袋井市

袋井市議会とEM


平成19年6月定例会

◯6番(田中克周)

次に、大きい2番目の環境問題で、EM菌について御質問いたします。
 今月、6月は環境月間です。21世紀は環境の世紀と言われており、地球温暖化対策やエネルギー問題、さらには身近な生活環境の保全問題まで、だれもが環境を意識し、配慮して生活しなければいけない時代になりました。
 昨年9月、袋井市まちを美しくする条例が制定され、それをバックアップする組織として、ことし1月には市民環境ネットふくろいが市民運動として発足しました。私も趣旨に賛同し、環境衛生美化部会に所属し、お手伝いさせていただくと同時に、常日ごろ環境に配慮した行動を心がけているところであります。
 環境について考えているときに、ある本に出会いました。それは、琉球大学、比嘉照夫教授の著書『地球を救う大変革』という本であります。有用微生物群、つまりEM菌であります。このEMで、環境汚染を浄化できるというものであります。一番身近な家庭の中で、費用も安く、簡単にだれでもできるということが大きなポイントで、このEMによる効果を本の中から一、二御紹介します。
 まず、トイレの排水や洗剤などの家庭排水を3層の循環式浄化槽でEM活性剤を投入して循環させると、24時間で飲み水に使えるほどきれいになり、沖縄県具志川市の図書館では、こうした汚水の再利用システムを完成させ、年間120万円かかっていた水道代を6万円で済ませることができたということです。
 また、岐阜県可児市では、家庭から出る生ごみ処理にEMを使い始めたら、生ごみが良質の有機質肥料として畑や家庭菜園などで使えるため、生ごみを余り出さなくなり、年々15%もふえ続けていた市のごみ回収費が、逆に15%も減ったということであります。
 では、このEMとはどのようなものでしょうか。EMとは、食品加工に使われる乳酸菌、酵母菌、光合成細菌、放線菌、糸状菌等、人間にとって安全な微生物のみを集合させた液体状の有用微生物群で、比嘉照夫教授の研究グループによって開発されました。既に御案内のとおり、アルコール、ヨーグルト、チーズ等の発酵食品は微生物の働きを活用したもので、古来より人類と微生物は密接なかかわりを持ってきました。これらの微生物は、悪玉菌と呼ばれる有害物質を抑制し、EMを核にして善玉菌の物質を集め、活性させる力を持っていると言われております。このEM技術は、農業に根差したものであり、EMを土壌に入れることによって土が蘇生され、土壌環境が変わり、本来の生態系を取り戻すことによって自然な形で植物が栽培されるようになり、連作も可能になるとされています。
 EM技術は、農業から始まり、畜産への活用、日々の生活から発生する生ごみ、米のとぎ汁の有効活用、また、EM活性液による河川や海の浄化が可能になっています。さらには、教育、福祉、医療、建設等、多方面にわたってその活用の輪が広がり、国内では1,817市町村のうち、469の市町村を巻き込んだ運動となり、世界では135カ国の国々に広がり、EM技術を活用した政府との共同プロジェクトも数多く誕生していると聞いております。
 ここで、EM技術の具体的な取り組みをされている団体を紹介させていただきます。
 私の地元、方丈に袋井はこべの会がありまして、そこでの活動は、みんなで環境に優しいEM廃油石けんづくりをしております。普通なら捨ててしまう油を再利用することで、環境浄化にも役立っています。また、生ごみの脱臭や堆肥化、水質浄化などに効果があるとされる「EMぼかし」をつくり、各家庭で実践されております。また、今月から新たな試みとして、市役所南側水路の水質浄化を願い、皆で米のとぎ汁EM発酵液を流す運動も始まったとのことでした。効果も含め、今後に注目をしていきたいと思っております。この会では、毎年定期的にEMの勉強会を市民対象に開催しており、EM廃油石けんのつくり方を実演したり、体験発表、活用事例発表などを通してEMの普及啓発に努めております。
 以上、EM活用事例の一部を御紹介いたしましたが、有用微生物の効果は、実際にその変化や成果を見ていただくことにより理解し、納得いただけるものであります。また、有用微生物の活用を通じて、自然農法による安心・安全な農作物の生産や環境浄化の実質的な成果のみならず、環境教育や意識の向上、また、よりよい地域社会づくりにもつながると考えます。
 そこで、市長にお伺いします。まず、EM菌の有効性について、どのような認識をお持ちなのか、御所感をお願いいたします。
 次に、農業面と生活環境面につき、EMの活用をそれぞれどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。
 ところで、私は先日、掛川の西郷小学校のプール掃除にEMを使用した経験があるということで、関係者の方からお話を伺いました。西郷小では、米のとぎ汁EM発酵液を昨年1回、400リットル投入したそうです。本来、プール掃除には、春先と清掃1カ月くらい前におのおの200リットル程度投入するのが効果的のようです。実際の清掃時には、洗剤を使わずに底や側面もきれいに掃除することができたとのこと。1回だけの投入でも効果はあったようで、そのほかプール水のにおいがなくなっていたそうで、これは水質が浄化された証拠です。また、プールの底に土ぼこりのようなものが残りますが、その量が少なく、ぬめりやこびりつきも少なかったため、清掃が容易であったとのことでした。担当の先生も、効果を実感したとのお言葉でした。肝心の経費について尋ねたところ、地元の協力者に御負担していただいたとのことで、ゼロとの返事でした。ちなみに、私が調べたところ、EM菌原液の価格は6,000円から7,000円程度でありました。
 EM研究誌『Ecopure』によれば、全国の小中学校の855校がEMでのプール掃除を実践されているというデータも出ております。袋井市でも、調査、研究してみてはどうでしょうか。

◯市長(原田英之)

 次に、EM菌についての環境問題、EM菌についてのお答えを申し上げます。
 EM菌は、農業分野におきまして、土壌改良材として、1982年に琉球大学農学部の比嘉教授によりまして開発され、人体に有用とされる乳酸菌や酵母、光合成細菌等の微生物を集めた液体でございます。抗酸化力が強いということから、植物の腐りや病気を防ぐとともに、汚染物質を分解するとされており、農業分野では土壌改良や害虫予防に、生活環境分野におきましては水質の浄化に効果があると言われております。市内でもEM菌を活用した堆肥づくりや環境浄化に取り組んでいる市民団体があり、一定の効果を上げていると、このように伺っております。
 さらに、県内では湖西市立鷲津小学校が、県外では宮城県角田市立桜小学校、千葉県白井市立白井第一小学校等におきましては、ヘドロや悪臭の発生を防ぎ、汚れが落ちやすいことや、従来の塩素使用に比べ、においもきつくなく、肌の弱い子供でも作業ができるということから、そういう効果もあるということで、プールの清掃とか学習活動にEM菌を使用している、このように伺っております。
 このように、EM菌はさまざまな分野で活用されていますが、しかしながら、公的な専門機関において具体的な効果がいまだ示されていない、こういうことも反面ございます。安全性や有効性、経済性を見きわめていく中で、今後の研究課題にさせていただきたい、このように存じます。
 このEM菌につきまして、私もこれを使って堆肥づくりをやったことがありまして、実際にはやってみると、なかなか根気よくやらないとだめでございまして、ちょうど当時私は静岡で生活しておりましたけれども、なかなかうまくいかなかったこともございました。恐らくやる順序のとおり、きちんきちんと堆肥をやっていけば、そうではなかったかと思います。
 もう一つは、例えばプールの消毒なんかは、塩素で今やっているわけですけれども、必ずしも塩素は、あれだけにおいがあるし、あれだけにおいがしますと、これは恐らく子供にとっても、塩素そのものもやはり何らかの害があると、こういうことを考えますと、やはりこのEM菌の活用と、そういうことも、いわゆる今やっていることが丸々100%いいわけではないものですから、それを新しい方法を取り入れていくという意味で、EM菌の活用等につきまして十分考えて検討して、しかも、子供の問題ですから、子供に少なくとも悪い点を除くような、そういうことから、このプールにおける清掃等に、あるいはぬめりを消していくという意味では、私は参考にすべきものと、このように考えております。
 いずれにしましても、総合的ないろいろな意味で、新しいものを取り入れるわけですから、すぐ一、二の三でそろってやりましょうということよりも、やはり少しながら実験的なものを加えていって、その検証を高めていくということが、公的な機関でございますので必要である、このように考えております。

◯6番(田中克周)

 それから、EM菌ですけれども、市長のお話ですと、聞いていますと、プールのほうは何となくやってもいいかなというように受け取りましたけれども、それ以外のことについては、もう少しいろいろ慎重に見ていきますよということであります。プールにつきましてはぜひ、全部ということではなくて、どこかモデルで1校でもいいものですから、ぜひやっていただきたいなと、そこら辺をお答えいただけましたら、お願いいたします。

◯産業環境部長(鈴木満明) 田中議員のEM菌の活用について、再質問にお答えを申し上げます。

 EM菌は、農業分野での活用ということで堆肥化、それから、環境問題での水の浄化、こういったことで効果があると言われておりますので、今後、こういった実践をされている団体の方もございますので、そういった実情を伺いながら実験できたらなというように思っております。
 また、プールでの実験でございます。お隣の掛川での西郷小学校、それから、近隣での、先ほど市長からも御答弁申し上げましたが、湖西小学校、実例がございますので、そういった学校の実態を伺いまして、まずは実験的にこれを活用できれば使っていくという方向を今後検討してまいりたいと思います。

◯1番(村松 尚)

 次に、市内のショッピングセンター、小売店でのレジ袋の使用をマイバッグ運動の推進により減らし、省資源の運動を進めるべきだと思います。商業者などにも呼びかけ、この運動を盛り上げていっていただきたいものであります。そこで、私は次のようなことを当局にお伺いいたします。
 まず、公用車の買いかえ時には、ハイブリッド車または軽自動車への転換を進めたらどうでしょうか。
 次に、市内企業への温暖化防止についての啓発に取り組むことを推進したらどうでしょうか。
 また、風力発電の推進を図ったらどうでしょうか。
 太陽電池利用の設置への補助についてお伺いをいたします。
 家庭での白熱電球から電球蛍光灯への導入を促すように啓発運動を図ったらいかがでしょうか。
 買い物時のマイバッグ運動の推奨と商業者へのレジ袋利用の削減をお願いしたらどうでしょうか。
 また、EM菌を利用し生ごみの堆肥化を進め、家庭菜園等に利用し、生ごみの発生量を抑える取り組みを一層進める必要があると思いますが、当局のお考えをお伺いいたします。

◯市長(原田英之)

 それから、次に、EM菌の利用についてのことでございますけれども、昨日、これは田中議員からのEM菌の利用についての御質問もございました。生ごみの堆肥化についてでございますが、現在、燃やせるごみの中で生ごみが全体の15%を占めているということで、生ごみ堆肥化容器及び生ごみ処理機導入につきましては補助制度を実施して、ごみの減量化を行っております。御提案のEM菌を利用したごみの堆肥化につきましては、実際、私もやってみたことがあるのですけど、なかなか根気の要る仕事で、きちんとやっていかないとうまくいかないということがありますけれども、これは私だけがうまくいかないのであって、世の中の人はもっとすばらしく根気の続く方もおりますので、必ずしも私の体験だけで「それはなかなか大変ですよ」とも言いがたい問題がありますので、やはりこの点につきまして実際やっている方々にいろいろな御意見を聞きながら、実際的な効果も確認しながら、こうしたことについては積極的に検討してまいりたい、このように考えております。

平成22年6月定例会

◯2番(竹原和義)

 グルンバシステムにつきましては、自分が一番注目しましたのは、鹿児島県の志布志、最大のお茶農家、茶園ですか、約220町歩やっている方が無農薬でやっておるということ。その無農薬は何かといったら、先ほど言いましたように、乳酸菌を海水と水でやって、それで虫がつかない。これが、非常にすぐれものは、発酵しますので虫がつかない。ですから、コンポストへ入れますと虫が一切つかない。去年の9月に、秋口ですか、タチウオをもらいまして、タチウオをやって、あと内臓をこういう袋へ入れて台所へ置いておいたらくさいと。何とかしてくれというものですから、これを約一つかみやったら、それでにおいが消える。だから乳酸菌の効果が非常にあるということで、グルンバシステムも、乳酸菌を泡立てて、倍々で攪拌してふやしていくものですから、非常にコストが安いということを聞きました。
 畜産については、先ほど、湖西の話をされていましたけど、湖西の中の団地の中の自分の友人もやっていまして、確かに困っています。におい問題につきましては、過去にはEM、これも失敗した。光触媒、オゾンも、これもやったけど失敗した。これだって費用対効果で、効果はあるけど設備投資が高い。これを豚とか牛とか鶏に食べさせると、ふん尿のにおいが減る。パンダは竹しか食べないものですから。ところが、では、これを食べさせたときに金額がどれぐらいになるかといったときに、やはり先ほどの乳酸菌をふやしていく。自分のところで培養できますので、そうしてそれを直接豚とか豚舎とかさまざまなところに噴霧すればにおいが消える。
 今、鹿児島県と北海道しかやっていませんけれども、これから非常に注目される。既に、インターネットを見てもらえばわかりますけど、大手の食品工場とかいろいろなところでこのグルンバシステムについては活用されています。自分も、県内どこかへ見に行こうかなと思いましたけれども、なかなか県内で見ることができませんでした。本当は、鹿児島まで行って実際に見てきて一般質問をやればよかったのですけど、その暇がなかったということで、私も検証されてはいかがでしょうかにとどめました。
 今後、これがさらなるグルンバの、といいましても、これは特許を取ってあるものですからほかの人がまねできないという問題がありますので、なかなか難しいのではないかということで、本市がどれくらい一生懸命畜産公害とか悪臭問題、その他もろもろに取り組むか、今後注目していきますけれども、恐らく、先ほど市長がおっしゃったように、設備投資はかなり安いと思うのですよね。そういう面で、たくさん豚を飼っていらっしゃる養豚場については、費用対効果にすればかなり安くなる。曝気槽の中のふん尿がすべて液肥で売れるということであれば、曝気槽でモーターで回す必要がないから電気代も安いということで、その液肥を、ニンジンとか、すべてそうですけど、連作障害、いや地現象の回避ということで、これも肥料として使えるということは非常にいいことだなと思っています。ですから、私も実際にまた見に行ってきますし、当局のほうも、もう少し検証していただいてお願いしたいと思います。

平成22年12月定例会

◯16番(大場正昭)

 また、何年か、補助事業として取り組んでいる生ごみ処理機の導入状況につきましてお伺いいたします。先日のエコフェスタでは袋井はこべの会の皆さんがEM菌の効用についてお勧めいただいておりましたが、これらのことも大変有効な手段かと存じます。このようなことから、この補助事業の今後の方向性につきましてもお伺いいたします。

平成23年2月定例会

◯2番(竹原和義)

 3点目として孟宗竹健康革命について質問いたします。
 2010年9月10日に「孟宗竹健康革命」日下英元著が刊行されました。この書籍の一部を引用しますと、孟宗竹は筒の部分の直径が20センチ以上のものになると24時間で1メートル20センチ伸びたという記録があり、孟宗竹はすばらしい速さで成長し、ある瞬間で成長をとめて全く太らなくなる。竹が成長して、皮がすべて落ち、一番上の72番目の成長点が太陽の光を浴びると成長がとまり、その後で枝と葉が伸びるとある。成長とは代謝、つまり酸化で、それをとめるのが還元です。不思議なのは幹の成長をとめる還元作用と枝葉を伸ばす酸化作用が同時に行われているわけです。
 バンブリアン孟宗竹エキス1リットル1万2,000円でネットで販売されています。どうしてこんなに高いのか、実際につくってみるとよく理解できました。まず、できれば新鮮な3年物の孟宗竹を伐採して、1週間以内に煮沸作業の完成、竹の外側の緑の部分には抗菌作用がありますが、内側の白い部分には抗菌作用がないのでかびるため、急いで適当な寸法に切断して割ります。節の部分は珪素が多いので節取りをします。この竹片を洗浄し、適当な数をそろえて束ねます。煮沸は摂氏95度以上100度以下で3時間以上必要です。ごみを取り除くため液をこして冷蔵庫に貯蔵して完成です。昨年は猛暑だったので、ことしは花粉の量が平年より10倍近く飛ぶとありました。竹には還元作用を初めとした各種天然ホルモンがあり、これらが直接細胞に無理なく働きかけ、人が本来有している機能が戻り、結果としてアレルギー作用を抑えることができるとありましたので、早速スプレー点鼻してみました。
 そんなときに、『現代農業』の3月号に、湖西市の浜名湖ファーム、近藤哲治氏がウズラを6万羽飼育して悪臭防止と産卵低下抑制記事の掲載がありました。近所の放置竹林から週に1回、軽トラック1杯分伐採し、自社でパウダーにしてえさにまぜると同時に、ふんに竹パウダーをまぜて、においが少ないぼかし堆肥を販売しています。竹林の地主には大変喜ばれ、ただで手に入る竹パウダーで確実に経営収支もよくなったと、発酵の大切さを感じているとありました。枝葉でもパウダーができるとして、『現代農業』や農業新聞に取り上げられましたので、北は北海道、南は九州と、全国各地から問い合わせや注文があると聞いています。
 群馬県の田村氏は、ハウスの中で刺身こんにゃくをつくり、連作障害の回避とおいしいこんにゃくづくりを実施しています。
 茨城県結城市のおむすび駝鳥園では33羽のダチョウを飼育して、えさとともに鶏舎にも散布して、悪臭防止として活用しています。
 福島県双葉郡の志賀一郎氏はいっちゃんのこだわり米を販売しています。大自然と調和し、活性化した水田ではぐくまれた自然耕の稲にEM技術を利用、農薬、科学肥料を使わずに、安心しておいしい米をつくっています。いっちゃんの精米済みこだわりのコシヒカリ10キロ4,725円で販売しています。竹パウダーの乳酸菌を有効活用して無農薬栽培で日本一を目指すと聞いています。
 鳥取県八東町では平成15年から売れる米づくりを目指して、竹パウダーを活用する栽培の支援を行っています。同地域ではふえ続ける竹の処理に困り、竹の有効利用を模索していた農家が竹パウダーを利用した農法の事例を知り、平成12年から環境保全型農業に取り組む農家が、この農家2戸が竹パウダーを使った米づくりを始めた結果、生産した米の食味値を計測したところ、通常より高い値となり、竹パウダーを使用することにより、環境に優しい安全・安心で良品質な良食味米の生産につながると考え、同農法による米づくりの普及を同町へ提案しました。町はこの提案を受け、町事業費により竹パウダー製造機、竹パウダー散布用トラクター、それと、散布に必要なトラッククレーン及び食味計を購入し、米栽培への支援を行うこととなりました。竹のパウダー化は町単独事業として行っており、嘱託の担当者が竹の伐採からパウダーの散布まで行っています。原料は同町内の山からとれる孟宗竹を採取し、生のまま専用機械を使って粉末とする。農家は散布の申し込みを行い、面積に応じた料金を町に支払うだけです。米づくりは代かき後に散布を行うことにより、土壌菌の増殖が促進され、食味値を上げる効果が確認されているとあります。収穫した米は栽培農家がインターネットや口コミにより販路拡大を行うなど、テナントショップで個々に販売しています。平成17年からは35戸の農家が6ヘクタールの水田で竹パウダー使用の米づくりが行われ、取り組みが拡大しているとあります。
 これらは、ほんの一例です。竹パウダーの特性を活用した事業実施として、連作障害の防止、作物の成長促進、糖度、うまみ成分の向上、稲の倒伏防止等が期待できます。本市でも安全・安心で良品質な良食味米、健康袋井米ブランドの確立がされると思いますが、御所見をお伺いいたします。


  • 最終更新:2014-05-09 08:15:24

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