葛飾区

平成26年 予算審査特別委員会第3分科会

清水忠委員

 先ほど伊藤委員から話がありました水元小合溜の水質浄化、これ毎回言っているから、多分お察しはつくかと思うのだけれども、横ばいですという答えで納得するわけないのだよね。水質が浄化されていないのだよ。
 (「水質を浄化する事業ではないのだよ、それ。うわばみをとっているだけなのだよ」との声あり)
 それを言ってはおしまいだね。
 抜本的に何をすべきかということを、だって、つい、何年か前だっけ、千葉大の研究チームに調査を依頼して、その結果が出たらやりますからと言っていたではないですか。その結果の検証はどうなったのですか。

公園課長

 千葉大の研究結果に基づいて、やはり水を動かすのが重要だという結果も出ております。ですので、中川のほうから取水量をふやし、小合溜、外溜めから内溜めへこう動かして、水を循環させることが、水元の小合溜の浄化につながっていくというような結果も出ております。

清水忠委員

水を循環させるというのはもう、はなからわかっていた話でしょう。千葉大のほうに委託料を払って調査しておいて、結果は水を循環させるという答えなの。それだけではないでしょう。

公園課長

一つだけではございません。その中には、富栄養化になったヘドロのしゅんせつ、またはアオコの除去等、またあと魚の死骸等、におい等を除去するためには、例えば納豆菌ですとか、そういった微生物を搬入させたり、EM菌といって泥だんごみたいな形をした、そういったものを活用する、そういったことで浄化ができるのだというような報告は出ております。

清水忠委員

 それも前に私、提案したことだよね。まず、ヘドロを除去して、中に沈殿されている魚の餌なんかもあるでしょう。練っただんごみたいなので、餌にしていますから。そういったものをいわゆるしゅんせつしたり、あと、今、いわゆるバイオによっての浄化だとか、それも提案したではないですか。私が言ってきたことと千葉大の研究チームが検証結果として出せたこと、同じではないですか。何で進まないの、これ。何でそういうことを、そのときに捉えてくれないのかというのは、意味がわからないのだよね。だって、結果同じだもの。流量をふやすといっても限界があるでしょう。
 それと、中川の水が、水質がよくなっていますか。中川の取水口からとって、大場川に回して、また循環させると言うけれども、正直な話、中川の水は余りきれいではないですよ。その水を循環したって結局、大したことないでしょう。ただ、流れをつくるというのは大事。それよりも一番肝心なのは、しゅんせつをするかしないかということを、もう前から言っているわけではないですか。ほかにも方法があるからほかにも方法があるからって、何にもしてくれないのですよ、ここの10年。毎年、1億3,000万円から使っているわけだ。1日当たり幾ら。20万円も30万円も、30万円近く使っているのだよ。1日、きょうも30万円、あしたも30万円、毎日30万円使って、きれいにならないのだよ。この水質浄化全体の経費でいえば。もちろんほかの経費もあるけれども、何でしゅんせつをやらないの。やればきれいになるよ、大分。

公園課長

 公園課としましても、何もやらないわけではございませんでして、一つは微生物の関係で、アクアリフトという製品を使いまして、これは小合溜で全体的に25ヘクタールございますので、いきなりちょっと実験をするということは難しいということで、四つ木橋の排水場のあたりにアオコが発生している箇所がございました。そういった微生物を、硫黄菌というのですけれども、そういったものを入れて、菌がヘドロを食べてしまうというようなちょっと実験も行ったのですけれども、なかなかそれが、2回ほどやったのですけれども、小合溜のほうにすぐ使えないというのが1点目。
 あともう一つは、委員がおっしゃったとおりに、今、井の頭公園でかいぼり作業というのをやっております。私もそれについては調べて東京都のほうにも確認をしました。水元の小合溜が25ヘクタールございまして、井の頭公園の面積については約3ヘクタールでございました。いろいろ検討して、すぐにできるかどうかというのもちょっと考えてみたのですけれども、やはり水の締め切り時間ですとか、水元公園については面積が広うございますので、締め切りを何回もやらなければいけないと、そういった構造的な問題があって、ちょっとなかなか着手できないような状況になっております。

清水忠委員

 そうすると、改善策として、いわゆるしゅんせつ作業をするというふうにおっしゃったのだけれども、それはできないわけでしょう。言っておいてできないと、それはないでしょう。だから、実際にバイオを使ったものについて言えば、花畑運河、足立区の、ちょうど中川から花畑運河がありますよね。あそこでもう四、五年前に、ある団体がもう浄化の作業をやっているではないですか。知っていますよね、それ。だから、そういったことも含めて、毎年毎年、毎日毎日30万円からお金を使っていながら、もう10年水質が浄化されていないのだよ、これ。これはちょっと余りにも、成果の出ないことを繰り返し繰り返しやっているような思いなのだけれども、ともかく実際にエアレーションなんかもあるではないですか。あれ、絶対数足らないからね。あの面積であの数というのは足らないから。あれをもっとたくさん置くだけでも違いますからね。そういったことをなぜやらないのかというのが、全くわからない。これだけお金をかけるのだったら、もう少しきちんといろいろ検証して、なおかつ一番大事なのは、皆さんのほうで千葉大学のほうに依頼をして、委託料を払って、どのようにしたら成果が出ますかということをやったわけだから、それに対しての結果報告と採用すべき方法を具体的に今後明らかにしてください。そうでないとこの予算というのは、なかなかすんなりと納得できる話ではなくなってしまうから、そこをお願いします。
 それともう一点、水元のふれあいルームの管理運営委託費なのだけれども、これ何で債務負担行為で、ちょっと意味がわからないのだけれども、ちょっと教えてくれますか、これは。


  • 最終更新:2015-03-18 09:47:07

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