平塚市

平成11年3月定例会

◯6番 重田裕子議員

 2、可燃ごみの減量化対策について伺います。
 第2期最終処分場の使用が始まります。埋め立ての量はふえ続けています。埋立処分場の延命策についてどう考えていられるのか、伺います。また、次の処分場についての計画はありますか。
 現在は、破砕後燃やされているペットボトルやプラスチックトレーが分別収集されればスピードはやや緩むでしょうが、可燃ごみの減量化についての具体的対策が必要です。生ごみ処理器コンポストの普及とフォローはどうでしょうか。ボカシを使った堆肥化も進んでいませんが、検討もされていないのでしょうか。他市では取り組みがふえている電動生ごみ処理機への助成も検討時期が来ていると思いますが、いかがでしょうか。

◯三次克則環境部長

 それから次に、可燃ごみの減量化に具体例を挙げての御質問がございました。本市としては、生ごみ処理器のコンポスターの販売は平成元年度から始めておりまして、現在1万526 世帯、1万2409個が普及いたしております。普及率は1月末現在11.4%となっておりますが、ここ数年伸び率が鈍化傾向にございます。また、EM菌を利用しての生ごみ堆肥化につきましては、平成5年度からモニター事業でテストを重ねてまいりましたけれども、平成7年に県の農業総合研究所でコマツナを使っての発芽状況と収量調査を行いました結果、この調査では化学肥料と同等以上の収量が得られましたけれども、米ぬか単独使用と大差がなかったとの報告がなされております。この結果報告と、それと地域性などを勘案いたしまして、現在EM菌を活用しての堆肥化は断念いたしております。

◯6番 重田裕子議員

 平塚にはごみ減量化婦人の会という、先ほど生ごみの電動消滅機、減量の機械ですね。その電動機械をモニターしているというふうに伺いましたけれども、そのごみ減量化婦人の会の皆さん、それから環境問題、廃棄物の問題に真剣に取り組んでいらっしゃる市民とか市民団体がいらっしゃいます。平塚でつくるプラザが活動の拠点になって、そして子供たちにも見せる環境共生モデル都市平塚を宣言するわけですから、そのプラザがすばらしいショールームになって、4つのRが実践できる。前々回でしたか、環境部長がおっしゃいましたリサイクル、リユース、リデュース、リフューズということですけれども、4つのRを実践するために、市民の参加でこのリサイクルプラザが本当にすばらしい運営ができますように、市民参加が実効あるものになるように、平らに、公平に、そして幅広く市民に呼びかけていただきたいと思っております。その呼びかけ方につきましても、いつも聞きますのが、ごみ減量化婦人の会というのが筆頭なんですけれども、もちろん筆頭ですけれども、それ以外の方々がたくさんいらっしゃいます。ぜひ大勢の個人、それから団体に声をかけていただく方法を考えていただきたいと思って伺います。

◯三次克則環境部長

 リサイクルセンターについては半分ぐらいの評価ということでいただきましたけれども、資源再生センター検討委員会、これには平成6年3月にこの検討委員会から御提言いただいたわけですけれども、重田議員さんもたしかこの検討委員会のメンバーの一員であったというふうに伺っております。この場をかりて厚く御礼申し上げます。
 その中で、事あるごとにごみ減量化婦人の会の名前ばかり出てくる、もっと広く多くの人の意見を聞いてほしいというような、ちょっと厳しい御意見もございましたけれども、先ほどもお答えしましたとおり、この施設をつくるに当たっては、できるだけ市民の皆さんにお話を聞いて、地元にまた御迷惑のかからないような、また今回の用地買収はまだ済んでおりませんけれども、土地を購入するに当たりまして、地元からも事前に事前に、とにかくいろいろ協議をしてくださいというようなこともございまして覚書も締結いたしておりますので、今後もできるだけ多くの皆さんの御意見を伺いながら、よりよい立派な、平塚市として他市に誇れるような、そういう施設をつくってまいりたいというふうに考えております。

◯6番 重田裕子議員

 それから、ごみ減量化婦人の会がとにかく筆頭にこの環境問題についてはずっとやっていらっしゃいます。コンポストをモデル取り組みしたのもそうですし、その後のことも、それから年に2回の総合公園でやります大きなイベントにも率先してやっていただいていますので。ただし、そこを卒業した方々が大勢いらっしゃいます。その方たち、つまり、現職のごみ減量化婦人の会ではなくて、何年になるんでしょうか、かなり前からやっていらっしゃる方が、私はもう卒業したんだとか、もうここでお役御免だとかというお話を伺うんですが、その方たちが地域の中で、やはり自分たちが学習したこと、手につけたわざを使いたいと思っていらっしゃるというふうに伺ったことがございます。そういう方たちにも広く呼びかけていただきたい。市はそういう名簿を持っていらっしゃるはずですので、人材を活用するというところで、私はそういう人たちにぜひ大きく呼びかけていただきたいと思って伺っております。どのようにお考えになられるでしょうか。

◯三次克則環境部長

 それから、ごみ減量化婦人の会、これのOBの皆さんの地域での生かし方といいますか、これにつきましては、次回の代表者会議のときに、現職の各地区の代表者の会長さん方に申し入れをして、ぜひ生かしてほしいということでお願いをし、また自治会長さんの会議のところでもOBの方をできるだけ使ってほしいと。もちろん、市が今ごみ減量化婦人の会の皆さんをお願いしておりますのは、やはり地域でごみ減量を進めていくための地域のリーダーになっていただきたいということも1つございますので、できるだけそういうような方向で、役員をおりたらもうやめちゃって、何にもしなかったじゃなくて、できるだけそういうように生かしていただくように我々もお願いをし、努力もしたいと思います。

平成20年3月定例会

◯長澤俊一環境部長

 平成17年度から3年間実施してまいりましたひらつかCO2CO2(コツコツ)プランは、平成20年2月1日までに7391世帯が御家庭の中で省エネルギー行動などの温暖化対策に取り組んでいただいております。
 ひらつかCO2CO2(コツコツ)プランの最終年度に当たり、この取り組みの総括として、ひらつか環境大賞を創設いたしました。ひらつか環境大賞は、地球温暖化問題への関心を高め、個人や団体活動における取り組みを広げ、実践者拡大を図ることを目的として、2月23日に表彰式を開催し、CO2削減の実践活動を、個人賞、団体賞、特別賞、CO2CO2(コツコツ)特別賞の区分として表彰いたしました。
 個人の部の最優秀賞では、省エネ活動だけではなく、米のとぎ汁や野菜くずの再活用など、5年間継続して実践されております。団体の部の最優秀賞では、学校版わかば環境ISOに沿った取り組みを実践し、特に学校内にエコクリーン委員会を設置し、EM菌の活用で野菜畑用の腐葉土づくりなど、学校独自の活動を実践されております。
 今後、さまざまな機会をとらえ、このような個人や事業者の省エネルギー活動などの地球温暖化対策に貢献する取り組みを広く情報発信して、省エネルギー活動を促進していきます。


  • 最終更新:2015-03-09 09:37:02

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