西尾市(1)

1996.03.11 : 平成8年 教育経済委員会

 1)147頁 生ごみ減量化事業について、EMぼかしはかなり希望者が多かったが、アンケート結果を見てどう思われたか。
 将来、EMぼかし以外に何か方法を考えているか。
 2)同頁 集団回収推進事業は、PTAやモデル地区等に働きかけてかなり定着してきたが、これについても新しい計画があるかどうか。
 3)同頁 ペットボトル等回収事業については、どういうふうにして20店舗が回収をしていくのか。
 4)このようなごみ関係について、幡豆郡3町への働きかけはしていくのか。


清掃課長

 1)平成7年度にモニターを100名募集してアンケートをやりましたところ、さらに拡大をしていくことがいいという意見が非常に多かった。それと、ぼかしあえができたものが、家庭菜園で肥料として非常に効果があるというご意見をいただいておりまして、私どももさらに普及をしていきたいと思っています。
 ぼかしの無料配布ですが、昨年度当初500世帯分を計上させていただきましたが、平成8年度は1,000世帯分の予算計上をさせていただいて、さらにこれを拡大していきたい。
 ぼかし以外の生ごみの減量化ですが、コンポストの補助は引続きやってまいります。それから近隣市町でも取り入れていますが、コンポストにかわるものとして、生ごみの減量堆肥化ができる機械が大分安くなってきました。そこで1基当り2万円を限度として、15基分30万円、新規事業として計上しています。
 2)学校、PTA、婦人会、老人クラブ、子供会等にお願いして、ほぼ定着してまいりまして、年間3,500トンほど集団回収で上がってきています。これをさらに拡大するために、集団回収で学校、PTA等でやっておられるものは、年間3~4回ぐらいが非常に多いところで、少ない校区では2回という地域もあり、ばらつきがあります。そういうことで、回収回数が少ない地域は、資源として再利用できる紙類が、可燃物のステーションにダンボールとか新聞紙がそのまま出てきてしまう。それは集団回収の回数が少ないということもありますので、平成8年度では新規事業として、町内会も入っていただいたモデル地区を1校区指定して、集団回収の促進を図っていきたいということで、1カ所新規に計上しております。これは指定をさせていただくと、1校区50万円ですが、資源保管倉庫もつくらせていただいて、そこへ持って行けば、常時保管できる。たまった段階で業者に引取っていただくという制度で、収集回数をふやす努力をしたいと思います。
 3)ペットボトルですが、平成7年2月から施行的にモデル地区として10カ所回収拠点を指定して進めていますが、平成8年度はさらに20カ所の拠点を設けて、さらに拡大をしていきたい。現在は公共施設では市役所1カ所、Aコープが4カ所、シャオ、名鉄パレ、ヤオハン、ヤマナカ等の大型店舗を指定して、市民の方が買物のついでに持って行っていただいて、それを市の直営で、毎週金曜日、週1回回収をするという形で進めています。
 あと20店舗ふやすのは、さらに公共施設だとかペットボトル、トレーの販売を多くやっている店にさらに拡大をしていきたいと考えています。
 4)幡豆郡3町との関係ですが、収集は1市3町でやってまいりますが、処理は広域的にやった方がいいということで、広域圏でやっていただくように調整中で、何とか10月をめどにやっていくように準備を進めています。

1997.06.11 : 平成9年6月定例会


◯27番(近藤 昇君)

 質問要旨(2)、酪農と有機農業を組み合わせた特色ある農業の育成について。
 今、酪農農家は農畜産物の貿易自由化の波をまともに受け、厳しい試練に立たされています。欧米の多頭飼育と競争を余儀なくされ、狭隘な畜舎に 100頭から 200頭の乳牛を飼い精いっぱい取り組んでおられます。そうした中で、今一つ大変なことは、厩肥の処理であります。畜舎周辺への衛生面を配慮しながらも、余りにも多頭飼育のために思うほどにはかどらず、これがために今日の集落排水事業完了区の住民の目は厳しくなり、酪農家にとって貿易自由化に次ぐ難問題であります。これらの適切な処理が、酪農救済の道とまで言われるようになってまいりました。
 いずれにせよ、将来ともになくすことのできない酪農を守っていくことこそが必要であります。
 折しも、最近、酵母菌による発酵堆肥を生産することが考案され、その前途に明るさと期待が寄せられております。臭気はほとんどなく土壌はコロイド状となり、作物は強く育ち食味はよく、その上多収と、全くすばらしい結果を出しております。現在、稲作を初め、施設園芸、茶、花き、植木と広く利用され始めてきました。一昨年秋、信託の方々による、それら発酵堆肥で栽培された有機米の試食会が矢作川左岸で行われ、議員初め、多くの市民に喜ばれておりました。しかしながら堆肥を生産するに当たり、発酵施設、貯蔵施設、さらに信託の方々がほ場に散布する大型マニヤスプレッターが必要となってきます。
 そこで、何よりも住民に喜ばれるさわやかな住環境の改善と、市民の食生活に必要不可欠な安全でおいしい農畜産物の提供、さらに新鮮であることなど、時代的な要求に応えようとする酪農農家と信託組合の方々に一定の支援策は考えられないか。生産者にも消費者にも喜ばれる有機農業、これこそは西尾市が誇れる特色ある農業と考えられるが、いかがなものかお伺いをいたします。

◯経済環境部長(兵藤 翼君)

 議題1、質問要旨(2)についてご答弁を申し上げます。
 畜産業における環境保全問題は、悪臭、害虫、水質汚濁と多方面の対策が提議をされ、前向きな取り組みがされている中で、特に悪臭防止につきましてはEM菌や光合成菌などの有効微生物群のさまざまな活用が実用化され、広範囲で利用されております。ふん尿処理の主体となる土地還元は、環境保全型農業の一形態である有機農業として、消費者ニーズの高揚とともに年々拡大しております。そのためには良質な堆肥の生産が望まれており、より有効な堆肥製造施設の建設など、今後の課題とされています。
 当地区のふん尿処理の方向は、平成9年度から5カ年計画として畜産環境整備対策事業として、土地還元を主体としたふん尿発酵処理施設の建設が12カ所計画されております。当事業を初めとした畜産公害の発生防止の施策は積極的に対処し、地域に密着した良質な有機質肥料の供給源としたふん尿処理施設の導入、普及、啓蒙を強く推進しております。近年、消費者の有機農産物への志向の高まりに着目し、西尾市有機稲作研究会が中心となって、その生産された良質な堆肥を利用した稲作栽培に取り組みがされております。生産された米につきましては、実際に消費者からも高い評価を得ていると聞いております。
 今後は、栽培技術の確立はもちろんのこと、良質堆肥の利用に当たって施肥機械などの整備に国、県を中心とした事業導入を積極的に図りながら支援してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。

1997.12.02 : 平成9年12月定例会

◯11番(岡田隆司君)

 次に、EMぼかしによる生ごみ減量対策について、現状 1,200世帯の無料配布を、当面 2,000世帯に拡大しないかについてお尋ねいたします。
 可燃ごみの11.1%を占める生ごみの減量対策として、私は議員初当選のころより関心を持ち、現在は三河EM協会に参加をして若干の勉強をいたしております。担当課との1年半にわたる折衝の後、平成6年度よりEMぼかしのモニター制度を新設していただき、初年度、59世帯のモニター制度からスタートしたこの事業は、現在 1,200世帯を対象にぼかし1年分の無料配布というまでに拡充されてきました。そして、このぼかし事業は、近年、どの自治体も採用し定着をしてきました。数年前、先進市の岐阜県可児市を視察したときには約 2万 5,000世帯の20%に当たる 5,000世帯でEMぼかしによる生ごみ減量を実施し、ごみ減量や環境浄化に大きな貢献をしているとのことでありました。EM菌は、現在、生ごみ減量以外にも稲作等の無農薬栽培、畜産の悪臭対策、水質浄化等、幅広く、しかも海外でも活用されていることはご承知のとおりであります。ごみ減量、環境浄化、また温暖化防止の観点からも、新年度より無料配布を 2,000世帯に拡大しないか、お尋ねいたします。

◯市長(本田忠彦君)

 次に、同じく議題1番の質問要旨の(3)のイでございますが、ぼかしによる生ごみの堆肥化事業につきましては、平成6年度のモニター59世帯からスタートをいたしまして、平成7年度ではモニター82世帯と無料配布 955世帯、平成8年度無料配布は 1,000世帯であります。平成9年度は 1,200世帯と、毎年拡大をいたしております。
 また、婦人会でも独自にこの事業に取り組んでいただいておりまして、平成7年度から毎年約 300名の会員の方がぼかしを利用しておみえになります。ぼかしによる生ごみの堆肥化は、なかなか手間がかかりますが、慣れるまでに大変でございますけれども、でき上がった堆肥は良質で野菜や草花の成長が非常によいと好評でございます。今後とも普及に一層努めてまいりまして、無料配布ができるだけ多く行き渡るように配慮してまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

◯11番(岡田隆司君)

 それから、イのぼかしの関係でありますけども、本当にこの事業については年々拡充をされてまいりまして大変ありがたいと思っておりますし、また非常に大きな効果があると思っております。それ以外にも民間でも非常に関心を持たれて研究、普及をされているようでありますので、予算的には非常に厳しい財政状況かと思いますけども、 800世帯の増員については、私、大まかな試算ですけども百数十万から 200万円ぐらいだと思っておりますので、これは担当部は非常に予算要望もされているようでありますし、あとは財政当局の総務部長か市長がOKと言えばこれはやれる事業だと思いますので、その辺についてどう考えてみえるのか、お尋ねをしたいと思います

◯市長(本田忠彦君)

 それから、EMのぼかしの関係でありますが、私のところへぼかしで農作物をつくった皆さんが直に提供されまして、見るだけでなく食べてくださいということで親切に持って来られた方がありまして、私も実際食べております。非常に新鮮でありまして、かつての公害のない昔の農作業でつくったときの味がする、そんなような感じがしましてこれは非常にいいことだと、こんなふうに思っております。できるだけひとつ啓蒙をしながら市民の皆さんに行き渡るようにやていきたいなと、そうすることがあらゆるものに環境につながってくるのではないかなと、こんなふうに思っております。

1998.02.26 : 平成10年3月定例会

◯3番(広中利臣君)

 3番目に、家庭でごみを燃やしたり、ビニール等を野焼きをしないように学校としてキャンペーンをしていかないか伺います。
 家庭から出るごみは生ごみと紙類がほとんどですが、先ほども述べましたように資源ごみのリサイクルを徹底していけば燃やすものはなくなっていくはずです。最近、東京の自治体でも役所からごみ箱をなくしたところも出ています。紙ごみ等は、帰りにまとめて分別収集に出すのだそうです。生ごみの回収システムを確立し、環境課の進める資源回収倉庫に家庭や地域の方たちが学校に持ち寄っていただくようになれば、野焼きもなくなるのではないでしょうか。

◯教育長(名倉庸一君)

 議題2の(3)でありますが、学校教育諸活動を通して、ごみの分別やリサイクル等によるごみの減量化について各学校とも努力をしております。環境問題、ごみ問題について児童・生徒の意識の向上を図るため研究をしたり、EM菌などを使用した実践をいたしております。環境課と相談しながら、行えることは協力してまいります。
 児童・生徒を通して家庭との連携は十分やっていけるわけでありますが、キャンペーンについては責任ある部署が行うものかと思いますので、ご理解いただきたいと思っております。
 以上であります。

◯3番(広中利臣君) それでは、再質問をお願いいたします。

 1番の(1)につきましては、生ごみの電気生ごみ処理機の補助金とかはやっていただいたり、EM菌のぼかしの配布とかやってみえるわけですけど、先ほども述べましたような生ごみの全体的なリサイクルシステムの研究がまだ全然されてないわけです。その辺の、ご研究をされるおつもりがあるのかどうか。

◯経済環境部長(兵藤 翼君) 再質問についてお答えをいたします。

 生ごみのリサイクルの関係でございますけども、自家処理の推進ということで分別収集は現在のところは考えておりません。
 それから、剪定枝葉の関係でございますけども、堆肥化の方が有効であるというふうに考えております。

1998.03.04 : 平成10年3月定例会

◯11番(岡田隆司君)

 それから、予算書の 153ページ、主要事業の概要の2ページであります。生ごみ減量化事業 484万円について、お尋ねをしたいと思います。
 これは、昨年、私は12月議会の一般質問の中で、ぼかしの無料配布を 2,000世帯に拡大しないかという一般質問をして、前向きな回答をいただいたものでありますが、その中にこの予算が組み込まれていると思いますが、その辺についてお尋ねをします。
 それから、当然、この 2,000世帯に拡大されると、さらにPRだとか、いろんなことが必要かと思いますけども、その辺の運用をどのように考えられているのか、その辺についてお尋ねをします。


◯経済環境部長(兵藤 翼君)

 次に、EMぼかしの件でございますけども、平成10年度の無料配布につきましては 2,000世帯を予定しておりますので、よろしくお願いをいたします。
 本市の生ごみ減量化事業は、自家処理の推進を基本としております。ぼかしによりできた堆肥は、野菜や草花の成長がよいと好評をいただいており、できるだけ多くの方に利用していただくため、順次、拡大してまいりました。ただ、ほかの生ごみ減量の方法と比べ手間がかかること、またできた堆肥の利用先がなければ長続きしませんので、飛躍的な拡大は難しいと思っております。
 無料配布の方法ですが、5月1日の広報で募集し、1年分12袋の引換券を交付いたします。この引換券を市内に19カ所ある無料配布場所に持参していただければ、いつでもぼかしと交換できます。引換券の交付については、従来、市役所に本人が来ていただき申し込みをしていただきました。これは、ぼかしを間違って使用した場合、ぼかしの評価が悪化し、本事業の普及に支障が生ずる恐れがあったためでありまして、その使用方法について面接をし説明する必要がありました。普及も一定の段階にきておりますので、市民の便宜を考慮し、郵便による申し込みも受け付ける予定をしております。
 次に、地球温暖化防止策についての件でございますが、地球温暖化対策を推進するためには、これまでの大量生産、大量消費、大量廃棄型の社会を反省して、環境負荷の少ないリサイクル型社会をつくることが大切であります。できることから、幅広く取り組んでいく必要があると考えています。
 平成10年度当初予算では、緑地の保全、緑化の推進、あるいはEMぼかしの無料配布、缶・瓶・紙類の分別収集によるごみの減量化、再資源化、再利用など、リサイクル型社会への取り組み、フロン対策、環境教育の活動拠点整備などによる環境教育の推進など、幅広い分野で着実に取り組んでまいりますので、ご理解をお願いいたします。
 愛知県では、平成6年に愛知県地球温暖化対策推進計画「あいちエコプラン21」や、地球環境の保全に向けての県民、事業者、行政の具体的な行動指針である「あいちアゼンタ21」を策定して、県下の市町村も県の指導のもと、地域の事情にあわせて総合的に環境保全に取り組んでいるところでございます。
 ご質疑の検討委員会等の設置につきましては、十分必要性については承知しておりますので、今後、検討してまいりますので、よろしくお願いをいたします。

1999.03.02 : 平成11年3月定例会

◯2番(鈴木規子)

 それでは、まず1番目の議題、人と自然がともに生きるまちづくり(ごみ指定袋)について質問します。
 我が西尾市は、早くからごみの分別収集に向けて努力してきており、かなりの成果を上げていることは私も承知をしております。しかし、地球環境のことを考えればまだまだで、もっともっとごみ減量化への努力をする必要があり、そのために指定袋制を導入しようということは理解できないわけではありません。
 ここ数年、藤前干潟と名古屋市の例が報道されておりますが、西尾市は十分埋め立ての用地があるのだから、まだまだ大丈夫などということはあり得ないのです。ただ、市民のお1人お1人に「なぜ減量が必要なのか」をきちんと理解していただき、分別への納得と協力を求めるには理屈だけでなく、市民各人の減量努力が自他ともに認められる目に見える仕組みを提供する必要があります。
 先に行われた市民へのアンケート調査では、半透明の袋導入への理解は必ずしも十分とはいえなかったようです。猶予期間を設定するといっても、周知までは相当日数がかかりましょうし、また、きちんと袋を買い、ルールに従ってごみを出してくださる市民と、そうでない方との間では負担格差が生まれることになります。ごみの収集には、既に多くの税金が投入されているのです。模範的な市民のみに、さらなる費用負担を迫ることになりかねません。市民には努力目標を設定して、協力を求めてはいかがですか。もちろん、市しても速やかな導入がもたらす経費、環境両面での経済効果をアピールし、分別の次のステップにつなげなければなりません。
 先のアンケート調査では、導入反対の大きな理由として「スーパーや商店で配布される買い物袋など、余った袋などが使えなくなる」というものが58.3%もありました。これはノー包装運動も同時に展開し、多面的にごみについて考えていただく機会をふやすべきでしょう。
 また、当然にごみ袋の素材も焼却、埋め立て、どちらにも環境に配慮したものでなければなりませんが、スーパーなどで配布される袋は必ずしもそうではありません。ごみだけでなく、ごみ袋についても考えなければならない時期にきているのです。指定袋制をやみくもに強制するのではなく、いかに市民にその気になっていただくかが重要ではないでしょうか。ごみ指定袋制がごみ処理経費を節減し、地球環境を守るための制度であることを市民の皆さんに十分ご理解いただき、市民と市が共通認識に立った上での実効性ある制度となるべく、次の3点について質問をいたします。
 1、半透明のごみ袋の使用について、アンケート調査などではまだ必ずしも市民の理解が得られていないのではありませんか。
 2、市民のごみ減量意識を高めるには自己の減量努力を促し、成果が目に見えるような方策をとるべきではありませんか。
 3、ごみ袋は1世帯に年間最低必要枚数を無料で配布し、それを超えた分については購入する方式にしてはどうですか。

◯市長(本田忠彦)

 鈴木議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。
 まず、議題1番、質問要旨(2)でございますが、ごみの減量化事業といたしまして、空き缶、空き瓶、ペットボトル、食品トレー、古紙の分別収集などに取り組んでおります。その他といたしましても、生ごみを堆肥化するEMぼかしの配布、生ごみ処理機の購入費補助金等の事業を行っております。
 また、平成11年10月には分別の徹底を図るため指定袋制を導入いたしまして、ごみの減量意識を高めてまいりたいと考えております。
 なお、事業者の皆さんにはごみの減量及びリサイクルに適した商品の生産、販売を進めていただくとか、オフィス、店舗等ではごみの適正分別、リサイクルを排出者の問題として考えていただけるよう協力要請することも考えてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。

1999.06.01 : 平成11年6月定例会

◯経済環境部長(近藤晃右)

 議題1、質問要旨(1)(4)(5)について答弁申し上げます。
 まず、質問要旨(1)でございますが、具体的には、ごみの排出量調査、収集時間の短縮化、代休のローテーションなどを検討してまいりました。ほかにも、市民の方に祝日収集に対するアンケートの調査も実施いたしました。
 ごみの排出量では平日に比べ約2割ぐらい少なく、そのため収集作業も平日に比べて早く終わっているのが実情です。祝日収集は定期収集に比べ若干の応援体制で行っていますが、平成9年度では祝日収集の職員1人1日当たり平均勤務時間は 4.8時間、平成10年度では 4.6時間となっております。
 一方、新規事業として平成9年度から古紙の分別収集をモデル地区でスタートし、順次拡大してきておりますが、この業務の中で生じます土曜日の古紙収集につきましては週休日の振りかえで対応し、経費節減に努めています。
 今後も引き続き人件費の削減と市民サービスの向上を目指し努力、研究してまいりますので、よろしくご理解をお願い申し上げます。
 次に、質問要旨(4)碧南市では、資源ごみの分別は21種類で回収していると伺っております。本市では、現在、空き缶2種類、空き瓶4種類、ペットボトル、食品トレー、古紙類5種類、布類、使用済乾電池の15種類の分別で実施しています。
 現状といたしましては、実施している分別をさらに周知徹底していきたいと思います。基本的には、平成12年4月に完全実施されます容器包装リサイクル法に沿った分別内容で進めてまいりたいと考えております。
 また、別の方法といたしまして、ごみ指定袋の導入、マイバッグ運動の推進、レジ袋の抑制を求めるなど、排出量を抑制する意識を高めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 次に、質問要旨(5)現在、実施していますごみ減量化事業は、空き缶、空き瓶、ペットボトル、食品トレー、古紙の分別収集や生ごみを堆肥化するEMぼかしの無料配布、生ごみ処理機の購入費補助金、あるいは資源回収団体への報償金制度などに取り組んでいるところであります。
 その結果、燃えないごみにつきましては平成元年に比べ約2分の1に減少しておりますが、ごみの全体量は依然としてふえ続けているのが実態であります。本年10月から、ごみの減量と資源の有効利用を図るため半透明のごみ指定袋制を導入してまいります。将来的には、生ごみですとか、プラスチックなどの減量施策も重要な行政の課題として考えております。よろしくお願いいたします。

◯11番(榊原武示)

 次に、この7月より古紙の分別収集が市内全域によって実施をされます。そして、今言われました平成12年4月より容器包装リサイクル法が完全実施をされてまいります。そうしますと、その後は生ごみ対策がごみ対策の中では主になるだろうと思います。現在、生ごみ対策としてはEMぼかしの無料配布とか、処理機の導入費の補助とか、そんなことが対策として対応されておりますけれども、私は抜本的な対策は行政による堆肥化だろうと思いますが、現在のところ行政による堆肥化は視野に入れておられるのかどうか、この点もお伺いをいたします。

1999.06.02 : 平成11年6月定例会

◯3番(青山要吉)

 次に、議題2、環境問題について。
 本田市長の日ごろのお話の中で、西尾西部地区は西の玄関口として非常に重要な地域である。21世紀に向けて、中部国際空港、名浜道路、鉄道といった交通ネットワークの整備が課題であると伺っておりますので、まず西の玄関口にふさわしい環境の整備を期待して質問いたしたいと思います。
 質問要旨(1)市内の家畜業者の舎屋からの悪臭除去対策について、行政指導はどうされていますか。最近、これらの悪臭対策にEM液による悪臭除去は効果的であるとの情報も得ていますが、いかがですか。また、住民からの苦情はどの程度ありますか、お伺いいたします。
質問要旨(2)平坂入江ヘドロの悪臭対策について、その後の検討はどうなりましたか、お伺いいたします。


◯市長(本田忠彦)

 青山議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
 議題2、質問要旨(1)悪臭公害につきましては、悪臭防止法によります規制がありまして、当市にいたしましてもこの法律に基づいて指導をいたしているわけであります。
 今まで、基準を超えるような悪臭公害の発生は認められておりませんが、悪臭は感覚的に個人差がありまして、規制基準に適合していても苦情の原因となるわけであります。このため、市といたしましては農林水産振興事業の一環として衛生害虫を含め、畜舎の定期的な巡回指導、あるいはまた害虫駆除剤の配布、消毒衛生知識の啓蒙等を実施し、悪臭や害虫の発生防止を重点的に指導し、助言を行っております。
 また、家畜ふん尿の適切な処理を図るために環境整備事業の積極的な導入と、地域に見合った新技術の啓蒙、普及等、畜産業の健全な発展を推進していきたいと思っております。しかしながら、現在の技術で悪臭公害を完全に解消することは非常に厳しい状況にあります。今後も引き続き、新たな悪臭防止策の検討やふん尿の適正な処理、悪臭散乱の防止等の指導を徹底的にしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 なお、今議員のご指摘がありましたように、一時EM菌の液体化によります除去法も伺っておりまして、試験的に定かではありませんけれども、私のところにもそういう指摘をいただいておりますので、いろんな方法も考慮しながら、いいことはできるだけやってみることが先決でありますので、そういったことも取り入れていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 それから、同じく議題2、質問要旨(2)ヘドロ悪臭対策につきましては、平成8年10月に土質改良剤を使用し、陸上での調査を実施いたしましたが、現地にて夏季の悪臭発生時に実験をいたしまして判断した方がよいとの結論になり、平成9年7月に平坂入江におきまして実験をしたものであります。
 この処理剤は、本来は軟弱な地盤を固定し安定させるものでありますが、陸上実験での悪臭除去やヘドロの固化にはかなりの効果を見ることができました。しかし、平坂入江のような潮の干満潮に影響される場所におきましては処理作業が非常に難しく、また効果も期待できない結果であったわけであります。
 それから、愛知県に対しましてもヘドロ対策を講じていただくようにお願いをしておりますが、衣浦港の緊急度の高い地域から施工されておりまして、私どもこの高い地域に指定をしていただくように努力をし、今後の対応につきましては市として重ねて要望してまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。


◯3番(青山要吉)

 環境問題ですが、これはちょっと言いにくいですが、この悪臭については西尾市全域で何件かあるわけで、私の手元に入っている資料だけで見ますと、名前は伏せますが、平成5年か6年のときにその方が市役所の窓口の苦情相談所へ来たと。それで、いろいろ話をしたら「法的にもいろいろ設備してみえますから、あなた裁判かけても負けだよ」と、こういう返事をもらったということを聞きましたので、その資料がありましたら見せてくださいと言いましたら、平成元年9月18日に西尾市に改善計画書というものを業者の方が西尾市長あてに提出してみえる書類が私の手元にあります。それからもう10年過ぎましたが、何々をやったようだけれども、いまだに悪臭はたまらないということで集落の人たちも大変困っているということです。そういう苦情が市の方へ、その後どのぐらい来ているのかということが1点お聞きしたいと思います。ないならない、あったならあったで結構です。
 それで、環境問題としてぜひ、風向きによっても違います。私の手元にあるところの場所だけでなく、ほかの方も困ってみえると思いますが、市行政として全体的にEM液を散布するのも効くように聞いております。そのような観点から、悪臭についてもう少し環境問題として取り組んでいただきたいということを要望しながら、苦情があったのかなかったのかということをお聞きしたいと思います。
 それから、環境問題の質問要旨(2)ヘドロ対策ですが、今朝議員控え室にまいりましたら先輩議員からとてもいい資料を見せていただきましたので、ちょっと拾い読みしてみます。これは、商工会議所の6月号ですから出たほやほやの記事ですので、もう既にごらんになったかと思います。
 「平坂入江支流のヘドロ撲滅作戦」というタイトルです。今年初め、平坂入江支流に住む方、名前は伏せますが、入江のヘドロを消すのに米のとぎ汁の醗酵液を使いテストを始めたいと申し出られた。申し出た場所は、三河EM協会顧問の加藤ヒサミさんという方のところにお話に行かれた、その方の記事として載っているわけです。それは、家庭の台所を担う主婦の協力が必要となるから、合わせてPRを始めるとよいと。その場合キャッチフレーズは「あなたも台所発三河湾行き環境浄化号に乗りませんか」ということで提言した。2月15日にボランティアの方たち数人が集まって、用意していた米のとぎ汁の醗酵液を干潮時に露出したヘドロの山にまいた。その後、10日毎日見たり、また週1回データをつくったと。そのほかにも別に醗酵液をバケツ4、5杯まき散らしたと。これは、日にちは3月29日とありますが、入江のヘドロが減ったように見えたと、臭いにおいも随分減ったから写真を撮ってくれと。それで写真機で10枚程写真を撮って、2、3日後にほかの人が撮っておいた写真とよく見比べてみると、大きな変化が2つ起きてきたという記事でございます。
 1つは、半分ヘドロの中に埋めていたパイプが全部洗われていたと。もう1つは、約 100メートル下流で河床のヘドロがなくなり、埋まっていた石ころが露出しているところが見えたと、そういう活動をしてEM自然環境友の会ということで、なお西尾青年会議所三河EM協会の人々というふうにも書いてありますが、その実験の結果が予想以上に効果が出たのを写真で改めて認識したということが書いてあります。このことについては、ここが大事ですね、本田西尾市長に伝えたら、市長は「すばらしいことだ」と、「流域の町内会でも活動してもらうとよいですね」と感想を漏らされたと。5月17日に平坂の婦人会の会合でも、米のとぎ汁浄化による平坂入江の浄化活動の説明会が予定され、期待をしているという記事でございます。
 したがって、悪臭についても、ヘドロ対策についても、これはもっともっと研究をし、行政も一体となってやっていただきたい。
 なお、申し添えますと、平坂の環境委員長は環境課へその旨を言ったら、余り真剣に検討してもらえなかった、残念だったという言葉も聞いておりますが、これは聞き流しておいてください。
 それで、こういう記事もあるわけです。近くでは海部郡蟹江町、遠くでは茨城県の水質浄化報告というものもここにありますが、そういう問題等々を踏まえてもう少し真剣に考えてもらいたいなと思います。
 それと、これは私の聞いた範囲ですが、三河湾の中山水道をしゅんせつするについて大変きれいな砂が出ると、これは衣浦港湾が県の予算をもって、この間ラジオを聴いておりましたら中部国際空港の埋め立てにも少々使うような話もありました。それがどの程度効果があるかということですが、これも含めてまたご検討をしていただきたいと思っております。
 ヘドロ対策については、もう10年も15年も前からの懸案事項で、先ほど市長さんが言われました2、3年前に試験でやったことを私も現場へ行って見ました。しかし、その業者はその液を売るのが目的で大量にいりますから、予算的にもちょっと無理だなということで、地元として余りにも大量ですので、少々の予算なら平坂町の総代も出してもいいけども、それではとても間に合わないということで長い間辛抱しております。ある町内会長は、議員さん並びに市の偉いさんに一遍平坂の入江に来ていただいて、悪臭のひどいときに船の上で弁当でも食べてもらったらどうだという話もありますので、それはちょっとやめてくれということです。
 したがいまして、再質問の中でお願いやら、いろいろのデータを今お話しましたが、そういう苦情について即やる課があればいいですが、そういう苦情がどの程度あるのかないのかということを再質問としてお伺いしたいと思います。

◯市長(本田忠彦)

 まず、再質問の第1点の苦情の関係でありますが、報告を申し上げますと、平成5年に5件ありました。悪臭が2件と、水質汚濁が2件と、病虫害が1件。それから、平成6年が2件ありました。これは、豚の関係の悪臭でございます。平成7年も2件、牛と豚であります。それから、平成8年が豚と鶏で悪臭と騒音であります。それから9年が1件、牛であります。それから、10年が3件で豚であります。
 その対策といたしましては、担当部としては畜産公害の発生防止対策の関係融資制度の内容を説明しておりますが、公害に対する対応は直接ご本人にそういう説明をいたしているわけでありますが、悪臭につきましての今後の対応でありますが、今議員からご指摘のありましたように確かに加藤さんに私もお目にかかりまして、ちょうどお話を聞かせていただいた当初、写真も見せていただきまして言われたとおりであります。たまたま潮の満干潮がありますから、引いたときに試験をやるということで、私の方としても先ほど申し上げましたように効果があることは即やった方がいいということで、その対応をすぐしたいと思っておりますが、環境の窓口の関係のご指摘をいただきましたが、これは職員のモラルの関係がありますが、職員にも叱咤激励をして、これからそういったことのないようにできるだけ即対応するように、また注意をしたいと思っております。
 それから、ヘドロの関係でありますが、先ほどちょっと私も申しおくれましたけれども、定かではありませんけれども、試験をやった工法の業者というのは確かに企業でありますので、営利が目的でもあるわけでありますが、最近聞いておりますと、これはヘドロの泥をそのまま生かしながら生態系を生かして、生かすことによって固めていくということを言っておりますが、今その業界の人の話を聞いておりますと、今度はにおいを消すだけのものもあるという話でありますので、これは確かにお金はかかりますが、試験的にやるならお金の関係は別として、どれぐらいの効果があるか。今お話が出ましたようにEM菌の関係もありますので、両方対比できるので、早速業界の皆さんにも話をしながら、両方をサンプル的に一度試験を大至急やらせていただいて、一番いい方法で、一番安上がりで効果が上がる方法で、しかも今のヘドロ対策を県の方にも申し上げながら、協力をいただきながらやっていきたいと思っておりますので、近々に一度連絡をとりまして試験をやらせていただくような方策を講じていきたいと思っておりますので、その節にはよろしくご理解をいただきたいと思っております。
 今までは、先ほど申し上げましたように軟弱の地盤を固めるというのが目的であったそうでありますが、今は悪臭も消すと、そのかわりそれは方法が違うということでありますが、一度試験をやってくれということで今話をしておりますので、早急に一度対策を講じまして、EM菌の関係もありますので両方を試験的にやらせていただいて、一番うまい方法で、しかも悪臭が取れるなら一番私は効果的ではないかと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 なお、私あてに町内等々から要望書をいただいておりますし、私自身もまた衣浦港湾の方にも要望書を出しておりますが、当面の早急の対策として、一度そのことをやらせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

2000.02.25 : 平成12年3月定例会

◯15番(牧野勝子)

 議題1質問要旨(2)ヘドロ対策でございますが、以前、青山議員さんの方からもお話がございましたけれども、各家庭、あるいは各個人で、ささやかな努力かもしれませんが米のとぎ水とか、あるいはEM菌、こうしたものがヘドロを食べるといいますか、分解する効果があるということを聞きました。この堆積したヘドロ全部が、そういう微生物や酵素や酵母が片づけてくれるとは到底思えませんけれども、でも地球規模でとらえて個々人の努力もこれから必要かなとは思うわけで、こういったものの効果が市民に啓蒙したり広げたりする意味がある状態であるか、あるいは限られた範囲で実験的にしかまだ意味がないか、そこら辺おわかりでしたらお答えいただきたいと思います。

◯市長(本田忠彦)

 最近、民間団体等々が非常に好意的にEM菌の効果をあらしめる努力をしていただいていることに対して敬意を表するわけでありますが、効果的には、例えば平坂入江のように満干潮の広いところは目に見えた効果はないにしても、ないとは言えないわけでありますが、恐らく適材適所と申しますか、水が堆積したままになっているところには非常に効果があるのではないかと。平坂入江のヘドロのようなところは、根本的にヘドロを取ってしまわないと、その効果がないということで、県の方としては再三いろいろお話をしておりまして、今回、平成11年度で思い切ってやっていただけるわけでありますが、先ほど松崎議員からもご指摘ありましたように、どうせやっていただくなら継続的にやっていただくように我々も努力していきたいと。今回、再三申し上げておりましたが、なかなか確たるいい返事がいただけなかったものですから、当初予算で私の方も衣浦港湾事務所の会につきましては自治体から予算を提供させていただいて、試験的にやらせてもらいますよと積極性を出したわけでありまして、たまたまそういうものが呼び水になったのかわかりませんけれども、今回そういうようなことが波及効果をしてきたということで喜んでおります。
 ですから、これから大いに外へ向かっては、市民に向かっては効果あらしめるところはどんどんやっていただけるようにPRもしていきたいし、行政も真剣に取り組んでいきたいと思っておりますので、私は素人でよくわかりませんけれども、潮の満干潮のようなところでは目に見えた効果が非常に薄いのではないかと思いますが、ある面では非常に効果がありますが、その辺の見解でご理解をいただきたいと思います。

2000.03.01 : 平成12年3月定例会

◯25番(磯村文雄)

 議題1、質問要旨(1)市長から環境問題に対する基本的な考え方をお聞かせいただきまして、私もそのとおりだというふうにお聞きをいたしました。
 そこで、参考までにといいますか、担当部長さんのところへまたお届けをしてもいいんですが、ことしの2月に会派で岐阜県の可児市に視察に行ってまいりました。可児市はご存じかと思いますが、特に生ごみ等々に取り組む姿勢が早くから高くて、EM菌とか、ぼかしとか、そういうものを市民に広く周知徹底をして行政感覚でやっておられる市でありましたので行ってまいりましたが、そこで市として市民になお一層環境問題、特にごみの分別収集等も含めての周知徹底を図る意味でアンケート調査をされたと聞いて、その資料もいただいてきております。
 もう1つ、基本理念についてもまとめてありまして、これも西尾市にある意味では当てはまる部分がたくさんあるのではないかと思いますので、ちょっと簡単に報告をして、また担当部の方でご検討していただく材料になればと思います。
 基本理念につきましては5つほど挙げているわけですが、1つが、環境保全につながるライフスタイルが当たり前となる市民文化をみんなでつくります。これは、循環というふうにタイトルがついております。それから2つ目として、自然や歴史的な文化的遺産、これは可児市ですので可児市固有のとありますが、これを西尾市に置きかえてもいいかと思いますが、固有の環境と共生していきます。これは、共生というふうにタイトルがついております。それから3つ目が、世代や立場を超えて環境に対する思いや願いを共有し、子どもたちや将来の世代に継承していきます。これは、要するに先々続けるという意味で持続というタイトルがついております。それから4つ目が、みずからの行動と他地域への連携により地球環境保全を進めます。これは連携ということであります。それから、最後5つ目が、環境を正しく知り理解し、行動し広めていきます。これは共働としてあります。こういう基本理念であるというふうに可児市はまとめているわけであります。また資料をお届けしますので、参考になればと思います。
 今申し上げたことについて、お考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。


◯経済環境部長(近藤晃右)

 関係をいたします議題1の4件について答弁申し上げます。
 最初に、質問要旨(1)生ごみの減量化につきましては、EM菌によるぼかしの無料配布、コンポスト及び生ごみ処理機の購入費に対し補助をして、一般家庭向けに普及に努めております。
 また、今後、町内会や団体、施設などで大型処理機の設置を要望された場合も設置補助ができるよう検討してまいりたいと思います。

2000.09.01 : 平成12年9月定例会

◯3番(青山要吉)

それから、質問要旨(4)畜舎からの悪臭ですが、昨年に引き続いて私なりに調査しましたら、西尾市内で特に苦情の多いのが2カ所と聞いておりますので、せめて2カ所ぐらいの方が悪臭に取り組んでいただけたらということでございます。
 昨年、私はEM菌のことを申し上げましたが、吉良町のある方に聞きました。名前は伏せておきますが、あるところへ視察に行きまして最初はEM菌を使っていたが、それよりも勝るバイオバランスという飼料がありまして使っているが、これをやればいいというものはまだ完全にないそうです。これは滋賀県で製造しておりまして、名古屋の代理店から分けていただいているということで、完全にはなくならないけれども、そういう気持ちで取り組んでいることが周囲の方たちに感銘を受けていると。
 また、ある家の方はEM菌を使って非常に効果を上げていると。過日、安城でEM協会の講演がありましたときに聞いてまいりました。それなりに取り組んでみえるんですが、まだ心ない方があるように市内では2軒が特に苦情が多いということですので、その後の行政指導をお願いしたいと思います。


西尾市(2)に続く。

  • 最終更新:2014-11-19 14:38:58

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