立川市(1)

立川市議会とEM(その1)

平成 5年  6月 定例会
◆ 6番(中島光男君)
 次に、生ごみのリサイクルについてであります。
 一つは、共同調理場でつくった学校給食の残飯、調理残滓の堆肥化についてでありますが、立川市においては昨年の九月から第一共同調理場においてごみ処理機を導入し、大量に出る生ごみにおがくずと醗酵菌をまぜ、高温処理して品質のよい堆肥をつくっております。本年九月からは、第二共同調理場にも導入することになっておりますが、今後生ごみの減量とリサイクルをより推進するために、単独調理の八校にも小型のごみ処理機を導入し、同様の試みをしていくべきではないかと思いますが、見解をお尋ねいたします。
 もう一点は、家庭内から出る生ごみのリサイクルについてであります。

 毎日家庭から排出される生ごみは八百グラムから一キロあると言われております。この生ごみにEM菌という微生物に米ぬかやもみ殻、わら、糖みつなどをまぜてつくった醗酵堆肥剤、通称ぼかしといいますが、これを上からかけて密封し、台所の隅に一定の期間おけばにおいのしない有機肥料になるというもので、庭を持たない都会人にも手軽に取り組める魅力的な生ごみのリサイクル方法として最近脚光を浴びております。市としましても、こうした手法を導入、活用していくべきではないかと思いますが、どのように受けとめられておられるのか、お聞かせをいただきたいと思います。


◎ 市長(青木久君)
 まず、ごみ減量の問題でございますけれども、私ども行政を担当している者として、今ごみ問題が一番最重点的な問題になるほどごみ問題では悩んでおりますが、これは行政も第一義的にこれに取り組んでいるわけでございまして、ごみゼロキャンペーンとか、あるいは分別収集とか、いろいろやっておりますけれども、またこれは一方においては家庭の皆様方においても御協力を賜らなければ、この問題の解決はなかなか難しいと、このように考えております。
 また、ごみの有料化というような問題については、昨日の全国市長会においてごみ収集の有料化などを盛り込んだ都市環境問題についての提言を承認したようでございます。私は、この提言は清掃事業を含め市の財政運営上も最も基本的なものと思います。今や環境を含めごみ問題は社会的に大きな課題になっており、本市でも同様でございます。この事業を推進するためには膨大な財源が必要になることは言うまでもありません。提言にあるように、ごみの有料化も一つの方法と思いますが、官民一体となって特に行政が減量、リサイクル化に積極的に取り組むことが先決であります。有料化に当たってはこれはもちろん住民の合意形成が不可欠でございますので、これからこの問題が一番やっぱり重要なところでございますので、この件については一つのこれからの課題として取り組んでまいりたいと、このように思います。


平成 6年  3月 予算特別委員会
◆ 委員(堤保有君)
 それから、その次はEM菌堆肥化促進のモニター事業ということで、新規事業で取り上げられておりますけれども、EM菌については確かに画期的ないわゆる有機ごみによる堆肥づくりということで注目を集めておるわけでありますけれども、私は一番これ問題なのは、堆肥化した後の堆肥の処理ですね。これはやはり各家庭で処理をしようといってもとても無理じゃないかと思うわけであります。したがいまして、回収のルートというか、回収の方法、それから利用の方法等を検討してからでないと事業化が進まないんじゃないかというふうに思うわけであります。その点の回収の方法等について検討をされているかどうかをお示しを願いたいと思います。

◎ 清掃課長(大貫忠浩君)
 次に、EM菌でございますけれども、これの利用方法また回収方法でございますけれども、私ども確かに土地がなければできないという部分がありますが、私どもで回収ではなく、やはり農業を継承される方々と百坪なり二百坪を借り、そこで市民の方たちがEM菌で有機栽培を農業経営者にお願いし、そこから出る成果品については、この方たちが消費するというような形にしたいというふうに思っております。

◆ 委員(堤保有君)
 それから、EM菌につきましては、回収ルートの確保をこの実施の段階までに明確にしておいていただきたいと思います。そうでないとこれ単なるアイデアで終わっちゃうんですよね。アイデアとしてはそれでいいんですけれども、きちんとごみの減量につながるような回収の方途を実施の段階までに明確にしておいていただきたいというふうに思います。これは、もし答えられれば答えていただいて結構です。

◎生活経済部長(関根吉雄君) EM菌の将来について考えているかというような御質問ですけれども、農業行政の立場から土づくりということで、都市農業の循環に必要だというようなことで、その辺の活用を図れるかどうか、平成六年度中に清掃部と連携をとりながら検討してみたい、こんなふうに思っております。

◆ 委員(青木晃一君)
 それと先ほど堤委員の方のEMに関してのことですが、お話のとおり、でき上がってきた堆肥の処理をどうするかでございますが、例えは百人のモニターにやって一キロずつできちゃったら百キロできちゃうわけですので、これは清掃部の仕事ではないからとも思いますが、この辺のところを先ほど明確なお話もなかったようですので、将来的にどう考えるかを考えているようでしたらお示しをいただきたいと思います。

 それと、これも私も若干EMについて調べたりあるいはシンポジウム等も行ってきたんですが、やはり市でやっているコンポスターのような容器で製造というんですかね、処理をするわけですが、従来市で行っているコンポスターの補助もやりながら、このEMの方も当面はやっていくんでしょうが、その結果を見てどちらかを選ぶのか、あるいは両方をやっていくのかどうか、その辺どうされるのかをお伺いしたいと思います。

◎清掃課長(大貫忠浩君) 現在行っておりますコンポストとEM菌との関連でございますけれども、今のところEM菌の結果待ちでございますけれども、いずれにいたしましてもよい結果が出た場合でも、両立させていこうというふうに思っております。
 私どもの方で答えるべきものかどうかわかりませんけれども、公衆便所となると、北口と南口がございますので、私の方かなと思いますけれども、この問題については設置するような考えは持っておりません。

◆ 委員(青木晃一君)
 それと、EMに関しましては、農業の関係でリサイクルの活用を図っていくかどうか、これからの検討ということでございますが、ぜひ検討していただきたいと思います。それで家庭のモニター程度の量でしたらばいいんですけれど、これがもし実際にどんどん進んできますと、六万世帯からありますし、学校給食の生ごみあるいはレストラン等の生ごみにまで及んでくるんではないかと思います。ですのでそうやってぱっと考えますと、かなりの量が出るのかななんていうふうに思いますが、ぜひ今年度じっくりと研究をしていっていただきたい、これは要望にしておきます。

◆ 委員(堤保有君)
次に、事項別明細の四百七十九ページ、共同調理場のごみ処理代についてでありますけれども、これは清掃でも出てきましたEM菌による処理なのかどうか、お尋ねをいたします。
 以上でございます。

◎ 学校給食課長(小池教夫君)
 それから、一番最後のごみ処理剤のことでございますが、これは醗酵菌を入れまして残菜がよく微生物によってこなれるようにということで、そういう醗酵菌でございます。

 以上でございます。(「EMなのかどうなのか」と呼ぶ者あり)
 菌の種類の細かいことにつきましてはよくわからないんですが、そういう醗酵菌ということでやっております。



平成 6年  9月 定例会
◎ 市長(青木久君)
 ごみ減量に要する経費の需用費は、事業系廃棄物の収集を十月一日から実施するに当たり、少量排出事業者を対象にこの趣旨を御理解いただくために統一規格の専用指定袋を作製する費用と、EM菌堆肥化促進モニターの応募者増に伴い、モニター枠を拡大するための費用六十七万円をあわせて増額するものであります。

平成 6年  9月 決算特別委員会
◆委員(青木晃一君) ごみの減量と資源化についてちょっと関連で伺いたいと思いますが、百九十九ページの委託料で、空き缶プレス処理の委託料一千九百万円、それと補助金の方では生ごみ堆肥化容器の補助金と、これは四十四万一千円ですけれども、ちょっと不勉強で、この額が随分、一千九百万円というのは、処理の回数ですとか、子供会さんあるいは自治会とか、いろいろな方面でかなりやられていると思いますが、年間どれほどの稼働日数か。そしてまた、それから排出された有価物の処理をどのようにしているのかをお知らせいただきたいと思います。資源再利用の補助金四千七百二十万円、これとの関連はどうなっているのか、その辺、ちょっと具体的にわかりませんのでお知らせください。

 生ごみの容器はいわゆるコンポスターのことだと思いますが、もう何年ほど、ずっと実績があるわけでして、結局何世帯というんですか、何戸、何千戸ぐらい市内に今あるのか。今年度からEMのことも始まるようですが、並行してまだ進めていくというようなお話ですので、今までの実績をお知らせをお願いいたします。

平成 7年  3月 予算特別委員会
◆委員(豊泉利夫君) ごみ問題は、市長の予算編成方針の重点事項であります。ごみの減量を目指してリサイクル条例の施行、資源分別収集システムの導入、事業系廃棄物の自己処理体制の確立、ごみ減量協力員制度の発足等、ごみの減量や資源化に向けて努力をしてまいりましたが、その結果どのようなごみの減量の成果があらわれたか、お示しをいただきたいと思います。
 2点目は、ごみゼロキャンペーンについてお尋ねいたしますけれども、このキャンペーンの参加人数はどのぐらいあったでしょうか。それから、すぐその下にごみ減量キャンペーンというのがあるんですけれども、この二つの違いはどのような違いなのか、ちょっとお知らせいただきたいと思います。
 次が、生ごみの堆肥化についてでございまして、昨年モニターを募集したそうでございますけれども、そのときの申し込みはどのぐらいあって、実際モニターとしてお願いしたのは何人ぐらいであったかをお聞きしたいと思います。
 次が、総合リサイクルセンターの建設につきまして、国有地樹林伐採・伐根というのがありますけれども、これは今、環境的にも非常に緑を大切にしなければならない時期でありますけれども、せっかく育てた木を切るのもまことに残念でございますけれども、大体何本ぐらい切らなければならないのか。それから、切った木も何か有効利用の方法がないかどうか、お聞きをしたいと思います。
 次に、昨年の予算特別委員会の中でも質疑が行われましたけれども、今、広路を朝から夜まで多くの人が健康のために歩いているんですけれども、そこにぜひ公衆トイレをつくってほしいというふうな要望が昨年も出たと思うんですけれども、その後どのようなことになっているか、お尋ねしたいと思います。
 以上です。

◎ 清掃課長(大貫忠浩君)
◎清掃課長(大貫忠浩君) 第1点目のごみ減量の効果でございますけれども、昨年の1月と本年の1月を対比いたしますと若干ふえておりまして、0.19%ふえてございます。ただ、このほかに、私ども紙でありますとかビンというものは資源であるということで分別を進めておるわけでありますけれども、昨年の1月現在で1,827トンであったものが、本年の1月につきましては2,442トンということで、615トン資源化ができたということで、ふえました0.19%は95トンでございますけれども、これから615トンの資源を引きますと、全体的には520トンのごみ減量ができたというふうに見ております。
 次に、ごみゼロキャンペーンでございますけれども、一昨年は300名の方に、私どもで事業をしております「里がえり」を街頭なり駅頭で市内10カ所で2万個配布してございます。

 次に、生ごみのEM菌と言われていると思いますけれども、応募者は297名ございます。途中で補正をお願いして、全員の方にやっていただくということで、全員の方にモデルとなっていただきまして、EM菌の堆肥化をお願いしております。
 次に、279ページの6の下にございますごみゼロキャンペーンとごみ減量キャンペーンでございますけれども、ごみゼロキャンペーンにつきましては市子連さん、子供たちを中心にして実施するものでございます。次のごみ減量キャンペーンにつきましては、これはごみ減量協力員の方の御協力を得まして、バッカリ市でありますとか、えんえんまつりの参加でごみ減量を訴えるという事業でございます。

◆ 委員(豊泉利夫君)
 ここにごみ排出量の推移というのが出ておりますけれども、昭和63年が5万7,921トン、平成元年が6万1,277トン、平成2年が6万1,936トン、平成2年が一番ピークになっていると思うんですけれども、そのあと漸次、平成3年、4年、5年と1,000トンぐらいずつは減少しているように思います。平成5年が5万8,257トンになっておりますけれども、これも減量キャンペーンとか、市民の皆さん、あるいは行政の努力のたまものというふうにも思っておりますけれども、平成6年度の総量的な見通しはどのぐらいになるかというふうに予測しているのか、わかりますでしょうか。
 それと、今後の7年度以降どのような減量をしていこうと、その減量目標をぜひとも示していただたきたいと思います。
 それから、ごみゼロキャンペーンにつきましてはわかりました。

 次に、堆肥化容器へのEM菌についての質問でございますけれども、モニターを297人の方にやっていただいたということでございますけれども、その結果がどのようにあらわれているか、どのように把握しているか、その点をお聞きしたいと思います。

◎ 清掃課長(大貫忠浩君)
 お答え申し上げます。
 現在の推計でいきますと昨年を若干下回る程度で、5万8,000前後の現時点では見込みでございます。
 今後の減量目標でございますけれども、御承知のとおり、平成8年までにおきましては35%ごみを減らしませんと、日の出町の関係が出てまいりますもんですから、積極的にごみ減量をしていくと。そのためには、やはりリサイクル地域を拡大していくという計画でございまして、現在は約2万世帯までリサイクル地域が拡大しております。3月中に西砂全地域、中里地区、宮沢、殿ケ谷、西砂自治会、この4自治会に今月中に説明に入りまして、4月1日からいきたい。それ以後につきまして、それと並行に進めればよろしいんですけれども、これからはやはり商店街、事業系のごみを有料化ということになってございますので、これにあわせた関係で事業系の商店街のところにモデルをつくり、現在南口の中央公園通り商店街をモデルにしようということで、今役員さんと話を進めております。これから徐々に商店街の方に入っていきたいというのが現在の目標でございます。

 EM菌の結果でございますけれども、昨年の8月から実施してございまして、現在297名の方が土づくりということに励んでおりまして、この春からモニターの結果を御報告いただこうというような手順でおります。

◆委員(豊泉利夫君) それでは、EM菌のごみの堆肥化についてお伺いしますけれども、アンケートを何か1月にやるようにお話を聞いたんですけれども、それはまだ集まってないですか。(「数少ないものですから」と呼ぶ者あり)--ということは、かなり大勢の申し込みがあった割に結果がまだ出てないみたいなふうに思えるんですけれども、結局、容器とEM菌を配布した時期はいつごろですか。それをお願いしたいと思います。

◎清掃課長(大貫忠浩君) 8月後半から始めたものでございます。

◆委員(豊泉利夫君) 大分多くの人が関心を持って行っているというふうに受けとめて、非常に心強く思っているわけですけれども、市民の中にもEM菌によって生ごみの有機質堆肥化に非常に熱心な人がたくさんおるやに聞いております。この運動はごみ減量とともに、有機質肥料としての無農薬栽培として、これが健康食品としても非常に野菜づくりとしていいことであると思います。これが本来の一番のリサイクルとしてのいい方法ではないかと思うんですけれども、いろいろと今各地でこの堆肥化というのが進められているようでございます。

 ちょっと紹介させてもらいますけれども、市長のリーダーシップのもとに市を挙げてリサイクルシステムづくり、EMモニターが300人でスタート。ちょうど立川と同じぐらいの規模のようなんですけれども、これは埼玉県の和光市でございます。口コミで広がる会員の輪、短期間に500人を突破、EMで楽しい生きがいづくりをと。このような各地でいろんな運動が行われているようでございます。
 どうかこういう状況を踏まえて、今後、立川市の市民農園を利用してる方々にもぜひ、本年度30万円ですか、予算化してあるようですけれども、試験的にモニターになってもらったらいいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。

◎清掃部長(佐藤高之君) EM菌のことでございますが、現在アンケートを終了いたしまして、集計作業に入っているようでございます。まだ何件かが集まってございませんので、結果的にはきちんと出ておりませんが、その中の多くの方が家庭菜園で使っているというようなことがございますし、市民農園の方は担当部局が違いますが、これから家庭菜園でできないような人にも、そちらの方で使っていただければなと私ども思っておりますので、市民経済部と連携をとりながら今後進めてみたいと、このように思っております。
 以上です。

◆ 委員(豊泉利夫君)
 それから、今も豊泉委員の方から質問があったんですが、EM菌の件に関しまして、モニター経過後の援助用としてEM菌発酵剤を配布するというふうにありますけれども、これはどのような方法で、またどれぐらい配布するのかについてお尋ねいたします。

 それから、今も豊泉委員の方から質問があったんですが、EM菌の件に関しまして、モニター経過後の援助用としてEM菌発酵剤を配布するというふうにありますけれども、これはどのような方法で、またどれぐらい配布するのかについてお尋ねいたします。

◎ 清掃課長(大貫忠浩君)
 次に、EM菌でございますけれども、モニターの方につきましては年間7袋をお分けするということで、64万2,000円相当を予算化させていただいております。
 以上です。

◆委員(堀憲一君)
それから、EM菌のことについてはわかりました。(「関連」と呼ぶ者あり)

平成 7年  3月 予算特別委員会
◆委員(豊泉利夫君)
 かなり多くの市民が消費者農園を利用しているということを知りました。先般、生ごみのEM化による堆肥について質問いたしましたけれども、市民農園の方にぜひ優先的にこのモニターになってもらうというふうな考えがあるかどうかお尋ねいたしましたけれども、もう一度見解をお聞きしたいと思います。

◎地域振興課長(西宮彦幸君)
 消費者農園で御提供いただいている土地は、いわゆる生産緑地ではないものということでございまして、先ほど申し上げましたように、使用貸借契約ということで、2年間の期限でお借りしております。相続その他必要があれば、原状に復して即お返しすると、こういうのが契約の内容になっております。したがって、具体的に納税猶予があり、相続税なりの前に、そういう形で処理しているというのが現状でございます。
 あと、市民農園との関係でございますが、私どもの所管から離れますが、市民農園整備促進法に基づく事業でございまして、これは今後、庁内的に問題を詰めていくと、こういうふうに理解をしております。

平成 7年  6月 定例会(第2回)
◎ 市長(青木久君)
 次に、生ごみの減量化対策の一環として、有効微生物、いわゆるEMを利用して生ごみを堆肥化する市民モニターを昨年9月から3カ月間行っておりますが、そのアンケート経過はどのようになっておられるのか。またそうした結果を踏まえ、市としては現在EMを利用した生ごみの堆肥化にはどのような考えをお持ちなのか、お尋ねをしたいと思います。

 EM菌モニターにつきましては、昨年より300世帯の方に協力いただき、その使用状況、アンケートにお答えいただいた268世帯の85%が引き続き実施いただいております。現在はモニターの方々に対してEM菌の補充を実施しております。

◆ 18番(中島光男君)
 それから、EMにつきましては、ぜひEMを利用した生ごみの減量化が、これは行えれば非常にいいことでありますので、今後堆肥化されたものの利用方法も含めまして、EMによるごみ減量化をより力を入れて行うべきじゃないかと思いますので、ぜひこの点も検討していただきたいと思います。

平成 7年  9月 定例会(第3回)
◎ 市長(青木久君)
 また、資源のリサイクルとして紙資源と空きカン・空きビンの回収を重点的に行いました。特に団地やマンションなど集合住宅をリサイクルモデル地区として空きカン・空きビンの資源回収を進めるとともに、新たに事業所を通じた紙資源回収ルートの確保、EM菌堆肥化促進事業などを通じリサイクル事業の推進に努めました。

平成 8年  6月 定例会
◆ 3番(見乗シゲ子君)
 次に、生ごみのリサイクルについてでございます。

 立川市は、平成2年度からEM菌による生ごみの堆肥化が行われていますが、コンポストは1,200基普及しております。その効果についてお示しをいただきたいと思います。
 2番目に、市民1人当たり生ごみの量は1日どれくらい出ているのでしょうか。そのことについてお尋ねします。また、生ごみの減量には、いつごろから取り組まれるのかどうか、お尋ねしたいと思います

◎ 市長(青木久君)
 次の生ごみの問題でございますが、本市は平成2年度から生ごみ堆肥化容器購入費補助金交付制度を取り入れ、また平成6年度にEM菌による堆肥化のモニターを募集し、生ごみに対するリサイクルの奨励を図っております。最近は、これらの方法とは別に、機械的に堆肥化をする機種やその他の簡易装置の開発などがされ、ごみの減量の効果があることが報道されておりますが、堆肥化をする場合、すべて共通なことは、ラップ類やビニールなど不純物をまぜないことであります。これらのものがまざっておりますと、良質な堆肥ができず、土壌汚染することにもなりますので、実施に当たっては十分検討をする必要があります。また、燃料と堆肥化以外のリサイクルも考えられますが、現時点では、先ほど申し上げましたとおり、プラスチック類や紙類等の資源の徹底したリサイクルに主眼を置いておりますので、生ごみのリサイクルにつきましては、さらに検討を加えてまいりたいと考えております。

◎ 環境部長(加藤佳宏君)
 それからもう一つ、一番最後にEM菌等のごみの堆肥化でございますが、先ほど市長からも御答弁ございましたとおり、別途私どもの方では立川市として独自でEM菌等、これらを試行してございますので、まずはこれらの形の中で進めていきながら、国分寺やなんかも新しい例が新聞報道で載ってございましたが、これからどういう形で進めていくか、さらに検討は進めていくものと思っております。
 以上です。


平成 8年  9月 定例会
◆ 25番(島田清作君)
 それから、ごみを減らしていくもう一つの手だてとして、これも再三言っていることですが、生ごみの堆肥化の問題です。これは今、油化の問題やガラスの問題、いろいろ取り組んでいて、またもう一つということはすぐにはできないことだというのは十分わかるんですが、将来的には生ごみの堆肥化というのを考えていくことが必要なんじゃないかと。これは資源の循環ということから考えましても、立川の農業のためにも必要なことだと思いますし、ぜひやっていただきたいと思うんですが、将来計画として考えておられるかどうか、お聞かせいただきたい。

 当面の問題として、ここ数年取り組んでおられますEM菌の試験的な市民への利用の推進ですが、これがどれぐらいの成果が上がっているのか、お答えいただきたいと思いますし、それから大量に生ごみが出る学校給食の調理場などでは今残飯はどのように処理しておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。


◎ 環境部長(加藤佳宏君)
 それから、3点目の生ごみの堆肥化でございますが、これらにつきましては、前回も他の議員さんからも御質問ございまして、私どもの方でも、この10月の編成がえ、これらを含めました今の状況、ふくそうしている状況の中で、今後は議員さん御指摘のように、検討課題として国分寺の例なんかもございますので、検討してまいりたいと思います。

 それから、EM菌の成果でございますが、EM菌につきましては、平成4年ですかモニター制度という形で約300名からの方々に、私の方からそれぞれお渡しして、現在もそれらの補助といいますかそういう形でEM菌をそれらの方々に御配布してございますが、やっぱり300のうち50世帯ぐらいの方々はにおいが臭い、あるいは交換が難しいというような方々もございましたが、減量はできているという質問、アンケートに対しまして、約30%から40%の方がやはりその辺のところは難しいという方もございましたが、大多数の方は減量化に役立っているというお話は承ってございます。
 それからもう1点、学校給食調理場ですね、これらと単独校のこれらの調理場の残飯につきましては、私の方の収集業者に一括して収集をしている中で、現在山形県のサクランボ、これらの農場に直接搬入しているというようなお話は聞いてございます。

  • 最終更新:2013-11-26 05:16:19

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