田村市

田村市議会とEM

平成17年田村市議会6月定例会会議録
○会 議 月 日 平成17年6月9日(木曜日)
○市長(冨塚宥暻)

 田村市には自然に恵まれた大地に山や川があり、そこに貴重な動植物が生息しております。この自然を保全し、次代に受け継ぐことは自然の恵みを享受している私たちに課せられた大きな責務であり、この生活環境を保護維持していくために合併処理浄化槽設置整備事業費を計上するとともに、平成18年4月に常葉町の一部、さらには船引町の上町、板橋地区の一部が供用開始できるよう下水道整備事業を推進いたしますとともに、既に供用開始している船引地域の加入促進を積極的に進め、公共用水域の水質保全に努めてまいります。また、EM菌を活用した学校での環境教育の実践、田村市全体での環境指導員配置に
よる住民への環境保全に対する啓発を一層推進してまいります。廃棄物の処理につきましては、分別収集など市民の皆様の協力を得て進めさせていただいておりますが、まだまだ資源として活用できるごみもあり、来年度の田村西部環境センター灰溶融炉の稼働にあわせ本年度後半からの廃プラスチック分別収集に向け所要の経費を計上したほか、田村広域行政組合が進めている焼却施設、灰溶融施設及び一般廃棄物最終処分場建設に係る負担金を計上いたしました。


平成18年田村市議会6月定例会会議録
○会 議 月 日 平成18年6月16日(金曜日)
○19番(村越崇行)

 次に、EM菌による水の浄化対策はどのようになっているのかについて申し上げ
ます。
 EMとは、自然界に生息する微生物の中で環境をよくし、動植物の細胞を活性化
する働きを持つ酵素や生成物をつくり出す微生物で、有用微生物群と呼ばれている
ものであります。水質汚濁の主な要因で申し上げましたように、家庭から排出され
る生活雑排水をそのまま河川へ流しては水質汚染につながることから、米のとぎ汁
を利用したEM発酵液を使って、家庭排水の浄化等を図るために、船引、常葉、都
路、大越、滝根の各商工会女性部が中心となって、平成14年度から河川水質浄化活
動が展開されており、現在は市内の多くの地域にその活動が普及しておるところで
ございます。
田村市としましても、市内各小中学校のプール及びトイレへのEM発酵液投入によ
る浄化対策や公共施設の水回りの浄化対策、河川への投入による水質浄化等を実施
しております。現在、船引公民館にEMの培養装置が設置してあり、EM発酵液を
容易に製造することが可能となっております。
 この培養装置の積極的な活用を図るとともに、EMに関する講習会や学習会を開
催するなど、市民への普及啓発活動を積極的に展開するとともに、各地区において
婦人層を中心とした環境浄化のための団体等を育成し、その活動を支援することで
予算措置も行ったところであり、引き続きEMを利用した環境浄化運動の推進を図
ってまいりたいと、このように考えております。

○19番(村越崇行) ただいま当局から答弁いただいたわけですが、このEM菌の運
動の広がりについて、市内の各商工会を通じて広がっているということなんです
が、これを一般家庭まで広げれば、この河川の浄化対策は、いずれ飲む水にも関係
するわけですが、そういうことに対してPRをもっとしていくべきではないかとい
うふうに考えるわけですが、それについてご質問いたします。
○生活福祉部長(秋元正信) 再質問にお答えいたします。 
 今、おただしありましたように、EM菌をもっと活用すべきということでござい
ます。
 過般も婦人会の集まりがございましたので、商工会の方で話がございましたとお
り、私たちの方も行政の中で、できるものであれば協力したいというようなこと
で、先ほど申し上げましたように予算化もしてございます。それらについて、各地
区の公民館事業の婦人学級、それから高齢者学級と家庭の炊事場を預かる方たちに
普及啓発をしたいというようなことでございましたので、私たちもできるものはや
りたいということで、広報、それから市政だより等で啓発に努めてまいりたい
と、かように考えております。

○19番(村越崇行) ただいまの答弁で了解しました。
 市内あらゆる方面にこのEM菌運動、水の浄化対策について広げるということで
すので、ぜひお願いしたいと思います。

○3番(菊地武司)
 ただいま「なんでも鑑定団」、そして、1周年記念でチャリティをやるというこ
とでございますが、大変そういう事業はすばらしいものだと私は思います。今、部
長さんからお話しありましたように、どうかこれから先、5年、10年を見据え
て、全田村市民が皆さんで取り組める事業を進めていただければ、皆さんが一つの
目標に向かって進めるという形で、私なりに考えてきましたので、次の質問に入る
前に3点ほど提言したいと思います。
 高齢化社会を迎えて健康ということが非常に叫ばれております。40歳以上の市民
の総合検診完全実施と無料化で、健康はつらつ宣言都市田村を打ち上げる。あくま
でも例でございます。今、田村市のスポーツ人口を見た場合、ゲートボール競技人
口が一番多いと思われます。ゲートボール競技のさらなる推進を図り、全日本クラ
スの冠大会を開くのも一つの方法かなと。
 それから、環境の視点から見れば、今進んでいるEM菌をもっと広く大きく広め
て、今話題のBDFや風力発電所等利用のエコタウン構想を打ち出し、自然にやさ
しい田村市をつくるとか。


平成19年田村市議会9月定例会会議録
○会 議 月 日 平成19年9月11日(火曜日)
○19番(村越崇行)

 また、県内的には富岡町ではバイオマスタウン構想を全国に公表し、何かこの公
表することによって国の補助金が出るというふうなことも聞いているわけです
が、生ごみコンポスト、有機堆肥を活用した環境に優しいまちづくりを実践してい
る。県内では唯一の構想だが、いわき市でもバイオマスエネルギービジョンを策定
しバイオマスの導入に積極的に取り組んでいるという記事も見ております。
 それで、田村市としては、このバイオマス対策に対して今後どのように対処して
いくのかお聞きしたいと思います。
あわせまして、バイオマスとちょっと違ってしまったんですが、船引の商工会女性
部を中心としてEM菌の活動について船引町の時代からも船引町役場として支
援、宣伝してきた経過があると思いますが、これが現在田村市的にどのようになっ
ているか。このことについてもお聞かせ願いたいと思います。
 このようなEM菌の活動は、環境美化、水質浄化で大きな成果を上げていると思
います
が、この活動に対してどのような対策をとっているのかお聞きいたします。

○産業建設部長(塚原 正) 19番村越崇行議員の田村市内のバイオマス対策は、についての御質問にお答えをいたします。
 田村市内のバイオマス対策は市としてどのように考えているか。EM菌関係につ
いて申し上げます。 EM菌につきましては、有用微生物群と呼ばれているものであ
り、人間にとってよい働きをする乳酸菌や酵母、光合成細菌など自然界に存在する
微生物を複合、培養したものであります。EMの活用による環境浄化活動につきま
しては、平成14年度から田村市内各商工会女性部が中心となって、米のとぎ汁を利
用したEM発酵液を利用して、家庭から排出
される生活排水浄化をする河川水質浄化や市内小中学校のプールの浄化活動が展開
されており、市内各地域に普及しております。
 田村市といたしましても、資材購入費を予算措置し、講習会や学習会等の市民へ
の普及啓発活動を展開するとともに、環境浄化活動のための活動支援補助金につい
ても予算措置をしたところであり、引き続きEMを活用した環境浄化活動の推進を
図ってまいります。
また、田村市のバイオマス対策につきましては、3番菊地武司議員にもお答えをい
たしましたとおり、現在のところ事業に着手はしておりませんが、生ごみや地域か
ら発生する家畜排せつ物を利活用した堆肥生産、豊富な森林資源、菜種油や廃食用
油からバイオディーゼル燃料を製造するなど田村市の風土に合うと思われる先進事
例等もありますので、今後関係機関と協議を進めながら調査検討を進めてまいりた
いと考えております。


平成22年田村市議会3月定例会会議録
○会 議 月 日 平成22年2月24日(水曜日)
○教育委員会教育長(佐藤彦一)
 
また、「学校環境緑化モデル事業」を初め「緑の少年団活動」を通した環境美化や
自然保護活動、身近なリサイクル活動である学校給食牛乳紙容器回収、アルミ缶や
プルタブ回収などの体験活動に取り組んでいるほか、EM菌使用によるトイレやプ
ールの清掃、エコ家電推進フォーラム出前授業、森林環境学習、農林漁業体験学
習、原子力・火力発電所見学など、学校がそれぞれ特色ある環境教育を推進してお
ります。

  • 最終更新:2015-06-29 22:42:43

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