青森市(3)

旧青森市 平成13年第1回定例会

◯市長(佐々木誠造君)

 平成13年第1回定例会の開会に当たり、市政運営の基本的事項について所信を明らかにし、あわせて提出議案の概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。

 次に、環境施策について御説明いたします。
 本市が有するかけがえのない自然を次の世代に引き継いでいくべき財産とするため、引き続きこれまでの環境施策とISO環境マネジメントシステムの推進を図ってまいります。また、閉鎖性海域であります陸奥湾の水質保全を図るため、下水道、排水路の整備については、これまでも積極的に取り組んでまいりましたが、特に下水道の整備には引き続き重点的に進めるための予算措置を講じており、平成13年度末の普及率は63%を超えるものと見込んでおります。また、法律改正により合併処理浄化槽の設置が義務づけられましたことから、合併処理浄化槽の設置を推進するため大幅に予算を増額いたしております。また、舗装・側溝・水路護岸整備事業につきましては、生活環境の整備を図るため、市民要望を踏まえて予算措置を講じたところであります。
 廃棄物の処理、活用についてでありますが、ごみの減量化、資源化に積極的に対応すべく、平成13年4月から市全域で分別収集を実施いたしますことから、所要される経費について措置し、また、これまで実施してまいりました有価資源回収奨励金について、分別収集の円滑な実施にも大いに役立つことから、今後も継続することといたしました。また、家庭の生ごみの減量化を推進するため、これまでのコンポスト容器に加え、電気式生ごみ処理機、EMボカシ容器、ミミズ処理容器についても、市民モニターの結果に基づき助成することとしております。

◯市民生活部長(工藤晨仁君)

 4点目は、東京都中野区の環境ボランティア育成講座や、府中市のリサイクルバンクのような取り組みに対しまして、本市のごみ減量化対策はどうなのか、このような御質問でございました。
 ごみの減量化は、環境への影響や最終処分場の延命化などからも積極的に取り組んでいくべき課題でございます。そのため、本市では、分別収集や有価資源物回収団体の育成を初めとして、これまでも生ごみ減量化対策としてコンポスト容器購入に対する補助事業、小・中学生や各団体等の清掃施設見学時などに配布いたします啓発用の小冊子「クリーンアップ青森」を作成し、ごみの減量化と啓蒙に努めているところでございますが、生ごみの減量化につきましては、コンポスト容器購入に加えまして、電気式生ごみ処理機・EMボカシ容器・ミミズ処理容器に対しましても平成13年度から購入助成することとして、その経費につきまして本議会に上程しているところでございます。また、平成12年11月から主に市の施設を対象とした割りばしのリサイクルを開始いたしましたが、全市的な浸透のため、今後とも消費者団体などにも呼びかけていきたいと考えております。

◯13番(村川節子君)

 それから、生ごみの問題で、3種類、4種類でしたか。コンポスト、今回も150基、電気100基、EM150基、ミミズ50基で、これも、この数を見るだけで取り組む姿勢がわかるんですね。30万市民のごみを処理するに当たって、300基か400基か350基か、こんな数でいいのかという感じがしているんですけれどもね。今後の計画、来年、再来年とこれを拡大していくのか。担当者が電気処理がふえていくのではないかというふうに言っていましたけれども、ぜひこれも、拡大することによってごみを減量していくと。大々的にやっているところは農家の皆さんと提携して肥料につくり上げているわけですよ。そんなこともやっぱり頭の中に入れながら進めていくことが大事なのではないか。生ごみは全体のごみの43%になっているという状況を見ても、ここはやっぱり積極的に進めていくべきではないかと思うんです。
 それから、学校教育部長にお尋ねしたいんですけれども、学校の給食の残菜ですね。これはどこの自治体もかなりお金をかけて処理をしているんです。ある学校の環境教育というのがやられていて、環境教育に力を入れ、親や地域を巻き込んで、ごみ減量運動が学校の中で広がっていると。1つは、食べ物は残さない、割りばしは使わない──もちろん使っていないと思うんですが。いろんなものを再利用する、使えるものは使っていく、苗木を植える、再生紙を使うようにする、広告の裏を利用する、ノート、紙、鉛筆を大切にする、ごみを分別する、学校で使う手を洗う水、電気の節約、こういう教育が、この先、環境保全していくために大事だと思うんですね。ある程度のものはやってきていると思うんですが。
 ここの学校では、給食の残菜と環境のかかわりを全校に知らせる。だから、さっきみたいに、食べ物は残さないでみんな食べようという教育が大事だと思うんです。ここでは残菜処理に約1700万円使われていると。このお金が使わなくなれば、もっと別なものに使えるわけですので、本市ではこの残菜に幾らかかっているんですか。そこをお尋ねしたいと思います。

◯市民生活部長(工藤晨仁君)

 ごみ問題に関しまして、ビニールとかプラスチック、トレー、それとパック、燃えるごみに扱っているのだけれども、今後どうするのかということでございました。
 これらのものにつきましては、容器包装リサイクル法上は、その他プラスチック類に分類されております。本市では、プラスチック類では、この中でペットボトルだけを現在は分別収集の対象としております。その理由についてでございますが、それぞれのプラスチック類を判別する方式が困難であるということ、それから、分別されたその他プラスチックも、容器包装リサイクル協会へ集約されまして、その後、焼却されているのが実態でございます。
 このようなことから、ダイオキシン対策を完備した清掃工場で焼却するのが合理的であると今のところは考えております。しかしながら、それぞれのプラスチックが分別可能となった場合には、その品目ごとに分別収集の品目に加えていくべきものと考えております。
 それから、生ごみ処理の関係でございますが、先ほど、これまでのコンポスト容器に加えまして、電気式とかEM方式とかミミズ方式とか、いろいろ補助の対象を拡大したわけでございますが、13年度からの実績などを踏まえまして、どのようなことが望ましいのか検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

◯8番(里村誠悦君)

 8番、21の会、里村誠悦です。
 質問に入る前に、この場をおかりしまして、佐々木市長を初め理事者の皆様にお礼を申し上げたく思います。
 私が当選以来取り組んでまいりました市のスポーツ会館建設並びに陸軍墓地の整備につきまして、来年度予算案で特段の御配慮を賜り、スポーツ関係者、地域住民ともに厚く御礼申し上げます。これからも市政発展のために全力を傾ける所存でございます。
 先月の24日、25日、第6回有用微生物応用研究会が横浜であり、行ってまいりました。その中で陸奥湾浄化に役立つような発表がありましたので、少しお話しいたします。
 広島県内海町は海苔の養殖を行っています。しかし、芦田川に河口堰ができてから、合成洗剤に汚染された生活排水や工業排水、更に浄化槽の排水による富栄養化現象によって発生した大量のヘドロが流れ込むことにより、近年、極度に海が汚染されています。その結果、赤潮や底質汚染による貧酸素水塊が起こり、海苔の養殖にも大きな被害を与えています。特に汚染が進むとケイ藻の発生が著しくなり、それが海苔に付着して海苔の生育を弱め、色落ちや海苔の質を劣化させています。こうした対策として、今日までケイ藻を抑えるために有機酸による処理を施すなどして対応していましたが、充分な成果を得られないままでした。
 こうした状況にあった平成9年、初めてEMを知り、しかも環境にもよく、海苔の養殖にも効果があることを知りました。
 早速、広島EM普及協会の指導を受け、海苔の種付けからEMXを活用し、育苗時や生育時にもEM1号・2号・3号を活用したところ、長年の悩みであったケイ藻の発生を抑え、海苔の2次芽・3次芽が出やすくなり、海苔の品質と生産性において、極めて良い結果を得ることが出来ました。また、海苔の加工処理の段階では、海苔の洗浄のために大量の水を使用しますが、この時の水の汚れからケイ藻が増殖し、これがパイプやスキ機にべっとりと付着して清掃作業に手間がかかり、労力的に大きな負担がかかっていました。さらに、水の汚れから大腸菌の発生が多くなり、消毒として塩素処理や汚れた水の泡を消すための消泡剤を使用しなければなりませんでした。ところが、EMを活用することで、これらの問題も一挙に解決し、結果的に水の汚れが非常に改善され、ケイ藻の付着がなくなりました。塩素処理や消泡剤を使用する必要がなくなり、全国でも始めての「有機海苔」を製品化することができました。EM処理した海苔は、抗酸化物質が多く含まれ、黒光して光沢があり、極めて良質です。海苔養殖業者にとっては、画期的なことです。また、頭を悩ませていた悪臭に対しても、海苔網の残渣にEMボカシI型を撒き、シートを被せておくだけで悪臭が完全に消え、ウジもわかなくなり、長年の環境問題も一挙に解決しました。それだけでなく、EM処理した網は、善玉菌が棲みついていますから、抗酸化の働きがあり、海苔の種つけにもよい結果をもたらしました。
 コスト的にはEMを活用することで、これまでの水の汚れが改善され、その分だけ水のリサイクル使用量が増え、全体の使用量は半分に削減できました。また、消毒としての塩素や汚れた水の泡を消すための消泡剤も必要なくなりました。
 EM処理した水(40トン/日)、海水(1000トン/日)が大量に海苔加工工場から海に流れ出ることによって、河口付近のヘドロが完全に消滅し、今まで苦情の絶えなかった悪臭が消え、住民を驚かすことになりました。綺麗になった河口には、いつの間にか魚が戻ってきました。更に、副産物としてトリ貝の大量発生です。一昨年も田島沖にトリ貝が大量発生し、約40隻の船が操業に出て約4000万円の水揚げを得ました。潮の流れが通る因島や百貫島、さらには岡山県流域にまで漁場が広がり、150隻に及ぶ船が因島や尾道からも操業に出るという状態になりました。水深15メートルの底質にはトリ貝が密集していました。総水揚げは、2000トンに及び、数億円の経済効果に繋がっています。採れたトリ貝を開けると、底質の土が貝の中に残っていますが、匂いを嗅いでもヘドロ臭くありません。今まで汚染された底質がヘドロ化して、貧酸素水塊になっていたのが、EMで処理した何万トンという排水が流れ出ることによって、EMが底質に棲みつき、酸素が作り出されプランクトンが発生し、食物連鎖によって様々な魚介類が生き返ったと思われます。
 トリ貝の操業の時、海底にはカタクチイワシの群れが船の後を追ってくるという現象も起こって、一昨年まで、カタクチイワシがさっぱり穫れなかったのが、昨年は、前年の2倍になり6億円の水揚げがありました。更に、田島沖の潮の流れは尾道の山波にも通じ、ここは山波の州として、潮が引いた時にはアサリの潮干狩りで有名なところでした。しかし、近年、海の汚染がひどくアサリが採れなくなっていたそうですが、昨年は「アサリが復活して潮干狩りができるようになった」と山波漁業組合の関係者が喜んでいました。どう考えても海が綺麗になる原因は、EMの他になく、潮の流れによってEM処理水が影響したとしか考えられないと言っていました。
 田島の近海では、ナマコ、タコ、イカ、カタクチイワシ、トリ貝、ワタリガニ、エビなど魚種、漁獲、共に増えてきています。これからも、いろいろな魚介類が湧いてくると思います。EMを活用しての経済効果は大変なものになり、30億円にも上るといわれています。
 もう1つ。
 「-微生物を用いた河川刈草の処理について- ~焼却処理から堆肥化して農業利用へ~」。国土交通省東北地方整備局北上川下流工事事務所鳴瀬出張所。
 これまで焼却処理していた鳴瀬川河川敷の刈草を嫌気性微生物によって堆肥化を試みた。コスト的にも簡易焼却方式より安価で済み、環境にやさしく、悪臭も発生せず、作業も容易であることが判明した。
 経済比較。刈草の処理費用を比較すると、微生物で堆肥化する方法が従来行ってきた野焼きの2.5分の1、一般堆肥の3分の1から40分の1となり、経済的な処理方法であるとの結果となった。
 まだほかにもすばらしい発表がありましたが、これぐらいにして、今年も陸奥湾浄化作戦を継続しながら、合浦公園、弘前公園、岩木川浄化大作戦と浄化を推し進めていくつもりです。よろしくお願いいたします。
 それでは、質問の1つ目から。廃棄物減量対策費について。
 先般、モニターから、一気に予算をつけていただきましてありがとうございました。廃棄物減量化対策としての生ごみ処理容器の購入助成において、種類ごとの補助基数と補助金についてはどのように考えているか、お知らせください。

◯市民生活部長(工藤晨仁君)

 廃棄物減量対策としての生ごみ処理容器の種類ごとの補助基数と補助金についてお答え申し上げます。
 一般家庭から排出される廃棄物の減量化施策といたしましては、現在、有価資源物回収奨励事業、コンポスト容器購入補助事業を実施しておりますが、このうち、生ごみの減量化をさらに促進するために、平成13年度にはコンポスト容器に加え、電気式生ごみ処理機、EMボカシ容器、ミミズ処理容器についても補助していくように考えております。
 補助基数といたしましては、コンポスト容器については150基、電気式生ごみ処理機については100基、EMボカシ容器については150基、ミミズ処理容器については50基を見込んでおります。また、補助金につきましては、それぞれの容器に対する補助率を3分の1とし、上限額を設定するように考えており、その額は、コンポスト容器については3000円、電気式生ごみ処理器については2万円、EMボカシ容器については2000円、ミミズ処理容器については1万円を見込んでおり、その経費につきまして本議会に上程しているところでございます。
 私たちの生活の基盤である環境を保全し、より良好な状態で将来の世代に引き継いでいくため、循環型社会の構築が急がれる今日、廃棄物の減量化施策につきましては今後とも継続して推進してまいりたいと考えております。

旧青森市 平成13年第2回定例会

◯8番(里村誠悦君)

◯8番(里村誠悦君) 最後になりました。21の会、里村誠悦でございます。質問は5つでございますので、速やかに終了できますよう、答弁に期待するところでございます。

 1つ目でございます。河川について。
 昔の人、縄文時代、青森市の遺跡の地図を見ても、人々は川のそばで暮らしています。人間は水がなければ生きてはいけないのであります。私が小さいころ、昭和35年ごろの川はきれいで、よく飲んでいましたし、私の家の前の川では、イワナが手づかみでとれました。しかし最近は、水道の普及、下水道、合併浄化槽の普及により、川は人間から忘れ去られようとしています。川には生物がたくさん生息しています。が、奇形になったり、昔はいたが、現在はいなくなった生物もいます。極端なものは、生物のすみにくい、単なるコンクリートの排水路になったり、フェンスが張りめぐらされて近づくことができなくなったり、ふたがされ、暗渠になってしまったところもあります。最近は、水をくんだり洗濯をしたり、生活の上で川と直接接する機会が少なくなってきました。
 しかし近年、身近な自然が感じられるような空間として、川を地域づくりに活用する試みが急速に高まってきました。ビオトープづくりとか、ホタルをよみがえらせようとか、サケを川に上げようとか、さまざまなボランティアの人々が河川の浄化に取り組んでいます。
 その中で、青森市の西中学校では、生徒会で沖館川を、生徒たちみずから浄化しようということを決めたそうであります。すばらしいことではありませんか。大人もまねをしなければなりません。こんなときこそ教育委員会で応援してあげなければなりません。よろしくお願いします。
 そのほか、たくさんの人々が河川等の浄化ボランティアをしていると思います。県では6月4日に、(仮称)県河川環境保全条例制定に向けた作業を進めているとありました。
 それでは、質問をさせていただきます。市は、河川等における浄化ボランティア、市民団体との連携の方法をどのように考えているのか、お知らせください。
 2つ目、水について。
 森林の伐採による水源の汚濁、汚染対策として、平成元年に水源涵養林造成整備事業の認可を受け、横内水源周辺区域の民有林及び民有地を取得し、ブナの造林事業を行っている。平成4年度から開始した第1次計画は、平成9年度までの6カ年で19.5ヘクタールに7万8000本の植林を完了し、平成10年度から開始した第2次計画は、平成12年までの3カ年で7.5ヘクタールに3万本の植林を完了した。平成13年度からは、第3次計画として、平成17年度までの5カ年で12.5ヘクタールに5万本の植林を予定しているとあります。そのような努力が継続している横内浄水場の水は、まさに日本一の水であると思います。
 さて近年、外国では、もっとおいしく安全にということで、塩素消毒以外で殺菌や滅菌をしていると聞いています。そんな方法があるのでしょうか。もしあればお教えください。このことで考えがあれば、水道部の考えをお知らせください。
 3つ目、清掃行政について。
 本年5月から実施のEMの生ごみ処理バケツ、電気式生ごみ処理機、コンポスト、ミミズ生ごみ処理機等の助成の結果についてお知らせください。
 2つ目、学校、市民センター等公共物を建設するときの材料は、リサイクルしやすいもの、環境によいもの、完成したときに人に害のない材料なのか、これもお教えいただきたいと思います。また、解体時にリサイクルできるようなもの、材料かを考えて使用しているのかも教えてください。

◯環境部長(工藤晨仁君)

 清掃行政の御質問の中で、生ごみ処理機購入予定者への助成制度についてお答え申し上げます。
 本市におきましては、これまで一般家庭から排出される廃棄物の減量化施策といたしまして、有価資源物回収奨励事業やコンポスト容器購入補助事業を実施してまいりましたが、今年度から生ごみの減量化をさらに促進するため、コンポスト容器のほかに電気式生ごみ処理機、EMボカシ容器、ミミズ式処理容器を購入する方にも補助を行うこととして、5月1日号の「広報あおもり」にその募集内容を掲載したところでございます。
 5月31日の締切日までには、電気式生ごみ処理機が予定数100人に対しまして132人、コンポスト容器が予定数150人に対しまして55人、EMボカシ容器が予定数150人に対しまして12人、それから、ミミズ式処理容器が予定数50人に対しまして5人の応募がありました。このうち電気式生ごみ処理機への申し込み件数が予定数を超えましたので、6月4日に抽せんを行い、100人の方々を決定いたしました。
 いずれにいたしましても、家庭系のごみ減量化のためには、その大半を占める生ごみの減量化を促進することが効果的でありますので、今回の応募状況を参考に募集件数を検討し、今後ともこの制度を継続してまいりたいと考えております。

◯8番(里村誠悦君)

 御答弁ありがとうございました。少し早く終わりますので、要望したいと思います。
 河川について、ふたをかけてしまったところとか、いろいろあります。町中でもまだまだ消雪とかに利用できる川もございます。いろいろそういう川もございますので、ふたをかけたからといって、ずっとふたをしておく必要はないので、また見直して、水辺の空間とか消雪とかにお使いいただくよう御努力していただきたいと思います。
 水については、私も今、ある資料を読んだんですけれども、塩素の方が今は一番いいということであります。
 それから、清掃行政について、初めて知りました。ありがとうございます。
 それから、生ごみ機、EMバケツが何か余り、不人気だということ。私も町会を2つほどいろいろお話ししておりますけれども、やはり村のカッチャんどは、お金をもらうに大変だと。わぁ、こんなたいぎなことをさねばまいねんだという形でありますので、もう少し買いやすいとか──みんなEMを使って、生ごみに非常にいいと喜んでいます。でも、たいぎだという形になっております。ですから、そういう部分をちょっと変えていただいて、もっと買いやすくと言ったらおかしいけれども、そういうふうにやっていただければいいと思います。
 それから、電気式生ごみ、これは非常に好評でございます。私も使って、もう入れると、すぐ次の日、きれいになります。いや、私には前に買ったのがあるんです。ここからとったんじゃない。これもEMを入れるとちゃんとなりますので。
 それで、企画財政部長さんにお願いしたいんですが、せっかく132と来たんですから、その32人のために、今回、ミミズも少ないし、EMのバケツも少ないから、そっちの方を回して、ぜひこの電気生ごみを上げてやってください。よろしくお願いします。足りなければ、企画財政部長から出していただきたいと思います。

旧青森市 平成13年第3回定例会

◯8番(里村誠悦君)

 8番、21の会、里村誠悦であります。
 1つ目は、環境問題でありますが、7月10日に津軽の母なる川、岩木川に清流を取り戻そうと、板柳町で岩木川流域浄化大作戦、EM浄化方法勉強会が開かれました。そのお話をしながら質問に入りたいと思います。
 勉強会は、流域の主な自治体が協賛、後援、国土交通省東北地方整備局青森工事事務所、同津軽ダム管理事務所、同浅瀬石川ダム管理事務所、青森県県土整備部からも後援をいただき、地元の舘岡一郎町長や高松隆三市浦町長ら流域市町村から300名が多目的ホールあぷるに集まりました。参加の皆様は、1部、2部と発表事例に身を乗り出して聞いておりました。1部は、岡山県船穂町の町長の土井博義氏のEMを活用したまちづくりについて、有用微生物を使った生ごみプラントをつくり、シルバーパワーでごみ処理減量化に成功した事例を紹介されました。2人目は、アメリカイオンド大学教授の中川武夫氏のEMリンゴ栽培とEMメロン栽培を例にした環境会計のお話をしていただきました。3人目は、青森県蟹田町町長の笹木義廣氏の我がまちでのEM活用方法をお話しいただきました。
 第2部は、株式会社イーエム研究機構福岡事務所稲富所長からは、有明海におけるEMじゃぶじゃぶプロジェクトを発表していただきました。今話題となっています有明海、諫早湾など17地区にEM活性機の1トンタンクを設置して、無料提供しております。盛岡市でも、盛岡城へのお堀へ定期的に毎週日曜日約1トンのEM活性機を投入、すぐに透明感や悪臭対策の効果が出てきているとの報告もありました。
 2部の最後は、生徒会を挙げて3年目を迎える、地域の河川浄化運動、西滝川浄化作戦に取り組んでいる青森市の西中学校生徒7人からの事例行動発表がありました。少し御紹介したいと思います。
 僕たちがEMをつくり始めたわけ。僕らの心の底にあったもの、海は生命の源、海は36億年という予想もつかない長い長い時間をかけて海から生命が誕生した。海から進化を遂げ、今、僕ら人間は存在している。その海が今危機にさらされていることは、小学校のころからテレビで何度も見ていた。海に毎年900万トンもの石油が流されている。年間650万トンのプラスチック、化学物質、金属汚染、海だけじゃない、オゾン層、酸性雨、砂漠化、温暖化、環境ホルモン、ダイオキシン、さまざまなものが地球を驚かし、環境問題は毎日のように報道されていた。21世紀に生きる僕らの幸せは地球の未来にかかっている。環境問題は、僕たちにとってそれは身近な問題だった。私たちの住む沖館地区から浄化しよう、西滝川、万太郎堰を浄化しよう、サケの上る西滝川にしようということで、1年生、2年生、3年生全員に呼びかけ、米のとぎ汁を持ってきてもらい、浄化しています。川から海をきれいにして地球を守るため、私たちのできることを続けていきたいと締めくくりました。会場の300人の皆様からは、大きな大きな拍手をいただいたということは言うまでもございません。参加者からは、まだこんなすばらしい中学生がいるかと感激しておられました。


◯8番(里村誠悦君)

 それから、ねぶた祭に関連して、12年の第3回の一般質問でやったんですが、八甲通りの排水口の悪臭がしていましたので。去年していたら、何か土のにおいがしていたという御答弁をなさいましたけれども、また土のにおいがしておりましたので、来年はぜひあそこを先にパトロールして、においがしたらEMなどを入れてくださればすぐに消えますので、ぜひやっていただきたいと思います。

旧青森市 平成13年第4回定例会

◯8番(里村誠悦君)

 8番、21の会、里村誠悦でございます。
 平成13年第4回定例会一般質問のトリを務めさせていただきます。私は、平成10年度第2回定例会から、きょうまで休むことなく一般質問をさせていただきました。この間、さまざまな質問をさせていただき、御理解を賜ったものもございました。ありがとうございました。4年間を振り返りまして、1つだけ環境についてお話をさせていただきます。
 この4年間に県内3市14町9村の市長等と地域の環境についてお話をいたしました。やはりすべての市長等から地域の環境の悪化を知らされました。汚れている、においがしている、ごみの捨て場がなくなる、問題はあるが、手法がわからないとか、浄化法に金がかかり過ぎるとかでありました。
 そこで、私たちが進めているEMによる浄化法をお話ししましたところ、26自治体のうち7自治体でEMによる浄化法を取り入れて環境浄化を進めております。また、ほかの自治体は、市民運動が高まっており、自治体も本腰を入れるのは間近ではないかと思っております。来年度2期目は、残りの自治体すべてを回り、陸奥湾浄化、河川・湖沼の浄化をやり遂げる所存でございます。本市も本腰を入れて浄化に努めていただきたいと希望いたしまして、質問に入らせていただきます。

旧青森市 平成14年第1回定例会

◯市長(佐々木誠造君) 平成14年第1回定例会の開会に当たり、市政運営の基本的事項について所信を明らかにし、あわせて提出議案の概要を御説明申し上げ、御審議の参考に供したいと存じます。

 廃棄物の処理・活用についてでありますが、ごみの減量化・資源化に積極的に対応するため、平成13年4月から市全域で分別収集を実施いたしておりますが、本年4月からは新たにガラス瓶の収集を実施するとともに、あわせて民間施設、民間運営方式による資源ごみリサイクル処理施設が稼働することとなっておりますことから、その施設を活用し、リサイクルの推進に努めてまいります。
 また、家庭の生ごみの減量化を推進するため、コンポスト容器、電気式生ごみ処理機、EMボカシ処理容器、ミミズ式処理容器について継続して助成することといたしております。

◯教育委員会事務局理事(久保富男君)

 最後に、教育における奉仕活動への取り組みがどうなっているのかとの御質問にお答えします。
 現在、すべての小・中学校では、学校での特別活動や総合的な学習の時間で、校内美化活動や飼育栽培活動、地域や公共施設の清掃活動、福祉施設との交流活動などに積極的に取り組んでおります。特別活動での具体的例を挙げますと、小学校におきましては、奥内小学校や浅虫小学校では、青森湾浄化のために地域と連携して海岸清掃を行ったり、鶴ケ坂小学校は、地域の老人ホームを訪問して、お年寄りと触れ合う活動を継続して行っております。さらに中学校におきましては、油川中学校で全校生徒が一体となって自主的に奉仕活動に取り組んでいます。その主な活動といたしましては、学区の小学生や地域の人々と協力して地域の環境美化運動に取り組むとともに、地域の幼稚園・保育所や社会福祉施設に出かけ、話し相手や遊び相手になったり、除草や車いすの清掃などをしております。さらに、ひとり暮らしの老人世帯を定期的に訪問し、冬季には除雪を行うなどの活動を盛んに実践しております。
 また、総合的な学習の時間でボランティア活動などの社会体験や自然体験を取り入れる学校もふえてございます。西中学校では、学区を流れる河川の水質調査をした結果、サケの住める河川にしたいという生徒一人一人の思いが全校生徒の願いに発展し、やがて生徒会が中心となり、家庭や地域社会も巻き込んで、EM菌を活用した河川の浄化活動に取り組んでおります。こうした奉仕活動の実施に当たっては、児童・生徒がみずから問題意識を持ち、みずからの意思でできるところから実践していこうとするボランティア精神の涵養が重要だと考えております。
 教育委員会といたしましては、児童・生徒がみずからの意思で特別活動や総合的な学習の時間における自然体験や社会体験を実践し、これらの活動を通して社会奉仕の精神を身につけ、人間としての生き方を深められるよう、各学校をより一層支援してまいりたいと考えております。そのためには、学校訪問を通して、開かれた学校づくりに努め、家庭や地域の協力、連携を十分に図るとともに、学校の創意工夫が発揮できるよう働きかけていきたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。

旧青森市 平成14年第2回定例会

◯教育長(角田詮二郎君)


 次に、各学校では創意工夫を生かし、児童・生徒が地域の方々や自然と積極的にかかわり、自然体験や社会体験を通し、生きる力を身につけることをねらいとする総合的な学習の時間を積極的に実践しております。昨年度は移行期間でありましたが、特色ある活動がたくさんございました。その中から代表的な活動内容を御紹介したいと思います。
 まず、1つの例として、金浜小学校では養護施設を数回訪問し、介護体験をしたり、施設の見学や働いている人々へのインタビューによる調査を踏まえ、交流活動を活発にすることを話し合うことにより、自己の生き方を考える活動を行いました。
 また、高田小学校では、社会科で学んだリンゴ農家の工夫の学習をもとにして、自分たちでリンゴの歴史や育て方を調べたり、リンゴ園に出かけて農家の人に疑問になったことを質問したり、実際、農家の方の指導のもと、リンゴの受粉、袋かけ、袋はぎ、シール張り、収穫までの生産活動を行っております。
 また、新城中央小学校では、地域に住んでいる留学生の国について調べ、疑問を持ったことを留学生を招いて質問したり、留学生とのジェスチャー等を交えた交流を通し、外国語に触れたり、外国の生活・文化になれ親しむ活動を行いました。
 佃小学校では、なぜ塩水が凍らないのかという疑問をスタートに、いろいろな仮説を立て実験を繰り返し、実験でわかったことと新町の道路で融雪のために塩水が使用されていることとが同じであるということに気づき、北国に生活する人間の知恵を学ぶことができました。
 西中学校では、学区を流れる河川の水質調査をした結果、サケの住める河川にしたいという生徒一人一人の思いが全校生徒の願いに発展し、やがて生徒会が中心となり、家庭や地域社会も巻き込んで、EM菌を活用した河川の浄化運動へと高めることとなりました。

旧青森市 平成15年第2回定例会

◯環境部長(工藤晨仁君)

次に、生ごみのリサイクルに関するお尋ねにお答え申し上げます。
 議員、御承知のとおり、市では市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら、平成13年4月から市内全域におきまして資源ごみの分別収集を実施し、平成14年4月からはリサイクル施設「エコプラザ青森」の稼働に伴い新たにガラス瓶を分別品目に加えるなど、ごみの減量化とリサイクルの推進に取り組んでいるところでございます。その結果、平成14年度の資源ごみの回収量は、前年度に比べ29.7%増の7828トンに上ったほか、家庭から排出される燃えるごみと燃えないごみの量も、燃えないごみが前年度に比べ32.7%減少したことから、全体で2.7%の減少となったところであります。
 議員、お尋ねの家庭から出る生ごみのリサイクルにつきましては、市では平成5年度から生ごみ処理容器購入費の一部助成を実施しており、平成14年度までにコンポスト容器が4909件、電気式生ごみ処理機が198件、EMボカシ生ごみ処理容器が22件の合計5129件となっているところであります。現在、市といたしましては、市民ニーズの高い電気式生ごみ処理機についての助成制度の活用について、「広報あおもり」やホームページなどを通じ、市民の皆様に周知を図っているところでございます。
 新たな生ごみのリサイクルシステムにつきましては、その構築に当たりまして、1つには、家庭から排出する際に専用の回収容器が必要となり、収集日まで悪臭などの衛生上の問題が生じないよう保管しなければならないこと。2つには、収集に際しては専用の収集車が必要となり、市内全地区を収集できる機動力を確保する必要があること。3つには、収集量や成果品は市民の協力度、あるいは季節変動とともに量が変動しますが、それに対処できる処理施設を建設し、また、適切に運転管理する技術を習得する必要があること。4つには、家庭からの排出時から資源化処理までの各工程で、石油資源、電気など相当のエネルギーを消費することになり、環境への負荷が増大すること。5つには、ごみ処理経費が増大することなどの課題が考えられますことから、現在のところ実施する考えはございません。

旧青森市 平成15年第4回定例会

◯1番(舘田瑠美子君)

 第4の質問は、沖館川についてです。
 沖館川と西滝川流域の小・中学生たちが、汚れた川をきれいにしたいとEM菌を米の磨ぎ汁でふやして川や側溝に流し、沖館川の浄化活動に取り組んでいます。また、工業高校生も土手の草刈りやごみ拾いなどを始めました。周辺町会が中心となって結成した「沖館川をきれいにする会」も住民への生活排水対策や水洗化の啓蒙、行政への要請活動などを行い、沖館川の汚染問題に多くの市民が取り組んでいます。11月18日には青森市と「沖館川をきれいにする会」の共催でフォーラムが開催され、市と県の行政当局者、小・中学生や学校関係者、自然保護団体、地域住民ら130名が参加し、小・中学校の取り組みの発表と沖館川の浄化策について情報と意見交換を行いました。下水道整備率と接続率の低さ、水質の浄化より汚さないことが大切、川の勾配が緩いので、水の流れが悪い、水の量をふやすことは可能か、家庭の排水口からEM菌を流して家庭を巻き込み、大人の意識を変えていく、汚泥のしゅんせつが必要、EM菌での浄化活動は教育的効果はあるが、EM菌だけに頼るのは疑問などたくさんの意見が出されました。予定時間を超える熱心な発言を聞きながら、私は今度は河川管理者である県や市が行政として浄化のためにどう取り組んでいくのか、行政としての役割と責任が問われていると思いました。真剣に取り組んでいる子どもたちの活動を励ましていく上でも、市の役割、県の役割をしっかり果たしていくべきではないでしょうか。
 質問その1は、児童・生徒たちがEM菌活性液を流した後の水質検査結果を示してください。
 その2、沖館川、西滝川流域での下水道未整備地域の整備計画を示してください。
 その3、水洗化していない集合住宅は何軒か。また、水洗化の支援策が必要ではないでしょうか。

◯環境部長(工藤晨仁君)

 沖館川に関する御質問の中で、EM菌散布後の水質検査の結果についてお答え申し上げます。
 沖館川は、現在のところ遺憾ながら環境基準を満たせない河川でございますが、その浄化について市として重大な関心を持ち、従来からさまざまな対処方策の検討調査に取り組んでいるところでございます。その一環として、平成14、15年度の2カ年、汚濁状況の詳細を把握する基礎データとすべく、沖館川水質監視事業を実施し、沖館川本流とその支流である西滝川並びにこれらに流れ込む都市下水路、用水堰などをあわせて汚濁状況の調査をいたしました。
 一方、市民の方々と市で構成する「環境情報広場運営委員会」におきましては、今年度沖館川をテーマにして水生生物などの調査を含む体験学習・啓発事業を行ったところであります。これらの調査結果は、去る11月18日、県、市の関係部局、地元住民等によって組織される「沖館川をきれいにする会」や沿線の小・中学校が一堂に会し、沖館川の浄化を目的とした公開フォーラム「川・人・街 考えよう沖館川」で公表したところでありますが、その際、当フォーラムにおきましては、各団体の沖館川の浄化に関するさまざまな取り組みが紹介され、出席した小・中学校の取り組みとして、EM菌散布の状況も報告、紹介されたところであります。
 西中学校を初めとした小・中学校では、「総合的な学習の時間」でEM菌を勉強したのをきっかけに、EM菌を使った浄化活動を子どもたちの発意で開始し、PTAや市内外のNPO団体などの協力も得、さらに地区の小・中学校が連携を図りながらEM菌の継続的散布を行っているということであります。
 市といたしましては、地域住民が環境に関心を高め、自主的な活動を活発化することは、大変歓迎すべき状況であります。また、この活動を開始するに当たって関係者から市に対して、水質の状況を測定し、その効果を検証してほしいという求めもありましたので、散布箇所より下流の田橋におきまして、人為的汚濁の指標である生物化学的酸素要求量、すなわちBOD値を継続して計測しております。
 まず、9月11日のEM菌散布を開始する直前に測定したBOD値は環境基準5以下に対し3.4でありました。EM菌は沖館、三内、浪館各小学校及び古川、沖館、西、三内各中学校並びに市内外のNPO団体が9月11日から11月13日まで延べ40回、約49トンを散布いたしましたが、市が行った散布後のBOD測定値は、10月17日に5.7、10月31日に4.0、11月14日に5.7という結果でありました。市内外のNPO団体などは今後も12月17日まで毎週水曜日に2トンずつ散布する予定としており、小・中学校も不定期ではございますが、EM菌散布を継続していくということでございますので、市といたしましても定期的な水質測定を続けてまいりたいと考えております。
 なお、河川の汚濁の改善度合いは、流量や成分など複雑な要因の調査が必要ですので、現在までの市の調査データだけでは顕著な効果を確認できる状況ではございませんが、より調査機能の高い青森県環境保健センターが定期的な水質調査とは別途に、さらに詳細な項目による調査を行っており、また、県土整備事務所が汚泥の堆積調査を行っておりますので、これらを合わせて総合的な判断がなされるものと考えております。

旧青森市 平成16年第1回定例会

◯14番(花田明仁君)

 次の質問は、教育問題についての質問でございます。
 平成14年度から完全学校週5日制が実施され、土曜日も学校が休みとなって、子どもたちが家庭や地域の中で伸び伸びと過ごしているように思われます。また同じくして、平成14年度からの新学習指導要領の全面実施により、ゆとりの中で確かな学力や豊かな人間性、いわゆる「生きる力」を育てる教育活動が行われております。この「生きる力」を育てるため、市内の小・中学校においては、総合的な学習の時間などを使って、子ども自身が見つけたみずからの課題解決に向け、市内の施設などを調査・見学するために平日歩き回っている光景をよく目にいたします。小学生や中学生が小グループになり、市内を生き生きと歩いている姿は大変ほほ笑ましく思っております。
 また、先日、ATV、青森テレビヒューマン・エナジーで、市内の汚染の進む河川流域にある複数の小・中学校が、総合的な学習の時間で水質浄化に効果のあると言われるEM菌を学習したことをきっかけに、EM菌を使った河川の浄化活動に取り組む姿が放映されていました。現在、これらの小・中学校の子どもたちの活動を保護者や地域の住民の方々が支え、地域一体となった活動に広がりを見せるとともに、子ども自身が、自分たちの住む地域は自分たちが協力して住みやすくしていこうという意識が高まってきたと報じられていました。さらに、市内の多くの学校では、地域住民の協力のもと、子どもたちが稲作や野菜栽培に汗を流し、命を支える農業の大切さに気づかせる農業体験を実施したり、地域の福祉施設との交流を通して、思いやりや優しさをはぐくむ社会体験を行っていることを聞いております。このように子どもたちが学級の仲間たちや地域に住む大人など多くの人とかかわり合いながら、自然体験や社会体験、ボランティア体験を通して社会性や思いやりを身につけ、そして生涯にわたり生かすことのできる知識を身につけていくことが、将来、子どもたちが社会の変化に主体的に対応できる能力や資質につながっていくものと思っております。

  • 最終更新:2014-06-02 10:18:44

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード