清瀬市(3)
平成13年 3月 定例会
◆ 第6番(粕谷いさむ君)
午前中にも、藤野代表それから中村議員が触れておりましたが、2月21、22日の2日間、視察研修に私も参加してまいりました。内容的に2日間の日程というのは少しハードな感じもいたしましたが、それだけに大変内容の濃いものであったと感じております。少しの余裕時間を利用しての林原生物化学研究所、吉備製薬工場の見学は、予約なしであったため、代表を初め、市川議長、しぶや金太郎幹事の20分以上にわたる交渉の末の見学であり、参加者全員大変熱のこもったものでありました。また、吉備高原学園高等学校では、先生方の熱意と、そこに学ぶ生徒の姿を目の当たりにして、感激の余り胸がいっぱいになる思いがいたしました。広島県大竹市では、EM菌による生ごみへの取り組みを勉強してまいりましたが、全市挙げての運動の効果は、あの生ごみに敏感なカラスの姿が余り見られないこと一つをとっても、実証されているのではないとか思いました。
それでは、質問に入ります。
家庭用生ごみ処理機についてお伺いいたします。生ごみの処理については、以前から多くの質問や提案もあったわけですが、一般的にはまだこれといった処理方法も見当たらず、頭を悩ましている問題の一つではないかと思います。下清戸一丁目グリーンタウンには集合住宅用の処理機が設置され、新たに1基が増設されるとのことですが、市内全体を考えた場合、適当な場所がどの地域にもあるというわけではなく、ごく限られた地域の住民だけが恩恵をこうむることにはなっても、多くの市民がというのはなかなか難しいのではないかと思われます。深刻なごみ問題に企業も真剣に取り組むようになり、生ごみ処理機も最近は小型で高性能のものが開発されています。当市では3万円を限度とした2分の1補助という制度を導入して普及に努めているわけですが、まだこの制度を知らない人が大勢いるというのが現状のようです。
というのは、ある一市民の方から、新座市の助成制度を例に挙げ、清瀬市でもぜひやってほしいと言われたからであります。3月1日の市報には、実にタイミングよくそのことが掲載されたわけですが、より効果的なPRを続けていただき、普及により一層の力を入れていただきたいと思いますが、ご所見をお伺いいたします。
◎市民部長(森田啓治君) 家庭用生ごみ処理機器助成制度の一層の普及を図るため、より効果的なPRを行うべきとのご意見をいただいたところでございますが、生ごみを中心とした減量方策は、資源循環型社会に向けて、また最終処分場の延命化からも不可欠でございますので、お話にもありましたように、3月1日号の市報でも、市民の皆さんに生ごみを出さない工夫や、堆肥化を進めていただくべくお願い、助成制度についても紹介させていただいたところでございますが、引き続き、市報や生ごみ堆肥化教室等を通じ、PRに努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
平成13年 6月 定例会
◆ 第12番(しぶや金太郎君)
(前略)
それから、生ごみ処理堆肥化施設のことですけれども、あそこは都市マスの計画に従った公園だということで、まずスポーツ施設、総合体育館等の施設の建設が待たれるところでありますけれども、生ごみ堆肥化処理施設について、ちょっと比嘉先生のお言葉を。「結論的なことを言えば、今回の有明海のノリ養殖の壊滅的な被害は、塩素や塩酸、硫酸などの化学物質により、海の砂漠化現象と天候条件が合致したもので、諫早湾とは全く関係がありません。なぜならば、有明海のノリ養殖でEMを使用した生産者や、EMによる河川や下水の浄化を行っている地域では、隣接の養殖場が大きな被害に遭っているにもかかわらず、平年並みかむしろ豊作という結果が出ているからです。ということで、落ち葉の対策頑張りましょう。
平成13年 9月 定例会
◆ 第13番(石井あきまさ君)
(前略)
それから次に、中央公園での落ち葉処理についてなんですけれども、やはりにおいが出ないといっても、その1年間かけた腐葉土の作成の中では、どうしてもにおいの問題というのは避けて通れない問題なわけですね。それに対して、その対策についての具体的な内容は聞けなかったんですけれども、我々民主クラブのEMの権威であります渋谷議員がいつも主張しているように、EMというすばらしい、我々も四国のそういった酪農家を視察したときに全然においが出ないような効果を現実に目の当たりにして体験しているわけですけれども、そういった意味で、ぜひこういったEMの活用などを検討していただきたいと思います。
聞くところによりますと、1リッター給水してEMを提供していただければ、それを 100倍の 100リッターにして差し上げる機械を渋谷議員は何か導入したようでございます。ぜひいろいろ活用していただきたいと思います。におい対策について、もう一度お聞きをいたします。
◎市民部長(森田啓治君)
中央公園での腐葉土化にするにおいの対策でございますけれども、以前からそういうお話をいただいておりましたので、今年度、当初予算でEM菌等の措置をさせていただきの予定してございますので、渋谷議員の方にも先般もお話しさせていただきましたけれども、ぜひそういった面でのご指導をいただきたいということは申し上げているところでございます。
◆ 第12番(しぶや金太郎君)
続いて、環境問題と農業振興についてお尋ねします。
落ち葉、枯れ葉の堆肥化事業にいよいよ試行的に取り組む季節がやってきました。権威ではありませんのでお断りをしておきます。これについては、先ほど質問がございましたので、農家の参加について、農家の協力を仰ぐということについてはどうなっているのでしょうか、その点についてお尋ねをします。
それから、今年度より取り組まれているグリーンタウンに設置された大型生ごみ処理機の利用状況とその堆肥の活用状況ですが、これまた斉藤議員が尋ねられておりましたので、足りない点があれば、お答えをお願いします。
さて、その堆肥の利用についてですが、物納されて畑のものに管理されている国有地や公共用地に堆肥をまいて、小中学生の授業の環境教育の中での花づくり、あるいはボランティアを募集して花畑づくりを進めるなど、何とかその堆肥を利用することを考えていくということについてはいかがでしょうか。
◎ 市民部長(森田啓治君)
腐葉土づくりにつきましては、既に博物館南側の民家に隣接する場所に6畳ほどのスペースを使いまして、けやき通りの清掃ボランティアによって集められました落ち葉を使って行っておりまして、でき上がったものは市民の皆さんに市報等でお知らせし配布しておりますので、ある面では実証済みでありますけれども、農家の方々のご指導や、場合によっては専門家のご指導を仰ぎながら進めてまいりたいと考えているところでございます。
なお、収集袋に落ち葉以外の生ごみや家庭ごみが入らないように、排出者の氏名をご記入していただくということにしているところでございます。
最後に、財政負担でございますが、大がかりな施設ということではございませんので、8ブロックに仕切る、それから飛散防止の覆いシート等の関係経費といたしまして 164万 9,000円ほどの予算の補正を今回お願いしているところでございます。
また、醸成するための石灰窒素であるとか、米糠とか、EM菌等、これは当初予算で10万円ほど措置させていただいているところでございます。今後11月の落ち葉の収集時に向けまして、付近住民のご理解をいただく中で進めさせていただきたいと考えておりますので、ぜひご理解を賜るようよろしくお願い申し上げます。
平成13年 12月 定例会
◆ 第23番(斉藤正彦君)
次に、けやきの落ち葉です。けやき通りなどはボランティアの人が収集しているのだと思いますが、志木街道の場合個人で家の周りなど掃除をする場合が多いので、掃除のできないところなどは落ち葉がたまり、滑りやすい、乾燥していて火災が心配などの苦情がありました。収集袋についても、落ち葉は軽いものなので、口の大きいもっと大きな袋でもよいのではないかという意見も聞きました。収集した落ち葉の堆肥化は順調に進んでいるのでしょうか。量や収集状態など、予想どおりなのでしょうか。落ち葉を集めて市が回収するのではなく、個人に集めていただいた落ち葉を堆肥にする落ち葉が必要な農家に回収していただけるようなシステムはどうなのでしょうか、お聞きいたします。
◎ 市民部長(森田啓治君)
最後に、落ち葉の収集についてでございますが、まず収集量につきましては、腐葉土化する場所を3カ所ほど用意させていただいておりますので、おおむね予定していた量になるのではないかと考えてございます。落ち葉以外の混入割合は4%程度でございますけれども、その多くが剪定した枝葉などで、比較的マナーは守られていると思っているところでございます。腐葉土化につきましては、ここでほぼ回収が終わりましたので、既に購入してございますが、これから米糠や石灰窒素、EMボカシ等を入れまして、腐葉土づくりに取りかかることになっているところでございます。今年度が初年度でもございますし、ご提案の、必要な農家の方々による回収等につきましては、私どももそうしたルールづくりができればと思っておりますので、来年度に向け検討してみたいと思っているところでございます。
◆ 第12番(しぶや金太郎君)
さて、僕のプラス思考の原動力の一つにEM、有用微生物があります。とにかく、花、植物が元気よく咲いてくれます。また、EMXを飲んでもらっている親しい友人で5年間肝臓がんとお友達の人がいますけれども、この3月からEMXを70cc毎日飲んでもらっていて、つい最近の検査で新しいがんはできていなかった。しかし、心臓の裏側に前からのがんがあると。これを放射線治療で間もなく入院して60回ぐらいの放射線治療で治すという話をしてくれましたけれども、本人は至って元気にしていて明るく話をしてくれました。そのプラス思考には大変に頭が下がりますけれども、僕だったら幾ら何でも心臓の裏側にがん、あるいは静脈瘤があるかどうか、胃の中にカメラを突っ込んで静脈瘤がなかった話を聞いていたりすると、とてもじゃないですけれども心中穏やかではありませんけれども、その友人のプラス思考には大変頭が下がります。EMXを信じて使って飲んでくれています。その効果はちゃんと出ていると、本人が言ってくれております。
さて、EMはローコストであります。1リットルのEMには 2.5リットルの糖蜜と水と熱を加えるだけで 100リットルのEMXにすることができます。先日、初めてこの拡大液をつくりましたが、約2週間でpH 4.4からpH 3.7まで下げることができ、1回目としてはまずまずの品質に仕上げることができました。培養単価の固定費用がありますが、定価の 100分の1近い価格破壊と言えます。こうしたローコストのEMを含めた幾つかの方法による落ち葉の堆肥化を進めるため、老朽化し、使用不能となった市民プールの中に8区画の仕切りをつくり、堆肥化スペースが用意されたわけですが、そのうち既に4カ所前後が市内から収集された落ち葉でいっぱいとなってきています。
まず、収集に伴う市民の反応や作業上の問題点、あるいは4区画の仕切りで間に合うのかなど今後の見通しについてお伺いします。
また、堆肥化の期間をどの程度見ているのか、さらに堆肥の有効性が確認され、農家から信頼を得られれば有機農業の具体的振興策として踏み込むことが可能となってきます。加えて、価値の高い堆肥ができれば有料で販売し、その収益を清掃にかかわる他の経費に充てていくこともできると考えられます。ご所見をお伺いいたします。
また、総合学習の時間を利用し、この堆肥化現場を小・中学生に見学させるなどして、行政が微生物を利用して環境問題を解決しようとしている取り組みを見せ、環境教育の一環としていかないかをお伺いいたします。
◎市民部長(森田啓治君)
それでは、まず落ち葉の腐葉土化につきましてでございますけれども、現在特に市民からの苦情は入っておりません。また、斉藤正彦議員のご質問にもご答弁しておりますけれども、落ち葉以外の混入物も心配した状況にはございませんので、よい腐葉土化づくりに努めてまいりたいと考えておりますが、搬入時に車どめにしてあるところのプールの飛び込み台が一段高くなっておりまして、落としづらいというようなことを職員から聞いてございますので、今後改善してまいりたいと考えているところでございます。
集積場所としましては、中央公園のほかに2カ所ほど用意させていただいておりますので、量的には大丈夫だというように考えております。現在中央公園は、もういっぱいになっているところでございます。また、腐葉土化には最低1年程度はかかるというように考えているところでございます。
それと、有機農法の具体的な振興策ということでのご質問でございますが、今後その量等を踏まえ、よく農業関係者のお話を伺いながら、その仕組みづくりをできればと考えておりますけれども、有料販売につきましては、その再生資源の需要の安定的確保の面からも一定量の確保が必要になってまいります。この落ち葉であるとか剪定枝、また現在中学校において生ごみの一時処理していますがこうしたものや、地域配備の大型ごみ処理機の整備状況、あるいは家庭用生ごみ処理機による余剰分の対応等を考慮した中で、今後検討していくべき課題であると考えておるところでございます。
◎学校教育部長(新井正夫君)
EMによります環境教育のご質問にお答えをいたします。
総合学習を利用いたしました環境教育につきましては、地球に住む一人間として共生する観点からも非常に重要なことであると思っております。学校では、総合的な学習の時間を初め社会科、理科、家庭科、道徳、特別活動など全教育活動を通して具体的な環境教育を進めるように指導しているところでございます。
総合的な学習の時間では、地域や学校、子供たちの実態に応じ、学校が創意工夫を生かして特色ある教育活動を行っております。その中でも、清瀬市の自然環境を生かして、環境教育に取り組んでいる学校もありますので、必要に応じて堆肥化現場についても情報提供をしていきたいと、このように思っているところでございます。
以上です。
◆第1番(西畑春政君)
学校環境の整備にいたしましては、部長から図書館の開放の話も出ましたけれども、清明小学校におきましては、多目的室が二つ用意されていて地域に開放するというような話がございます。その他清明小学校に関しましては図書館もそうでしょうけれども、ほかの施設もそうかもしれませんけれども、そういう形になっているということは、この清明小学校に関しましての施設の整備とかセキュリティー、そして運営、基本的にはもう来年からですからどいうような形でやっていくかというのは決まっていると思うんです。その辺のところをお伺いしたいということと、その辺にあわせて今後各校に波動していくのかなというように思いますので、この清明小学校のこの辺の取り組みについて、お伺いいたします。
トイレに関しましても、厳しい状況の中で手がけているということは承知しておりますけれども、他市のあれを見て云々ではなくて、一つか二つやってみたらよろしいではないですか。EM菌だってやっているんでしょう。経験すればいいんです。それでだめだったらやめたらいいんです。そういうことだと思います。何かわけのわからないところで進んでいる部分がございましたり、ちょっとあれかなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
犬の遊び場についてはよく言ってくれました。かっかしてございます。多摩地区は土地が多いから散歩できる、違うんです。走らせる場が欲しいんです、基本は。マナーはまずできてから、できてからではだめですよね。また勉強して挑戦いたします。
平成14年 3月 定例会
◆ 第13番(石井あきまさ君)
ごみの減量対策として分別収集、資源化と並んで大きな力となりますのが、可燃ごみの中の3割を占める生ごみの減量であります。民主クラブで行政視察に行った可児市や岐阜市でも、EMぼかしを使った生ごみ堆肥化モデル事業を行い、ごみの減量の成果を上げておりました。清瀬市では下清戸グリーンタウン地区での生ごみ処理機のモデル事業が実施されましたが、現在中止の状況にあります。今後は場所を移動し、四小での実施が予定されているようであります。グリーンタウンでの事業が継続できなかった原因をお聞きするとともに、その反省を踏まえ、四小での事業展開はどのように考えているのか、その内容についてお聞きいたします。また、各地でその効果が実証されておりますEMぼかしを使った生ごみ堆肥化事業については、導入を検討する考えはないのか、お聞きいたします。
◎ 市民部長(森田啓治君)
それから、EMぼかしによる生ごみの堆肥化につきましては、現在清掃事務所で剪定枝等の堆肥化に使用し、試みているところでございまして、今後も引き続き進めてまいりたいと思っております。
◎市民部長(森田啓治君)
ごみ置き場の件でございますが、私どもも議員さんと全く同じ考え方で話し合いを持ってきたところでございますが、先ほどもご答弁申し上げましたように、約60平米のRCづくりの小屋をつくるということで、その内側を2段にしまして、各戸の集まったものは十分収納できるスペースを確保したということと、それから建物の3カ所のところに、一時的にストックできる置く場所を設けさせていただいて、そこから管理人がその集積所へ運ぶということは徹底させてやるというような話も伺っていますので、ぜひご理解を賜ればと思っております。私どももそういった話はずっと続けてきたところでございますが、今お答えいただいているところはそういうところでございます。
それから、EMぼかしの関係でございますが、私どももそういったノウハウをこれまでは持ち合わせておりませんでしたから、しぶや議員さんなんかのお力添えをいただきながら、まさに実験と言いながらも堆肥づくりを進めてございますから、さらに今後も推進をしていきたいというふうに思っております。
◆ 第12番(しぶや金太郎君)
故渋谷邦蔵前市長に、かつてリーダーとしての基本的姿勢についてお伺いしたことがあります。答えは3つだとおっしゃいました。一つは、平であること、一つは話をよく聞くこと、一つは約束を守ると、この3つでありました。ですから、何か宴席でいろいろなことをちょっと頼まれてもはし袋に必ず書いて、翌日市役所で処理したそうです。なかなかこれを、まねしようと思っているんですけれども、僕の場合はずっと入れっ放しになってしまうという、こういうことがあります。また、非常に元気な市長でしたので、健康の秘訣は何ですかと、EMですかということを聞こうと思ったんですけれども、何もしていない、おふくろが丈夫に産んでくれただけだというふうにおっしゃっていました。また、家族の方にお聞きしましたけれども、病の床にあって夢にうなされ、語る言葉はいつも同じ言葉だったそうであります。それは「お互いの意見をよく聞いて、お互いの意見をよく聞いて」という言葉を、うなされながら語っていたそうであります。実に前市長は死ぬ、亡くなる直前まで市長の心を持ってこの世を去られたというふうに思っております。本当に心からご冥福をお祈り申し上げたいというふうに思います。
(中略)
さて、土づくりであります。
聖書によれば、人は土からつくられました。人づくりは、ですから土づくりでもあります。土1グラムには1億以上の微生物がいると言われています。植物の根っこは、その微生物の力をかりて養分を吸収します。人間も小腸において、その絨毛突起が無数の腸内微生物の力をかりて栄養を吸収していきます。ちなみに、人間は60兆の細胞に60兆以上の微生物が共存共栄していると聞きます。まさに土を大事にする人は人を大事にすることであります。
さて、時代は本物を目指し、清瀬市の農家においても今再び有機農業、有機堆肥に関心が高まってまいりました。土が固くなり、連作障害が多くなり、時代が求める声が耳に届くようになったからであります。最初に私がEMについて語り始めたときには、「そんなことを言うと嫌われるよ、金ちゃん」というふうに農家の方から言われたものであります。まさに隔世の感があります。ローコスト、省力が可能ならば、減農薬、有機農業を進めていきたいという気持ち、意見を持つ若い農家がふえてきていると感じます。正確には今農業アンケートを出しているところですからその結果が楽しみなところですが、いずれにしろ土づくりこそ農業のもと、農業こそ国のもとであります。そして、今清瀬市はその土づくりに向けて腐葉土づくりを進めているわけでありますが、私が清瀬市におけるEM愛好者の一人ということで、より専門的な相談を農家の方より受けることがあります。しかし、私の入れ込みはまだ半人前にも及びません。農作物自体に対する入れ込みについては、中村議長の足元にも及びません。そこで思うのですが、農業指導員とか農業研究員とかの技官職のスタッフ、これを嘱託、非常勤などで市役所に置き、農業振興を進める手だてにしたらどうかと思うのですが、ご所見をお伺いします。
そうした農業研究、農業実験のスタッフがいれば、例えば以前にも取り上げた生分解のビニールマルチをどう使うか、どう補助制度を立ち上げていくかについて、より早く、具体的な行動が起こせたりするのではと思います。清瀬市の農家から、トウモロコシや里芋についてはビニールマルチが有効だと聞きました。土づくりの農業振興についてお伺いします。
さて、人、土とくれば、当然水を取り上げないわけにはまいりません。命が誕生したのは海水、水の中であります。私ども民主クラブの視察のサブテーマの一つは水でありました。それぞれ我が会派の議員が視察を取り上げておりますけれども、視察担当幹事として、ここで民主クラブの視察のスケジュールの概要をご報告させていただきます。
2月20日7時に清瀬駅に集合し、12時に新幹線岐阜羽島駅で、岐阜JAアグリフーズのバスが我々を迎えてくれました。3万羽から4万羽を飼育する養鶏場を2カ所、これは一つは卵、一つは食肉の養鶏場ですけれども、またNPOが主催する生ごみ処理プラントなどを、約5時間かけて見学しました。いずれもEM飼料などを駆使しており、特に養鶏場周辺ににおいが漂わないことはやはり驚きでした。無投薬、抗生物質は使用していない。ワクチンは使うそうですけれども、無投薬だそうです。
翌21日は、朝9時に岐阜県立花フェスタ記念公園を見学し、10時に主テーマである可児市役所を訪れ、電子自治体と環境行政、花いっぱい運動の説明を12時まで受けました。そして、12時17分には電車に乗り、名古屋に戻り、今度は三重県津市に向い、2時20分過ぎに赤塚植物園に到着しました。水がテーマであります。3時50分にはそこを出ましたので極めて短い時間ではありましたが、水を非常に良質な水にするFFCテクノロジーを調べてまいりました。
さて、この赤塚植物園、赤塚グループは、三重県で一番元気な会社だと、タクシーの運転手さんが語っていました。社長赤塚氏の創業によるのですが、氏は青年のときアメリカで3年間農業を学び、地元に帰り、まずサツキを世に広め、ついには洋ランの組織培養に成功し、大量生産を可能にし、その功績により昭和58年天皇杯を授与されました。その後さらに東大教授の助言を受けて水溶性の二化鉄、酸化鉄の働きによる特殊な水の研究に着手し、FFCセラミック、FFCパイロゲンを開発しました。そのテクノロジーにより、さらに園芸の地域振興、農業、漁業、健康の確保と応用範囲を広げ、平成12年には三重県産業功労者として表彰されています。
さて、このFFCは物を腐らせにくくする抗酸化の強い作用があり、また稚魚や種や苗のときにこれにつけてから育てるととても丈夫に育っていくという、不思議な力を有しています。有明海のノリ養殖でそのすごさを発揮し、ちなみに私の経営する温水プールでは、このセラミックを投入してから4年たちますが、塩素を毎日使っているにもかからわずプールには塩素臭が少なく、肌のべとつきはせず、アトピーの子にも優しいプールづくりに役立っています。水の命をよみがえらせ、健康から環境まですべてによい影響を与え、安全、安心を広げる21世紀の環境改善型技術の一つだと思います。船井幸雄氏の近著「本物時代の到来」にも、EM技術と同じく紹介されております。このFFCの方は東大教授が背景にあるのか、EMのようにバッシングは受けておりません。
さて、赤水対策はこれは全くの当然以上の当然として、21世紀の子供環境の充実向上の一つに、水道水をさらに良質な水にして子供たちに提供していくということが、将来的に課題になってくると私は思います。人体の6割、7割が水であり、水によって肉体がつくられています。水がさらに注目される時代がやってくると思われますが、ご所見をお伺いいたします。
健康づくりであります。さて、医療保険制度がほとんど破綻しているといってよい状況の中で、もうこれしかないというのが健康づくりです。さて、その健康についてですが、日本WHO協会から情報誌「健康の世紀」がこの1月創刊されました。その巻頭の言葉で、西島元京都大学総長は、WHOはその検証において、健康とは単に個人の肉体に病気がないというだけでなく、心も健やかで、さらに社会全体のバックアップが全うされ、それらが緊密に一体となった状態を意味するとうたっています。最近さらに霊魂の健やかな成熟を考えるという意見も生まれています。霊魂の健やかな成熟という表現が京都大学元総長の文章に持ち出されているところに、私は時代の確実な変化を感じます。硬直した考え方にとらわれず、本当に人間は何を必要としているのか。真の健康確立のために柔軟な発想をしていくべきだと思います。平成14年度の健康大学のカリキュラムなどについて、その内容をお伺いします。
さて、栄養をしっかり確保していくという観点から、がん治療にも使われている清涼飲料水のEMX、ミネラルの豊富な海水からとる塩、妊婦のときに飲んでいるとアトピーにならないと報告されている、今取り上げました酢酸の豊富な清涼飲料水FFCパイロゲンなどのさまざまな情報を研究しながら、あらゆる面から市民の健康づくりを考えていくべきだと思いますが、ご所見をお伺いいたします。
◎市民部長(森田啓治君)
初めに、土づくりの観点から、有機農業の普及を推進する取り組みをとのことでございますが、農業において土づくりはまさに基本でありますので、市場出荷の有利性を考える中で、厳密な形で有機農業ではありませんが、農家の方々もできるところからその取り組みを行っているところでございます。化学肥料や農薬を全く否定するというものではございませんが、市におきましても少しでも化学肥料や農薬の使用を減らす農業を展開していただくため、たい肥購入助成や牧草等の種子の配布量を年々ふやす方向で予算を措置させていただいているところでございますが、スタッフの件につきましては、都の農業改善普及センターや農業試験場に分担をしていただければと考えているところでございます。
平成14年 6月 定例会
◆ 第12番(しぶや金太郎君)
続いて、環境と農業についてであります。
金子生活環境課長を中心として生活課の皆さんと一緒に私も堆肥化に取り組んでいますから、既にお互い承知しているわけですけれども、環境行政、農業振興にかかわることですので、公式の場で取り上げ、質問をさせていただきます。
さて、3月以降の延べ5日間で 3,500リットルの10倍EM希釈液、原液では 350リットル、また昨年12月から累計すれば、原液部分で約 750リットルのEMを、枝葉チップや落ち葉、枯れ葉に散布してきました。現在にまでに発見されているミミズは5匹、これを多いと見るか少ないと見るかはまだ何とも言えません。しかし、私は落ち葉の堆肥化にわくわくしながら取り組んでおります。これは価値の創造です。本当に必要なもの、本物を目指す物づくりです。中国から輸入されたホウレンソウの残留農薬が基準値をはるかに超えていたと、先日報道されておりました。本物のホウレンソウをつくっていけば清瀬市のホウレンソウ農家は生き残れます。そこで役立つのが落ち葉の熟成堆肥です。
お尋ねします。堆肥ができ上がったら市民の皆さんに無料で配るというのもいいのですが、しかしそれでは本当の堆肥の価値がすぐにはわかりません。ぜひ篤農家の希望者に使ってもらって、堆肥のできぐあいを作物で判断してもらうのがベストだと思います。できの悪い堆肥は作物に病気が出るそうでもあります。農家と一緒になって堆肥を研究する、これが農業振興であります。ご見解をお伺いします。
農業は国の基、それを信念として最初は化学肥料、農薬を使った農業研究に従事した琉球大学比嘉先生は、農業ハウスの中で農薬をまいていた農家の方たちが次々と肝臓がんに侵されていくのを見て、考え方を変え、有機農法の研究に切りかえました。微生物の研究については専門外でしたが、よいと思われる約 2,000種類の微生物から、時には自分の体を実験材料にして、ついに80種類の善玉微生物の集まりEMをつくり出しました。「狂食の時代」という本が今売れておりますけれども、その具体的解決策の明確な答えの一つを既に20年以上にわたって各地に普及させ、現在世界 100カ国に広がっております。そして遺伝子操作などせずに、ローコスト、ハイクォリティー、収穫量の限界突破などを実現しております。
さて、今年からフラワーコンテストが始まります。先ほど友野議員も触れておりましたけれども、以前にも何度か言ってきましたが、EMによる米のとぎ汁発酵液などを参加者に紹介するというのはどうでしょうか。私のうちのクンシラン、鉢の植えかえはしなくてもとても葉っぱが青々しています。あげているのはただ水とこの米のEMのとぎ汁発酵液であります。環境問題を身近なところで感じて行動していく。フラワーコンテスト参加者にご紹介していくというのはいかがでしょうか、ご見解をお伺いします。
◎市民部長(森田啓治君)
初めに、落ち葉の堆肥化を農業者と一緒になって研究したらどうかとのご質問でございますけれども、農業問題につきましては、これまでも多くの議員の皆さんからいろいろなご提案等をいただいておりましたことから、今年の2月から3月にかけまして農業者の皆さんを対象にアンケート調査を実施させていただいたところでございます。そうした中で、私どもも農業における土づくりはまさに基本でございますので、土づくり、また有機農業の普及推進の観点から、昨年秋から11月と12月に限って収集しております落ち葉等の利用についても伺っているところでございます。その状況を申し上げますと、利用したいとしている方は、回答をお寄せいただいた 297人のうち 162人、54.5%の方が利用したいとしてございます。また、先般行われました野菜生産団体で組織いたします園芸振興会役員会におきましても、ぜひ利用させてほしいとのお話もいただいておりますので、今後その方法等について農業者の皆さんとよく相談してまいりたいと考えております。
次に、フラワーコンテストでのEMによるとぎ汁発酵液の紹介の件でございますけれども、これまでも議員からEMによるとぎ汁発酵液の効果等についてのお話を伺わせていただいているところでございますが、昨年暮れの落ち葉あるいは剪定枝の堆肥化に議員のお力添えをいただきながら現在堆肥化に試行しているところでございますけれども、行政が市民に紹介するということになりますと、実証されているといいますか、いろいろ難しい問題もあろうかと思いますので、まずは実践されている方がこのコンテストにぜひ出展していただければと、このように考えているところでございます。
平成14年 9月 定例会
◆ 第12番(しぶや金太郎君)
EMは後にとっておきまして、健康、命を支える食文化に移ります。
(中略)
さて、残り5分でゆっくりお話をさせてもらいます。思う存分。
まず、今年はかみさんと福井県の宮崎村と、また再びタイに行ってまいりました。環境教育を進める教師の会でタイに行ってきました。これは、夫婦で出かけるいい口実でありまして、勉強に行ってくるんだと言えば、私の両親も快く承知してくれるわけです。これが、なかなか同居してますとそこら辺の家族関係というのは、そういうことは抜きにしておきまして。
さて、まず眠気覚ましにこれです。買い物袋、こっちは何ともないものでしょう。タイで仕入れてきた買い物袋。これは、自然の芽店で売っていたんですけれども、書かれてあるでしょう。この書かれてある人物、イランのホメイニ師とか、ローマ法王とかという国民の精神的指導者、グランポー・クンという坊さんらしいんですけれども、そのタイの国民の精神的指導者が、タイ語で何て書いてあるかです。通訳の人に聞いてきたんですけれども、何て書いてあるかといいますと、「生ごみリサイクルはあなたやあなたの家族を幸せにします。だから頑張りましょう」EMという文字が入っているらしいんですけれども、どこかを確認しそこなってきたので、ちょっとそこは強気に言えないんですけれども、そういうふうにタイではこういうものがね。タイなんか、こんなこと言ってはいけないですけれども、ごみ問題でそんなに苦しむことないじゃないかというような、なんとなくそんな思いを持ってしまうわけですけれども、しっかりと国民の精神的指導者が生ごみリサイクルを訴えている。これは、本当感動しました。
いろいろとタイについても話をしたいんですけれども、宮崎村のことも混ぜながらですね。宮崎村、1日当たり 600立米から 700立米ですから、清瀬の下水処理場の20万トン、30万トンと比べたら全くお話にならないんですけれども、宮崎村の下水処理場、一番のクリーンセンター 400世帯ぐらいのうんち、おしっこを扱っているわけですけれども、ここにどうしてもつくった後、においがしてEMを使おうというので使い始めたわけです。ここから出る汚泥、清瀬の下水処理場は先ほどもわざわざ焼いてレンガにしているわけです。ここは違うんです。手にとれるんです。出てきますから、それを手で。スポンジみたいにふわふわしているんです。これがもと何とかだと思うとあれですけれども、においもしっかりいっぱい吸い込むことができます。普通だととんでもないことですけれどもそれができるわけです。
つまり、それでEMが活躍しているわけです。それで堆肥にして、処理場の役場の人たちがスイカつくったり、ナス、ミニトマト。ミニトマトも食べてみましたけれども、スイカは季節が終わってましたから、うんちの味は全然しませんでした。だから、その担当者の課長が二、三年後には堆肥化センターを考えているというふうに言っていたわけです。それで、田んぼなんかも5町歩ほどEM有機農法でやっている。だから、シジミだったと思いますけれども、そういうものが田んぼに出てきた。自然が蘇ってきたということをお話ししていたんです。
ホタルは聞かなかったんですけれども、ちょっと話し飛びますけれども、ネパールからインドのダージリンへ10年前国境を越えたことがあるんです、バスで。そのとき、すごかったですよ。市長、よくすごいすごい言いますけれども、僕がすごいというときは本当にすごいんですから。1億、2億それぐらいにホタルがずっとですよ。すごい幻想的でもう一度行ってみたいと思っているんですけれども、だからそういうふうに自然が蘇ると、人の気持ちというのは本当優しくなるだろうなと思うわけです。だから、常に話はEMを入れておいていただかないと困るんですけれども。ほかの方法でもいいんですよ、僕はEMの方法で、きのうも長野議員にはおわび申し上げましたけれども、ロータリーでEMについて話してくれってなりましたね。そういうことで頑張ります。
それで、堆肥化センターについて聞いているんですからね。ありがとうございました。
◎市民生活部長(森田啓治君)
堆肥化センターについての質問でございます。
今、指名されましたので、通告で見させていただきますと、PFIなどの方法を含めて研究したらどうかというようなご質問の趣旨かなと思っておりますけれども、前回の定例会のときに議員さんの方から、落ち葉の堆肥化を農業者と一緒になって進めたらどうかというようなご提案をいただきまして、現在花卉クラブであるとか、農業団体の方にお話をさせていただきました。
この間、花卉クラブの方ではコンテストの関係もございまして、ぜひそういうのを使わせてもらえないかというお話もございました。私どもの方では、今農業者の皆さんとその利用方法等について協議を行っているところでございます。
農業においての土づくりというのは基本でございますし、有機農業の普及、推進の観点から、できるだけ早い時期にそういったルールづくりをしていかなければならないと考えておりますけれども、恐らくそうやってつくった堆肥なんかを有料で配布したいというようなお話しなんかも考えられるかと思いますけれども、聞くところによりますと成分分析を行ったり、また再資源の需要の安定的確保の面から一定量の確保というようなことが必要になってくるかと思います。清瀬市の場合は、まだまだちょっとそこまではいっておりませんけれども、今後研究していくべき課題だというようには考えております。
しかし、当面はただいま申し上げました取り組みをまず立ち上げてまいりたいと、このように考えておりますので、ぜひご理解を賜りたいと思います。
◆第12番(しぶや金太郎君)
それから、先ほど長谷川議員にも教えていただきましたけれども、清明小学校に長谷川議員が行かれて、大変きれいになったと、こういった環境で子供たちが勉強できるということは幸せなことだということをおっしゃってました。
そして、さらにトイレがにおうなというところで、EMを使うように要望しておきなさいよというふうに、先ほどありがたいご助言を元祖EM議員は長谷川議員でございますので、長谷川議員からしっかり承りましたので要望しておきます。
その堆肥なんですけれども、実際落ち葉、枯れ葉をしっかりと実験を、農家が喜んで使う堆肥にしていくということが最も重要なところだと思っております。ですから、足掛かりはできていて、そこを着実に進めていくということで、将来的に堆肥化センターが考えられてくるだろうというところでの質問なんですけれども、そういう際に、農家が使うためには肥料分析も、ある時点で必要になってくる。市民の皆さんが使う分にはそういうことは余り必要ないかなと思いますけれども、農家の皆さんが使う場合には肥料分析をしっかりしてお渡ししていった方がいいんじゃないかなと思います。
宮崎村の資料をもらってきたんですけれども、ここにもちゃんと肥料分析が載せられていて、汚泥の肥料分析ですけれども、非常に有効な肥料に、普通の肥料よりずっといいという数字が出ているわけです。そういうこともありますから、それで将来的なことですから、森田議員が一生懸命言ったPFIの手法なんかもいろいろ研究して、そうした民間資金でつくっていけないだろうかというところを考えていってもらいたいというところです。
それから、これは本当に思ったんですけれども、いい仕事、語弊があって問題発言じゃありませんからね。いい仕事をしている役場の人というのは、すごい迫力があります。宮崎村に行ったときに、本当に8時間労働で8時間以上働いていないと思うんですけれども、その8時間労働にものすごい自信を持っている。だから、堂々と役場の課長も自信もって、いきなり行ったんですけれども、いきなりですから資料もらってすぐ帰るつもりでいたら、どうぞどうぞって応接へ通してくれて1時間近くも熱弁ですよ。いいのかなって、人が忙しいときに来やがってなんてね。清瀬市の名前を汚しちゃいけないから、思っていたんですけれども、本当にうれしそうに説明をしてくれたんですね。だから、そういうふうにいろいろな部署が自信をもった仕事展開をすると生き返ってくるなという、EMと違ったところですけれども、そういったものを感じて帰ってきました。
それで、波動の資料までくっつけちゃうんです。役場でまだ波動という大分広がってきましたけれども、波動値がプラス10とかプラス13とか、これがアトピーにいいんだとか、免疫機能にいいんだとか、そういう波動数値までくっつけて資料づくりしているというところで要望しておきます。
- 最終更新:2014-06-02 15:17:37