小金井市(7)
小金井市議会とEM(その7:H22.12)
2010.12.13 : 平成22年ごみ処理施設建設等調査特別委員会(12/13) 本文
◯野見山委員
それからもう一つは、この陳情とはちょっと離れますけれども、ごみの問題でいくと、前回HDMのことで一定質疑があって、その後どうなんでしょうか。具体的に今議会中に一定関係市民団体とお会いするとか、そういうめどとか、だれをメンバーにするとかということについては、前回課長補佐ということがありましたけれども、下打合せで大体議題も含めて決まっているのかどうなのか。その辺を確認させてください。
◯板倉委員
HDMシステムについてですけれども、前回の委員会で私の方も質問しました。そのときの答弁といいますのは、平たく言っていけば、来年度HDMの実験施設、実証試験をするための、具体的にその方向で予算化も含めて進めていくという内容に私は受け止めているんですね。そういう形で具体的に検討が始まっているのではないかと思うんですが、その点どのようになっているんでしょうか。当然来年度から一般廃棄物処理計画というものを立ち上げなければいけないと思うんです。その中にも、来年度からHDM処理施設、実証試験施設を立ち上げるための予算化も含めて具体化を始められるということで協議がされていると認識していますけれども、いかがでしょうか。12月にはこのHDM実証試験の実施を求めている方たちとの協議が行われるということが前回の委員会で答弁されておりますけれども、日程はどのようになっているでしょうか。以上、検討状況を伺います。
◯片山委員 関連。HDMについて簡単に関連なんですが、野見山委員のメンバーが決まってどうなっているのかということなんですけれども、これはプロジェクトチームが決まったということなんですが、多分明日辺りにまた協議があるのかなとは思っているんですが、どういった頻度で行おうという予定なのか。それだけお聞かせいただければと思います。
◯柿崎ごみ対策課長
HDMの関係ですけれども、先ほど片山委員の方からもお話があったとおり、明日その会の方とお話をさせていただくことになっております。具体的なメンバーにつきましては、またその会の中でお話をさせていただくというような形になっておりますので、具体的にはまたその中で今後話をさせていただければと考えております。
一般廃棄物の処理計画、平成23年度のものに載せるのか等につきましては、今後審議会の中で審議をさせていただくような形になるかと思っておりますけれども、具体的に市が進める(「声が小さい」と呼ぶ者あり)声が小さくてすみません。一般廃棄物の処理計画についてなんですけれども、こちらにHDMシステムという個別具体的な名前を果たして載せることについてどうなのかなというのがちょっと議論のあるところかなと思っておりますので、今後審議会の中で話をさせていただきながら、具体的に例えば生ごみの減量ですとか、そういう施策について進めるみたいな形で書いていくべきなのかなと。その辺は今後の議論の在りようかなと思っております。
◯板倉委員
HDMの実証施設の来年度の検討の内容なんですが、分かりました。要するに来年度の一般廃棄物処理計画については最終的には審議会で諮っていくということなんですが、審議会に諮問する際にHDMという名前を個別具体的に入れるのはいかがなものかということですが、そういう内容の具体化に向けて来年度実施していくための諮問はしていくと、それで当然そのために、どのような規模のものにするかで予算上いろいろあって変わってきますけれども、予算化もしていくということで、起案もしていくということで理解してよろしいですね。これが前回の委員会の中でもその方向での答弁をされておりますので、確認しておきたいと思います。
◯片山委員 具体的なことは協議の中でということで、何もお答えはなかったんですけれども、この件については以前からずっと言われていることなんですが、非常に進行が遅いということで言われています。ようやく先日、前の閉会中の委員会のときにプロジェクトチームの話、行政側の具体的なメンバーの名前も出てきたわけなんですけれども、この陳情が上げられたのは3月ということで、間もなく1年になってしまうわけです。その間、全く進んでいないということになるわけですよ。なので、これはプロジェクトチームをつくったというだけでは終わらず、これは非常にスピーディーに進めるべきであって、明日協議を行うということであれば、今月中にはまた再度協議を行うなり、2週に1回ぐらいのペースで進めていくべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。3月に上げられて1年たってしまう前に何らか形をつくっていくことを目指すべきではないかと思うんですね。そういったつもりで日程、スケジュールを組んでいくべきだと思っております。今後の協議の進め方がどのぐらいを目指していこうと思っているのか、もう一度お答えいただければと思っています。これは今後のこのシステムの進め方にも関わることかと思うんですけれども、これはちょっともう一度後でお聞きしようかと思っておりますので、まずは協議のことについてお答えください。
◯深澤環境部長
また、HDMシステムに関して、今、片山委員、板倉委員の方からも関連の質問がございましたが、今後HDMシステム自体、先ほど来、プロジェクトチームをというような形で、ちょっと誤解の部分があるかなというふうには思っているところでございます。プロジェクトチーム自体を設置というより、前回もお話しさせていただいたと思うんですが、あくまでも市の担当者を決め、もちろん今、協議をさせていただく中では、私も課長も課長補佐も、あと担当職員も出て協議をしているところでございます。このメンバー、あと市民の団体の方が皆さんがそろって協議をするには、なかなか時間的な日程がとれないでしょうということで、担当者を決めて協議を進めていきましょうという話の中ですので、早く言えば部会みたいなものをつくっていこうというようなお話をさせていただいているつもりでございます。そういう部分では、そちらの方の担当者間の話については、今、片山委員がおっしゃいましたとおり、協議は頻繁に行っていきたいと考えてございます。それはHDMシステムの関係です。
ちょっと答弁が前後してしまったんですが、先ほど板倉委員の方から大手スーパー等の回収箱の関係でございます。この辺については、もちろん先ほど答弁させていただきましたとおり、そちらの販売者側の回収システムというものをもっと徹底していただくような形で私どもも進めていきたいと考えてございますので、その辺については市民また事業者等にはご協力をいただきたいと思ってございます。ちょっと答弁が前後してしまって申し訳ありません。
HDMシステムの関係の中で、審議会等の対応の関係でございます。こちらにつきましては、審議会の方には、現状市民の方からごみの減量の一つの施策といたしましてHDMシステム等の意見があるということは審議会の中でも出していきたいと思ってございます。その中で、来年度このHDMシステムをやっていくに当たっての予算化自体については、現状ではちょっと難しいかなと思っているところでございます。そういう中で、次回のHDMシステムの皆さんとの協議の話については、前回11月22日にごみ処理施設建設等調査特別委員会の方で各委員の方からご指摘いただいた部分については整理をしていきたいと考えているところです。
◯野見山委員 そういう話を聞くと、行政の姿勢がすごく受け身なんですよね。結局議会で陳情が全会一致で採択されている。にもかかわらず、3月からすると余りにも受け身ですよ。会って話を聞いて、その対応だけに会合をやっているような感じがしていて、私はそういう印象を受けているんですけれども。どうしていくのか。つまり、ごみの減量という観点からどうしていくのかということを考え方を示さないと、予算化はしませんということで、ではどういう結論で予算化しないんですか。今の話でいくと、市の方が全く何も方針を持たないからではないですか。市の方でどうするのかということを方針を持たないと、話をしても市民は仕方がないではないですか。3問目なので、今、答弁を聞いていて非常にひどいなと。議会の意思についてもはっきり言って軽視していますよ。では、プロジェクトチームをどういうふうにして持っていくのか。その場、その場で会うという形で、そういう計画もないんですか。仮に予算化ができなくても、こういう順序で市としてはHDMの会の皆さんと協議していきますよと、そういう話があればそういう話があったで、あるんでしょうけれども、そういう話もなくて、ただ会ったところで、さっき言った具体的な内容も、あらかじめこういう方針で話しますということではなくて、話をお伺いします、お伺いしますで、そんなことをやっていたら、5年だって10年だっていつまでたっても具体化の道はありませんよ。ごみを減量していこうとしているわけでしょう。そのごみは焼却か、非焼却か、大きなところはあったとしても、そこは市の方も生ごみについてはあるわけでしょう。その件について、今の段階で予算化しないというのは、予算は一つの結論ですけれども、少なくとも市の方でこのHDMについてどうするのかについてはっきり方針を出してくださいよ。結局審議会送りみたいなことではなくて、審議会に送るんだったら、審議会の前に市としてはどう考えるのかという方針があるわけでしょう。それについて聞けばいいだけの話であって、市の具体的な考え方が何も示されていないようでは、審議会だって持ってこられたって話しようがないですよ。どうするんですか。そこははっきり、いつまでに出すんですか。次回までに出してくれますか。できるだけ速やかに、少なくとも、今年も年度はあと3か月ちょっとしかないですよ。いつまでに出すんですか。年内にはちゃんと出してくださいよ。どうですか、その辺について、いつまでに出すのかはっきりさせてください。私は予算に載せないというのはちょっと認められないと思っていますので、少なくとも方針ははっきりさせてください。会いましょう、ただ会いましょうで、ぐだぐだしていくのではなくて。
◯深澤環境部長 HDMシステムの関係でございます。先ほど私の方で来年度の予算には計上できない部分があるというお話をさせていただきました。現時点では、実際具体的にこれを市内のどこかで建設していくための予算はなかなか計上できないかなと思ってございます。ただ、これを引き続き研究していくための調査費等については予算計上できればと現時点では思っているところでございます。そういう部分で、確かに市の考え方的にこれを具体的に進めていく必要があるという認識には立っているところなんですが、どうしても場所の問題が出てしまうというところでございます。そこでちゅうちょしている部分がございます。現状では候補地等を挙げていただいて、その中で協議をさせていただいているんですが、なかなかその辺が、これで進められるかというところになると、どうしてもちゅうちょしてしまう部分がございますので、その辺についてはご理解をいただきたいと思います。
◯森戸委員
それから、4点目にHDMシステムの問題です。私はプロジェクトと考えるのか、部会と考えるのかは別にしても、一定市民の皆さんと協議をしていくことが必要なんだろうと思うわけですよ。ただ、私たちが頂いている資料は、率直に言って市民の皆さんがつくられた資料を見ているわけですよ。例えば前回提出していただいた資料を見ても、協議資料として推進する会から家庭ごみ処理機の補助制度でどういう推移になっているのかとか、生ごみ処理経費の比較だとか、HDM処理施設でコスト概算した場合にはどうなるのかということで、どうも小金井市が基本的にこういうものを使いながら自分たちで検討してみるということになっていないのではないかと。市民の皆さんからは、日量1トンという場合にどのぐらいのコストがかかるのかということがあるわけですが、これは一番必要な施設ですから、どういう施設になってもこのぐらいはかかるのかもしれませんが、これがもう少し小さめの0.5トンだったらどうなるのか。実証として0.1トンだったらどうなのか。私は幾つかケースを計算してみる必要があるのではないかと。日量1トンというと、3,000世帯ぐらい、世帯としてはもっと大きくなりますよね、それらについてもうちょっと独自に小金井市としての調査・研究をして、市民の皆さんと協議をし合うという姿勢を持っていただけないだろうかと思いますが、その点でいかがということ。
それから、来年度はこれは何らかの予算を組んでいくということでしたか。そうですよね、調査費ということですよね。そのことを改めて確認しておきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◯片山委員 関連。陳情についての先ほどの森戸委員、遠藤委員もおっしゃった製品プラスチックの件なんですが、これは予算の審議にもかかってきてしまうからあれかもしれないんですが、プラスチックごみが減って不燃が増えているといったような小金井市の状況だったかなと思ったんですが、プラスチックごみとして今、青い袋が不燃とプラスチックで一緒なんですけれども、ほかの市の状況を先ほど森戸委員もお聞きになったので、私もそれを詳しく、今後陳情と別にまた資料請求などもしていければとは思っているんですが、小金井市でもう少し取り組んでいくというか、進めていけないのかなというふうには思っているんですが、プラスチックとして分けていくという取組を進めるような方向というのは今後考えていくことはあるんでしょうか。状況を聞かせていただければと思っています。
それから、HDMについてもまた関連なんですが、先ほどコスト計算のお話をされていたかと思うんですけれども、トン数別の係数ごとの計算というお話を先ほど森戸委員がされていたと思うんですが、トン数、量以外にも、どういった建屋でやっていくのか。先日テントの見学もなさったと思うんですが、そういったテントの場合、また普通の建築物での場合などでのコスト計算などをやっていらっしゃるかどうかというのをお聞きしたいと思っています。
◯柿崎ごみ対策課長
HDMの関係ですけれども、こちらについては確かに市民の方からいろいろな資料を出していただいているのが現状かなと考えております。確かに我々としましては、そちらの資料も含めてなんですけれども、今後市でどう検討していくのかというところなんですけれども、明日の会議につきましては、一定程度こちらの方から市内で大体どのぐらい程度の生ごみが出ているのか、どういった形で世帯ごとに生ごみの排出状況を見ていくのかというような形で、市の一定程度の出し方等を示していきたいと考えているところでございます。
それから、前回の委員会の中でも出ましたけれども、例えばどういう建物を建てていくのかというところにつきましても、確かにテントというお話もあったんですけれども、仮に建てたとしても、どっちにしてもこれだけの市街化された中では、一定程度近くに住民の方が住んでいらっしゃるという部分も考えなければいけませんので、ある程度の建物は建てていかざるを得ないのかなという形も考えているところでございます。(「聞こえなかった。もう一回言ってもらえますか」と呼ぶ者あり)具体的に言うと、先ほど言ったテントふうのものではなくて、一定程度ちゃんと壁があって、下もちゃんとコンクリートで打ってあって、なおかつその上に車が乗っても沈まないような形になっていなければならないのかなというのは考えているところです。あと、脱臭装置等についても、その脱臭したにおいをどういう形で処理していくのかというのも考えていかなければならないかなと思っているところでございます。
◯森戸委員
それから、HDMの問題なんですが、市内でどのぐらい生ごみが出ているのかということも含めて検討したいということでありました。私たちが頂いている市民の方々からの資料の中で、全国的なORS事業及びHDMシステム事業の実施例というのを頂いているんですね。これを是非もう少し詳しく市としても調べていただけないでしょうか。行政でやっているのが3市、民間でやられているのが12か所あるわけです。それぞれどういう形でやられているのか。それから、どういう場所でやられているのか。それから、処理経費はどのぐらいかかっているのか。初期投資も含めてどのぐらいかかっているのか。そのことによって減量効果がどうあらわれているのか。そういうことについて調査をしていただけないかと思いますが、いかがでしょうか。
◯片山委員
それから、HDMについてなんですけれども、コスト計算ということについて先ほどお聞きしたんですが、特に今、きちんとした計算はされていないということなんでしょうかね。先ほど部長からも予算計上しないというような発言がありましたけれども、予算計上する、しないの前にコスト計算をしていないと、どういった予算を計上するのかも分からないのではないかなと私は思っているんですけれども、通常これをきちんと検討するに当たっては、どういった建物、先ほどテントは考えないというようなお話がありましたけれども、テントを考えないといっても、この間の視察の状況を聞くと、テントといってもちょっと見当違いの例だったのかなと私は思っているんですが、ただきちんとした建物の方がいいという判断なのであれば、それがどのような計算、幾らかかっていくのかということについては、これは例えば明日の協議のときには、市の方ではこのぐらいかかるけれども、これは予算計上できないといったような話をしていくということなんですか。どのぐらいかかるかが分からずに話を進めていくことは全くできないと思っているんですが、その辺のことをもう少し詳しくお聞きできればと思います。
◯柿崎ごみ対策課長
HDMシステムに関わる費用について、こちらについては現状では、まだどういった建物を建てていくのかということの具体的なものを考えていかないと、それを今度は業者等々に見積依頼をしながらやっていかなければいけないのかなと考えておりますので、どの程度の規模にするのか、また建てる場所についても、仮に蛇の目のところとなりますと、そこについてどの辺でやっていったときに、果たして水道施設ですとか、それからあと排水施設ですとか、そういったものも具体的に考えていかなければいけないのかなというところで、具体的に費用の算出については現状まだしていないような状況でございます。
HDMシステムの現状での実績についての詳しい調査ということですけれども、ちょっとお時間を頂きながら調査をしていきたいと考えております。
◯森戸委員
それから、HDMは市民の方々と本当に一致点をつくって進めていただきたいと思います。例えば蛇の目跡地で行うにしても、一方で庁舎建設は5年以内だという話をしているわけですよね。そうすると、今日出ませんでしたけれども、全体的に中間処理場をどうするのかというのは本当にこの5、6年の間に、あそこのリサイクル事業所を含めてどうしなければいけないのかという話も出てくると思うんですよ。ですから、その点で本当に簡易なもので蛇の目跡地でやるということであれば、それなりのものでやるということになると思うので、そこは提案をなさっている皆さんとよく議論して進めていただきたいと思いますので、これは要望にしておきたいと思います。
◯片山委員 資料を出していただきまして、ありがとうございます。8月の時点ということであれだったんですけれども、これは多分渡辺ふき子委員の資料で、最初に表で出してくださったところで書いてある自治体について調べていると思うんですけれども、立川市とか小平市などが最近始めたところというか、立川市はこれから始めるということなので、この辺を中心にお聞きしたいとは思っているんですが、特に小平市なんですが、小平市について、ここに書いてある事業内容以外にもう少し詳しくお聞きできればと思うんですけれども、こちらの専用バケツと書いてあるんですが、これがどういったバケツなのか。抗酸化バケツ、抗菌化バケツというか、こちらのようなものなのか。また、これは無料で配布というか、そういう形なのかどうか。そして世帯数、これは4分の1の地域がモデルなんですが、5世帯以上ですけれども、大体何世帯ぐらいを想定されてやっているのか。そして集めたごみを業者に多分委託しているわけだと思うんですが、再資源化業務委託ですね、こちらのどういった業者にされているのか。また、つくった堆肥はどのような形で配布というか、どのような状況になるのかということについて、小平市のことを少しお聞きしたいと思っています。
それから、小平市を多分モデルにしながら立川市がまたつくられたのかなと思っているんですけれども、立川市が小平市よりも金額が少し高くなっているんですが、立川市は550世帯を対象という形で今度行うということなんですけれども、立川市と小平市の違いなどが多少もし分かるのであれば教えてもらえればと思っています。
それからHDMについてなんですけれども、先ほど幾つかお聞きしたものであれなんですが、スケジュールについては、協議のスケジュールは先ほどお聞きして、頻繁に行いながら進めていくというお話ではあったんですが、具体的に事業をどういうふうにするかと、進めていくに当たっての全体のスケジュールというのは全然考えていらっしゃらないんでしょうか。例えば建物を建てるのであれば建築確認をいつ申請するのか。住民説明会をいつごろやっていくのか。こういったふうに具体的に進めるに当たってのスケジュールということについては考えていらっしゃらないんでしょうか。先ほど廃棄物の処理計画の話がありましたけれども、私はちょっと気になったんですが、具体的な個別な名称を挙げられないみたいなお話があったと思うんですが、今年の処理計画を見てみても、新たに実施する施策として、JA・直売会と行政と連携しみたいな形で、個別にもうこういった形で挙げられているわけですし、あるいは電動式生ごみ減量化処理機器の使用方法についての講習といったような、こういった形でも書いてあるということであれば、例えばHDMということでなければ、減容化施設の実証実験をするとか、そういったことでは幾らでも書けるなと思っていたものですから、ちょっと変だなと思ったんですけれども、そのことについてどういうことなのか見解をお聞きできればと思います。
◯柿崎ごみ対策課長 それでは、資料の中の小平市の関係ですけれども、まずバケツの種類は、先ほど片山委員が言われたような形の抗酸化バケツ、そういったようなバケツを使っているようです。(「聞こえません」と呼ぶ者あり)抗酸化バケツというバケツを使っているようです。
それから世帯数につきましては、こちらの方でも把握していないような状況なんですけれども、地区としては主に市内の西側の方の地区をモデル地区として設定しているというお話は聞いております。
それから、どういった業者に委託をされているのかというお話ですけれども、こちらは堆肥を現状で青梅の方にある民間の堆肥をつくっている業者の方へ運搬をして、そこで堆肥をつくっているというお話を聞いております。
それから、立川市と小平市との違いということなんですけれども、こちらにつきましてはどう違うのかという話は立川市の方に聞いてはおりません。実際、まだ立川市の方につきましてはこれから始まるということだけお聞きしているような状況で、予算についても平成23年2月からということですので、実際問題まだ始まっていないような状況なのかなということで、余り詳しい話は聞いておりません。
それから、HDMシステムについての具体的な名称についてということですけれども、先ほども答弁させていただいたんですけれども、HDMシステムという名前ではなくて、先ほどお話しさせていただいたような形で、生ごみの減容化についての新たな施策のところに生ごみの減容化もしくは減量化等々の施策を考えていくような形で書けないかなと今、審議会の方で考えていきたいと考えております。
◯片山委員 議事進行。生ごみの堆肥化の件なんですが、これはできた堆肥の配布についての答弁がないのかなと思っています。
それから、HDMについても具体的なスケジュールについてのことの答弁が抜けていたと思うんですが、その件をお願いいたします。
◯柿崎ごみ対策課長 まず、小平市の配布の関係ですけれども、こちらについてもまだ聞いておりません。
HDMの具体的なスケジュールですけれども、一応明日一度お会いさせていただいて、その中で具体的に今後どういった問題があるのかとか、そういうことを話しながらスケジュールを考えていくのかなということで今、こちらの方は考えております。
◯片山委員 割とこの生ごみの堆肥化事業については細かく調べてくださったので、非常に参考になるのではないかと思います。今の時点でということで、特に立川市はこれからですので、以前の26市の実態調査、利用状況調査ですか、こちらの中でも堆肥化の実施については、ここに今、調べている市だけなんですけれども、これ以外にもこれからまた始まるのか、始まらないのかということもあると思いますし、他市のやり方については今後も調査をしていった方がいいのではないかと思うんです。特に今、調べていただいたものについては、もう少し細かいところもできれば継続して調べていけないかと思っているんですが、具体的には実施してからしばらくたっての状況であるとか、少し事業内容がかなりばらつきがあるような報告になっているので、もう少しここを細かく調べた方がいいかなと思っています。特に、先ほど小平市は世帯数は分からないという話をされたんですが、多分500世帯ぐらいを目していると思うんですね。ただ、今、参加されているのが400世帯ぐらいと聞いているんですけれども、こういった始められたところの参加の想定の世帯数と実際の参加しているところを特に詳しく今後調べていただけないかと思っていますが、いかがでしょうか。
そして、これは多分陳情で、堆肥を無料でもっと欲しいというような陳情に関連していたとも思いますし、堆肥化事業の今後についてということになっていくかなと思っていたんですけれども、堆肥の配布の状況についてももう少し詳しく調べてもらえたらと思っています。以前のリスト、渡辺ふき子委員の要求されたリストについても、配布の状況については書かれているんですが、これも変更があると思いますので、そういったことについても調べていただけないでしょうか。
それから、HDMについてなんですけれども、協議の記録はこれまで出ていたんですけれども、最近出ていないんですよね。今まで出されていた議事録からは協議の記録がないということなんでしょうか。明日はあると思いますけれども、今後も引き続き少し部長、課長が出席されないような形になることがあったとしても、協議録については必ず出していただきたいと思っております。
スケジュールを明日話し合っていくということではあるんですけれども、今月中にしっかりこういったスケジュールを詰めていかないと、来年また1月以降も全く進まないというような状況が続くのではないかと私はすごく心配しています。HDMの取組については非常にすぐ取り組めるようなものであるということで、3月の時点で陳情が採択されているのではないかと思いますし、そこでしっかり行うということで以前の課長もお約束されたのではないかと思っておりますので、この件については早急に進められるようなスケジュールを組み立てていくべきだと思っておりますが、これについては要望とさせていただきます。
◯柿崎ごみ対策課長 先ほど言われましたような市につきましては、今後について分かる範囲で定期的に調べながらやっていきたいと考えております。
それから小平市については、こちらについては1月にたしかお会いする話になっておりましたので、そのときにでも詳しい資料等を持ってきていただけるようにお話をさせていただきたいと思います。
◯板倉委員 では、調査項目の方でのHDMの実証試験の建設に向けてのことなんですが、答弁の内容は一定分かる部分はあります。問題は、今日の答弁もそうですが、二つ課題として述べられているんですね。金額の問題で述べられてはいないんです。何かと言いますと、まず建てる場所について。もう一つが近隣住民との関係、この部分をクリアしていくことが必要だということが前回の委員会と今日の委員会でも述べられています。建てる場所については、進める会側の方では蛇の目跡地しか考えられないのではないかということで、その点での議論が当然されているんだろうと思いますし、私も現時点ではそこしかないのかなと考えております。
◯板倉委員 先ほどから何人かの方が述べられておりますように、今年の3月の定例会の中で全会一致で陳情は採択されています。つまり議会の意思は、HDMの実証試験については行っていくべきだという判断を下したわけです。部長は今、場所のことを述べられていましたけれども、ほかの実証試験を行う場所というものを蛇の目跡地以外に頭の中に入っていらっしゃるんですか。つまり庁内のチームの中で、ごみ対策課長補佐を頭としたチームがつくられているわけですね。これは前回の委員会で課長が述べられました。課長補佐がチームの頭ですよと。そこを全体にやっていきますよという答弁があったんですね。その中で、蛇の目跡地以外に場所は何か検討があがっていますか。あがっているのであれば明らかにしていただきたい。あがっていないのであれば、もう1点そこの場所を決めて、具体化していくための一つ一つを進めていくしかないではないですか。途中でも補正予算を組むなら組むで、その点についてどうなっていますか。
◯深澤環境部長 場所の関係でございます。確かに今、ご指摘いただきましたとおり、今回このようなHDMシステム方式、これをやっていくに当たりましては、ごみ処理をしていく場所という形になりますと、どうしても用途地区の関係がございます。そういう部分では、準工業地区が望ましいのかなというようなところでございます。そういう部分でいくと蛇の目になるのかなと、現状では蛇の目しかないのかなというふうに判断をするところです。
◯板倉委員 でしょう。だったら、あとはもう具体的に、いつの時点で近隣住民との説明会を開き、1回、2回では終わらないかもしれないし、当然設置する場所が仮にリサイクル作業所のもっと東側になるかもしれないですね。ですから、あとはそうすると生ごみを搬入するトラックの臭気の問題とか、あるいは交通安全対策の問題とかいろいろありますが、1日1トンなら1トンで、そんなに大きな施設にはならないわけですから、車両の数についても一定限度が出てきます。具体的にいつの時点までに近隣住民との協議の場を設け、それを数回やっていくのかどうか。そうすると、それが一定判断できたら、この時点で補正予算を組む。具体的に建築確認をとっていくというスケジュールに入るではないですか。そういうスケジュールは持たずに議論しているんですか。部長はもう準工業地域でなければならないとなれば蛇の目跡地しかないという判断に立っているわけですよね。具体的にそういう詰めの作業を全くやられずに議論をしたって話にならないでしょう。その点については、そういうスケジュールも全然考えずにやっていらっしゃると、今の議論は、そういうことになりますよ。だと全然前に進みませんよね。もう一度、どういう考えになっているか。スケジュールについてもお願いいたします。
◯深澤環境部長 HDMシステムの関係につきましては、この間、かなり長い間議会等、また市民の方とも十分協議してきているところでございます。そういう部分では、十分その辺については承知はしているところでございます。そういう中で、今回テント式とかというものも見てきている中で、テント式では小金井市の場合はやっていくにはちょっと厳しいだろうという部分でいくと、何らかの形でプレハブ等を建築してという話になるのかなと思っているところです。そういう部分では、前回の11月22日開催のごみ処理施設建設等調査特別委員会の方でも資料要求はされているところです。そういう部分については、確かに今、大分遅れてしまって申し訳ないんですが、この辺の資料についても次回お出しするというような形になってございますので、そういう部分ではそういう資料的な経費、コスト的なもの、そういうものについても資料として次回にはお出しするというようなお約束をさせていただいてございますので、そういうものも十分詰めながら、そういうものであと、今、ご指摘いただいてございます近隣住民等の関係も整理した段階で、しかるべき時には予算措置をしていく必要があるかなと思ってございます
- 最終更新:2013-11-25 17:06:57