横浜市

横浜市議会とEM
平成19年 決算第二特別委員会

◆(高橋委員) 1問飛ばしまして、焼却灰というものがセメント原料になるとか、使っていくことによって天然資源の消費を抑制していくことになると思います。また、そういった意味でのゼロエミッションというものを進めていかなければならないと思うのですけれども、これからのG30の進め方の中で、一方で、要は燃やすごみの中にもまだまだ資源化できるものが含まれていると思います。例えば厨芥類、要は台所から出てくるものであったりとか、剪定枝等の木片は、今焼却しても、京都議定書の考え方では二酸化炭素の排出量としては、これはカーボンオフセットということでカウントされないことになっています。でも、実際に焼却すれば二酸化炭素は出るわけなのです。これは一つのそういう理屈の上ではそうなのですけれども、そういった意味で、これからそういったことにも取り組んでいかなければならないと思うのですけれども、現在、資源循環局では、生ごみの資源化の取り組みとして今月から都筑で市民の方々と行っているものがあります。そういった市民や地域の自主的な取り組み事例についてお伺いいたします。

◎(工藤資源循環局長) 幾つかございます。瀬谷区では広場にコンポスト容器を設置し、生ごみを持ち寄り堆肥化したものを近隣各家庭や駅前の花壇で活用するなど、生ごみの堆肥化から花の生育まで一貫して行っている取り組みがあり、今年度さらに区内の別の地域でも同様の取り組みが始まる予定となっております。

 また、旭区ですが、市民が考案した生ごみと乾いた土をまぜ合わせるだけでできる土壌混合法というプランターを使った生ごみの堆肥化手法について、旭区G30サポーターが出前講座などで普及活動を行っており、現在では南区でも実践が進んでおります。このほか、EM菌を用いたコンポスト容器による堆肥化の取り組みが緑区内でも始まっております。

◆(高橋委員) そういった食材のものもあわせて、廃食用油というか、これは私も羽田空港や京都とか、そういうプラントを見に行くことがありました。要は廃食油からバイオディーゼルエンジンに使うバイオ燃料をつくるのですけれども、本市における廃食用油のリサイクルに関する実績、課題及び今後の取り組みについてお伺いいたします。

平成21年 予算第二特別委員会
◆(河治委員) 次は、燃やすごみを減らす取り組みについて伺います。
 全体の4割近くを占めている厨芥類を燃やすごみから取り除けば、減量化はさらに進みます。資源循環局は生ごみマイスター事業などを始めていますが、生ごみの減量化に取り組んでいる意欲的な市民の力にさらに依拠すべきだと思います。
 そこで、さまざまな団体や地域で生ごみの堆肥化や土壌混合法が取り組まれていますが、そうした活動の掌握、評価はいかがでしょうか。
◎(工藤技監兼資源循環局長) さまざまな取り組みが行われておりまして、幾つか例を申し上げますと、瀬谷区では広場にコンポスト容器を設置し、生ごみを持ち寄り堆肥化したものを近隣の家庭や駅前の花壇で活用するなど、生ごみの堆肥化から花の育成まで一貫して行っている地域での取り組みエコワンクラブがございます。旭区では、市民が考案した乾いた土と生ごみを混ぜ合わせるだけでできる土壌混合法というプランターを使った堆肥化手法について、G30サポーターが出前講座などで普及活動を行っており、南区、港南区においても実践が進んでおります。緑区では、EM菌を用いたコンポスト容器による堆肥化の取り組みが始まっています。このように、地域の皆様が生ごみの減量等に取り組んでいただいていることに感謝申し上げたいと思います。

平成21年 決算第二特別委員会
◆(大貫委員) それにしては、先ほどからどういういうふうにこれからやるのですかと聞いたら、なるべく食べ物の残しを少なくしてほしいとか水を切ってほしいとか、こういったことが書かれています。さらには、あと事業者の方にかかわっては努力をお願いするということになっていると思うのです。私はやはり決意が必要だと思うのです。皆さんがこの間42.2%減らしたというのは、やはり市民の皆さんの大きな協力はあったけれども、皆さんの決意がこれを結局動かして、皆さんの熱意が伝わったと思うのです。その点では今回の生ごみの問題についてはどうもそれが伝わってこないと思うのです。

 ちょっとお聞きしたいのですが、この際生ごみですから生々しい質問をしたいと思うのですけれども、(笑声)皆さんの中で、ちょっと手を上げてほしいのですが、御家庭の中で何らかの形で生ごみの堆肥化をされている方はいらっしゃると思うのですけれども、まずコンポストやっている方はどれぐらいいますか、手を上げてください。--そうですか、1人ですね。では、EM菌だとかぼかしをやっている家庭の方はどれぐらいいますか。--いないではないですか。これが実態なのです。この実態をどう思いますか。

◎(早渕資源循環局長) 家庭での生ごみの資源化、堆肥化というのはさまざま取り組みはあろうかと思います。私もコンポストではなくて、庭に穴を掘って、そこに生ごみを埋めておりますけれども、それも一つの方法ですし、さまざまな方法があろうかなとは考えてございます。

◆(大貫委員) 私は例を言っただけで、庭のある方はいいです。ない方は困るわけですよね。私が言いたいのは、この生ごみの問題を本当にとらえるならば、局の皆さんがやはり自分の家庭の中で実践すべきです。実は私はEM菌をやっています。朝はいろいろな事情があって台所によく入るのだけれども、そうなると、やはりいろいろなものを少なくさせる努力をします。だから、皆さんが生ごみのことをやって堆肥化を推奨しようと思ったら、なぜ自分でやらないのですか。やれば、これは人に対する説得力が出てきます。私が今こういうふうに説得力があるのは--あるかないかわからないけれども、思いを言っているのはやっているからなのです。ですから、皆さん、やってほしいのですが、どうですか、皆さんでやるように奨励しませんか。

◎(早渕資源循環局長) 大貫委員がEM菌でやっているというのを承知しておりまして、大変すばらしいことではないかと思います。(笑声)私も先生の実績を受けまして、局内にそういうものが広がればと考えてございます。

◆(大貫委員) 何回も言うけれども、広がればという話ではなくて、やはり一つの決意としてまず皆さんがやり始めるということなのです。
 先ほど質問の中では、この間の実証実験では堆肥化の問題は全市展開するのはなかなか難しいのではないか、課題があるとおっしゃいました。そうなると、私がお話ししたように、市民の一人一人がこの問題にかかわっていかなければいけないと思うのです。その点ではコンポストだとかそういった堆肥化の問題について啓発が必要だと思うのですけれども、どのようにされているのか。先ほどちょっとありましたけども、もう一度言ってください。

◎(早渕資源循環局長) 家庭での生ごみの資源化というのではコンポストやさまざまなPRをして、電動式コンポスト、いわゆるコンポスト、それから各区でのいわゆる資源化についてPRをするという形でやってございます。また、局としていわゆる全体の生ごみの処理をどうするかという点で、いわゆる堆肥化の実証実験とバイオガス化の実証実験の2通りの実証実験をやってきたわけでございまして、そういった意味ではこれとこれだけやるのではなくて、全体としてさまざまな工夫をしながらやっているというのが実態でございます。

  • 最終更新:2013-11-20 14:21:30

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