川越市(1)

川越市議会とEM(その1)

平成7年第1回定例会
◯水田英夫環境部長 桑山議員さんの質疑の中で一番目についてお答え申しあげます。
 一点目の、環境にやさしい社会の実現に向けて市としても環境基本計画を策定していく中で、この四十二万円の予算では少ないのではないかというようなおたずねがあったわけでございます。この環境基本計画の策定につきましては、すでに第二次の総合計画の中に位置づけてありまして、この目標年次が一応平成九年度を目途に計画を策定していこうということで現在準備を進めておるわけでございますが、いずれにいたしましても平成七年度が初年度ということになりまして、準備期間でございますので、何とかこの四十二万円の予算の範囲内でやり繰りができるんではないかというふうに考えているわけでございます。
 続きまして、大気汚染の関係でございますが、これは大気汚染の常時監視測定器がたまたま平成六年度は更新の時期にあたりました関係で、平成六年度は八百五十二万円の予算を計上して、備品購入費で計上いたしましてこの測定器を買ったわけでございます。したがいましてことしは更新にあたっておりませんものですから、その予算がそっくり減額になってきているということでございます。
 それから、次は、減量化施策の中で、マイナス予算では少しおかしいというようなお話でございますが、実はこれは内部でやり繰りいたしまして、実はいままではこの予算の編成がそれぞれ事業ごとに予算を組んでございます。そういう中でいままで減量化事業ということで予算を組んでおったんですが、これを清掃一般事務のほうに組み替えたというようなことがございまして、予算上はマイナスになっておりますけれども、実際は二百万円程度が組み替えになっておるということでございます。
 なお、特にこのゴミの減量化につきましては、平成七年度は新しい試みといたしまして、EMの、ボカシのモニター制度を実施していくということと、それから一つは半透明袋の導入ということで三千所帯を、とりあえずモデル地区を設定いたしまして試験的に導入を図っていく。さらに、ゴミ施設等の施設見学に対しまして借上バスを用意していこうということで、幾つかの新規事業の計画をしているわけでございます。

平成7年 厚生常任委員会

桑山副委員長 山下委員の言われるように殺到すると思います。リースだからそんなに高いことはないと思うので、何台か入れてほしいと要望します。
 また、新しい企画で、東後楽会館に温泉の設備をするということ、この温泉の名称、たとえばカルシュウム温泉とか、こういうような名称はあるんですか。どういういきさつで導入することになったのか、急に浮上してきたという気がしてならないんですが、どうですか。

高齢福祉課長 主成分は炭酸カルシュウムが九五・七五%です。理由は、昨年は市内の健康ランドを利用して入っていただいておりました。九月十五日には一日敬老入浴をしています。さらにそれの拡大策としてこういう事業を計画したわけです。

桑山副委員長 本会議で効能はうかがいました。一千百万の予算ですが、機種自体ではないと思いますが、石を含めて機械はどのくらいか、そして石はどういうサイクルで交換するのか、お湯の量に見合った石はどの程度必要ですか。

高齢福祉課長 温泉装置で七百万程度、これは原石とそれをカバーする入れ物、原石は約三百キログラム入ります。そのほかに濾過装置、運賃等々がかかります。さらに取り替えは一年間の原石の消耗が二・五%で、毎年それを補給するのでなく、三年に一回くらい補給するということです。

桑山副委員長 この資料を取り寄せてみたんですが、機種だけでは五百万円だけで済むんです。原石はキロ四千円。東後楽会館はお湯が六トンくらい入りますか、このような中ではたして効能があるのかという疑問はあります。
 家族の浴場でないので、いろんな人が入って一番感じが悪いのはぬるぬるした感じだと思う。データによるとぬるぬるしないようですが、杉戸町では十日に一ぺん取り替えなければならないということも聞いたので、快適にこの温泉を使ってもらえるのかどうかのデータは確かめたかどうかおたずねします。

高齢福祉課長 たしかに循環ということと、原石を溶かしてということでぬるぬるの話は聞いていますが、途中に濾過装置を入れて浄化していますので、心配ないと思います。

桑山副委員長 結果を見てほかの施設に導入する予定はあるんですか。

健康福祉部長 担当とすれば東西後楽会館に同時にという考えもあったんですが、先にできた東からということにしました。

桑山副委員長 効能はあるということですが、もう少し専門的に分析できたらと思います。
 次に、ごみの減量化で新事業、半透明の袋の導入の場所は未定だということでいいんですか。

資源対策課長 モデル地区ということで三千世帯を予定していますが、場所は、直営で収集している地区に限定して実施したいと考えます。

桑山副委員長 その地区の市民へは何枚とかいう中身をおうかがいします。

資源対策課長 袋は一世帯一回に二袋、一カ月四回ですから八枚です。

桑山副委員長 袋は無害ということだと思いますが、これから相当量使うので、市内業者育成を念頭に置いて導入したんですか。

環境部長 幸いに市内に業者がいて、ここの製品を使っていくということで、データ等取り寄せやっております。将来的には全市導入を考えております。

桑山副委員長 ある業者に行ったんですが、川越では使ってもらえないが、大宮で使ってもらったということを言われたので、ぜひ市内の業者を使ってほしいと思います。
 七百十六万円はこれに関するすべての費用ということですか。

資源対策課長 七百十六万円は、半透明袋、EMボカシ、その他消耗品等の合計です。

桑山副委員長 委託料の種類はどういうものがあるのか、また民生費、衛生費、労働費、農林水産費、商工費、別個に、ことしの委託料と前年度の委託料をどう勘案しながらことしの予算を組んだかをおたずねします。

健康福祉部長 健康福祉部の委託料はたくさんありますが、基本的には変わったものはないんです。たとえば高齢福祉課の場合は、市内の特養等への措置をお願いする、あるいは健康課では医師会へ各種検診等の関係でお願いする、保育については先ほどお答えしたような関係で基本的には変わらないわけです。
 その中で、新たに本年度新規事業で対応するのがデイサービス事業を新しい事業としてお願いする。また総合福祉センターではいろいろご審議をいただきましたが、送迎を新たに専門的な業者にお願いするということで、基本的には変わってないんですが、その中で新規事業が若干入ったということです。

環境部長 環境部の委託料は業務委託料で、特にごみの収集運搬の業務の委託等です。

平成8年第1回定例会
◯桑山静子議員
 大きな三つ目でございます。生ごみの有効利用を進めるためにであります。行政と市民の連携を強めることについてであります。市でもモデル事業の成果を見て、ごみ袋の半透明化を全市的にとり入れる手はずとなったようです。ごみへの関心とモラルの向上への一歩前進かなと思いますが、資源の活用や、減量にどのようにつながっていくのか、私なりに疑問もあります。でもよかったなと思っております。
 過日、婦人会館の五回講座で、環境セミナーが開催されました。夜でしたので、集まりはいまいちでしたが、参加者と講師陣がぴったり息の合った講座でした。地味な講座でしたが、市内にこのようなことを広める御努力を行政でも考えてほしいと思います。特に生ごみリサイクルについての市の職員さんの取り組みについてお話をうかがって、率先して市民の前に範をたれるという気構えに感心いたしました。市民は、意外とこういうことを承知していないんではないかと思っております。生ごみを資源として土に戻すということはコンポストに始まり、EMモニター導入と、たしかコンポストについては、五年前の私の初議会で、台所の主婦感覚で質問させていただいた記憶があります。
 改めて市の職員さんの取り組みを知り、私も昨日、現場に行ってまいりました。農業ふれあいセンターの中に畑をお借りして、そこに市の職員さんが保育園から集めた生ごみを埋めて有機栽培をしておられるということで、時期的にやはり寒いですから、あまり作物の成長ぶりは見られませんでしたけれども、ハクサイの大きな株が五株ほどありました。ホウレンソウもまだ小さかったけれども、とてもいい色艶をして、ああ、これから大きくなったらおいしいホウレンソウになるんだろうなと思って帰ってまいりました。
 三月一日に、市民農園の申し込み受付をしたそうです。約二百区画に二百八十人もの応募があったということでございます。私も現場を歩かせていただきました。ちょっと残念なのは、コンポストの数が少なかったな、そう思っております。いままさに、せめて生ごみだけでも行政と市民があまねく連携し、連携を強化して、環境教育の指針にしていただけたらな、そう思い、質問させていただくことになりました。
 初めに、参考までに、市役所本庁庁舎内のごみ事情についておたずねをいたします。分別ごみ処理体制は整っているのでしょうか。
 二つ目、減量、資源化を重視した体制についてはどうでしょうか、本庁舎からは一カ月どのくらいのごみが出るのでしょうか、処理経費がわかりましたらお聞かせいただきたいと思います。ごみの量から推測して、多量排出事業者とも考えられますが、同業者の模範となるような体制は検討しておられるのでしょうか。職員のごみに対する意識はどうでしょうか。特にコンポストや、EMモニターについての、実践者が職員さんの中におられましたらおたずねしたいと思います。

◯水田英夫環境部長 桑山議員さんの、表題三の、生ごみの有効利用を進めるためにという御質問の中で、答弁をさせていただきます。

 それから、職員の意識の問題でございますが、特にこういった庁内ごみの減量化、資源化を促進していこうという中で、かなり職員の減量化、あるいは資源化に関する意識は少しずつではありますけれども向上してきているというふうに私どもは認識しているわけでございます。
 その中で、おたずねのEM菌の関係だとか、あるいはコンポストの関係でございますが、まだ実際にコンポストなり、EM菌を使った実験をしているというのは、残念ながらまだ所管部の職員のみということでございまして、これから、こういった問題についてもいろんな角度から研究していきながら、いいものであれば全庁的にも広めていかなくちゃならないだろうというふうに現在考えているわけでございます。以上でございます。

◯桑山静子議員
 三つ目でございます。生ごみの有効利用を進めるためにということでございます。市の職員さんの御努力でいろいろ資源の再利用化、ごみの減量化が図られている。ただ、ちょっと数値的に他市と比較することができないのが残念だなと思っておりますが、努力する姿勢は評価したい、そう思っております。
 私は、二日ほど前でしたか、元下水道関係のお仕事をしていらっしゃった方で、役所を定年退職した方からお声がかかりました。EMで使って水がすごくきれいになっている、ことしの夏はホタルをいっぱい飛ばすんだ、見に来てくれないかということで、私は行ってまいりました。場所は下広谷でございます。やってらっしゃる方は川越市民ではありません。私はずっと敷地の中を見させていただきまして、ホタルの幼虫も見てまいりました。そしてEMを投入した水の状況をこの目で確かめてまいりました。とても澄んでまして、中の泥をすくい上げても匂いが何もないということで、私は感心して帰りました。
 そして、またもう一つ感心して帰ってきましたのは、市内の小学校や、保育園から残飯、残菜をいただき、それをきれいにゴザの上に並べて、貝殻まで細かく潰してニワトリの飼料にして、とてもいいタマゴをたくさんつくっておられました。川越市の方が見にいらっしゃるんでしたらいつでもどうぞ、そういうことをおっしゃっておられて、これも市の職員さんの一つの努力の形だなと思って帰ってまいりました。
 そこで、私は一点だけこのことについておたずねをしたいと思います。市の職員さんが特に資源ルートの確立していない生ごみについて心を砕いておられる。ただ残念ながら、コンポストや、EMモニターについての実践者は所管部の職員のみであるというお答えをいただいたのがちょっと残念だったなと、そう思っております。
 聞くところによりますと、生ごみの有効利用ということで、自主研修グループができている、そういうことをうかがっております。このことについておたずねをして、二回目の質問を終わります。

◯水田英夫環境部長 桑山議員さんの二回目の御質問にお答えをさせていただきます。
 職員の自主研の活動の内容についておたずねがありました。そのまえに、この自主研の活動がすばらしい活動であるという議員さんからの評価もいただいてございます。私ども、先ほども申しあげましたように、昨年、大幅に条例を改正いたしまして、このごみ処理行政に一歩踏み込んだ形での取り組みを展開していきたいという決意の下に現在、さまざまな施策を検討しているわけでございます。そういう中で特に再生利用を具体的にどう実践していくかということで、これにはやはりそこに携わる職員の政策の形成意識を高めていくという一つの目的も入っておりますし、もう一つは、このごみの減量化、資源化によるリサイクル社会をめざす中で、紙だとか、金属類というのは、いまリサイクルがけっこう進んでいるわけでございますが、可燃ごみの中に含まれている生ごみがこのリサイクルの方策が現時点ではまだまだ確立されてないというのが現状でございます。
 そういう中で私は、ごみの収集、運搬に携わる第一線の技能労務職員が、自発的な発想の中でこういう研究グループをつくって研究を始めている。それに対してこんどは保育園側が積極的な形で協力をしてくれている。まさにこれは行政と事業所が一体になるわけですが、こういったことをまず一つは所管部としては評価をしていきたいというように考えているわけでございます。そういう中で一つは、生ごみのリサイクルのPRとあわせて、事業系のごみのうちの生ごみの減量、あるいは資源化の実証的なプラントの考え方から堆肥化のモデル事業という位置づけをいたしまして研究を始めるわけでございます。
 活動の内容でございますが、一つは生ごみ処理機の設置、これは昨年の十月に、ある家電メーカーさんの御厚意によりまして無料で生ごみ処理機を貸していただいたという経過があります。大体、この機械が一日で生ごみ十キロ処理できるわけです。これが十分の一ですから、十キロを処理しますと、三十四時間後に約一キロの堆肥ができあがる、こういうものでございます。
 このできあがったごみを、鴨田にあります体験農場の一部を実験用の農地として約三十四平米を職員が借りまして、ここでハクサイ等、この堆肥を使った形で実験をしている。それから、そのほか、自分たちの実験の成果を発表するための生ごみリサイクル交流会へ参加して、いろんな、そういった方たちと交流会を持ってきた。さらには、自分たちでつくったハクサイを鍋にして楽しんでみようじゃないかということで、これは携わっている職員、あるいは保育園の園児、保母さんと一緒になって鍋を囲む会を催しまして、そこでいろいろ生ごみのリサイクルのあり方についていろんな形で、鍋をつつきながらやはり交流が深められたということはかなり大きく評価をしているわけでございます。
 いずれにいたしましても、生ごみのリサイクルの方策につきましては、いま、あちらこちらで、たとえばEM菌の件もあるし、あるいはコンポスト、あるいはこういう形での堆肥化ということで実証的な形でいま進められておりますけれども、やはり生ごみを土に戻すことが一番自然なリサイクルだろう、いわゆる肥料としても効果があるし、もう一つは土壌の改良剤、いま非常に土地が枯れておりますので、生ごみの場合、有機質を含んでおりますから土壌の改良剤として、今後生かしていく必要があるだろうというようなことで考えておるわけでございます。
 いずれにいたしましても、こういった活動の展開を踏まえながら、私どもとしてはさらに本年度はもう一歩踏み込んだ形での発展的な展開を考えていきたいというふうに考えているわけでございます。以上でございます。

◯桑山静子議員
 生ごみのことでございます。職員さんのがんばりようをお聞かせいただきました。EMモニターについての中間資料も私は読ませていただきました。何事も一長一短はありますけれども、一短についてどう努力し、問題を解決していくかも行政の指導次第ではないかと、そう思っております。
 私は、いま、ここに長野県の駒ヶ根市の例をみなさまに御披露したいと思います。生ごみを堆肥化してリサイクルということで、家庭でつくった堆肥を行政が受けて、さらに再処理をして、できた堆肥をみなさんにお還ししているということがおもなことなんでありますけれども、私があえて質問項目の中で強めるという表現をさせていただいたのも、自然の恵みに対する思いがあるからです。自主研究グループの輪を市民の見える所で広めていっていただきたい。自主研究グループで使用している生ごみ処理機を一台といわずに何台かリースして、児童数の多い学校に置いて、子供たちに目で見る環境教育の実践をしてほしい。そして願わくば学校以外、市街東西南北に一台設置をして、お庭を持ってない市民から生ごみをもらい受けて、できた堆肥を市民に還元する、駒ヶ根方式をとっていただきたい。
 また、長野県臼田町のように堆肥生産センターを農業ふれあいセンターの敷地の一隅にでもつくって、障害者にも一役を担ってもらうという、循環型リサイクル・システムをつくることを強く願う次第であります。
 また、余談となりますけれども、EMを利用して、自分たちでお金を出し合って土地を借りて、そして、いい野菜をつくって、みなさんにお分かちしているという市民グループが県のしらこばと賞をちょうだいしました。私は川越で誇れることではないか、そういうグループについても若干の活動費を助成してあげてもいいんではないか、そう思っておりますが、このことについて市長さんの御所見をうかがいたいと思っております。
 また、仙波小学校、中央保育園の生ごみがどのくらい出るか、ちょっとわかりませんけれども、それをいただきながら市の職員さんががんばっておられる、いずれは市内の保育園からの生ごみをいただきながら、この輪を広げていくんではないか、そう思っております。そういう方たちにも活動の援助をしていただけたらと、そう願いつつ、私の質問を終わらせていただきます。

◯舟橋功一市長 生ごみの利用についてでございますが、私の自宅でもEMボカシで家内がやっております。私もときたま開けて見るんですけれども、やはりごみの減量化と同時に、土に生ごみを還す、そして有機肥料にする、これはたいへん重要だと思います。先般、私の所へ、知り合いの方なんですけれども、大量に生ごみを全部集めて、市長、全部生ごみは処理できるという方がまいりまして、たまたま、公園緑地課長ですか、だいぶくわしいということで、来てもらって一緒に聞いたんですけれども、ただ、いろんな方法があるように、そこで聞いたわけですけれども、地中からあれを取るから特別なもの、菌は要らないんだというお話でございまして、ただ、どこまでやれるかなんですけれども、これは金がかからないけれども、生ごみのステーションをつくるんですね、それは匂うんだそうです。それをちょっと防げばいいんだと、全部処理できると、だからものすごく安くつくというようなお話でございましたが、いま、農家はいくらでも農協と組んだりして、もらいに来る方がたくさんいるんだと、有機肥料は必要なんだからと、こういうことを言って帰った方もいらっしゃいます。
 ただ、それが具体的に実はどうこうということはなかったんですけれども、やはり今後、さらにいろんな方法で生ごみの処理というのが事業化したり、あるいは研究したりする方がたくさんいらっしゃると思いますので、さらにまた進展するんだろうという気がいたします。
 ただ、各グループの研究でも、いろんなことをみなさん、おやりになっているようでございますから、今後ともこの生ごみにつきましては十分に頭に留意をいたしまして、さらにまた検討を続けて、より積極的に生ごみの利用をやっていきたい、こういうふうに私は思っておるわけでございますので、よろしくお願いいたします。

平成8年第4回定例会

◯中原秀久議員
 三点目、ごみをさらに減量するには、紙ごみであるとか、ビン、カン、ペットボトル等の資源化だけではなくて、厨芥類、いわゆる台所ごみ、生ごみ、あるいはプラスチック系の減量対策がさらに重要な課題であると思いますが、きょうは特に厨芥類の減量対策についておうかがいしますが、市はどのような取り組みをし、またどのような成果をあげてきておられるのか、おうかがいします。
 これまで、厨芥類のごみ減量化について、川越市ではコンポストの補助金制度を創設をしてやってきましたが、これらについては成果があがったのか、さらに今後も続けていくお考えか。さらに、最近、厨芥ごみ、生ごみの減量化を行うために、庭がない家庭、実は私も一戸建なんですが庭がないんです。理由は狭いというだけの話なんですが、庭がない、農園、畑を持たない方でも手軽にできる電気式の生ごみ処理機が最近市販をされているようでありますが、これはマンション、アパート、こういう集合住宅にも効果があるように聞いておりますが、コンポストについてはこれまで補助金制度を創設してきましたが、電気式の生ごみ処理については、市はどのような理解、認識をされて、これを市民のみなさん方にも何らかの形で普及をさせたいお考えはあるか。他市で、補助金制度を設置をされている都市もあるというふうにお聞きしていますが、おわかりであれば教えてください。
 また、厨芥類の生ごみの減量にはコンポストのほかに微生物を利用したEMボカシの方法があります。桑山議員さんが何度も取り上げられておられました。EMというのは有効微生物群というふうに訳すんだそうです。さらに英語で言うと、たいへんむずかしい発音のようで、エッフェクティブ・マイクロガニズムというんだそうです。一ぺんには言えません。その略称がEMだそうです。日本語に直すと有効微生物群、この方法がいま各地で、あるいは市民団体のみなさんの中で一生懸命取り組まれておるようでありますが、川越市はこのEMボカシに対する取り組みについてはどのようなお考えをお持ちか。お聞きするところによると、五十名のモニターをお願いして取り組んでいるというふうに聞いておりますが、市の状況、あるいは他市の状況と比較をしてお答えをいただきたいと思います。

◯水田英夫環境部長 中原議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。
 それから、次に、生ごみの減量化で、さらに最近は電気生ごみ処理機がかなり出回ってきております。これは各メーカーがつくっておるんですが、市はどのように理解し、認識しているのか、他市の状況はどうなのかというおたずねでございます。マンションだとか、アパート、こういった土地を持たない世帯には非常に有効だと思いますが、非常にこの処理機の価格が、まだ新しい試みということで、一基が六万から十万という形で非常に高額であります。またいろんなメーカーがございまして、種類もさまざまでございます。とりあえず、まだ蓋の開閉の際に、若干臭いが伴うとか、あるいはこの生ごみ処理機も若干のスペースを必要とするというようなこともありまして、とりあえず、他市とも十分な連携をとりながら、市民の需要、あるいは効果等見きわめながらさらに検討をしてまいりたいというように考えております。
 現在、この補助金を交付している県内の市は、平成八年の四月現在で七市がこの生ごみ処理機を使った家庭に対して補助金を出しております。非常にまちまちでございますが、最高五万円から最低は四千円ということで補助金を出しておりますが、今後のこのへんにつきましてもやはり推移を見ていかなければならないというように考えておるわけでございます。
 それから、最後の御質問ですが、EMボカシの関係でございます。市はどのような考え方を持っておるのかというおたずねでございます。すでにこれは何回もこの議会でもこの問題については取り上げられております。そういう中で川越市も昨年度、五十世帯にモニターをお願いいたしまして、現在、アンケート調査を実施をいたしまして、このアンケート調査のいま内容の分析に入っておるわけでございます。その結果をまたひとつは重視をしていきたい。それから、さらには、いま川越市内の市民グループが積極的にEMボカシを使ったごみの減量化を実践をしております。これは私のほうも実際に現場を見ております。
 いずれにいたしましても、そういう形で市民みずからが自分たちの力で生ごみの減量化に協力をしてくれるということで私どもは感謝をしているところでございますが、今後、こういった取り組んでいるグループの輪を広げながら、やはりまだ実施グループと市のほうが情報交換だとか、そういった会を持っておりませんけれども、情報交換の場を設定していきながら、そういったグループとのネットワーク化を図っていきたい。そういう中から、さらにはEMボカシを使ったこの減量作戦がいい方法だということであるならば、この普及促進に向けて私どもは支援をしていきたいというふうに考えておるわけでございます。
 それから、EM菌の関係でございますが、実際に埼玉県内では九市がすでに若干の助成をしております。大きな所では浦和、この近辺では和光が積極的に取り組んでるわけでございますが、いずれにいたしましても今後の生ごみの減量という一つの手法の中に大きくこのEM菌の問題もクローズアップされてくるということは私どもも認識しているところでございますが、もう少しお時間をいただきまして研究はしてまいりたいというように考えているわけでございます。
 それから、次に、ダイオキシンの関係でございますが、もうすでに新聞、デレビ等、さらには川越市の議会の中でも再三取り上げられておりますけれども、市内にはこの原因となり得る施設はあるのかというおたずねでございます。特に現在、ダイオキシンの発生のメカニズムは解明されておりませんけれども、やはり化学物質の合成過程、あるいは燃焼過程の中から非意図的にこのダイオキシンが生成されるということは学者の中でも論じられておるわけでございますが、まず二つばかり学説があるわけですが、ある学説では、人がたばこを吸ってもダイオキシンが出るんだと、火が燃えてる場所はすべてダイオキシンが発生をしますというような学説が一つは出ております。もう一つは、塩素系のものを燃やすと発生をするというような学説があるわけでございますが、いずれにいたしましても、いま注目されているのは、こういった一般廃棄物なり産業廃棄物を燃やす施設からダイオキシンが発生しているという形で指摘をされております。
 川越市も三富地区を見ますと、焼却施設が該当してくるのが一件ありますし、あとは川越市内で、こういう学説の中から判断していきますと、幾つかの燃焼を必要とする工場だとか、病院だとか、こういう所を見ますと、何カ所か、三富以外にこの市内の中にもそういった施設があるということも認識をしております。
 もう一つ、産業廃棄物の施設だけではございませんが、最近はそれに並行いたしまして、施設を持たない野焼きが非常に増えてきております。これら野焼きといたしましても川越の市内でもかなりの所で野焼きの現場がありますけれども、そういった場所からもダイオキシンが出るんじゃなかろうかということで、私どももこれからの課題に向けまして、いま鋭意研究しているところでございます。たいへん長くなりましたけれども、以上でございます。

◯中原秀久議員 
 先ほど、ごみの発生量をお聞きしました。平成七年度、ごみが減ったというお答えをいただきました。ここ十年間、あるいはここ十年といわず、川越市のごみが減ったのは初めてですよね、初めてです。これはたいへんなことだと思って、私はお聞きしました。ごみは減らないというのが通説でしたよ。ところが平成七年度、全体では実に四千四百トン減りました。これはたいへん評価を申しあげたい。関係者の御努力、あるいは御協力をいただいた市民のみなさんに対しても評価を申しあげたいと思います。
 私は、いただいた資料で、自分なりに分析をしたんですが、市民一人一日あたりの排出量が、平成七年度は九百三十二グラムになったんです。一人九百三十グラムです。そのまえの年は幾らであったかといいますと九百八十グラムです。五十グラム減ったんです。そしてこの九百三十二グラムというのはいったい、いつごろの水準まで減ったかということを調べました。平成元年の水準よりまだ低いんです。ですから私は驚くべき実績だということを申しあげたんです。七年前ぐらいの実績まで、市民一人あたりの排出量は減ったんですよ。これは高く評価を申しあげたいと思います。
 さらに、ごみの重量の半分は生ごみだとお答えいただきました。ごみは半分は水分だというふうにいつも聞いています。さらに、清掃センターの炉を傷める原因になるのは生ごみだと、いつも聞かされてきました。この生ごみをもっともっと減らすことができれば、もっと水を切ることができれば、いまの笠幡の西清掃センターだってもっと長生きをさせることができるんじゃないでしょうか。で、どうするかということで電気処理機に対しての補助金、こうした問題を真剣に考えられるかということをおたずねしたわけです。生ごみをさらに減らすことについてどうお考えか。
 さらに、EMボカシの話をしました。EMボカシで先駆的な取り組みをされた都市というのは岐阜県の可児市だと私は記憶しております、岐阜県可児市、岐阜県の可児市はEMボカシの取り組みを平成四年度から本格的にやった、全市的に取り組んだんです。この実績が、市長、ご覧ください。これが岐阜県可児市が平成四年度からEMボカシを本格的に取り組んだ。ごみの発生量が、これは可燃ごみです。生ごみですが、実に一五%減ったんです。これはEMボカシによる効果なんです。そして、ここに書いてありますが、当初はこういうふうに増えていくだろうと予測をしていたんですが、生ごみの堆肥化運動を本格的に開始した平成四年度が、前年度よりはるかに減量していることがわかる。平成五年度はさらに減量が見込まれる。この線が上に上がるんでなくて下に下がるという、これは岐阜県可児市の実績です。
 先ほどの部長のお答えを聞いていましたら、EMボカシの対応について、多くの市民グループのみなさんが一生懸命取り組まれていることは承知をしている。承知をしているが、いま一つ行政としての支援体制ができていないと私には聞こえたんですが、何か理由がありますか。EMボカシによる堆肥化、生ごみの減量化に積極的に取り組んでこられなかった理由があったら教えてください。
 ごみの重量の半分は生ごみです。これを減らすことによって焼却炉の使用年数の延命化を図ることができるし、ごみの絶対総量を減らすことができるし、私はすばらしい資源化、減量化だと思うんですが、もうちょっと積極的に取り組まなくてはいけないんではないかと。特に埼玉県では和光市がこの取り組みが熱心な所です。田中市長が、あの田中市長さんというのは慶応大学医学部の細菌学を出られた方だそうで、EM菌についてもたいへん造詣が深いんだと、そして人体には無害であるということについてもよく承知をしているということで、市長がみずから号令をかけて、このEMについての生ごみの堆肥化運動に積極的に取り組まれた、これはたいへん有名です。EMボカシと和光市の田中市長というのは。
 そういうことを含んで、なにか先ほどの部長の答弁をお聞きしておりますと、いま一つEMボカシに対する取り組みが進められないようなふうに聞き取れたんですが、私の聞き違いでしょうか。この点をおうかがいして、二回目を終わります。

◯舟橋功一市長 先に私から御答弁を申しあげます。
 それから、もう一つ、いま電気処理機の問題とか、EMボカシの問題、ちょっと私からも触れさせていただきますけれども、ごみが少なくなるということにつきましては、当然これは市としてもありがたいわけですから、そういったいろんな方法をさらにこれから検討していくのは当然だと思っております。
 いろんな方が私の所へおいでになりまして、堆肥をつくる方法というのは、なにも特定のばい菌は要らないんだと、市長、土の中に埋めればみんな土の中でひとりで還元するでしょうと、だからその場所の土を採って、その中の菌を使えば、ただちにそこへただでできるんだと、だからステーションをつくって生ごみをつくればいいんだという方がいらっしゃいました。なるほどそうかなと、いままでわれわれは土の中に埋めますね、土に還元します。だから特定のそういったのは要らなくて、その場所でそれはやれるんだというんですけれども、ごみのステーションをつくると堆肥はできて、もらう人はたくさんいるけれども、たいへん匂うそうですね。そこういったいろんな意味があるんだそうでして、私も専門家じゃありませんので、多少話のわかる人と一緒に聞いたんですけれども、いろんな意味で私は検討しまして、補助できるものは補助をする。そうして採り入れるものは採り入れていただきまして、できるだけ減量化につなげて、プラスマイナス考えて、プラスになることは何でもやる必要がある、こういうふうに思いますので、今後とも、これは将来の課題でございますから検討いたしまして促進をしていきたい、こう思っております。
 なんといっても、いま環境のほうでは半透明の袋によってたいへん減量化したというふうに一生懸命、力を入れておりましたので、ちょっとほかの所へ手が出なかったと思うんで、今後、この半透明が十月一日からさらに全市に施行されますと、さらにそれによって減量になる。そして次の段階としてこういったEMボカシや電気処理機というようなこと、あるいはほかにいい方法があればまたそれをやっていく、こういう方向になると思いますので、ひとつ御了解をいただきたい、こう思うわけでございます。

◯中原秀久議員
 EMボカシの問題について、進んだ都市ではEM菌をいろいろな障害者施設だとか、シルバー人材センターにつくっていただいて、これを自治体が買って市民に分けるという形がたいへんうまくいってるようなんですが、そういうことについても私は非常に一体となって減量化がさらに推進できるんではないかと思いますが、そういうことの検討ができるか。
 もうひとつ、新清掃センターが建設をされる予定の鯨井地区というのは、小畔川のすぐ南側でして、名細地区だけが川越市の中で川で分断をされるかっこうになっておりまして、地域のコミュニケーションというのがややもすると欠如をしがちであります、川を挟んで。そういうことから、新清掃センターができるときに、東西をつなぐ懸け橋を架けてほしいという声がたいへん増えてきました。おそらく二百億ないし三百億の削減が私はできたろうと思っておりますから、橋一本架けるくらいはそう造作もないことかなというふうに思っておりますが、これについて、市長、御所見がありましたら、おたずねをしておきたいと思います。

平成8年第5回定例会
◯松岡秀仁議員
 それから、こんどは具体的な減量化、資源化というふうなことについては、これもいろいろな角度からこの議会の壇上からもお話がだいぶいままでにもありました。コンポストの問題もありましたし、それからEM菌のこともありました。それから集団回収のこともありましたし、電気処理の問題もありました。いろいろなことが議論されているし、また、いろんなことが事実ありますし、また、報道もされているんですけれども、非常に一部のきわめて関心の高い人たちにつきましては自分たちで研究もされ、サークルもされていらっしゃる。そして、それぞれお互いグループ同士で、あっちはいいの、こっちはどうだとかいう話をしておりますけれども、一般の市民の、一般の市民というのも変な話なんですけれども、ごくごく減量化、資源化に対してそれほどの興味もないという、要するにいわゆるふつう市民にとってみると、頭の上を通り過ぎて行くだけなんですね、通り過ぎて行ってるだけなんです。そしてかりにフッと聞こえたとしても、それが具体的な形で自分たちが身近な所でどういうふうにというふうなところまでそれらの情報はいってないんです。ですからどうしても、頭の中では、ごみの減量化をあれほど叫ばれ、また、テレビでも、代表的に出る東京都のごみの廃棄場なんか見ますと、鳥がたかって、そこに車が入って行ってごみを降ろしている、ものすごい状況が出てくるから、ごみのおそろしさ、将来的な恐怖というのは知っているんだけれども、具体的な日常生活の中でなかなかそれを取り入れることができない。また、現実の処理として日々の対応についてはなかなかできないというのが私は大きな比重としてあるような気がするんです。

◯水田英夫環境部長
 それから、最後にもう一つ御提案がございましたが、ごみとまちづくりについてということで提案がございました。いずれにいたしましても、ごみを通してのまちづくりというのは非常に大きな意味を持つし、やはり重要な課題というふうに私どもも認識しておるわけでございます。
 いままで集めて燃やし、燃やして埋めるという一連のごみの処理フォローから、ほんとうに地球規模での環境の保全という視点の中で、大量消費、大量生産という社会経済システムが見直されているわけでございます。ごみ処理の中で今後の大きなキーワードとしては、やはり生ごみの処理がキーワードになっていくんではないかというふうに考えておるわけでございます。
 いま、EM菌だとか、コンポストだとか、いろんな形で生ごみの減量化が市民団体の間でも実践をされてきていることも事実でございます。
 そういった中では、私どもは、先ほど申しましたように、こんどは市内全域にこういったごみの減量推進員ができたときに、この減量推進員を中心としながら、リサイクル団体だとか、あるいは市民、あるいは事業者、こういった一体的なネットワークを構築いたしまして、ごみを通しての地域のコミュニティ活動の醸成に努めていきたいというように考えています。
 特に、生ごみの関係ですが、堆肥、いわゆる肥料化というよりも、むしろ、いま非常に土壌が疲れて機能を果たしていないという現状の中から、できれば土壌の改良剤というような形で生ごみが使えればいいなというふうに考えておりますし、これは各メーカーでも生ごみ処理機等いろいろな形で研究等もしております。川越市もひとつ重要課題としてこの生ごみの処理に関しましては位置づけを持ちまして、市民のみなさん、あるいは団体、こういった所から教え等もいただきながら、三者一体となって今後十分な検討を進めていきたいというふうに考えておりますので、御理解をたまわれば幸いというふうに思います。非常に長くなりましたが、これで答弁に代えさせていただきます。

◯松岡秀仁議員
 そして先ほどもお話ししましたけれども、いろいろな所でいろんな形でしていただいているんですけれども、特に市内の小学校、中学校の生徒さんには清掃ポスターコンクールとかしていただいているんですね。これは三千を超える多くの数字が出て、環境衛生コンクールというのをしているんですけれども、これの入選作品については展示をアトレの生活情報センターでしていらっしゃるそうなんですね。こういう所でやりますとなかなか、関係者きり行かないんですね。多くの人たちになかなかアピールすることができないんです。
 ですから、ぜひこのへんのことも、それから減量化へ向けてのさまざまな市民の方たちのアイデアも含めてできるようなもの、そして実際に減量へ向けての体験ができるように、コンポストのあり方についても、コンポストは知っているけれども、コンポストはどういうふうにやって、どうなって、どう最終的になるんだということもなかなかやってらっしゃらない方はわからない。御苦労もわからない。それからEM菌についてもずいぶん言われておりますけれども、それも話は聞いているけれども、現実はどうなのかということはわからない。集団回収もいろいろな地域でやったり、それから学校関係のグループでやったりしているけれども、それももっともっとやれば地域で生きるものもある。
 さまざまなそれらの情報等についても、知りたいんだけれども、積極的に自分からはなかなかその場を得ることができないというふうなものもありますので、ぜひそのへんも含めての、大きい、小さい、外でやるか、中でやるかわかりませんけれども、それらのことも十分検討いただいた上でのものとして私は提案させていただいておりますので、さらに研究をしていただきたいと思います。
 それから、ごみを利用してのネットワークづくりですけれども、これらについても重要課題と位置づけて検討をしていく、こういう御答弁がありましたので、これについてはさらに期待をしたいと思いますし、また、これは環境部のみならず、経済部にも関係していただいて私は大きな成果があることを期待をしていきたいと思いますので、よろしくお願いをします。
 それから、さらにこれは要望でございますけれども、御答弁は要りませんけれども、いま、いろいろな減量化、資源化に向けての団体があります。市民サークルがあります。そしてさまざま公民館を通じてやってらっしゃる所もありますし、もちろん自分たちの研究サークルでやってらっしゃる所もある。先ほどから言ってますけれども、コンポスト、EM菌、集団回収、電気処理の問題、それから焼却炉を含めた器具機材をもって自己処理をやってらっしゃる方、さまざまあります。この方たちの補助のあり方なんですけれども、これらの一定の算定のあり方といいますか、基礎基準といいますか、これらを私は将来的には、将来的というより、いまもそうなんですけれども、きちっと補助基準を明確にして、それに基づいた形でされていく方向をとったらいかがかなと思っているんです。それぞれの方法、それぞれのみなさん方が研究していらっしゃるということはきわめて大事なことで、その成果というのはそれぞれみなさん方が自己評価もあるし、いろいろな評価の形がある。それらがいまいろいろごちゃごちゃになって、そしてそれぞれの補助のあり方もばらばらなんですね。
 ですから、コンポスト、EM菌から始まって、すべての減量化、資源化へ向けて努力をしていらっしゃる方たちについての、補助のもちろん公正さも含めた上でなんですけれども、算定基準のあり方、また基礎基準といいますか、そういうものを明確にされて、そして今後進めていったらいかがかなと思いますので、これについては要望としておきますので、よろしくお願いします。以上です。

  • 最終更新:2013-11-22 13:44:29

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