郡山市(1)



郡山市議会とEM(その1: H06~10)

【 平成 6年  3月 定例会-03月09日-03号 】
◆8番 (八重樫小代子君)

 しかしながら、川口市では分別収集により、13年間で55億円もの清掃費が削減になったということでございます。
 また、岐阜県可児市では、平成4年から全市を挙げてEM菌による生ごみ処理に取り組んでおります。毎年15%ずつふえ続けていたごみの回収量が逆に15%も減り、ごみ処理に年間3億円を要していたのが、半期 1,800万円の費用削減になったといいます。
 このEMとは、エフェクティブ・マイクロ・オーガニズムズ、つまり有効微生物群のことですが、既にマレーシアやタイ、中国などアジアでは化学肥料や農薬に頼らないEM農法により、冷害や台風などに強い農作物の増産が進められております。また、沖縄県具志川市立図書館では、EM浄化法を採用し、維持費が大幅に削減になるとともに、環境保全に著しい効力を発揮しているとのことでございます。そのほかにも、がんに効き目があったり、悪臭、ハエなどの畜産公害などに、実にオールマイティーな救世主とも言うべき菌がEMでございます。このEM菌に米ぬか、もみ殻、糖みつを混和し、発酵、乾燥させたEMぼかしと生ごみとででき上がったぼかしあえは、良質の有機堆肥として利用できます。また、できた発酵液はトイレ、排水口などに入れると悪臭が消え、詰まりもなくなります。室内でバケツなどで生ごみを堆肥に変えることができるため、アパート、マンションなど庭のないところでも利用できるのです。
 そこで、お伺いいたします。

◎保健衛生部長(溝井康之君) 八重樫小代子議員のごみの減量、リサイクルについてのおただしにお答えいたします。
 まず、コンポストの取り扱いについてでありますが、本市は平成4年度にコンポストによる生ごみ処理の効果を把握するため、 610基を市民の皆様に配布し、その後モニターによるアンケート調査を実施したところであります。その結果、議員ご指摘の悪臭、ハエの発生の問題があり、早速その対策として、ビニールでの被覆、覆土の実施、発酵促進剤の使用について指導を行ったところでございます。平成6年度から、新たに生ごみ処理器を年次計画により無料配布する計画でありますが、利用される皆様には、設置の場所が効果的な使用方法等わかりやすく解説した説明書を添付するなどをして、周知徹底を図ってまいる考えであります。
 次に、アパート、マンション等居住者に対する対応でありますが、コンポストは設置可能な庭や畑を有することが条件であります。八重樫議員から提案のありました今話題となっておりますEM菌による生ごみの堆肥化は、嫌気性微生物菌による処理のため、密閉された容器やビニール袋を使用するため、臭気やハエ等の発生が少なく、アパートやマンションでも利用することが可能と考えられます。本市においても、既にEM菌を購入し、EMぼかしをつくり、堆肥化の実験を手がけているところであります。今後、これらの結果を見ながらEMぼかしをつくり、希望する市民の皆様に提供するなど、その普及について積極的に取り組んでまいりたいと存じます。
 次に、EM菌による堆肥の回収でありますが、農地等の施肥は作付前に行うことから、年間を通して出されるEMぼかしによる生ごみ肥料は、回収後一時ストックする必要があると考えられますので、回収方法とその有効利用について、農林部等関係部課を含めて検討してまいりたいと存じますので、ご了承願います。

◆(八重樫小代子君) それでは、再質問をさせていただきます。
 ごみの減量、リサイクルについてですけれども、食べ物も腐敗したものは全く有効性、利用価値はありません。しかし、発酵になりますと、わけが違ってまいります。納豆やぬか漬けの漬物、ヨーグルトなど、体にとてもよいものになります。清掃課の方では、かなりEMということで研究されたりとかしておりまして、実際にぼかしも利用されているということでございますけれども、まだ農林部の方では、いまいちだと感じましたので、少し研究していただければと思います。
 それで、EMについてなんですけれども、今、郡山市では農薬の空中散布というものをやっておりますけれども、EMの中には農薬の空中散布をしなくても、ストチューといいましてEM4号など使いながら、農薬の空中散布をしなくてもいいというものがございます。多々いいものがございますのて、研究してほしいと思います。
 EMのぼかしの材料でございますが、米ぬか、もみ殻は農家から分けていただき、できたEMぼかしを市民が使い、生ごみを有機質堆肥にしたものを、また農家に使っていただく、田畑の良質の肥料として使っていただくということができます。本市は、全国第2位の米作地帯です。転作したとしても、日本の農業は生き延びてほしいのです。このサイクルを確立するためには、やはり行政の力が必要だと思います。新富久山清掃センターのリサイクルプラザの中に、堆肥化プラントも併設できないものでしょうか。
 また、可児市では、EMぼかしを製造するところに補助金を出しました。そして、EMぼかし定価 100円のうち30円を市で補助し、市民が購入しております。このEM菌、全国的に注目を浴びつつあります。そのため、類似品が出回り始まりました。しかも高い値をつけてということもありますので、実施に向け、庁内関係各課で共同してプロジェクトチームを編成するなど、先ほども少し触れましたが、庁内連携プレーをとってほしいと思います。意向をお伺いいたします。
 障害者の自立のための援助についてでございますが、手づくり品を展示する場所、先ほど福祉施設ということをおっしゃったと思いますけれども、福祉施設だけでは果たしてノーマライゼーションになるでしょうか。一般の方たちが参加、見えることができるということは、やはり福祉施設だけではなくて、例えば私が先ほど申しました庁内ということを言ったわけでございます。ですから、限られたところだけではなくて、広く市民が集まる場所ということで庁内ということでございますので、もう少し検討をお願いしたいと思います。

◎保健衛生部長(溝井康之君) 八重樫議員の再質問にお答えいたします。
 EMぼかしによる堆肥の件でございますが、新富久山清掃工場の中に堆肥したというふうなことでございますが、清掃工場建設の中のリサイクルプラザ建設の中で検討させていただきたいと、そう思います。
 また、EM菌に対する補助金についても、同様前向きに検討させていただきたいと存じます。
 さらに、EM菌によるものにつきましては、総合的な回収、有効利用のサイクル確立について、農林部また市民部の生活課等を含めた中で総合的に検討してまいりたいと存じますので、ご了承いただきたいと思います。


【 平成 7年  9月 定例会-09月21日-05号 】
◆16番 (八重樫小代子さん)

 4点目、本市はポリエチレンの容器や発泡スチロールもすべて焼却しております。例えば、東村山市では平成6年4月から毎週水曜日にペットボトルを回収しております。月に16万本、総量の8割を回収中だということでございます。ペットボトル20個分でジャケット1着ができます。ジーンズを全体の20%、ペットボトル2本分でつくったり、タワシ、ワイシャツ、換気扇カバーもペットボトルでつくっております。専門工場でリサイクルしておりますが、全国的には各自治体も取り組みがおくれており、稼働時間24時間の当初予定が今ではその3分の1の時間になっているとのことでございます。ごみとして燃やしてしまえばごみ処理費用がかかります。また、燃焼に伴う大気汚染、ダイオキシンの問題は本市は解決済と言われておりますが、燃やさなければ危険度はなくなるわけでございます。環境保全とリサイクルは切り離せないものであります。本市の今後のごみ処理、回収、リサイクルの長期展望と計画について、また女性からの要望が多い廃食用油やEMぼかしあえの回収も含めてお伺いいたします。

◎ 市長(藤森英二君)

 さらに、本年6月に制定されました包装容器に係る分別収集及び再商品化促進に関する法律の制定に伴い、平成8年度から瓶、缶、紙の分別収集を全市的に実施するとともに、年次を追ってペットボトル、紙パック、段ボール、その他プラスチック包装についても分別収集計画を策定し、廃棄物の適正処理及び資源の有効利用を図ってまいる考えであります。次に、廃食用油やEMぼかしあえの回収でありますが、廃食用油やEMぼかしによる堆肥については、回収方法、受け入れ体制が確立していない現況にありますので、実態把握に努め、効率的な処理方法について検討してまいる考えであります。


【 平成 7年  3月 定例会-02月20日-01号 】
△日程第6 議案第32号から議案第82号まで(市長の提案理由説明、質疑、特別委員会の設置、委員会付託)
◎ 市長(藤森英二君)

 新規事業として、モデル地区による瓶類の4種分別収集を実施するのを初め、町内会等による資源回収事業の実態に即して報償金制度を拡充し、活動を支援してまいります。好評を得ております生ごみのコンポスト化機器貸与事業につきましては、新たに屋内用機器であるEMボカシのモニター制度を実施してまいります。さらに、リサイクル社会の構築を目指す新リサイクルプラザの開設に向けて、実施計画を策定してまいります。
 富久山清掃センターのごみ処理施設建設は、計画どおり平成8年1月からの試運転を経て、平成8年4月本稼働できる見通しであります。


【 平成 7年  3月 定例会-02月24日-03号 】
〔5番 飛田義昭議員の質疑への答弁〕
◎ 環境衛生部長(溝井康之君)

 現在、本市で排出される可燃ごみに占める生ごみの割合は、おおよそ30%前後で推移をしております。このうち家庭から排出される生ごみを堆肥化することにより焼却ごみの減量を図るため、平成4、5年度の2カ年にわたりモニターを公募し、試行を重ねてきたところであります。その結果、1世帯から1日平均約 1.2キログラムの生ごみが排出され、貸与コンポストにより適正に処理され、菜園、植栽木の肥料として有効利用されているところであります。このコンポスト 500個による年間の減量は約 219トンであります。ちなみに、処理経費との対比では 460万円の減額に相当いたします。これらの結果を受け、土地のスペースを有している家庭を対象に、平成6年度から年次計画により年間 500個を目途に無償貸与事業を行い、あわせてEM菌による処理も検討するなど、一層の減量を図ってまいりたいと存じます。


【 平成 7年  3月 定例会-02月27日-04号 】
◆ 16番 (八重樫小代子君)

 最後の6番目でございますけれども、骨粗鬆症対策についてでございますけれども、女性企画室やフロンガス、またEM菌など、県内初として、藤森市政になりまして、先進的に取り組んでおられることは、本当に市民が喜んでいることでございます。やはり病気になるための予防ということになりますと、女性も近年骨粗鬆症になっている人たちがふえているということを考えますと、積極的に予防としての施策を講じるべきだと思います。


【 平成 7年  3月 予算特別委員会-03月02日-02号 】
    午前10時02分 開会
○(久野清委員長) 定刻でありますから、予算特別委員会を開きます。
○(久野清委員長) それでは、環境経済常任委員会所管の質疑を始めます。
 質疑の通告がありますので、順序により飛田義昭君の発言を許します。飛田義昭君。
(飛田義昭 委員) 第1点目、以前から本市でも一般質問の中に取り上げられているように、このEMボカシは、他市、あるいは民間組織で既に実施されているというふうに聞いております。今回本市が県内初で7年度予算にEMボカシについて予算がされたというふうに聞いております。
 1つ目、このEMボカシとは一体何なのかについてお伺いします。
 2点目、このEMボカシについて予算化されるという期間、約1年間ぐらいあるというふうに思っておりますが、本市としても、あるいは実験実施されていたのか、またその成果が得られたのかお伺いをいたします。
 3点目、その上に立って今回 100世帯のモニターを募集するというふうになっておりますが、それらについては新聞報道にもされておるように、一定限の対象者を絞ってやるというふうに思っておりますが、これは無差別ということができないのか、あるいはその利用についてはどういうところに利用されるのかお伺いしまして、まず1つ目終わります。

◎(清掃課長) 今のEM菌とはどういうことかというようなことでございますけれども、まずこれはエフェクティブ・マイクロ・オガニズムというようなことで、つまり有効成分ということで、自然界のいわゆる生物の最小単位というようなことで、この微生物があるわけでございますけれども、これらが最近、汚水の浄化等に幅広く活用されております。それでまた家庭系の生ごみの堆肥化といったことについても有効とされております。したがいまして今回郡山市でモニター制度を実施するわけでございます。それで平成7年度は試行として 100世帯の自家処理可能なモニターを設定して実施してまいりたい考えでございます。モニターには定期的にアンケートで処理データを徴しまして実態把握に努めてまいります。また翌年度の取り組みにつきましては、モニター実施の成果を踏まえ検討してまいりたいと思っております。モニターには生ごみ処理容器2個を貸与いたしまして、EMボカシ 300グラムこれを1年分支給してまいります。モニターには生ごみの堆肥により植栽木それから菜等に使用できる世帯を中心に宣伝してまいりたいと思います。
 以上でございます。

(飛田義昭 委員) 初めにこの塵芥収集費、EMボカシのことについては、今当局の方からご説明がありましたが、なかなか検討が行われていて大変難しくて、成果はあるというふうな中身なんですが、基本的に今年度 100世帯を募集するということについて、先ほど質問した中で本市としてこの間、民間、あるいはそういった実験とか何らかをされて基本的になったものが、いわゆる自然になったものよりも効果的にあったのかということも含めて質問をしたわけなんですが、そういう実施計画もあったのか、その辺についてどうだったのかひとつお伺いいたします。
 2点目は調査の結果、次年度についてもこれを予算化をするというふうなことでありますが、実際にこれモニターにされる方はそれなりの経験者、あるいは実績を持っていないと、いわゆる新聞報道を見てみますと、市民菜園の肥料にするというふうになっていますので、なかなか短縮をするというふうについても非常に困難なのかなというふうに思いますが、今年度の経過の中で、次年度は 100世帯よりももっと多く募集をするという、先ほどの見解がありましたが、その点についてもっと幅広く募集をする考えを対象者としてどうなのかということについてお伺いします。

◎(清掃課長) 実施に当たって、先進都市の方の状況を見てきたわけでございますけれども、これは岐阜県の可児市が積極的にやっているというふうなことでございますけれども、ここではぼかしの製造をやっております。そして販売といいますか、市でもってやっているわけですけれども、それから平塚市、これについては集合住宅等のヘドロの収集といいますか、できたEM菌にそういった回収についてもやっているんですが、ただいずれにしましても、できたやつを自己処理する分には差し支えないんですけれども、いわゆる回収方法にちょっと問題があるということです。と申しますのはヘドロ状になるんです。そういったものですから、それのパッカー車とかそれからそれを回収したやつをどこで使うかというような、こういった問題点が現在あります。そういうことでございます。
 それから、このモニター制度について 100世帯以上ふやしていくかどうかということなんですが、現在モニターの条件としましてはただいま申し上げましたように、堆肥化したものを現在の段階ではいわゆる家庭菜園とか、市民菜園を含めて、こういった自己処理していくというようなことでございますので、このモニターとしていわゆる市内に関心のある衣食住の研究自主団体等がありますので、そこら辺のグループ等も含めて今後検討していきたいというような考えを持っております。
 以上でございます。

(飛田義昭 委員) EMボカシについて、大変個人的には扱いが難しいと、組織とか自然の関係という中身なのかと思いますが、基本的に生ごみが年間の2割から3割落ちるというふうにやっておりますので、基本的にそういう部分を今後利用されて、早く個人的にも普及されて、できたものがこういうものですよと、これは有害、無害も含めてあるんですけれども、安心して食べられるものがこういうふうにできますよということも含めて、行政でPRしていって、生ごみの減量化につなげてほしいというふうに思って要望したいと思います。

○(久野清委員長) ただいまのは要望ですから、以上をもって飛田義昭君の質疑を終結いたします。

(柳沼隆夫 委員)

 もう1点は、リサイクルプラザを今しているわけですけれども、生ごみであればEMとかコンポストとか、それから瓶の分別も始まりますし、缶もこれから考えているということで、郡山市のごみのリサイクルというのはこうあるべきであるというふうに、リサイクルの実施計画のようなものをしっかり立てた上で、リサイクルプラザといってもリサイクルの中の一部分にしか過ぎませんので、その辺のとらえ方というのをどうしているのかというのがちょっと心配なので、これらのことも基本構想の中でしっかりと考えていくのかどうかと、この2点だけ再質問したいと思います。

○(小林開副委員長) それでは再開いたします。
 委員長職交代しましたのでよろしくお願いします。
 次の質疑は、順序により朝倉卓見君の発言を許します。朝倉君。
(朝倉卓見 委員) それでは 217ページの衛生費、4目ごみ減量等自然再利用推進事業のうちごみ減量推進費についてお伺いします。
 この点については、ただいま質疑があったところでありますので、それを踏まえて要点だけお願いしたいと思います。
 本市から出るごみの排出量が他市の例に変わらず着実な伸びをみせてきております。このごみ総排出量をできるだけ押さえ込んでいくというのが、本市の大きな政策のひとつでありまして、その一環として生ごみのコンポスト化、機器の改良がされておるわけでありますが、新年度には新たに屋内用の機器であるEMボカシのモニター制度を計画されておる。これを採用する検討経過については今お話がありましたので省略します。どういう世帯にどういう基準をもってやるのかということもお聞きしたかったわけですが、これも伺いましたので、後ほど、意見として申し上げたいと思います。
 そこで、単価ですが、ひとつの経費は1世帯、専門容器、EMボカシの菌を入れてどのくらいかかるものなのか。それから生ごみは何日ぐらいで堆肥化するものなのか。そして先ほどお話を聞きますとこの堆肥化した自己処理はなかなか容易ではないということをお聞きしましたのでこの辺は結構ですが、EMボカシ方式による生ごみ減量の推進というのは、今後1年間モニター制による試行の上でその有効性が判断されていくのでありますが、本当に 100世帯当たりで1年間でできるのかどうか、まずこの点だけ当初伺っておきたいと思います。

◎(清掃課長) まずEM制度についての経費でございますが、1世帯当たりどのくらいかかるかということでございますが、このモニターには生ごみ処理容器専用容器2個と、それからEMボカシ 300グラム、これを12袋支給いたしますわけでございますが 5,000円程度ということになります。その内訳を参考までに申し上げますと、ぼかし液については単価 155円程度です。これが12袋の 1,866円、それから専用容器2個、これが単価 1,834円で 3,668円、合計で 5,528円というような積算をいたしております。
 それから、生ごみは何日ぐらいで堆肥化するのかというおただしでございますが、これは毎日容器に生ごみを入れまして、EMボカシをふりかけて容器にいっぱいになったときで熟成期間としては約10日ぐらいとみております。
 それから、EMボカシ方式の有効性の可否、判断でございますけれども、これも1年間モニターを実施する中で、定期的にモニターにアンケート、処理経過を徴しまして、この実態調査に努めてまいりたいと思っておりますが、その結果を踏まえまして、今後このモニターの継続、あるいは一部助成とこういったものを検討していきたいと考えております。よろしくお願いします。
 以上です。

◎(清掃課長) EM菌の自己処理、いわゆるヘドロ状で水道に流出するのではないかというような質問でございますが、現在の段階ではいわゆる自家処理ということで植栽木、それから菜等で堆肥化処理を行うということを条件といたしておりますので問題はないと思われます。
 以上です。

○(小林開副委員長) 朝倉委員の再質疑を許します。
(朝倉卓見 委員) 芝張りいわゆる出入り口これは十分検討してください。それから、ボールが出たときにあそこは道路が全部囲まれていますから、事故やなんかがないようにという思いです。結構です。
 それから、EMボカシなんですが、私は先ほどグループで執行していきたいというお話しだったと思います。グループが僕はいいかと思うんです。 100世帯ぐらいやれば。もう一つこれは要望、これは私の考えとして申し上げておくと、こういう事業のねらいだったら学校給食の方に本当だったらやらせてみるのも大変よろしいのではないかと。小さいときから例えば環境教育の一環として児童自らそういうバイオと、そして堆肥化、そして花壇、こういう一連のものに結びつけてやることの方がいいのではないかと思うんですが、そうなると教育委員会とかなかなか難しい仕組みですから、先ほど申し上げたように、全体としてそういうものがなりたつと、先ほどのひまわり団地も商工とタイアップできる、こういうものに取り組んでいただけるようにお願いして終わります。


【 平成 8年  6月 定例会-06月12日-02号 】
◆ 4番 (今井久敏君)

 次に、先月徳島市に行政視察に伺った際に、共同作業所の位置づけで市内作業所製品を扱う常設店舗を視察、その開設までの経緯を学んできました。私たちは当市においても製品販路の拡大を訴えてきておりますが、現状と今後の展開についてお伺いしたい。なお、特に最近報道のあった作業所こすもす生産のEMボカシが6月より市のモニター制度に適用となるとのことでありますが、その内容もあわせてお聞かせ願いたいと思います。

◎ 保健福祉部長(佐久間正幸君)

 さらに、本年度は小規模作業所「こすもす」が生産している生ごみ処理に必要なEMボカシを募集したモニターに使用していただく考えであります。この内容は、モニター 200世帯、7,200袋、2,160キログラムの需要が見込まれておるところでございます。今後は、関係機関並びに小規模作業所連絡協議会と連携を図り、製品販売拡大の推進を図ってまいる考えでございます。

◎ 環境衛生部長(熊田収二君)

 次に、ごみの発生抑制について、どのような方策がとられているかでありますが、平成3年10月、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の改正に伴い、平成4年10月、「郡山市廃棄物減量等推進審議会」を制定、平成5年1月、「クリーン・リサイクル都市郡山」を目指した「ごみの減量化・再資源化」の提言を取りまとめたところであります。その後、年2回審議会を開催し、その中でごみの発生抑制策としては報奨金制度による集団資源回収の推進、コンポスト容器の普及、EMボカシのモニター制度の導入、さらには4月から分別収集を実施したところであります。


【 平成 9年  3月 定例会-02月26日-02号 】
◆ 16番 八重樫小代子議員

 社会経済活動に伴いふえ続けるごみをいかに減量させ、埋立処分場の延命策を講じることが最も重大事となっている自治体が多いことは、周知のことでございます。本市は今のところ、平成20年度まで埋立処分場は使用可能であるとしても、地球資源、環境保全の観点から申し上げても、ごみの減量、リサイクルは、全市を挙げて積極的に取り組んでいく必要があります。これまでも生ごみの減量、堆肥化のために、コンポストやEMボカシ、町内会等の資源物回収、そしていわゆる容器包装リサイクル法による分別収集も、本来なら平成9年4月より施行ということでございますが、本市はそれより先駆けて1年早く実施いたしました。300カ所の集積所に収集箱を配置し、市民の方々から協力をいただき実施したものの、地域的にはまだ町内会未加入世帯への対応に苦慮されている町内会や、周知徹底が困難なところなどなど、問題を抱えているところも多いやに聞き及んでおります。
 しかし、容器包装リサイクル法に基づく分別収集にによるごみの減量で、ごみ処理経費は、8年度見込みで884万200円の減額となるものでございます。毎日1家庭 100グラムのごみ減量運動をすれば、年間600万円の経費削減となるわけですから、合わせれば大きな金額になります。ごみの減量、リサイクルにより、埋立処分場の延命が図られ、市民の血税ともいえる税金を、より有効に福祉や教育、生活関連予算に回せるのは必至でございます。
 そこでお伺いいたします。
 1点目、コンポスト、EMボカシ、学校給食残菜の高速発酵処理機導入計画、並びに容器包装リサイクル法によるごみの減量作戦、計画は、どのようになっていくのか。
 2点目、3年前、同じような質問を私がした後に、本市の農林部も清掃課と連携し、生ごみをリサイクル有効利用した環境と人にやさしい農業にするために、実験的にEMペレットを湖南の布引大根等に利用したことがありましたが、その後どのようになったのか。今後の取り組み方はどうされるのか。

◎ 熊田収二環境衛生部長

 次に、ごみの減量、リサイクルについてでございますが、本市におきましては、昭和58年度から、報奨金制度のもとで町内会等による集団資源回収を実施し、回収量も年々増加し、平成7年度実績で、ごみの量に換算しますと6%リサイクルされたことになります。生ごみの堆肥化についても、コンポストを、平成4年度のモニターから始まり、平成8年度で221基無償貸与し、EMボカシも平成7年度から毎年 200人のモニターを実施し、生ごみの堆肥化でごみ減量を推進しております。
 また、今年度から実施いたしました容器包装リサイクル法に基づく資源物の分別収集では、平成8年度533トンの回収を見込んでおります。平成7年度のごみ処理経費に換算しますと、議員ご指摘のとおり884万200円が軽減される計算となります。あわせて埋立処分場の延命化につながります。今後はコンポスト、EMボカシを継続推進し、集団資源回収の拡大を図るとともに、容器包装リサイクル法に基づく資源物の分別収集につきましても、法に1年先駆けて実施した経験を生かし、強力に推進し、ごみの減量とリサイクルを図ってまいります。
◎鈴木幸弘農林部長 環境保全対策のうち、生ごみをリサイクル有効利用した、環境と人にやさしい農業にするために、実験的にEMペレットを湖南町の布引大根等に利用したことがありましたが、その後どのようになったか。また、今後の取り組みはどうするのかについてでございますが、布引高原野菜組合では、毎年関係機関、農協等の指導を受けまして、品種、品質、病害抵抗性や、肥料、農薬などの適応試験を実施しております。平成6年度から有機栽培試験区の中でEMペレットの試験をしてまいりましたところ、病害虫の発生はなく、慣行区と比較して品質的には変わりございませんでした。初期生育が若干緩慢であったということで、収量がやや劣る傾向にございました。

◆ 八重樫小代子議員

 それから、行健小学校に学校給食残菜の高速発酵処理機導入を今年度実行されたということでございますけれども、今、さまざまな高速発酵機具が出ております。それに関しては、これから検討されると思いますけれども、EMボカシについては、即座に取り組めることができるのではないかと思います。実は私も、あちらこちらの小学校を見ておりますと、子供たちがつくっております野菜類とかございますけれども、発泡スチロールの中でつくっておるものとかありますけれども、化成肥料を使っているところがあったりとかしておりますので、ぜひともEMボカシですね、これを実践するように、小学校なり中学校に働きかけることができないものだろうか、お伺いしたいと思います。

◎ 丹治勇教育長
 最初に小・中学校にEMボカシを導入することはどうかということでございますけれども、これにつきましては、小・中学校の残菜が毎日非常に大量の残菜が出るというようなことがありますので、まず早急な処理が必要であるというようなこととか、あるいは設置場所がある程度面積を必要とするというようなこともございますし、処理期間が長時間に要するものは適切でないというような観点から考えまして、どうしてもEMボカシよりは高速発酵処理機の方が適切ではないかというようなことを考えまして、今、行健小学校にテストケースとしまして導入をしているところでございます。それを含めまして、またEMボカシなども含め、その現状をとらえながら検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご了承いただきたいと思います。


【 平成10年  6月 定例会-06月11日-03号 】
◆ 12番 佐久間俊男議員

 第四次実施計画を見ますと、ごみ減量推進事業については、継続事業で推進されております。平成12年度までの生ごみ処理容器の貸与数はそれぞれ 500個、そしてEMボカシについては平成10年度が 600個で、平成11、12年度が 200個となっており、事業計画の全体については平成16年度までとなっております。
 そこで、まず最初に、当初の事業計画と現在までの事業実績についてどのような認識をされておられるのかお示しをいただきたいと思います。


【 平成10年  9月 定例会-09月24日-03号 】
〔16番 八重樫小代子議員の質疑に対する答弁〕
◎ 高田大三環境衛生部長

 次に、生ごみの堆肥化を図るための分別収集についてでございますが、一般家庭での生ごみの堆肥化につきましては、コンポスト容器、EMボカシ等の無償貸与事業で自家処理を推進し、これまでに 4,902世帯への普及を図っているところでございます。また、生ごみの堆肥化につきましては、国におきましてリサイクルの強化を図るために、今後はし尿処理施設の整備に当たって、汚泥等のリサイクルが可能な汚泥処理センターと位置づけをいたしまして、し尿の衛生処理のみならず、有機性廃棄物の家庭の生ごみ、家畜及びペットのふん尿、飲食店の残飯、魚のあらなどをあわせ処理できる施設工場が国庫補助対象として基準の見直しがなされたところでございます。したがいまして、今後富久山衛生センターの整備計画時に合わせまして、生ごみの堆肥化等について総合的に検討してまいりたいと考えております。
 以上、ご答弁といたします。

  • 最終更新:2013-11-22 05:32:03

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