西尾市(2)

2001.02.27 : 平成13年3月定例会

◯5番(三ッ谷幸夫)

 次に議題2、循環型社会の形成について質問いたします。
 ご案内のように20世紀の大量生産、大量消費、そして大量廃棄という経済社会システムは深刻な環境問題を生み出しました。その反省の上に立って循環型社会形成推進基本法が制定され、関連の法体系も整備されつつありますが、21世紀を文字どおり環境の世紀とするため、若干の質問をいたしたいと思います。
 まず第1は、ごみの減量化、資源化、特にごみの6割を占める容器・包装類の再資源化はどのように進んでいるか、お尋ねいたします。
 当市は平成6年、いち早くごみ減量係をつくり、成果を上げているのは承知しておりますが、昨年4月、容器・包装リサイクル法が全面施行されたことに伴い、再資源化がどのように進んだか、現状についてお聞かせいただきたいと思います。
 私も分別収集の実態をよく注意しておりますが、まだまだ徹底されておらず、さらにリサイクル思想の啓発が必要ではないか。例えば、年に1度ぐらいはリサイクル推進週間を設けて分別の徹底を図るべきではないかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
 次に、ことし4月1日から家電リサイクル法がスタートしますが、使用済みのテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4品目の回収には、リサイクル料金と運搬料を加算したものが消費者の負担となります。かなりの金額でありますので、この負担を避けようとする心ない消費者の不法投棄がふえるのではないか、ごみステーションに放置されるのではないかと懸念がされております。
 また、販売店が引き取るのは自分の店で売った製品か、新品を売ったときに出される古い製品だけで、それ以外は自治体が引取り義務を負うことになりますが、これら、いわゆる義務外品に対してどう対処されるおつもりか、お尋ねいたします。
 3点目は、水分を多く含んだ燃えにくい生ごみの減量、堆肥化の進展状況についてお尋ねいたします。
 これまでEMぼかしの無料配布、コンポストや生ごみ処理機の購入補助等を実施していますが、どのような成果が上がっているか、わかっていたらご説明いただきたいと思います。
 私は、さらに一歩進め、生ごみを分別収集し、台所と農業を結んで安全な農産物を市民に供給する堆肥センターの設置について検討すべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。各地の成功事例も聞いておりますし、市長も出席しておられた2月8日の西尾幡豆農政放談会でも、循環型の農業を推進するためには、ぜひ設置をと提言があったようであります。お考えをお聞かせいただきたいと思います。

◯市民部長(近藤晃右)

 生ごみ処理機は、平成8年より補助制度が開始され、現在まで 950基、これは平成13年1月末でございますが、コンポストは平成6年より補助制度が開始され、現在まで 942基購入され補助しております。
 EMぼかしによる生ごみ堆肥化事業は、毎年 2,000世帯の方に 500グラム入りを12袋無料配布しております。単純計算ですが、1世帯当たり年間の生ごみ量を0.15トンとして試算しますと、年間約 300トンは減量になっていると思われます。これは、生ごみ発生量の6%程度に相当いたします。農業においても、環境へ負荷軽減を図るため、国の方針を踏まえて環境保全型農業の確立に向けて推進しているところであります。
 堆肥センターにつきましては、西尾幡豆環境保全型農業推進協議会が発足しておりますので、今後、協議会の課題として広域的な見地で具体的に検討していきたいと考えております。
 続きまして、質問要旨(4)環境保全型農業を推進するためのエコファーマー認定制度につきましては、環境保全に対する農業者への意識の啓発と作業技術の普及の観点から、有効な取り組みであると考えております。エコファーマーに認定されるためには、環境保全に取り組むための一定の条件が必要であるため、市としても農業者へこの制度の普及、啓蒙を積極的に図っていきたいと考えております。

2001.09.28 : 平成13年9月定例会

◯9番(広中利臣)

 2番目に、生ゴミは生分解性ビニール袋を使用し、学校や食品販売店等で回収し、堆肥化プラント事業を育成していかれないか伺います。
 ペットボトル等の学校での回収を平成7年に提案し、すぐに実施していただき、分別収集には早くから取り組んでいただいてきているところです。お茶の破砕技術を使って新聞紙や雑誌がビニール袋に生まれ変わり、JR東北が事業化していることを紹介してまいりました。生ごみを堆肥化している山形県長井市のレインボー作戦を紹介してまいりましたが、北海道留萌市でも、それまで埋め立ててきた中で、カラスやネズミとにおいに悩まされてきました。今は7割がリサイクルされ、資源化されています。生ごみは堆肥として市内で売られ、留萌のカラス天国と呼ばれたまちは、カラスも今はめっきり数を減らしているそうです。
 東京早稲田商店街の生ごみ処理機には、団地の住人も生分解性ビニール袋で持参し、そのまま処理機に投入できるため、手を汚さず気軽に持ち運べるのです。長井市や留萌市のように生ごみの分別収集がされていますように、西尾市でも可能になりました。特に水分の多い食品廃棄物を燃やすとダイオキシン類が発生しやすいため、生ごみの堆肥化プラントをつくることは絶対に必要不可欠の課題となっています。くるみ会は、この堆肥化プラント事業に試験的に取り組んでいてくださり、ほぼ事業化できるところまでたどり着いています。子どもたちも、家庭の自分たちの食生活の中で出る残飯等を生分解性のビニール袋なら持ち運べることができますし、家庭の主婦も買い物がてら食品店に持って行ったり、毎日収集すればにおいもありませんので、工夫をすれば可能なことだと思います。燃えるごみを燃やすのに、生ごみが入っているため重油の使用も必要なくなります。

◯市民部長(手島啓平)

 同じく議題3、質問要旨(2)生ごみを生分解性ビニール袋を使用し、堆肥化することは資源循環型社会実現のための1つの方法であると思っております。
 生ごみの処理につきましては、現在、EMぼかしの無料配布、コンポスト、生ごみ処理機の購入費を補助して皆さんに個別処理をお願いしているところでございます。
 また、現在、学校ではEMぼかしを使って給食残渣を処理し、堆肥として校内で利用しており、さらにこれを進めていきたいとしているところでございます。
 将来、生ごみの分別収集を実施していく段階では指定袋を生分解性ビニール袋にしたり、堆肥プラント事業につきましてもあわせて調査、研究して行っていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

2002.03.05 : 平成14年3月定例会

◯16番(岡田隆司)

 質問要旨(3)ごみ減量資源化事業のさらなる進捗のため、今後、何を実施されますかについてお尋ねをしたいと思います。
 この環境対策は、先ほど鈴木規子議員も質問されておりまして、それなりの答弁がありますのでくどくは申しませんが、京都会議から6%の削減義務が課せられまして、各自治体にも環境基本計画の策定が義務づけられておりまして、尋ねると、来年あたりの策定ということでありますが、その辺の状況はどうなっているのか。
 そして、つい先ごろ、役所内部に対して温暖化抑止計画も発表されておりますが、これをどう具体化していくのか。そして、この具体化の進展とともに市民の皆さんにもどのように協力、PRしてお願いをしていくのか、そのあたりについてお尋ねをしたいと思います。
 それから、質問要旨(3)ごみ減量事業でありますけれども、ご承知のように一色町は、ついこの間、てんぷら油の廃食油のプラントをつくりまして、ディーゼル燃料化にしてこれを利用するということも発表されておりますし、最近では碧南市で、EM処理による生ごみをペレット化して有機肥料にする事業も発表されております。そして、ご承知のように安城市では、剪定枝葉のプラントも建設され、これも稼動しております。そして、幸田町でも生ごみの有機肥料化が実施されております。そして、吉良町ではEM発酵液(米のとぎ汁)を河川に流して河川の浄化、あるいは三河湾の浄化、そのような活動も続けられております。
 本市においても、民間でこの発酵液については努力して河川に流していただいている事例もありますが、その辺のごみ減量化をどのように進めていくのか、お尋ねをしたいと思います。

2002.09.02 : 平成14年9月定例会

◯9番(広中利臣)

 それでは、再々質問をお願いしたいと思います。
 議題3、質問要旨(3)前にも提案しましたエコスクールは、文部科学省の補助金制度があるわけでして、今も述べましたようにこれが5年間延びて18年までになったと。これは太陽光発電とか風力発電とか、ビオトープも含めたいろんな補助制度があるわけでして、前に提案してまいりましたけれども、まだ全然研究されていないと思うんですね。グランドの芝生化も含めて、せっかく文部科学省の方が補助しようとされておりますので、この辺のグランドの芝生化とともにエコスクール全体の見直しをしていただけないかどうかを伺いたいと思います。
 それから議題4、質問要旨(1)(2)子どもの健康というのが、先生たちの考えるシックスクールと大分差があると感じるわけです。この辺を詳しく調査し、いろんな地域の実態調査も参考にされながらやっていただかないと、もし事故でもあったら大変なことになると思うわけです。
 したがいまして、早急に実態調査をしていただいて、安全基準などもつくっていただけるかどうかを伺いたいと思います。


◯教育長(赤堀 隆)

 エコスクールの件でありますが、環境教育につきましてはEMの研究とか、例えばホタルもそういう問題であると思います。あるいは、福地北部小学校における緑化活動、そういった面において今までもやってきたわけであります。また、ビオトープの建設につきましても、現在、平坂小学校、西尾小学校で進めつつあるところであります。しかし、おっしゃるとおりいろんな補助金等々を研究し、子どものためになる問題について学校教育の総予算の中で検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。


2003.03.12 : 平成15年 教育経済委員会

◯委員(広中利臣)

 全体的には、今、碧南市に抜かれておりますけれども、西尾市としましては非常にご努力されて頑張っていただいているわけですけれども、今、電気生ごみ処理機なども昨年と同程度の予算で、ほぼ横ばいになってきて、どちらかというと使い切れないという傾向が出てきておりまして、せっかくいい制度を設けたんですけれども、市民が使った後、堆肥化したものの処理に困るということもあるのかなと思うんですね。碧南市では、今、生ごみの堆肥化の試行が始まっておりまして、この辺の対策を私も訴えてきたわけなんですけれども、総合的に生ごみの減量化は、収集して堆肥化するという考え方にしていかないといけないのかなと思うんですけれども、その辺のご見解ですね。資料をお渡ししましたけれども、北海道の富良野市では99.9%すべてのものがリサイクルされていまして、生ごみも成分体制のプラスチックの袋での収集が去年から始まりまして、100%を目指して頑張っているわけですけれども、その辺の今後の見通しを伺いたいと思います。

◯環境課長

 生ごみ減量化の関係ですが、現在は生ごみ処理機とかコンポストの設置補助、それからEMぼかしの無料配布等、基本的に自家処理を中心に減量化を進めております。ただ、委員おっしゃいますように本格的にやるとなると、市で分別収集をしてコンポスト化ということも、当然、視野に入れて考えなければいけないと思いますが、今後の検討課題ということで連合と広域的な見地から一回調査、研究をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

2005.06.01 : 平成17年6月定例会

◯8番(大竹 忍)

 次に、議題2 学校における栄養教諭についてお尋ねいたします。
 全国から注目をされ、視察も大変多いとお聞きしております寺津小学校の食育について、5月12日に愛知県内の女性議員の視察に同席させていただきました。
 現在、我が国において、1.生活習慣病の増加、医療費、介護保険費の増大に対する一次予防の強化。2.食文化、伝統の急激な喪失への対策。3.農業の凋落、自給率の低下に対する危機感。4.食を取り囲む家族、社会のあり方の変貌への反省など、食に関する課題が持ち上がっております。
 そこで、これらの課題に対して、食育の充実が社会的に期待されているところであります。寺津小学校では、平成8年からアイガモ農法の実践(有機農法)と、EMぼかしによる学校給食残さ処理を実践し、平成11、12年度に愛知県教育委員会より食に関する指導の研究委託を受け、13年度には引き続き、楽しい食育推進事業の研究委託を県教育委員会より受けておられます。この13年度に愛知県学校給食優良学校の表彰も受けられまして、また14年度には文部科学大臣学校給食表彰も受けられております。平成15年度から小・中一貫教育の試行に伴い、中学校で食育授業が試行開始をされております。昨年の16年度には食育科が新設され、小学校1年生から中学3年生まで、1.心、2.実践、3.知識・理解の3つの観点の目標で取り組まれました。
 大豆、野菜、地域の食材、特にのり、魚、昔のおやつ、有機米などを教材として栽培や料理づくりをしておられます。寺津小・中学校での取り組みの特色として、小学校1年生での親子会食会や食の文化講座、親の料理教室の開催、食のまめ知識を、地域の家庭2,200世帯に配布をされたり、校区内のスーパーなどに給食のレシピを置かせてもらうなど、家庭や地域と連携して食生活への意識を高め、改善に向けて啓発をしておられました。

2005.06.02 : 平成17年6月定例会

◯17番(広中利臣)

 質問要旨(1)古着再利用の屋上緑化等を積極的に進めていかれないか伺います。
 リサイクルされる古着のうち、どうしても焼却しなければならないものがあるようです。マンションや住宅の床にじゅうたんが敷かれなくなってしまったため、下敷きとしていた化繊や人絹などの古着は、フェルトとしての利用価値がなくなり、需要がなくなってしまったのです。透水シートとEM腐葉土を活用すれば、水が腐って腐敗臭も発することなく、水やりとEM液を時々与えるだけで芝生や園芸用にも活用できるため、ベランダでもリサイクルしながら観賞と省エネルギーを楽しむことができるのです。
 また、大阪市の高校では屋上に田んぼをつくり、小学生も招いて稲刈りをしたりしていますが、ビオトープとしても注目されており、環境教育としてもプロジェクトをつくっていただける事業になると思います。
 東京都西新宿の道路には保水性舗装がされ、ヒートアイランド対策として注目されておりますが、緑化とともに保水による路面温度の上昇を抑えることも、あわせて必要なことと思われます。

2010.09.02 : 平成22年9月定例会

◯6番(長谷川敏廣)

 議題2、環境問題についてであります。
 今まで経済は、拡大する方向で進んでやってきました。たくさんの資源とエネルギーを使い、たくさんのものを消費して、たくさんのごみを出してきました。たくさんの二酸化炭素を出し、フロンを出し、森林をなくしてきました。自然を壊し続けてきました。しかし、そのツケはやがて私たち人間にやってきます。経済優先、効率優先の考え方では、そのときにお金のかからない方を選んでしまいます。フロンガスを他のものに変更すること、フロンの回収を進めること、風力発電を進めること、森林破壊をやめて植林や育林を進めること、お金のかからない方を優先して自然のこと、環境のことを後回しにすると問題が解決しません。便利に、快適にと、先進国では自動車や多くの電化製品を初め、便利な製品、たくさんのエネルギーが使われています。必要以上の冷暖房、まちのネオン、電子レンジ、自動車、合成洗剤、大量廃棄、不法投棄などなど、便利・快適にとエネルギーも資源もたくさん使っています。自然に悪影響のあるものを使っています。便利・快適な生活をしている私たちは、自然と調和して生活している人々の100倍の資源を消費しています。そして、その便利・快適なものを買うために一生懸命お金を稼ぎ出します。
 日本を初め、先進国ではものは豊かになりました。しかし、人そのものは本当に豊かになったのでしょうか。幸せに生活をしているのでしょうか。日本の交通事故死者数は年間約1万人、自殺者数は3万人、3人に1人ががんで亡くなり、飽食等による肥満、生活習慣病の増加、家庭内の不和、離婚件数の増加、凶悪犯罪、低年齢者の犯罪の増加、治安の悪化と、日本は本当に豊かな国になったのでしょうか。今の社会の価値観はお金、経済、目先の便利・快適さが優先されています。これから永久可能な生活をしていくには、今、価値観を変えることが必要ではないでしょうか。お金、経済優先、目先の便利・快適優先の考え方から、子どもたち、孫たちの未来のためにも、自然と人が調和した社会をつくるという考え方に変えていくときが今ではないでしょうか。世界中が環境問題に取り組む中で、西尾市の環境の取り組みについてをお聞きいたします。
 質問要旨(1)今、地球規模で環境問題が問われていますが、西尾市での取り組みはどのようですか。
 質問要旨(2)化石燃料節約、廃食油を再生利用することで、CO2を削減するバイオディーゼル燃料の取り組みはどのようですか。
 質問要旨(3)乳酸菌・酵母・光合成細菌を中心に複数の有用な微生物を共生させた、有用微生物群のEM菌を用いた環境浄化の取り組みはどのようですか。
 質問要旨(4)太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する太陽光発電の取り組みは、どのようですか。
 質問要旨(5)建築物の断熱性や景観の向上などを目的とした屋上緑化、壁面緑化の取り組みはどのようですか。
 質問要旨(6)地球温暖化対策やごみの減量化などを目的にレジ袋の有料化が始まりましたが、その後の普及促進の取り組みはどのようですか。
 質問要旨(7)土着菌を用いて、家畜のふん尿による悪臭の解消に取り組まれませんかをお聞きいたします。

◯市民部次長(村松龍己)

 私の方からは、質問要旨(1)から(6)までをご答弁させていただきます。
 議題2、質問要旨(1)でございますが、西尾市環境基本条例の理念に基づきまして、市、事業者及び市民が一体となって環境の保全や自然との共存を図りながら、人と環境に優しいまちづくりを目指しているところでございます。特に、地球規模での環境問題と言われます地球温暖化や生物多様性の減少に対しましては、自然エネルギー利用の推進や本年10月に愛知県で開催されます生物多様性条約第10回締約国会議、いわゆるCOP10でございますが、この関連事業への参加などを行ってまいります。
 議題2、質問要旨(2)でございますが、廃食用油をリサイクルし軽油にかわる燃料として活用することは、資源の再利用と二酸化炭素等の排出削減につながり、有効なことであると考えます。しかし、燃料生成時にグリセリンなどの副産物が発生し、それを処理する必要があること、生成した燃料を使用する車の燃料系統などの車両整備が必要なこと、また生成した燃料の使用先を確保するなどの問題点が多いため廃食用油の活用は考えておりませんので、よろしくお願いいたします。
 議題2、質問要旨(3)でございますが、身近な課題であるごみの減量を進める上で、生ごみの減量は大変重要なポイントであると考えております。そのため、本市におきましては堆肥化による生ごみの自家処理を推奨するため、平成7年6月からEM菌を活用したぼかしの無料配布を行っております。
 議題2、質問要旨(4)でございますが、平成22年4月1日現在の市役所関係の施設では、市役所本庁舎や小学校校舎初め11カ所に、あわせて127.18キロワット分の太陽光発電装置を設置しておりますので、よろしくお願いいたします。
 議題2、質問要旨(5)でございますが、昨年度より、温室効果ガスの削減をしながら、暑い夏を涼しく快適に過ごすことを目的に、壁面緑化の1つであります緑のカーテンの普及を推進します緑のカーテンコンテストを、市民による環境活動団体のにしお環境市民塾と市の共催により行っておりますので、よろしくお願いいたします。
 議題2、質問要旨(6)でございますが、平成21年2月に西尾市におけるマイバッグ等の持参促進及びレジ袋有料化に関する協定を締結しました事業所は、西尾市内の食品スーパー、薬局で8事業所23店舗でございます。その後、チェーン薬局が1店舗閉店し、新たに1事業所1店舗が加わり、現在は9事業所23店舗となっております。
 以上でございます。

◯6番(長谷川敏廣)

 質問要旨(3)でございますが、平成7年6月からEM菌を活用したぼかしの無料配布をしているとのことでございますが、その利用状況はどのようでございますか。

◯市民部次長(村松龍己)

 利用状況といたしまして、平成19年度は1,343世帯、平成20年度は1,457世帯、平成21年度は市内在住の1,578世帯に、それぞれ500グラムの引換券を12枚ずつ交付しておりますので、よろしくお願いいたします。

◯6番(長谷川敏廣) 7月27日付の地方紙に「コイの群れ泳ぐ清流へ」の見出しで、みどり川クリーン作戦が大きく報道されておりました。そして、その中で西尾小学校の児童がEMだんごを投入するなど、活動目標の「コイの群れ遊ぶ小京都にふさわしい清流を目指した」と書かれておりました。EM菌を使用することで、お隣の岡崎市では、かつてはどぶ川だった市街地を流れる早川で、清流の魚、アユが初めて確認された。地元市民団体の浄化活動と市の下水道普及の効果と見られ、関係者は銀色に輝く若アユに胸を躍らせているという記事が、2009年6月23日付の中日新聞にも掲載をされておりました。刈谷市の吹戸川の自然を守る会では、「川を汚したのは私たち、きれいにするのも私たち」と、農業で土壌改良、家庭では家庭排水の浄化、生ごみの堆肥化、畜産ではふん尿の堆肥化、悪臭除去、衛生環境では水質浄化、排水処理、医療では予防医学、代替医療にとEM菌を用いて環境問題と真剣に取り組んでおります。こうした例を挙げればきりがありませんが、西尾市でもこうした取り組みの推進をしていきませんかをお聞きいたします。


◯市民部次長(村松龍己)

 今年も7月にみどり川クリーン作戦を実施いたしまして、非常に多くの市民の方にご参加をいただきました。市といたしましては、市民によります水質浄化活動に力を入れまして、引き続き推進していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

2011.06.06 : 平成23年6月定例会

◯4番(永山英人)

 議題2に移ります。環境を考えた竹林の手入れと活用法について。
 新西尾市の各地域の特性を生かして、これからの事業を推進していただきたいと思います。我々人間も、自然界の中では一種の生物であります。今まで自分たちの生活を、物質面で豊かにしようと回りの自然を壊し続け、自然災害の被害を大きくしてしまっているのではないでしょうか。地元三河湾国定公園においても、壊れた建物が人間の都合で放置され、美しい自然の景観が損なわれています。さらには、手入れの不十分な竹林や雑木林が多くあります。三ヶ根山スカイラインの整備には県からの補助があり、幡豆シルバー人材センターで事業を進めてきました。これからも続けていただきたいと思います。
 このように自然を守り、環境をよくしていこうとする動きをしている個人や団体があります。こうした団体と協働して新西尾市の豊かな自然を守り、心の豊かさをはぐくんでいってほしいと思います。
 そこで、今回は次のような質問をいたします。
 質問要旨(1)幡豆地区の竹林の現状と手入れについて。
 ア、4月から5月には幡豆の山でもタケノコを掘ることができ、旬の味を楽しむことができました。しかし、年々人が足を踏み入れることのできる場所が少なくなり、竹が伸び放題になっている地所も多い。現地に足を運び、調査をしてはどうですか。


◯4番(永山英人)

 現状としては、伐採した竹を粉砕し、土地改良などへ活用することは竹の活用法の1つだと考えています。しかし、何もせず切った竹を放置せざるを得ないとしたら、そこにも問題が生まれるのではないでしょうか。よいと思われることは、進んでやってみることが大切なのではないでしょうか。創意工夫として、自然環境を守ろうとする人々や団体に協力を得るようにしてはどうですか。

◯環境部長(増山信也)

 自然環境に関心を持って活動しておられる団体は、新西尾市には大変たくさんあると認識をしております。例えば、一色町にはEM菌を活用して河川浄化に長年努めてみえるグループもございますし、永山議員の地元の旧幡豆町には里山の保全に努めるグループもあると、このように伺っております。もちろん吉良町にもございまして、生ごみを堆肥化するぼかしを無料配布するグループもあると、このように認識をしております。今後、特に環境部といたしましては、これらの団体の方々とお会いする際には、永山議員がご提案いただきましたように竹林の現状をお話し申し上げまして、ぜひ関心や興味を持っていただけるように働きかけをしてまいりたいと、このように考えておりますのでよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。


  • 最終更新:2014-11-19 14:31:00

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