逗子市(0)

逗子市とEMに関して(議会以外の流れ)


新聞記事等


やや日刊カルト新聞 2014年7月26日「海の日に“EM団子”投入イベント=EM菌を推進する逗子市の実情」



「海の日」の7月21日、神奈川県逗子市にある逗子海岸海水浴場で、水質改善を謳い、土で固めたEM菌を海に投入する「EM団子投げ」が行われました。イベントでは、数十人の親子連れなどが、白い菌糸に覆われたこぶし大のEM団子を抱えて海に入り、10分ほどかけて約3000個を投入しました。有効性を示す科学的根拠がないと指摘されることが多いEM菌は、他の自治体の中には河川の「汚濁源」になるとの見解を発表したケースもあるほど。しかし逗子市では、確たる効果が確認できないまま、税金を投じて市の施設でEM菌を培養するなど、約10年前からEM菌を推進しています。

やや日刊カルト新聞 2015年6月23日 「逗子市がEM菌事業を完全廃止=地元団体は独自に継続へ」



10年以上にわたって海水浴場などにEM菌を投入する事業を行ってきた逗子市が、今年度からEM菌関連の事業を完全廃止していたことが、本紙の取材でわかりました。市では昨年、海水浴場の砂浜でEM菌の効果を測定しましたが、「顕著な差が見られず、EM菌の効果が不明だった」(市担当者)ことから休止したとしています。しかし地元のNPO法人「海岸クラブ」では、市からの委託が打ち切られた今年も独自に海水浴場でEM団子投入イベントを行うとしています。


平成17年度市長ヒアリング指示事項及び発言要旨


EM菌を活用した事業の展開について

→了承

<市長ヒアリング(庁内)>(環境部と横断ヒアリング)
(市)EM菌培養機の大きさはどれくらいか。
(環境部)2.5m×6.6mに収まる。
(市)それなら市役所入り口横に、設置できないか。
(環境部)温度管理、水の問題があり、浄水管理センターを予定しているものだ。
(市)EM菌の投入は、点滴方式か、それとも一気に投入するのか。
(環境部)点滴方式は有効ではない。
(市民部)白浜町は、菌が優勢になった後、点滴方式に移行している。
(市)EM菌の効果を確認できるよう、使用前、使用後の記録を取っておくこと。
(環境部)今回の半年間のなかで、どれだけ効果が出るのかは疑問である。効果測定には泥質の比較を予定している。
(市)臭気測定はできないか。
(環境部)二宮町では、2〜3年で臭気は改善された。ただ、本市ではもともと臭気はないので、これによる効果測定はできない。
(市)市民配布用タンクは、市役所敷地内の目立つところに設置すること。例えば、庁舎入口入った左側、公衆電話のある辺りとか。
(環境部)庁舎内では、土日に使いたい市民にとって不便だし、搬入にも問題がある。
(市)PR効果が高い、よく目立つ場所に設置できるよう、調整してほしい。また、市民がEM菌をどのよう使うのか、啓発に努めてほしい。キューズの予定は?
(環境部)今年は保存版を1度発行する。
(市)キューズにも広報ずしにもEM菌のPRを載せるべきだ。また、容器は本人の持参だとしても、ペットボトルも用意しておくなど、市民の持帰りに配慮する必要がある。
(環境部)装置設置は入札を、管理は浄水管理センターの委託業者と随意契約を予定している。また、教育への活用としては、EMダンゴの作成と河川への投入を考えている。
(市)培養するより、原液を購入した方が安いのか?
(環境部)量が少なければそうだ。
(市)コストについて、比較検討するため、シミュレーション計算してほしい。市民の取組みがどこまで広がるか、反応がポイントだ。

<公開市長ヒアリング>(環境部と横断 ヒアリング)
(市)課題は散布のコストを削減することである。ただコストを削減するためだけでなく、啓発のためにも学校教育現場や地域の町内会、自治会での協力や取り組みが必要ではないか。EM団子を総合的学習の時間で実際に投げてもらう、参加してもらうことを検討してほしい。
(環境部)河川とは別に、小学校に活用を相談している。
(市)EM団子についても、積極的に活用を考えてほしい。海岸と同じように、河川についても使用前、使用後の状況を比較して示せるよう、準備すること。EM菌の使用方法について、説明するパンフレットを作成してほしい。生活雑排水に対する効果がどのように現れているか、市民がわかるようにしてほしい。
(環境部)散布前、散布中、散布後の3回、4河川について実施する予定である。第1回散布を9月中旬に予定しているので、散布前観測を既に実施した。生活雑排水に対する効果としては、下水の合流式を実施しているところが市内12パーセント(ハイランド、葉桜団地)なので、ターゲットを絞って工夫して実施していきたい。
(市)モニター形式で協力者を募り、広報ずしにコメントをもらったり、ハロー逗子に出演してもらったりするようにすること。
(環境部)検討していきたい。
(市)市民向けのEM菌の配布についてだが、ペットボトルを用意しておくように。
(環境部)持参を原則としながら、ペットボトルについても準備したい。

<市民との意見交換>
(市民A)EM菌は科学的に確かな根拠があるのか。
(市)市の測定では、大腸菌が減少し、臭いも減ってきている。フジテレビ在職時に研究所を訪問取材したことがあるが、分解が早く、臭いが消えるということであった。
(市民B)河川に対する散布だが、時期はいつ頃を予定しているのか。
(環境部)EM菌は微生物なので、年内いっぱいで散布を終了する予定である。2〜3週間おきに撒いていく予定である。
(市民B)環境に放出する場合、環境生態系に及ぼす影響をしっかり検討してほしい。海は良いと思うが、河川には水生微生物が存在する。EM菌は酸性が強いので、茅ヶ崎ではユスリカが急速に死亡消滅するという結果が出ているようだ。現在、私は久木川のホタルの育成、観察を行っているが、カワニナの数がEM菌によって減少することが予想され、ホタルも生息できなくなるのではないかと懸念される。調査は実施したか。
(環境部)調査はしていない。EM菌は生態系に影響を及ぼさないと聞いているが、今のお話を聞いて、モニター、実験を実施していくことにしたい。
(市)地域の方に協力していただく、承知していただくことに対して、慎重に実施してほしい。
(市民C)報道によれば、EM菌に対して疑問を投げかけ、撤退する自治体が出ているようだが、その点をどのように考えているのか。農作物にEM菌を投入した農家は、知る限り全てEM菌から撤退している。その中で、なぜ今EM菌に取り組もうとするのか。海岸がきれいになったのは、砂の新規投入によるものなのではないか。
(市民部)平成15年度、16年度に関しては、EM菌と砂の投入は全く別の時期に行ったので、EM菌の投入によって海岸がきれいになったと考えられる。
(市)11年前、フジテレビ在職時にEM菌を取材した時は、宗教絡みで反対派と賛成派に別れていた。EM菌に対して疑問を投げかける報道がどのような性質のものなのか見極めたうえで、判断したい。
(理事)5月に水質調査があったが、田越川はカワゲラ等の水生生物の生息数が多いという点が評価され、好評価を得た。池子に関しては、もともと水質がきれいなので、あえてEM菌を撒く必要はないと考えられる。ハイランドの合流式で汚水が流れ出てしまった時にこそ、撒く必要があると思う。
(市民C)市民向けの配布の件だが、500リットルタンクを常に満タンにしておくということか。それとも、500リットルを使い切ったら終わりか。
(環境部)満タンが200リットルなので、必要に応じて補充していく予定である。
(市民C)河川の浄化はEM菌を撒くことによって行うのではなく、生態系の再生によって行うべきである。海岸や浄化漕に対しては有効だと思うが、河川にEM菌を撒くのは疑問である。
(環境部)数値を測定して、慎重に対応したい。

EM菌を活用した事業の展開について

EM菌の効果、環境への影響について、調査検証すること。その上で、実施に当たっては
EM菌の効果及び環境への影響を確認できるよう、使用前、使用後の記録を取っておくこと
・ペットボトルを用意しておくなど、市民の持帰りに配慮すること
EM菌を培養する場合と原液を購入する場合とのコストについて比較検討するため、シミュレーション計算すること
・学校教育現場や町内会、自治会での協力や取組みを依頼すること。
・生活雑排水に対する効果がどのように現れているか、市民に対するPRを工夫すること。

<市長ヒアリング(庁内)>(市民部と横断ヒアリング)
(市)EM菌培養機の大きさはどれくらいか。
(環境部)2.5m×6.6mに収まる。
(市)それなら市役所入り口横に、設置できないか。
(環境部)温度管理、水の問題があり、浄水管理センターを予定しているものだ。
(市)EM菌の投入は、点滴方式か、それとも一気に投入か。
(環境部)点滴方式は有効ではない。
(市民部)白浜町は、菌が優勢になった後、点滴方式に移行している。
(市)EM菌の効果を確認できるよう、使用前、使用後の記録を取っておくこと。
(環境部)今回の半年間のなかで、どれだけ効果が出るのかは疑問である。効果測定には泥質の比較を予定している。
(市)臭気測定はできないか。
(環境部)二宮町では、2〜3年で臭気は改善された。ただ、本市ではもともと臭気はないので、これによる効果測定はできない。
(市)市民配布用タンクは、市役所敷地内の目立つところに設置すること。例えば、庁舎入口入った左側、公衆電話のある辺りとか。
(環境部)庁舎内では、土日に使いたい市民にとって不便だし、搬入にも問題がある。
(市)PR効果が高い、よく目立つ場所に設置できるよう、調整してほしい。また、市民がEM菌をどのよう使うのか、啓発に努めてほしい。キューズの予定は?
(環境部)今年は保存版を1度発行する。
(市)キューズにも広報ずしにもEM菌のPRを載せるべきだ。また、容器は本人の持参だとしても、ペットボトルも用意しておくなど、市民の持帰りに配慮する必要がある。
(環境部)装置設置は入札を、管理は浄水管理センターの委託業者と随意契約を予定している。また、教育への活用としては、EMダンゴの作成と河川への投入を考えている。
(市)培養するより、原液を購入した方が安いのか?
(環境部)量が少なければそうだ。
(市)コストについて、比較検討するため、シミュレーション計算してほしい。市民の取組みがどこまで広がるか、反応がポイントだ。

<公開市長ヒアリング>(市民部と横断 ヒアリング)
(市)課題は散布のコストを削減することである。ただコストを削減するためだけでなく、啓発のためにも学校教育現場や地域の町内会、自治会での協力や取り組みが必要ではないか。EM団子を総合的学習の時間で実際に投げてもらう、参加してもらうことを検討してほしい。
(環境部)河川とは別に、小学校に活用を相談している。
(市)EM団子についても、積極的に活用を考えてほしい。海岸と同じように、河川についても使用前、使用後の状況を比較して示せるよう、準備すること。EM菌の使用方法について、説明するパンフレットを作成してほしい。生活雑排水に対する効果がどのように現れているか、市民がわかるようにしてほしい。
(環境部)散布前、散布中、散布後の3回、4河川について実施する予定である。第1回散布を9月中旬に予定しているので、散布前観測を既に実施した。生活雑排水に対する効果としては、下水の合流式を実施しているところが市内12パーセント(ハイランド、葉桜団地)なので、ターゲットを絞って工夫して実施していきたい。
(市)モニター形式で協力者を募り、広報ずしにコメントをもらったり、ハロー逗子に出演してもらったりするようにすること。
(環境部)検討していきたい。
(市)市民向けのEM菌の配布についてだが、ペットボトルを用意しておくように。
(環境部)容器の持参を原則としながら、ペットボトルについても準備したい。

<市民との意見交換>
(市民A)EM菌は科学的に確かな根拠があるのか。
(市)市の測定では、大腸菌が減少し、臭いも減ってきている。フジテレビ在職時に研究所を訪問取材したことがあるが、分解が早く、臭いが消えるということであった。
(市民B)河川に対する散布だが、時期はいつ頃を予定しているのか。
(環境部)EM菌は微生物なので、年内いっぱいで散布を終了する予定である。2〜3週間おきに撒いていく予定である。
(市民B)環境に放出する場合、環境生態系に及ぼす影響をしっかり検討してほしい。海は良いと思うが、河川には水生微生物が存在する。EM菌は酸性が強いので、茅ヶ崎ではユスリカが急速に死亡消滅するという結果が出ているようだ。現在、私は久木川のホタルの育成、観察を行っているが、カワニナの数がEM菌によって減少することが予想され、ホタルも生息できなくなるのではないかと懸念される。調査は実施したか。
(環境部)調査はしていない。EM菌は生態系に影響を及ぼさないと聞いているが、今のお話を聞いて、モニター、実験を実施していくことにしたい。
(市)地域の方に協力していただく、承知していただくことに対して、慎重に実施してほしい。
(市民C)報道によれば、EM菌に対して疑問を投げかけ、撤退する自治体が出ているようだが、その点をどのように考えているのか。農作物にEM菌を投入した農家は、知る限り全てEM菌から撤退している。その中で、なぜ今EM菌に取り組もうとするのか。海岸がきれいになったのは、砂の新規投入によるものなのではないか。
(市民部)平成15年度、16年度に関しては、EM菌と砂の投入は全く別の時期に行ったので、EM菌の投入によって海岸がきれいになったと考えられる。
(市)11年前、フジテレビ在職時にEM菌を取材した時は、宗教絡みで反対派と賛成派に別れていた。EM菌に対して疑問を投げかける報道がどのような性質のものなのか見極めたうえで、判断したい。
(理事)5月に水質調査があったが、田越川はカワゲラ等の水生生物の生息数が多いという点が評価され、好評価を得た。池子に関しては、もともと水質がきれいなので、あえてEM菌を撒く必要はないと考えられる。ハイランドの合流式で汚水が流れ出てしまった時にこそ、撒く必要があると思う。
(市民C)市民向けの配布の件だが、500リットルタンクを常に満タンにしておくということか。それとも、500リットルを使い切ったら終わりか。
(環境部)満タンが200リットルなので、必要に応じて補充していく予定である。
(市民C)河川の浄化はEM菌を撒くことによって行うのではなく、生態系の再生によって行うべきである。海岸や浄化漕に対しては有効だと思うが、河川にEM菌を撒くのは疑問である。
(環境部)数値を測定して、慎重に対応したい。

下水道合流改善事業

(所)下水道合流改善事業については、平成16年度から開始する予定だったが、国の補助金の減額、市の予算状況が厳しいことから、時期を延期して実施することになっている。
(市)直近でどこを実施し、どのくらい予算と時間がかかるのか、この2点を説明してほしい。
(所)緊急措置として、平成17年度にはハイランド、平成18年度には桜山でスクリーンを設置したい。吐室から夾雑物を流さないようにすることが目的である。
 その後、ハイランド地区、葉桜団地(桜山第5分区)で完全分流化工事を実施したい。ハイランド地区は、汚水管を新たに15,000メートル設置する手法を採り、実施には30億円かかる。うち国費が10億円、残りは市負担となるが、90〜95パーセントが起債対応可能となるようだ。
 葉桜団地についても、汚水管を800メートル敷設する手法を採り、1億6000万円が必要となる。合流化する場所、地点については、代替案も検討している。
(市)もう1箇所、分流化措置が必要な地域があるのではないか。
(所)桜山第4分区があり、37億円が必要になってくる。
(市)代替案を採用した場合、コストは安くなるのか。
(所)むしろ高くなるだろう。
(市)釣りに行くと、1箇所だけ汚い水域に出くわすことがあるが。
(所)それは潮溜まりではないか。合流式が直接の原因とは考えられない。
 整理すると、雨量が許容量の6倍を超えると、水が溢れてしまうことが問題となっている。そこで、緊急措置としてスクリーンを設置すれば、夾雑物の流出を8割防ぐことができる。但し、スクリーンは現状では15年しか持たないと言われている。
(理)分流化すれば、スクリーンは不要になるということで良いのか。
(所)その通りである。
(市)「将来的には分流化する。そこで、とりあえずの措置としてスクリーンを設置する。また補完的にEM菌の活用を図る」ということで良いのではないか。
(所)国から「平成20年度まで」という条件で、事業認可をもらっている。したがって、平成20年度までには、ある程度の形を作っていかなければならないと思う。
(所)議会からも「なぜ実施しないのか」という質問を受けているので、平成18年度はスクリーンの設置に留めるにしても、19、20年度で実施の頭出しをしていきたい。
(市)平成18年度のスクリーン設置費は7200万円となっているが、これでも高いので、安くしてほしい。
(所)浄水管理センターの中央監視制御装置の改築工事は、全部で11億5千万円かかる。18、19、20年度の3年間で実施していく予定である。
(市)そのような高額では実施するのが難しい。
(理)「一番安い方法を検討して、この金額だ」ということを聞いている。
(市)電線類地中化50年計画のように、レールを始めに作って市民に示したうえで、少しずつ実施していくというのはどうか。
(所)30億円とは言っても、起債がつくので、実際に当初必要な金額は3億円だ。
(市)しかし、起債すれば借金になるわけだから、今は起債をすることすら難しいと言わざるをえない。そうかといって、合流式をやめるわけにもいかない。だから、とりあえずスクリーンを設置するということで良いのではないか。
(理)スクリーンを設置すれば終わりということではなく、維持管理費も必要になってくるのだから、そのことも市長に伝える必要がある。スクリーンから夾雑物を取り除くために、維持管理が必要になるのではないか。
(所)確かに維持管理は必要だが、スクリーンで防ぐ夾雑物については、自然に合流管に戻ることになっている。
(理)そうすると、新宿に夾雑物が集中してしまうのではないか。
(市)スクリーンの設置についても、競争入札は可能なのか。
(所)可能である。
(企)分流化の受益者負担ということは考えられないのか。
(所)これまでハイランドでも協力負担金を事業者から徴収しているので、二重徴収は避けたい。したがって、受益者負担は難しい。
(理)横須賀市では受益者負担を行って問題になったようだが、議論の余地はあるだろう。
(市)下水道合流改善についても、50年計画を作成してほしい。
(所)下水道で50年計画を作成すると、50年も経たないうちに、また改善が必要になり、計画を作り直すことになりかねない。最長で20年だ。
(市)長期計画を作成しながら、費用のかからない方法を考えてほしい。

  • 最終更新:2015-06-25 08:57:17

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