市から報告させていただき、今後の方向性に係る意見交換を行ってございます。
 結果といたしましては、予算要求を行わなかったことについて、一定程度ご理解いただけたものと考えてございます。
 併せて、実証実験の主目的に係る理解が、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の会員相互で共有されていない部分があることも確認されたため、改めて陳情の趣旨を踏まえた一定の方向性を持って、次回以降の協議に着手することといたしてございます。
 次回、第20回につきましては、明日、平成25年1月25日に開催することとしてございます。
◯片山委員 小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会との協議についての議事録が出てきているわけですが、これは明日、また協議があるということなので、もう少し詳しく説明をお聞きしたい部分があるので、お伺いしたいと思います。
 今回、予算要求はしないという報告なんですけれども、ただ、今後まだ協議を続けていくということで、協議内容についてはまた整理をしていくということなのかと思うんですが、どういった整理をしていこうという方向なのかをもう少し説明していただければと思います。
 そして、この議事録の中にあるものでちょっとお伺いしたいのは、2ページの真ん中辺りかと思うんですが、「日量25kgの処理量を超える方策にはなり得ないということも事実」と書いてあるんですが、こちらについてどういう認識でいるのかというのをお伺いしたいと思います。「一次生成物が有効利用できるかどうかについても不明な状況」ということも、どういったことでこういう答えになっているかというのもお伺いしたいと思っています。HDMについては、これで結構です。
◯板倉委員 HDM実証実験に関わる部分で、関連で伺います。この間の当委員会で担当課としては、予算要求はするというご答弁を頂いています。ただ、理事者側は、それを予算化するかどうかはまだ方針が決まっていませんというのが、前回の委員会の答弁なんですね。しかし、この議事録を見ると、担当課の方で予算要求をしないと、議会での答弁と異なる状況になっています。議会答弁と異なっていますので、その点について説明を頂きたい。
◯今井ごみ対策課長補佐 それでは、まず片山委員からのご質問の方にお答えさせていただきます。
 今後のHDM導入検討会における調整内容ということでご質問を1点頂いたかと存じます。その件につきましては、議事録にも記載させていただいているとおり、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々の中で、日量25キログラムの実証実験機を用いた実証実験を行った上で、この件について、各町会や自治会等で大型生ごみ処理機の導入等をお考えの方々に対してのツールとして、一つの手法としてご紹介することを目的に実証実験を行っていくという目的を持っていたんですが、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の中で、皆さんの方で、そういった統一の認識がなかった方々が中にはいらっしゃるという状況も確認されてございます。
 というのは、25キログラムの実験を成功させた後、50キログラム、100キログラム、ひいては、陳情の趣旨にあったような1トン級の処理システムの構築まで進めてまいりたいというお考え方をお持ちの方もいらっしゃったというところがあって、そういったところの条件を一定整理した上で、今後の協議をしっかり進めてまいりたいという考え方を持ってございます。
 今もちょっとお話し申し上げたように、25キログラムが上限という形の部分についてもご質問いただいたかと思ってございますが、今まで協議を行ってきた経過の中で、まず最初、1トンの部分の処理システムの導入のお話があったかというふうに、実証実験の部分の要求があった状況があるんですが、その後、処理量について、200キログラムの部分であったりということで、だんだん縮小してきた部分、そういったところで市の方で、そういった実証実験を行える敷地であったり、用途の地域がなかったりというところで、一定の見解、整理を出させてきていただいた上での話だと私ども、認識してございまして、その上で出てきたのが日量50キログラム、あるいはそれ未満のものという形で、今回の実証実験に係る協議を進めてまいったところでございます。その部分をしっかり整理した上で、今後も協議を進めていかないと、また議論が空転、ロールバックしていく状況も出てきてしまいますので、その点についてはしっかり整理してまいりたいと考えてございます。
 また、一次生成物について用途が不明だというところのお話も若干ご質問いただいてございますが、実際、この実証実験機器について使用される母材、菌体に交えて使っていくチップなども不明瞭なままになってございます。メーカーの方で、林業で出る間伐材を用いたり、市内で集積をかける枝木剪定、剪定枝の回収を進めた部分をチップにしていくなど、多様なチップ材が提案されてきているところもございます。
 また、投入される生ごみについても、一般のご家庭のものがメインになってきますけれども、実際、こういったところで行われるのは調理くず等がメインであったり、大型の処理で使われているものについては林業で用いられたり、久喜宮代衛生組合のように、しっかり生ごみの分別徹底をなされた上で投入されたりという実績がございます。今回の、皆さんと実証実験を進めていく条件の中で、しっかりとした生成物がどういった形になっていって、これが資源として有効活用できるのか、そうではなくて廃棄物となってしまうのかという点をしっかり確認した上で進める必要があると協議を進めてきてございます。
 板倉委員の関連の件、先にお答えさせていただきますと、予算要求をするという方向で、私ども市の方も、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々とお話合いを前向きに進めさせていただいてございました。先ほど行政報告の中でお話をさせていただいたように、現下の市財政状況等、もしくは市の予算編成方針をごみ対策課として真摯に受け止め、精査をしたところの結果ということで、予算要求はいたさないという判断に至ったものでございます。
 また、実証実験の他市の状況の部分についてなんですけれども、この部分については、あくまで今後、判断を下していく上での事例としてお話をしたものでございます。実際、実機の稼働条件がなくても、今後、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々と評価に関する項目であったり、評価の仕方、配点の仕方、この実験が何をもって成功した、何をもって失敗したというところの判定条件をしっかり詰めていった上で、そういったお話ができるのが理想だと考えてございまして、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々の中で意見の一致を見た際、そういった点も含めて協議に臨めればと考えているところでございます。
◯片山委員 HDMのことなんですが、そういった量のことですね。これは、ずっとこれまでの議事録の中でも、そういったやり取りがされていたというのは拝見していますので、そのようなことで25キログラムというところの、「なり得ないということも事実である」というのは、そういった文脈の中で書かれているということなんですかね。ちょっとこれだけを見ると、実際の能力的なものかと思ってしまうんですけれども、そうではなくて、今までのやり取りの文脈の中でということでよろしいですかね。分かりました。
 あと、一次生成物なんですけれども、これも有効利用できるかどうか不明な状況というのは、今、説明があったことでは、廃棄物になるのか、資源になるのかということについても、どういうふうに検討していくということなんですか。ちょっと今、分かりにくかったので、それは教えてください。
 ただ、そこの全体を見ていく中では、まだ協議は続けていくということで、予算要求を見送るということの理由も書いてあるわけなんですけれども、この中でも、今後の認識を確認しながら整理していくということで、HDMを検討していくという方向についてはまだ変わっていないと考えてよろしいんでしょうか。その点をお伺いしたいと思います。
◯板倉委員
 それと、先ほどの答弁で確認したいんですが、ほかの自治体などで、HDMの25キログラムの処理能力があるものについてでいいですけれども、それが稼働されなくても、小金井市が例えば自治体第1号としてやっていくという方針になっていることは理解してよろしいですね。他市の動向を見てからではなくて、小金井市が第1号になるという意気込みは持っているということでよろしいですね。確認しておきます。
◯今井ごみ対策課長補佐 では、片山委員のご質問の方にお答えさせていただきます。
 一次生成物の確認の手法という形でお問い合わせを頂いたかと思うんですが、実際、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々からのご意見であったり、ご見解であったりという中で、一次生成物について、菌が加わっていることをもって、これを有価で引き取っていただけるような団体もいるんだというお話を伺ったことがございますし、実際、その部分については、菌がずっと活用されていくので、外に販売することなく、ずっと減少傾向が続いていくもので、最終的には廃棄物にならないんだというご見解をお示しの方もいらっしゃいます。
◯小野ごみ対策課長
 それと、HDM導入検討会の方々との意見交換会というか、HDM導入検討会を進めていく中で、私ども市がもともと持っている考え方、先ほどごみ対策課長補佐の方からお話をさせていただきましたけれども、私どもにつきましては、陳情の趣旨を踏まえた上で、地域の方々がこれから生ごみ処理機を導入していく状況の中で、HDMを使った機械を一つの選択肢として選んでもらえるための実証実験というところを主眼に置いてございましたけれども、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々の中には、そういうご意見とは若干違いが出てきたという部分がございます。そういうところを総合的に判断いたしまして、今回の平成25年度の予算要求は見送ったということで答弁をさせていただきたいと思います。
◯稲葉市長 HDM方式の予算要望がごみ対策課から上がってこなかったということ、総合的に判断してというごみ対策課長の答弁がありました。HDM方式に関してはかなり議論してきたなと思っていまして、それで、陳情が全会一致で採択されたのもよく存じております。
 そして、私の考え方は、このごみ処理施設建設等調査特別委員会の中でも再三ご報告させていただいております。担当のごみ対策課長に対しては、私の議会での答弁の議事録をよく読むようにと言いました。結果が総合的判断ということになっただろうと思っておりまして、それは私のこれまでの議会の答弁に従ったとご理解いただきたいと思います。
◯今井ごみ対策課長補佐 会議録の一番最後の方ですね。3ページ目でも記載させていただいているとおり、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々の方で、陳情の趣旨を再度踏まえて、一定の方向性を協議していただくという話になってございます。その協議結果について、明日、予定されているHDM導入検討会の方でご報告いただく段取りになってございます。ご報告いただく予定の、そういった方向性について一定確認をした上で、今後、進めていく話になってございますので、そこを見守らせていただきたいと考えてございます。
◯今井ごみ対策課長補佐 すいません、回答漏れがありましたこと、お詫び申し上げます。
 今後どういうふうに考えていくのかという点につきましては、先ほど板倉委員の議事進行でお答えした内容に沿う形になるんですが、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々の方で、陳情の趣旨を踏まえて、再度協議をしていきたいというお声を頂いてございますので、その部分のご報告を頂いた上で、協議が継続されるのかどうかというのが決定されていくものと認識してございます。小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方から、今後も市と協議を続けてまいりたいというお声があれば、当然続けてまいると考えてございます。

2013.02.26 : 平成25年度予算特別委員会(第5日目) 本文
◯片山委員
 それから、247ページになるかとは思うんですが、ごみ減量に関することになるのかと思うんですけれども、HDMのことについてお伺いしたいんですが、これはごみ処理施設建設等調査特別委員会の方でもこの件については話し合われていますが、今回この予算の中で予算計上されなかったわけなんですけれども、こちらのHDM推進委員会をする市民の団体との話合いをこれまで長く重ねていて、そしていろんな検討を重ねてきた結果、今回予算計上されなかったというのは非常に残念だと私は思っています。ただ、いろんな状況もあるとは思うんですが、まだ市民との話合いは続いているのではないかと思いますので、今後の見通しなどについてお伺いしたいと思います。
◯今井ごみ対策課長補佐 では、片山委員のご質問、HDMの今後の検討についてということでご質問を頂いたかと存じます。その件についてご答弁申し上げます。今後も小金井市ごみ対策課としましては、HDM推進する会の皆さんと今後の方向性も含めて協議を継続してまいる予定でございます。
◯片山委員
 それから、HDMについてなんですけれども、今後も話合いは継続されていくということなんですが、どのように継続されていくんですか。今後の見通しがなく、ただ話し合っていくということになるのか。このHDM実証実験についても、非常に先進的な取組なわけですよ。これは実証実験ですから、どのようになっていくかということについては分からないわけなんですけれども、市民からの様々な提案を受けながら、様々形を考えながら進めていったものだと思いますので、これを施策として進めていくということについても、市の先進的な取組として今後検討するべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
◯今井ごみ対策課長補佐 では、片山委員の再質問の方にお答えさせていただきます。これまで本年度に入りましてから、およそ月1回の頻度でHDMを推進する会の皆様とお話合い、協議の会合の場を持たせていただいてございます。その間、私どもの方といたしましては、相互の信頼関係であったり、相互理解の関係性が深まってまいったと考えてございます。その結果、いろいろな課題等が見つかってきてございまして、その点も含めて今後方向性を持った協議を進めていけるよう、その部分も含めた協議を継続してまいる予定です。
◯片山委員
 HDMについては分かりました。是非方向性、どのような形になるかを今後打ち出していただければと思っています。

2013.02.28 : 平成25年ごみ処理施設建設等調査特別委員会(2/28)  本文
◯今井ごみ対策課長補佐 それでは、ごみ対策課から、調査項目に係る経過及びこれに伴い提出いたしました資料についてご説明申し上げます。調査項目(4)ごみ減量及び資源循環等について、及び報告事項(4)HDMシステムの検討状況についてご報告させていただきます。
 資料、第20回HDM導入検討会会議結果(要旨)をご覧ください。去る平成25年1月25日に開催いたしました第20回HDM導入検討会における会議録となります。この第20回では、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会における実証実験の主目的に係る理解、並びに陳情の趣旨を踏まえた一定の方向性を示していただくところから協議を進めてございます。小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の会合の中で様々なご意見が示されたようでございまして、結果といたしましては、実証実験経費の要求を見送ることとした市の判断に遺憾の意が示されたと同時に、市が生ごみの減量化に係る施策を講ずる際には、HDM方式にとらわれることなく協力してまいりたいとの考え方が示されてございます。
 これまで、市と小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会との間では、HDM方式に軸を置いた協議を進めてきたところでございますが、資料を添付してございます、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会から提出された文書において、大幅な生ごみ減量への取組としていきたい旨が示されてございまして、これまで協議してきた目的とは一定の相違が見られているところでございます。併せて、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会からは、ほかの陳情の審査状況に応じた対応を講じたいとする意見もございました。
 小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の意向を踏まえることが前提となってまいりますが、市といたしましては、本HDM導入検討会自体は発展的に解消させていただくことも考えているところでございます。
◯森戸委員
 それから2点目は、生ごみの減量化の問題です。今日、HDM方式についての予算計上中止についてということで、1月25日のHDM導入検討会の結果が出されております。これ、個人名は消さなくてもいいんですかね。個人名でのHDM実証試験の予算計上中止についてという文章も出されているわけですが、HDM方式についてなかなか困難な状況になったということで報告があったわけですけれども、今後ともこの小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会とは協議の場を持っていくということでよろしいかどうか、その点を確認したいと思います。
◯片山委員 関連。HDMの検討について関連したいと思うんですが、予算特別委員会でもお聞きしたんですが、予算計上されなかったということで残念な結果になったなとは思っていますけれども、HDM導入検討会という名前になりましたが、20回ということで会議を重ねられてきたわけなんですが、こういった取組、市民とのやり取り、陳情が採択されたことによって、それをどのように実現していくかということについて、市民と行政が検討を重ねていくというやり方にすごく興味を持ってというか、関心を深めていたんですね。これがどういうふうな形になっていくのかなと思っていたんですが、こういった形での、市民と話し合いながら何かを進めていこうということは、これまでごみの関係では行われてきたものなんでしょうか。ちょっとそのことについて一度お伺いしたいなと思っていました。いかがでしょうか。
(中略)
 そして、会議録の中で「HDMの高速堆肥化装置が新たな生ごみ処理機の形態として成立し得ることを実証した上で、町会・自治会等に大型生ごみ処理機を設置するにあたっての選択肢のひとつとすることを目的としていた」といった文章もあるんですけれども、こういった市の考え方も一つあるのではないかと思うんですが、実際の実証実験は今回、できなかったとしても、HDMという消滅型という形での生ごみの処理の仕方についてある程度評価をしたということで、大型の処理機、町会等で設置のもの、また学校で使うものについても、ある程度、何かしらの形で取り入れていくというような方向については検討できないものなのかということをお伺いしたいと思います。
◯今井ごみ対策課長補佐
 また、片山委員のご質問にありましたHDM実証実験の部分について、若干ご説明、ご回答申し上げますと、申し訳ございません、処理方式について、私どもの方でHDMシステム自体を評価したというところまではまだ至ってございません。というのは、実証実験の中で、処理方式として採用が可能なものかどうか、そういったところも踏まえた結果を聴取していこうというのが実証実験の目的でございました。その部分で成功したという形になれば、市の方としても、新たな処理方式を採用した各集合住宅、自治会等でお使いいただける処理機が調達できましたよという報告も添えて、展開を望めるのではないかというところを目的に動いていたところがございます。
◯森戸委員 議事進行。生ごみについて、夏休みは分かったんですが、土曜投入はどのぐらいかと、ちょっと事業ごとに聞いたのでお答えいただきたいのと、それからHDMシステムについて、今後とも協議を続けていくということで確認をしてよいのか伺っておりますので、よろしくお願いします。
◯今井ごみ対策課長補佐 すみません、土曜投入の件につきましては、数値のところまでは精緻に把握してございません。申し訳ございません。
 HDM導入検討会につきましては、次回、先ほど報告申し上げたように、3月中に開催をさせていただいて、協議の方は継続させていただく予定でございます。
◯片山委員 議事進行。私の方でも、だから、HDM導入検討会との協議のような形で、市民と何か協議を重ねながら事を進めてきたことはあるのかということについてお伺いしているんですが。
◯今井ごみ対策課長補佐 すみません、では、今の片山委員のご質問にお答えさせていただきますと、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々と練り上げてきた事業に限定すれば、そういったものは今のところはございません。(不規則発言あり)
◯森戸委員
 それから、HDMシステムであります。市議会の意思は、全会一致でこれを実施していくという意思があるわけで、これはまだ撤回されていないわけです。その点からすれば、行政としては、このHDMシステムを、議会の意思を受けて、どういう形だったらやれるのかということを是非ご検討いただきたいと思います。その結果が、この間、議論してきたものだと思うんですよ。何か、積み上げたものはないとごみ対策課長補佐から言われると、それはないだろうと。共通の理解にしてきたことを含めて、きちんと積み上げてきたものはあると思うんですよ。その上に立って、更にどう前へ進めていくのか。一千数百万円という予算も、もっと精査をしたり、いろいろなことを検討すれば、こういう予算ではないと思うんですよ。これはあくまでも見積りであって。更に精査をすれば、もっと低額な経費でやれるということは小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の皆さんからも提案されている問題だと思いますので、そこは実現可能な方策を是非一緒になって探っていただければと思います。
 今の状況からすれば、共産党は1万トンまで燃やすごみ量を減らすべきだということを提案してきました。どうするかということで言えば、市が一部地域でもモデル地域を作ってでも分別収集して、一定こういう、ある程度のものでやっていくのかどうかということも問われてくるなと思います。新しい議会になって、何とか戻ってきたいと思っておりますが、その暁には、更に減量化に向けて私も取り組んでいきたいと思っておりますが、とりあえずこのHDMシステムについて、更なる協議を進めていただきたいということは要望しておきたいと思います。市長から意見があれば、何らかの考えがあれば、伺えれば(「余り言わない方がいいでしょう」と呼ぶ者あり)そうですかではなくて、是非よろしくお願いいたしたい。
◯片山委員 実証実験でその効果を見てから町会などへ案内していくということなんですが、実証実験の内容としては、HDMの在り方もそうですけど、そもそも分別収集なども含めてということであったのではないかと思いますし、今回、導入できませんでしたけれども、機械として、HDMのやり方としては既に取り組んでいる自治体などもあるわけなんですけれども、そうではなくて、ある程度、こういった都市部で行う機会としての今回、実験装置ができなかったということではあるかもしれませんが、これはまた動向を見ながら、何かしら小金井市でできるようなものは考えていけるのではないかと私は思うんですね。割と技術が様々進んでいるということもあると思いますし、やはり町会、自治会で行っている大型処理機、また学校で使っている処理機については、同時並行で検討していってもいいのではないかなとも思いますので、その辺はまた今後、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方との協議、どのように続いていくかはちょっと分かりませんけれども、ご意見を聞きながら、是非とも何かしらの形でできないかということを考えていければと思います。
 そして、土曜投入のことが協働体制を構築してきた一つだということではあるんですけれども、それぐらいという形なんでしょうかね。何か、いろいろとごみに非常に関心を持って動いていらっしゃる市民の方はたくさんいらっしゃると思いますので、本来はもっといろいろな形で関わりを持てればいいのではないかと思うんですけれども、今回のHDMのことについては、陳情が採択されていると。そして、ルールにのっとってやってきたということはあるとは思うんですが、こういった形を、記録もずっと残っているわけですから、この会議、協議の記録を非常にきちんと残して、これまでどういうふうなやり取りをしてきたかということを踏まえながら、また陳情ということを通さなくても、いろいろな形の提案がこれからもあると思うんですね。市民の方からのこういった提案をよく聞いて、是非検討していただきたいと思うんですね。一緒に考えていく場を開いて持っていくということで、市民協働という観点から、減量について進めていただければと思っています。以上、意見です。
◯板倉委員 議事進行。ごみ対策課長補佐から先ほど、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会とは協議を続けていきたいと述べられたんですが、冒頭、HDM導入検討会は、市としては発展的解消を予定しているという説明があったんですね。こことの整合性はどのようになっているのか、ちょっと整理していただけますでしょうか。
◯今井ごみ対策課長補佐 板倉委員の議事進行の件についてお答えさせていただきます。今、HDM導入検討会において、複数、いろいろな解釈ができるご意見が示されてございます。会議録の方にも、その辺は書かせていただいているんですけれども、会の目的としましては、陳情を主眼に置いた形の協議を市としては進めてきているところです。会の方に出席していただいている市民の方からは、広く生ごみ減量の施策について協議する場に移行していきたいというご意見も併せて示されていたりするところもございまして、協議会の存在の目的自体がちょっと揺らいできているところがございます。
 小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の方々との意見交換において、このHDMを主目的にした検討協議会というもの自体が足かせになる、一定の支障になるということが確認されれば、会としては一旦発展的解消をし、違う場に移すというところも含めて、今後の協議ということで考えているところでございます。
◯今井ごみ対策課長補佐
 また、事業としての部分はちょっと訂正させていただきますけれども、HDM導入検討会の中で一切何も成果がなかったとは考えてございません。事業として昇華したものがないという評価になります。私ども、今回、月1回程度の頻度で継続してHDM導入検討会を開催してまいりまして、一定の相互の信頼関係、理解というのは深まったと認識しているところでございます。また、生ごみ処理の減量に係るご協力の体制であったり、熱意であったりというものも市としては十分受け止めているところでございます。
 ただ、今回、残念ながら、HDM導入にかけての実証実験の経費については予算計上を見送らせていただいてございますが、これは片山委員からの意見も併せてお答えさせていただきますと、学校での導入ですとか、そういったところを視野にということよりも、まず主目的の方をはっきりさせていただいた上で、どういった形で協議を継続していくのが望ましいのか、そういったところを踏まえた上で、意見交換をまず3月から再度構築してまいりたいと考えております。
◯森戸委員
 それから、HDMシステムなんですが、私は、相当努力をして、コンパクトなものでやっていこうというところまでは行き着いたと思うんですよ。問題は予算がつけられるかどうかというところだったと思っていて、今日、個人の方からも表明、意見を頂いています。そういう点では、HDMシステムも一つの方策として検討していくべきだと思うんですね。これだけに限るのではなくてということだと思うんですが、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会の皆さんと今後どういう話になるかは分かりませんけれども、いずれにしても市議会の意思はあるわけです。これは是非行政としても、この意思に基づいて、何らかの形で市民の皆さんと一緒に実現方に向けて努力をしていただきたいと思います。あと一歩のところだと思うんですよ。実証実験と言わなくてもいいのではないかというぐらいのところまで来ていたのではないかなと思っていまして、その点は強く要望をしておきたいと思います。
◯片山委員 ごみ減量の方策と資源循環について、市民から出されている様々な提案について、行政は精力的に研究し、実践すべきであると考える。
 来年度予算にHDM実証実験の予算が計上されなかったことは非常に残念ではあるが、この間、小金井市生ごみ減量処理HDMテストを推進する会との協議を重ね、実証実験の実現に向けて検討を重ねてきたことは評価する。今後も市民と協議を重ね、実証実験または本格稼働に向けての取組をすべきと考える。
◯森戸委員
 HDM方式について、市議会が全員一致して陳情書を採択したにも関わらず、市の対応は消極的であり、今後とも実現に向け努力をすべきであります。

2013.03.06 : 平成25年第1回定例会(第9号) 本文
◯23番(渡辺大三議員) ごみ処理施設建設等調査特別委員会委員長報告を行います。
(中略)
 次に、別の委員から、ごみ減量の方策と資源循環について、市民から出されている様々な提案について行政は精力的に研究し、実施すべきであると考える。来年度予算にHDM実証実験の予算が計上されなかったことは非常に残念ではあるが、この間、HDM推進会との協議を重ねて、実証実験の実現に向けて検討を重ねてきたことは評価する。今後も市民と協議を重ね、実証実験または本格稼働に向けての取組をすべきと考える。
 課題の整理はあるにしろ、今後とも市民の自主的な生ごみ投入活動を支援するとともに、市民の努力に学び、市役所が先頭に立って生ごみの分別収集を目指すことが求められており、日本共産党は強く求めるものである。
 HDM方式について、市議会が全員一致して陳情書を採択したにもかかわらず、市の対応は消極的であり、今後とも実現に向け努力すべきである。

  • 最終更新:2013-11-25 22:11:54

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