逗子市(5)

平成18年  2月 予算特別委員会

◎ (環境部長)

 説明欄2の環境基本計画推進費433万3,000円のうち、1環境パートナーシップ推進事業36万3,000円は、市民、事業者の環境活動の基盤となるエコリーダース会議に係る経費、環境啓発のために実施する市民講演会に関する経費ほかを計上したものです。2環境審議会経費75万3,000円は、審議会委員10名で会議5回の報酬、及び会議の運営に必要な経費を計上したものです。3二酸化炭素削減事業171万7,000円は、地球温暖化防止に向け新エネルギーの効率的利用を少しでも推進するため、住宅用太陽光発電システムの設置の際に、1キロワットの設置につき5万円、最高20万円を限度とする補助金を支給するとともに、太陽光発電システムの普及、啓発などに必要な経費を計上したものです。4有用微生物群活用事業150万円は、有用微生物であるEM菌を活用し、河川が流れ着く逗子湾の浄化にも役立つものとして、活性液の培養作業、河川等への散布を実施するため、培養管理及び配布業務等の経費を計上したものです。

◆(岡本委員)

 137ページの環境管理費の中で、04のところのEM菌についてちょっとお聞きいたします。EM菌150万円計上されております。これは昨年からやり出したものだと思います。市役所の前にタンクが置いてあって、容器で持っていくと。それで、これについて、何リットルくらいトータルで1年間で作ったのか。それと使用者は結構おられると思いますけれども、それの効果的なものも、いいお声が入っているのではないかと思いますんで、その辺のところお聞きしたいと思います。

◎(環境部次長)

 昨年の実績は全体で9,000リットルです。すみません。9,600リットル。当初9,000リットルなんですけれども、600リットルについては、基準値にちょっと行かない数字がありましたんで、それは600リットル余分に足されたということで、9,600リットルです。

◆(岡本委員)

 そうしますと、9,600リットル、大変な量だと思います。約何人ぐらいの人が来られて持っていかれたか。そしてその効果的なものを、評価された、きれいになったなどあると思いますので、その辺のところをお聞きします。

◎(環境部次長)

 EM菌を持っていった方にアンケートを一応持っていただいて、ただ、全員が回答してくるわけではないんですけれども、回答件数としては17件ございました。ただし、9回配布しまして、その中では2週間置きぐらいのペースで配布しているんですけれども、実際1週間に満たない3日、4日で配布も終わったという結果もありました。
 それから、効果としましては、そのアンケートの中で、いろいろな件数ございまして、特にはにおいが少なくなっただとか、ぬめりが取れたという話だとか、いろいろ効果があったというアンケートはいただいております。
 そのアンケートとはほかに、電話等でいろいろ問い合わせもございまして、先ほど言いました配布の期間の中で、もうすぐなくなってしまうので、次のところはいつ入るんだとか、その辺の問い合わせは結構ありました。

◆(岡本委員)

 そうしますと、いい効果が出ているということで、アンケート等々でも入ってきているというふうに理解させていただきます。
 そういう中で、今もお話がありました。1回に何リットル作るのかを教えてもらって、それですぐなくなってしまうという中で、増産的なことは考えていないのか、昨年と同じようなそれなりの計上ではないかと思いますが、その辺も含めてお聞きします。

◎(環境部次長)

 平成18年度としましては、全体で3万リットル。そのうち、内訳としましては、経済観光課での海岸への散布、そちらに1万2,000リットルを提供いたします。残りの1万8,000リットルの内訳としましては、田越川河口部、こちらが5,500リットル。それから久木大池が7,500リットル。それから、市民配布が14回程度を考えまして5,000リットルです。

◆(岡本委員)

 そうしますと、これは好評だということで、今年度から見ますと次年度は随分増産されるというふうに理解していいんですか。

◎(環境部次長)

 そのとおりです。

◆(岡本委員)

 そうしますと、このEM菌について、あと海の方の砂質改善とまではいかないまでも、そういったことをやっているのを承知しております。そちらの方の効果、実績についても、同じようにいい声が入ってきているのかも含めて。

◎(環境部次長)

 海岸の方はちょっと部署が違うんですけれども、我々としていただいていることでは、海岸の黒色化だとかにおいだか、あと大腸菌の減少ですか、そういうあれでは、ちょっとデータはないんですけれども、そういうことでの実績は聞いております。

◎(市民部長)

 海岸の浜の状況でございますけれども、EM菌の散布をずっと毎年しております。その効果が出ておりまして、特に、海の家もEM菌を使うことによって、海の雑排水がこれで処理されると。さらに、平成18年度は環境部の方でEM菌を川の方にまくということで、総合的に海をきれいにしていくというEM菌を使っての取り組みができたということで、この天地返しを削減したというところでございます。

◆(岩室委員)

 EM菌の効果というのは化学的な証明というのはされたんでしょうか。

◎(市民部長)

 はい、これは評価は現実いろいろあります。ただ、ちょっと古い話になりますけれども、沖縄サミットのときには政府の方でこのビデオを用意したりだとか、そうしたバックアップもあります。それから、最近と言いますか、東南アジアでの大津波がございましたけれども、そのときに、あまりきれいな話でなく申し訳ないんですけれども、死体が散乱して、その処理にこのEM菌を使って何とかしのいだというような事例もございます。それから、私どもが検査をして、大腸菌の状況を調べましたけれども、その効果は非常にあったということもございますので、私どもはこれが、そういった意味での化学的と言いますか、そうしたものがあるというふうには考えております。

◆(岩室委員)

 正確なものではないのではないかと思っているんですけれども、私は、なかなか理解しにくいです。それと天地返しはあまり関係ないのではないかと思っているんですけれども、実際に、砂質の中でEM菌の散布によっていい結果が出ているというのはいいんですけれども、天地返しというのは、いろいろな砂に含まれているものを含めて、ゴミも含めてきれいにしようという話じゃないかなと思うんですけれども、これをやらなくても大丈夫だという判断というのは、砂質そのものがよくなったという判断で、そういう天地返しは必要ないというところに至ったんですか。

◎(市民部長)

 天地返しをやる目的といいますのは、下の砂を日光に当てて殺菌するというようなことですから、そういった意味では、砂をきれいにするということが中心でございます。その意味では、EM菌でそれに代わることができてきているというふうには考えていますけれども、ただ、こういったものはやればやるほど確かにそれなりの全部の効果があるということは現実だろうと思います。そういう中では、予算のシーリングもある中で、効果のあったものはそれに置き換えてという判断をさせていただきました。

◆(岩室委員)

 実際に、ほかの自治体、鎌倉市で何かEM菌を使っているとかなんとかあるんですが、自治体として取り組んでいるのは逗子市だけですよね。

◎(市民部長)

 数は定かではございませんけれども、逆に全国で相当数の自治体が取り組んでいるという実例があります。

◆(岩室委員)

 EM菌を使っているのは分かりました。では、EM菌を使って、もう砂質の改良で天地返しをやらなくなったというところはほかにありますか。

◎(市民部長)

 その事例はございません。海をきれいに、例えば瀬戸内海だとかそういうのは、近隣の市町村で協力してやっているということはありますけれども、砂そのものを対象にしたというのは、ほかではあまり聞いてございません。

◆(岩室委員)

 では、財団法人かながわ海岸美化財団との関係で、海岸の清掃とか天地返しをやっていますよね、かながわ海岸美化財団が。その部分で、それはどうなるんですか。

◎(市民部長)

 かながわ海岸美化財団につきましては、その清掃というところでは逗子市だけではなく、神奈川県、それこそやっているわけですけれども。これについては、今までどおり何ら変わることなく、かながわ海岸美化財団はかながわ海岸美化財団の事業として清掃をお願いするようになります。

◆(岩室委員)

 私、ちょっと心配だったんで、これちょっと、やらなくなることによって、部長がおっしゃっているとおりに問題がなく進めばいいと思うんですけれども、今までやってきたものを、EM菌を散布して効果が上がったというのは分かるんですけれども、効果が上がったからやめていいというものではなく、効果があった上で天地返しも続けてやっていくのだったら安心なんですけれども、なくしても大丈夫だという判断の基準というのはすごく難しいわけですよね。そこのところでちょっと心配だったので質問させてもらいました。


平成18年  3月 定例会


◎ 市長(長島一由君)

 有用微生物群活用事業につきましては、EM菌を活用した自然環境の保全に向け、EM活性液の培養や河川等への散布を行う経費など150万円を計上しています。

平成18年  6月 定例会

◎助役(伊東進君)

 今年の3月下旬であったかと思いますが、なぎさづくり促進協議会というものが設置、発足しております。これは会長が神奈川県知事で、相模湾に面する8都市5町で構成される会議でございます。目的は相模湾の豊かな緑と美しいなぎさを、神奈川県としては非常に貴重な財産というふうにとらえておりまして、これまでも浸食については人工的な対応、ヘッドランドの整備とか流出した砂を埋め戻す等の対応をしてきたわけでございますが、根本的な解決につながっていないということがございまして、先ほど市民部長も答弁いたしましたが、より大きな視点で浸食対策を積極的に進めなければならないという認識に至っておるところでございます。
 それで、土砂の移動に対する山、川、海の一連の連続性というものを意識した上で、今後どうするかということでございます。逗子市といたしましても、逗子海岸の西浜におきまして浸食が顕著になっておるということでございます。これに対しましては、県横須賀土木事務所の方で流出した砂を投入していただいておるということでございますが、結果的にはいたちごっこになっているという感も否めないところでございます。そういう意味で、私どももほかの都市との連携の中で、十分、この浸食対策を進めていってもらいたいということでお願いをしております。
 浸食対策が主眼ということでございまして、関連として私がお願いいたしましたのは、砂質の劣化という問題がございます。EM菌での対応ということで一定の成果を得たということもございますけれども、これについても抜本的な対応をお願いしたということでございます。その他もろもろございますが、この会議の目的はあくまでも浸食対策ということでございます。これは私どもも当面している問題ということで、積極的にかかわっていきたいというふうに考えております。

◆12番(高野毅君)

 ぜひ、伊東助役の方には県の協議会でしっかりと発言していただいて、逗子海岸は逗子市の顔の一つでありますから、ぜひそれが今後も、今の子供たちの世代、更にはその先の世代まで美しいまま残せるように、今、この時期、頑張っていっていただきたいと思います。


平成18年  9月 決算特別委員会

◆ (草柳委員)

 2番目の質問ですけれども、第7款土木費、第1項環境保全費、第1目環境保全費のうち4番、ページが73ページです。有用微生物群活用事業196万4,497円についてお伺いします。
 有用微生物群EM菌を活用し、自然環境保全のため河川浄化、悪臭や汚れ、草木の活性、海産物の繁殖等、好結果をもたらすとのことでかなり期待をしておりました。また、市長自ら記者時代のビデオも放映され、市民参加の意識の高揚を大変盛り上げてもらいました。その上、小学校5年生、中学校1、2、3年生が参加し、環境教育の充実、ボランティア活動の一環ということでありましたが、この決算審議で分かったことは、小学生、中学生の参加はなく業者に行わせたと報告されました。また、市庁舎玄関口にあるEM菌受取口も、当初は多くの人が来られましたけれども、今は多くの人の活用があまりなく、寂しく置いてあるような感があります。本EM菌に関する事業は、これから市民に浸透できるのかどうか、また市民が満足していくかどうかをお尋ねいたします。

◎ (環境部長)

次に、EM菌の関係でございます。
 EM菌の関係につきましては、浸透するかどうかということでございますけれども、これもEM菌による効果はいろいろ御家庭においてもぬめりの解消ですとか、それから海岸におきます悪臭の防止等、市民の方もこれにつきましては実感をされていることだと思います。これはEM菌につきましても、長く続けることによりまして、浸透が図れるのかというふうには思っておりますし、市民の方からもお寄せいただいた御意見ですと、御家庭でのそういったぬめり解消等には十分効果があるというふうな御意見もいただいております。
 それから、市内の小・中学校の環境教育という点でございましたけれども、これはカリキュラム的に既に決定をしていたということがございまして、平成17年度の活用については要望がございませんでした。そのような状況もございまして、河川への散布につきましては、残念ながら事業者に委託して実施をしたということでございます。小・中学生の体験の機会がなくなってしまったことは、非常に残念なことで、今後環境教育の充実のためにも、教育委員会と今後も検討をしていきたいと考えております。

◆(草柳委員)

 続きまして、EM菌について先ほど環境部長からの答弁がありました。この答弁の中で、浸透している、家庭において非常に意識高揚しているという、効果があるというお返事をはっきりお話がありました。しかし、私は市から出ております平成18年度の評価シート表を見ますと、この評価は平成17年度分の実績が出ております。これで有用微生物群活用事業の評価を見て、その成果には河川水質の変化は見られなかったと明確に、これは言いかえれば効果はなかったというように書いてございますけれども、この点先ほどの答弁で正しいのかどうかをお伺いいたします。

◎(環境部長)

 それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。
 事務事業評価シートの評価欄、成果の部分について、成果が上がっていないというような表示がございますけれども、これは河川の水質についてでございまして、もともと市内の河川は水質がいい状態でございましたので、ここにEM菌を散布してもそれほど極端によくなったというわけではなく、もともといいということですので、水質上の変化がそれほど見られなかったということから、ここにつきましては河川水質の変化は見られなかったというような表現で効果がないという表現になっております。
 それから、これは事務事業評価上の成果として、河川の浄化についてはこのような成果というふうに申し上げてありますが、そのほかには海浜部におきます砂の黒色化、それからにおいにつきましては、これは激減していると。大腸菌群につきましても激減しているという効果が表れております。こういうところ及び利用者のアンケートからも、効果があったという評価が出ております。こういうことをもとにいたしまして、私の方で先ほど御回答いたしましたように、EM菌につきましては成果があったというふうにお答えをさせていただいたということでございます。

◆(草柳委員)

 分かりました。
 ただ、分かりましたというか、川の浄化につきましては、今年EM菌を散布してもらったということなんですけれども、小坪川の川の途中までよく魚が上がってくるところがありますので、私はそれを見ていますと、去年も今年もだめでした。3年前にはかなりの魚が上がってきて、これは水質がいいのかなという感じを受けておりました。
 もう一つEM菌についてお伺いします。
 先ほど部長から小・中学生のカリキュラムに川への散布の参加はないというようなお話がありました。しかし、平成17年度の予算参考資料の中で新規事業の事業概要の中には、はっきりと自然環境保全のためのボランティア活動としてEM活性液の培養、河川への散布等を小・中学生に体験してもらい、環境教育の充実に資すると明確に書いてありますので、この点のことはどうなっているのかなという疑問がありますので、お答え願えればと思います。

◎(環境部長)

 環境教育への活用ということでは、市内の小・中学校の環境教育担当者に対し活用の要望をお聞きしたわけですけれども、カリキュラム的に既に決定しているということから、残念ながら平成17年については活用の要望はございませんでした。しかし、小・中学校という学校単位ではございませんけれども、市内のグループの方の河川の清掃等においては、小学生のお子さんたちに20リットル程度でございますけれども、EM菌の散布等を実施していただいて、体験をしていただいたということもございます。残念ながら、教育委員会の方と今後はまた検討させていただきたいと考えております。

◆(草柳委員)

 この件に関しましては、今日は教育委員会の方の方たちも出ておられますので、今出なかったというか、散布の方のカリキュラムが決定していましたから出られなかったということに関して、教育委員会の意見をできたらお聞きしたいと思っております。
○(委員長) 決算ですから、それは今後の教育委員会としてどういう対応をしていくかという考え方を聞きたいという話になってしまうと思うんですよ。平成17年度、実際には教育委員会と調整がつかなくて事業ができなかったという事実があると、この事実に対して決算としてどういうふうにとらえるかという内容でやっていただきたいので、今後の問題についてはまた場面を変えてやっていただきたいんですけれども。

◆(草柳委員)

 ただ、小・中学校のカリキュラムが決定しているというようなことを今回の事業に対して、これは平成17年度の事業ですから、この辺どうしてこういうことが分かっていながら決定してしまったのかなということを教育委員会にお聞きします。

◎(教育長) ただいまの質問ですが、カリキュラムそのものは前年度の2月ぐらいには作成し終わりました。ただ、中身の具体的なEM菌の活用等については、柔軟な対応というのは可能です。ですので、経過的にどういうことでそういうカリキュラムで終わったのだから、できなかったといったのか、その経過がちょっとよく分かりませんので、私どもも市が進める政策でもありますし、またそれを小・中学校の方に敷衍するという意味から、推進する方向で検討したいというふうに考えております。

 平成17年度について、なぜできなかったのかということは、調整不足なのかなというふうに私は感じております。学校等の環境部、教育委員会とのその辺のはっきりしたことはちょっと明言できないんですが。

◎(環境部長)

 EM菌の活用事業ということについては、もともとが環境教育という立場もございますので、これについては調整はして事業の決定をしているということでございます。

○(委員長)

 環境部長、もう一度確認しますが、教育委員会と確認をしているんですね。

◎(環境部長)

 これは担当レベルでの会議で、EM菌の活用事業を実施していくということは確認をしておりますけれども。

○(委員長)

 事前に予算を執行するに当たって、事業を執行するに当たって調整が済んでいるのにその事業ができなかったということは、どこに問題があるんでしょうね。

◎(環境部長)

 大変貴重なお時間をちょうだいしまして申し訳ございませんでした。
 それでは、先ほどの件につきまして御答弁を申し上げます。
 調整会議は平成17年5月25日に第1回目の環境教育担当者会議というものを開催いたしまして、その時点におきましてEM菌の活用について教育委員会に投げかけをさせていただきました。しかし、その時点では各学校の年間指導計画が既に決定しておりまして、新たに教育活動の中に入れ込むことが難しいということで見送られたという経緯がございます。いずれにいたしましても、教育委員会と環境部の方でもう少し早目の調整等を行って、実施を実現できるようにすればよかったという反省はございますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。

◆(草柳委員)

 EM菌散布には環境行政に大きな影響があると思われますので、今後環境部、教育委員会とよく打ち合わせ、調整し、方針を固めていただきたく思います。
 このEM菌に対してのことで、私もEM菌については私をはじめ皆さんも非常に関心があると思っております。新潟県の村上市ですか、これは逗子市のように下水道は普及はしてないところでございますけれども、そこでは三面川という大きな川がありまして、サケがたくさんさかのぼってくるというところです。それで、私はそこへ行って聞きましたところ、市民ボランティアの方がEM菌の繁殖機械までも自分でつくり、それを全部まちへ持っていって、点滴装置などもつくりながらやって、川の浄化やサケの生育、その他魚介類に非常に影響があるという話を聞きましたので、私も非常に関心があります。したがって、逗子市は今後市民ボランティアが働けるように動機づけしてほしいと思います。これは私意見として申し述べます。

平成18年  9月 定例会

◆ 決算特別委員長(眞下政次君)

 続いて、「有用微生物群活用事業について、小・中学生の参加もなく、これから市民に浸透できるのかどうか、また、市民が満足していくかどうか」とただしたところ、「EM菌については、長く続けることにより浸透が図れるものと考えている。また、小・中学生の環境教育については、教育委員会と調整し、実現できるようにしていきたいと考えている」との答弁がありました。

平成18年 11月 定例会

◎ 市長(長島一由君)


 原口議員のご指摘があります脱焼却というコンセプトについては、私も強く賛同するところでございます。特に1993年に私も農林水産省の担当記者をしておりまして、そのときに、農林水産省の担当記者から今のニュースジャパンという番組のディレクターになったんですが、特集を組む必要があって、農林水産省の中でもすごくできるという人に、私は特集を作らなければならなかったので、どういうものを作ったらいいですかと尋ねたら、EM菌を取り上げたらどうかと、私もそれを見てみたいということを当時の農林水産省のエリート中のエリートが言っておりましたので、特集にしたんですけれども、焼却しないでごみを処理する方法について1994年に報道特集を作りました。そういったことも背景にあって、EM菌について皆さんの御協力を得て取り組んできたところです。
 ただ、政策というのは、理想と現実のギャップを埋める手段だと思います。そういった中で、理想は脱焼却でいいんですけれども、現実に燃やさないで処理するということを今日の明日で逗子市でできるかというと、これは原口議員も十分御承知かと思うんですけれども、そこに至るステップとしては、さまざまな方法を模索していかなければいけないと思っております。

◆10番(原口洋子君)

 例えば、逗子市が焼却を引き受けるに当たってはどういう環境負荷があるかというところを、今後調査検討することになろうと思いますけれども、環境負荷に関しては非常に難しい問題だと思いますが、環境負荷を出さないということになれば、それは燃やさないことが環境負荷を少なくしていく一番の方法だと私は思っています。
 先ほど二酸化炭素とか出ましたけれども、ダイオキシンの問題もそうですが、最も環境負荷を少なくすることを考えるのであれば、焼却しない方向性を考えていくしかないのではないかと私は思いますが、焼却しない、さまざまな自治体でいろいろな方針を立てて、小さな町かもわかりませんが、徳島県上勝町は本当に小さな町ですから、それがそのまま逗子市の政策になり得るかというと、これこそ調査検討が必要だと思いますけれども、そうしたことを念頭に置いておかなければ、焼却を少なくするということが念頭になければ、今あるものをどうやって処理するかということだけになってしまいます。そこのところをどういうふうに考えているのか、ぜひお答えいただきたいと思います。

◎市長(長島一由君)

 先ほどもお答えをさせていただきましたけれども、念頭にはだれもが置いていると思います。しかしながら、それを現実に対応していかなければいけないというのが行政でございます。
 そういった中にあって、確かにコンセプトとして、あるいは目標としてはいいんですが、例えば、今御指摘のあった町と逗子市との比較、特に逗子市は農業という観点から例えば再利用するということになっても、その受け皿を、一例ですが三浦市まで運んでいくとか、そういう工夫をする必要がございます。そういった中で、目標としては置いて、先ほどもお話をしましたEM菌あるいは生ごみ処理器の補助などを行っております。ただ、これだけをもってすべて短期間で、50年後、100年後は分かりませんが、少なくとも4年とか8年、10年、それぐらいのスパンで、率を改善するということは、私どもは意識を持っておりますが、そのような中にあって、着実に一歩一歩進めていくことが現実的な対応かと思っております。原口議員の御指摘を否定するものではないということは、御理解いただきたいと思っております。

平成19年  2月 全員協議会

◎ (市長)

 有用微生物群活用事業につきましては、EM菌を活用した自然環境の保全に向け、EM活性液の培養や市民への配布を行う経費として56万7,000円を計上しました。
 まちなみの保全・形成・美化推進のうち、屋外広告物許認可経費につきましては、神奈川県屋外広告物条例の権限移譲に伴い、許認可事務及び違反広告物の除去処理等を行う経費として269万3,000円を計上しました。
 景観のまちづくり推進事業につきましては、景観条例及び景観計画に基づいた施策の実施とともに、景観形成重点地区における景観計画を策定し、良好な景観形成と保全を図る経費として492万9,000円を計上しました。
 緑地保全と緑化推進のうち、緑地安全対策事業につきましては、緑地の適切な維持管理を行うため、防災工事に係る経費として650万円を計上しました。
 公園の整備のうち、街区公園整備事業につきましては、公園遊具の安全対策などの改修工事などを行う経費として160万円計上しました。
 13ページに移りまして、蘆花記念公園整備事業につきましては、旧脇村邸の改修計画及び後背地の緑地取得など、蘆花記念公園整備を行う経費として8,177万2,000円を計上しました。
 披露山公園整備事業につきましては、レストハウスの修繕工事を行う経費として140万円を計上しました。
 海浜・観光事業の推進のうち、海岸美化推進事業につきましては、有用微生物群活用事業で培養したEM活性液の散布に係る経費等774万6,000円を計上しました。


平成19年  3月 全員協議会

◎ (環境部長)

4有用微生物群活用事業56万7,000円は、有用微生物であるEM菌活性液の培養作業、培養管理及び市民への配布をするための経費を計上したものです。

◎ (市民部長)

説明欄1の砂質改良費88万7,000円は、海岸の悪臭除去対策としてEM菌の散布を行い、美しい浜を再生させる業務の委託料であります。

平成19年  3月 定例会

◎ 市長(平井竜一君)

 有用微生物群活用事業につきましては、EM菌を活用した自然環境の保全に向け、EM活性液の培養や市民への配布を行う経費として56万7,000円を計上しました。
 海岸美化推進事業につきましては、有用微生物群活用事業で培養したEM活性液の砂浜への散布に係る経費など774万6,000円を計上しました。


  • 最終更新:2015-06-25 08:27:11

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