春日部市

春日部市議会とEM

平成18年 9月定例会
◆25番(五十嵐みどり議員) 2回目の質疑をさせていただきます。
 ごみ減量化・資源化推進事業につきましては、可燃ごみは横ばい、不燃ごみはマイナス、資源化については2.4倍という。また、庄和地区につきましては5%減というご答弁でございました。また、植木剪定枝葉チップ化モデル事業につきましては、活用方法としましては、イベント時に配付や、また農家に無料配付したり、公園の敷き材として利用して、市民の関心の増加とともにふえているというご答弁がございました。この植木剪定枝葉チップ化モデル事業につきましては、いつごろまで行われるのか、お伺いしたいと思います。
 私は、引き続きこの事業を続けていただきたいと思っておりますけれども、県内でごみの減量化を目的にEM菌等を使って生ごみを堆肥化しているNPO団体の活動を何カ所か見せていただいておりますが、女性には大変好評でございます。春日部市においては、特にEM菌を使わなくても、この事業で行っているチップと生ごみを使って肥料をつくり、有料で販売していけば、先ほど可燃ごみのごみは横ばいというふうにご答弁もございましたけれども、このごみの減量化につながるのではないかと思います。もしこのチップと生ごみを合わせて肥料としていくならば、どれくらいのごみの減量化になるのでしょうか、お伺いいたします。
 京都市では、ことしの7月に市民に対するごみの減量化の啓発活動として、ごみ減量に対するアイデアを募集し、まとめ上げました。市民から家庭ごみの4割を占める生ごみの減量と再利用の取り組みについてアイデアが70件ぐらい寄せられたそうでございます。そして、この9月に市内の全世帯に、京都の京というふうに使いまして、京のごみ減量辞典として市民に配付をされるようになっているそうでございます。行政のみだけではなく、市民と一体となってごみの減量化に取り組みたいと思うところですけれども、春日部市のごみの減量化に対する今後の計画がありましたら、お示しください。
 また、ごみ焼却灰運搬処分事業につきましては、寄居町の三ケ山は平成27年まで、また庄和地区の東中野につきましては平成22年までとのお話も伺っているところでございますけれども、新たな用地の確保は、春日部市は難しい状況があるとも伺いましたけれども、この平成22年度以降の焼却灰の運搬についてはどのようにお考えなのか、お尋ねしたいと思います。
 また、この焼却灰につきましては、セメントなどの材料としてリサイクルをする方法もあると聞いておりますけれども、埋め立てのみではなく、このような有効活用についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。

◎中島和男 環境経済部長  ご答弁申し上げます。
 先ほどチップの配付につきまして、平成14年度、私「21トン」と申し上げるべきところを「21万トン」と申し上げたようでございます。訂正させていただきます。どうも失礼しました。
 続きまして、今後のチップの事業展開についてということで、1点目は、事業拡大はしないのかという点でございます。お答えを申し上げます。この事業につきましては、平成14年3月から豊野町にあるクリーンセンターの敷地内において循環型社会づくりの一環として実施をしており、平成18年度でモデル事業が終了する予定でございます。事業開始から年数が経過し、処理施設の老朽化や施設面積等の現状もございます。今後につきましては、需要に対応するための堆肥化に向けて、諸状況を踏まえまして推進してまいりたいというふうに考えております。
 また、生ごみの減量化につきましては、堆肥化事業が有効でございますが、今年度作成中の計画の中で検討してまいりたいというふうに考えております。

平成20年 3月定例会
◆12番(渋田智秀議員
 3番目は、川のまちづくりとせせらぎの復活について質問いたします。ことしは、先ほど鬼丸議員もちょこっと触れられましたけれども、洞爺湖サミットで、日本が議長国として環境を中心としたサミットが、沖縄サミット以来8年ぶりに行われます。そのときの総理大臣はさておきまして、各自治体でも身近な環境について関心を持っていただくために、まずは川について質問をいたします。春日部市の市のマークには横に3本の線がございます。これは前にも質問しましたけれども、市長は、これは江戸川です。中川です。古隅田川ですと表現されております。これは私いい表現だと思うのです。まず、その市内中心を流れている古隅田川と会之堀川に市民の関心を持っていただくことから始めるべきだと私は思います。かつて私、市内河川の水質浄化について、EMを使ったらいいがですかと、これは五十嵐議員も質問されたと思いますが、先にまずこの地域の川に市民の目を向けていただくことがEMより先だなと私は思いましたので、今回この質問をいたします。
 そこで、5点質問いたします。1つ目、古隅田川を管理する県と協議しまして、有料ボート場をつくって、川全体を公園にしてはいかがですか。まず、川に人が集まる、川に興味を持ってもらう、そこに集まってきた方々が川で遊べる、そういう公園をつくったらいかがでしょうか。2つ目、当然古隅田川は県の管理河川ですから、県と協議をしていただきたいということでございます。
 2つ目、会之堀川は、市立病院から立沼橋まで桜を植えまして、一ノ割公園はすばらしい桜の名所です。一ノ割公園まで桜の名所として人々の集う川にしてはいかがでしょうか。
 3つ目、市役所前の会之堀川、ここは道路拡張計画があるようで、いずれ暗渠という話もあるようですが、どういう計画なのでしょうか。再度ここでお示しをいただきたいと思います。
 4つ目、埼玉県は緑と川の再生政策を行っております。上田県知事が一生懸命やられておりますが、春日部市内の河川で指定される河川があればお示しをいただきたいと思います。
 5番目、古隅田川は、この緑と川の再生指定河川にしていただくように、春日部市には3人の県会議員の先生がいらっしゃいますので、その先生のご協力を切にいただきながら、上田県知事に強く要請をして、ぜひ古隅田川も、この指定河川にしていただけないでしょうか。ぜひ県会議員の先生にお願いして、知事に要請してはいかがですか。以上5点についてお答えください。

◎木村秀夫 都市整備部長  ご質問に順次ご答弁申し上げます。
 まず初めに、川のまちづくりとせせらぎの復活についてのご質問にご答弁申し上げます。川全体を公園にしてはどうかとのことでございますが、河川は台風や集中豪雨時など、治水上大変重要なものでございます。このため公園施設として公園管理者が管理することは治水安全上から難しいものと考えております。なお、一部の河川を占用して公園施設を整備することは可能でありますが、河川全体を公園にすることは難しい状況でございます。

◆25番(五十嵐みどり議員)
 次に、生ごみ処理容器購入費補助金についてお伺いします。先ほど、71万3,000円の減については実績に基づいてというご答弁でございました。この生ごみ処理容器に関しては、埼玉県西部のほうでは生ごみを堆肥化して家庭菜園や畑で肥料を使う人たちが大勢います。ここでは余り聞きなれませんが、EM容器も使われていて、19年度はEM容器が51台、コンポストが41台、機械式容器が85台、合計177台の申請があったそうです。ここの自治体では、20年度は200台を目指して、台所から出るごみの減量化を推進していくそうでございます。春日部市では生ごみ処理容器購入費補助金は減でしたけれども、処理容器がたくさん市民に使用されればごみの減量化につながります。市民からEM容器を購入したいとの要望も聞いているところです。そのような観点からお伺いします。この補助金についてはどのような生ごみ処理機が対象なのか、また要望があればどのような処理容器でも補助対象となるのか、また価格の安いものでも対応していただけるのかお伺いします。

◎関根金次郎 環境経済部長
 次に、どのような生ごみ処理容器が対象となるのかとのことについてご答弁申し上げます。補助対象となる処理容器の内容につきましては、先ほど申し上げましたが、微生物や細菌の働きで脱水、発酵または分解させることにより堆肥化または減容化する容器式のものと、機械的な動作で脱水、発酵または分解させることにより堆肥化または減容化する機械式のものが対象となります。また、補助率2分の1、そして補助の上限額はございますが、価格に関係なく補助を行っております。現在、利用促進を図るため、ゴミニケーションカレンダー、市ホームページ等におきまして制度の紹介を行っているところでございます。ごみの減量化を図るためには有効な制度でございますので、今後も積極的にPRをしてまいりたいというふうに考えています。なお、容器の種類についても、今質疑にありましたとおり、他市の動向を見ながら見直しをしていきたいというふうに考えております。


  • 最終更新:2013-11-26 05:39:42

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