熊本市(2)

熊本市議会とEM(その2)

平成22年第 2回定例会

◆田尻清輝 議員 

 次に、環境問題について提言を交えながら質問いたします。
 まず、井芹川の環境整備について、これは私のライフワークとして毎回質問しているところであります。
 私の住む花園は、昔から井芹川の恩恵を受けて生活していました。昔は家の前いっぱいに広がる水田地帯で、春は麦畑、夏には水田の稲作と二毛作が行われ、田植え時期には近くにある山王堰の水管理も大変でしたが、今は水害予防のため水中ポンプで揚水をしており、大変に楽になった次第です。
 私の小さいころは、川で遊ぶのが毎日の日課で、日が落ちるまで井芹川で過ごしたものです。井芹川は河川延長14.6キロメートル、流域面積57平方キロメートルの県管理の2級河川ですが、堤防道路や水質の管理・調査は熊本市で行っており、今回合併した植木町に源流があり、今後県との協議の中で市管理の河川となることを望むものであります。
 その支流には、西谷川、立福寺川、西浦川や前川、成道寺川、麹川、谷尾崎川など多くの中小河川が流入し、今回植木町の鐙田川、木留川などが新たに加わりました。
 地域住民のネットワークを母体に、井芹川を素材とした環境教育にも寄与し、現在井芹川流域交流会が結成され、上流から下流まで一斉に井芹川クリーン作戦と銘打って、関係住民総出で河川の清掃、草刈りなどを行っております。また、河川に興味を持ったり、認識を深めるため井芹川を美しくする会を立ち上げ、ニシキゴイの放流やEM菌だんごの投入もやっております。一時、コイヘルペスの発生でニシキゴイの放流をとめられていましたが、もう既に7年を経過し、ニシキゴイの放流は解禁されたのかお尋ねします。
 また、私は井芹川に親しみ、昔のように井芹川で多くの子供たちが水遊びできるよう河川の浄化と堤防を階段状につくって、いつでも水辺で遊ぶことができることを究極の目的とするものです。また、河川の浄化には上流域の下水道整備が不可欠です。今回、旧北部町の市街化調整区域も公共下水道が布設されることになりました。一日も早い完成を願うものです。その計画をお尋ねします。また、その上流である植木町の下水道整備についてもお尋ねします。
 井芹川流域の公共下水道の現在の整備率はどのくらいでしょうか。また、下水道へ直結が済んでいない世帯はどのぐらいか、直結の指導はどのようにしているのかお尋ねします。
 また、公共下水道が普及して50年以上経過し、他都市では早期に布設した管等が腐食して道路が陥没する事故などが発生しているとのニュースを耳にしますが、本市の地下埋設管などの点検、また陥没等の事故の発生状況についてもお尋ねします。そして、新しい管との取りかえも大変と思いますが、どのような計画かお尋ねします。
 また、上水道も地下埋設ですが、耐震性について調査、また入れかえはどうするのかもお尋ねします。
 以上、経済振興局長並びに上下水道事業管理者に御答弁をお願い申し上げます。

平成23年第 4回定例会

◆田尻清輝 議員 

 続いて井芹川の環境整備についてお尋ねします。
 これは私のライフワークとして毎回質問している課題であります。植木町を源流とする井芹川は、私の住む西部地域の田畑を潤す大切な水流であります。昔からこの水の恩恵を受け多くの農作物も育ち、上流から下流へと農業を営む人と人とのきずなもできていましたが、最近は宅地化のため、そのきずなも断ち切れ、そのかわり流域ネットワークと称して井芹川クリーン作戦で上流から下流まで同一日に多くの自治会が呼びかけ、河川の中や堤防の草を刈り取っています。また中流域の山王橋では河川浄化を願い、EM菌だんごを中学生などと一緒に1,500個ほど投入しています。かつて本市では生活排水の浄化運動も行われ、各地でBODの調査等が行われていましたが、現在はどのようになっているでしょうか。また水質向上に向けての努力はなされているのでしょうか、お尋ねします。
 またニシキゴイの放流を行って住民の方々へ川への関心を持ってもらい、不法投棄をなくしたり、自然を愛する心をはぐくむような市民活動も行っていましたが、コイの放流はいまだに許されていません。どうなったかお尋ねします。
 また河川浄化、水質の向上には下水道の整備が一番で、井芹川上流の市街化調整区域である万楽寺町や立福寺町、太郎迫町も現在下水道整備区域に認定されましたが、その工事の進捗状況についてお尋ねします。
 以上、関係局長にお尋ねします。

平成24年第 1回定例会

◆東すみよ 議員

 通告では、学校プールにおけるEM菌の使用についての質問を予定しておりましたが、私の認識不足もあり、調査の段階で新しい情報が出てまいりまして、その収集が間に合いませんでした。EM菌につきましては、皆さん御存じの方も多いと思いますが、環境浄化に特に力を発揮するとされ、取り組みを進められている方も多いと思います。教育現場での環境教育の中での取り組みができないかと考えていましたが、新しい情報を整理し、改めて質問の機会をつくりたいと思います。

  • 最終更新:2014-05-12 12:44:24

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