蒲郡市

蒲郡市議会とEM

平成 7年  6月 定例会

◆ 27番(中野房子君)

 次に(2)生ごみ処理機について伺います。ごみについては、各自治体がそれぞれ減量の努力をしており、当市においては生ごみについては、現在コンポストのモニター制度と蒲郡ごみを考える会でEM菌ボカシにより、家庭内での減量推進を行っております。ごみを考える会には、私も2、3度出させていただきましたが、女性ばかりでなく、最近では男性も多く出席されてその関心度の高さがうかがわれます。私もコンポストやボカシ、そして、最近では矢部菌という土壌菌を三重県の度会町まで勉強に参り使用しており、この4年間、我が家では母の協力もあって、ごみの収集日にほとんど生ごみを出したことがありません。また、生ごみ処理機にも関心を持ち、廃棄物処理店にもまいりまして、実際に電気生ごみ処理機を幾つか実験的に使用してみました。私のような暇がないものにとっては、やはり電気生ごみ処理機は有り難いと痛感しております。コンポストは夏場どうしても虫が発生し、その駆除に余分な手間とお金が掛かりますし、ボカシにしても、肥料となったごみをたい肥として、土中に埋める場所と手間が掛かります。その手間や場所が確保出来る人は、それはそれでやっていただけばよろしいのですが、それぞれの状況に応じて、電気生ごみ処理機を使用することも一つの手段であります。私のところに電気生ごみ処理機を買おうと思うが、どの機種が良いかというお問い合わせもあり、市内でも既に購入されて、使用してみえる方も何人かみえます。ところが、ご承知のようにこの電気生ごみ処理機は電気代も少し掛かりますが、本体価格が1機9万円から15万円くらいで、まだ高いのです。主婦の気楽な買物と言うわけにはまいりません。そこで、コンポストやEMボカシを使用できない家庭の生ごみ減量推進のため、是非、電気生ごみ処理機に助成金をお願いいたしたいと思います。県下では津島市が昨年、新城市が本年度、その制度を実施されております。どうかご研究の上、前向きにご検討をいただきますようお願いいたします。

◎市民生活部長(鈴木弘高君)

 4点ほどのお尋ねかと思います。まず、最初にごみ処理の基本計画と協議会とのかかわりについてのお尋ねかと思います。このごみ処理基本計画は本年度策定の予定をしているものであります。内容は、ごみの排出抑制、分別収集の徹底、資源ごみ再生等のごみ減量化に関するそういった施策を総合的に定めるものであります。それで、この協議会の委員さん方には、実際の私どものごみの抱えておる現状、問題点、こういったことも詳しくご説明をさせていただいて、市民業者における方策の問題、あるいは幅広くご意見、提言等をいただきまして、併せてその委託をしておりますけれども、出来てからそれを見ていただくと、こういう考えではございません。中間的に意見を聞きながら、出来上がったものを審査とか報告をさせてもらって、意見もいただき、それも取り入れると、こういう形で進めていきたいというふうに考えておるわけでありますので、よろしくお願いをいたします。
 それから、機器の問題でございますが、これのことは、生ごみ処理機の件でございますが、やはり機械的な商品とこういうこともありまして、これもメーカーの研究も大変、今、熱心にやっておられるわけです。一方、購入者の方の人気にもこういった商品は左右をされるということもございますので、不人気というようなことになれば、生産中止ということも多分にこれも予測されますし、普及と市のごみ減量行政にどういうふうに貢献できるかという価値判断、これも見極めていくことも大切だと考えております。したがって、私ども公共団体が行政施策で行うものですから、十分に研究をし、効果的な事業として予測評価の上でないと短絡的にやるのは、ちょっと考える次第でございます。したがいまして、その辺の調査、検討を始めるということでございますので、よろしくお願いをいたします。

平成 8年  6月 定例会

◆ 14番(土屋善旦君)

 3番目に、ぽい捨て防止条例につきまして、今後の運動について、お願いをいたします。本市は、市外から大勢の観光客らを迎えるとあって、街の美化推進に取り組む強い姿勢を示した防止条例を期待する一方、市民一人ひとりの理解を得なければなりません。今後の取り組み方について、お尋ねをいたします。
 他の市町の防止条例を読みますと、ぽい捨て防止に功績のあった人、犬の登録や予防注射を行い、適正な飼育をしている優良飼い主を表彰する規定、また逆には、野焼きをすると30万円以下の罰金、ぽい捨てや犬猫のふんを始末しない人に、罰金を課す条例を制定している町もあります。市民のモラルを大切に、罰金は課さない方向でありたいと思いますが、お尋ねをいたします。
 環境美化推進員、通称クリーンサポーターを募集し、既に総代区に衛生員の皆さんにクリーンサポーターをお願いしているやに聞きますが、どなたの発案か存じませんが、大変結構なことで、正にクリーンヒットですが、現在までの登録人数、活動内容をお示しいただきたいと思います。例えば、ごみの出し方の指導、推進委員の立場で注意するものの、非常に度胸のいる仕事だと思っています。そして、推進委員には、どういった身分証明をしていただけるのでしょうか。市民の方々にご理解いただくのは、まだまだ時間が掛かるでしょうが、十分なご検討をお願いいたします。また、今月29日に環境美化ごみ減量推進大会を開催されますが、第1回にしては、種種、趣向を凝らしているようですが、イメージソングを募集され、入賞曲の披露発表など、催しをされておりますが、対象者、入場予定者等々をお尋ねいたします。

◎市民生活部長(富田忠男君)

 土屋議員のご質問のうち、私の方からは、ぽい捨て防止条例の今後の運動についてと、4番目の交通災害共済について、お答えをいたします。


 次に、環境美化ごみ減量市民大会の開催について、お触れであります。ごみぽい捨て防止条例の施行を一つの契機としまして、多くの市民の皆さんに環境美化並びにごみ減量の意識を高めていただくために、来る6月29日、土曜日でありますが、市民会館中ホールにおいて、推進市民大会を開催いたします。内容といたしましては、1部、2部に分けて行いたいと思います。1部は、午前中でありますけれども、市内の保育園児による環境美化イメージソングの発表音楽会、こういうものを行いたいと。そして親子で楽しめる遊びやゲームなどを行います。2部としまして、午後でありますけれども、環境美化ごみ減量推進市民大会式典といたしまして、環境美化功績者の表彰、標語の優秀作品の表彰、それからイメージソングの入賞曲の表彰、ごみ散乱防止宣言、記念講演といたしまして、ごみ減量システム研究家の松田美夜子さんをお招きしまして、講演会を行います。その他のイベントといたしまして、フリーマーケット、リサイクル製品の展示、EMぼかしコーナー、マドバックの展示等を実施してまいります。
 大会参加対象者は誰か、入場者予定数は、とのお尋ねでありますが、市民誰でも参加できるようにいたしてございます。また、入場者につきましては、第1回ということもありまして、予想ができませんが、午前、午後とも中ホールをいっぱいにしたいと考えております。ぜひ多くの皆さんのご参加をお願い申し上げます。

平成14年 12月 定例会

◆ 松本昌成議員

 (3)EM菌を活用した環境浄化の取り組みについて。近年、家庭排水や農薬、畜産排水などによる河川や海、池や湖などのさまざまな水域での環境汚染が深刻な問題となっています。
 そこで、EM技術を導入した浄化プロジェクトが全国各地で展開されています。沿岸部でのヘドロの分解除去や水質浄化、生態系の正常化、自浄化作用の回復を目的とした取り組みが広がっており、川や海の近くにEM活性機の培養タンクを設置して、EMの投入を行っている例もあります。蒲郡市におけるEM菌活用の状況及び今後の取り組みについて考えをお伺いします。

◎ 水山慶太郎産業環境部長

 次に(3)EM菌を活用した環境浄化の取り組みについてであります。蒲郡市ではごみ減量対策の一環として、平成11年度に生ごみ処理器等補助金交付要綱を設けて、その中でEM菌を活用し、生ごみを堆肥化するためのボカシ容器の購入に対して、補助金を出しております。平成11年度から平成13年度の3年間で368器のボカシ容器の補助をいたしました。
 蒲郡市でのEM菌の活用事例としては、生ごみを堆肥化し、家庭菜園の肥料として利用しているものが主なものであります。このEMボカシの普及には、蒲郡ごみを考える会の皆様がごみ減量市民大会や、フリーマーケット等の開催時にEMボカシを使用してできた野菜やボカシ容器を販売しながらPRに努めていただいています。
 全国各地でEM菌を活用した河川の浄化、悪臭緩和、土壌改良等を実施して成果を上げている事例の情報も受けております。これら全国の活用事例を参考にし、蒲郡市においても海を初めとする水質浄化は大きな課題でありますので、ボランティア団体、事業所等での協力を期待しているところであります。EM菌の活用の可能性についての勉強と水質浄化に協力していただける方々の輪を広げてまいりたいと考えております。

◆ 松本昌成議員

 それから、EM菌についてですけれども、私もいろいろなまだ視察をしてないものですから、今後視察、私自身もしながら、見ておきたいなと、そういうふうに思っております。特に市内の取り組みで形原北小学校が環境教育の一環でビオトープをやっているわけですけれども、その横のところに小川をまたつくりまして、そこにホタルを生息させたいという取り組みを実はしているんですね。まだこれからホタルが本当にそこに生息できるかどうかというのは、これからの課題で、先生初め子供たちも楽しみにして取り組んでいるんじゃないかなと思うんですけれども、実はあそこの生息環境をつくるのにEM菌を使ってそういう環境を取り戻そうという取り組みをしております。そういったこともありますので、これは小さなことからありますけれども、その啓発の効果もありますし、これがまた今後海や河川の浄化に役立つということなると、また実も取れるかなと、そういうふうに思っておりますので、これも研究をしていただくことを要望しておきます。


  • 最終更新:2014-05-09 12:31:35

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