清瀬市(5)

平成18年  3月 予算特別委員会

◆委員(渋谷金太郎君)

 大変、市内のボランティアで、これこそ市民協働の、行政と市民の皆さんが協働で問題解決に当たっていく、大変熱心にご尽力いただいているボランティアの方が、柳泉園で昨年1年間にわたってイオン活性液を散布していただきました。柳泉園の雑木林で600ピコグラムとか、いろいろかつてダイオキシンで汚染されているということで報道されている場所で散布された。その結果と、今後その結果を踏まえてどう展開されていこうとされるのか。星野市長が管理者であるのは3月31日までですので、その後どうなってしまうのかといったことも踏まえてご答弁をお願いします。

◎市民生活部長(金子宗助君)

 柳泉園のダイオキシンについてのご質問でございますけれども、ご指摘のように柳泉園におきましては以前に測定をやりましたら、620ピコグラムですか、相当高い濃度が発表されております。その後、いろいろ対策をとりまして、例えば東京都の林業試験場と静岡大学ですか、こちらで分解技術等がありますので、白色腐朽菌、簡単に言いますと木の腐る菌ですか、これを利用した分解をやったわけですけれども、この実証試験の効果が32%程度だったわけです。そこで、余り上がらないという中でEM研究会にお願いいたしましてこの柳泉園の土壌をやってみたんですけれども、最近のデータ、平成18年1月20日の内容を見ますと、特に高いところ、柳泉園の煙突は100メーターありますけれども、あそこの4か所のうち1か所、南側のところが270ピコグラムが150ピコグラムと、要するに、44%減ってございます。大変効果が出ておりまして、今後どうしようかということなんですけれども、できれば再度100以下になるのではないかと思いますが、もう一度実証試験をやる中でその後本格的にやっていきたいと、このように考えております。
 なお、ご指摘のように柳泉園は管理者が変わりますけれども、事務的にも一応話しておりますので、最善策の方策をとっていきたい、このように考えております。

◎市長(星野繁君)

 去年1年間のEM散布による効果というのは相当出てきているわけであります。したがって、1桁台を目指したいと柳泉園としても考えておりまして、つい先日も事務当局に、もう1年継続することによって100以下に落とすことを目指そうじゃないかということを申し上げてきておりますので、ぜひご協力をいただきたいというふうに思っております。ありがとうございます。

平成18年  6月 定例会

◆ 第19番(渋谷金太郎君)

さて、続いてEM活用に環境保全型農業の推進であります。
 清瀬市農業振興計画の見直しの委員会が設置されるわけですが、この6月に東京みらい農業協同組合も、こういう、みらい管内60万市民、農のあるまちづくりを目指してというタイトルで、各行政の振興計画を基本に、地域農業振興計画をまとめています。それによれば、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市の4市で、清瀬市は農地面積、これには278ヘクタールと書いてあったんですけれども、先ほど部長の答弁だと230ヘクタールで、こっちの資料の方が古い資料を使ったのかなというところがあるんですけれども、とりあえず4市の中では1番、農家数も308軒で2番目、人口割合からいえば1番、規模、数で見られる中でも清瀬市の農業は牽引的役割を担っているといえそうです。
 さらに、農業振興計画の業務内容を他市とのそれと比較をすると、土づくりの推進の言葉があるのは清瀬市の振興計画だけです。それだけ清瀬市の農業が土を大事にしている。土が物づくりの原点だというこだわりを示しているといえます。そうして、この土づくりの推進の中で、現在酪農家が大きく貢献をしています。においが少ない、良質に発酵させた、さらに残留農薬も分解する力のあるEM牛ふんは、有機堆肥として既に20軒以上の農家に供給されています。そして、そのEM牛ふんを畑にまいていくのに、現在はトラクターを使っていますが、マニュアスプレッダーという、堆肥専用の機械を使うと作業効率がよく、また、ビニールハウスの中でも使え、これにより減農薬、有機栽培、環境保全型農業を大きく推進していくことになります。酪農組合窓口にマニュアスプレッダーの導入を助成すべきだと考えますが、ご見解をお伺いします。
 さて、ちょっと外れて、EM酪農ですけれども、清瀬市の酪農組合から西東京市の酪農、あるいは埼玉県富士見市の酪農、あるいは瑞穂町の酪農にまで清瀬市から広がっています。
 つい最近では所沢市の牛舎の近くの人から、何とかならないでしょうかという相談を受けております。その清瀬市の酪農の方と一緒に向こうの酪農の人にお話しにいこうというふうには思っておるんですけれども、それくらいにEM牛ふんの信頼性が、それによってできる土の信頼性が高まってきているわけです。
 さて、そうした土を大事にした農家のみらい広報紙に、先ほど来話に出ております清瀬市の新葉付きサラダ大根、これがみらい広報紙6月号の第1面を飾っております。清瀬市の新ブランド発信、丸ごとおいしい葉付きサラダ大根と、大変うれしい報道です。下清戸の石津さんを中心とした若い農家のエネルギーが第三の大根革命を目指して頑張っているわけです。
 地域の活力を支えるのはこうした物づくりの情熱です。
 物づくりといえば、「電子材料王国日本の逆襲」という本がつい最近出ましたけれども、半導体とか、液晶画面とか、電子材料をつくるのは、世界的なシェアを、小さな企業から大きな企業までかなり占めている会社が日本にはたくさんあるんですね、メーカーが。だから、ああいう本を見ると、本当に日本というのは物づくりで立国になっている。国ができ上がっている。清瀬市の物づくりは何と言っても農業がその中心にあるわけです。そういう物づくりを支援していくため、清瀬市という地名の農業ブランドの確立を行政は推進しているわけですが、僕はもう一工夫必要ではないかと考え、初めて言います。
 キャッチコピーという言葉がありますが、キャッチコピー、改めて辞書を調べてみました。
 人の注意を引く広告文、宣伝文だということです。清瀬産だけではイメージを訴える力がまだまだ弱いんじゃないかというふうに思ったわけです。キャッチコピーの代表的なものは、「どうする・・・」、これだろうと思います。馬脚をあらわしてキャッチコピーだけが残ってしまいましたが、そのブランド、30年、40年かけての、おいしく、健康な野菜、作物づくりを通して、清瀬産というブランドの真なる確立を図るのが基本ですけれども、キャッチコピーをつければ消費者の心にブランドがすっと入ってしまうということも、「どうする・・・」でわかると思います。ですから、キャッチコピーをどうするかということですけれども、僕なりの考え方では、例えば清瀬土パワー元気ホウレンソウ、清瀬土パワー元気ニンジン、あるいは土が命だ清瀬産元気ゴボウとか、あるいは土にこだわる清瀬産元気葉付きサラダ大根、清瀬土パワーとか、ご批判は結構ですので、それぞれ考えていただいて、どのキャッチコピーが一番いいかという、そういうキャッチコピーをつけるのもブランドを広めていくのに大事なのではないかというふうに思います。

◎市民生活部長(金子宗助君)

 まず初めに、EM牛ふんについてのご質問でございますが、有機農法の基本原点は土づくりにあり、牛や豚、ニワトリのふんやワラや落ち葉による腐葉土を利用し農作物をつくる畑の土台、土壌をつくらなければなりません。EM菌を発酵させた家畜排泄物は有機堆肥として野菜づくり農家に大変喜ばれ、効果も出ております。ご質問のこの堆肥をまくマニュアスプレッダーの整備についてでございますが、作業効率が相当上がるため市内農家の整備状況と都の魅力ある都市農業育成対策事業の補助対象に該当するか、調査、検討させていただければと考えております。

平成18年  9月 定例会

◆第19番(渋谷金太郎君)

 違うよ。草がつくからEMと思ったんでしょうけれども違うんです。美術館です。星野富弘美術館です。これは1991年5月にオープンして、去年の12月に何万人訪れたと思いますか。100万人。14年間だよ。300万人じゃなくて500万人。だから、日光に抜ける道路だけれども、山の中、本当の山の中に1日約1,000人あたりが、年間で約35万人が行くっていうんだから、この文化の力、いかにその文化が人を引きつけていくかということが、こういったことからわかると思うんです。
 そこで、ぐっと引きつけて、そこでそういう文化に照らし合わせて市長に所感をお伺いします。我がまち清瀬市の文化、若者からお年寄りまで含めたそこに住む人、かかわる人が生き生きと充実し、発展、創造していく時間的、空間的場としての文化をどう守り、これが僕らしい定義なんですけれども、どう守り育てていこうとされるかを、その夢を、市長のスローガンである、夢を形の夢を改めて市長にお伺いしたいと思います。

平成18年 11月 決算特別委員会

◆委員(渋谷金太郎君)

 基本的に生ごみは、できるだけ早く土に返すということなんですね。今まで、僕もあきらめていましたけれども、結局、においの問題で周辺の人が反対すれば、施設的な事業というのは一切できないと。どうしたらいいのかと、基本的にバケツにEMボカシを入れて、3日もたったら土の中に入れてしまう。それで、それをどう広めていくかというと、バケツを回収して農家の畑の中に入れていくか、もしくはベランダか何かに土を入れたケースを置いておいて、その土の中へどんどん1人か2人ぐらいの住まいならば、そんなわずかな量しか出ないはずだから、それを土の中に入れていってしまう。ある程度来たら土を農家の方に回収してもらえば、有機肥料として非常に有効に使えるというこの二つぐらいしかないんではないかな。
 基本的に、機械を使って電気エネルギーをかけて分解させるというのは、これは地球全体のことを考えたら、決してわざわざエネルギーを使っているんだから、分解するのに。基本的にいいやり方ではないと僕は思うんですね。だから、できるだけ土を利用したことを考えていくと、今二つぐらいしかない。土をベランダに置いておいて、それで実験的にそこでやってもらう。そうしたら、夏場なんかは別に困らないんだから、即、土の中へ入れてしまえば、どんどん分解していくんだから、EMボカシで。
 ちなみに、EMボカシというのはいろいろ福祉作業所がつくっているんですよ、福祉の施設で。だから、そういったことを研究していただいて、こういったことを研究していただいて、新しいスタイルというか、どうしても施設的には無理だと思いますね。そういった方法でしか、生ごみ問題は解決できないのではないかなということで、ぜひ研究を進めていただきたいと思います。要望です。

◆委員(小野幸子君)

 決算説明書の139ページの福祉タクシーと、191ページの清掃費の2点について質問させていただきます。
(中略)
 清掃の方では、やはり私は減量という問題なんです。この減量を進めていくということは、環境問題からいっても最終処分場、また財政面からいっても本当にこの減量はどんどん進めていかなければいけないということで、この10月からは容リ法も実施されて、その他プラの収集も実施されて、減量にはつながっていく前進している面もあるんですけれども、もっともっと減量していくためにどういうことが必要なのかということを改めて考えてみなければいけないのではないかと思います。
 やはり私たちはこれまでも、市民サービスを堅持しながら減量はできるんだということを言ってまいりました。まず、分別の徹底があると思いますけれども、こういうふうに減量をしていくために、市民とやはり協働で市民に啓発を促しながら減量を進めていく。そういうためには、そのための予算というものが必要だと思うんですけれども、ここずっと数年、ごみ減量にかかわる予算というのが減っているわけですね。減量化に大きな役割を果たしているというか、資源回収の報奨金というか、そういうものも年々減らされているというふうにこの数字では見られます。
 こういうふうなところにこそ、予算をつけて減量を啓発していくということがやはり大事なのではないかというふうに思います。そういうところが、今まで市が進めてきた減量のやり方というのは、レジ袋の有料化を進めたとか収集のごみ袋の有料化、あと3日を2日にしていくとか、そういうことをしないと減らないんだというようなことでやってきているようですけれども、本当に市民にそういう負担をかけてやってきているというそのやり方が、こういうことでいいのかどうかということを私は思うんです。
 きのうも堆肥化の問題なんか出ておりました。今回、その他プラが分別収集されますと、今度、本当に力を入れていくのは紙ごみの分別とか、生ごみの堆肥化ということがあると思うんですが、きのうのように堆肥化するためにEM菌、そのぼかしを使うことだとか、また腐葉土を使っての堆肥化なんかもあります。こういうこともやはり積極的に市民に普及していくという、そういう取り組み、そういうことを発信していく、そういうことを市がやる仕事ではないかなというふうに思っておりますけれども、本当にこういうところに熱意を持ってやっておられるのかどうかというあたりが、ちょっと私は疑問に思うところがあります。
 やはりこういう点で、今後ごみ減量化に向けてもっともっと力を入れていく、そういうことのために、どういうことを考えていらっしゃるかをお聞きいたします。

平成18年 12月 定例会

◆ 第19番(渋谷金太郎君)

 清瀬市は、もう既に児童センター、子ども家庭支援センター、ファミリーサポートセンター、ひろば事業、適切に対応してきているというふうに、僕は高く、こういった事例を聞きながら評価をいたします。後ほどまた、この子どものことについては触れていきますけれども、このまま暗い話ですと、元気が出ませんので、元気の出るEMの話に切り替えます。
 もう1か月ぐらい前になりますけれども、金スマ、中居何とかさん、スマップのテレビ番組に松居一代さんの全国食材探しの旅というコーナーがあって、そこでEM有機農法のイチゴとか野菜が取り上げられた。琉球大学に飛んで、琉球大学の比嘉教授にインタビューして、EMについて比嘉教授が直接解説して、そしてEM酪農をやっている現場を取材されたのを放送していました。
 今までは、有用微生物とか善玉微生物と言ってきたんです。これがはっきりとEMで来ているわけですね。随分時代が変わってきたなと、隔世の感を持ちました。世界135か国、市町村では469の市町村がEMを活用しています。僕はそのうち、食糧危機あるいは環境汚染に対する解決あるいは世界の人々に平和な心をもたらしたということで、ノーベル平和賞を比嘉先生が受賞されるというふうに信じているんですけれども。
 さて、温暖化の問題です。
 窒素肥料が今問題になっているんです。一酸化二窒素の温室効果は二酸化炭素の何倍だと思いますか。一酸化二窒素が二酸化炭素の温室効果の何倍だと思いますか。300倍だそうです。だから南極の氷などを調査したら、一酸化二窒素の影響というのは大変重要であるということが研究者から指摘されて、窒素肥料を使うのを気をつけていかなければならないというふうな報告が出てきています。
 そこで、バイオレメディエーションという言葉があって、微生物を用いた環境浄化法のことです。EMはこの力があります。
 今、ダイオキシンを分解させる作業を清瀬EM研究会の方たちが一生懸命やっています。きょうもいらっしゃいますね。市民協働のリーダーの一人だというふうに思っております。その方たちが柳泉園の雑木林の最高で600だとか500だとか汚染されているところに散布しているわけです。270ピコグラムあったダイオキシンを150に、43、4%削減しているわけです。EMをまくとリグニンという酵素が、ダイオキシンを分解する酵素が活性化したり、あるいはシュードマラス菌というEM菌じゃないんですけれども、そういうもともと土の中にいる微生物連中が元気になって、一緒になってそういう汚染を解決していこうというふうに動いていくわけですね。だから環境を浄化していく力があると。
 窒素肥料のことなんですけれども、この窒素が多いところで、根っこは窒素の形を変えて吸収するわけですけれども、窒素が多いと、植物が自分の体の糖分を使ってしまうので疲れてしまうんですね、植物が。窒素がそのままの形というのだと。だから苦味が出たりとか、そういう植物は成長が悪かったりとか。ところが、EM菌が、その微生物が繁殖していると、そこの窒素をすぐ植物が吸収したときにアミノ酸に変えられるように、植物が自分の体の糖は使わずに、すぐアミノ酸に変えられるように応援してあげるわけですね、土の中で。そういう働きがあるわけです。
 だから、酪農などでも単なる牛糞だけのと乳酸菌とか、ホウセンとか全体の微生物がいっぱい入っているものが土の中に入っていけば、窒素分の多い畑も問題解決できていくわけです。そうしたEMの力を踏まえて、今後の酪農や有機農業のさらなる振興をどう考えているのか、これを厚く部長にお聞きします。

平成19年  3月 定例会

◆ 第19番(渋谷金太郎君)

 さて、農業振興です。
 ツルネン・マルテイさんらが中心となって超党派の議員立法で昨年12月、有機農業推進法が成立、施行されました。地球環境、食品の安全性、食料自給率などの課題に一つの解決方法を示すのが有機農業です。
 既に、本市では酪農でのEM、牛ふん、堆肥の利用促進、落ち葉の堆肥化など有機農業振興に向けて各施策を進めてきており、また平成19年度予算にはパイプハウス55棟の建設に3,000万円以上の助成金を計上したところですが、改めて有機農業推進法に対するご見解をお伺いします。
 それから、もう一つこうしたエネルギー問題にかかわって、バイオエタノール生産が世界的に本格化されようとしている現在、シカゴの穀物相場、トウモロコシが1.5倍と急騰してきているようです。
 先日、比嘉先生のお話を伺ったんですけれども、南アメリカなど、穀物を輸出せずに国内でのバイオエタノール生産に切り替えてきているということです。
 いよいよ食料自給の課題が現実化してきています。これもまた日本の農業、特に清瀬市の都市農業の価値の重要性を見直すきっかけとなっていくと思われますが、一方、酪農での牛への穀物飼料は急騰する可能性があります。こうした酪農経営に対する大打撃が起きた場合、有機農業推進法を踏まえ、清瀬市はどう対応していくのか、ご見解をお伺いします。

◎市民生活部長(金子宗助君)

 有機農業推進法に対する見解についてのご質問でございますが、この法律は昨年の12月15日に国会の超党派の議員立法で成立しております。この法律は、科学的に合成された肥料や農薬をしないこと、並びに遺伝子組み換え技術を利用しないことを基本とし、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業の推進にあります。
 有機農業は、食の安全を図るだけでなく、環境にも優しく、自然から奪う形で収穫を得るのではなく、自然と調和した土壌も送り出せ、持続的な農業経営を可能にする農業であります。市では、これまでも有機農業を支援するため堆肥の助成を行い、EMを使った落ち葉の腐葉土づくり、また農薬軽減パイプハウスを195棟建設する中、平成19年度はなおかつ55棟を計画し、安全・安心な農産物の供給、有機農法の推進に努めております。
 今後、この法律による企業方針や都の推進計画を注視していきたいと考えております。

平成19年 12月 定例会

◆ 第6番(原田ひろみ君)

 最後に、循環型社会の実現で環境を守るという点からの取り組みを求めて質問します。
 現在、地球温暖化防止対策について話し合う国連の会合、COP13がインドネシア・バリ島で開催されています。今年は、ハリケーンや台風が頻発するなど地球温暖化に伴う異常気象とその影響が各地であらわれたこともあり、懸念が世界中で深まっています。今回の会議は、京都議定書の削減目標達成期間が切れる2012年以降、温室効果ガスを排出のより多くの削減を目指す新たな対策について交渉を開始するもので、どこまで合意できるかが焦点だと言われています。温暖化への危機を回避する第一歩を地球規模で踏み出すことが求められています。
 ここでは、毎日の生活から生まれるごみの対策について、いかにごみを削減し、燃やさず、埋め立てずに循環させることができるかという点から、生ごみのリサイクル、堆肥化を促進することについて質問します。
 生ごみの堆肥化で先進的な取り組みを行っている国分寺市の取り組みを紹介したいと思いますが、既に15年前から市民ぐるみでの取り組みを展開しています。1日5分で環境のためにできること。生ごみ処理機「ごみけしくん」で生ごみリサイクルに挑戦しませんかと市報で呼びかけ、制度を紹介し、参加する市民を募っています。この生ごみ処理機の「ごみけしくん」は国分寺市オリジナルのものですが、床土と分解促進剤や米ぬかなどを利用して生ごみ分解熱と太陽熱で分解するため電気を使う必要もなく、だれにも手軽に取り組むことができるというものです。
 国分寺市は、この生ごみ処理機の購入に助成金を出すほか、説明会の実施や取り組む人たちでの情報交換会、市報を使ってのQ&Aで疑問に答えるなど、きめ細かな周知活動を行っています。清瀬市でも、ぜひごみ減量策として市民の間に同様の取り組みを広げてはどうでしょうか。可燃ごみのうち、生ごみは15%から20%程度を占めるという実態から見ても意義は大きいものがあります。見解を求め、1回目の質問を終わります。

◎市民生活部長(金子宗助君)

 酪農家支援策についてのご質問でございますが、現在、市内には6軒の酪農家があり、196頭の乳用牛を飼育し、北多摩では一番、東京都全体頭数の7.5%を占め、これら酪農家から集めた牛乳は東京牛乳として生産者の顔が見える、新鮮さを売りにして頑張っております。酪農家への支援策としては、今年は1軒の酪農家に先端技術を取り入れた自動離脱式搾乳機一式とカーフハッチ導入を予定しており、既に牛ふんの臭気対策として導入したEM活性液製造装置は、餌にEMを混ぜ、減臭効果が出ているところです。
 近年、畜産農家は、乳価はキログラム当たり88円から90円と値段の据え置きが続く中、飼料であるトウモロコシはキログラム当たり、5年前と比べると37円が47円と約27%と大幅に値上がりし、また牛の排泄物処理、臭気対策が厳しい経営状況になっております。生産緑地の多い当市では、牛の牛ふんと落ち葉を混ぜれば良質な堆肥ができ、有機農法には強い味方になります。野菜農家と畜産農家を近づける手法を現在模索中であり、引き続き関係者と協議していきたいと考えております。

◆ 第6番(原田ひろみ君)

 生ごみ堆肥化ですが、私も実は段ボールを使って腐葉土と米ぬかとでごみの堆肥化をやったことがあるんです。ごみ出しに生ごみを出さなくていいというのはとても楽で、これは続けていく意義も大きいですし、ノウハウさえわかれば広がっていくことだと思うんですね。
 国分寺市がすぐれているのは、オリジナルのものをつくって、それに取り組む人を多くふやして、説明会も年に4回やっているそうです。経験交流会もやったり、あとアドバイザーという人をつくって養成して支援をいろいろな方に、虫がわいて困るとか、いろいろな問題はありますから、そういった対応に対して市民同士で教え合うというアドバイザーをつくっているそうです。こういった取り組みができるのは、同じごみ処理機を使っているからこそだと思うんですね。なので、清瀬市でも国分寺市と同じものを使えたら一番いいと思うんですが、独自に開発する業者と契約して行うとか、そういった取り組みの前進が必要だと思うんですが、もう一度答弁をお願いいたします。

◎市民生活部長(金子宗助君)

 生ごみ堆肥化の取り組みについてのご質問でございますが、ご指摘のように、市では資源循環型社会形成のため生ごみの排出を抑制し、資源化を図るため、いち早く平成6年度より小型生ごみ処理機購入者に対し3万円を限度に助成金を交付し、現在まで568基助成しております。また、平成14年度には大型生ごみ処理機を第四小学校に導入し、給食の残渣や周辺住民50軒からなる世帯の生ごみを日々機械処理し、良質な堆肥をつくり、有機農法に役立てております。
 ご指摘の国分寺市の生ごみ処理機「ごみけしくん」は、生ごみの分解熱で生ごみの水分を蒸発させ、高温好気分解する採光通気コンポスター方式で、140基の購入があると聞いております。ただ、この方式は毎日の攪拌作業や臭気、虫の発生などデメリットがあり、EM菌を利用すれば問題解決につながるとの実証試験も実施済みでございます。
 いずれにしましても、生ごみ処理機は日進月歩で技術が進んでおり、機械処理式と併用しコンポスト方式も導入を紹介していきたいと考えております。

◎市民生活部長(金子宗助君)

 生ごみ処理機のご質問でございますけれども、この処理機はご案内のように、現在、機械式とコンポスト方式があります。清瀬市の場合ですと、補助金を出している内容といいますと、大体機械式が8割以上の方が今、清瀬市の場合には機械式を購入していると。機械式の中にも湿式と乾式がありますけれども、機械式が主流になっております。
 ご質問のコンポスト方式というのはどうしても、今、ご質問ありましたように、虫がわくとかいろいろあります。ノウハウと言われましたけれども、十分、清瀬市はノウハウを持っておりまして、先ほどちょっと申し上げましたように、EM菌を使いますとほとんど虫はわかないです。国分寺市の方、もし清瀬市の方に問い合わせがあれば、私の方でEM菌の方をまたご紹介させていただきたい。あるいはまた、専門の方もいらっしゃいますので、ぜひそのような形でノウハウ等は持っておりますのでぜひご紹介したいと、このように思っております。

◆第6番(原田ひろみ君)

 EM菌を使えば虫がわかないということであれば、なおさら同じコンポスト方式の処理機を使っての市民への普及を図っていただきたいと思います。前向きな検討を要望します。

平成20年  3月 定例会

◆ 第10番(友野ひろ子君)

ごみ堆肥とEM菌の活用について。
 先月、ひょんなことから三重県鈴鹿市へ行ってまいりました。鈴鹿市立明生小学校を訪ねました。明生小学校における環境教育について視察をさせていただきました。そこは鈴鹿サーキット場や本田技研の製作所もあり、自動車関連の工場が進出したことにより、児童数が増加したところでした。
 学校の目標は、豊かな人間性と確かな学力を持った子の育成でした。これまでEM菌を使った事業を幾つか視察させていただきましたが、児童自らリーダーシップを発揮されているのは初めてでした。
 当日は、この冬一番寒い日でした。伊吹山から吹きおろす冷たい風の中、児童自らEMの培養液をトイレの床やタイルや便器に振りかけては、デッキブラシで手を冷たさで真っ赤にしながら、まんべんなく動かして作業したり、グループに分かれ、プールや川に溶液を注ぐ児童、プランを立てる人、それをPRするポスターをつくる人、米のとぎ汁を持ち寄ってEMの培養液をつくる人も、みんな総出で取り組んでいられました。
 子どもたちの環境問題に対する課題の把握や意識が非常に高く、空き缶の回収も行われており、各家庭も非常に協力的だというお話でした。これらは一人一人の持てる能力を誘い出す力の源になっていると感じました。近くに流れる新川という川は、どぶ川だったものが魚が泳ぐ姿も見られるようになったそうです。地元自治会やボランティアの方々に好感を持たれ、当日もふだんの日もお手伝い、協力を買って出てきていられることをお聞きしました。
 また、学級花壇や学校の周りの花いっぱい運動と緑化運動に取り組んでいられて、PTAやJA鈴鹿の協力のもと、お芋や野菜の植栽と収穫作業まで行っているということでした。
 その他、動物の飼育や明生田んぼでの田植えなど、その中で一番驚いたのが上空からヘリコプターで鈴鹿市の小中学校のプールを見て回ってみると、冬のプールは真っ黒な色をしているのに、明生小学校のプールだけは真っ白なのだそうです。EM菌の培養液のたまものだということでした。
 これからは、環境教育の重要性を感じますとき、自ら動き、学び、広めていく、子どもがリーダーになって家庭や地域に働きかける活動が最もふさわしくインパクトも強いのではないでしょうか。清瀬市においてのこれからの環境教育をどうとらえられているかをお伺いいたします。
 次に、子どものふれあい事業について。
 2月15日の市報に、小さな子どもと中学生のふれあいのひろば事業の案内が出ておりました。そこには、家庭・地域の子育て力、教育力向上への働きかけの充実を図りますと出ていました。これは次代を担う地域の小中学生に参加してもらい、総合的な学習の時間や家庭科などの教育活動として云々とありました。非常にいい企画であると思います。ただいまのEM菌の事業にしても、子どもたちの体験を通しての実践こそ、真の教育活動と高く評価いたします。当日の様子、結果はどのようなものであったかをお伺いいたします。

◎学校教育部参事(宇田陽一君)

 まず環境教育のご質問でございます。
 21世紀は環境の時代と言われるとおり、環境教育は極めて重要な教育課題ととらえております。本年度、清瀬第八小学校が環境を学ぶ環境博物館の設置、保護者で組織されたエコネット委員会などの長年にわたる活動が評価され、東京都教育委員会から表彰を受けました。
 これは清瀬第八小学校だけのことではなく、他校でも植物や河川など、豊かな緑と水に恵まれた環境を生かすさまざまな取り組みを実施しております。
 また、ごみ減量の取り組みを本年度から健全育成事業に組み込み、標語、ポスター、作文を、私の体験主張発表会で啓発いたしました。さらに、具体的な取り組みができるように、できることから行動しようという実践化を目指したリーフレットを作成し、次年度から活用できるように準備をしております。
 これからも環境教育の充実にはさまざまな工夫や改善を行い、取り組んでまいります。なお、EM菌の活用につきましては、今後の参考にさせていただきたいと思っております。

平成20年 12月 定例会

◆ 第6番(原田ひろみ君)

 最後に、循環型社会の実現に向けて、生ごみの堆肥化の推進を求めて質問します。
 以前にも、生ごみ堆肥化を手軽に取り組める事例として、床土と分解促進剤や米ぬかなどを利用した生ごみ分解熱と太陽熱で堆肥化を図るコンポスト方式の生ごみ処理機の普及、促進を提案しました。それ以外にも調べてみると、全国で多彩な取り組みが実践されていますが、多くの自治体で生ごみを肥料に変えるボカシというものを無料配布する取り組みが行われています。愛知県の各自治体が特に盛んなようですが、EM菌ともみ殻や米ぬかなどを混ぜ合わせて発酵、乾燥させたEMボカシというものを希望する方に配って、家庭の生ごみの堆肥化を進めています。私も以前、腐葉土と米ぬかで堆肥づくりをしていたのですが、米ぬかを手に入れることが大変困難だったので、こうしたボカシの配布があれば非常に助かると率直に感じました。そのほか、清瀬市でも生ごみ処理機の購入費の助成をしていますが、この制度を利用して堆肥化に取り組んでいる市民の方に、自分の取り組みを報告するレポーターになってもらって、市民に広く情報提供しているという自治体もありました。以前に紹介した国分寺市でも、堆肥化に取り組む市民からサポーターを募って、市民同士でノウハウを教え合ったり、堆肥化に取り組む人をふやしてごみの減量化を進める市民ぐるみの取り組みを行っています。ぜひ、こうした自治体の取り組みを参考にして、清瀬市でも気軽に生ごみの堆肥化に取り組める情報提供や教室の開催、EMボカシの提供など、積極的に支援することを始めてはどうでしょうか、見解を求めて、1回目の質問を終わります。

◎市民生活部長(金子宗助君) 生ごみの堆肥化についてのご質問でございますが、市では生ごみの減量支援策として、平成7年4月に生ごみ処理機購入費助成金を、購入価格の2分の1、3万円を限度で、現在まで662機を助成し、堆肥化に努めるとともに、第四小学校では学校と付近住民約50世帯が共同使用できる大型生ごみ処理機を導入し、順調に稼働しております。このような中、ごみの資源化、減量化についての情報交換やレポーターは環境市民スクールで実施してきておりますが、再度実施、PR方に努めていきたいと思っております。
 なお、EMボカシの提供につきましては、現在EM拡大活性機製造装置が酪農組合にあり、活用につき検討させていただければと思っております。


◆ 第18番(渋谷金太郎君)

さて、初日、日本共産党の原田議員がEMボカシの利用について、EMよしという発言をされました。これで、EMにつきましては三方よしの状態になりました。
 三方よし、僕は2000年に北朝鮮に行ってきました。北朝鮮、1990年代初頭、化学肥料の大量のぶっ込みで、畑や水田に、だから畑が枯れてしまった。それで不作になってしまった。
 それを復活させたのがEM有機農法です。全国115か所にEM活性液の工場をつくって、それでわらなんかを堆肥にして水田や畑を復活させたわけです。
 今、北朝鮮から不作で米がとれないという話は伝わってきません。かように、世界120、30か国以上にその利用は広まっているわけです。
 さて、時代はそういった、いよいよ生ごみリサイクル、EMを使わなくてもいいんですけれども、一番効率的ですからEMを使った生ごみリサイクルの時代に入ってきたと。
 先ほども市長から、「手と手をつなぎ、心を紡ぐ緑の清瀬」、私はかみさんと手をつなぎました。かみさんと手と手をつなぎ、心を紡いで、緑の清瀬じゃなくてキャベツつくりました。正真正銘の無農薬、有機野菜、ホタルのえさになっているんです。去年は葉っぱがぼろぼろになっちゃったけれどもホタルのえさ、今年はホタルも喜ぶこのできぐあい。完全無農薬、安心・安全。ちょっとこの辺虫がついたような跡がありますけれども、これちゃんと苗のときから生ごみを入れ込んだ土のところにEMボカシをかみさんが振りかけて、その生ごみを畑にずっと埋め込んでいって、それでキャベツの苗を50個ぐらい植えました。1週間に一度木酢液、バッタが食っちゃう、根を。もちろん、チョウチョウが飛んできて卵を産みつけて青虫が出てくるんですけれども、それを1週間一度ちゃんとかみさんがまいたものだから、裏も。後でくじに当たった人に差し上げます。
 こういうふうにして立派な、安心・安全な野菜ができるわけです。
 時は、今食べ物についての安全・安心に異常なほど神経を使っている時代です。ですから、また老後の楽しみに何をしようかという世代が多くなっているのも事実です。
 畑がなければプランターで生ごみを入れれば、すぐ入れちゃえば、ボカシをまぜてですよ、プランターに入れちゃえば虫はわかない。においも出ない。ミミズは出てきますよ、いいものはミミズが出てくるんだから、ミミズ嫌っちゃったらどうしようもならないですけれどもね。それで、プランターでこういう野菜をつくっていけば、それこそ全市民が農を楽しむまちになるわけです。
 農家だけの農じゃなくて、全市民が楽しむ農あるまち、農のある、ベランダが見えるということになるわけです。ですから、こういうプランターを使った生ごみのリサイクルをした、リサイクルに当たってはEMボカシを使うのが僕は一番いいと思いますから、そういうものを使って生ごみリサイクルをしていったらどうかということをご提案申し上げたいわけです。
 そのためのちょっとした刺激剤で、生ごみリサイクル野菜コンテスト、コンテストをして、農家だけが品評会やっているんじゃなくて、市民の皆さんも品評会をやったらどうかなと、楽しんで生ごみリサイクルをするということはどうなのかなということを提案しますので、ご見解をお伺いします。
 さて、ですから土づくりが大切なんです。6軒の酪農の皆さんが牛ふんをEM発酵させて、それが農家の畑に行っているんです、EM牛ふん堆肥になって。ですけれども、なかなか農家の皆さんは、この堆肥を使うと市場価格でホウレンソウが120円が150円ぐらいで引き取ってくれるようになっているよなんていうことは言わないんです。企業秘密ですから。
 ですから、この酪農家の皆さんがやっている努力、EM活性液を牛ふんにまいたりしてにおいが出ないようにして、さらに窒素分がよく分解されるように、そういう努力をされているわけです。だから、そこをもっと評価していってあげると、さらに酪農家の皆さんの気合いが入って、そこに落ち葉がまざっていけば、本当の資源循環型社会がまさに清瀬市でしっかりと構築されていくということになるわけです。
 ですから、土づくりの重要性を改めて訴えてほしいと思うわけです。後ほど述べます石田波郷、清中の学校の校歌に「豊かなる黒土打ちて」ちょっと音外れましたけれども、豊かな黒土、こういうふうに表現されているわけです。ですから、土づくりの重要性についてご答弁をお願いしたいと思います。

◎市民生活部長(金子宗助君)

 まず初めに、生ごみのリサイクルについてのご質問でございますが、毎日各家庭から出される可燃ごみ中の15から20%は台所から出る生ごみであり、この生ごみを単に減らすだけではなく資源化しようということで、平成7年以来、市では小型、大型の生ごみ処理機に助成、導入を図り推進してまいりました。
 ご指摘のEM菌を利用した取り組みは、従前より落ち葉の堆肥発酵剤や牛の飼料にまぜ、臭気と健康保持に、あるいは土壌中のダイオキシン縮減試験にと活用し、効果を上げております。
 EMボカシは、EM菌ともみ殻、米ぬか、糖蜜にまぜ合わせ、発酵、乾燥させたもので、野菜や花づくりには相当な効果があり、触れ合い農業を進める上でも有意義と考えます。
 EMごみ、EM生ごみプランター、野菜コンテストは、農業まつりもある中、農業委員会や関係部署に相談していきたいと考えております。
 次は、土づくりについてのご質問でございます。
 ご指摘のように、作物づくりは土づくりにある、まさにこの言葉どおり専業農家も土づくりは基本中の基本であり、昔から1町歩の畑を耕作するには、1町歩の山林が必要と言われ、また牛、豚、鶏を初めとする家畜のふんは堆肥づくりには欠かせないものです。
 市内には畜産農家が6軒あり、182頭の牛が飼育され、この堆肥は野菜農家から見れば宝の山です。
 先月、酪農家と会い、牛ふんの現状と課題、そして野菜農家との接点につき、種々話し合っております。臭気、置き場、牛ふん発酵期間、あるいはEMや落ち葉と混合物の利用等多々あり、今後農業委員会を初め関係者と調整を図る中、宝の山を宝として利用したく考えており、ご理解願えればと思います。


  • 最終更新:2014-06-02 15:21:11

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