逗子市(7)

平成20年  9月 定例会

◆ 16番(橋爪明子君)

3番目は、ISOとEM菌散布等委託費264万円についてです。まず、ISO環境マネジメントは、外部委託によらない取り組みを求めたところであり、その後の判断としても既に平成20年度は廃止されたことは理解できます。ただし、平成19年度執行は認められないものです。次に、EM菌散布は、科学的検証は全くされず導入された経緯があり、過去にEM菌普及に取り組む団体による調査結果が報告書として提出されていますが、これはあくまで普及している団体からのものです。行政が取り組むのであれば、仕様について砂質や動植物への影響などの詳しい調査もすべきです。使用を続けるとしても、あくまで調査研究にとどめた範囲ではないでしょうか。

平成21年  3月 予算特別委員会

◆(毛呂委員)

 4か所視察に行かれたということで、小型のものを二つ、大型を二つ見て可能性を探られたということなんですが、実際問題として、先ほど深海次長のほうでそういう施設を作ることを検討されている旨の御発言があって、我々の4階の議会フロアは大型プラントができるのではないかという情報が駆けめぐっていたんですけれども、これは価格が、大型に関してはものすごく値が張りますよね。今見ていると、北海道津別町もそうですけれども、国の予算でほとんど賄われていて、埼玉県久喜宮代に関しても5億6,000万円かけて造っているということで、実際問題として逗子市で生ごみをやるにおいて、小型と大型と二つ見に行かれたんですけれども、その辺の選別というか、御検討というのはどんなものなんですか。

◎(環境部次長・生活環境課長)

 申し訳ありません。説明が悪かったんですが、埼玉県久喜宮代のほうの5億円というのは、久喜宮代衛生組合で始めたものなんですが、これはお金をかけた割にはうまくいっていないという情報はありました。それではなくて、それに代わるものとして、北海道津別町と同じような手法で減容化の実験を始めたということで、それについて見に行ったということで、津別町のシステムが規模的に、逗子市に当てはめた場合、これよりは大きなものになる想定の中ですが、基本的には大きな設備、例えばバイオマス化の施設に比べれば、設備投資すべきようなものは、かなり単純なものといいますか、それほど大きな仕掛けがない中でできるのではないかというような判断はしております。
 ですから、このシステムを大型生ごみ処理機の組み合わせの中で、逗子市の規模で生ごみ処理の可能性はあるのではないかというような一定の判断はしているところです。

◆(毛呂委員)

 ということは、先ほど来の議論を整理していきますと、来年度は予算案では池子小学校にも入れていかれる。通常の生ごみ処理機、大型のものを入れる。そしてまた、その他各家庭での個別での生ごみ処理もどんどん拡大していく意向があるという、要するにいろいろなやり方を混ぜ合わせて、その中の一つとして集中管理型の生ごみの処理も視野に入れているということでよろしいんですか。

◎(環境部次長・生活環境課長)

 所管としては視野に入れた仕組みを作りたいというふうに考えております。

◆(毛呂委員)

 北海道津別町は農業の町、あと牧畜というんですか、家畜産業の町で、そういう意味から、国からそれを助成する意味でのお金が相当おりてきて、トータルで施設全体を造るのに9億円ぐらいかけているんです。ただ、年間のランニングコストは800万円ぐらいでおさまっているんですね。だから、ではイニシャルコストをかけていく方向性もあるということでいいんですか。

◎(環境部次長・生活環境課長)

 北海道津別町のほうは三つの、御覧のように牛のふんの処理ですとか、そういったことの組み合わせの中で、一つは生ごみをやっているというところです。逗子市の場合は生ごみだけを対象としますし、たい肥化という形の作りは必要はないんですが、結果としてできたたい肥をどうするかというのはあろうかと思っています。農林水産関係の補助でやっておりまして、それが逗子市でやった場合に可能なのかどうか、その辺の財源の件も、環境省が可能なのか農林水産省が可能なのか、その辺も併せて検討はしていきたいと思っております。

◆(毛呂委員)

 私が代表質問で受けた市長からの印象では、もうちょっといろいろ考えて、数年は考えると。その中で、どちらかというと事前にいろいろ聞いていた話では、集中処理的なものというのは検討外にあると思っていた部分もあったので、それは今後相当議論の余地が出てくる処理施設になるというふうに今考えたんです。そういうことですか。

◎(理事兼環境部長兼都市整備部長)

 焼却炉を延命化するというのも、基本的には生ごみ処理というのはそう簡単にはいかないだろうということが前提でございます。先ほど来お話をさせていただいているように、家庭用の生ごみ処理しても、発生抑制だけで生ごみが全部処理できるということではないだろうという中で、集中型の生ごみ処理、それもなるべく経費をかけないでということを研究した中で、そういう仕組みを逗子市の生ごみ処理の中で検討していきたいということでございます。ただ、先ほど来お話ししているように、すぐにこれだというシステムが今あるわけではないものですから、そういう意味では少し時間はかかるということでございます。

◆(毛呂委員)

 北海道津別町は人口6,000人です。逗子市は6万人です。少なくとも10倍規模の生ごみ排出量があると考えて差し支えないと思うんです。そんな中で、もしこういう形になればものすごいお金になってくるでしょうし、そうすると、従来から話している長期の財政見通しなども相当変わってくる話で、なおかつ、もう一つお伺いしたいのは、津別町ではエスパス菌というふうに書いてありますけれども、実際問題、生ごみを消滅させるための菌というものの有効性というのはある程度実証済みなんですか。少し枝葉のことになりますけれども。

◎(環境部次長・生活環境課長)

 北海道津別町ではエスパス菌、EM菌の一種という形になろうかと思いますけれども、いろいろな微生物を組み合わせて、その気候風土なり食べ物、出てくる生ごみに合わせて処理をするという形になります。そういった意味では津別町の気候風土に合っているのかなと。津別町ではかなり減量化しているというのは、実践している皆さんの実感としてはあったということなんですが、同じような方式で埼玉県の久喜宮代衛生組合は、北海道に比べれば環境等が似ているところで実験も始めましたので、そういった意味では視察もしました。
 そうはいっても、出てくる生ごみの質等によって当然違いはあると思いますので、その辺のところは、ある程度の実験というんですか、逗子市の気候で具体的に生ごみの処理が図れるような微生物群があるのかどうかも含め、その辺はいろいろと試す必要はあろうかと思っています。

◆(毛呂委員)

 それは今すぐに、ああだこうだとは言えないのはそうだと思うんですけれども、ではこう思っていていいですね。小型、中型、大型も含めていろいろやる中で、集中処理型も含めてこれから検討を進めて、実験的なこともその中でいろいろ行っていくであろうという、そういうことですか。現時点では。

◎(環境部次長・生活環境課長)

 生ごみ処理の一つの方法として、そういったものも視野に入れて検討していきたいというふうに考えています。

◆(岩室委員)

 分かりました。
 あと、新年度の事業にのっていない部分で確認したいのは、有用微生物群の活用事業に関しては予算上はどうなっているんですか。

◎(環境部次長・環境管理課長)

 この事業は平成20年度まで環境管理課で、市民の方々に配布ということをしておりました。この事業そのものは経済観光課のほうに移管しております。

◆(岩室委員)

 そうすると、経済観光課だというと、教育民生常任委員会のほうでこの事業の審査が行われているということでいいですか。

◎(環境部次長・環境管理課長)

 そういうことになるかと思います。

◎ (市民部長)

説明欄1の砂質改良費182万5,000円は、海岸の悪臭除去及び砂浜の黒色化改善対策としてEM菌の散布及び市民参加のイベントを行い、美しい浜を再生させる業務に係る経費を計上したもので、前年度と比較して86万1,000円の増額となっております。これは、環境管理課所管のEM菌の培養に係る経費の移管並びにEM菌散布に係る効果測定に係る経費を新たに計上したことによるものです。

◆(高野[典]委員)

 それでは、153ページの砂質改良費のところなんですけれども、このEM菌を使って何年かになるんですけれども、このEM菌で、地元の方は海藻が死んでいると。だから、調査してほしいというようなことがあったんですけれども、こういったことは毎年見直しをきちんとして、悪臭は除去されたけれども、その他の影響がないのかというのは調査されているんでしょうか。

◎(市民部参事)

 海藻が、いそ焼けというような状況で減っているのは、小坪漁業協同組合からも聞いております。その原因は、定かではないんですけれども、EM菌は、通常、海水の中に入ってしまいますと死んでしまうと思われますので、因果関係があるかどうかは、これはまだはっきりしません。何とも言えない状況です。

◆(高野[典]委員)

 この因果関係を、きちんとやはり調べるべきだと思うんですよ。確かに悪臭はなくなったけれども、海が荒らされてしまっているというようなことになると、これは意味がなくなってしまうと思うので、その辺、今回はこの中に調査とか、そういうものがなくて委託料しかないですけれども、調査をかけるべきと思うんですけれども、そういったものをこの中に盛り込んでいくというお考えはないんでしょうか。

◎(市民部参事)

 砂浜までは、今までやって、来年度も予算計上させていただきました。来年度、機構改革の中の事務分掌では、海に関することということで経済観光課になっておりますけれども、海の成分を調べるというのはそう簡単なことではないと思いますので、ちょっとその辺はどういった調査ができるのかは検討していきたいと思います。

◆(高野[典]委員)

 結構です。

◆(高野[毅]委員)

 では、153ページの美しい浜再生事業についてお伺いしますけれども、来年度は効果測定を行うということだったんですが、これは来年度、初めて行うものとなるんでしょうか。

◎(市民部参事)

 5年ほど前にEM菌を砂浜にまき始めたときに、ある程度の効果測定はやりました。ここ数年は、目視によるものがほとんどだったので、きちんと外部、第三者機関による効果測定というのは実施しておりませんでしたので、第三者機関によりまして、BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)とか臭気とかpH、こういった項目を何回かに分けて検査していただいて、その効果を見たいと考えております。

◆(高野[毅]委員)

 これは、何回かに分けてということだったんですけれども、来年度1年間を通じて何回の調査を行って、結果を出すというような形態を考えているんでしょうか。

◎(市民部参事)

 海藻が漂着したときに、埋設時にEM菌をまいた場所とまかない場所の定点を決めまして、それを合計7回、14個のサンプルを検証する予定です。

◆(高野[毅]委員)

 結構です。

◆ (高野[典]委員)

それでは、153ページ、第7款、第1項、第4目、説明欄1砂質改良費、1美しい浜再生事業で、EM菌を使って、今回倍額にして、悪臭とかその対策をやっていますけれども、これは小坪漁業協同組合とかダイバーの方とかに聞くと、海藻が死んでいると。これはちゃんと根拠というか、調べてやっていらっしゃるのか。これは所管にも伺ったんですけれども、市長に聞きたいと思います。

◎(市長)

 海藻が何らかの原因で影響を受けているということは聞いていますが、これはEM菌が原因ということは断定できる状況にはないということでございますし、海岸のほうに直接散布して埋めているということでございますので、海の中にまでそれが浸透して、そうした影響を及ぼしているということは、私としては考えにくい状況にあるというふうには受け止めております。したがってそういった部分については、この事業が影響を及ぼしてはいないという前提で今回の事業も提案させていただいているということでございます。

◆(高野[典]委員)

 でも市長、根拠がないんですよ。調査もかけていないと言っていました。だから調査して、それでないと、幾ら悪臭がなくなっても海藻が死んでいるようでは逆効果になってしまうと思うんです。調査費はこの中にないとおっしゃっていましたので、これは今後、根拠がなければ予算をつける意味がないと思うので、調査をする必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。

◎(市民部長)

 委員がおっしゃっているいそ焼けでございますけれども、これは原因の多くがオキアミのこませを釣り人がまく、こういったものがたい積してのいそ焼けというものが一番大きい原因だというふうに言われておりますが、この辺は海区漁業調整委員会のほうでも、規制をする等でその原因についても検討しているようでございますけれども、EM菌については自然にある菌ということで、砂浜中にまいて、その量としましても水中で拡散をしていくというふうにとらえておりまして、はっきり原因となっていないということは申し上げられないんですけれども、これについては今後何らかの影響があるものかどうか、更に研究を行政としてもさせていただいて、必要があればこの辺の調査というものをまた検討させていただきたいと考えております。

◆(田中委員)

 調査はぜひともしていただければと思います。


平成22年  2月 予算特別委員会

◎ (市民協働部長)

 第4目海浜費、説明欄1の砂質改良費157万3,000円は、美しい浜を再生させる業務に係る経費を計上したもので、前年度と比較して25万2,000円の減額となっております。EM菌散布による効果測定が完了したことによる委託料の減でございます。

◆(橋爪委員)

 美しい浜再生事業で、EM菌の効果測定が完了したということなので、これ報告書というのは、まだいただいていなかったと思うんですが、報告書はあるんですか。

◎(市民協働部次長・経済観光課長)

 7回に分けて定点観測をしたんですけれども、途中、定点観測地点に別の海草を埋められてしまった事故と、台風で砂が持って行かれた関係で、一月ほど定点観測が後ろにずれました。今月中には報告書ができ上がってくる予定です。

◆(橋爪委員)

 その報告書は、改めてでき上がったときにいただきたいと思うんですが、それで、効果測定は一応終わったということで、その効果というのを今回科学的に調査を行ったわけですけれども、報告書がないので少し簡単にお伺いします。

◎(市民協働部次長・経済観光課長)

 途中のデータを見た感じですと、EM菌を散布して埋めた海草とEM菌をまかずに埋めた海草の比較で、最初は酸素の必要量とかBOD、CODとかの数値はEM菌をまいたほうが高くなります。つまり、環境的には悪い状況になります。ただ、それはEM菌が活発化して分解を始めたということで、それによって一時数値は悪くなりますけれども、その後、逆にEM菌をまいたほうが酸素必要量BOD、COD等の値も低くなって、水質的にはいい状態が続くというような状況です。

◆(橋爪委員)

 平成22年度は、そうすると、更に例えばEM菌の散布をもっと増やしていくとか、そういう考え方があるのでしょうか。それとも従来どおりという形なんでしょうか。

◎(市民協働部次長・経済観光課長)

 散布する量、培養する量も、今、年間20トンと限られておりますので、こちらの量、それから散布する場所、それは平成21年度同様の量で散布する予定です。

◆(橋爪委員)

 効果があるという効果測定の調査であるわけですから、更に単純に言うと、もっと増やしてやったほうがいいのではないのかなという見方もあるわけですよね。ただ、今、今年度同様ということだったので、そこは一度にもっと増やさないほうがいいということなのか、増やす必要がないということなのか、前年同様で散布すればいいというところをもう少し説明をいただきたいんですが。

◎(市民協働部次長・経済観光課長)

 主に海岸の西浜を中心に今までやってまいりました。海岸全体にというお話だったんですけれども、海岸西浜を今まいて、においとかそういったものが大分減ってきているんです。効果が大分立証されてきているんですけれども、逆にそれによって生態系等がどんな影響があるのかということがまだはっきりしていないので、あまり極端に大量に今以上まくことは、少し時間をかけて経過を見てから増やしていくことを考えてみたいと思います。

◆(橋爪委員)

 効果はあっても、それが将来にわたって生態系にどういう影響を与えるかどうかはまだ分からない部分があるということですね。よく注意をしながらやらないといけないと思いますけれども、質問なのでここで終わります。

平成22年  3月 定例会

◆ 6番(高野典子君)

 次の質問は、逗子海岸の保全について伺います。
 今、全国の砂浜の浸食が進んでいます。逗子海岸の砂浜も例外ではありません。年間1メートルほど後退しているとも言われています。昨年10月の台風18号は、逗子市にも大きな被害をもたらしましたが、この先、砂浜の減少が更に進むと、海岸沿いの住宅地域に更なる被害が出ることも懸念されます。逗子市の海を守ることは市民の生活を守ることにもつながります。都市宣言、「青い海と みどり豊かな 平和都市」を掲げている本市において、逗子市の財産である逗子海岸を次代に残していくためにも、今しっかりと対策を立てなくてはなりません。
 市では、県・国に養浜等要望を上げておりますが、もっと強く声を上げていくべきだと思います。
 1番目の質問は、市長の海岸の保全に関する現状の認識を伺います。
 2番目の質問は、砂浜の浸食についてはさまざまな要因が考えられますが、抜本的な解決のために原因をしっかりと調査し、その上で保全計画を策定するべきだと考えますが、いかがでしょうか。
 3番目の質問は、具体的な対策として、毎年県の事業で3月行われている養浜について、500立方メートルから800立方メートルでは、砂の減少を食い止め切れていない現状です。復活させるには、更に投入量を増やすように県に強く要請するべきだと思いますが、いかがでしょうか。
 また、財政の問題で、EM菌散布による砂質改良に加え、5年前まで行われていた天地返しを復活し、美しい浜の維持に力を入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

平成22年 12月 定例会

◎ 市長(平井竜一君)

 それから、3番目の逗子海岸の案件でございます。
 これはさまざま課題が指摘をされてまいりました。海藻の処理についても、これも他の議員からもさまざま質問、意見等がございますが、今の段階では予算的、あるいは時間的にも埋設して処理するという方法が望ましいという中でとってございます。
 したがって、EM菌等の処理についても御意見がありますけれども、これは一応分解を促進するという形で、黒色化の防止等についても一定効果が見られるという中で継続をして、できるだけ市民の皆様、あるいは観光客の皆様が快適に過ごせる環境づくりに努めてきたということでございます。

平成23年  3月 予算特別委員会

◆(菊池委員)

 砂質改良費、美しい浜再生事業なんですが、県からもこの砂浜に関しては事業計画が出されている中で、今年度は平成22年度に対して平成23年度というのは多分、例年並みだと思うんですが、何か新たな事業というのはされるんでしょうか。

◎(市民協働部次長)

 これは前年度と同じにEM菌を20トン浜に散布する予定でございます。

◆(菊池委員)

 砂浜の入れ替えは、県が引き続き行うという認識でよろしいんですか。

◎(市民協働部次長)

 養浜対策については、県の事業でございます。

◆(菊池委員)

 昨年度の花火大会の観光協会のチラシの中に、逗子海岸営業協同組合が砂を入れたかったけれども、住民の反対があってできなかったという記事というか、文章が載っていたんですけれども、逗子市としてはそういった事実があったのか分かりますか。

◎(市民協働部次長)

 その事実は承知しておりません。

◆(菊池委員)

 私もそれを見て驚いたんですけれども、昨年、砂浜が減っているというのを理由にして、海の家の開設期間を1週間早くしたい。その海の家というのは、NHKで出ていた音霊海の家なんですけれども、だけれどもそれは砂浜を入れるのが理由だけで、住民の人たちは砂を入れるという理由で長い期間、1週間早く海の家を開くのは、それはけしからんということで反対したという記憶があるので、そういった情報というのは入っていらっしゃいますか。

◎(市民協働部次長)

 確かに1週間前倒しという言い方はちょっと違うのかもしれませんけれども、一応プレで営業をしたいという話はございました。その中の収入の一部を充てて、少し養浜をしたいという話はありましたけれども、それは今言ったように、営業期間を1週間前倒しするという考え方になりますので、それは市としても許可をしないということで、許可をしませんでした。

◆(菊池委員)

 ですから、逗子海岸営業協同組合が言っているということは、全くうそなわけですね。私もそのときに調べたら、神奈川県には砂浜を入れるから1週間早く海の家を開いてほしいんだ、住民も賛成しています、市も賛成していますと言ったんですよ。私、それ県に電話をしたら、電話する前に、確か観光課のほうに問い合わせをしたら、逗子市は住民が賛成をしなければ、これは賛成するわけにいかないですよと言っていますと。でも、その足でどうやら県に行ったら、逗子市も住民も賛成しているから、県のほうは許可を出してくださいといった事実があったんですよ。それで、そういったことがありますから、それはしっかり連絡をとり合っていただきたいと思いますし、この砂質改良費、砂質改良のこの事業がそういったことに利用されないように気を付けて、しっかりとして逗子市の方針というのは示していただきたいというふうに、これはお願いで終わります。

◆(加藤委員)

 1点、数字の確認をさせていただきたいんですが、昨年度は培養量とそれから散布量が年間20トンだというふうな認識でいるんですが、先ほど御答弁で、散布量が20トンというようなお話があったかと思うんですけれども、予算のほうの参考のほうの説明書のほうには、培養量18トンとあるんですが、培養を18トンして散布を20トンするという認識でよろしいですか。

◎(市民協働部次長)

 申し訳ございません。訂正させていただきます。18トンです。
○(委員長) どちらを訂正するんですか。

◎(市民協働部次長)

 20トンから18トンに、よろしくお願いいたします。

○(委員長)

 答弁をですね。

◎(市民協働部次長)

 はい、答弁でございます。

◆(加藤委員)

 昨年度は20トン培養して、20トン散布するということでしたね。今年度は18トンに減らすということでよろしいんですか。

◎(市民協働部次長)

 そのとおりでございます。

◆(加藤委員)

 そうしますと、昨年度と同様なんですが、この料金の差というのは生まれていないんですけれども、それは原材料等が値上がったということなんですか。

◎(市民協働部次長)

 これは見積もりでとりましたものですから、それでその金額になっているということです。ただ、細かいことまではちょっと申し訳ございません、分かりませんけれども、見積書でこの金額を出したということです。〔「どこに聞くの、では」と呼ぶ者あり〕失礼いたしました。

○(委員長)

 次長、すぐ答えられますか。時間がかかりますか。

◎(市民協働部次長)

 時間を少しいただきたいと思います。

◎(市民協働部次長)

 EM菌のトン数でございますけれども、先ほど私のほうから20トンということを申し上げましたけれども、18トンに訂正させていただきます。18トンを散布するということでございます。

◆(加藤委員)

 先ほどお伺いしたと思うんですが、昨年度が20トンで今年度18トンということで、予算額も一緒なんですが、その理由をお尋ねしたと思うんですが、もう一度お答えいただけますか。

◎(市民協働部次長)

 昨年は20トンということではなくて18トンということでした。

◆(加藤委員)

 昨年が18トン、分かりました。ありがとうございます。

平成24年  2月 教育民生常任委員会

◆(岩室委員)

 時間の問題と全然違うんですけれども、今、海の家は、汚水はどういう処理になるんですか。

◎(市民協働部長)

 汚水……

◆(岩室委員)

 要するにシャワーとか調理した、通常下水道に放流になるところ。

◎(経済観光課副主幹) 各海の家で浸透ますをつくって、その浸透ますに流し込んでいるんですが、そこに毎日、EM菌をまぜて最終的な処理をしているという形をとっています。


◆(岩室委員)

 それは今、要するにEM菌を入れようが入れまいが、浸透させて垂れ流しているという話でしょう。

◎(経済観光課副主幹) はい、そうです。


◆(岩室委員)

 これで、積極的な取り組みというか、富士山もそうなんですけれども、ああいうものを処理するのがすごく大変で、海岸は昔から知っていますけれども、これ、そのまま砂地に流しているというのは事実、昔からそうだから、それをEM菌を入れるかどうかの話ぐらいで、要するに通常は下水道として処理しなきゃいけないのを、はっきり言えばそのまま流してしまっているという話でしょう。それは、洗剤も入っているし、いろいろなものが入っているわけではないですか。それに対する規制というのは、県にはないんですか。

◎(経済観光課副主幹) その話は今まで聞いたことがないです。


◆(岩室委員)

 けれども、通常は、今まで一般家庭も下水道が整備されていないときは、結局、川に全部流していたんです、昔ですよ、下水道が整備されていないから。それが川を汚す、海を汚すという話だったんだけれども、海の家は現状でも昔のままだということなんでしょうか。

◎(経済観光課副主幹) 基本的には変わっていません。


◆(岩室委員)

 それに対する何か先進例というか、取り組みが進んだ例があれば教えてもらいたい。

◎(経済観光課副主幹) それに関してはまだ調査していないので、調査してわかり次第報告いたしたいと思います。


◆(岩室委員)

 今、突然聞いたから、準備もされていないと思うんですけれども、我々議員だから、当然、別な議員の立場で調査もしていきたいなと思うんですけれども、この部分は何か、要するに通常だったら、うまくあれば、下水道管をつくって、けれども低い場所にあるからできないわけです。うまく通常の下水道に接続することは難しい部分があるんではないかなと思いますけれども、ただできないことはないし、今の現状、だれもあまり問題にしないから、そのままの状態で来たと思うんですけれども、今は大量にいろいろな化学物質も含めていろいろなものが汚水というか、海の家から出るものの中に含まれているんではないかなと思うんです。
 だから、そういうのは早く改善しないと結果的にはすごく表向き、見えるところではきれいごとを逗子市も言っているわけだけれども、現状、海の家は垂れ流しているという話なんだから、EM菌をまけばきれいになるんだったら、そこらじゅうでみんなでまけば全部、トイレだってEM菌を入れれば済むんだったら、あんな大きな処理場は必要ないわけではないですか。
 だから、そういう意味で、それは私も調査しますけれども、市側も調査していただきたいなと思うので、ぜひお願いしたいと思います。

平成24年  3月 定例会

◆ 教育民生常任委員長(君島雄一郎君)

次に、「現在の海の家は、シャワーや調理した下水の汚水処理はどのようになされているのか」とただしたところ、「各海の家で浸透ますを作り、そこに流し込んでいる。なお、毎日、EM菌をまぜて最終的な処理をしている」との答弁がありました。更に、「下水として処理する規制というのは県にはないのか」とただすと、「昔から基本的に変わっておらず、先進事例について調査して報告したい」との答弁がありました。

平成24年  9月 決算特別委員会

◆(菊池委員)

 これは私もそこでマリンスポーツをやっている方と話をしていて、どうも何か話がおかしいなと、あそこには物を置けるところがないはずなのにというのがきっかけでしたから、今回指摘はさせていただきましたから、正しい使い方をするように指導してください。
 これは例えば30坪から40坪ぐらいの大きさなんですけれども、月々2万5,000円で、普通一般的にマリンスポーツの例えば艇庫であると何千円か取っているわけですよ。10、20、30置いてしまえば、こんな金額より上になってしまって、そう考えれば、こんなのは逗子市が営業したほうがよっぽどいいわけみたいな話になっていってしまうのですから、一方であそこは砂浜というのはすごい限られた土地で、逗子市の土地がないんですよ。駐輪場がないとか言われている中で、あそこを休みの日に行ってみれば、要するに河川管理道路が自転車でいっぱい、砂浜もいっぱいという状況があって、あそこに置けたらどれだけいいかと思いますし、あとはビーチクリーナーですね。ビーチクリーナー等も、今は新宿会館の横の土地に置いてあって、道路を横切ってビーチクリーナーが入っている状況があれば、こういうところに置いていければ、そのまま安全ですぐに動かせるような状態がありますから、それについては有効的な活用をしてください。
 そのまま引き続いて成果報告書の156ページの美しい浜再生事業、美しい浜再生業務委託料、96万3,480円について伺います。
 これは随意契約で、今私がお話ししたNPO海岸クラブが業務委託を行い、事業説明では逗子海岸の黒色化防止及び悪臭対策を図るとなっていますが、私が審査をした中では、その成果というものが確認できませんでした。
 というのも、美しい浜再生事業仕様書には、4、実施方法、業務内容、①についてはEM活性液を散布し、埋却した海藻と未配布の海藻とを分けるように目印を表示し、業務内容2の散布時、当該場所を約60センチメートル掘り起こし、状況を確認して報告書に記載することとなっていますが、報告書に記載がないんですね。
 同様に仕様書の5、確認事項、6、確認方法についても、仕様書の報告がないんです。
 仕様書の7で示されている報告書というのがあるんですね。しっかりこういう報告書をしてください。その存在が確認できないんですよ。
 そもそもこの随意契約の理由には、不定期に発生する海藻の大量漂着の埋却処分時への対応も可能であるこの団体のみであることから、随意契約を結ぶとなっているんですが、不定期の対応もこの間行ってないんですね。
 まさにいいかげんな報告書で、随意契約で毎年96万3,480円を支払っていくという事態になっているのは、私は問題だというふうに思うんですけれども、この報告書に関しては担当としてはどのようにお考えなのか、伺います。

◎(市民協働部長)

 確かに、おっしゃるとおり仕様書の中で、報告の中には今の2点のものが一緒に添付されなければいけないところがおっしゃるとおり添付されておりませんでした。これは早速至急それについての不足分を要求して、添付する、当然今年度、平成24年度以降からは、当然のごとくそれを付けるような形での報告をしてもらいたいと思います。これはこちらのほうが所管のほうの事務処理での落ち度だったと思いますので、これは反省させていただきます。

◆(菊池委員)

 このEM菌に関しては、予算審査の中でも他の同僚委員が本当に成果はあるのかという議論をずっとしているんですよ。私は、多分これは成果があるんだろうなと、効果があるんだろうなと思っている側だったんですけれども、いざ決算で聞いてみたら、それの裏付けとなる資料を出しなさいと行政が言っているのに、相手も出してない。それも確認もしてないというのは、これは問題があると思います。
 これはさっきも言ったとおり、随意契約なんですよ。その中には、不定期にやることに対しても対応できるかというのが随意契約の事項になっていても、不定期には対応してないんですよね。台風が来たからって対応してないんです。もっときちんと調べたら、これはそのまま丸投げで、ほかの事業者に対して業務を委託してしまっているんですよ。丸投げなんですよね。
 それがやはりちょっとこれはどうもおかしいんですけれども、これは丸投げをしているという、それに関しては行政側は把握してますか。

◎(市民協働部長)

 すみません、ただいまの件につきましては、把握をしておりません。

◆(菊池委員)

 これは丸投げしてないんだったら、これは何で私は気付いたかというと、報告書を見ていて、どう考えてもビーチクラブの人ではないなと、やっているのではないかなというところから、これはあったんですけれども、その96万3,480円の積算の中でEM散布というのと市民配布というのが二つ分かれているんですね。そのうちのEM散布というのを年に8回やっているんですね。64万9,000円分なんですけれども、それはどうもこの海岸クラブの方がやっているのではなくて、作業服を着て、違う業者が入っているというお話があったので、調べたら、イーエムジャパンの方がやっていらっしゃるというふうに私は伺ったんですけれども、その辺りも把握してませんか。

◎(市民協働部長)

 申し訳ありません。今の段階で把握しておりませんので、これは早速調査したいと思います。

◆(菊池委員)

 これもしっかりやってください。
 一方、もう一つこれは私は問題だなと思うのは、市民配布を年に7回やっているんです。NPO海岸クラブのホームページの中でもやってますというふうに大々的にやっているんですね。雑誌にも取り上げられているんです。
 だけれども、これは市民を集めて、ボランティアでやってますと、そのホームページでも大々的にうたっているんですよ。でも、市からのこの契約委託を見れば、散布を配布している人の人件費とかが含まれているわけですよ。7人分で、1回7,600円でやっているんですよ。集めてやってもらっている人たちはボランティアでやっていて、だけれども、それを配っている人はお金を払えというのは、これはなかなか理解を私はできないんだと思う。
 しかもその中で社会参加・市民活動ポイント券Zenも使っているんです。これはどうも何かおかしいんですよ、この仕組みが。彼らがやっている仕組みというのは、そこはきちんと整理をしてもらって、どこまでが事業者としてお金で委託することなのか、啓発事業というのはお金を払ってやってもらうのではなくて、もしNPOの団体であるんだったら、ぜひお金を取らないで、道具は貸すから啓発をしてください。人件費はそちらで面倒見てくださいというのは、私はある一定の逗子市が委託している意味があるというふうに思うんですけれども、その辺に関してはいかがでしょうか。

◎(市民協働部長)

 すみません、その辺の仕組みを整理しまして、恐らく先ほど作業服を着ているという人がここに入ってきているのではないかと想像できます。はっきり分かりませんので、その辺は整理して、疑惑のないような形でやりたいと思います。

◆(菊池委員)

 では、それはしっかりやってください。
 何で私がここまでこだわったかというと、このEM散布に関しては、逗子海岸の海の家も一生懸命やっているんですね。それは確かにただでやっているんですよ。そのリーダーと今回のリーダーは同じ人なんですよ。
 一方では逗子市からお金をもらって、一方では私たちボランティアでやってますとかというのは、どうもつじつまが合わないんですね。ですから、その辺に関しては、しっかりと整理をしていただきたいですし、最初に私が指摘をした逗子市の土地の件もありますよね。同じ方たちが使って、それは何か中途半端な使い方というか、逗子市に説明しているのとどうも大分違う使い方をしてやっているという、そういうところをしっかりと逗子市は調査をしていただいて、間違いのないことをやっていただきたいということを指摘して終わります

平成24年 12月 定例会

◆15番(菊池俊一君)

 市長はそうは言っても、これまでの私の受け取り方では、海岸協同営業組合の理事長はそんなことはないんだと思っていますし、実際、自分が防犯協会の理事をやっているんだ、逗子防犯指導員連絡協議会の会長をやっているんだというふうに言っているところで、今年の逗子海岸の風紀の乱れはおさまった、苦情は減ったんだと言っていたら、知らない人は、逗子海岸を見ていない人がそれだけ見たら、ああ、そうなのかなと思ってしまうわけですよ。だから、逗子市は補助金も出しているんですし、立場ある人なんですよ。
 私、決算のときにも指摘しましたけれども、渚橋下の逗子市新宿一丁目のところの市有財産の契約について、NPOの海岸クラブ、これも海水浴場の海岸協同営業組合の理事長が不正に又貸しをしていた事実を指摘しましたよね。しているんですよ、そういうことを。又貸しをしてお金を取っている、契約にないことをやっているということを指摘しました。どうやら倉庫の中の置いてあったパドルボートは移動したみたいですけれども、それは明らかにお金を取って貸していたんですよ。そういう人を私は知っているわけですから。
 それだけではないです。EM菌の散布の話もしましたよね。美しい浜再生事業業務委託、これもNPOの海岸クラブ。海岸協同営業組合の理事長が代表を務めているんですよ。それだって、自分たちはボランティアでやっているんだと言っておきながら、逗子市からは委託金をもらって、お金をもらって彼らはやっているわけですよ。ですから、そういうのは私は信用に当たらないから、やはりこれは相談役をやっているのであれば、ある一定意見を言えますし、逗子市も補助金を払っているんですから、そういう人はふさわしくないんだというふうに私は市長は話すべきだと思いますよ。そうできない理由をお聞かせください。

◎市長(平井竜一君)

 今御指摘の美しい浜再生事業であるとか、海岸の場所についての契約であるとか、こういった部分については、状況を確認して、もし問題があれば適正に対処するというように指導するということにしております。したがって、防犯協会の役職という部分については、今、私の立場でそれについてふさわしい、ふさわしくないということを言及するのは適切ではないと思うので、差し控えさせていただきますけれども、いずれにしても、海岸の適正な利用に向けて、いかにしてしっかりと検討し、市民の皆さんが安心して利用できる逗子海水浴場を実現するかということに、残された時間もあまりありませんけれども、全力を挙げてまいりたいと思います。

◆15番(菊池俊一君)

 何でここまでしつこく私が言っているかといえば、私は間違ったメッセージを県にも与えているのではないかなと思っているんですよ。本来であれば、逗子海岸というのはだれのものでもないですよ。ただ、少なくとも逗子市の市民が愛しているものであるのであったら、逗子市市民が利用しやすいようにと言ったらおかしいですけれども、みんなが気持ちよく過ごせる場所にしていきたいというふうに思っているのに、なぜか1人の方がいろいろなところに出てきて、さも権力があるかのごとく立ち居振る舞っているんですよ。ですから、今回、陳情でも出ましたね、津波の掲示板。あれの位置も彼が指示をしたというふうに言っている人が数人いるんですよ。逗子市には一切、どこにしたらいいですかなんていう話がないのに、どうやらその方が、ここだったらいいのではないかというふうに言ったというような証言も複数聞かれているんですよね。それは絶対に間違ったメッセージを送ることになりますよ。私は絶対そういったことは許せませんし、1人の方が、自分がさも権利があるかのごとく振る舞っている逗子海岸というのは、私は許せませんので、その辺に関しては、市長は市長の立場でしっかりとやっていただきたいというふうに思います。
 いろいろと質問させていただきましたけれども、逗子海岸については、ある一定結論を出していただきたいというふうに思います。

平成25年  2月 全員協議会

◎ (市長)

 海浜・観光事業の推進のうち美しい浜再生事業は、市民との協働によりEM活性液を培養し、散布イベントの開催等を通して、逗子海岸を美しい砂浜に再生する経費として157万3,000円を計上しました。

平成26年  1月 全員協議会

◎ (市長)

 13ページに移りまして、海浜・観光事業の推進のうち美しい浜再生事業は、市民との協働によりEM活性液を培養し、散布イベントの開催などを通して逗子海岸を美しい砂浜に再生する経費として、200万9,000円を計上しました。

平成26年  2月 定例会

◎ 市長(平井竜一君)

平成26年逗子市議会第1回定例会の開会に当たり、市政運営に関する所信の一端を述べるとともに、平成26年度予算の概要を御説明申し上げます。

美しい浜再生事業は、市民との協働によりEM活性液を培養し、散布イベントの開催などを通して逗子海岸を美しい砂浜に再生する経費として200万9,000円を計上しました。

◆ 18番(眞下政次君)

 平井市長の施政方針及び予算提案説明に対し、自民党逗子市議団を代表して質問させていただきます。

 次に、みどりを守り、自然と共生するまちについての関係から何点かお尋ねいたします。
 初めに、何度も質問している建築物の敷地面積最低限度について、今年度の事業スケジュールについて改めてお尋ねをいたします。
 また、新しく取り組むシンボルツリー普及事業の内容についてもお答えいただきたいと思います。
 そして、小坪漁港の再整備計画の策定、いよいよ始まるということです。大変期待をいたしております。その辺についても、その規模、事業の内容、年次計画等もお示しいただければと思います。
 そして、私自身がその効果に疑問を感じているEM菌活性液の散布事業です。これが今年度も行われるということですが、その効果検証をどうやって行うのかもお尋ねいたします。


◎ 市長(平井竜一君)

 それから、海岸の関係の件で、EM菌の散布についての評価あるいは検証といった御質問をいただきました。
 かつて、EM菌を散布することによる効果の測定といったことはした実績がありますけれども、改めて平成26年度にこの調査を行って、その後の効果の評価を行う予定でございます。その結果を踏まえまして、今後この事業を継続するかどうかについての検討をしたいというふうに思っております。

◆ 17番(松本寛君)

 続いて、施政方針にある魅力を高め、発信するについて伺います。
 先に申しましたとおり、人口と財源の安定化の観点からも、逗子市の魅力の根本を作り、人口減少に歯止めをかけなくてはなりません。新総合計画における二つの基本条件として、人口と土地利用が設定されています。その土地利用において、逗子市最高の魅力の一つ、海岸については、環境の保全に配慮しつつ、生産、観光資源としての活用を図り、リゾート、レクリエーション空間としてのその機能を高めるための土地利用が図られるよう努めてきたとあります。
 しかし、これまで海浜文化やその魅力という観点で政策が議論されてきたとは言いがたく、EM菌などの個別計画やファミリービーチという単語だけは存在するものの、経済、観光にまで寄与するような海浜政策自体が見当たりません。
 市長はこの度、海浜文化をリセットするとし、音楽を楽しむ行為や浜でビールを飲む行為さえ制限しようとしています。市場によるネガティブな側面に執着し、場当たり的な条例を乱発する前に、魅力や活気といったポジティブな一面を誘導する責任ある政策の提示が必要です。規制と同時に、いかなる海浜文化の振興策を打ち出すのか、確認をさせていただきたいと思います。


平成26年  2月 予算特別委員会

◆(菊池委員)

 163ページの砂質改良費、美しい浜再生事業について、委託料について伺いたいのですが、三つの委託料があるんですけれども、これはそれぞれ違うところに委託されるんでしょうかね。

◎(市民協働部次長・経済観光課長)

 別々に考えてはおります。

◆(菊池委員)

 実際にEM活性液をまかれるところの委託料というのは、どこを指す、美しい浜再生業務委託料99万2,000円ということでしょうか。

◎(市民協働部次長・経済観光課長)

 そのとおりでございます。

◆(菊池委員)

 どちらに委託されるんですか。

◎(市民協働部次長・経済観光課長)

 年度が変わってみないと分かりませんが、これまでですと、NPO法人海岸クラブと随意契約を行っておりますので、状況が変わらなければ同様に考えております。

◆(菊池委員)

 海岸クラブに関しては、私、決算で指摘しました。というのは、自分たちがボランティアでやっているというふうに宣伝しているんですね。これは、あくまで委託料で、逗子市はお金を払ってやっているにも関わらず、自分たちは、さもボランティア活動しているんだというようなふれ込みをしているんですけれども、それに対しては、行政はこれまで指導されましたか。

◎(市民協働部次長・経済観光課長)

 承知しているところではしておりません。

◆(菊池委員)

 ぜひ調べていただいて、これは、そういう実績はありますから。もし分からなかったら私が指示しますけれども、そういうことがないように、きちんと逗子市から、業務委託、委託料をもらった上で、やっている事業だということを誤解のないようにしていただきたいんですが、それはやっていただけますね。

◎(市民協働部長)

 当然、そのように、誤解のないように正していきたいと思っております。


  • 最終更新:2015-06-25 08:32:53

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