逗子市(1)

平成 6年  9月 定例会

◆ 6番(岩室年治君)

 第2番目は、資源再利用推進事業についてであります。
 6月の第2回定例会において10月実施となっている分別収集について、質問を草間議員から行い、疑問となっている分別収集の月1回を2回とすべき問題や、リサイクルボックスの存続、市と市民との現場職員の協力体制、PRなどを指摘しました。答弁では市民の理解をいただき、10月をめどに準備を進め、広報、キューズ等の紙上で十分にPRするとしていましたが、やっと9月広報にリサイクル元年に位置付けてフリーマーケット、簡易包装協力店制度などが掲載されていました。しかし、どこを探しても分別収集の動きは見つかりません。〔発言する者あり〕このままでいけば10月実施はできないわけで、さらに市民の理解を求める上から見ても、かなりの遅れが出るのではないでしょうか。なぜ取り組みが遅れているのかをお伺いします。
 次に、コンポストは市内世帯の約16%、 3,456台が普及の努力がされてきましたが、来年度計画はなく、今後の対応はどのように考えているのかをお伺いします。また、県内では平塚市でモデル実験が始まっているEM菌による取り組みは考えていないのかをお伺いします。
 次に、自主回収資源化活動への奨励金については、町内会や子供会の協力も得て取り組まれているわけですが、他に再利用の可能な古布の回収などへの取り組みについて、どのように考えているのかをお伺いします。

◎ 市長(澤光代君)

 次に、資源のところでございますけれども、なぜ、この分別に関して遅れているのかということでございますけれども、今現在、分別収集事業に係る選別施設等の進捗状況に関して、施設面積に見合った選別機の選定に時間がかかっております。既に施設整備のための外溝工事にもう着手しております。また、選別機等の発注も済んだ段階でございます。
 EM菌への取り組みでございますけれど、これについては私も関心を持っておりまして、研究をするようにということで指示をしております。
 次に、資源化の奨励金についてでございますけれども、これに関しましては今までにも、議員さんもよく御存知のとおり、市民参加の資源再利用推進協議会等の3次にわたる提言を踏まえまして、コンポスト普及によるごみの減量化そのほか、やっておりまして、この中で自治会、町内会、子供会が行っております古紙の自主回収資源化活動に対して、昨年でございますけれども、1キロ当たり5円の奨励金の交付など幾つかの事業を実施しているところでございます。また、そのほか不用品の交換、フリーマーケット等の市民リサイクル運動についても支援をしてきております。

平成 7年  6月 建設環境常任委員会

◆(松本委員)

 今御説明の中で、まずこの順序で質問したいと思います。
 コンポストの普及事業ですけれども、まず資料としてコンポスト実態調査報告書平成7年の3月を資料としてお願いいたします。
 それで、コンポストは本当に今市内で約17.5%、今回のもの入れると全世帯のというのを聞きました。確かに、本当にごみ減量化の問題というのは私たち市民一人ひとりが真剣に取り組まなければいけいないことだと思います。減量化と、それから同時に資源化。それでコンポストが非常に効果があったと私も考えておりますので、今後のこととしてコンポストは続いていくのかどうかまず1点伺います。

◎(環境部長)

 まず資料の件でございますが、今お配りした方がよろしいですか。
         〔「後でいいです」と呼ぶ者あり〕

◎(環境部長)

 それでは用意ですので、後ほど配らせていただきます。
 コンポストの普及事業につきましても、今後とも市は配るということではなく、助成という形に、できれば続けていきたいと、このように考えてございますが、これは来年度以降の検討事項ということで、ただいまの所管の考え方ということで、お聞きおき願いたいと存じます。

◆(松本委員)

 確かに私も行政がすべてのものを無料で配っていくということにはどうかなという部分ありますので、今の御判断はなるほどだなと思います。
 それで、助成ということで、生ごみの減量化ということは、コンポスト以外にも他都市ではEM菌とかあるいは生ごみを完全に砕く、そういういろいろなことが検討されて、取り入れられている自治体もございますので、私、実はEM菌の御提案をここでさせていただきたいなと思うんですね。EM菌は嫌気性の菌で、土がない人のところにも自宅の台所で容器を持っていれば、菌を入れるとその菌が生ごみを食べて、悪いものを食べて、毒素を、そして、それが減量化につながっていくということを、他の自治体のそれを取り組んでいる人からも聞きましたし、市内でも実際にやっている人もかなりいるんですね。その辺は減量化のことで、コンポスト以外にも御担当の方でいろいろ検討していらっしゃるんでしょうか。それをお聞きします。

◎(環境部長)

 お答え申し上げます。
 詳しいことは課長の方から答えをいたさせたいと思いますが、私ども生ごみの減量化に向けましては、いろいろな方法また市販されているものあるいは御自身で工夫なさってやられるものあろうかと思いますが、そのいずれにしましても、いわゆる初期費用につきましては補助をしていきたいと、そのように考えてございます。EM菌等につきましても、研究は既にしてございますので、その辺も含めまして課長からお答えをさせたいと思います。

◎(環境整備課長)

 今言われましたEM菌、有効微生物群を利用した生ごみ処理機ということで、こちらの方もいろいろメーカーの方からPR等ございまして、ビデオ等もいただいておりまして、部長以下で見ました。それから、私もちょっと実験してみたというような状況でございます。
 それと、生ごみ、今消滅機というのが電気メーカーから出ておりまして、この辺もこの廃棄物展等で出店されておりましたので、つぶさに見て一応検討、研究をしております。

平成 9年  6月 定例会


◆4番(川村智子君)

 2質目からは自席にて質問していきたいと思います。
 この環境基本条例についてですけれども、昨年、私も質問しています。基本条例は平成8年度に策定し、平成9年度から施行するということで確かにそのとおりでした。第5章の環境保全・創造推進員については議論があったところですけれども、本来なら施行と同時に庁内体制が整備され、基本計画の検討が始められるべきものではないかと考えますけれども、その辺、早期の庁内体制の整備を今月中に立ち上げてやっていくということでしたので、それは理解しますが、そう考えますと、スケジュールの中で審議会が10月ごろにということでしたけれども、これはちょっとおかしいんじゃないかと思うんです。
 昨年12月の小田議員の答弁で、市長は基本計画については来年度できる環境審議会の中に諮問していくということでした。基本計画策定検討委員会を先に立ち上げておいて計画を進めていくとしたら、秋に設置する審議会は何を審議するのでしょうか。市長は審議会の役割は計画をつくることだと言っていますけれども、これでは審議会で出た意見はどこに反映されていくものなのでしょうか。行政の素案を検討するだけならば、審議会の役割は十分とは言えません。私は計画、策定の作業の段階から審議会がかかわり、市民参加の仕方や策定作業における課題などを検討し、より質の高い基本計画にしていくべきだと考えますけれども、もう一度、その辺のところ、お答えください。
 市民参加の仕方ですけれども、審議会に市民メンバーが入っているから市民参加している。12月に意見の集約を広報で聞くということですけれども、市民の意見をどうやって基本計画の中に反映させていくのかがまるで分かりません。また意見集約したものを市民へフィードバックしていかなくてはいけないはずですけれども、どういう意見が出て、どういう意見を取り入れたとか取り入れなかったとか、市民に対して市が明らかにすることが大切だと思いますが、どう考えていらっしゃいますでしょうか。
 それから環境管理計画については、条例と同じ理念はそのまま策定後は包含される予定だということですけれども、私も改めて環境管理計画を読み直してみました。この計画はこのまま基本計画に包含していくのではないだろうかと私も思っていました。環境管理計画に述べられているものは現在の環境政策になっているはずですから、当然、そのようになっていくと思います。特に、環境基本条例の第3条は基本理念が条文化されているわけですけれども、この管理計画を策定した以降、市が新たに取り組まなければいけない環境問題が条文には取り上げられています。資源の循環的利用と地球環境保全ということについてです。環境管理計画では足りないものの部分なわけです。これを網羅して基本計画をつくらなくてはいけないと考えますけれども、その辺、どうとらえていらっしゃいますでしょうか。
 それから、廃棄物処理基本計画についてですけれども、この廃棄物処理問題については連日、新聞やテレビでも取り上げられています。産業界ではつくる側の責任逃れをいつもしていて、それを市民の方もどこかで受け入れてしまう。行政側の弱腰があったり、消費者にもまだ大量消費の癖がとれないような使い捨て社会の構造がはびこっています。そんな中で、一生懸命、環境に配慮して、せっせとリサイクル、リユース、リターナブルに励んでいる人もまた大勢います。一生懸命、よかれと思ってやっていることが、国全体のシステムが整っていないために、集めた資源をアジアの方へ輸出しているという、何とも不思議でおかしな話になってきています。
 再生品の利用を条例化したり、法的整備が急務だとは思いますけれども、とにかく私は焼却炉があるからいけないのではないかと思っています。そろそろ焼却、埋め立てのごみ行政から脱却し、資源循環型社会へ移行していかなければいけないと思います。広域処理という考え方も一つにはあると思いますが、新炉については300トン以上の大型でないとつくれないということであれば、三浦半島地域の範囲で考えられるのは、横須賀あたりで大きい炉をつくり、最終処分場は池子の国有地を使わせてほしいという構想になるのではないでしょうか。
 しかし、鎌倉はエコシティを宣言していますし、独自に減量化、資源化を考えています。三浦市も焼却炉はつくっていません。逗子市においても独自にできることはあると思うのですけれども、特にダイオキシン問題は、ここへきて国がようやくバタバタと動いているようですけれども、80ナノグラム以上ではなかったにしろ、炉の改修はしなくてはいけないようです。それについては、今、藤沢市で34億円かけて炉の修繕を始めたということを聞きましたが、本市ではどういう方向で検討しているのか伺います。
 次に、減量化、資源化対策は、ただ言葉で言っているだけでは進みません。もう少し具体に聞いていきます。生ごみ処理容器購入助成制度がありますけれども、資料によりますと平成8年度の実績はコンポスト容器51件、EM菌処理容器96件、手動処理機3件、電動処理機12件、合計の金額が89万円です。予算額が200万円ということですから、執行率は約45%、平成9年度も同額の予算が計上されています。制度自体は悪い方向ではないにしろ、もう少し効果の上がるように工夫すべきだと思いますけれども、モニター制を提案したいんですけれども、いかがでしょうか。
 それから、コンポストを小学校に置いていないと聞いていますけれども、理由はなぜなのか。環境教育の一環でできると思う、一つのいい方法だと思うんですけれども、導入の検討はあるのでしょうか。
 それから、資源の日の週1回収集日を設定できないものでしょうか。ごみ袋の透明化については、先ほども市長の方から準備しているということでしたけれども、これについては前々から私たちも口を酸っぱくして、すぐできることだというふうに言ってきました。いまだにできないというのは非常に納得できません。今年度中に市民に広報し、各商店、スーパーにも連絡できることだと思うので、すぐ取りかかってほしいと思います。その辺、少なくとも来年の4月からやってほしいんですけれども、お返事ください。
 それから、植木のせん定後のたい肥化も他市のルートを使えば可能と思いますけれども、これについてはいかがでしょうか。
 ごみの有料化についての検討は、審議会の答申の中にも入っていますけれども、これはいつから始めるのでしょうか。環境問題をちゃんと考えて細かく分別し、リサイクルに協力している人とどんどん捨てている人との不公平さは、どう考えてもおかしいと思います。市民も何らかのリスクを負っていくべきだと思うのですが、いかがでしょうか。

◎市長(平井義男君)

 2度目の御質問にお答えをさせていただきます。
 ただいま環境基本計画による市民参加についての問題の御提起がございました。細かい日程上のことと審議会とのかみ合わせ、それから市民への理解という、こういった問題でございますので、この件については担当から答えさせていただきます。
 私の方から、今ごみ処理の問題で、確かに幾つかの問題点の御提起がございました。一つは、先ほどもダイオキシンの観点からの御答弁をさせていただいたわけでございますけれども、国の方針はダイオキシンの発生が0.1ナノグラム以下、こういったのをつくる。それには24時間連続燃焼ということでございます。また温度がダイオキシンの発生が270度から280度の温度のときに大量に出るというふうな説もあるようでございますから、そういった点を配慮しながら、量として日量300トンという機械が必要なわけでございます。
 今、川村議員さんも御指摘がございました。県の行政センターを主体として、今、事務サイドで鎌倉、横須賀、三浦と私ども4市と葉山町を入れた4市1町で、この問題の取り組みをしているところでございます。どこにかまを設置するかというところまではまだいっていないわけでございます。と申しますのは、総論においては大方の意見は一致するわけでございますけれども、いわゆる焼却炉をどこに置くか。また灰の処分場をどうするか。また三浦では今、違った方法でこの処理をしていると、それぞれ話の大枠では総論は合致しておりますけれども、各論に入りますと、そういった点についてはまだ意見の統一が見られないということでございまして、本市といたしましては、これの1ナノグラム以下を維持するという方法をもって炉の改善をしていきたいと、こういうことを考えておるわけでございます。今しばらくすれば、こういった問題が明らかになってくるだろう。また国の方や県の方の考え方も、もっと表面に出てくるのではないかと、こんなふうに思っておりますので、もうしばらくお時間をいただきたいと思います。
 あとのものは所管からお答えをさせていただきます。

◎環境部長(伊東進君)

 お答えをさせていただきます。
 質問が多岐にわたっております。まず、基本計画の策定に当たりまして、審議会を当初からかかわらしめるべきではないかということに対してのお答えでございますが、御承知のとおり、環境審議会につきましては、市長の諮問に応じて環境基本計画の策定及び変更、環境保全及び創造に関する基本的事項について審議をする機関でございます。したがいまして、諮問の前段として、私ども環境基本計画の素案あるいは原案なりというものにつきましては、当然検討をしておかなければならないということでございます。
 したがいまして、庁内に策定検討委員会を置き、その作業に当たるということが筋であろうということでございます。当然、環境審議会におきまして、素案に対して、この点が問題である。あるいは改めてこういうものを取り上げてくださいと、そういうような意見も出るわけでございまして、その中での調整は当然なされなければならないと、そういう理解でございます。
 それから、市民の意見の集約の在り方について疑問を呈せられたわけでございますが、あくまでも庁内検討機関、それから環境審議会、それから市民の意見、そういうものをどういうふうに連携をとっていくかということでございまして、当然、私ども、広報あるいは各公共施設、あるいは一階の情報広場、そういうところにも目安箱的なものを用意したいということでございますので、それらを私どもとして受け止め、それを審議会あるいは庁内の検討委員会に投げかけをしていくと、その辺の運用で十分、市民の意見は取り入れることができると、そういうふうに考えてございます。
 それから、環境管理計画につきまして、環境基本条例の基本的理念で盛られた事項を付け加えるべきということでの御質問でございますが、私どもは環境管理計画に付加するという対応は考えておりません。あくまでも環境基本計画そのものの在り方を前提に作業を進めていくということでございます。確かに環境管理ということに関しての理解につきましては、いろいろ考え方はございます。他の自治体のように環境基本計画で予定する理念等を当初から盛り込んだ環境管理計画が策定されているところにつきましては、環境管理計画そのものを環境基本計画に置き換えていくというところもございます。ただ逗子の場合は、環境管理計画自体が自然環境主体の計画でございます。したがいまして、私どもとしては改めて本市のあるべき環境像をとらえ、その中で基本計画を策定するという対応を考えてございます。
 その他、生ごみ処理容器のモニター制度の件でございますが、これにつきましては市の方から容器を貸与しているという形ではございません。8年度から助成制度に変わったわけです。したがいまして、それは消費者といいますか、市民が自ら容器を選択したということでございますし、非常に容器が多種、多様になっている。そういう状況の中で、モニター制度ということでの対応は考えてございません。意見の申し出があれば、それは受け止めていくという姿勢でございます。
 学校での導入ということでございますが、これは導入していただければということで私どもは考えておるところでございます。
 その他、収集日の設定、透明袋、植木せん定のたい肥化、ごみの有料化、もろもろございます。これにつきましては、今現在、検討を始めているところということで御理解をいただきたいと思います。ごみの有料化につきましては、これは使用料等そのものの問題にかかわる問題でございまして、今現在、総務部サイドで委員会を設け、ほかの使用料等との対応も含めて調整の考え方を前提にしておりますので、その辺は御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。

平成 9年 11月 建設環境常任委員会

◆(川村委員)

 説明の13ページの生ごみ処理容器等購入費助成事業なんですが、これ当初どのぐらいの予定だったのかというのと、それからどのぐらい増えたのか、個数でお願いします。

◎(環境部長)

 当初予算は119万円でございまして、内訳といたしましてコンポスト容器50台、処理容器80台、手動処理器5台、電動処理器20台ということで予定をしてございました。その後10月末現在の支出状況でございますが、コンポスト容器13件、EM容器69件、手動処理器2件、電動処理器28件、計112件既に支出されている状況でございまして、予算残額が15万6,900円という状況にございます。
 今後の支出の予定ということでございますが、コンポスト容器につきましては12件、EM容器につきましては57件、手動処理器につきましては内容的に納まるかと考えております。電動処理器につきましては15件、処理容器関係で予定として50件、電動処理器で15件の予定をしてございます。

◆(川村委員)

 そうしますとEM菌の処理器がかなりあるということと、それから電動処理器の助成額がかなり増えているんじゃないかなと思うんですけれども、最初20台、電動につきましては20台がもう既に28件分処理されているという、あと15件は予定に入れているということなんですけれども、市民の方の問い合わせなんかは相当この電動の方に問い合わせがあるんでしょうか。

◎(環境部長)

 10月末までの支出状況から考えまして、その電動処理器に対しての需要というものは相当伸びておると、それは声としても聞いておるとそういうことが実態でございます。

◆(川村委員)

 これはコンポストは庭のある方ということと、庭のある方についてはコンポストで対応できる、電動については一応屋外だろうが屋内だろうがマンションというんですか、アパートというんですか、そういう高層住宅の方に対しての助成事業だというふうに私は認識しているんですけれども、そういう方たちがかなり興味というか、関心を持ってきたというふうに評価してよろしいんでしょうか。

◎(環境部長)

 生ごみ処理容器等購入費の助成につきましては、昨年度から実施をしておるところでございます。これは使用勝手といいますか、市民サイドでどういう対応がよろしいかという観点から助成制度として位置付けたわけでございまして、したがって需要者の使用勝手に即した対応であろうとそういうふうに思いますので、何がいいかということはこちらとして決めてはございませんが、いろいろな処理容器、あるいは処理器、その選択の幅を広げたとそういうところで御理解をいただきたいと思います。

◆(川村委員)

 それだけ市民の方が関心を持ってこられたということはいいと思うんですけれども、これは来年度の予算化についてはどういうふうになさろうと考えていらっしゃいますか。

◎(環境部長)

 この予算化につきましては今後の問題でございますが、9年度につきましては昨年度実績に見合う形での当初予算ということでございました。したがいまして、現在の推移から見まして増えるということでございますから、その辺の動向を抑えた上で新たに次年度に向け予算計上をしていきたいとそういう考えでございます。

平成12年 11月 建設環境常任委員会

◎(環境部長)

 おはようございます。
 それでは、議案第51号 平成12年度逗子市一般会計補正予算(第4号)中、環境部所管の予算につきまして御説明申し上げます。
 予算説明書の12ページ、13ページをお開きください。
 第4款衛生費、第2項清掃費、第1目清掃総務費につきましては、給与改定等に伴う職員給与費の不用見込額を減額いたすほか、生ごみ処理容器等購入費助成事業につきましては、電動処理機の申請件数の増により、助成金に不足が見込まれることから、不足見込額 120万5,000 円を増額計上するものです。
 第2目じんかい処理費及び第3目し尿処理費につきましては、給与改定等に伴う職員給与費の不用見込額をそれぞれ減額計上いたすものです。
 続きまして、14ページ、15ページをお開きください。
 第7款土木費、第1項環境保全費、第1目環境管理費につきましては、給与改定等に伴う職員給与費不用見込額を減額し、第3目公園費につきましては、給与改定等に伴う職員給与費不足見込額を増額計上いたすものであります。
 以上で補正予算の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議をお願いいたします。

◆(松本委員)

 1点だけ。清掃費の生ごみ処理容器購入費助成事業の増額のところで、ただいま電動処理機の申請件数が増えたということでございましたけれども、どの程度増えたのか、その件数だけちょっとお教え願います。

◎(生活環境課長)

 11年度の実績で、電動処理容器が64台ございました。今年度は、11月27日現在で96台ございます。
 以上です。

◆(網倉委員)

 今のにちょっと関連してなんですが、今後の見通しとして、去年の実績をこの時点でもう上回っておりますので、今後の見通しというのはどのようにとらえておられるか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。

◎(生活環境課長)

 平成12年度の予定目標が 300台ということになってございます。現在、まだ166 台というところでございますので、 300台を目指して頑張ろうと思っております。

◆(網倉委員)

 最終的にはどの程度を目指しておられますか。最終的にというはおかしいですね、将来的に。

◎(生活環境課長)

 12年度の目標といたしましては、あくまでも 300台を。これは廃棄物循環型社会基盤施設整備事業計画の中で決まっております。平成23年度までに1万台を予定しております。

◆(網倉委員)

 今の関係で、現時点までで、いわゆる平成23年度目標に対してどの程度普及しておられるんでしょうか。

◎(生活環境課長)

 1万台の目標に対しまして、平成11年度末で 4,385台という件数になっております。

◆(近藤委員)

 松本委員、網倉委員の御質問に関連してなんですけれども、 300台の目標に対して、現状 166台と。300 台に向けて努力がかなり必要かと思うんですけれども、10年先に1万台のCRT計画の普及計画があると。かなり力を入れてPR等をしていかないと伸びていかないと思うんですけれども、ここら辺のPRとか、そういう普及の促進の施策といいますか計画、お考えがあったらお聞かせ願いたいんですけれども。

◎(生活環境課長)

 私どもの方で持っておりますごみキューズ(CUZ)でPRするとともに、過去に市内で販売した実績のあるお店等を回りまして、今お願いしているところでございます。平成11年度につきましても年2回ぐらい、そういうような販売店を回らせていただいて、販売に力を入れていくようにお願いしていくところでございます。

◆(近藤委員)

 PRについては分かりました。
 少し数字について踏み込みたいと思うんですけれども、現時点で 4,385台普及していると。その内訳なんですけれども、EMのバケツタイプであったりとかコンポストのタイプであったりとか電動処理のタイプ、大きく分けて3種類ぐらいあるかと思うんですけれども、コンポストが大体何台ぐらいで電動処理が現時点で何台ぐらいでとか、そういう数字分かりましたら教えていただけますか。

◎(生活環境課長)

 11年度末までの 4,385台のうち、コンポストが 3,773台でございます。それからEM菌、これが 428台。それから、手動式の生ごみ処理機が6台でございます。それから、電動処理機が 178台という内訳になっております。

◆(近藤委員)

 今内訳をお伺いしたのは、やはりコンポストだと庭とか土地がないと敷設できないと思うんですね。現時点でコンポストが 3,773台。まあ、これからもまだ伸びるとは思うんですけれども、今の電動処理機の性能なんかを見ますとかなりいいものが出てきていますし、お庭等を持ってない方も非常にいらっしゃるわけですよね。1万台普及計画があるということをかんがみて、これから私としては電動処理機がどんどん伸びてくると思うんですよ。その点からして、このごみ処理容器購入費助成事業が年々計上額が上がると考えるんですけれども、その点どのようにお考えでしょうか。

◎(生活環境課長)

 今言われましたとおり、平成12年度につきましては 166台今現在申し込みがありますけれども、そのうちコンポストが27台、それからEMが43台、電動処理機が96台ということで、現段階におきましては電動処理機が圧倒的に多いという状況になっております。予算面につきましても、このまま全額、申請された方に補助がつくように要望していきたいと思っています。

◆(松本委員)

 すみません、再度。
 確かに今、電動処理機が非常に多いということが分かって、これからもそういうふうな形で推移していくのかなと、私自身も今数字を見ながら思ったんですけれども、審議会がありますね、減量等推進審議会。あちらで生ごみのことと紙のことと、私も何回が傍聴したときに、確か部会のような勉強会をしてられるというのを聞いたんですけれども、議論の中で、生ごみに対して将来的にどうしていきたいというような、答申ではないにしても、皆さんたちの議論の大枠というか、意見などがもし分かればちょっとお聞きしたいんですけれども、いかがでしょうか。

◎(生活環境課長)

 確かに今年の初めに諮問いたしまして、諮問したといいますのは、逗子市の廃棄物循環型社会基盤施設整備事業計画で、施設については決まりました。これとあとソフト部分についても決めたんですけれども、つくった施設、予定している施設、こういうようなものを最大限に、計画以外にもしあったら御提言いただきたいというような提言の仕方をさせていただきました。その中で紙類、それからごみ類について、今、御協議していただいているところでございます。もうしばらくたつと中間報告的なものが出るのかなというふうに感じております。現段階におきましては、どういう方向というのはまだ出ておりません。

◆(松本委員)

 生ごみについては、やっぱり組成率の中でも非常に高い率を示しているように、以前に私も調べたんですけれども、とにかくそれを減らすということは非常にごみの減量化にもつながっていくので、生ごみの先進的な市なども、議員さんたちもいろいろあちらこちら見ておられますし、行政サイドもそういう先進的な例をかなり勉強しておられると思うんですけれども、そういう中から何か見えてくる将来的な施策の方針というか、ございましたらお教えください。

平成14年  9月 定例会


◆13番(高野毅君)

 2質目以降ですので、自席より質問させていただきます。
 1質目で質問した順序によって質問させていただきます。
 先ほどの御答弁で、海岸清掃の海水浴シーズにおけるものとして、海岸利用者の意識啓発を含めて行ったクリーンタイムについては今年度から実施しているということでしたが、今年度は何名程度の参加があったのでしょうか。
 また、どの程度の成果が上がったと考えているのでしょうか、お答えください。

◎環境部長(佐藤和男君)

 クリーンタイムにつきましては、今年度から始めたものでありまして、時間が来て放送で呼びかけており、何人参加したかというデータは把握しておりません。また、美化キャンペーン等で行った場合には、ごみ収集の重さ等を記録しておりますが、クリーンタイムについては行っていないということでございます。

◆13番(高野毅君)

 せっかく今年度から海岸の美化に対する、また海水浴客の意識啓発のために始めたわけですから、ただやってみればいいというわけではなく、今年度やったことに対して次年度以降発展させられるよう、いま一度精査していただいて、次年度以降さらに海岸美化に寄与するものとしていっていただきたいと思います。
 また、もう1点、先ほどの答弁で海水浴客の方の落としていくごみが目立つということがありましたけれども、海水浴シーズンにおいては、海岸のごみ箱の数が少ないのもごみが散乱してしまうものではないかと、私は考えております。
 また、海岸の方に行ってみますと、ごみ箱の場所が分かりづらいということも言えると思いますが、この点に関していかがお考えでしょうか。

◎環境部長(佐藤和男君)

 ごみ箱の設置につきましては、夏の間は増やしているという状況でございます。
 位置につきましては、やはりごみ箱でありますので、その辺を考慮して設置の場所は一番目立つところに置くのがいいのか、それともごみ箱ですので、海の家のこともありますので、営業に差し支えないようなところを考慮して置いているという状況でございます。

◆13番(高野毅君)

 その置く場所に関しては、やはり御商売されている方もいらっしゃるわけですから、また観光客の方にも考慮して置くことは分かるんですけれども、若干やはり逗子海岸においては余りにもごみ箱の色は目立つんですけれども、場所としてはかなり目立っていないので、私も何度かこの夏行ったんですけれども、やはり分からずにその辺に捨てる方も多々目撃しているので、今後何らかのごみ箱が目立つための方策という部分でも御検討していただければと思います。
 次に、海水浴期間以外の質問なんですけれども、先ほどの答弁の中で、台風21号の際も通報後すぐに対応できなかったという経緯があったというお話がありましたけれども、南西の風が吹いたときの満潮時、海岸に落ちているごみはもちろんのこと、ごみ箱からもごみが海に流されていることもあります。
 また、これは台風21号の後もそうだと思うんですけれども、やはり過ぎた後にごみが散乱し、そのまま海に流されるということが多々あると思います。そういった状況を予測して事が起こる前にも対応できるようなシステムにした方がいいのではないかと思いますが、その点についての考えをお聞かせください。

◎市長(長島一由君)

 先ほども説明させていただきましたけれども、美化財団が全県カバーしているということで、台風などが来た場合、特に浜が荒れると。そういった中で恐らく逗子のビーチクリーン隊の方々も市と連携をして、速やかに通報させていただいているんですが、美化財団さんの方ですぐ来れないという状況があります。それで結果として、例えば週末をまたぐと海岸に行く方も多いので、その関係から私のもとにも、あるいは所管等々にも海岸が汚いということが目立って意見として集中するんだと思います。
 そういった中で、私の記憶違いでなければ、美化財団の確か理事長さんだったと思うんですけれども、来ていただいて、頻繁に対応していただくように要請もしておりますけれども、これは課題として考えなければならないのは、海岸法の改正で権限の一元化というんですか、県から市の権限移譲ということもできるようになっております。ただ、確か千葉県かどこかで実際権限移譲しているところもあるんですが、それに対する本市としての課題、メリット、デメリットというのを今経済観光課の方で検討しておりますので、そういった中でとにかくきめ細かい海岸清掃、あるいは管理ができるような方法を模索していきたいと思っております。

◆13番(高野毅君)

 かながわ海岸美化財団がこの一帯の海岸をカバーしていると。ビーチクリーン隊の方にもボランティアでやっていただいているという点は分かるんですけれども、海岸のごみもさることながら、海上への流出、ごみの流出という部分もある程度認識して対応しなければいけないのではないかと私は考えているわけです。
 海で遊んでいる友人なんですけれども、台風の後など海でウインドサーフィンをやっていると、かなり犬のふんの入ったごみ袋、コンビニエンスのごみ袋が浮いていたり、お弁当のごみの袋ですとかもかなり浮いているという状況を聞きます。
 そういったことも海岸清掃で事前に風が吹くとか、台風が来るというのは分かるので、ある程度事前に海岸をきれいにしておくことで、そういった流出に関しては防げると思うんですけれども、その点に関してはいかがお考えでしょうか。

◎環境部長(佐藤和男君)

 台風の来る前にごみ箱の清掃等やることは、今後、海岸美化財団とお話しして考えていかなければならないと思っております。
 また、今、議員さんご指摘がありましたように、海岸だけきれいにしても海岸はアダプトプログラム等で海岸清掃が行われており、ビーチクリーン隊にも頑張っていただいております。市経営戦略ブックにもありますように、やはり海が汚くなるというのは川の清掃が必要ではないかなと思っており、川に汚れがあった場合、雨天時にそれが流れて海に出るということも考えられます。
 そういうこともありまして、都市整備部の方にもお願いしているんですが、川のアダプトプログラムを立ち上げていただくとか、合流式下水道の改善も雨水吐室から汚濁物が出る可能性もございますので、そのようなことも今年度から検討に入ったということでありますので、そういう全体的なことが改善されていければ、逗子海岸もきれいになっていくんではないかというふうに考えてございます。
 また、川の清掃については、一部ボランティア団体がやっていただいているということも把握しております。

◆13番(高野毅君)

 今の御答弁で川の清掃も必要ではないのか、また全体的に改善していく方向ですというお話がございましたが、実際海の上に浮いているごみというのがやはり犬のふんが入ったコンビニの袋が多いと。これは川に捨てる人というのは私も余り聞いたことがないんですけれども、海のごみ箱には結構捨てていらっしゃる方も見かけるという話を聞いていますので、またそれも海に流れていって、そのままどこかに行くんじゃなくて、また潮の関係、風の関係、波の関係で、逗子海岸に戻ってきてしまうことも多々あると思いますので、そういった意味では、今後川も含めて全体的な改善をやっていっていただければと思います。
 次に、海藻の処理なんですけれども、先ほどの御答弁で天地返しの効果については理解いたしました。しかし、今年度より2回の天地返しを行うということですが、なぜ年1回の実施から2回の実施に変更されるのか、また費用対効果としてはどうなのか、その点に関してお考えをお聞かせください。

◎市民部長(菊池武彦君)

 どうしてかということでございますけれども、1回より2回の方がこれは打ち寄せる海藻に対応してというわけでございまして、多ければそれなりにやはり埋め込みをしなければならないというようなことで、行っているわけでございまして、私ども海岸のCS調査の中でも海岸への漂着している海藻について御指摘をいただいておりますので、理想としては常時海藻のない海岸というのは一番好ましいわけでございまして、もっと埋め込みができれば常時海藻がない海岸になるというふうに思っておりますので、その点は対費用効果等もあるだろうと、こんなふうに考えております。

◆13番(高野毅君)

 では、海藻自体は先ほどの実験の結果という部分からも土に返っているということが分かりましたけれども、特に海岸西側に関しましては、においが結構残っているという意見を市民の方より何度かお聞きいたしました。これは海藻の埋め立て処理と何か因果関係があり、におう原因となっているのかどうか、お答えください。

◎市民部長(菊池武彦君)

 あそこの場所は確か地下道の12号の入り口の辺だと思います。あそこの部分につきましては、海藻の漂着もあるんですが、それより石積みの下から、いわゆる放流口の横に小さい排出される水がありまして、そこの水が常時少しずつ出ているんですけれども、そこに滞留するということで、そこのところに漂着した海藻等がありますと、腐食をするというような原因があるようでございまして、そこでどうもあの辺はにおいが出ているということで、その水はどうも完全に私ども調べ切ってはいないんですが、恐らく一般のいわゆる住宅地のどこかから流れてくる水だろうというふうに思っております。
 そこの部分につきまして、これはほんの実験なんですけれども、経済観光でEM菌をまいてやってみようかという今計画がありまして、これはある一定の区切った部分でやりませんといけませんものですから、実験をしてみようかと、このように考えているところでございます。

◆13番(高野毅君)

 海藻と一般家庭から出ていると思われる排出された水が要因ではないかということなんですけれども、今後実験されるということもありますけれども、これはやはり近くに住んでいる方は特に感じられているでしょうし、また海岸を散歩されている方にとっても気分のいいものではないので、原因究明をまず行っていただいて、対策をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、砂の問題についてですけれども、先ほど御答弁いただきましたけれども、実際砂の減少が起こっているとすれば、何らかの要因があるということになるのですが、まずは現状把握をしなくては対応もできないと思います。
 調査を行うなり、管理者である県に依頼するなりの対応をまず取っていただくべきではないかと思いますが、その点に関してはいかがお考えですか。

◎市長(長島一由君)

 海岸の砂が減っているということで、恐らく高野議員さんの御指摘、特に西浜だと思うんですけれども、私自身も何度か行って、においの問題だけにかかわらず砂ということで、新宿町内会長からも、またマリン連盟からも要請を受けておりまして、2年ほど前から知事あてにも新宿町内会とマリン連盟の確か連名だったと思いますが、要望書を出していただいて、私の方にも同様の要望書が来まして、県の方も横須賀の土木所長さん、それから県の砂防課長さんに来ていただいて、それから日は違いましたが、県土整備部長さんも現地視察をしていただきました。
 とにかく調査という形で、併せてその視察はさせていただいたんですけれども、明らかに過去の砂があったラインというんですか、要はコンクリートの色合いの違っているところから砂が減っている現象というのは十分うかがえております。
 そういった意味で、県の方とも現地も確認していただいておりますし、こちらの方からも養浜対策も含めて要請しておりますので、今後とも粘り強く折衝するとともに、結果として、現状がより良くなるような成果を上げていきたいと思っております。

◆13番(高野毅君)

 平成9年度以降、県の調査というのが行われていないわけですから、県の方に要望する要望するではなかなか進まないこともあると思いますので、ぜひこの件に関しても、早急に何らかの形をもって対策を講じられるように行っていっていただきたいと思います。
 公共トイレの衛生面に関してなんですけれども、先ほどの御答弁の中で業者に指導するということでしたけれども、議員に言われたから業者の方に指導しても、それでしたら、行った直後、またその後も現状維持では行っていってくれるとは思いますが、床の問題は一つの例にすぎません。そのほかの問題も今はまだ見えていないかもしれませんが、今後出てくることは多々考えられます。
 こういった今後出てくる問題の解消のためにも、事業者に対して指導するだけではなく、市の方でも抜き打ちチェックではないですけれども、月に一度ぐらいは清掃状況確認を行ったり、何か対策をしていくべきではないかと思いますが、その点に関しての考えをお聞かせください。


  • 最終更新:2015-06-25 08:18:47

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