清瀬市(2)

平成11年 12月 定例会

◆ 第12番(しぶや金太郎君)
3つ目、11月20日、川崎市で比嘉先生の講演を聞いてきました。大きな関心が、北朝鮮はどうなったかということであります。清瀬市でお話ししていただいて1年余り、まゆつばかと多くの人が思ったであろう北朝鮮のEMによる土壌改良、農業生産が一体どういう展開を見ているのか、大変に興味深いところでありました。お話によれば、9月の朝鮮における人民会議で、今年は豊作と発表したとのことであります。1997年に10万トン、1998年に15万トン、1999年に20万トンのEMを 100万ヘクタール以上の水田、畑で使い、今年は穀類が 500万トンから50万トン、芋類その他で 100万トンを突破する状況にあり、麦の裏作も、EMによる冬の地温の上昇で、昨年は18万ヘクタール、今年は30万ヘクタール以上を目標としているようであります。専門家からは、北朝鮮の農業不振は構造的なもので、その改革にはかなりの年数が必要と考えられており、常識的には 500万トンはあり得ないことだとされているとのことです。
 ところで、この3日4日の報道で、村山訪朝団に北朝鮮は食糧支援を強く求めたとありました。一方、専門家に聞く北朝鮮の思惑と交渉の行方の欄で、これは読売新聞でありますけれども、小牧アジア経済研究所研究主幹は、北朝鮮は今年は作柄がよいが、相変わらず 100万トンの米が不足していると推測していました。1995年、1996年と最悪だった収穫が、なぜ今年は作柄がよくなったかは述べておりません。
 さて、比嘉先生のお話によれば、今年は日本の各党の国会議員に呼ばれてEMについてレクチャーをしたそうであります。農林省の役人からも協力をお願いする姿勢が出てきたそうであります。いずれにしろ、来年2000年9月19日から23日にかけて、EM技術と自然農法国際会議がピョンヤンで開催されるということですので、北朝鮮の国策としてのEMによる農業革命がまゆつばか本物かどうか、明らかになってくると思います。皆さん来年を楽しみにしていてください。
 さて、ぐっと話を身近に引き寄せて、国策ではなく、まちづくりの施策として、この4月1日、具志川市はEMによるまちづくり推進プロジェクトチーム設置要綱を施行しました。第1条には、EMの可能性が大きく期待されている中にあって、本市の各分野においてEMを取り入れ、EMによるまちづくりを推進するため、EMによるまちづくり推進プロジェクトチームを置くとあります。さて、このまちづくりの施策としてのEM設置要綱に、いかが所感をお持ちか、お尋ねいたします。
 さて、続いて環境問題、たびたび生ごみの問題が取り上げられていますが、私も4年間取り組んでまいりました。正直申し上げて、この夏もちょっと油断したらウジが超大量発生してしまいました。長野議員らがかかわっているごみ友達というボランティアグループがありますが、僕の場合はさしずめウジ友達になるでしょうか。このウジを見ていると、戦争で負傷した兵隊さんが、その傷のところにウジがわいたとか、昔中学校の同級生が、貧しいとき一施設に入って、そのときに「ウジの入ったみそ汁をすすったんだよ、金ちゃん」というふうに言われたことなんかを思い出して、どうもよい場面が連想できませんが、しかし、一寸の虫にも5分の魂であります。人間よおごるなかれ。おまえたちが、生ごみをちゃんと処理をしないからおれたちが始末しているんではないかとでも思っているのでありましょうか。
 ともあれ、生ごみは資源であります。EMぼかしを使えば極めて有効な堆肥となります。このことを小さいときから子供たちに伝えていく。ごみと思えるものが、実は創造的な物すごいパワーを秘めている。人間がいかにつまらない偏見にとらわれているかを伝えていく、極めて大切な哲学を含む教材であります。9月の定例会でも取り上げましたが、大田区の矢口小学校、成田市内の小学校など、全国各地に、幼小中高、計約 150校以上取り組んでおります。
 さて、質問です。保育園にコンポストを置いて、給食の残滓を堆肥化していかないか。土戻し、そこで野菜や花を育てていかないかを、お尋ねします。まとまりのよい自治会や、やろうと思えばできるところから資源循環型社会を築いていくのが大事です。前向きなご答弁を期待します。
 2つ目、米のとぎ汁です。今我が家のサボテンの葉にびっしりとつぼみがついています。去年はなかったことです。EM微生物の力を間近に見ると本当にうれしくなります。人間の見えないところでとてつもない生命力が働いているという感動があります。9月にも取り上げましたが、米のとぎ汁発酵液のつくり方とその効用を市民の皆さんに伝えていかないか、お尋ねします。

◎企画部長(石津省次君)

 EMの関係につきまして、初めてご答弁させていただきたいと思います。
 ご質問の沖縄県の具志川市におきましては、EMによるまちづくり推進プロジェクトチームを設置しておりまして、農業の分野や環境の分野、建築の分野など、13分野にわたって具体的な方策を示しており、環境浄化や健康、経済効果等を期待しているというふうにしております。
 ご質問の趣旨は、清瀬市のまちづくりにおいても、このような考え方が導入あるいは検討できないかということだろうと思いますが、その方策につきましては、市の置かれている地理的な条件や環境条件、また、産業の実態等により変化するものと思っております。農業の分野とか、環境、健康、土木、下水道の分野など、私どもの市に幾つかの共通する点もあるわけでございますが、今後この具志川市のプロジェクトチームの動向や成果等の状況を見させていただくことも必要ではないかと思っております。したがいまして、現在のところ、プロジェクトチームの設置までは考えていないわけでございまして、ご理解をいただきたいと思います。

◎ 助役(唐木善一君)

 次に、生ごみの堆肥化についてのご質問でございます。ご案内のとおり、これも再三申し上げておりますが、清瀬市の昨年度のごみの総量が1万 2,300トン、このうち生ごみは組成分析から見ると約20%から30%、こういうことで、 3,000トンから 3,500トンぐらいある、このように推測をしておるわけですが、これらを堆肥化するということで、現在市では中学校5校に給食の残滓処理機を導入するとともに、団地、集合住宅等に、試験的、モデル的に導入を図っていきたい、このように考えておるところでございます。
 ご質問の、保育園にコンポストを置いたらどうか、そしてEMによる堆肥化の件でございますが、このコンポストは、先ほども申し上げましたけれども、これは処理機と違いまして小型なものでございますし、今後市内の保育園とか学童保育所等へ、コンポストの導入については検討していきたい、このように考えておるところです。
 また、導入の自治会の選定の件でございますけれども、この堆肥化を実現するためには、可燃ごみを生ごみとその他可燃ごみに2分別をし、処理機設置場所まで運搬するなど、個々の家庭に一層の協力を求めなければならない、こういうこともありまして、現在数カ所の自治会に当たっておる、こういうところでございます。
 次は、米のとぎ汁の発酵液のつくり方のご質問でございます。市内2万 7,000世帯では、最低毎日1回は米をといで御飯を炊いていただいているという、こういう現実であるわけでございまして、1回約2リットル出るこの米のとぎ汁、これは従来河川等に流れると、河川を汚す原因であったわけでございますけれども、これがEMを入れて効果がある水として使われるということになれば、これは資源循環型社会構築のためにもいいことだろうと、こう思うわけでございますが、市報で知らせるということはいかがなものかと思いますが、今後多くの市民の皆様には機会をとらえましてそういったお話はさせていただきたい、このように思っているところでございます。

◎ 市長(星野繁君)

長期総合計画についてでございますが、しぶや議員には、一貫してEMの問題についてご提言をいただいておりまして、敬意を表したいというふうに思います。
 まず、長期総合計画策定についてでございますが、これは行政報告でも申し上げましたとおり、11月26日に、清瀬市長期総合計画策定審議会を設置させていただいたところでありまして、今回の計画につきましては、21世紀の幕あけとなります2001年がちょうどスタートの年と重なりまして、意義ある基本構想、基本計画にしていきたいというふうに思っております。
 今回の策定に当たりましては、今までのまちづくりの成果というものを踏まえまして、新しい時代に手渡していくべきもの、それから守っていかなければならないもの、また、新たに生み出していくもの、そういうものを検討していくことが大変重要な課題ではないかというふうに思っております。今、少子・高齢化や高度情報化、あるいは国際化という、新しい大きな社会変化が訪れておりますので、人々の価値観というものも以前と比べて大きな変化をもたらしております。私どもの行政側も役割の中でも、例えば量よりも質をとか、物よりも心を、ハードよりもソフトというようなことが、一つのまちづくりの指針として言われるようにもなってきておりまして、私どもは清瀬市という地域社会に住む市民の皆さんが、心豊かに、安らぎとか潤いを持った生活ができるような社会を清瀬市の中につくり上げていく。それぞれの役割をしっかりと果たすことによって、総体的にそういう社会ができていくことを目指すべきではないかと考えております。
 この間、青年会議所の卒業式にお招きをいただきまして、人と人とのつながりというのは大変すごいものだなと感銘を受けたわけでありますけれども、そういう地域社会の中で人々がそういう心を持ち合いながら生活をしていく社会というのが、より望ましいことではないかというふうに考えております。
 そういうことを踏まえて、その審議会の中で、これは先ほども申し上げましたけれども、各界各層の25名の皆さんのご参加をいただいてご審議をいただくわけでございますから、そちらの方で十分でそのことについてご検討をいただけるものと思っております。

◆第12番(しぶや金太郎君)

(前略)
 長期総合計画、大言壮語しましたけれども、やはり原点ですので、先ほど坂本竜馬の話が出ましたけれども、やっぱり明治維新をつくった志士が続々とあらわれてきて、坂本竜馬、薩長連合を組んで、それから大政奉還をさせて、五箇条の御誓文をつくって、維新政府の絵を描いたけれども、自分はそこに入らなかった。自分は海援隊で外へ出ていく夢を描いていたという、この私利私欲を持たない原点の夢があるから、物すごい日本の発展の礎をつくったということがあるかと思いますので、そこら辺の長期総合計画、大きな夢を描きながらつくっていっていただきたいと思います。要望です。
 農業振興計画、これも要望なんですが、くどいですけれども、第5回自然農法EM技術交流会横浜大会が来年の2月20日に、いわゆる実践の農家の方々の発表がありますから、ご案内だけでもしていただいて、行く人がいればご案内をしていただきたいというふうに思います。
 それから、コンポストをよろしくお願いします。
 それから、設置要綱、そんなに簡単にできるとは思っておりません。ただ、琉球バスなんかが 500台のバスにセラミックを入れて排気ガスをきれいにするという方法に、ここで取り組み始めました。だから、石原都知事はそういった情報をしっかり知っていれば、ディーゼル車ノー作戦に実験してみたら、そういうことですので、よろしくお願いします。

平成12年  3月 定例会

◆ 第20番(長野美保子君)

 5つ目には、生ごみの堆肥化システムの構築について伺います。
 初めに、生ごみ処理機の普及と補助制度の拡充について伺います。2月17日、市民団体の企画する生ごみ堆肥化の見学ツアーに参加しました。半日で5カ所を回るという、本当に欲張りなものでしたが、東村山市の秋水園、東村山市の市営住宅、そして多摩老人医療センター、またNTTの社宅、そして住宅都市整備公団の武蔵野市にありますサンバリエ桜堤の公団、使用する処理機はさまざまでしたが、それぞれの場所に合った選定が行われておりました。この事業には市民の協力が不可欠でございますが、行政もたゆまぬ努力を求められていることになっています。
 さて、この清瀬市で行っている補助制度についてですけれども、1993年度から1998年度まで 257人 304件、EMバケツ、コンポスト、電気を利用した処理機、そしてEM菌へと補助も拡大されてきております。その内容を十分市として周知をしていただきたいと思います。そして推進には予算枠の拡大が必要であると思いますので、その見解を伺っておきます。
 そして、2つ目には集合住宅等での採用の進捗状況について伺います。生ごみの堆肥化を実践する自治会などを募集しておりましたが、その後どのようになっているのでしょうか。伺っておきます。
 3番目には農業経営者との連携について、しぶや金太郎議員ものこの問題について熱心に質問されておりますが、第二次発酵まで済んだ堆肥を畑に使っていただくためには、農業経営者との話し合いが必要です。ごみ問題としての堆肥化と農業の清瀬市のありようについて協議をされたのか、伺っておきます。

平成12年  9月 定例会

◆ 第12番(しぶや金太郎君)

この夏、7月22日に川崎で21世紀の環境教育を進める会の定例会に出席し、幼稚園での実践報告をしてきました。また、この会のメンバー20人で8月18日から23日の6日間、タイのサラブリ県、アユタヤ県、チャチャンサオ県を訪れてきました。また、先週の9月1日、2日と広島県内海町を調査してきました。すべてEMの技術の利用の実態に関することであります。多少今回は、6月議会は心の教育をテーマとして私としては取り組みましたけれども、今回はEMを取り組みましたので、こびりつくかもしれませんが、ご理解のほどをよろしくお願いを申し上げます。
 もう眉つばでもまやかしでもマイナーでもありません。本物であり、事実であり、したがって年月を重ねるごとにメジャーになりつつあります。私が調査に行ってきたところだけでも、タイや内海町のほか沖縄県具志川市、九州東背振村、高松市、群馬県北橘村、長野県駒ヶ根市、成田市、富里、和光市、韓国釜山市と至るところに広まり、確実にEM利用は広がっています。
 内海町で、EM有機のりを今年商品化した田島漁協組合長の兼田さんは、「私たちは自然の力によって生かされている。その力を信じて、正直に素直にEMを使っていけばいいんです。」と澄んだまなざしで語ってくれました。さらに、そのEM有機のりの販売案内には、「本物ののりを世に出すことで、消費者の意識が有機志向に変わってくれることを期待しています。そうなれば、従来の流通の流れを大きく変革していくことになり、それによってのりの生産者の意識も変わって、結果的に瀬戸内海の地域の多くののり養殖業者がEMを活用する道をつけることになります。もし、このことが実現できれば、のり加工において大量のEMが海に流されることになり、それが汚染によって魚介類が激減した瀬戸内海を短期間に蘇生できるという、そんな大きな願いが根底に込められています」とありました。
 340世帯の生活排水でヘドロが厚くたまり、悪臭が絶えず、その近所の人が引っ越してしまった場所の潮だまりが、各家庭からのEM拡大活性液の放流によって1カ月でにおいが消え、1年でヘドロが消えてしまった現場を見れば、瀬戸内海の短期間の蘇生も夢ではありません。また、のりの養殖場の近くの海では、イカやトリガイが大発生し、通常は1年とれたら次の年は少なくなってしまうと言われるのに、今年はさらにふえ、またナマコなどもとれてきているそうであります。
 町役場の担当課長が、土曜日にもかかわらず2時間余りにわたって現地を案内、丁寧に説明をしてくださり、今年は内海町のすべての世帯1,300戸に6トンのEM拡大活性液を配る計画で、原価は1リットル当たり150円だそうであります。ちなみに昨年は90%の家庭で、5トンのEMを生産したそうであります。台所から流し、トイレにも使い、おふろにも入れ、洗濯にも使い、生活のあらゆる場面に広がっています。アトピーがよくなった子や風邪を引かなくなったという報告も、この課長があるというふうにおっしゃっておりました。私が言ったんではありません。EM活用はいいことずくめだとおっしゃっておりました。
 こうしたEM技術の成果が伝わっているのでしょう。この2日の行ったときの中国新聞です。中国新聞に、今度は山口県橘町の漁民らが、1日、漁協と橘町、住民グループの協力を得て、同町の由良湾にEM液やEMセラミックスを散布する、瀬戸内海再生作戦に乗り出したという記事が載っておりました。
 さて、目を海外に転じれば、タイの国には50万坪のEM自然農法の研修センターがありました。そこではネギや葉物、野菜、稲、バナナ、豚、鶏などが栽培、飼育されておりました。農業高校もそこにつくられ、農場の真ん中あたりには大きなぼかし工場がありました。年間には1万人以上の研修者が訪れているそうです。
 また、国王の宮殿の中にも研究所がありました。宮殿の周囲を堀が囲み、その中に白い塀が立ち、ところどころに衛兵が立ち、正門には機関銃が据えられ、いかにもものものしさが感じられる宮殿の中に入ってみると、何だこりゃというありさまで、牛小屋があり、搾乳施設があり、乳製品をつくる施設もありました。もちろん、水田も稲もありました。ジャングルのような森もあり、そこでは森林の再生が研究され、またクロレラの培養のような施設もありました。粘土質の土を使って鉢植えの鉢をつくり、EMを使って王国ブランドの有機堆肥をつくって販売もしていました。キノコの栽培では、EMを散布しておりました。
 そこを訪れている人たちは、物見遊山ではなく、熱心に説明を聞いている団体の人たちでありました。タイは、農業立国を目指しているという印象でありました。だから、2,300校余りの学校でEM自然農法のカリキュラムが正式に取り入れられ、実践されているのだと思います。小学校2校を見てまいりました。素直に澄んだまなざしの生徒たちが、生き生きと活動し、「サワディーカープ」と、とてもやさしく迎えてくれました。民族楽器の演奏で歓迎をしてくれ、ぼかしづくりや堆肥づくり、さまざまな活動を見せてくれました。
 ひよこにEMを飲ませて、そのふんが池に落ち、それを池の魚が食べ、そして子供たちが魚を食べる。豊かでないからこそ、自然の本物を感じさせる教育が実践されていると感じました。
 さて、それでは環境教育についてお尋ねをいたします。2年前につくられた環境副読本は大好評であると聞きますが、その授業の取り組みによる小中学生の環境問題に対する理解と行動の変化を伺います。次いで、小中学校の先生たちが取り組む環境教育についての研究研修にはいかなるものがあるか、またそうした研修などに対して、教育委員会はいがなる姿勢で臨んでいるかをお尋ねします。
 さらに、資源循環教育こそ環境教育だと私は思っておりますが、ガーデニングモデル校などを通して、資源循環型学校づくりを進めていかないかをお尋ねをいたします。
 さて、8月24日の朝日新聞の夕刊の一面トップに、「生ごみで肥やし 自治体が本腰」と、東村山市を中心とする記事が載っていました。東村山市では2つのモデル地区、340世帯余りで週3回生ごみバケツを回収し、委託業者が市の清掃工場で堆肥にして販売をしているとのことです。本市でもモデル地区で生ごみ処理機を導入して進めて、生ごみの自区内処理を進めていくわけですが、その進捗状況についてお尋ねをいたします。
 さて、この生ごみの中に含まれる重金属が問題だというようなことをお聞きましたけれども、これについて、環境自治体10月号に、環境中にあるダイオキシン問題と題して、比嘉先生の提言が載っております。1989年、EMがダイオキシン類の一種である除草剤2-4、Dを分解することが明らかとなり、1997年には茨城県大洋村で行った調査では、EMを使用して、自然農法に切りかえた農地は3年ですべての残留農薬が完全に分解され、消失することが明らかとなった。1998年には、ダイオキシン騒動のあった所沢市で、EMによる農地のダイオキシン類分解実験を行った。EMを10アール当たり50リットルを数回散布するだけで、半年で60ピコグラムから10ピコグラム以下になることが明らかとなった。この結果から考えると、過去に環境中に放出されたダイオキシン対策には結論が出たようなものである。EMは培養器を準備すれば極めて安価なものである。先ほど申し上げましたように、1リットル150円であります。
 また、9月1日発行のエコピア35号には、EMがカドミウムを不活性化し、植物への吸収を抑制するという実験結果の報告が載っておりました。さらに、EMを使い続けると、土壌中の鉛などの重金属は下方に移動し還元状態となり、悪い影響が消えるという現象も実験的に裏付けられています。
 こうしたEM技術の成果を調査しながら、私は三多摩地域廃棄物広域処分組合のこの2月の議会で、谷戸沢処分場に埋め立てられた焼却灰にこのEMを散布して、ダイオキシンなどで汚染された土壌の改善を試みる実験をしてみないかという発言をしてきました。答えは検討しますでしたけれども。
 さて、そこで質問です。こうしたさまざまな働きのあるEMを使った米のとぎ汁発酵液づくりを、モデル地区を使って普及させていかないかをお尋ねをいたします。
 続いて、市内における有機農業の普及状況と本市の有機農業の現状と今後の具体的支援策についてお伺いいたします。私は、60ピコグラムから10ピコグラム以下に土壌中のダイオキシンを分解したという所沢での実験を見れば、ダイオキシン対策を進めていく上でも、EM有機農業を支援していくべきだと考えています。
 続いて、市民の健康づくりです。6月議会でも取り上げましたが、健康づくり対策推進会議の進捗状況についてお伺いをいたします。
 さて、最後に、21世紀の重要課題は環境問題です。70億、80億、100億と膨れ上がっていく人口が、もし日本人と同じエネルギー消費量を使えば、地球は耐えきれず、さまざまなところでバランスを失い……。

◎市民部長(森田啓治君)

 初めに、モデル地区での大型生ごみ処理機導入の進捗状況とのご質問でございますが、下清戸のグリーンタウン清戸住宅の皆様にお話を申し上げさせていただき、5月には住民の皆さんへの説明会を開催させていただきました。また、8月には既に導入、あるいはモデル的に行っております武蔵野市、東村山市等の視察を行いまして、一定のご理解をいただいたところでございます。
 現在、対象世帯、機器の選定、稼働運営方法等、詳細な調整を行っているところでございまして、年内には導入していきたいというように考えているところでございます。
 次に、米のとぎ汁のEM発酵液づくりをモデル地区をつくって普及させたらというご質問でございますけれども、以前お話の中でも、EM菌は環境、水処理、健康と各分野でその効果があるとのことでございますので、米のとぎ汁は河川を汚す一因となっておりますから、この菌を入れた土壌改良ということになれば、水の再利用ともあわせ大変よろしいことだなというように考えているところでございます。
 ただ、ただいまの環境教育との問題で、EM菌はマイナーでなくメジャーになりつつあるというような話をいただき、多くの自治体で導入しているということでございますし、原価は1リットル150円ということでありますので、私も4月からなったばかりで、内容等についてはお聞きしているところでございますが、既に実施されている自治体等にも、よくその方法等をお聞きさせていただいて、今後どのような対応がとれるか検討してまいりたいというように考えているところでございます。
 次に、有機農業についてのご質問でございますが、まず普及状況との現況でございますけれども、農家の皆さんは、市が助成を行っていることもありまして、多くの農家で堆肥を使い、土づくりをして野菜などを生産しておりますけれども、いわゆる有機農業ということになりますと、化学肥料や化学合成農薬、化学合成肥料を一定の決めのもとに使用して、土づくりをした畑、専門的には圃場というそうでございますけれども、そこで野菜などをつくる必要があるわけでございます。
 有機農産物には、形のふぞろい、多少の虫食いなどがあることから、また値段が高いというようなこともあって、消費者や市場では敬遠された時期もあったようでございますが、最近では信頼できる農産物ということで、逆に高値で取引をされているようでございます。販売なくして生産はありませんし、各地で無農薬栽培や減農薬、有機栽培の取り組みがなされておりますので、有機農業への取り組みは清瀬市の農業の発展のためにも大変大事なことだと考えております。
 現時点では、すべての農家の方ということは大変難しいと思いますが、積極的な取り組みを行っている方もたくさんいらっしゃると思いますので、特定の地域でモデル的に行いたいというような要請があれば、支援を進めてまいりたいというように考えておりますし、またそうした取り組みが行われるよう、農業委員会や園芸振興会等、農業団体とも連携する中で引き続き努めてまいりたいというように考えております。
 以上でございます。

◆第12番(しぶや金太郎君)

 ISOですけれども、この環境問題を前にして、自治体が今この環境法規制の強化やこれに伴う事業者への指導、自らの環境問題対策の率先実行が求められていると。そして、納税者である地域の住民の人々、環境NGOへの説明責任が問われている。こうした状況のもと、多くの自治体は環境基本条例や環境基本計画を策定しつつあるということの中で、こういう自治体ISO14001セミナー、これを無料で開きますよなんていう案内も、この環境自治体という本に出てきております。エコ・アース計画を進めさせながら、そろそろ取得の時期が見えてきているのかなというふうに思いますが、お答えをお願いいたします。
 それで、資源循環型学校づくりですけれども、いろんな形で努力されていることはわかるんです。特に、今残ったのを堆肥化したものを園芸と造園業者の方に持っていっていただいたりということで、実際の堆肥の処理といったことも当然問題だと思うんですけれども、理想的なことを言えば、子供たちが実際に野菜くずとか食べたくずが、微生物の力によって土になり、その土になった感動を感じて、その土を使って花や野菜を植えるとものすごいものができるんだという、内側からわき起こるような、ぱっと見てわっとなるというような、感動を感じる教育を展開するといったことが大事じゃないかなと。知識でいろいろ考えることも当然大事なんですけれども、もっと直接的にわっというような、心の中で大変革を起こすような、いわゆる感動を深める方法としてガーデニングなんかやったらどうですかというようなことになるんですけれども、これは、今後いろいろな方向で探っていきたいということですので、要望をしておきます。
 それから、有機農業の手始めなんですけれども、いろいろなどこから取りつけるかといった問題もあると思うんですが、先ほど1リットル150円と申し上げましたけれども、それは拡大活性液を使ってですね、ですから100倍に拡大するとか、その金額が50万円前後するんですけれども、一度その活性液を取り入れてしまえば、あとはリッター当たり150円ぐらいの原価でできていくと、ふやしていくことができるわけですね。そうして拡大活性液を使って、例えば、清瀬市には乳牛農家の方が六、七軒いらっしゃるわけですね。そういったところで、牛ふんやわらに噴霧して、それを畑に敷き込んでいけば、自然にEM液堆肥のある意味での実験ができていって、前のやり方と違えば、これは農家の皆さんも感動することは一緒ですから、わあすごいというような感動を持ちながら新たな挑戦をしていくということになるでしょうから、そこのとっかかりは何とかつけてあげられないのかなという思いがあるわけです。そういったところで、においも解決しますし、どうなのかなと、そこら辺お尋ねをします。
 それから、市民の健康づくりですけれども、これも例えばいろんなアイデアを出して、保健婦さん、指導に行っていますけれども、キャロットジュース、これはやはり有機野菜、EMの野菜つくれば抗酸化作用が非常に強いわけですから、べ一タカロチンだってしっかりしたべ一夕カロチンができるでしょうから、そういった野菜ジュースを飲んで健康になりましょうとか。何かとんでもないことかもしれませんけれども、とんでもないことから21世紀はまちづくりを進めていくんだというような、型にとらわれない発想をしていく必要があるんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひいろんな形で要望します。

◎市民部長(森田啓治君)

 ISO14001の取得についてのご質問でございますが、平成14年度の取得に向けて、現在その作業を進めているところでございます。ご承知いただいていますように、市では昨年5月にエコ・アース計画を策定し、すべての職員が取り組むべき内容を、「買うとき」、「つくるとき」、「使うとき」、「ごみにする前に」など、5つの大項目を設け、さらに19の中項目に具体化し、77の行動計画を定めて再生紙使用の拡大、エネルギー使用の削減等に努めるとともに、その推進体制として環境委員会を設け、職員を挙げてその取り組みを行っているところでございます。
 また、先日行われました環境委員会におきまして、ごみ減量策の徹底、マイボトル、マイカップ運動の推進、自動車通勤の自粛などを内容としたエコロジーアクションプランを策定し、この10月から実施していきたいとしているところでございます。環境マネジメントシステムの概要といいますと、事前準備から始まりまして環境方針、目的、目標の設定、行動計画の策定、実施運営、点検、監査、それから首長によるシステムの見直し、そしてまた環境方針というローリングがなされるわけでございますが、平成13年度中に目標設定とかそういうものはできておりますけれども、環境方針等で十分詰めていく中で、平成14年の取得に向け取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それから、先ほど有機農業の関係で、EM菌とのかかわりというようなことではご答弁申し上げなかったわけでございますけれども、このことにつきましては、農業団体等にもお話を申し上げ、そういった取り組みをしていただけるというようなことがあれば、市としてもその支援をしていけるかなということでとりあえずは、そういうお話をさせていただきたいというように考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。

平成12年 12月 定例会

◆ 第12番(しぶや金太郎君)

 おはようございます。20世紀への感謝と21世紀への期待と決意を込めて、質問をいたします。
 アメリカ次期大統領候補ブッシュ氏の筆頭経済顧問リンゼー元FRB理事は、1日ワシントンで講演し、歴代のアメリカ政権が継続してきた外圧に頼る日米関係から決別する考えを明らかにし、日本が自主的に財政構造改革に踏み出すなら、改革による景気停滞を克服するために、輸出拡大容認も含め全面支援する考えを示したと報道されました。決断と行動により歴史が大転換し、歯車が動いていく直近の最もホットな世界的大変化の兆しの具体例であり、ベルリンの壁の崩壊、東西冷戦構造の終焉にも匹敵する歴史が生まれようとしていると、おぼろげながらに私は思います。
 さて、清瀬市長期構想基本計画についてお尋ねします。
 21世紀の初頭、向こう15年のまちづくりを展望し、15回の審議会を経て、「はばたけ未来へ、緑豊かな文化都市」のスローガンのもと、このたび答申をいただきました。まずもって関係各位のご労苦に敬意と感謝を申し上げます。
 さて、私はここでその基本理念について触れたいと思います。共生、共感、信頼の3つが機軸として打ち出されているわけですが、これは人間が大自然や人と人との間で生かし生かされていることを確認し、ともにその存在や心を我が身のごとく感じ受けとめ、お互い信じ合って支え合ってよりよい地域社会を築いていこうと、まちづくりの大事な根幹を定めていると私は解釈しております。この理念については全く同感なのでありますが、ここまで人間存在を見つめたまちづくりの理念であれば、3つを取りまとめる、いわゆる心を4番目に入れてもよかったのではないかという思いがします。
 大変化、大競争の時代にあって、恐ろしい速度で社会の構造が変わっていっていると言っても過言ではないでしょう。大企業の崩壊、終身雇用から能力実績契約制へ、情報革命による中間管理職の失職、ずっと身近に引っ張ってくれば、流通革命による野菜市場の競りの役割の終末、社会保障制度の崩壊、離婚の増加、人口の減少、医療ミスの顕在化、日常化、思いつくままに挙げても切りがないほど変化の現象はあちこちにあります。社会に対する固定観念の大崩壊、安全、安心神話の大崩壊であります。この大崩壊の現象に翻弄され、悲鳴を上げている心の姿が3万人に上る自殺者となってあらわれてきていると言えます。
 21世紀は心のありようが問われる時代です。デカルトの「我思うゆえに我あり」、あるいは高杉晋作が辞世に語った「おもしろきこともなき世の中をおもしろくするは心なりけり」、思えば人類は万古の昔より、時代、地域のさまざまな世相の中で、心で心に心を問いかけてきたのであります。その集大成が21世紀から始まる。心のありようによっては人類は絶滅する。それだけ地球上において、人類はかつての恐竜のようにその影響力を巨大化させてしまったわけであります。一方、心のありようによっては、欲望民主主義、欲望資本主義から脱却し、競争、殺りく、病、貧困から解放されていくかもしれないという、かつての常識では信じがたい世界が扉を開けば待っている。始まりか終わりかを決するのが21世紀だと私は思っています。
 世界は進むだけ進んでその間幾度も闘争が繰り返され、最後に闘争に疲れるときが来るだろう、そのとき世界の人類は、必ず真の平和を求めて世界の盟主を上げねばならないときが来るに違いない--これは、大正11年に来日した相対性理論の生みの親、20世紀物理学会の最高峰アインシュタイン博士の日本滞在中での講演で語られた予言めいた言葉です。「我は感謝する、天が我ら人類に日本という国をつくっておいてくれたことを」というふうに結ばれています。私はこれを決して絵そらごとだとは思いません。
 現に琉球大学教授の比嘉先生が、EM農法によって北朝鮮の食糧危機、国家の危急存亡を救いました。北朝鮮が自暴自棄になっていれば核戦争すら起きていったかもしれません。そのほかにも、10月19日のテレビ番組「奇跡体験アンビリバボー」で放送された、言葉や祈り、心がいかに現実社会に影響を与えていくかを、水の結晶写真を使って解説する江本先生の波動理論、あるいは龍村仁監督の「ガイアシンフォニー」。そしてその第2番に取材された、人生に疲れた人をいやす、お漬物と語ることのできる佐藤初音さん、森のイスキアです。これらの人やその考え、発明、技術は、対立ではなく調和を求めていくあいまいな日本、日本の山紫水明の大自然に培われた感性から生まれ出てきているのだと私は思いますが、アメリカのように強引に遺伝子を操作し、自然界になかった作物をつくり出していくようなやり方は、広島・長崎に原子爆弾を落としたと同じような結果を呼んでしまうかもしれません。俳句や短歌に見るように、わずかな言葉の中に大宇宙を表現する日本人の豊かで繊細な心、すべてを慈しみ慎んでいく感性が世界を救っていくんだと私は思います。それぞれの地域で、まちで、一人一人の心の傷つきが、心のゆがみがいやされ、愛と平和に満ちていったとき可能になってくると思います。そうした意味合いにおいて、3つの基本理念を束ねる心というまちづくりのキーワードが欲しかったと思うのでありますが、共生、共感、信頼の3つに集約されていった審議の過程をお伺いいたします。
(中略)
 続いて、枯れ葉、落ち葉対策です。今年は燃やしてもよいということになりましたが、野火で燃やすということはむだなエネルギーを自然界に放出し、二酸化炭素を増加させることになります。できるだけ堆肥化を進めていくべきです。ごみ袋の有料化を進めていく今、堆肥化の必要性が高まっています。9月に北朝鮮の平壌で開催されたEM技術と自然農法に関する国際会議に参加してきましたが、長年の化学肥料と農薬の大量投入による土壌の酸性化と有機成分の低下のための策と、自然災害で食糧危機に陥った北朝鮮は、わらなどをEMで発酵させ、それを水田にすき込んでいった有機農法で、見渡す限りの黄金の実りを 150キロのバスの移動の左右に復活させていました。EMを使えば落ち葉が有効な堆肥となります。グリーンタウン自治会や中学校の生ごみ処理機などで処理された生ごみも一緒に発酵させていけば、農家の皆さんがきっと喜んで引き取っていただける堆肥になっていき、自然循環型社会を推進するという農業振興にもなります。EMを活用しないか、お尋ねいたします。

◎市民部長(森田啓治君)

 落ち葉対策として、EM菌を使った堆肥づくりをとのご提案をいただいたところでございますが、緑の保全、ごみ減量、資源の再利用を図る上からも、落ち葉の堆肥化等は不可欠であると認識しております。予算全体との関係もございますが、ただいまのご提案も含め、落ち葉対策につきましてはいろいろな取り組みを関係部署とも十分協議する中で取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
 以上でございます。


  • 最終更新:2014-06-02 15:14:34

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